JPH0749920Y2 - 補聴器 - Google Patents
補聴器Info
- Publication number
- JPH0749920Y2 JPH0749920Y2 JP1987092664U JP9266487U JPH0749920Y2 JP H0749920 Y2 JPH0749920 Y2 JP H0749920Y2 JP 1987092664 U JP1987092664 U JP 1987092664U JP 9266487 U JP9266487 U JP 9266487U JP H0749920 Y2 JPH0749920 Y2 JP H0749920Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotation
- rotation angle
- protrusion
- hearing aid
- volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、補聴器に関し、特に利得調整器と電源スイッ
チとが一体化されてなる補聴器用ボリュームのボリュー
ムノブの改良に関する。本考案は、耳孔に挿入装着して
使用される挿耳形補聴器に使用して好適なものである。
チとが一体化されてなる補聴器用ボリュームのボリュー
ムノブの改良に関する。本考案は、耳孔に挿入装着して
使用される挿耳形補聴器に使用して好適なものである。
尚、ここに挿耳形補聴器とは、画一的に予め作られてい
る。所謂できあいの補聴器ケースを用いたもののみなら
ず、近時使用されるようになってきた難聴者個々人の耳
孔から型採り成形された補聴器ケースを用いたカスタム
補聴器、カナル補聴器と呼ばれるものも含んでいる。
る。所謂できあいの補聴器ケースを用いたもののみなら
ず、近時使用されるようになってきた難聴者個々人の耳
孔から型採り成形された補聴器ケースを用いたカスタム
補聴器、カナル補聴器と呼ばれるものも含んでいる。
(従来技術とその問題点) 補聴器ケースが大形の、例えば箱形補聴器にあっては、
ケース外表面に余裕があり、しかもケース内部容積も大
きい為、利得調整器と電源スイッチとが別体にして設け
られている。従って補聴器使用者は、自己の聴力に適合
する(良く聞くことができる)位置にボリュームを一旦
設定すると、あとはこのボリュームの設定位置を変更す
る必要はなく、別途設けられた電源スイッチの開閉操作
のみを行なえば良かった。
ケース外表面に余裕があり、しかもケース内部容積も大
きい為、利得調整器と電源スイッチとが別体にして設け
られている。従って補聴器使用者は、自己の聴力に適合
する(良く聞くことができる)位置にボリュームを一旦
設定すると、あとはこのボリュームの設定位置を変更す
る必要はなく、別途設けられた電源スイッチの開閉操作
のみを行なえば良かった。
ところで、小形の補聴器である挿耳形補聴器は、ケース
外表面積も狭く、その内部容積も小さいという点から、
利得調整器と電源スイッチとが一体化されたボリューム
が使用されている。第1図は斯様な挿耳形補聴器の外観
を示したものであり、第2図は斯様な補聴器を耳孔に挿
入装着した状態を示したものである。1は補聴器、2は
マイクロホン音孔、3は電池収容室の蓋、4はベント
孔、5は耳介であり、6がボリュームノブである。尚ボ
リュームノブ6に表示された黒丸Aが、補聴器ケース側
に表示された黒丸Bと対応した位置にあれば(図示の位
置)、電源スイッチは切れている。
外表面積も狭く、その内部容積も小さいという点から、
利得調整器と電源スイッチとが一体化されたボリューム
が使用されている。第1図は斯様な挿耳形補聴器の外観
を示したものであり、第2図は斯様な補聴器を耳孔に挿
入装着した状態を示したものである。1は補聴器、2は
マイクロホン音孔、3は電池収容室の蓋、4はベント
孔、5は耳介であり、6がボリュームノブである。尚ボ
リュームノブ6に表示された黒丸Aが、補聴器ケース側
に表示された黒丸Bと対応した位置にあれば(図示の位
置)、電源スイッチは切れている。
しかしながら、この結果、補聴器使用者は、補聴器の使
用を中止するたびにボリュームノブを指先で操作して利
得最小位置まで回転せしめ、電源スイッチを「切」にせ
ねばならなかった。再び使用する時には、またボリュー
ムノブを指先で回してまず電源スイッチを「入」にし、
その後、自己の聴力に適合する位置までボリュームノブ
を回転し、所望の音量を手に入れていた。即ち、自己の
聴力に適合する音量を得るには補聴器を耳に装着した状
態で、耳の感覚をたよりにボリュームノブを徐々に回転
して、所定の位置(音量)にまでもっていかなければな
らない。この際、言うまでもないがボリュームノブの位
置を視覚で確認することはできない。
用を中止するたびにボリュームノブを指先で操作して利
得最小位置まで回転せしめ、電源スイッチを「切」にせ
ねばならなかった。再び使用する時には、またボリュー
ムノブを指先で回してまず電源スイッチを「入」にし、
その後、自己の聴力に適合する位置までボリュームノブ
を回転し、所望の音量を手に入れていた。即ち、自己の
聴力に適合する音量を得るには補聴器を耳に装着した状
態で、耳の感覚をたよりにボリュームノブを徐々に回転
して、所定の位置(音量)にまでもっていかなければな
らない。この際、言うまでもないがボリュームノブの位
置を視覚で確認することはできない。
従って、斯様な操作は、補聴器使用者に真に適正な位置
にボリュームが設定されていないのではないかとの不安
感と、またいつしか当初と比して自己の聴力が悪くなっ
ているにもかかわらず、そのことの認識がなく、知らず
知らずのうちに大なる音量に設定しているのではないか
との不安感を与えていた。
にボリュームが設定されていないのではないかとの不安
感と、またいつしか当初と比して自己の聴力が悪くなっ
ているにもかかわらず、そのことの認識がなく、知らず
知らずのうちに大なる音量に設定しているのではないか
との不安感を与えていた。
ところで従来使用されているボリュームノブには、第3
図、第4図に示す如く、ボリュームノブ6の表面6Aに、
凸部が即ち放射状に配したリブ7や、円柱状の突起8が
形成されている。この様な凸部は指先が引っ掛ってボリ
ュームノブ6の回転を容易とする為のものである。
図、第4図に示す如く、ボリュームノブ6の表面6Aに、
凸部が即ち放射状に配したリブ7や、円柱状の突起8が
形成されている。この様な凸部は指先が引っ掛ってボリ
ュームノブ6の回転を容易とする為のものである。
しかしながら、これらボリュームノブ表面6Aに形成され
た凸部7、8は、同一形状、同一寸法に形成され、かつ
等角度、等間隔に配置されている為、指の感覚でボリュ
ームノブ6の回転位置を知ることは困難である。
た凸部7、8は、同一形状、同一寸法に形成され、かつ
等角度、等間隔に配置されている為、指の感覚でボリュ
ームノブ6の回転位置を知ることは困難である。
(考案の概要) 本考案者は、ボリュームノブ表面に回転の手がかりとな
る凸部が形成されている点に着目して、本考案をなした
ものである。
る凸部が形成されている点に着目して、本考案をなした
ものである。
即ち本考案は、ボリュームの回転を容易にする手がかり
となる凸部をボリュームノブ表面に複数形成した補聴器
に於て、これら凸部の一部を、その形状・寸法・配置等
に関して他の凸部と異ならしめている。かくて指先をボ
リュームノブに押し当てボリュームを回転する際に、こ
の異なる凸部が音量設定の指標となり得る。
となる凸部をボリュームノブ表面に複数形成した補聴器
に於て、これら凸部の一部を、その形状・寸法・配置等
に関して他の凸部と異ならしめている。かくて指先をボ
リュームノブに押し当てボリュームを回転する際に、こ
の異なる凸部が音量設定の指標となり得る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第一実施例 第5図に於て、円板状のボリュームノブ6の表面6Aに
は、その中心から放射状に等間隔で配設された複数のリ
ブ7がある。7Aは他のリブ7と異なるリブである。即
ち、他のリブ7は等間隔に配設されているが、このリブ
7Aだけは他のリブ7と間隔が異なっている。
は、その中心から放射状に等間隔で配設された複数のリ
ブ7がある。7Aは他のリブ7と異なるリブである。即
ち、他のリブ7は等間隔に配設されているが、このリブ
7Aだけは他のリブ7と間隔が異なっている。
尚、この実施例は、第3図に示す従来例に対応するもの
である。
である。
第2実施例 第6図に於ても、上記実施例と同様に複数のリブ7が放
射状に等間隔で配設されている。7Bは他のリブ7と異な
るリブである。即ち他のリブ7は同一形状にして且つ等
間隔に配設されているが、このリブ7Bだけは他のリブ7
と形状が異なり−背が高く、隅切りをしている。−、ま
た間隔も異なっている。
射状に等間隔で配設されている。7Bは他のリブ7と異な
るリブである。即ち他のリブ7は同一形状にして且つ等
間隔に配設されているが、このリブ7Bだけは他のリブ7
と形状が異なり−背が高く、隅切りをしている。−、ま
た間隔も異なっている。
第3実施例 第7図に於て円板状のボリュームノブ6の表面には、円
周に沿って等間隔に同一形状である円柱状の突起8が複
数配設されている。8Aは他の突起8と高さの点で異なる
突起である。
周に沿って等間隔に同一形状である円柱状の突起8が複
数配設されている。8Aは他の突起8と高さの点で異なる
突起である。
尚、この実施例は、第4図に示す従来例に対応するもの
である。
である。
以上述べた如く本考案は、音量設定の指標とすべく凸部
の一部が、他の凸部と異なる様に形成されていれば良
く、従って本考案は上述の例に限定されることなく、種
々の変形例が考えられる。例えば、複数の角柱状のリブ
の中の一部に三角柱状のリブを設けても良い。また第7
図の実施例では一箇所だけ他の突起より高い突起を形成
しているが、逆に低い突起を一箇所だけ作っても良い。
の一部が、他の凸部と異なる様に形成されていれば良
く、従って本考案は上述の例に限定されることなく、種
々の変形例が考えられる。例えば、複数の角柱状のリブ
の中の一部に三角柱状のリブを設けても良い。また第7
図の実施例では一箇所だけ他の突起より高い突起を形成
しているが、逆に低い突起を一箇所だけ作っても良い。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案はボリュームノブ表面に、形状
・寸法・配置等、何らかの点に関して、他の凸部と異な
る凸部を形成している。その為、指先をノブ表面に押し
当て、ボリュームを回転する際に、指先の感覚に異和感
を与えることになる。つまり、異なる凸部が指先に異和
感を与え、しかして、ここが適正な音量設定位置にボリ
ュームがあるか否かの判断の指標となるものである。
・寸法・配置等、何らかの点に関して、他の凸部と異な
る凸部を形成している。その為、指先をノブ表面に押し
当て、ボリュームを回転する際に、指先の感覚に異和感
を与えることになる。つまり、異なる凸部が指先に異和
感を与え、しかして、ここが適正な音量設定位置にボリ
ュームがあるか否かの判断の指標となるものである。
従って、常に補聴器使用者は適正な位置にボリュームを
設定することができる。また、いつもと異なる位置に迄
ボリュームを回転しないと良く聞こえないとすれば、自
分の聴力が悪くなったとの認識ができ、補聴器使用者の
不安感を除去できる。
設定することができる。また、いつもと異なる位置に迄
ボリュームを回転しないと良く聞こえないとすれば、自
分の聴力が悪くなったとの認識ができ、補聴器使用者の
不安感を除去できる。
第1図は挿耳形補聴器の外観図。第2図は同じく使用状
態を示す外観図。第3図、第4図は従来例を示す斜視
図。第5図、第6図、第7図は本考案の実施例を示す斜
視図。 6:ボリュームノブ、6A:ボリュームノブ表面、7:リブ
(凸部)、7A・7B:他と異なるリブ(凸部)、8:円柱状
突起(凸部)、8A:他と異なる突起(凸部)
態を示す外観図。第3図、第4図は従来例を示す斜視
図。第5図、第6図、第7図は本考案の実施例を示す斜
視図。 6:ボリュームノブ、6A:ボリュームノブ表面、7:リブ
(凸部)、7A・7B:他と異なるリブ(凸部)、8:円柱状
突起(凸部)、8A:他と異なる突起(凸部)
Claims (1)
- 【請求項1】利得調整器及び電源スイツチを一体に構成
し、回転軸の先端に取り付けられた円板状回転ノブの先
端面に装用者の指先を当接させることによつて上記回転
軸を回転させ、上記回転軸の回転角度に応じて上記利得
調整器の利得を調整できるようにすると共に、上記回転
軸が所定の回転角度位置に来たとき上記電源スイツチを
オンオフできるようになされた補聴器において、 上記回転ノブの先端面に、 円周方向の所定の回転角範囲に亘つて、互いに等間隔を
保つて配列するように形成された同一形状の複数の凸部
でなる第1の突出部と、 上記円周方向の所定の回転角度位置に、上記第1の突出
部の凸部とは異なる間隔を保つて配列するように形成さ
れ、及び又は上記第1の突出部の複数の凸部とは異なる
形状若しくは寸法を有する凸部でなる第2の突出部と を設け、上記第2の突出部の凸部の形状若しくは寸法又
は回転角度位置が上記第1の突出部の凸部の形状若しく
は寸法又は回転角度位置と異なることに基づいて、上記
第2の突出部の回転位置を基準にして上記回転ノブの上
記利得調整器及び上記電源スイツチに対する上記回転ノ
ブの回転角度位置を判知できるようにした ことを特徴とする補聴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987092664U JPH0749920Y2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 補聴器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987092664U JPH0749920Y2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 補聴器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63201000U JPS63201000U (ja) | 1988-12-23 |
JPH0749920Y2 true JPH0749920Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=30954570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987092664U Expired - Lifetime JPH0749920Y2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 補聴器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749920Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0714393Y2 (ja) * | 1988-09-24 | 1995-04-05 | 株式会社キンダイ | ヒートカット装置及び該装置に用いる丸刃保持具 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS615100U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-13 | リオン株式会社 | 補聴器 |
DE8428516U1 (de) * | 1984-09-27 | 1986-01-23 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Hinter dem Ohr zu tragendes Hörgerät |
JPH036079Y2 (ja) * | 1984-12-19 | 1991-02-15 | ||
JPS62285600A (ja) * | 1986-05-16 | 1987-12-11 | シ−メンス、アクチエンゲゼルシヤフト | 挿耳型補聴器 |
-
1987
- 1987-06-16 JP JP1987092664U patent/JPH0749920Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63201000U (ja) | 1988-12-23 |
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