JPH07496A - ヒドロゲルバンデージ - Google Patents

ヒドロゲルバンデージ

Info

Publication number
JPH07496A
JPH07496A JP6030939A JP3093994A JPH07496A JP H07496 A JPH07496 A JP H07496A JP 6030939 A JP6030939 A JP 6030939A JP 3093994 A JP3093994 A JP 3093994A JP H07496 A JPH07496 A JP H07496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogel
bandage
substrate
layer
dressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6030939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3810099B2 (ja
Inventor
Doris Partyka
ドリス・パーテイカ
Thomas R Taylor
トーマス・アール・テイラー
Nikhil K Kundel
ニクヒル・ケイ・カンデル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson and Johnson Consumer Inc
Original Assignee
Johnson and Johnson Consumer Products Inc
Johnson and Johnson Consumer Companies LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson and Johnson Consumer Products Inc, Johnson and Johnson Consumer Companies LLC filed Critical Johnson and Johnson Consumer Products Inc
Publication of JPH07496A publication Critical patent/JPH07496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3810099B2 publication Critical patent/JP3810099B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/42Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L15/58Adhesives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/02Adhesive plasters or dressings
    • A61F13/0203Adhesive plasters or dressings having a fluid handling member
    • A61F13/0213Adhesive plasters or dressings having a fluid handling member the fluid handling member being a layer of hydrocoloid, gel forming material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/02Adhesive plasters or dressings
    • A61F13/0203Adhesive plasters or dressings having a fluid handling member
    • A61F13/0226Adhesive plasters or dressings having a fluid handling member characterised by the support layer
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/02Adhesive plasters or dressings
    • A61F13/0276Apparatus or processes for manufacturing adhesive dressings or bandages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L15/00Chemical aspects of, or use of materials for, bandages, dressings or absorbent pads
    • A61L15/16Bandages, dressings or absorbent pads for physiological fluids such as urine or blood, e.g. sanitary towels, tampons
    • A61L15/42Use of materials characterised by their function or physical properties
    • A61L15/60Liquid-swellable gel-forming materials, e.g. super-absorbents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 バンデージの接着剤塗布支持体に接着させる
のに適したヒドロゲル包帯を提供する。包帯は基質と相
面する関係でヒドロゲル相を含む。基質の対ヒドロゲル
面はヒドロゲル中に突き出た繊維を含むのが好ましく、
反対面はヒドロゲル閉塞性ポリマーフィルムを含むのが
好ましい。ヒドロゲルは基質上でその場架橋され、それ
によりそこにしっかり固定される。閉塞性フィルムは接
着剤塗布バンデージ支持体への包帯の接着を確実にす
る。 【効果】 ヒドロゲルが剥離しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はヒドロゲルバンデージ及びその
製造法に関する。
【0002】
【発明の背景】火傷及び損傷の処置ならびに管理におけ
るヒドロゲルの利用は当該技術において周知である。損
傷滲出液が一般に乾燥せずヒドロゲル又はヒドロゲル積
層品と固まらないのでヒドロゲル包帯はさらに望まし
い。結果としてヒドロゲル包帯の除去は痛くもなく、治
癒過程に有害でもない。ヒドロゲル包帯は治癒を促進す
ることができるので火傷の処置に特に望ましいことが示
された。ヒドロゲルが治癒を刺激する機構は十分に解明
されていないが、ヒドロゲルの高い含水量が損傷面を急
激に冷却し、最高6時間低温を持続することを可能にし
ていると書かれている。Davis,et al.,
“A New Hydrogel Dressing
Accelerates Second−Degree
Burn Wound Healing,”Post
er Presentation,Wound Hea
ling Society First Annual
Meeting,Galveston,Tx,Fe
b.6,1991。さらに水膨潤ヒドロゲルはクッショ
ン効果を与え、物理的損傷からの火傷又は損傷の保護を
助ける。
【0003】米国特許第4,438,258号明細書は損
傷を受けた皮膚組織とその外部環境の界面として用いる
ことができるヒドロゲルに関する。そこに開示されてい
る通りヒドロゲルは、非支持フィルムとして用いられ
る、繊維に紡糸された、又は布に織られた、あるいは粉
末として用いられるメッシュ又はナイロンなどのいくつ
かの種類の支持体の回りで重合することができる。さら
にヒドロゲルは医用組成物の放出を調節するために用い
ることができる。
【0004】米国特許第4,552,138号明細書は、
ゲルがホルムアルデヒドを用いて架橋され、アセタール
化される少なくとも1層のポリマー性親水性ゲルの包帯
材料を開示している。そこに開示されている通り、ゲル
フィルムは補助担体上に予備架橋ゲルを広げ、熱処理に
より乾燥し、同時にそれを架橋することにより形成する
ことができる。この開示で用いられる通り、非架橋ポリ
ビニルアルコールを水に溶解し、好ましくは塩酸により
酸性化し、ホルムアルデヒド水溶液と合わせ、50−8
0℃で数時間反応させるか又は予備架橋し、遊離のアル
デヒドが検出されないゼラチン状素材を得る。そのよう
なゲルフィルムをそのまま損傷の上に置くことができる
が、1個又はそれ以上の担体材料を用いて積層品に加工
し、この形態で使用するのが好ましい。担体層は予備架
橋ゲル層中、又はその上に積層し、さらに架橋してゲル
ともっとしっかり接着することができる。
【0005】米国特許第4,554,317号明細書
は、親水性モノマーとポリウレタン基質のグラフト重合
により製造される合成親水性膜を開示している。この膜
は損傷被覆材料として特に有用である。この発明の具体
化の1つの場合、グラフト重合はX−線又はガンマ線に
より、あるいはセリウム塩などの開始剤により開始され
る。
【0006】EPO公開番号0 107 376 A1
は、約75−85%の水を含む架橋ポリビニルピロリド
ンゲルの層を含む、粘着性、軟質、透明及び吸収性包帯
を開示している。包帯は15−25重量%のポリビニル
ピロリドンを水に溶解し、電離線を用いてポリビニルピ
ロリドンを架橋することにより製造することができる。
米国特許第4,567,006号明細書は、親水性ポリマ
ーの連続フィルムを含む水蒸気透過性、接着性外科用包
帯を開示している。そのような包帯は、過剰の滲出液の
存在下で損傷領域から水を急速に蒸発せさるが、滲出液
の量が減少すると蒸発の速度も減少させるので、湿った
損傷に用いるのに適している。その結果の滲出液の量は
包帯の水ぶくれを起こすことなく損傷の水分を保つのに
十分である。
【0007】米国特許第4,798,201号明細書は基
本的に体に包帯を固定するための接着剤層を有するフィ
ルムを含む外科用包帯を開示している。この包帯は滲出
性損傷に用いるにも適している。
【0008】米国特許第4,407,846号明細書は、
最初に厚さが150μm以下のフィルムに空気又は酸素
雰囲気下で電離線を照射することによる、ポリエチレン
ベースフィルムからの親水性膜の製造法を開示してい
る。その後さらに照射することなく、水溶液の形態で存
在するアクリル酸及び/又はメタクリル酸を照射フィル
ム上にグラフトする。
【0009】米国特許第3,669,103号明細書は、
支持体が支持体を適用する体により作られる水性液体を
吸収するための乾燥、固体、水膨潤性、水−不溶性ポリ
マー吸収剤を固定しており、体の表面に沿うように適応
させた柔軟性支持体を開示している。ポリマー吸収剤は
軽度に架橋されたポリマーである。
【0010】米国特許第4,192,727号明細書は、
高分子電解質ヒドロゲル及びその製造法を開示してい
る。高分子電解質はアクリレート塩及びアクリルアミド
を強度と線量を調節した電離線に暴露してその架橋及び
重合を同時に行うことにより形成される。得られるヒド
ロゲルは不溶性親水性コポリマーであり、水性液体を含
むか又は吸収することができる。
【0011】米国特許第4,646,730号明細書はそ
の中に少なくとも0.1重量%の銀スルファジアジンを
挿入して含む架橋ポリビニルピロリドンゲルの軟質層を
含む色安定化スルファジアジンヒドロゲル包帯を開示し
ており、そのゲルは電子ビーム線に暴露してあり、色安
定化量のマグネシウムトリシリケートも含む。
【0012】米国特許第4,750,482号明細書は、
主にポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールの
繰り返し単位から誘導されたゲル形成水溶性ポリマーの
架橋、水不溶性、親水性、ゴム弾性、感圧接着性ゲルの
層を塗布したウェブ−様基質を含む損傷又は火傷用包帯
を開示しており、この場合架橋ゲルは可塑剤又は水中の
ポリマーの溶液又は分散液の放射線架橋により形成され
る。ゲルはポリマーの架橋三次元マトリックス内に可塑
剤を保持している。
【0013】EPO公開番号0 304 536 A2
は、接着剤層、接着剤層に接着させた布層、布層に適用
された親水性吸収剤ポリマー層、及び少なくとも1種の
閉塞性支持層を含む損傷用閉塞性包帯を開示している。
この包帯の親水性吸収剤ポリマー層は、モノマー溶液を
布層上に注ぎ、その後硬化してポリマー層とすることに
より適用される。
【0014】Saburo Otsukaの名前で与え
られ、Nitto Electric Ind.KKに
譲渡された日本特許出願番号第57−7414号明細書
は、モノマー、医薬品、医薬品のための放出助剤などを
含む溶液又は分散液を支持体上に形成された粘着性層の
表面に噴霧するか又は広げ、その後それにUV又は電離
線を照射することにより形成した医用プラスターを開示
している。
【0015】米国特許第4,871,490号明細書は、
合成及び天然ポリマーから放射線架橋によりヒドロゲル
包帯を製造する方法を開示している。方法は、2−10
重量%のポリビニルピロリドン、3重量%より多くない
寒天、及び1−3重量%のポリエチレングリコールを含
む水溶液を含む。溶液を金型中に注ぎ、包帯を形作る。
その後金型をきつく閉め、25−40KGyの線量の電
離線にあてる。
【0016】現在、例えばSpeneoからのSECO
ND SKIN(商標)、C.R.BardからのVI
GILON(商標)及びNew Dimensions
in MedicineからのCLEARSITE
(商標)などの数種の商業的に入手可能なヒドロゲル包
帯がある。不運なことにこれらは、末端使用者が接着剤
により接着する指バンデージ又は絆創膏などの包帯を用
いて慣れてきた便利さや気軽さを与えることができな
い、従来的でない方法で構成されてきた。
【0017】従来の型式でヒドロゲル包帯を与えること
が困難である1つの主な理由は、構造的に弱いゲルを取
り扱う困難さ、及びそのような包帯を高速のバンデージ
製造過程に挿入することの困難さである。さらに別の困
難は、ゲルが感圧接着剤と本来適合しない、すなわちゲ
ルの高い含水量のためにゲル包帯が感圧面に安定して接
着されないことである。これらの問題は1992年12
月15日出願の公共に譲渡された(commonly
assigned)米国特許出願番号U.S.S.N.
990,722においてある程度解決が提案された。そ
こには感圧接着剤に接着することができるゲル積層品が
記載されている。積層品はポリマー接着剤の層を有する
基質を含む。ゲルをポリマー接着剤上に塗布し、その後
ゲルのポリマーを接着剤のポリマーと共重合させる、す
なわちゲルと接着剤が共有結合により界面で結合する。
その後基質を感圧接着剤に接着することによりゲル積層
品を、感圧接着剤塗布バンデージ支持体に固定すること
ができる。
【0018】概して上記の系は十分機能するが、多層が
必要なためにある程度製造がより複雑になり、共重合で
きるヒドロゲル及び接着剤を選ぶ必要が材料の選択にい
くらか制限を与える。従ってヒドロゲル包帯を接着剤塗
布バンデージ支持体に固定するための別の方法及び製品
の提供が望まれている。
【0019】
【発明の概略】本発明に従い、バンデージの接着剤塗布
支持体に接着するのに適しており、構築が簡単であり、
基本的にいずれの架橋性ヒドロゲルポリマーを使用する
こともできるヒドロゲル包帯を提供する。
【0020】特に、包帯は架橋性ポリマー及び水を含む
ヒドロゲルの層を含む。ヒドロゲル層は基質と相面する
関係にあり、その基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有
する。対ヒドロゲル面は基質から伸び、ヒドロゲル中に
埋め込まれている固定突起を含む。反対面はヒドロゲル
閉塞性であり、実質的量のヒドロゲルがそこを通過する
のを妨げる。本発明の記載に従い、ヒドロゲルのポリマ
ーは対ヒドロゲル面でその場架橋され、それによりヒド
ロゲルが固定突起により面に固定される。
【0021】本発明の特定の具体化の場合、基質はヒド
ロゲル閉塞面としてポリマーフィルムの積層品を含み、
対ヒドロゲル面上に繊維性の布を含む。繊維性の布から
突き出ている繊維が固定突起となる。ほとんどの布が繊
維のネットワーク又は繊維の束、例えば糸を含むので、
それらは本来隆起した部分及び交点の不規則な表面模様
を示す。隆起した部分は突き出た繊維と組み合わさり、
又は単独で固定突起としても働くことができる。実際に
基質の表面からゲルに向かって伸びるいずれの形もその
場架橋した後で基質にゲルを固定するのに十分である。
【0022】本発明のさらに別の具体化の場合、包帯を
感圧接着剤塗布バンテージ支持体上に置く。包帯は、包
帯のヒドロゲル閉塞面と感圧塗膜の間の接着により支持
体に接着される。
【0023】本発明はバンデージなどの吸収剤製品にお
いて有用なヒドロゲル包帯に関する。ヒドロゲルは一般
に共有結合又はイオン結合により架橋された親水性ポリ
マーの三次元ネットワークであり、ある平衡値まで膨潤
することにより水溶液と相互作用する。これらの架橋ゲ
ルは一般に合成ポリマー、例えばポリビニルピロリド
ン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、ポリメ
タクリレート及びポリアクリルアミドポリマーならびに
コポリマー、多価アルコール(例えばポリビニルアルコ
ール)、生物ポリマー(例えばゼラチン、寒天)、ある
いはそれらの組み合わせから形成される。本発明のよう
にバンデージ又は包帯(wound dressin
g)の製造を目的とする場合、これらに限られるわけで
はないが色安定剤又は着色剤、及び抗バクテリア剤など
の薬剤などの追加の試薬をヒドロゲル中に挿入すること
ができる。
【0024】本発明で用いるのが好ましいヒドロゲルは
架橋ポリビニルピロリドン(PVP)である。粘度平均
分子量が約100,000−1,000,000、好まし
くは約200,000−900,000のPVPポリマー
を用いて最高の結果が得られた。特に好ましいPVPポ
リマーはPVP K−90であり、GAF Corpo
ration,Wayne,New Jerseyから
入手可能であり、粘度平均分子量が約700,000で
ある。粘度平均分子量はW.Scholtan,Mak
romol Chem.,7,209(1951)及び
J.Hengstenberg et al.Makr
omol Chem.,7,236(1951)に記載
の方法により得た。ヒドロゲルは約5−40、好ましく
は約10−30重量%のポリマーを含み、約60−9
5、好ましくは70−90重量%の水により補足されて
いるのが好ましい。PVPの分子量が高すぎると溶液の
粘度が高すぎ、それを用いて作業できない。低すぎると
有効な架橋の達成が困難である。
【0025】ここで図1に言及すると、そこに本発明の
記載を具体化したヒドロゲル包帯10の断面図が略図的
に示されている。ヒドロゲルの層12はヒドロゲルの架
橋性ポリマーを架橋する前に基質14の面上に塗布され
る。基質14は対ヒドロゲル面16及び反対面18を含
む。基質14は、対ヒドロゲル面が塗布ヒドロゲル層1
2中に伸びる固定突起20を与えるように選ばれる。反
対面18は実質的量のヒドロゲルがそこを通過するのを
妨げるヒドロゲル閉塞面を与えるように選ばれる。
【0026】上記で一般的に記載した包帯を製造し、そ
の後面16上でヒドロゲルポリマーをその場架橋するこ
とにより、突起16とその場架橋ポリマーが共働するこ
とによってヒドロゲル層が、接着性バンデージのための
包帯の製造に十分な程度まで基質14からの剥離に対し
て抵抗性となることが見いだされた。同時にヒドロゲル
閉塞面を接着剤塗布支持体に適用してバンデージを形成
することができる。基質の反対面の閉塞性の故に、包帯
は感圧接着剤に接着し、剥離に抵抗する。そのような閉
塞面がないとヒドロゲル中に高濃度で存在する水がその
ような接着を妨げ、今までヒドロゲル包帯を使用して接
着剤により接着するバンデージを製造する試みにおいて
大きな欠点となってきたことが理解されねばならない。
【0027】上記で示した要求を満たす基質は、本明細
書に示す記載から、当該技術における熟練者に理解され
る通り多くの変形をとることができる。閉塞面を形成す
る材料に関する基準は、ヒドロゲルが接着剤と面するの
を妨げる程度に閉塞性でなければならず、塗布バンデー
ジの感圧接着剤に接着性でなければならず、損傷と接し
て用いるのに無毒で安全でなければならず、好ましくは
バンデージに必要な程度に柔軟性で体に適合することで
ある。ポリオレフィン、例えばポリエチレン又はポリプ
ロピレン、ポリエチレン酢酸ビニルなどのフィルム−様
材料、あるいはワックス又はセロファンなどの他の閉塞
性フィルムを用いることができる。選ばれるべき材料
は、DuPont companyによりHytrel
として販売されているポリブチレンテレフタレートと軟
質セグメントポリエーテルグリコール(soft se
gment polyether glycol)のブ
ロックコポリマーである。主に加工の理由から、閉塞面
材料は約1ミル−約5ミル、好ましくは約2−約4ミル
の厚さであることが好ましい。
【0028】適した突起を与え、一般に繊維の形態であ
る材料を閉塞面上に挿入することにより基質14の対ヒ
ドロゲル面に固定突起20を備えることが計画された。
レーヨン、ポリエステル、木材パルプ、綿、コットンリ
ンター、羊毛又はそれらの組み合わせなどの繊維性材料
のすべてを用いることができる。そのような繊維は無作
為に閉塞面の材料に単に固定することができるが、繊維
は紙、板又は布(織られた、又は不織の)の形態である
ことが好ましく、閉塞面を形成する材料を塗布するか、
あるいはそこに積層するのが好ましい。
【0029】繊維性材料を備えるいずれの方法の場合
も、繊維層は約5−15ミル、好ましくは約8−約12
ミルの厚さを与えるのが好ましい。繊維の長さは約1/
32インチ−約3インチの間で変えるのが好ましく、1
/2インチ−約2インチがより好ましい。繊維の繊度
(フィラメント当たりのデニールで)は約0.5−約2.
5で変えるのが好ましく、約1−約2がより好ましい。
平方ヤード当たり約1−約3オンスの重量の繊維層が好
ましい。
【0030】包帯は、予備架橋状態のヒドロゲルのポリ
マーを用いて上記の記載に従って構築される。本明細書
に記載の通り、ヒドロゲルはその後基質の対ヒドロゲル
面上でその場架橋される。そのような架橋は、例えば電
離線又は化学的架橋を含む当該技術において周知の方法
により行うことができる。
【0031】化学的架橋は、ヒドロゲルポリマー上に存
在する側鎖ヒドロキシ基によって行うことができる。従
って有機ヒドロキシル基と縮合する2官能基性又は多官
能基性試薬を架橋剤として用いることができる。これら
には種々のアルデヒド、例えばホルムアルデヒド、アセ
トアルデヒド及びグルタルアルデヒド、マレイン酸及び
オキザル酸、ジメチルウレア、ポリアクロレイン、ジイ
ソシアナート、ジビニルサルフェートならびにセリウム
酸化還元系が含まれる。
【0032】電子ビーム線は好ましい種類の電離線であ
る。もちろん適した線量はポリマーの性質に依存し、当
該技術における熟練者が決定することができる。試験に
より、電子ビーム線の線量は少なくとも約2.0Mra
dで約4.0Mradを越えないのが好ましいことが示
されている。好ましい具体化の場合、電子ビーム線は2
回で適用される。約2.0及び2.5Mrads、2.5
及び2.5Mrads、3.0及び2.5Mradsなら
びに3.5及び2.5Mradsの線量率がポリマーを基
質に直接接着することが示された。
【0033】2回でヒドロゲル包帯を照射することは、
製造における利益も与える。最初の線量の電離線の後、
ヒドロゲル層は部分的に架橋され、所望の形及び寸法に
打ち抜くのに十分な強度を有する。これらの打ち抜き包
帯は従来の方法を用いてバンデージに加工し、その後ホ
イルパックなどの密閉容器に包装することができる。そ
の後これらの密閉容器に第2の線量を照射し、それによ
りヒドロゲルを十分に架橋し、製品を滅菌する。
【0034】図2及び3に言及すると、表面に感圧接着
剤26を塗布したバンデージ支持体24上に置かれたそ
のような打ち抜き包帯22がそこに示されている。バン
デージ支持体は薄いポリマーフィルムを含むことがで
き、例えば引用することによりその記載事項が本明細書
の内容となる米国特許第3,484,835号、第4,2
98,647号、及び第4,376,147号明細書の記
載に従う型押し熱可塑性フィルムが好ましい。接着剤2
6は当該技術において周知のいずれの適した医薬品等級
の感圧接着剤であることもできる。特に例示されている
具体化の場合、包帯22は“隔離(island)”パ
ッドの形態であるが、他のバンデージ形状も本明細書を
具体化できることは当該技術における熟練者に明らかで
あろう。
【0035】本発明の利点を以下の実施例により示す。
【0036】
【実施例】比較実施例 (強化されている場合でさえ)感圧接着剤バンデージに
おけるヒドロゲル包帯の使用において遭遇する困難を示
すために、以下の実験を行った。厚さが2ミルのコポリ
エステルエーテルエラストマー(DuPontからのH
ytrel 4778)を含むバンデージ支持体の1面
にアクリル性マルチポリマー乳液接着剤(Monsan
to CorporationからのGelva 24
78)を含む感圧接着剤を、1.2オンス/ヤード2
塗布重量で塗布した。接着剤塗布基質を、14インチ×
14インチの寸法の2枚構成金属金型のくぼみに接着剤
の側を上にして置いた。底板は10インチ×10インチ
の寸法で深さが60ミルの正方形のくぼみをその中に有
し、上板は平らであった。以下の組成のヒドロゲル溶液
を調製した: 成分 重量% ポリビニルピロリドン 20.00 (GAF Corp.からのPlasdone K−90) メチルパラベン 0.26 エチルパラベン 0.03 プロピルパラベン 0.05 ブチルパラベン 0.01 2−フェノキシエタノール 0.50 水 79.15 60gの溶液を金型中の支持体の接着剤塗布側の上に広
げた。ポリエチレン及びポリプロピレン繊維を含む熔融
性繊維の布を含む強化層をヒドロゲル上に置いた。7ミ
ルの厚さのポリエチレンの離型フィルムを強化層に上に
置いた。
【0037】金型の上板を底板上に置き、数分保持して
強化層がヒドロゲル内に埋め込まれるようにした。その
後得られた構造を金型から取り出し、2回パス電子ビー
ム照射法(two−pass electron be
am irradiation process)を用
いて照射した。第1パスは2.0Mradsの線量を与
え、第2パスは2.5Mradsを与えた。照射後、ヒ
ドロゲル及び支持体の間の接着を調べた。ヒドロゲル層
は支持体から容易に剥がれた。
【0038】実施例1 前記の実施例と同一の接着剤塗布支持体を接着剤側を上
にして同一の金型中に置いた。本発明の記載に準拠した
基質を接着剤塗膜上に繊維の側を上にして置いた。基質
は1面を閉塞面として低密度ポリエチレンのフィルム上
に2オンス/ヤード2のレイダウン(lay dow
n)で共押し出しされた不織布である。布は以下の組成
を有する: 成分 重量% レーヨンステープルファイバー 68.60 1.5*dpf、1−9/16″長さ (8171;BASF) ポリエステルステープルファイバー 29.40 1.5dpf、1.5″長さ (Fortrel 310、Fiber Industries) アクリルポリマー乳液 1.73 (Rhoplex HA−8;Rohm and Haas) シリコン消泡乳液 0.01 (Antifoam Y−30;Dow Corning) ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム界面活性剤 0.08 (Deceresol OT Special,Cyanamid) リン酸アンモニウム、2塩基性 0.18 (Stauffer Chemical) *フィラメント当たりデニール 布の基本重量は1.8オンス/平方ヤードであり、70
%のレーヨン及び30%のポリエステルのブレンドから
製造された。アクリル性結合剤(HA−8)をパダー中
で布に飽和させることにより適用する。
【0039】前記の実施例と同一のゲル組成物60gを
基質の繊維側に広げた。7ミルの厚さのポリエチレン離
型フィルムをゲル上に置いた。金型の上板を底板上に数
分置き、ゲルを基質の繊維面の突起繊維中に埋め込ん
だ。その後得られた構造を金型から取り出し、前記の実
施例で記載した通りに照射した。
【0040】照射後、ヒドロゲルと基質の間の接着、な
らびに基質と感圧接着剤塗膜の間の接着を調べた。非常
に強力な接着が観察され、層はいずれも容易に剥離でき
なかった。
【0041】実施例2 異なる基質を用いる以外は実施例1の方法に従ってゲル
バンデージを製造した。この実施例の基質は80重量%
の2成分繊維及び20重量%のレーヨン繊維のブレンド
を含むピッカーラップ(picker lap)を標準
的カーディングエンジン(carding engin
e)に供給することにより製造された、個別化(ind
ividualized)繊維のウェブを含む。2成分
繊維は3デニール及び1 1/2″のステープルであ
り、Charlotte,N.C.のBASFにより供
給された。2成分繊維はポリエステルの芯及びポリエチ
レンの鞘を有する。レーヨン繊維は1.5デニール及び
1.56インチのステープルであり、Enka,N.
C.のAmerican Enkaにより供給された。
【0042】形成された重量が0.98オンス/平方ヤ
ードの個別化繊維のウェブを、80x80ベルトキャリ
ヤーを用い、300oFのドラム温度でスルーエアボン
ダー(thru air bonder)に35フィー
ト/分で通過させることにより接着した。接着されたウ
ェブを巻き取った。スルーエアボンダーはBiddef
ord,MaineのHoneycomb Syste
ms,Inc.により供給された。
【0043】接着された巻き取りウェブを、Ediso
n,N.J.のEdison Plasticsにより
供給され、EVA 456と識別された共押し出しエチ
レン酢酸ビニル/エチレンフィルムと相面する関係で合
わせた。フィルムの厚さは1.5ミルであった。共押し
出しフィルムのEVA側を不織布と接触させて置いた。
【0044】フィルム/接着不織布を、40psiのベ
ルト張力及び35psiのロール圧下で温度設定を11
5℃とし、4.5ヤード/分の速度でベルト貼り合わせ
機(belt laminator)に通して加工する
ことにより合わせた。ベルト貼り合わせ機はCharl
otte,N.C.のStockにより供給されたモデ
ルMTC 101−1000であった。
【0045】この基質を前記の実施例によりゲル包帯で
用い、剥離性に関して調べ、そのような剥離に抵抗性で
あることが見いだされた。
【0046】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0047】1.架橋性ポリマー及び水を含むヒドロゲ
ルの層を含み、該ヒドロゲル層が基質と相面する関係に
あり、該基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有し、該対
ヒドロゲル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定突起を含
み、該反対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒドロゲル
が該対ヒドロゲル面でその場架橋され、それにより該面
に固定されることを特徴とする感圧接着バンデージで用
いるのに適したヒドロゲル包帯。
【0048】2.対ヒドロゲル面が繊維を含むことを特
徴とする上記1項に記載の包帯。
【0049】3.該繊維がレーヨン、ポリエステル、木
材パルプ、綿、コットンリンター、羊毛繊維又はそれら
の組み合わせから成る群より選ばれることを特徴とする
上記2項に記載の包帯。
【0050】4.繊維が紙、板又は布から成る群より選
ばれることを特徴とする上記2項に記載の包帯。
【0051】5.布が不織布であることを特徴とする上
記4項に記載の包帯。
【0052】6.繊維の長さが約1/32インチ−約3
インチであることを特徴とする上記2項に記載の包帯。
【0053】7.繊維が約0.5−約2デニール/フィ
ラメントであることを特徴とする上記2項に記載の包
帯。
【0054】8.繊維が約5−約15ミルの厚さの繊維
層で存在することを特徴とする上記2項に記載の包帯。
【0055】9.繊維層の厚さが約8−約12ミルであ
ることを特徴とする上記8項に記載の包帯。
【0056】10.基質の反対面がヒドロゲル閉塞性ポ
リマーのフィルムを含むことを特徴とする上記1項に記
載の包帯。
【0057】11.該フィルムが該対ヒドロゲル面に熱
積層されることを特徴とする上記10項に記載の包帯。
【0058】12.該フィルムが該対ヒドロゲル面上に
共押し出しされることを特徴とする上記10項に記載の
包帯。
【0059】13.該フィルムがポリオレフィン、ポリ
エチレン酢酸ビニル、ワックス、セロファン、ポリブチ
レンテレフタレートとポリエーテルグリコールのブロッ
クコポリマー及びそれらの混合物から成る群より選ばれ
るポリマーを含むことを特徴とする上記12項に記載の
包帯。
【0060】14.該フィルムがポリエチレンテレフタ
レートとポリエーテルグリコールのブロックコポリマー
であることを特徴とする上記13項に記載の包帯。
【0061】15.該フィルムの厚さが約1ミル−約5
ミルであることを特徴とする上記10項に記載の包帯。
【0062】16.該フィルムの厚さが約2ミル−約4
ミルであることを特徴とする上記15項に記載の包帯。
【0063】17.架橋性ポリマーがポリビニルピロリ
ドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、ポリ
メタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル
コール、ゼラチン及びこれらの混合物から成る群より選
ばれることを特徴とする上記1項に記載の包帯。
【0064】18.架橋性ポリマーがポリビニルピロリ
ドンであることを特徴とする上記17項に記載の包帯。
【0065】19.架橋性ポリマーの粘度平均分子量が
約100,0000−約1,000,000であることを
特徴とする上記1項に記載の包帯。
【0066】20.架橋性ポリマーの粘度平均分子量が
約200,000−約900,000であることを特徴と
する上記19項に記載の包帯。
【0067】21.架橋性ポリマーが約5−約40重量
%のヒドロゲルを含むことを特徴とする上記1項に記載
の包帯。
【0068】22.架橋性ポリマーが約10−約30重
量%のヒドロゲルを含むことを特徴とする上記21項に
記載の包帯。
【0069】23.該ヒドロゲルが化学的に架橋される
ことを特徴とする上記1項に記載の包帯。
【0070】24.該ヒドロゲルが電離線により架橋さ
れることを特徴とする上記1項に記載の包帯。
【0071】25.感圧接着剤を塗布した支持体を含
み、さらに該感圧接着剤に接着されたヒドロゲル包帯を
含み、該包帯が架橋性ポリマー及び水を含むヒドロゲル
の層を含み、該ヒドロゲル層が基質と相面する関係にあ
り、該基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有し、該対ヒ
ドロゲル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定突起を含
み、該反対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒドロゲル
が該対ヒドロゲル面でその場架橋され、それにより該面
に固定されることを特徴とする、接着剤により接着可能
なバンデージ。
【0072】26.対ヒドロゲル面が繊維を含むことを
特徴とする上記25項に記載のバンデージ。
【0073】27.該繊維がレーヨン、ポリエステル、
木材パルプ、綿、コットンリンター、羊毛繊維又はそれ
らの組み合わせから成る群より選ばれることを特徴とす
る上記26項に記載のバンデージ。
【0074】28.繊維が紙、板又は布から成る群より
選ばれることを特徴とする上記26項に記載のバンデー
ジ。
【0075】29.布が不織布であることを特徴とする
上記28項に記載のバンデージ。
【0076】30.繊維の長さが約1/32インチ−約
3インチであることを特徴とする上記28項に記載のバ
ンデージ。
【0077】31.繊維が約0.5−約2.5デニール/
フィラメントであることを特徴とする上記26項に記載
のバンデージ。
【0078】32.繊維が約5−約15ミルの厚さの繊
維層で存在することを特徴とする上記26項に記載のバ
ンデージ。
【0079】33.繊維層の厚さが約8−約12ミルで
あることを特徴とする上記32項に記載のバンデージ。
【0080】34.基質の反対面がヒドロゲル閉塞性ポ
リマーのフィルムを含むことを特徴とする上記1項に記
載のバンデージ。
【0081】35.該フィルムが該対ヒドロゲル面に熱
積層されることを特徴とする上記34項に記載のバンデ
ージ。
【0082】36.該フィルムが該対ヒドロゲル面上に
共押し出しされることを特徴とする上記34項に記載の
バンデージ。
【0083】37.該フィルムがポリオレフィン、ポリ
エチレン酢酸ビニル、ワックス、セロファン、ポリブチ
レンテレフタレートとポリエーテルグリコールのブロッ
クコポリマー及びそれらの混合物から成る群より選ばれ
るポリマーを含むことを特徴とする上記36項に記載の
バンデージ。
【0084】38.該フィルムがポリエチレンテレフタ
レートとポリエーテルグリコールのブロックコポリマー
であることを特徴とする上記37項に記載のバンデー
ジ。
【0085】39.該フィルムの厚さが約1ミル−約5
ミルであることを特徴とする上記34項に記載のバンデ
ージ。
【0086】40.該フィルムの厚さが約2ミル−約4
ミルであることを特徴とする上記39項に記載のバンデ
ージ。
【0087】41.架橋性ポリマーがポリビニルピロリ
ドン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリレート、ポリ
メタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル
コール、ゼラチン及びこれらの混合物から成る群より選
ばれることを特徴とする上記25項に記載のバンデー
ジ。
【0088】42.架橋性ポリマーがポリビニルピロリ
ドンであることを特徴とする上記25項に記載のバンデ
ージ。
【0089】43.架橋性ポリマーの粘度平均分子量が
約100,000−約1,000,000であることを特
徴とする上記42項に記載のバンデージ。
【0090】44.架橋性ポリマーの粘度平均分子量が
約200,000−約900,000であることを特徴と
する上記43項に記載のバンデージ。
【0091】45.架橋性ポリマーが約5−約40重量
%のヒドロゲルを含むことを特徴とする上記25項に記
載のバンデージ。
【0092】46.架橋性ポリマーが約10−約30重
量%のヒドロゲルを含むことを特徴とする上記45項に
記載のバンデージ。
【0093】47.該ヒドロゲルが化学的に架橋される
ことを特徴とする上記25項に記載のバンデージ。
【0094】48.該ヒドロゲルが電離線により架橋さ
れることを特徴とする上記25項に記載のバンデージ。
【0095】49.架橋性ポリマー及び水を含むヒドロ
ゲルの層を準備し、該ヒドロゲル層を相面する関係で基
質に適用し、該基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有
し、該対ヒドロゲル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定
突起を含み、該反対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒ
ドロゲルを該対ヒドロゲル面でその場架橋し、それによ
り該面に該ヒドロゲルを固定する段階を含む、ヒドロゲ
ル包帯の製造法。
【0096】50.架橋性ポリマー及び水を含むヒドロ
ゲルの層を準備し、該ヒドロゲル層を相面する関係で基
質に適用し、該基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有
し、該対ヒドロゲル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定
突起を含み、該反対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒ
ドロゲルを該対ヒドロゲル面でその場架橋し、それによ
り該面に該ヒドロゲルを固定する段階により包帯材料の
シートを形成し、包帯材料の該シートからあらかじめ決
められた形のパッドを形成し、該パッドを接着剤塗布支
持体に接着する段階を含む、接着剤により接着可能なバ
ンデージの製造法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記載を具体化したヒドロゲル包帯の一
部の拡大略断面図である。
【図2】図1のヒドロゲル包帯をその上に置いた接着剤
により接着可能なバンデージを斜視図として示す。
【図3】図2のバンデージを線1−1で切断した断面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドリス・パーテイカ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08850 ミルタウン・タウンセンドストリート43 (72)発明者 トーマス・アール・テイラー アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08619 マーサービル・パクソンアベニユー667 (72)発明者 ニクヒル・ケイ・カンデル アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08854 ピスカタウエイ・レツドバドロード2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋性ポリマー及び水を含むヒドロゲル
    の層を含み、該ヒドロゲル層が基質と相面する関係にあ
    り、該基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有し、該対ヒ
    ドロゲル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定突起を含
    み、該反対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒドロゲル
    が該対ヒドロゲル面でその場架橋され、それにより該面
    に固定されることを特徴とする感圧接着バンデージで用
    いるのに適したヒドロゲル包帯。
  2. 【請求項2】 感圧接着剤を塗布した支持体を含み、さ
    らに該感圧接着剤に接着されたヒドロゲル包帯を含み、
    該包帯が架橋性ポリマー及び水を含むヒドロゲルの層を
    含み、該ヒドロゲル層が基質と相面する関係にあり、該
    基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有し、該対ヒドロゲ
    ル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定突起を含み、該反
    対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒドロゲルが該対ヒ
    ドロゲル面でその場架橋され、それにより該面に固定さ
    れることを特徴とする、接着剤により接着可能なバンデ
    ージ。
  3. 【請求項3】 架橋性ポリマー及び水を含むヒドロゲル
    の層を準備し、該ヒドロゲル層を相面する関係で基質に
    適用し、該基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有し、該
    対ヒドロゲル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定突起を
    含み、該反対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒドロゲ
    ルを該対ヒドロゲル面でその場架橋し、それにより該面
    に該ヒドロゲルを固定する段階を含む、ヒドロゲル包帯
    の製造法。
  4. 【請求項4】 架橋性ポリマー及び水を含むヒドロゲル
    の層を準備し、該ヒドロゲル層を相面する関係で基質に
    適用し、該基質は対ヒドロゲル面及び反対面を有し、該
    対ヒドロゲル面は該ヒドロゲル相中に伸びる固定突起を
    含み、該反対面はヒドロゲル閉塞性であり、該ヒドロゲ
    ルを該対ヒドロゲル面でその場架橋し、それにより該面
    に該ヒドロゲルを固定する段階により包帯材料のシート
    を形成し、包帯材料の該シートからあらかじめ決められ
    た形のパッドを形成し、該パッドを接着剤塗布支持体に
    接着する段階を含む、接着剤により接着可能なバンデー
    ジの製造法。
JP03093994A 1993-02-02 1994-02-02 ヒドロゲルバンデージ Expired - Fee Related JP3810099B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US1221593A 1993-02-02 1993-02-02
US13104093A 1993-10-04 1993-10-04
US131040 1993-10-04
US012215 1996-02-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07496A true JPH07496A (ja) 1995-01-06
JP3810099B2 JP3810099B2 (ja) 2006-08-16

Family

ID=26683287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03093994A Expired - Fee Related JP3810099B2 (ja) 1993-02-02 1994-02-02 ヒドロゲルバンデージ

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0610056B1 (ja)
JP (1) JP3810099B2 (ja)
AT (1) ATE218375T1 (ja)
AU (1) AU680848B2 (ja)
BR (1) BR9400416A (ja)
CA (1) CA2114705A1 (ja)
DE (1) DE69430713T2 (ja)
DK (1) DK0610056T3 (ja)
ES (1) ES2177563T3 (ja)
GR (1) GR1002270B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077134A1 (ja) * 2011-11-25 2013-05-30 ニチバン株式会社 貼付材
JP5342702B1 (ja) * 2011-11-25 2013-11-13 ニチバン株式会社 貼付材
JP2015054073A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 恵和株式会社 絆創膏
KR20180085682A (ko) * 2017-01-19 2018-07-27 최성현 아토피성 질환을 포함하는 혈장 단백질의 삼출성 피부질환의 완화 및 치료용 패드

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5846214A (en) * 1996-03-29 1998-12-08 Nichiban Company Limited PVA hydrogel, hydrogel laminate using the same and hydrogel wound-dressing material using the same
US6492573B1 (en) * 2000-08-17 2002-12-10 Arthur Ashman Biocompatible oral bandage, application and method of manufacture
US20020122771A1 (en) * 2000-09-23 2002-09-05 Troy Holland Spray hydrogel wound dressings
GB0229087D0 (en) * 2002-12-12 2003-01-15 First Water Ltd Absorbent hydrogel compositions
WO2009043052A1 (en) * 2007-09-27 2009-04-02 Columbia University Methods and systems for forming biocompatible materials
WO2010146582A2 (en) 2009-06-15 2010-12-23 Technion- Research And Development Foundation Ltd. Reinforced surgical adhesives and sealants and their in-situ application
US9232805B2 (en) 2010-06-29 2016-01-12 Biocure, Inc. In-situ forming hydrogel wound dressings containing antimicrobial agents
US10159605B2 (en) * 2011-09-15 2018-12-25 Compose Element Limited Dressing
CN102657892B (zh) * 2012-04-16 2014-03-19 大同股份有限公司 一种水凝胶敷料的制备方法
US9862672B2 (en) 2013-05-29 2018-01-09 Rutgers, The State University Of New Jersey Antioxidant-based poly(anhydride-esters)
GB201404947D0 (en) * 2014-03-19 2014-04-30 Medtrade Products Ltd Wound dressing
CN105665206A (zh) * 2016-01-04 2016-06-15 京东方科技集团股份有限公司 一种清理片及其制备方法
WO2017132680A1 (en) * 2016-01-29 2017-08-03 Mark Banister Irrigation water conservation material, water remediation material, methods and applications
WO2020028514A1 (en) 2018-08-03 2020-02-06 Kci Licensing, Inc. Flexible and conformable wound dressing with enhanced fluid absorption capability

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB987779A (en) * 1962-12-21 1965-03-31 Ind Science Ltd Adhesive sheet material
GR79380B (ja) * 1982-09-28 1984-10-22 Johnson & Johnson Prod Inc
DE3685227D1 (de) * 1985-01-04 1992-06-17 Squibb & Sons Inc Wundverband.
DK175926B1 (da) * 1987-08-25 2005-07-11 Noveon Ip Holdings Corp A Corp Sårforbinding
US5106629A (en) * 1989-10-20 1992-04-21 Ndm Acquisition Corp. Transparent hydrogel wound dressing
IL97142A0 (en) * 1990-03-02 1992-05-25 Duphar Int Res Wound dressing and its preparation
US5115801A (en) * 1990-05-02 1992-05-26 Ndm Acquisition Corp. Hydrogel burn dressing product
US5160328A (en) * 1991-08-07 1992-11-03 Ndm Acquisition Corp. Hydrogel bandage

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077134A1 (ja) * 2011-11-25 2013-05-30 ニチバン株式会社 貼付材
WO2013076875A1 (ja) * 2011-11-25 2013-05-30 ニチバン株式会社 貼付材
JP5342702B1 (ja) * 2011-11-25 2013-11-13 ニチバン株式会社 貼付材
JP2015054073A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 恵和株式会社 絆創膏
KR20180085682A (ko) * 2017-01-19 2018-07-27 최성현 아토피성 질환을 포함하는 혈장 단백질의 삼출성 피부질환의 완화 및 치료용 패드

Also Published As

Publication number Publication date
ES2177563T3 (es) 2002-12-16
DE69430713T2 (de) 2002-11-28
ATE218375T1 (de) 2002-06-15
DK0610056T3 (da) 2002-09-16
DE69430713D1 (de) 2002-07-11
AU680848B2 (en) 1997-08-14
GR940100049A (el) 1994-10-31
AU5485194A (en) 1994-08-04
EP0610056A1 (en) 1994-08-10
BR9400416A (pt) 1994-08-23
CA2114705A1 (en) 1994-08-03
EP0610056B1 (en) 2002-06-05
GR1002270B (en) 1996-04-29
JP3810099B2 (ja) 2006-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5480717A (en) Hydrogel laminate bandages and composites
JPH07496A (ja) ヒドロゲルバンデージ
US4977892A (en) Wound dressing with hydrophilic absorbent layer
CA2313858C (en) Microporous films comprising flocked fibers
US20070282237A1 (en) Absorbent materials and articles
US7135135B2 (en) Superabsorbent water sensitive multilayer construction
RU2245698C2 (ru) Абсорбирующее изделие, включающее флокированные волокна
EP0304536A2 (en) Polymeric wound dressings
JPS5957654A (ja) 低粘着性創傷用ドレツシング
JP2018515308A (ja) 創傷被覆材
JP3773983B2 (ja) ハイドロゲル創傷被覆材
EP0257133B1 (en) Wound dressing and process for making same
WO2007113452A1 (en) Absorbent materials and articles
JPH09206369A (ja) 皮膚貼付材および救急絆創膏
JPS61228868A (ja) 医療用粘着剤に用いられる樹脂およびそれを用いた医療用粘着シ−トもしくはテ−プ
JPH01231940A (ja) 防射能汚染水吸収用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050614

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees