JPH074973U - 空気弁 - Google Patents

空気弁

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JPH074973U
JPH074973U JP3821993U JP3821993U JPH074973U JP H074973 U JPH074973 U JP H074973U JP 3821993 U JP3821993 U JP 3821993U JP 3821993 U JP3821993 U JP 3821993U JP H074973 U JPH074973 U JP H074973U
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JP
Japan
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valve
valve seat
air
stopper
float
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Pending
Application number
JP3821993U
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Inventor
源昭 広田
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Shimizu Alloy Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Alloy Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shimizu Alloy Manufacturing Co Ltd filed Critical Shimizu Alloy Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3821993U priority Critical patent/JPH074973U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水漏れを起こさない空気弁を提供する。 【構成】 フロート弁体3は、その上面が平面であり、
弁箱1内で上下移動自在である。上蓋2の下面8に弁座
4とストッパー15とが下向き突出状に付いている。弁
座4とストッパー15とは共に弾性材製で、その弾性硬
度や突出量は同じで、圧縮特性が同一である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水道管路などに付設し、管路内に混入している空気を排出するのに用 いる空気弁、特に小形のものに適する空気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小形に適する空気弁は、例えば特公昭61−32551号公報などとし て提案されている。この空気弁の構造は、弁箱内に浮動自在に収容したフロート 弁体の形状を、上面を平坦面となし、胴面を逆円錐台にし、更に弁箱内の上部に 通気弁座を下向き突出状に設けると共に、この弁座下端と同高位置にストッパー を設けた構造である。従って、この空気弁では、弁箱内の空気が減少し、水位が 上昇すると、フロート弁体が弁座下面に接触して、通気孔を塞ぐ。この際、フロ ート弁体は同時に、ストッパーとも接触するので、フロート弁体は水平状態を保 持する。次に、弁箱内の空気が増加して水位が下がると、フロート弁体が傾き、 通気孔が僅かに開いて、そこから空気を排出する。そして、この作動を繰り返し 、弁箱内に空気が溜まるごとに排気し、水道管路内に混入している空気を抜く。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の空気弁では、弁座がゴムなどの弾性体製であるのに対して、ストッ パーは金属製である。他方、水道管の水圧は0から7.5kgf/cm2 まで変 化する。水圧が高いと、弁座に対するフロート弁体の押圧力が強くて、弾性体製 の弁座は大きく圧縮し、反対に、水圧が低いと、弁座の圧縮は少ない。このよう に弁座は水圧の如何によって圧縮量が変わり、フロート弁体の支持位置が上下に 変動する。これに対して、ストッパーは金属製の為、圧縮変形しない。従って、 フロート弁体の水平支持を全ての水圧時に於いて達成できない。
【0004】 即ち、低圧時を基準にして、フロート弁体が水平になるように調節すると、高 圧時に傾きが生じ、反対に、高圧時を基準にして水平調節すると、低圧時に傾き が起る。また、この現象をできるだけ防ぐ為に、弁座のゴム硬度を上げると、ガ スケット係数が上がり、低圧時の止水性が悪くなる。このように従来の空気弁で は、閉弁時におけるフロート弁体の水平保持が完全でない為、弁座部での止水性 が悪く、水漏れが発生する。
【0005】 本考案は以上の点に鑑み、閉弁状態でのフロート弁体の水平保持を完全にして 、止水性を向上させた空気弁を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の空気弁の技術的手段は、弁箱と、上蓋と、弁箱内に上下移動自在に収 容されたフロート弁体と、上蓋の下面に、下向き突出状に取付けられた弾性材製 の弁座及びストッパーとからなり、弁座とストッパーとの突出量及び圧縮特性は 同一であり、フロート弁体の上面は平面で、上昇したフロート弁体は弁座とスト ッパーとで常水平状態に支持されるようになることにある。
【0007】
【作用】
本考案の空気弁では、弁箱内のフロート弁体は弁箱内の水位に応じて上下に移 動する。弁箱内に空気が多いと、フロート弁体は降下して、弁座の通気孔が開放 され、弁箱から空気が外部に流出する。また、弁箱内の空気が少ないと、フロー ト弁体は浮上し、弁座と接触して、通気孔を遮断する。浮上したフロート弁体は 、ストッパーにも同時に当接する。
【0008】 フロート弁体は、弁箱内の圧力に比例した上昇力が生ずるので、弾性材製の弁 座とストッパーとは共に、その力に応じて圧縮させられる。しかし、弁座とスト ッパーとは共にその突出量及び圧縮特性が同じであるので、フロート弁体の上昇 押圧力による圧縮量が同一となる。この為、フロート弁体は常に水平状態に支持 され、弁座での止水性は完全である。
【0009】 空気抜き作動時には、フロート弁体は上昇位置にあって弁座及びストッパーに 密着している。そして、弁箱内に空気が溜まると、フロート弁体が傾き、弁座部 に生じた隙間から空気が流出する。この排気により、弁箱内の空気が減少すると 、フロート弁体は水平に戻って再び弁座と密着し、閉弁する。
【0010】
【実施例】
本考案の空気弁の一実施例を図面について説明する。1は弁箱、2は上蓋であ る。弁箱1内にフロート弁体3が上下移動自在に収容されている。フロート弁体 3は上方部が円柱状で、下方部は逆円錐台状であり、弁体の上面は完全な平面で ある。4は弁座であり、ゴムなどの弾性材製で、中央に小さな通気孔を有する。 また、弁座4の弾性硬度は、高圧時における機械的強度に問題が出ない範囲で、 できるだけ低く設定し、ガスケット係数をさげるようにするのが好ましい。
【0011】 弁座4は弁座押え5によって、弁座支持体6の下端に取付けられている。弁座 支持体6の中央には通気孔が設けられていて、この通気孔は弁座の通気孔と連通 している。また、弁座支持体6は、その上方部で上蓋2と螺合7していて、その 螺合量を変えることによって、弁座4の位置を上下に調節可能である。弁座4の 位置は、弁座4の下端が、上蓋2の下面8から適量(通常0.2〜3.0mm) 下方に突出した状態に設定する。また、弁座4は弾性材製である為、フロート弁 体3の上昇押圧力に応じて弁座4は圧縮させられるが、その圧縮量は、高圧(7 .5kgf/cm2 )時の押圧力によって、弁座4が完全に没入し、上蓋2の下 面8と面一になるように、弁座4の突出量と、弾性硬度とを調節設定する。
【0012】 10は急給排気用の弁機構であり、11はそのフロート弁体、12は大口径の 通気孔である。この弁機構10は管路の補修時などに、管路内に急速に空気を取 入れたり、逆に管路内から急速に排気したりする場合に利用し、通常の空気抜き 作動時には、フロート弁体11が通気孔12に圧着した、閉弁状態にある。
【0013】 15は弾性材製のストッパーであり、上蓋2の下面の2ケ所に取付けられてい る。このストッパー15は、その圧縮特性が弁座4と同一になるように設定され ており、ストッパー15の径、弾性硬度、突出量は全て弁座4に一致させてある 。更に弁座4には通気孔があるので、これに対応する孔も形成しておく。ただし 、孔の下端は閉鎖されている。
【0014】 次に前記空気弁の作動について説明する。弁箱1内に大量の空気が存在し、水 位が低い場合には、フロート弁体3は図1,図3に示された下方位置にある。弁 座4の通気孔は開放状態にあるので、弁箱1内から空気が流出する。
【0015】 弁箱1内からの排気が進み、弁箱1内の空気が減少すると、水位が上昇し、フ ロート弁体3は浮上させられる。そして、更に排気が進むと、ついにフロート弁 体3が弁座4の下端面に当接する。この結果、弁座4の通気孔が塞がれ、弁箱1 内からの排気が止まる。なお、フロート弁体3が弁座4に当接した時には、同時 にストッパー15とも当接する。弁座4の突出量とストッパー15の突出量とは 同じであるので、フロート弁体3は水平状態になる。この為、フロート弁体3と 弁座4と接触が密で、閉止は完全である。
【0016】 フロート弁体3の上昇押圧力は、管路の内圧に比例する。内圧が高い程、上昇 押圧力は強くて、弁座4の圧縮量が大きくなる。ストッパー15も同時に圧縮さ れるが、その圧縮量は弁座4と同一であるから、フロート弁体3は内圧の如何に かかわらず常に水平状態を保つ。
【0017】 図4は低圧時の状態であり、弁座4とストッパー15とはほとんど圧縮しない 。図5は中圧時であり、弁座4とストッパー15とはある程度、圧縮させられる 。図6は高圧時であり、弁座4とストッパー15とは上蓋2内に没入してしまい 、フロート弁体3は上蓋2の下面8で支持された状態となる。このようにどの圧 力の時でも、フロート弁体3は水平状態になるので、弁座部での止水性は完璧で ある。
【0018】 次に、空気抜き作動、即ち、圧力下での少量排気作動について説明する。この 時、水道管路は通常の送水状態にあり、管内には一定の圧力が作用している。水 道管路には少量の空気が混入しているので、この空気は管路の高所に設けられて いる空気弁に入り、弁箱1内に徐々に溜まる。
【0019】 弁箱1内の空気量が増加するにつれて、水位が下がり、フロート弁体3は降下 を始める。この際、弁座4との接触部には負圧による吸着力が作用しているので 、フロート弁体3は先ずストッパー側から降下し、図4のように傾斜状態となる 。そして、この傾斜量が一定以上になると、弁座4との間の遮蔽が崩れ、できた 隙間から空気が流出する。この排気によって弁箱1内の空気が減ると、水位が上 がり、フロート弁体3は水平に戻り、再び通気孔が遮断される。このような空気 抜き作動は、弁箱1内に空気が溜まるごとに生じ、これにより、水道管路内の混 入空気が自動的に排出されるのである。なお、空気抜き作動時におけるフロート 弁体の傾斜作動支点Fは、図2に示されるように上蓋2とフロート弁体3との接 触点となる。
【0020】 なお、本考案の空気弁は前記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登 録請求の範囲内で自由に変形実施可能である。
【0021】
【考案の効果】
本考案の空気弁では、上昇したフロート弁体は、弁座とストッパーとで支持さ れ、その弁座とストッパーとの圧縮量は常に一致するので、内圧の如何にかかわ らず、フロート弁体は常に水平状態を保つ。従って、弁座とフロート弁体との密 着がよく、止水性が高くて、水漏れを起こさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空気弁の実施例の縦断面図。
【図2】A−A線での断面図。
【図3】B−B線での縦断面図。
【図4】低圧時の場合の要部の断面図。
【図5】中圧時の場合の要部の断面図。
【図6】高圧時の場合の要部の断面図。
【図7】空気抜き作動時の要部の断面図。
【符号の説明】
1 弁箱 2 上蓋 3 フロート弁体 4 弁座 5 弁座支持体 6 弁座押え 8 上蓋の下面 15 ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱と、上蓋と、弁箱内に上下移動自在
    に収容されたフロート弁体と、上蓋の下面に、下向き突
    出状に取付けられた弾性材製の弁座及びストッパーとか
    らなり、弁座とストッパーとの突出量及び圧縮特性は同
    一であり、フロート弁体の上面は平面で、上昇したフロ
    ート弁体は弁座とストッパーとで常に水平状態に支持さ
    れるようになる空気弁。
JP3821993U 1993-06-18 1993-06-18 空気弁 Pending JPH074973U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004138083A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Tlv Co Ltd 排気弁
JP2014015954A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Shimizu Gokin Seisakusho:Kk 排気弁と排気弁付き消火栓

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132551A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 Nec Corp 半導体ヒユ−ズ素子

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