JPH02294298A - モータ及びその駆動方法 - Google Patents

モータ及びその駆動方法

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JPH02294298A
JPH02294298A JP1115654A JP11565489A JPH02294298A JP H02294298 A JPH02294298 A JP H02294298A JP 1115654 A JP1115654 A JP 1115654A JP 11565489 A JP11565489 A JP 11565489A JP H02294298 A JPH02294298 A JP H02294298A
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JP
Japan
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coil
motor
rotor
speed
output section
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Pending
Application number
JP1115654A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Oguchi
小口 雄三
Fumito Komatsu
文人 小松
Hideo Usuki
臼杵 英男
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高分解能と高速送りを両立させることができ
るモータ及びその旺動方法に関する。
(従来の技術) 駆動対象を位置決め制御するのに適したモータとしてス
テッピングモー夕がある。
しかし、従来のステップモータでは、単位送り量に対す
るステップ数の大小で分解能が決まり、また、一定のス
テップ単位とすればパルス周波数によって送り速度が決
まる。
(発明が解決しようとする課題) 従来のステップモータによれば、高分解能を達成しよう
とすると単位送り量に対するステップ数を増す必要があ
るので高速送りには向かない。一方,高速送りを達成し
ようとするとパルス周波数を高くする必要があるが、電
力の消費が大きくなるという問題がある。そこで,高速
送りに適したステップモータでは1ステップ当たりの送
り量を大きくしているが、そうすると分解能が低くなっ
て精密送りには不向きとなる。以上要するに、従来のス
テップモータでは,高速送りと高分解能とを両立させる
ことができなかった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので,高速送りが可能で、しかも高分解能を達
成することができ、また、高速送りを行なっても、消費
電力の少ないモータ及びその駆動方法を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にがかるモータは、モータの出力部と一体に運動
する第1のコイルと,モータの本体に設けられた第2の
コイルと、上記第1のコイルと第2のコイルとに同時に
対向するロータマグネットとを備えたことを特徴とする
本発明にがかるモータの駆動方法は、モータの出力部と
一体に回転する第1のコイルと、モータの本体に設けら
れた第2のコイルと、上記第1のコイルと第2のコイル
とに同時に対向し、かつ第1のコイルと第2のコイルと
の間で出力部と共通の軸線の周りに回転可能なロータマ
グネットとを備えたモータにおいて、ロータマグネット
を一定方向に常時回転させると共に、ロータマグネット
の回転速度と第1のコイルの回転速度との相対速度差又
は相対速度和によって出力部の回転出力を得ることを特
徴とする。
モータは、ステップモータであってもよいし、DCサー
ボモータであってもよい。
第1のコイルへの電力及び制御信号の供給は、ロータリ
ートランスを介して行ってもよい。
モータがステッピングモー夕の場合,第1のコイルの励
磁位相の切り換え速度と第2のコイルの励磁位相の切り
換え速度を単位時間当たりのステップパルスの入力パル
ス数によって定め、第1のコイルと第2のコイルの励磁
位相の切り換え速度の差により,上記出力部の回転方向
を切り換え可能とすると共に回転速度を無段階に切り換
え可能としてもよい。
(作用) ロータマグネットと第1のコイルとの間で一つのモータ
を構成し、ロータマグネットと第2のコイルとの間で他
の一つのモータを構成しているのと実質的に同じであり
、双方のモータを同時に正逆回転させることができる。
ロータマグネットを第2のコイルとの関係において常時
回転させておき、第1のコイルをロータマグネットとの
関係において回転湘動させれば、ロータマグネットと第
1のコイルとの相対速度差又は相対速度和によって回転
出力を得ることができる。
モータをステッピングモー夕とした場合、第1のコイル
と第2のコイルの励磁位相の切り換え速度の差により出
力部の回転方向を切り換え,また,回転速度を切り換え
ることができる。そして、ロータマグネットと第1のコ
イルの駆動方向を互いに逆にすることにより、出力部を
高分解能で送ることができ、ロータマグネットと第1の
コイルの駆動方向を同じにすれば高速送りが可能となる
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明にかかるモータ及びそ
の駆動方法の実施例について説明する。
まず、ステッピングモー夕として構成された第1図ない
し第4図の実施例について説明する。第1図および第2
図において、基板1には外周が円筒状に形成されたコア
ホルダー3がねじ24によって固定されている。コアホ
ルダー3の外周壁の内周側にはステータコア2が嵌めら
れ、ねじ止めされている。ステータコア2は,第3図か
らも明らかなように、リング状の本体部分と、この本体
部分から中心に向かって延びた16個の極歯2aとを有
してなる。この各極歯2aにはコイル21が巻かれてい
る。
上記コアホルダー3の中心部にはその軸線に沿って管状
の軸部3aが一体に形成されている。軸部3aは主ロー
タ4および副ロータ5の回転中心となるもので、主ロー
タ4は、上記軸部3aに圧入された一対のボールベアリ
ング6a,6bを介して回転自在に支持されている。ベ
アリング6a,6b間にはカラー7aが介装されている
。上記副ロータ5は副ロータ支持部材9をベースとして
有しており,この副ロータ支持部材9の中心部の筒部が
、上記軸部3aに圧入された他の一対のボールベアリン
グ6c,6dを介して回転自在に支持されている。ベア
リング6b,6c間にはカラー7bが,ベアリング6c
.6d間にはカラー7Cが介装されている。上記主ロー
タ4は筒状の部分とこの筒状の部分を上下に二分する鍔
状の部分を有し、下側の筒状の部分にはコア8がノック
ピン30により位置決めされて固定されている。コア8
は主ロータ4と一体回転する。第4図に示すように,コ
ア8はリング状の本体部分と、この本体部分から外側に
向かって放射状に延びた12個の極歯8aとを有してな
る。この各極18aにはコイル22が巻かれている。
上記副ロータ5は、上記支持部材9をベースとして有す
ると共に、支持部材9の外周部上而に固着されたリング
状の磁極52とリング状のロータマグネット53とリン
グ状の磁極51とを有している。上記二つの磁極51.
52はロータマグネット53をサンドイッチ状に挾んだ
形になっている。ロータマグネット53は面方向に着磁
され、二つの磁極51.52の一方がN極,他方がSV
S.どなっている。一方の磁極51は暁動用であり、他
方の磁極52は磁束を効率よく戻すためのリターンパス
用となっている。上記各磁極51.52はそれぞれ内周
側と外周側に突極55,56を有する。これら突極55
.56の数は、外側が46個で内側が62個であり、一
定の間隔で形成されている。そして、磁極51の突極5
5と磁極52の突極56が交互にかつ一定の間隔で並ぶ
ように、磁極51.52が周方向にずらされている。磁
極52は副ロータ支持部材9に対しピン26で位置決め
されて固着されている。磁極51も同様に位置決めされ
ているものとする。
前記主ロータ4はモータの回転力を取り出す出力部を構
成している。出力部からの出力の取り出し手段は具体的
には明示されていないが,ギヤ、プーりその他適宜の手
段を用いることができる。
主ロータ4と一体回転するコイル22をここでは第1の
コイルとし、上記出力部に対し静止して配置されている
コイル21を第2のコイルとする。
前記マグネット53及び磁極51.52は、上記第1の
コイル22と第2のコイル21とに同時に対向すると共
に,上記磁[651.52の外周部と内周部に形成され
た突極55,56がコア2とコ?8の極歯2a,8aに
所定の間隙をおいて対向するように配置されている。
前記コアホルダー3の軸部3aの上部には電力供給部1
oが固定されている。電力供給部10は全体として円筒
形に形成されており、その外周面に5本のリング状の導
体部12が固定されている。
各導体部12はそれぞれ絶縁部11により絶縁されてい
る.前記主ロータ4上には2個のターミナル13が固着
されている。各ターミナル13からはそれぞれ2本の電
極14と3本の電極14の基部が保持され、これらの電
極14の先端部が、そのばね力によりそれぞれ上記導体
部12に接触している。上記軸部3a内には5本のリー
ド線28が引き込まれていて、各リード線28の端部は
各導体部12の内周面に接続されている。各リート線2
8はそれぞれグランドG、供給電圧5■、睡動電圧12
V、制御信号S■、制御信号S2を分担しており、これ
らの各電圧や信号などが各導体部12と電極14を通じ
て制御回路基板16に導入される。制御回路基板16は
ねじ18およびカラ−19によって主ロータ4上に固看
されていて、主ロータ4と一体に回転する。制御回路基
板16は上記電力供給部10およびターミナル13に対
する逃げとなる窓孔17が形成されている。制御回路基
板16は、制御信号S1,S2に応じて各コイル22へ
の通電を制御する。
第3図に示すように、第2のコイル21はステータコア
2の16個の各極歯2aに巻かれている。
図示の例ではコイル21が4相祷成になっており、回転
中心を挾んで相対向する位置の極歯2aが同相となり、
かつ、互いに隣あう極歯2aが同相となるように、また
、同相の隣合う極歯2aは逆向きに磁化されるように互
いに逆向きにコイル21が巻かれている。従って、隣合
う極歯2aを通して磁路が形成される。
また、第4図に示すように、第1のコイル22は主ロー
タ4側のコア8の12個の各極歯8aに巻かれている。
図示の例ではコイル22は3相構成になっており、回転
中心を挾んで相対向する位置の+l7I.IJi8aが
同相となるようにコイル22が巻かれると共に、互いに
隣合う極歯8aが同相となるように、かつ,同相の隣合
う極(Ji & aは逆向きに磁化されるように互いに
逆向きにコイル22が巻かれている。従って、隣合う極
歯8aを通して磁路が形成される。
次に、上記実施例にかかるモータの廓動方法及び動作を
説明する。
4相構成のステータコア2側のコイル21は、これを各
相ごとに個別に励磁する4相励磁で暉動し、3相構成の
主ロー夕のコア8側のコイル22は,これを各相ごとに
個別に励磁する3相励磁で駆動する。前述の説明から明
らかなように、主口−タのコア8とロータマグネット5
3、磁極51,52との間で実質的に一つのステップモ
ータが構成され、ステータコ72とロータマクネット5
3、磁極51,52との間で実質的に他の一つのステッ
プモータが構成されているものと考えることができる。
次に示す表1は、これら二つのステノプモータの上記励
磁方式に対するステソプ動作の関係を示す。
表1 この励磁方式に対するステップ動作の関係から明らかな
ように,外側で構成されるステップモータと内側で構成
されるステップモータとでは1ステップ当たりの回転角
度にわずかな差を生じる。
換言すれば,外輪は184ステップで1回転し、内輪は
186ステップで1回転する。そこで、外輪、即ち副ロ
ータ5側のコイル21を9211zのステップパルスで
励磁して副ロータ5を正方向に常時回転駆動しながら、
内輪、即ち主ロータ4側のコイル22を9311zのス
テップパルスで励磁して主ロータ4を逆方向に回転駆動
すれば、出力部4は正方向への回転速度と逆方向への回
転速度との相対速度差がOとなってその場に静止した状
態となる。
次に、副ロータ5を旺動するステップパルスを92Hz
に固定したまま,主ロータ4側のコイルに加えるステッ
プパルスの周波数を9311zから増加させ又は減少さ
せれば、出力部4は,ステップ角とステップレートとの
積で決まる主ロータ4と副ロータ5との速度差分で副ロ
ータ5の回転方向と逆方向又は同じ方向に回転する。こ
のように、主ロータ4と副ロータ5との励磁位相の切り
換え速度を単位時間当たりのステノブパルス数によって
定め、この励磁位相の切り換え速度の差により、主ロー
タの回転方向を切り換えることができ、また、回転速度
を無段階にかつ高い分解能で回転させることができる。
因に、実施例では1ステップ当たりの内外の回転角度の
差S =0.021゜分ずつ回転させることができる。
また、高速送りをしたい場合には、主ロータ4側コイル
のドライバに加える回転方向信号を副ロータ5側コイル
のドライバに加える回転方向信号と一致させる。こうす
れば、副ロータ5の回転速度と主ロータ4の回転速度と
の速度和によって主ロータ4が高速で回転駆動される。
第7図は、常時一定方向に回転能動される副ロータ5に
対して主ロータ4が相対速度差又は相対速度和の速度で
回転邸動される様子を概略的に示している。
第6図は、以上述べた駆動方法に用いられる回路例の概
略を示すもので、CPU等で構成される制御部33は,
外部からの指令により外輪側のステップ信号と回転方向
信号とを外輪ドライバ31に入力し、また,内輪側のス
テップ信号と回転方向信号とを内輪ドライバ32に入力
する。外輪ドライバ31は上記ステップ信号と回転方向
信号に応じて外輪側のコイルを励磁し、内輪ドライバ3
2は上記ステップ信号と回転方向(H号に応じて内輪側
のコイルを励磁する。
以上述べた実施例によれば、ロータマグネット53及び
磁極51.52でなる副ロータと第1のコイル22及び
コア8との間で一つのステップモータを構成し、上記副
ロー夕と第2のコイル21及びステータコア2との間で
他の一つのステップモータを構成しているのと実質的に
同じであり,双方のステップモータの1ステップごとの
送り量に差をつけているため,送り方向を互いに逆にす
れば上記送り量の差分だけ送ることができ、これにより
、出力部としての主ロータ4を高分解能で送ることがで
きる。また、副ロータ5と主ロータ4との回転駆動方向
を同じにすることにより、双方の相対回転速度和で主ロ
ータ4を回転味動することができ、高速送りが可能とな
る。よって、上記実施例によれば、高分解能のもとでの
ステップ移動と、高速移動とを両立させることができる
し、高速移動時の電力の浪費を回避することができる。
さらに、副ロータ5側を常時一定方向に一定の速度で回
転踵動しながら、主ロータ4側の回転速度を制御して固
定部に対する主ロータ4の回転位置を制御することがで
きるため、細かなステップ移動時に生じていたダンピン
グ現flLをなくすことができ、円滑なステップ移動を
行わせることができる。また、副ロータ側と主ロータ側
を回転させている状態で結果的には主ロータ側を停止さ
せているのと同じ状態にすることができるため、停止時
の保持電力を軽減することができる。
なお、副ロータ側と主ロータ側の1回転当たりのステノ
プ数はあえて異ならせる必要はなく,同じにしてもよい
。こうすれば、副ロータ側と主ロータ側のステップレー
トの差のみによって速度と回転方向が決まるため、速度
と回転方向の制御が一層簡単になる。
上記実施例にかかるステッピングモー夕によれば、まず
、高速移動によって迅速におおよその位置を決め、次に
精密位匿決めを行なうことができるため、例えば、車載
用の衛星放送受信用アンテナを常に衛星の方に向かわせ
る追跡装置の翻動モータとして適用することができ、そ
の他あらゆる機器の駆動源として用いることができる。
なお、図示の実施例ではロータリー式のステップモータ
として構成されていたが、リニアステップモータに用い
ることができる。
また、副ロー夕部分の構成は、第5図に示すように、二
つのロータマグネツl−58.59で非磁性材57を挾
んだ構成にしてもよい。この場合、二つのロータマグネ
ット58.59の着磁方向は半径方向として周方向に一
定間隔で着磁すると共に、二つのマグネット58.59
の着磁の向きを内外方向に互いに逆にし,かつ、一方の
マグネットの磁極と他方のマグネットの磁極が重なりあ
わないように,即ち、双方の磁極が千鳥状になるように
配置する。こうすれば,副ロータの部分に突極を形成す
る必要はない。このような構成の副口−タを用いた場合
も、1)1j述のような方法で址動し、同様に動作させ
ることができる。
本発明は、DCサーボモータにも適用可能である。第8
図、第9図において、コアホルダー46の内周側に固定
されたコア45の突極には適宜の相数の第2のコイル6
1が巻かれている。コアホルダー46の中心の軸部には
主ロータ39が回転自在に,また、副ロータ40が回転
自在に取付けられている.カップ状の副ロータ40の周
壁の内外にはロータマグネット41.42が固着されて
いる。主ロータ39にはコ747が固着され、コ747
の突極には適宜の相数の第1のコイル62が巻かれてい
る。二つのコア45.47はロータマグネット41.4
2に適宜の間隙をおいて対向している。ロータマグネッ
ト41.42は周方向に一定の間隔でS極とN極が交互
に形成されている。主ロータ39には回転側ロータリー
トランス35が固着され、これに対向する固定側ロータ
リートランス36がコアホルダー46の軸部に固定され
ている。ロータリートランス35.36はコイル62に
電力を供給するためのものである。符号49はロータリ
ートランスへの電力供給線を示す。副ロータ40の底面
には周波数発電機のマグネッ1−43が固着され,これ
に対向してコアホルダー46に周波数発電機の発電パタ
ーン44が形成されている。コアホルダー46にはまた
ロータマグネット41.42の回転位置を検知するホー
ル素子38が取付けられ、主ロータ39側にもロータマ
グネット41.42の回転位置を検知するホール素子3
7が取付けられている。
上記実施例において,副ロータ40は常時一定方向に一
定速度で回転制御されている。一方、主ロータ39側の
コイル62は、例えば外部からの位置偏差信号に基づい
て通電制御され、上記偏差信号がゼロとなるように主ロ
ータ39が正逆方向に回転制御される。
上記実施例によれば、制御は複雑になるが,高速回転が
可能であり,また,応答性がよいという効果がある。
第10図、第11図は,本発明を面対向型のコアレスD
Cサーボモータに適用した例を示す。第lO図,第11
図において、ホルダー65の内底部には回路基板75が
固定され、基板75には適宜数の第2のコイル71が周
方向に固定されている.ホルダー65の中心の軸部には
副ロータ66と主ロータ70が回転自在に支持されてい
る。主ロータ70の下面には適宜数の第1のコイル72
が固着されている。副ロータ66の上下面にはロータマ
グネット67.68が固着されている。ロータマグネッ
ト67.68は周方向に一定間隔で磁極が形成されてい
る。主ロータ70には回転側ロータリートランス77が
取付けられ、これに対向してホルダー65の軸部には固
定側ロータリートランス78が固定されている。上記ロ
ータリーI一ランスにはこれを通じてコイル72に電力
を供給するための線79が接続されている。主ロータ7
0にはロータマグネット67の位置検知用のホール素子
74が固着され、回路基板75にはロータマグネット6
8の位置検知用ホール素子73が固定されている。回路
基板75には周波数発電用のコイルパターンが形成され
,副ロータ66には上記コイルパターンに対向する周波
数発電用マグネット76が固着されている。
この実施例の場合も、第8図、第9図の実施例と同様の
方法によって能動することができ、同様の作用効果を奏
する。
第12図は,第8図ないし第11図に示すようなDCサ
ーボモータに適用可能な制御回路の例を示す。第12図
において、水平方向の破線を境にして上側は外輪側を下
側は内輪側を示す。直流電源は外輪側の駆動回路88に
供給されると共に、スイッチング回路80を経てロータ
リートランス81に供給される。ロータリートランス8
1は電圧の異なった二つの出力を有し、一方の出力は整
流回路82を経てCPU86の電源として供給され、他
方の出力は整流回路83を経て内輪側の駆動回路87に
電源として供給される。上記駆動回路88は、CPU9
 5からの指令しこより,また、内外輪共有の副ロータ
89の回転位置を検出するホール素子93からの検出信
号に応じて外輪側のコイル即ち第2のコイル91に通電
制御する。CPU95は,周波数発電機の呂力信号FG
及び誤差信号検出器94からの誤差信号に基づき、メモ
IJ96の制御テーブル等に従って駆動回路88に指令
信号を入力する。内輪側のCPIJ86は駆動回路87
に指令信号を入力する。呼動回路87は、CPU86か
らの指令信号と、主ロータの回転位置を検出するホール
素子92からの検出信号に応じて内輪側のコイル即ち第
1のコイル90に通電制御する. なお、第12図の例では、外輪側と内輪側のコイル91
.90が共に3相暉動の例となっているが,相数をいく
つにするかは任意である。ロータリートランス81は、
第8図、第9図の実施例では符号35.36で示し、第
10図、第11図の実施例では符号77.78で示す部
分に該当する.また、コイル91は、第8図ないし第1
1図の実施例では符号61.71で示す部分に該当し、
コイル90は、第8図ないし第11図の実施例では符号
62.72で示す部分に該当する。さらに,周波数発電
機の出力信号FGは、第8図,第9図の実施例では符号
43.44で示し,第10図、第11図の実施例では符
号75.76でそれぞれ示すマグネットとコイルでなる
周波数発電機の呂力に該当する。
第13図は上記回路による内輪側の制御動作を示し、第
14図は外輪側の制御動作を示す。まず、第14図によ
って外輪側の制御動作を説明する。
コンパレータ98は速度センサとしての周波数発電機8
5からの信号と基準信号出力部97からの信号とを比較
して双方の誤差を検出する。検出された誤差信号に基づ
いて制御信号を演算し,演算結果に基づいて制御信号を
出力する。この制御信号により、ハードウエアを構成す
る相切換器106と電流(電圧〉ブースター107が制
御される。
相切換器I C)6には相モニタセンサ105から和モ
ニタ信号が入力される。相モニタセンサ105は第12
図のホール素子93に該当し、相切換器106とブース
ター107は暉動回路88内に含まれる。
次に、第13図によって内輪側の動作を説明する。基準
位置信号が入力されると、この基準位置信号と現在位置
信号との誤差を検出し、メモリ内のテーブルと照合して
誤差変動曲線を算出する。
算出された誤差変動曲線に基づいてフィードバノク量を
演算し、演算結果に基づいて制御信号を出力する。制御
信号はメモリされると共に次のフィードバック量の演算
に供され、また、ハードウエアを構成する相切換器10
2と電流(電圧)ブースター103の制御に供される。
相切換器102には相モニタセンサ101から相モニタ
信号が入力される。相モニタセンサ101は第12図の
ホール素子92に相当し,相切換器102とブースター
103は駆動回路87内に含まれる。相切換器102及
びブースター103に入力される制御信号は、常時一定
速度で回転暉動されている外輪側即ち副ロー夕に対して
、励磁位相の切り換え速度の差を制御するものであり、
これによって出力部の回転方向を切り換え、また,回転
速度を無段階に切り換える。そして,基準位置に達した
とき出力部の回転速度が副ロータの回転速度と等しくな
るように、しかし回転方向が互いに逆になるように制御
して出力部をその場に留める。
このように,副ロー夕を常時一定速度で回転させておき
、主ロータとの速度差によって出力部の位置を制御する
ようにしたため、これをDCサーボモータに適用した場
合,高分解能のエンコーダを用いることなく,高い分解
能で位置制御を行うことができる。
なお、図示の実施例では回転式のモータとして構成され
ていたが、本発明はりニアモー夕にも適用することがで
きる。
(発明の効果) 本発明にかかるモータによれば、出力部と一体に運動す
る第1のコイルと、モータ本体側の第2のコイルとを設
けると共に、第1のコイルと第2のコイルに同時に対向
するロータマグネットを設けて上記出力部とロータマグ
ネットとを独立して移動させることができるようにした
ため、ロータマグネットの移動方向及び移動速度に対す
る出力部の移動方向及び移動速度を制御することにより
、出力部を高分解能で移動させることが可能であり、ま
た、高速で移動させることも可能である。
また,本発明にかかるモータの恥動方法によれば、ロー
タマグネットを一定方向に常時回転させ、この回転速度
と、出力部側の第1のコイルの回転速度との相対速度差
又は相対速度和によって出力部の回転出力を得るように
したため、出力部をiI1分解能で移動させ、また、高
速で移動させることが可能であるばかりでなく、ステッ
ピングモー夕の場合は微小なステップ移動に伴うダンピ
ング現象を防止することができるし、DCモータの場合
は、高分解能のエンコーダを用いることなく、高い分解
能で位置制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるモータの一実施例を示す一部断
面平面図、第2図は同上実施例の一部断面正面図,第3
図は上記実施例中のステータコアの平面図、第4図は上
記実施例中の主ロータ側のコアの平面図、第5図は本発
明に適用可能な副ロー夕の変形例を示す斜視図、第6図
は上記実施例の昧動回路の例を概略的に示すブロック図
、第7図は上記実施例の動作を概念的に示す平面図,第
8図は本発明にかかるモータの別の実施例を示す一部断
面平面図,第9図は同上正面断面図、第10図は本発明
にがかるモータのさらに別の実施例を示す一部断面平面
図、第11図は同上正面断面図、第12図は第8図ない
し第11図の実施例に適用可能な制御回路の例を示すブ
ロック図、第13図は同上制御回路の内輪側の動作を示
すフローチャート、第14図は同じく外輪側の動作を示
すフローチャートである。 4,39.70・・・・出力部、  21,61,71
・・・・第2のコイル、  22,62.72・・・第
1のコイル.   35.36,77.78・・・ロー
タリートランス、  41.42,53.58,59,
67.68・・・・ロータマグネット。 第4図 t!#5図 第7図 第 1図 第12図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.モータの出力部と、この出力部と一体に運動する第
    1のコイルと、モータの本体に設けられた第2のコイル
    と、上記第1のコイルと第2のコイルとに同時に対向す
    るロータマグネットとを備えたモータ。
  2. 2.モータの出力部と、この出力部と一体に回転する第
    1のコイルと、モータの本体に設けられた第2のコイル
    と、上記第1のコイルと第2のコイルとに同時に対向し
    、かつ上記第1のコイルと第2のコイルとの間で上記出
    力部と共通の軸線の周りに回転可能なロータマグネット
    とを備えたモータの駆動方法であって、 上記ロータマグネットを一定方向に常時回転させると共
    に、ロータマグネットの回転速度と上記第1のコイルの
    回転速度との相対速度差又は相対速度和によって上記出
    力部の回転出力を得ることを特徴とするモータの駆動方
    法。
  3. 3.モータは、ステップモータである請求項1記載のモ
    ータ。
  4. 4.第1のコイルへの電力及び制御信号の供給をロータ
    リートランスを介して行うことを特徴とする請求項1記
    載のモータ。
  5. 5.第1のコイルの励磁位相の切り換え速度と第2のコ
    イルの励磁位相の切り換え速度を単位時間当たりのステ
    ップパルスの入力パルス数によって定め、第1のコイル
    と第2のコイルの励磁位相の切り換え速度の差により、
    上記出力部の回転方向を切り換え可能とすると共に回転
    速度を無段階に切り換え可能としたことを特徴とする請
    求項3記載のモータ。
  6. 6.モータは、DCサーボモータである請求項1記載の
    モータ。
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