JPH074955Y2 - 製図機におけるカツタ−刃方向制御装置 - Google Patents

製図機におけるカツタ−刃方向制御装置

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JPH074955Y2
JPH074955Y2 JP1986065394U JP6539486U JPH074955Y2 JP H074955 Y2 JPH074955 Y2 JP H074955Y2 JP 1986065394 U JP1986065394 U JP 1986065394U JP 6539486 U JP6539486 U JP 6539486U JP H074955 Y2 JPH074955 Y2 JP H074955Y2
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JP
Japan
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cutter blade
coils
terminal
permanent magnet
cutter
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信之 藤本
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は軸方向に移動可能なホルダーにカッター刃を取
付け、このカッター刃で例えば印刷の版下用フィルム,
看板のシール,洋服の型紙等の厚紙,布を切断するもの
であって、特にカッター刃が常に移動方向に向くように
してフィルム,紙,布等を切断することのできる製図機
におけるカッター刃方向制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種のカッティング装置としては、実公昭49−
19322号及び特開昭56−56900号に開示されたものがあ
る。斯かる従来例における前者のものは、ツールッドに
カッター刃を回転自在に装着し、刃先を回転軸に対して
偏心位置に装着し、ツールヘッドの移動に伴って刃先を
追従させるものである。また、後者のものは、スピンド
ルにカッターを取付け、スピンドルを多数の歯車を介し
て方向制御用パルス作動モータに連絡し、この方向制御
用パルス作動用モータに連絡する歯車のうち1つが原点
検出用スリットと一体の歯車と噛合し、即ち、方向制御
用パルスモータと歯車によてカッターの方向を制御する
ものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来例において、前者にあっては、カッ
ター刃の刃先が追従するのみで、何ら刃先は制御されて
おらず、カッティング開始時刃先の方向が一定せず、例
えば刃先の方向と逆方向又は直角方向にツールヘッドが
移動した場合、刃先に回転力が付与され、この結果、カ
ッティング材料に切取り不良が生じてしまうという問題
点があった。これには、カッティング材料から刃先を離
した時(刃が上方にある時)、移動方向に刃先を一致す
るように修正して切り始めることで解決できるが、この
場合カッティング中は刃先を所定の方向に修正させる装
置と刃との係合を解除して、該刃を回転フリー状態に切
換える必要があり、これは従来困難とされていた。後者
は常時刃先の方向を制御するものであり、機械的な原点
方向と電気的な原点方向とを一致させるため検出器(原
点検出用スリット)が必要となり、電気回路,機構が複
雑になり、高価となる。また、所要の角度までパルスモ
ータをステップ送りするためにカッターの方向を決定す
るスピード(応答性)が遅くなるという問題点があっ
た。
そこで、本考案は従来例の上記した問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、電気回
路,機構の両者を簡略化し、方向決定のためのスピード
を早くし、しかも原点検出を不要としてホルダーの移動
に伴って刃先の方向を追従させるものにも適用可能な製
図機におけるカッター刃方向制御装置を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案にあっては、軸方
向に移動可能なホルダーにカッター刃を取付けた製図機
において、 前記カッター刃と一体に永久磁石を設けると共に、該永
久磁石と軸方向同位置に各々一定間隔を有して円環状に
複数のコイルを配設し、該複数のコイルに対する電流の
大きさ及び該電流の方向を制御し、前記カッター刃の方
向を制御してなることを特徴とする。
(作用) 本考案においては、ホルダーに取付けられたカッター刃
と一体に永久磁石を設けると共に、この永久磁石と軸方
向同位置に各々一定間隔を有して円環状に複数のコイル
を配設し、これら複数のコイルに対して電流の大きさと
電流の方向を変えることによって、カッター刃の方向を
一次的に決定しようとするものである。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第1
図は本考案の装置の一実施例を示す使用する状態の平面
図であり、同図において、1は移動ブロックで、この移
動ブロック1は図板2上において横方向に渡したYレー
ル3に沿って移動可能に取付けられている。また、Yレ
ール3は一端がXレール4に沿って移動可能に取付けら
れている。したがって、移動ブロック1はX軸方向及び
Y軸方向に移動できるようになっている。
第2図は第1図におけるA−A線断面図であり、同図に
おいて、10は移動ブロック1内に設けられたホルダーで
あって、ホルダー10の外周には連絡板12が固着されてい
る。14は移動ブロック1内に配設されたソレノイドであ
り、該ソレノイド14をオン,オフすることにより、連絡
板12を吸着又は離反してホルダー10を軸方向(上下方
向)に移動させるようになっており、ホルダー10を下降
させて後述するカッター刃でカッティング材料をカット
する。13は挟持アーム、15はホルダー10内に上下動可能
に嵌装された主軸で、この主軸15の下方には円板形の永
久磁石16が一体に取付けられている。17はホルダー10内
において主軸15に加圧力を付勢する加圧ばね、18は主軸
15に着脱可能に装着されたカッター刃である。また、ホ
ルダー10の周囲には複数のコイルL1,L2,L3,L4が各々一
定間隔を有して円環状に配設され、コイルL1〜L4はホル
ダー10の軸方向において永久磁石16と同位置に設けるこ
とで、コイルL1〜L4による磁界が永久磁石16に作用する
ようになっている。したがって、コイルL1〜L4に対する
電流の大きさ及び電流の方向を制御することで、コイル
L1〜L4の磁界の強さ及び磁界の方向を制御する。この結
果、永久磁石16が回転し、また永久磁石16が回転するこ
とによって主軸15を介してカッター刃18を回転させ、カ
ッター刃18の方向をスムーズに360°連続的に変えるこ
とができ、所望の方向に制御することができる。
次に、第3図乃至第5図に基づいて本実施例のカッター
刃18の方向制御系について説明する。第3図は同実施例
において永久磁石16とコイルL1〜L4の関係を示す回路
図、第4図は同実施例におけるコイルL1〜L4に対する電
流の大きさ及び方向を制御する回路図である。第4図に
おいて、20はコントローラで、端子A又はBから出力す
るパルス巾を制御するものであって、例えば第5図
(a)に示すように1周期100%に対して50%巾のプラ
スのパルスを送出することで、トランジスタのオン,オ
フを制御してコイルL1〜L4に50%の電流(平均電流)を
流すことができる。また、第5図(b)に示すように上
記とは逆のマイナスのパルスを送出することで、上記と
は逆方向の50%の電流を流すことができる。このよう
に、各コイルL1〜L4に流れる電流の大きさを制御するこ
とで、コイルL1〜L4に発生する磁界の強さを制御して永
久磁石16の方向をスムーズに360°連続的に変え、制御
することができる。
また、第4図において、コントローラ20の端子Aはトラ
ンジスタTr1,Tr2の各ベースに接続されていると共に、
トランジスタTr1,Tr2の両ベース,両エミッタも各々接
続され、この両エミッタの接続点がコイルL3の端子A1
接続されている。ここで、コイルL4の端子A2は接地され
ている。また、コントローラ20の端子Bはトランジスタ
Tr3,Tr4の各ベースに接続されていると共に、トランジ
スタTr3,Tr4の両ベース,両エミッタも各々接続され、
この両エミッタの接続点がコイルL1の端子B1に接続され
ている。ここで、コイルL2の端子B2は接地されている。
そして、トランジスタTr1,Tr3の各コレクタには+Vが
印加され、トランジスタTr2,Tr4の各コレクタには−V
が印加されている。
上記の構成において、コイルL1〜L4に流れる電流の方向
を制御する動作を説明する。先ず、コントローラ20の端
子Aからプラスのパルスを送出すると、トランジスタTr
1がオンになり、電流は矢印で示すように端子A1からA
2に流れ、端子Aからマイナスのパルスを送出すると、
トランジスタTr2がオンになり、電流は矢印で示すよ
うに端子A2からA1に流れる。また、コントローラ20の端
子Bからプラスのパルスを送出すると、トランジスタTr
3がオンになり、電流は矢印で示すように端子B1からB
2に流れ、端子Bからマイナスのパルスを送出すると、
トランジスタTr4がオンになり、電流は矢印で示すよ
うに端子B2からB1に流れる。このように、各コイルL1
L4に流れる電流の方向を制御することで、コイルL1〜L4
に発生する磁界の方向を制御して永久磁石16の方向を制
御することができる。
更に、上記のように複数のコイルに対する電流の大きさ
及び電流の向きが制御されるから、次のようにしてカッ
ター刃の方向が制御される。即ち、例えばコントローラ
20の端子Aから100%のプラスのパルスを送出すると、
端子A1から端子A2に100%の電流が流れ、端子Bからは
0〔V〕とすると、端子B1から端子B2には電流が0とな
り、コイルL3,L4の励磁により、永久磁石16のN極が第
3図の0°の方向となって、これと同様にカッター刃18
も0°の方向になる。また、端子Aから100%のマイナ
スのパルスを送出すると、端子A2から端子A1に100%の
電流が流れ、端子Bからは0〔V〕とすると、前記と同
様に電流が0であるから、コイルL3,L4の励磁により、
永久磁石16のN極が180°の方向になると共にカッター
刃18も180°の方向になる。更に、端子A又は端子Bか
ら各々50%のプラスのパルスを送出すると、端子A1から
端子A2に、端子B1から端子B2に各々50%の電流が流れる
ことにより、永久磁石16のN極は45°の方向になると共
にカッター刃18も45°の方向になる。
かくして、コイルL1,L2とコイルL3,L4との関係におい
て、電流の大きさの比率及び電流の方向を制御すること
によって、カッター刃18を所望の方向に制御することが
できる。この制御は、カッター刃18をカッティング材料
から離した時、即ちカッター刃18が上方にある時であっ
ても、またカッティングしている時の何れでも行なうこ
とができる。ここで、カッター刃18はホルダー10に回転
自在に装着し、主軸15に対して偏心位置に装着してあれ
ば、開始時にのみカッター刃18の制御を行ない、カッテ
ィング中は移動ブロック1の移動に伴って追従させるこ
とができる。この結果、カッティング中はコイルL1〜L4
を励磁することがなくなるため、省電力でカットするこ
とが可能となる。
尚、上記実施例では、コイル4つを永久磁石の周囲に配
設したが、第6図に示すように2つのコイルを配設して
磁路を結ぶことで、同様の機能が得られ、延いては回
路、機構を簡略化することができる。
(考案の効果) 本考案に係る製図機におけるカッター刃方向制御装置は
以上の構成及び作用からなるもので、永久磁石の周囲に
複数のコイルを配設し、複数のコイルに対する電流の大
きさ及び方向を制御し、カッター刃の方向をスムーズに
360°連続的に変え、制御してなるから、電気回路,機
構が簡略化され方向決定のスピードを向上させることが
でき、またコイルを励磁することで一次的にカッター刃
の方向が決定する。即ち、原点方向がコイルの位置で決
定されるので、原点検出が不要となり、装置が簡略化さ
れる。更に、カッター刃を常に運動方向に向けることが
できる。更にまた、例えばホルダーの移動に伴ってカッ
ター刃の方向を追従させるものに適用した場合は、カッ
ター刃の方向制御がコイルの励磁,非励磁で行ない、カ
ッティング中はコイルの励磁を不要として省電力でカッ
トし得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の一実施例を示す使用する状態の
平面図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3
図は同実施例における永久磁石とコイルとの関係を示す
回路図、第4図は同実施例におけるコイルの制御系を示
す回路図、第5図(a),(b)は各々同実施例におけ
るコントローラから送出されるパルスの波形図、第6図
はコイルの他の実施例を示す回路図である。 符号の説明 1…移動ブロック、10…ホルダー 15…主軸、16…永久磁石 18…カッター刃、20…コントローラ A,B…コントローラの端子、A1,A2・B1,B2…コイルの端子 L1,L2,L3,L4…コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に移動可能なホルダーにカッター刃
    を取付けた製図機において、 前記カッター刃と一体に永久磁石を設けると共に、該永
    久磁石と軸方向同位置に各々一定間隔を有して円環状に
    複数のコイルを配設し、該複数のコイルに対する電流の
    大きさ及び該電流の方向を制御し、前記カッター刃の方
    向を制御してなることを特徴とする製図機におけるカッ
    ター刃方向制御装置。
JP1986065394U 1986-04-30 1986-04-30 製図機におけるカツタ−刃方向制御装置 Expired - Lifetime JPH074955Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2567830Y2 (ja) * 1992-07-07 1998-04-08 マックス株式会社 カッティングプロッタ
JP7100927B1 (ja) * 2020-11-17 2022-07-14 スターテクノ株式会社 ワーク加工装置及びそのワーク加工装置を備えた超音波加工装置

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JPS562197A (en) * 1979-06-19 1981-01-10 Toppan Printing Co Ltd Cutting apparatus for automatic drafter
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