JPH0749423B2 - 2−アルキルスルフイニル−4(3h)−キナゾリノン誘導体、その製造方法およびそれを有効成分とする抗潰瘍薬 - Google Patents
2−アルキルスルフイニル−4(3h)−キナゾリノン誘導体、その製造方法およびそれを有効成分とする抗潰瘍薬Info
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- JPH0749423B2 JPH0749423B2 JP62205072A JP20507287A JPH0749423B2 JP H0749423 B2 JPH0749423 B2 JP H0749423B2 JP 62205072 A JP62205072 A JP 62205072A JP 20507287 A JP20507287 A JP 20507287A JP H0749423 B2 JPH0749423 B2 JP H0749423B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規な2−アルキルスルフィニル−4(3H)
−キナゾリノン誘導体、それらの製造方法、およびそれ
らを有効成分として含有する抗潰瘍薬に関する。
−キナゾリノン誘導体、それらの製造方法、およびそれ
らを有効成分として含有する抗潰瘍薬に関する。
[従来の技術] 現在、抗潰瘍薬として使用されている薬剤には、H2受容
体遮断剤、抗コリン剤、胃粘膜保護剤、制酸剤などがあ
り、これらは患者の症状などに応じて用いられている。
体遮断剤、抗コリン剤、胃粘膜保護剤、制酸剤などがあ
り、これらは患者の症状などに応じて用いられている。
しかしながら、これらの既知の薬剤は、一般に、効果が
弱かったり、副作用が多いという欠点を有している。例
えば、H2受容体遮断剤として現在繁用されているシメチ
ジンについては、女性化乳房などの副作用のほかに、投
与中止後の潰瘍再発が数多く報告されており、その使用
に問題がある。抗コリン剤は、胃運動の抑制、瞳孔散
大、口渇などの副作用を示し、その作用時間が短いとい
う欠点がある。また、制酸剤には、便秘等の副作用が多
く見られる。
弱かったり、副作用が多いという欠点を有している。例
えば、H2受容体遮断剤として現在繁用されているシメチ
ジンについては、女性化乳房などの副作用のほかに、投
与中止後の潰瘍再発が数多く報告されており、その使用
に問題がある。抗コリン剤は、胃運動の抑制、瞳孔散
大、口渇などの副作用を示し、その作用時間が短いとい
う欠点がある。また、制酸剤には、便秘等の副作用が多
く見られる。
[本発明が解決しようとする問題点] 前述の通り、既知の薬剤には、副作用のために使用方法
が制限されるとともに、抗潰瘍効果においても劣るとい
う欠点があった。
が制限されるとともに、抗潰瘍効果においても劣るとい
う欠点があった。
本発明者らは、これらの知見の上に鋭意研究の結果、下
記の2−アルキルスルフィニル−4(3H)−キナゾリノ
ン誘導体が著しい抗潰瘍効果を有することを見出して本
発明を完成するに至った。
記の2−アルキルスルフィニル−4(3H)−キナゾリノ
ン誘導体が著しい抗潰瘍効果を有することを見出して本
発明を完成するに至った。
本発明は、新規な2−アルキルスルフィニル−4(3H)
−キナゾリノン誘導体を提供することを目的とするもの
である。
−キナゾリノン誘導体を提供することを目的とするもの
である。
本発明はまた、前記の2−アルキルスルフィニル−4
(3H)−キナゾリノン誘導体を合成するための製造方法
を提供することを目的とするものである。
(3H)−キナゾリノン誘導体を合成するための製造方法
を提供することを目的とするものである。
さらに本発明は、前記の2−アルキルスルフィニル−4
(3H)−キナゾリノン誘導体又はその薬学的に許容され
うる酸付加塩を有効成分として含有する抗潰瘍効果の優
れた薬剤を提供することを目的とするものである。
(3H)−キナゾリノン誘導体又はその薬学的に許容され
うる酸付加塩を有効成分として含有する抗潰瘍効果の優
れた薬剤を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、一般式(I) 〔式中、R1は低級アルキル基、場合によって置換された
アリール基又はアラルキル基を表わし、R2はフェニル
基、置換フェニル基、又は異種原子としてN,Oもしくは
Sを有し場合によって置換されているかもしくはフェニ
ル環と縮合した5もしくは6員の複素環基を表わし、n
は1又は2の整数を表わし、そしてXは水素、低級アル
キル基又はハロゲン原子を表わす〕 で示される2−アルキルスルフィニル−4(3H)−キナ
ゾリノン誘導体およびその薬学的に許容されうる酸との
付加塩に関するものである。
アリール基又はアラルキル基を表わし、R2はフェニル
基、置換フェニル基、又は異種原子としてN,Oもしくは
Sを有し場合によって置換されているかもしくはフェニ
ル環と縮合した5もしくは6員の複素環基を表わし、n
は1又は2の整数を表わし、そしてXは水素、低級アル
キル基又はハロゲン原子を表わす〕 で示される2−アルキルスルフィニル−4(3H)−キナ
ゾリノン誘導体およびその薬学的に許容されうる酸との
付加塩に関するものである。
本発明の化合物は、一般式(II) 〔式中、R1は低級アルキル基、場合によって置換された
アリール基又はアラルキル基を表わし、R2はフェニル
基、置換フェニル基、又は異種原子としN,OもしくはS
を有し場合によって置換されているかもしくはフェニル
環と縮合した5もしくは6員の複素環基を表わし、nは
1又は2の整数を表わし、そしてXは水素、低級アルキ
ル基又はハロゲン原子を表わす〕 で示される4(3H)−キナゾリノン誘導体を酸化反応に
付することによって製造され得る。
アリール基又はアラルキル基を表わし、R2はフェニル
基、置換フェニル基、又は異種原子としN,OもしくはS
を有し場合によって置換されているかもしくはフェニル
環と縮合した5もしくは6員の複素環基を表わし、nは
1又は2の整数を表わし、そしてXは水素、低級アルキ
ル基又はハロゲン原子を表わす〕 で示される4(3H)−キナゾリノン誘導体を酸化反応に
付することによって製造され得る。
上記式(I)のR1で示される低級アルキル基としては、
炭素数1〜6のアルキル基、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル
基等が挙げられ、またアリール基としては、例えばフェ
ニル、ナフチル基が挙げられ、そしてこれらのアリール
基は場合によって低級アルキル基、低級アルコキシ基又
はハロゲン原子で置換されてもよく、またアラルキル基
としては、例えばベンジル、フェネチル基が挙げられ
る。これら置換基のうち低級アルキル基としては、例え
ば上記R1で示される低級アルキル基と同じものが挙げら
れ、また低級アルコキシ基としては、炭素数1〜6のア
ルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、ベンチルオ
キシ、ヘキシルオキシ基等が挙げられ、またハロゲン原
子としては弗素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。
炭素数1〜6のアルキル基、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル
基等が挙げられ、またアリール基としては、例えばフェ
ニル、ナフチル基が挙げられ、そしてこれらのアリール
基は場合によって低級アルキル基、低級アルコキシ基又
はハロゲン原子で置換されてもよく、またアラルキル基
としては、例えばベンジル、フェネチル基が挙げられ
る。これら置換基のうち低級アルキル基としては、例え
ば上記R1で示される低級アルキル基と同じものが挙げら
れ、また低級アルコキシ基としては、炭素数1〜6のア
ルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、ベンチルオ
キシ、ヘキシルオキシ基等が挙げられ、またハロゲン原
子としては弗素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられる。
また、R2で示される置換フェニル基としては、例えば低
級アルキルアミノフェニル(例えばジメチルアミノフェ
ニル)、低級アルコキシフェニル(例えばトリメトキシ
フェニル)基が挙げられ、5または6員の複素環基とし
ては、例えばフリル、チエニル、ピリジル(例えば2−
ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、キノリルが
挙げられ、そしてこれらの複素環基は場合によって低級
アルキル基及び/又は低級アルコキシ基で置換されても
よいものとする。これらの低級アルキル(基)及び低級
アルコキシ(基)は上記と同じである。
級アルキルアミノフェニル(例えばジメチルアミノフェ
ニル)、低級アルコキシフェニル(例えばトリメトキシ
フェニル)基が挙げられ、5または6員の複素環基とし
ては、例えばフリル、チエニル、ピリジル(例えば2−
ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、キノリルが
挙げられ、そしてこれらの複素環基は場合によって低級
アルキル基及び/又は低級アルコキシ基で置換されても
よいものとする。これらの低級アルキル(基)及び低級
アルコキシ(基)は上記と同じである。
また、Xで示される低級アルキル基としては、例えば上
記R1で示される低級アルキル基と同じものが挙げられ、
ハロゲン原子としては弗素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げ
られる。
記R1で示される低級アルキル基と同じものが挙げられ、
ハロゲン原子としては弗素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げ
られる。
本発明における酸化反応において用いられる酸化剤とし
ては、過酸化物例えば、過酢酸、過安息香酸、m−クロ
ル過安息香酸もしくは過酸化水素、ハロゲン原子例えば
臭素、N−ブロムサクシンイミド、硝酸、クロム酸、過
マンガン酸カリウム、メタ過ヨウ素酸ナトリウム等が挙
げられる。
ては、過酸化物例えば、過酢酸、過安息香酸、m−クロ
ル過安息香酸もしくは過酸化水素、ハロゲン原子例えば
臭素、N−ブロムサクシンイミド、硝酸、クロム酸、過
マンガン酸カリウム、メタ過ヨウ素酸ナトリウム等が挙
げられる。
この酸化反応は、通常、一般式(II)の化合物に等量乃
至過剰量の酸化剤を用いて行われる。
至過剰量の酸化剤を用いて行われる。
この反応は、水性媒体中で行うこともできるが、有機溶
媒、例えば、四塩化炭素、ジクロルメタン、ジクロルエ
タン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、または酢
酸中で行うことが好ましい。反応温度、反応時間などの
反応条件は使用する反応溶媒および反応出発原料並びに
使用する酸化剤の種類によって異なるが、例えば酸化剤
にm−クロル過安息香酸を使用し、反応溶媒にクロロホ
ルムを使用する場合、−40℃〜100℃の範囲の温度好ま
しくは−20℃〜30℃の範囲の温度で数分〜数時間の反応
条件が採用されうる。
媒、例えば、四塩化炭素、ジクロルメタン、ジクロルエ
タン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、または酢
酸中で行うことが好ましい。反応温度、反応時間などの
反応条件は使用する反応溶媒および反応出発原料並びに
使用する酸化剤の種類によって異なるが、例えば酸化剤
にm−クロル過安息香酸を使用し、反応溶媒にクロロホ
ルムを使用する場合、−40℃〜100℃の範囲の温度好ま
しくは−20℃〜30℃の範囲の温度で数分〜数時間の反応
条件が採用されうる。
この一般式(II)で示される原料化合物は、一般式(II
I) 〔式中、R1およびXは前記した通りの意味を有する〕 で示される化合物の一般式(IV) R2−(CH2)n−Y (IV) 〔式中、R2は前記した通りの意味を有し、Yは塩素、臭
素、ヨウ素のようなハロゲン原子を表わす〕 で示される化合物とを塩基(例えば、無機塩基、有機塩
基、アルカリ金属アルコキシド等)の存在下に反応させ
ることによって得られるものである。
I) 〔式中、R1およびXは前記した通りの意味を有する〕 で示される化合物の一般式(IV) R2−(CH2)n−Y (IV) 〔式中、R2は前記した通りの意味を有し、Yは塩素、臭
素、ヨウ素のようなハロゲン原子を表わす〕 で示される化合物とを塩基(例えば、無機塩基、有機塩
基、アルカリ金属アルコキシド等)の存在下に反応させ
ることによって得られるものである。
この反応は、一般式(III)の化合物1モルに対して、
一般式(IV)の化合物を0.5〜5モルの割合で用いて、
水及び/又は有機溶媒(低級アルコール、極性溶媒、エ
ーテル系溶媒、酢酸エチル、アセトン等)中で、0℃〜
150℃の温度で行なうことができる。
一般式(IV)の化合物を0.5〜5モルの割合で用いて、
水及び/又は有機溶媒(低級アルコール、極性溶媒、エ
ーテル系溶媒、酢酸エチル、アセトン等)中で、0℃〜
150℃の温度で行なうことができる。
本発明の一般式(I)で示される化合物の具体例として
次の化合物が挙げられる。
次の化合物が挙げられる。
3−フェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−エチル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニル)
−4(3H)−キナゾリノン; 2−(ベンジルスルフィニル)−3−フェニル−4(3
H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2(3,4,5−トリメトキシベンジルスル
フィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 5−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 7−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジルメチルスル
フィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−イソブチル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(2−キノリルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェネチル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−(2−フリルメチルスルフィニル)−3−フェニル
−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(2−チエニルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−(o−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)−3
−フェニル−4(3H)−キナゾリノン; 6−ブロム−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 8−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリミジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 6−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 6−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メチルピリジン−2−イル)メチルスルフ
ィニル〕−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルスルフィニル〕−3−フェニル−4(3H)−
キナゾリノン; 3−(2−クロロフェニル)−2−(2−ピリジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(4−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(3−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルスルフィニル〕−6−メチル−3−フェニル
−4(3H)−キナゾリノン; 3−(4−メチルフェニル)−2−(2−ピリジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メトキシ−3−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルスルフィニル〕−3−(4−メトキシフェニ
ル)−6−メチル−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(3−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(4−キノリルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(4−メチルフェニル)−2−(4−ピリジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノンおよび 8−メチル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニル)
−4(3H)−キナゾリノン。
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−エチル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニル)
−4(3H)−キナゾリノン; 2−(ベンジルスルフィニル)−3−フェニル−4(3
H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2(3,4,5−トリメトキシベンジルスル
フィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 5−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 7−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジルメチルスル
フィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−イソブチル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(2−キノリルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェネチル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−(2−フリルメチルスルフィニル)−3−フェニル
−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(2−チエニルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−(o−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)−3
−フェニル−4(3H)−キナゾリノン; 6−ブロム−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 8−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリミジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 6−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 6−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メチルピリジン−2−イル)メチルスルフ
ィニル〕−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルスルフィニル〕−3−フェニル−4(3H)−
キナゾリノン; 3−(2−クロロフェニル)−2−(2−ピリジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(4−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(3−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルスルフィニル〕−6−メチル−3−フェニル
−4(3H)−キナゾリノン; 3−(4−メチルフェニル)−2−(2−ピリジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン; 2−〔(4−メトキシ−3−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルスルフィニル〕−3−(4−メトキシフェニ
ル)−6−メチル−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(3−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−フェニル−2−(4−キノリルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン; 3−(4−メチルフェニル)−2−(4−ピリジルメチ
ルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノンおよび 8−メチル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニル)
−4(3H)−キナゾリノン。
本発明の一般式(I)で示される化合物は所望によって
薬理学的に許容される酸との付加塩に変換することがで
き、これらの付加塩も本発明の範囲に包含されるもので
あるが、これらの酸との付加塩の具体例としては、塩
酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸な
どの無機塩との塩、及びギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、マレイン酸、フマル酸、マロン酸、リンゴ酸、クエ
ン酸、酒石酸、シュウ酸などの有機酸との塩が挙げられ
る。
薬理学的に許容される酸との付加塩に変換することがで
き、これらの付加塩も本発明の範囲に包含されるもので
あるが、これらの酸との付加塩の具体例としては、塩
酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸な
どの無機塩との塩、及びギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、マレイン酸、フマル酸、マロン酸、リンゴ酸、クエ
ン酸、酒石酸、シュウ酸などの有機酸との塩が挙げられ
る。
本発明の一般式(I)で示される化合物及びその薬理学
的に許容されうる酸との付加塩は抗潰瘍剤として極めて
有用である。
的に許容されうる酸との付加塩は抗潰瘍剤として極めて
有用である。
本発明の製薬組成物は、通常薬学的製剤の形態で経口的
または非経口的に投与されうる。薬学的製剤の形態とし
ては、錠剤、カプセル剤、坐剤、トローチ剤、シロップ
剤、クリーム剤、軟膏剤、顆粒剤、散剤、注射剤、懸濁
剤等がある。また他の薬剤とともに二重層錠、多層錠と
することができる。さらに錠剤は、必要に応じて通常の
剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、腸溶被錠、フィルム
コート錠とすることもできる。
または非経口的に投与されうる。薬学的製剤の形態とし
ては、錠剤、カプセル剤、坐剤、トローチ剤、シロップ
剤、クリーム剤、軟膏剤、顆粒剤、散剤、注射剤、懸濁
剤等がある。また他の薬剤とともに二重層錠、多層錠と
することができる。さらに錠剤は、必要に応じて通常の
剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、腸溶被錠、フィルム
コート錠とすることもできる。
固体製剤とする場合は、添加剤、例えば、乳糖、白糖、
結晶セルロース、トウモロコシデンプン、リン酸カルシ
ウム、ソルビトール、グリシン、カルボキシメチルセル
ロース、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ヒドロ
キシプロピルセルロース、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、
タルク等が用いられる。
結晶セルロース、トウモロコシデンプン、リン酸カルシ
ウム、ソルビトール、グリシン、カルボキシメチルセル
ロース、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、ヒドロ
キシプロピルセルロース、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、
タルク等が用いられる。
半固体製剤とする場合は、植物性または合成ロウまたは
脂肪等が用いられる。
脂肪等が用いられる。
液体製剤とする場合は、添加剤、例えば、塩化ナトリウ
ム、ソルビトール、グリセリン、オリブ油、アーモンド
油、プロピレングリコール、エチルアルコール等が用い
られる。
ム、ソルビトール、グリセリン、オリブ油、アーモンド
油、プロピレングリコール、エチルアルコール等が用い
られる。
これらの製剤の有効成分の量は製剤の0.1〜100重量%で
あり、適当には経口投与のための製剤の場合には1〜50
重量%であり、そして注射用製剤の場合には0.2〜20重
量%である。
あり、適当には経口投与のための製剤の場合には1〜50
重量%であり、そして注射用製剤の場合には0.2〜20重
量%である。
本発明の抗潰瘍剤の投与方法および投与量にはとくに制
限はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別、疾患の程
度などにより適宜選択されるが、有効成分の1日あたり
の投与量は10〜1000mgである。
限はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別、疾患の程
度などにより適宜選択されるが、有効成分の1日あたり
の投与量は10〜1000mgである。
さらに本発明の製薬組成物は、制酸剤、非ステロイド系
抗炎症剤、または潰瘍散治療用の他の薬剤などとともに
投与することもできる。
抗炎症剤、または潰瘍散治療用の他の薬剤などとともに
投与することもできる。
以下に本発明を製造例、実施例によって更に詳細に説明
するが、この製造例、実施例は本発明を単に説明するだ
けのものであって、製造例、実施例の記載は何等本発明
を限定するものでないことを理解されたい。
するが、この製造例、実施例は本発明を単に説明するだ
けのものであって、製造例、実施例の記載は何等本発明
を限定するものでないことを理解されたい。
また、製造例では、実施例で使用する原料化合物のうち
任意の化合物についてのみ記載したが、他の原料化合物
についても同様にして製造できる。
任意の化合物についてのみ記載したが、他の原料化合物
についても同様にして製造できる。
[製 造 例] 製造例 1 3−フェニル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4
(3H)−キナゾリノン メタノール100ml中2−メルカプト−3−フェニル−4
(3H)−キナゾリノン3.62gの溶液ヘソジウムメトキサ
イドの28%メタノール溶液6.1mlと2−クロルメチルピ
リジン塩酸塩2.46gとを加えて室温で2.5時間撹拌し続け
た。
(3H)−キナゾリノン メタノール100ml中2−メルカプト−3−フェニル−4
(3H)−キナゾリノン3.62gの溶液ヘソジウムメトキサ
イドの28%メタノール溶液6.1mlと2−クロルメチルピ
リジン塩酸塩2.46gとを加えて室温で2.5時間撹拌し続け
た。
この反応液に水約50mlを加えて析出した結晶生成物を濾
取し、酢酸エチルから再結晶させたところ、3−フェニ
ル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4(3H)−キナ
ゾリノン2.45gが得られた。
取し、酢酸エチルから再結晶させたところ、3−フェニ
ル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4(3H)−キナ
ゾリノン2.45gが得られた。
白色結晶 mp 182.3〜183.3℃ NMR(CDCl3,δ) 4.56(2H,s)、7.10〜7.79(11H,m)、8.25(1H,d)、
8.52(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1680、1610、1590 製造例 2 3−エチル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4(3
H)−キナゾリノン メタノール50ml中3−エチル−2−メルカプト−4(3
H)−キナゾリノン3.56gの溶液ヘソジウムメトキサイド
の28%メタノール溶液7.0mlと2−クロルメチルピリジ
ン塩酸塩2.82gを順次加えて室温で4時間撹拌し続け
た。
8.52(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1680、1610、1590 製造例 2 3−エチル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4(3
H)−キナゾリノン メタノール50ml中3−エチル−2−メルカプト−4(3
H)−キナゾリノン3.56gの溶液ヘソジウムメトキサイド
の28%メタノール溶液7.0mlと2−クロルメチルピリジ
ン塩酸塩2.82gを順次加えて室温で4時間撹拌し続け
た。
この反応液を水約300ml中に入れてクロロホルムにより
抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ減圧留去した。残
留物を酢酸エチルとイソプロピルエーテル混液より再結
晶させたところ、標記化合物2.47gが得られた。
抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ減圧留去した。残
留物を酢酸エチルとイソプロピルエーテル混液より再結
晶させたところ、標記化合物2.47gが得られた。
白色結晶 mp 110.1〜111.1℃ NMR(CDCl3,δ) 1.36(3H,t)、4.26(2H,q)、4.67(2H,s)、7.14〜7.
74(6H,m)、8.21(1H,d)、8.59(1H,d) IR(nujol,cm-1)1675,1610,1550 製造例 3 3−イソブチル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4
(3H)−キナゾリノン メタノール50ml中3−イソブチル−2−メルカプト−4
(3H)−キナゾリノン3.0gの溶液にソジウムメトキサイ
ドの28%メタノール溶液5.4mlと2−クロルメチルピリ
ジン塩酸塩2.3gを順次加えて室温で15時間撹拌し続け
た。
74(6H,m)、8.21(1H,d)、8.59(1H,d) IR(nujol,cm-1)1675,1610,1550 製造例 3 3−イソブチル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4
(3H)−キナゾリノン メタノール50ml中3−イソブチル−2−メルカプト−4
(3H)−キナゾリノン3.0gの溶液にソジウムメトキサイ
ドの28%メタノール溶液5.4mlと2−クロルメチルピリ
ジン塩酸塩2.3gを順次加えて室温で15時間撹拌し続け
た。
この反応液を水約300ml中に入れクロロホルムで抽出
し、硫酸ナトリウムで乾燥して減圧留去した後残留物を
シリカクロマトグラフィにより精製した。10%酢酸エチ
ル/クロロホルム流出部を酢酸エチルとイソプロピルエ
ーテル混液により結晶化したところ、標記化合物3−イ
ソブチル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4(3H)
−キナゾリノン1.92gが得られた。
し、硫酸ナトリウムで乾燥して減圧留去した後残留物を
シリカクロマトグラフィにより精製した。10%酢酸エチ
ル/クロロホルム流出部を酢酸エチルとイソプロピルエ
ーテル混液により結晶化したところ、標記化合物3−イ
ソブチル−2−(2−ピリジルメチルチオ)−4(3H)
−キナゾリノン1.92gが得られた。
白色結晶 mp91.7〜93.2℃ NMR(CDCl3,δ) 0.96(6H,d)、2.22〜2.41(1H,m)、4.02(2H,d)、4.
68(2H,s)、7.13〜7.76(6H,m)、8.22(1H,d)、8.59
(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1665、1610、1595、1540 製造例 4 6−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
チオ)−4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−6−メチル−3−フェニル−4(3H)
−キナゾリノン6.0g、2−クロルメチルピリジン塩酸塩
4.0gのメタノール溶液にソジウムメトキサイドの28%メ
タノール溶液9.5mlを加えて、室温で2時間撹拌後、1
夜放置した。
68(2H,s)、7.13〜7.76(6H,m)、8.22(1H,d)、8.59
(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1665、1610、1595、1540 製造例 4 6−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
チオ)−4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−6−メチル−3−フェニル−4(3H)
−キナゾリノン6.0g、2−クロルメチルピリジン塩酸塩
4.0gのメタノール溶液にソジウムメトキサイドの28%メ
タノール溶液9.5mlを加えて、室温で2時間撹拌後、1
夜放置した。
析出している結晶を取し、これを酢酸エチルから再結
晶して、4.2g(52.2%)の標記化合物を得た。
晶して、4.2g(52.2%)の標記化合物を得た。
白色結晶 mp167.2〜169.2℃ NMR(CDCl3,δ) 2.48(3H,s)、4.55(2H,s)7.10〜7.20(1H,m)、7.25
〜7.36(2H,m)、7.45〜7.69(7H,m)、8.02(1H,s)、
8.53(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685 製造例 5 3−フェニル−2−〔(4−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノ
ン5.0g、2−クロルメチル−4−メチルピリジン塩酸塩
4.0gのメタノール溶液にソジウムメトキサイドの28%メ
タノール溶液8.7mlを加えて、室温で5時間撹拌を続け
た。
〜7.36(2H,m)、7.45〜7.69(7H,m)、8.02(1H,s)、
8.53(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685 製造例 5 3−フェニル−2−〔(4−メチルピリジン−2−イ
ル)メチルチオ〕−4(3H)−キナゾリノン 2−メルカプト−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノ
ン5.0g、2−クロルメチル−4−メチルピリジン塩酸塩
4.0gのメタノール溶液にソジウムメトキサイドの28%メ
タノール溶液8.7mlを加えて、室温で5時間撹拌を続け
た。
反応液を水にあけてクロロホルムで抽出し、クロロホル
ム層は炭酸ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウム
で乾燥して減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムク
ロムマトグラフィーで精製した。8%酢酸エチル/クロ
ロホルムの流出分画を酢酸エチルから結晶化して2.17g
(30.7%)の標記化合物を得た。
ム層は炭酸ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウム
で乾燥して減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムク
ロムマトグラフィーで精製した。8%酢酸エチル/クロ
ロホルムの流出分画を酢酸エチルから結晶化して2.17g
(30.7%)の標記化合物を得た。
白色結晶 mp144.6〜150.1℃ NMR(CDCl3,δ) 2.32(3H,s)、4.53(2H,s)、6.98(1H,d)、7.26〜7.
80(9H,m)、8.25(1H,d)、8.38(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1660 [実 施 例] 実施例 1 3−フェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン クロロホルム50ml中3−フェニル−2−(2−ピリジル
メチルチオ)−4(3H)−キナゾリノン1.8gの溶液へ氷
水冷却下においてm−クロル過安息香酸0.98gを加えて
1.5時間撹拌し続けた。
80(9H,m)、8.25(1H,d)、8.38(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1660 [実 施 例] 実施例 1 3−フェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン クロロホルム50ml中3−フェニル−2−(2−ピリジル
メチルチオ)−4(3H)−キナゾリノン1.8gの溶液へ氷
水冷却下においてm−クロル過安息香酸0.98gを加えて
1.5時間撹拌し続けた。
反応液を炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した後、硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧留去した。
リウムで乾燥し、減圧留去した。
残留物を酢酸エチルから結晶化すると標記化合物1.26g
が得られた。収率66.8%であった。
が得られた。収率66.8%であった。
白色結晶 mp 147.4〜148.7℃ NMR(CDCl3,δ) 4.25(1H,d,J=12Hz)、4.48(1H,d,J=12Hz)、7.06〜
7.85(11H,m)、8.22〜8.35(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1580、1560、1060 実施例 2 実施例1と同様の方法によって対応するスルフィドより
下記の化合物a)乃至c)が得られた。
7.85(11H,m)、8.22〜8.35(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1580、1560、1060 実施例 2 実施例1と同様の方法によって対応するスルフィドより
下記の化合物a)乃至c)が得られた。
a)3−エチル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 25.9% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 115.3〜116.3℃ NMR(CDCl3,δ) 1.37(3H,t)、3.93〜4.10(1H,m) 4.28〜4.46(1H,
m)、4.65(1H,d,J=12Hz)、4.85(1H,d,J=12Hz)、
7.18〜7.89(6H,m)、8.30(1H,d)、8.48(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1660、1590、1560、1070 b)2−(ベンジルスルフィニル)−3−フェニル−4
(3H)−キナゾリノン 収率 71.3% 白色結晶(ベンゼン) mp 192.2〜193.3℃ NMR(CDCl3,δ) 4.18(1H,d,J=12Hz)、4.51(1H,d,J=12Hz)、6.50
(1H,d)、6.95〜7.71(10H,m)、7.85〜8.08(2H,
m)、8.34(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1585、1565、1070 c)3−フェニル−2(3,4,5−トリメトキシベンジル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 55.7% 白色結晶(酢酸エチル) mp 130.1〜134.9℃ NMR(CDCl3,δ) 3.63(6H,s)、3.80(3H,s)、4.09(1H,d,J=12Hz)、
4.36(1H,d,J=12Hz)、6.16(2H,s)、6.75(1H,d)、
7.36〜7.69(5H,m)、7.90(1H,t)、8.05(1H,d)、8.
34(1H,d)、 IR(nujol,cm-1) 1700、1590、1560、1070 実施例 3 3−フェニル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン クロロホルム50ml中3−フェニル−2−(4−ピリジル
メチルチオ)−4(3H)−キナゾリノン1.12gの溶液へ
氷水冷却下においてm−クロル過安息香酸0.7gを加えて
2時間撹拌し続けた。
ル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 25.9% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 115.3〜116.3℃ NMR(CDCl3,δ) 1.37(3H,t)、3.93〜4.10(1H,m) 4.28〜4.46(1H,
m)、4.65(1H,d,J=12Hz)、4.85(1H,d,J=12Hz)、
7.18〜7.89(6H,m)、8.30(1H,d)、8.48(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1660、1590、1560、1070 b)2−(ベンジルスルフィニル)−3−フェニル−4
(3H)−キナゾリノン 収率 71.3% 白色結晶(ベンゼン) mp 192.2〜193.3℃ NMR(CDCl3,δ) 4.18(1H,d,J=12Hz)、4.51(1H,d,J=12Hz)、6.50
(1H,d)、6.95〜7.71(10H,m)、7.85〜8.08(2H,
m)、8.34(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1585、1565、1070 c)3−フェニル−2(3,4,5−トリメトキシベンジル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 55.7% 白色結晶(酢酸エチル) mp 130.1〜134.9℃ NMR(CDCl3,δ) 3.63(6H,s)、3.80(3H,s)、4.09(1H,d,J=12Hz)、
4.36(1H,d,J=12Hz)、6.16(2H,s)、6.75(1H,d)、
7.36〜7.69(5H,m)、7.90(1H,t)、8.05(1H,d)、8.
34(1H,d)、 IR(nujol,cm-1) 1700、1590、1560、1070 実施例 3 3−フェニル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン クロロホルム50ml中3−フェニル−2−(4−ピリジル
メチルチオ)−4(3H)−キナゾリノン1.12gの溶液へ
氷水冷却下においてm−クロル過安息香酸0.7gを加えて
2時間撹拌し続けた。
反応液を炭酸ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸ナトリウ
ムで乾燥して減圧留去し、その残留物をシリカクロマト
グラフィーにより精製した。
ムで乾燥して減圧留去し、その残留物をシリカクロマト
グラフィーにより精製した。
アセトン−クロロホルム(1:1)による流出部を酢酸エ
チルから結晶化して、標記化合物0.40gを得た。収率は
3.41%であった。
チルから結晶化して、標記化合物0.40gを得た。収率は
3.41%であった。
白色結晶 mp(dec)148.6〜149.7℃ NMR(CDCl3,δ) 4.10(1H,d,J=12Hz)、4.34(1H,d,J=12Hz)、6.94〜
7.06(3H,m)、7.38〜8.03(7H,m)、8.36(1H,d)、8.
52(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1695、1605、1590、1570 1075 実施例 4 実施例3と同様にして、それぞれ対応するスルフィドか
ら以下の化合物a)乃至i)が得られた。
7.06(3H,m)、7.38〜8.03(7H,m)、8.36(1H,d)、8.
52(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1695、1605、1590、1570 1075 実施例 4 実施例3と同様にして、それぞれ対応するスルフィドか
ら以下の化合物a)乃至i)が得られた。
a)5−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル−4(3H)−キナゾリン 収率 49.5% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 154.6〜155.6℃ NMR(CDCl3,δ) 4.28(1H,d,J=12Hz)、4.53(1H,d,J=12Hz)、7.09〜
7.69(11H,m)、8.32(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1700、1610、1580、15601070 b)7−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 29.7% 白色針状晶(酢酸エチル) mp(dec)157.1〜157.9℃ NMR(CDCl3,δ) 4.23(1H,d,J=12Hz)、4.48(1H,d,J=12Hz)、7.08〜
7.79(10H,m)、8.20〜8.29(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1700、1600、1580、1560、1060 c)3−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 得られた上記化合物は、3位のナフチル基による回転異
性と2位のスルフィニル基の光学異性によるジアステレ
オマーを形成し、シリカクロマトグラフィにより、各々
のジアステレオマーは分離した。初めに流出する分をI
とし、後に流出する分をIIとした。
チルスルフィニル−4(3H)−キナゾリン 収率 49.5% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 154.6〜155.6℃ NMR(CDCl3,δ) 4.28(1H,d,J=12Hz)、4.53(1H,d,J=12Hz)、7.09〜
7.69(11H,m)、8.32(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1700、1610、1580、15601070 b)7−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 29.7% 白色針状晶(酢酸エチル) mp(dec)157.1〜157.9℃ NMR(CDCl3,δ) 4.23(1H,d,J=12Hz)、4.48(1H,d,J=12Hz)、7.08〜
7.79(10H,m)、8.20〜8.29(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1700、1600、1580、1560、1060 c)3−(1−ナフチル)−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 得られた上記化合物は、3位のナフチル基による回転異
性と2位のスルフィニル基の光学異性によるジアステレ
オマーを形成し、シリカクロマトグラフィにより、各々
のジアステレオマーは分離した。初めに流出する分をI
とし、後に流出する分をIIとした。
I.収率 19.9% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec)176.8〜178.7℃ NMR(CDCl3,δ) 4.12(1H,d,J=12Hz)、4.46(1H,d,J=12Hz)、7.03〜
7.14(2H,m)、7.44〜7.72(7H,m)、7.85〜8.22(5H,
m)、8.37(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1590、1560、1045 MASS 411(M+)、363、288、271(100%)、217 II.収率 3.9% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec)164.9〜167.8℃ NMR(CDCl3,δ) 4.35(1H,d,J=12Hz)、4.50(1H,d,J=12Hz)、7.10〜
7.70(9H,m)、7.82〜8.14(5H,m)、8.29〜8.40(2H,
m)、 IR(nujol,cm-1) 1700、1590、1560、1070 MASS 411(M+)、363、288、271(100%)、217 d)3−イソブチル−2−(2−ピリジルメチルスルフ
ィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 48.5% 白色結晶(酢酸エチル+イソプロピルエーテル) mp 103.1〜106.1℃ NMR(CDCl3,δ) 0.89〜1.02(6H,dd)、2.05〜2.30(1H,m)、3.66〜3.8
2(1H,dd)、4.15〜4.29(1H,dd)、4.67(1H,d,J=13H
z)、4.88(1H,d,J=13Hz)、7.04〜7.91(6H,m)、8.3
0(1H,d)、8.46(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1590、1560 1055 e)3−フェニル−2−(2−キノリルメチルスルフィ
ニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 53.7% 淡黄色結晶(酢酸エチル) mp(dec)153.7〜157.0℃ NMR(CDCl3,δ) 4.39(1H,d,J=12Hz)、4.68(1H,d,J=12Hz)、7.28〜
7.83(13H,m)、8.06(1H,d)、8.28(1H,d) IR(nujol) 1705、1605、1590、1570、1085 f)3−フェネチル−2−(2−ピリジルメチルスルフ
ィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 46.9% 黄色透明油状物 NMR(CDCl3,δ) 2.92〜3.10(2H,m)、4.05〜4.29(1H,m)、4.41〜4.68
(2H,m)、4.78(1H,d,J=12Hz)、7.06〜7.89(13H,
m)、8.30(1H,d)、8.42(1H,d) IR(neat,cm-1) 1690、1590、1565、1070 g)2−(2−フリルメチルスルフィニル)−3−フェ
ニル−4(3H)−キナゾリノン 収率 44.5% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 131.2〜132.6℃ NMR(CDCl3,δ) 4.21(1H,d,J=12Hz)、4.50(1H,d,J=12Hz)、6.24〜
6.33(2H,m)、6.89(1H,d)、7.21〜7.68(6H,m)、7.
81〜8.00(2H,m)、8.35(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1700、1605、1585、1565、1050 h)3−フェニル−2−(2−チェニルメチルスルフィ
ニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 45.3% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 143.3〜144.9℃ NMR(CDCl3,δ) 4.39(1H,d,J=12Hz)、4.82(1H,d,J=12Hz)、6.61
(1H,d)、6.82〜7.00(2H,m)、7.20〜7.72(6H,m)、
7.90(1H,t)、8.02(1H,d)、8.35(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1590、1565 1070 i)2−(o−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)
−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノン 収率 8% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 136.8〜139.8℃ NMR(CDCl3,δ) 2.38(6H,s)、4.42(1H,d,J=12Hz)、4.67(1H,d,J=
12Hz)、6.29(1H,d)、6.95〜7.68(9H,m)、7.89(1
H,t)、8.03(1H,d)、8.33(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685、1605、1585、1560、1070 実施例 5 6−ブロム−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 6−ブロム−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
チオ)−4(3H)−キナゾリノン4.9gのクロロホルム溶
液に、氷水冷却下m−クロル過安息香酸2.4gを加え2.5
時間撹拌を続けた。反応液を炭酸ナトリウム水溶液で洗
浄後硫酸ナトリウムで乾燥して減圧留去し、残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。20%酢
酸エチル/クロロホルム流出部をアセトンから結晶化し
て標記化合物1.54g(30.2%)を得た。
7.14(2H,m)、7.44〜7.72(7H,m)、7.85〜8.22(5H,
m)、8.37(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1590、1560、1045 MASS 411(M+)、363、288、271(100%)、217 II.収率 3.9% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec)164.9〜167.8℃ NMR(CDCl3,δ) 4.35(1H,d,J=12Hz)、4.50(1H,d,J=12Hz)、7.10〜
7.70(9H,m)、7.82〜8.14(5H,m)、8.29〜8.40(2H,
m)、 IR(nujol,cm-1) 1700、1590、1560、1070 MASS 411(M+)、363、288、271(100%)、217 d)3−イソブチル−2−(2−ピリジルメチルスルフ
ィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 48.5% 白色結晶(酢酸エチル+イソプロピルエーテル) mp 103.1〜106.1℃ NMR(CDCl3,δ) 0.89〜1.02(6H,dd)、2.05〜2.30(1H,m)、3.66〜3.8
2(1H,dd)、4.15〜4.29(1H,dd)、4.67(1H,d,J=13H
z)、4.88(1H,d,J=13Hz)、7.04〜7.91(6H,m)、8.3
0(1H,d)、8.46(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1590、1560 1055 e)3−フェニル−2−(2−キノリルメチルスルフィ
ニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 53.7% 淡黄色結晶(酢酸エチル) mp(dec)153.7〜157.0℃ NMR(CDCl3,δ) 4.39(1H,d,J=12Hz)、4.68(1H,d,J=12Hz)、7.28〜
7.83(13H,m)、8.06(1H,d)、8.28(1H,d) IR(nujol) 1705、1605、1590、1570、1085 f)3−フェネチル−2−(2−ピリジルメチルスルフ
ィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 46.9% 黄色透明油状物 NMR(CDCl3,δ) 2.92〜3.10(2H,m)、4.05〜4.29(1H,m)、4.41〜4.68
(2H,m)、4.78(1H,d,J=12Hz)、7.06〜7.89(13H,
m)、8.30(1H,d)、8.42(1H,d) IR(neat,cm-1) 1690、1590、1565、1070 g)2−(2−フリルメチルスルフィニル)−3−フェ
ニル−4(3H)−キナゾリノン 収率 44.5% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 131.2〜132.6℃ NMR(CDCl3,δ) 4.21(1H,d,J=12Hz)、4.50(1H,d,J=12Hz)、6.24〜
6.33(2H,m)、6.89(1H,d)、7.21〜7.68(6H,m)、7.
81〜8.00(2H,m)、8.35(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1700、1605、1585、1565、1050 h)3−フェニル−2−(2−チェニルメチルスルフィ
ニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 45.3% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 143.3〜144.9℃ NMR(CDCl3,δ) 4.39(1H,d,J=12Hz)、4.82(1H,d,J=12Hz)、6.61
(1H,d)、6.82〜7.00(2H,m)、7.20〜7.72(6H,m)、
7.90(1H,t)、8.02(1H,d)、8.35(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1590、1565 1070 i)2−(o−ジメチルアミノベンジルスルフィニル)
−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノン 収率 8% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 136.8〜139.8℃ NMR(CDCl3,δ) 2.38(6H,s)、4.42(1H,d,J=12Hz)、4.67(1H,d,J=
12Hz)、6.29(1H,d)、6.95〜7.68(9H,m)、7.89(1
H,t)、8.03(1H,d)、8.33(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1685、1605、1585、1560、1070 実施例 5 6−ブロム−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
スルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 6−ブロム−3−フェニル−2−(2−ピリジルメチル
チオ)−4(3H)−キナゾリノン4.9gのクロロホルム溶
液に、氷水冷却下m−クロル過安息香酸2.4gを加え2.5
時間撹拌を続けた。反応液を炭酸ナトリウム水溶液で洗
浄後硫酸ナトリウムで乾燥して減圧留去し、残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。20%酢
酸エチル/クロロホルム流出部をアセトンから結晶化し
て標記化合物1.54g(30.2%)を得た。
白色結晶 mp(dec) 190.6〜191.8℃ NMR(CDCl3,δ) 4.20(1H,d,J=13Hz)、4.43(1H,d,J=13Hz)、7.06〜
7.16(1H,m)、7.22〜7.30(1H,m)、7.36〜7.69(7H,
m)、7.88(1H,dd)、8.24(1H,d)、8.44(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1070 実施例 6 実施例5と同様にして各々対応するスルフィドから下記
の化合物a)〜o)が得られた。
7.16(1H,m)、7.22〜7.30(1H,m)、7.36〜7.69(7H,
m)、7.88(1H,dd)、8.24(1H,d)、8.44(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1070 実施例 6 実施例5と同様にして各々対応するスルフィドから下記
の化合物a)〜o)が得られた。
a)8−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 48.6% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 154.7〜156.1℃ NMR(CDCl3,δ) 2.61(3H,s)、4.40(1H,d,J=13H
z)、4.74(1H,d,J=13Hz)、7.09〜7.18(1H,m)、7.2
1〜7.31(2H,m)、7.40〜7.76(7H,m)、8.17(1H,
d)、8.32(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1610、1060 b)6−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 33.7% 白色結晶(クロロホルム−イソプロピルエーテル) mp(dec) 193.7〜194.3℃ NMR(CDCl3,δ) 4.21(1H,d,J=13Hz)、4.44(1H,d,J=13Hz)、7.08〜
7.17(1H,m)、7.23〜7.32(1H,m)、7.35〜7.47(2H,
m)、7.51〜7.76(6H,m)、8.22〜8.31(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1065 c)6−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 52.0% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 168.8〜170.0℃ NMR(CDCl3,δ) 2.52(3H,s)、4.25(1H,d,J=13Hz)、4.48(1H,d,J=
13Hz)、7.08〜7.16(1H,m)、7.21〜7.75(9H,m)、8.
10(1H,s)、8.28(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1680、1620、1060 d)2−〔4−メチルピリジン−2−イル)メチルスル
フィニル〕−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノン 収率 37.8% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 149.2〜151.2℃ NMR(CDCl3,δ) 2.29(3H,s)、4.23(1H,d,J=13Hz)、4.45(1H,d,J=
13Hz)、6.93(1H,d)、7.09(1H,s)、7.30〜7.70(6
H,m)、7.78〜7.87(2H,m)、8.12(1H,d)、8.34(1H,
d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1060 e)2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−
イル)メチルスルフィニル〕−3−フェニル−4(3H)
−キナゾリノン 収率 17.1% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 148.7〜150.8℃ NMR(CDCl3,δ) 2.05(3H,s)、3.78(3H,s)、4.26(1H,d,J=13Hz)、
4.46(1H,d,J=13Hz)、6.69(1H,s)、7.21〜7.68(6
H,m)、7.79〜7.94(3H,m)、8.34(1H,d)、 IR(nujol,cm-1) 1700、1600、1075 f)3−(2−クロルフェニル)−2−(2−ピリジル
メチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 29.9% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 146.8〜148.5℃ NMR(CDCl3,δ) 4.58(1H,d,J=13Hz)、4.77(1H,d,J=13Hz)、7.13〜
7.22(1H,m)、7.31(1H,d)、7.48〜7.71(6H,m)、7.
84〜8.00(2H,m)、8.37(1H,d)、8.50(1H,d)、 IR(nujol,cm-1) 1710、1600、1080 g)3−(4−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジ
ルメチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 30.3% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル)dec15
3.9℃ NMR(CDCl3,δ) 3.89(3H,s)、4.27(1H,d,J=13Hz)、4.46(1H,d,J=
13Hz)、7.00〜7.15(3H,m)、7.24〜7.39(3H,m)、7.
50〜7.85(4H,m)、8.20〜8.35(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1700、1620、1080 h)3−(3−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジ
ルメチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 40.6% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 147.5〜148.7℃ NMR(CDCl3,δ) 3.84(3H,s)、3.86(3H,s)、4.35(1H,d,J=13Hz)、
4.53(1H,dd,J=13Hz,6Hz)、6.88〜7.35(5H,m)、7.4
0〜7.86(5H,m)、8.22〜8.37(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1695、1610、1070 i)2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−
イル)メチルスルフィニル〕−6−メチル−3−フェニ
ル−4(3H)−キナゾリノン 収率 27.6% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) dec 155.8℃〜 NMR(CDCl3,δ) 2.06(3H,s)、2.54(3H,s)、3.79(3H,s)、4.31(1
H,d,J=13Hz)、4.48(1H,dd,J=13Hz)6.71(1H,s)、
7.22〜7.79(7H,m)、7.94(1H,s)、8.12(1H,s) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1075 j)3−(4−メチルフェニル)−2−(2−ピリジル
メチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 55.5% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル)dec14
7.8℃〜 NMR(CDCl3,δ) 2.46(3H,s)、4.28(1H,d,J=13Hz)、4.48(1H,d,J=
13Hz)、7.07〜7.16(1H,m)、7.20〜7.88(9H,m)、8.
24〜8.37(2H,m)、 IR(nujol,cm-1) 1685、1070 k)2−〔(4−メトキシ−3−メチルピリジン−2−
イル)メチルスルフィニル〕−3−(4−メトキシフェ
ニル)−6−メチル−4(3H)−キナゾリノン 収率 34.1% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) dec 161.5℃〜 NMR(CDCl3,δ) 2.16(3H,s)、2.50(3H,s)、3.82(3H,s)、3.88(3
H,s)、4.41(1H,d,J=14Hz)、5.01(1H,d,J=14H
z)、6.61(1H,d)、6.95〜7.25(3H,m)、7.39(1H,
d)、7.60(1H,d)、7.72(1H,d)、8.02(1H,d)、8.0
9(1H,s) IR(nujol,cm-1) 1675、1610、1050 l)3−フェニル−2−(3−ピリジルメチルスルフィ
ニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 47.9%、 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 101.3〜102.7℃ NMR(CDCl3,δ) 4.13(1H,d,J=13Hz)、4.37(1H,d,J=13Hz)、6.91〜
7.01(1H,m)、7.19〜7.28(1H,m)、7.33〜7.70(6H,
m)、7.82〜8.01(2H,m)、8.22(1H,s)、8.34(1H,
d)、8.56(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1070 m)3−フェニ−2−(4−キノリルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 27.3% 白色結晶(酢酸エチル) dec150℃〜 NMR(CDCl3,δ) 4.53(1H,d,J=12Hz)、4.85(1H,d,J=12Hz)、6.78
(1H,d)、7.16〜7.80(9H,m)、7.91(1H,t)、8.01〜
8.17(2H,m)、8.33(1H,d)、8.79(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1090 n)3−(4−メチルフェニル)−2−(4−ピリジル
メチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 48.0%、 白色結晶(酢酸エチル) mp 160.1〜162.0℃ NMR(CDCl3,δ) 2.49(3H,s)、4.15(1H,d,J=12Hz)、4.34(1H,d,J=
12Hz)、6.95(1H,d)、7.06〜7.14(2H,m)、7.25〜7.
46(3H,m)、7.64(1H,t)、7.82〜7.99(2H,m)、8.34
(1H,d)、8.54(2H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1600、1075 o)8−メチル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 44.2%、 白色結晶(酢酸エチル) mp 164.2〜166.1℃ NMR(CDCl3,δ) 2.74(3H,s)、4.22(1H,d,J=13Hz)、4.49(1H,d,J=
13Hz)、6.90(1H,d)、7.05(2H,d)、7.36〜7.64(5
H,m)、7.73(1H,d)、8.17(1H,d)、8.52(2H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1600、1050 実施例 7 この実施例において本発明化合物の抗潰瘍効果の検討結
果を述べる。
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 48.6% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 154.7〜156.1℃ NMR(CDCl3,δ) 2.61(3H,s)、4.40(1H,d,J=13H
z)、4.74(1H,d,J=13Hz)、7.09〜7.18(1H,m)、7.2
1〜7.31(2H,m)、7.40〜7.76(7H,m)、8.17(1H,
d)、8.32(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1610、1060 b)6−クロル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 33.7% 白色結晶(クロロホルム−イソプロピルエーテル) mp(dec) 193.7〜194.3℃ NMR(CDCl3,δ) 4.21(1H,d,J=13Hz)、4.44(1H,d,J=13Hz)、7.08〜
7.17(1H,m)、7.23〜7.32(1H,m)、7.35〜7.47(2H,
m)、7.51〜7.76(6H,m)、8.22〜8.31(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1065 c)6−メチル−3−フェニル−2−(2−ピリジルメ
チルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 52.0% 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 168.8〜170.0℃ NMR(CDCl3,δ) 2.52(3H,s)、4.25(1H,d,J=13Hz)、4.48(1H,d,J=
13Hz)、7.08〜7.16(1H,m)、7.21〜7.75(9H,m)、8.
10(1H,s)、8.28(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1680、1620、1060 d)2−〔4−メチルピリジン−2−イル)メチルスル
フィニル〕−3−フェニル−4(3H)−キナゾリノン 収率 37.8% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 149.2〜151.2℃ NMR(CDCl3,δ) 2.29(3H,s)、4.23(1H,d,J=13Hz)、4.45(1H,d,J=
13Hz)、6.93(1H,d)、7.09(1H,s)、7.30〜7.70(6
H,m)、7.78〜7.87(2H,m)、8.12(1H,d)、8.34(1H,
d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1060 e)2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−
イル)メチルスルフィニル〕−3−フェニル−4(3H)
−キナゾリノン 収率 17.1% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 148.7〜150.8℃ NMR(CDCl3,δ) 2.05(3H,s)、3.78(3H,s)、4.26(1H,d,J=13Hz)、
4.46(1H,d,J=13Hz)、6.69(1H,s)、7.21〜7.68(6
H,m)、7.79〜7.94(3H,m)、8.34(1H,d)、 IR(nujol,cm-1) 1700、1600、1075 f)3−(2−クロルフェニル)−2−(2−ピリジル
メチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 29.9% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 146.8〜148.5℃ NMR(CDCl3,δ) 4.58(1H,d,J=13Hz)、4.77(1H,d,J=13Hz)、7.13〜
7.22(1H,m)、7.31(1H,d)、7.48〜7.71(6H,m)、7.
84〜8.00(2H,m)、8.37(1H,d)、8.50(1H,d)、 IR(nujol,cm-1) 1710、1600、1080 g)3−(4−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジ
ルメチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 30.3% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル)dec15
3.9℃ NMR(CDCl3,δ) 3.89(3H,s)、4.27(1H,d,J=13Hz)、4.46(1H,d,J=
13Hz)、7.00〜7.15(3H,m)、7.24〜7.39(3H,m)、7.
50〜7.85(4H,m)、8.20〜8.35(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1700、1620、1080 h)3−(3−メトキシフェニル)−2−(2−ピリジ
ルメチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 40.6% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) mp(dec) 147.5〜148.7℃ NMR(CDCl3,δ) 3.84(3H,s)、3.86(3H,s)、4.35(1H,d,J=13Hz)、
4.53(1H,dd,J=13Hz,6Hz)、6.88〜7.35(5H,m)、7.4
0〜7.86(5H,m)、8.22〜8.37(2H,m) IR(nujol,cm-1) 1695、1610、1070 i)2−〔(4−メトキシ−5−メチルピリジン−2−
イル)メチルスルフィニル〕−6−メチル−3−フェニ
ル−4(3H)−キナゾリノン 収率 27.6% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) dec 155.8℃〜 NMR(CDCl3,δ) 2.06(3H,s)、2.54(3H,s)、3.79(3H,s)、4.31(1
H,d,J=13Hz)、4.48(1H,dd,J=13Hz)6.71(1H,s)、
7.22〜7.79(7H,m)、7.94(1H,s)、8.12(1H,s) IR(nujol,cm-1) 1685、1600、1075 j)3−(4−メチルフェニル)−2−(2−ピリジル
メチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 55.5% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル)dec14
7.8℃〜 NMR(CDCl3,δ) 2.46(3H,s)、4.28(1H,d,J=13Hz)、4.48(1H,d,J=
13Hz)、7.07〜7.16(1H,m)、7.20〜7.88(9H,m)、8.
24〜8.37(2H,m)、 IR(nujol,cm-1) 1685、1070 k)2−〔(4−メトキシ−3−メチルピリジン−2−
イル)メチルスルフィニル〕−3−(4−メトキシフェ
ニル)−6−メチル−4(3H)−キナゾリノン 収率 34.1% 白色結晶(酢酸エチル−イソプロピルエーテル) dec 161.5℃〜 NMR(CDCl3,δ) 2.16(3H,s)、2.50(3H,s)、3.82(3H,s)、3.88(3
H,s)、4.41(1H,d,J=14Hz)、5.01(1H,d,J=14H
z)、6.61(1H,d)、6.95〜7.25(3H,m)、7.39(1H,
d)、7.60(1H,d)、7.72(1H,d)、8.02(1H,d)、8.0
9(1H,s) IR(nujol,cm-1) 1675、1610、1050 l)3−フェニル−2−(3−ピリジルメチルスルフィ
ニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 47.9%、 白色結晶(酢酸エチル) mp(dec) 101.3〜102.7℃ NMR(CDCl3,δ) 4.13(1H,d,J=13Hz)、4.37(1H,d,J=13Hz)、6.91〜
7.01(1H,m)、7.19〜7.28(1H,m)、7.33〜7.70(6H,
m)、7.82〜8.01(2H,m)、8.22(1H,s)、8.34(1H,
d)、8.56(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1070 m)3−フェニ−2−(4−キノリルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 27.3% 白色結晶(酢酸エチル) dec150℃〜 NMR(CDCl3,δ) 4.53(1H,d,J=12Hz)、4.85(1H,d,J=12Hz)、6.78
(1H,d)、7.16〜7.80(9H,m)、7.91(1H,t)、8.01〜
8.17(2H,m)、8.33(1H,d)、8.79(1H,d) IR(nujol,cm-1) 1690、1600、1090 n)3−(4−メチルフェニル)−2−(4−ピリジル
メチルスルフィニル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 48.0%、 白色結晶(酢酸エチル) mp 160.1〜162.0℃ NMR(CDCl3,δ) 2.49(3H,s)、4.15(1H,d,J=12Hz)、4.34(1H,d,J=
12Hz)、6.95(1H,d)、7.06〜7.14(2H,m)、7.25〜7.
46(3H,m)、7.64(1H,t)、7.82〜7.99(2H,m)、8.34
(1H,d)、8.54(2H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1600、1075 o)8−メチル−2−(4−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 収率 44.2%、 白色結晶(酢酸エチル) mp 164.2〜166.1℃ NMR(CDCl3,δ) 2.74(3H,s)、4.22(1H,d,J=13Hz)、4.49(1H,d,J=
13Hz)、6.90(1H,d)、7.05(2H,d)、7.36〜7.64(5
H,m)、7.73(1H,d)、8.17(1H,d)、8.52(2H,d) IR(nujol,cm-1) 1695、1600、1050 実施例 7 この実施例において本発明化合物の抗潰瘍効果の検討結
果を述べる。
抗潰瘍効果の試験 〔試験方法〕 生後4週令のddY系雄性マウスを24時間絶食後実験に供
した。各被検化合物100mg/kgを胃内に投与し、30分後に
インドメサシン20mg/kgを経口投与した。インドメサシ
ン投与4時間後に胃を摘出し、胃障害の長さを測定し、
第1表に示すスコアの総和を潰瘍係数とした。
した。各被検化合物100mg/kgを胃内に投与し、30分後に
インドメサシン20mg/kgを経口投与した。インドメサシ
ン投与4時間後に胃を摘出し、胃障害の長さを測定し、
第1表に示すスコアの総和を潰瘍係数とした。
各群の潰瘍係数の平均値を算出し、対照群との差から抑
制率を求めた。尚、被検化合物は1%アラビアゴム液に
懸濁して投与した。
制率を求めた。尚、被検化合物は1%アラビアゴム液に
懸濁して投与した。
結果を第2表に示す。
第2表に示されるように、本発明による化合物はシメチ
ジンと比較して同等または優れた抗潰瘍作用を有してい
る。
ジンと比較して同等または優れた抗潰瘍作用を有してい
る。
本発明の化合物の毒性は一般に低く、例えば上記3−フ
ェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニル)−4
(3H)−キナゾリノンはLD50(P.O.)は3,000mg/kgであ
り、復帰変異試験において陰性であった。
ェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニル)−4
(3H)−キナゾリノンはLD50(P.O.)は3,000mg/kgであ
り、復帰変異試験において陰性であった。
以下に、本発明の化合物を使用する製剤例を示す。
各成分を均一に混合し直打用粉末とした。これをロータ
リー式打錠機で直径7mm、重量150mgの錠剤に成型した。
リー式打錠機で直径7mm、重量150mgの錠剤に成型した。
Aの成分を均一に混合した後、Bの溶液を加えて練合
し、押出造粒法で整粒し、次いで50℃の乾燥機で乾燥し
た。乾燥上がり顆粒を粒度297μm〜1460μmにふるい
分けたものを顆粒剤とした。1分包量を500mgとした。
し、押出造粒法で整粒し、次いで50℃の乾燥機で乾燥し
た。乾燥上がり顆粒を粒度297μm〜1460μmにふるい
分けたものを顆粒剤とした。1分包量を500mgとした。
製剤例 3 シロップ剤 3−フェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 5,000 g 白糖 30,000 g D−ソルビトール70w/v% 25,000 g パラオキシ安息香酸エチル 0.030g パラオキシ安息香酸プロピル 0.015g 香味料 0.200g グリセリン 0.150g 96%エタノール 0.500g蒸溜水 適 量 全 量 100 ml 白糖、D−ソルビトール、パラオキシ安息香酸エチル、
パラオキシ安息香酸プロピルおよび上記の有効成分を温
水60gに溶解した。冷却後グリセリンおよびエタノール
に溶解した香味料の溶液を加えた。つぎにこの混合物に
水を加えて100mlにした。
ル)−4(3H)−キナゾリノン 5,000 g 白糖 30,000 g D−ソルビトール70w/v% 25,000 g パラオキシ安息香酸エチル 0.030g パラオキシ安息香酸プロピル 0.015g 香味料 0.200g グリセリン 0.150g 96%エタノール 0.500g蒸溜水 適 量 全 量 100 ml 白糖、D−ソルビトール、パラオキシ安息香酸エチル、
パラオキシ安息香酸プロピルおよび上記の有効成分を温
水60gに溶解した。冷却後グリセリンおよびエタノール
に溶解した香味料の溶液を加えた。つぎにこの混合物に
水を加えて100mlにした。
製造例 4 注射液 3−フェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 5 mg 塩化ナトリウム 10 mg蒸留水 適 量 全 量 1.0ml 塩化ナトリウムおよび有効成分に蒸留水を加えて溶解
し、全量を1.0mlとした。
ル)−4(3H)−キナゾリノン 5 mg 塩化ナトリウム 10 mg蒸留水 適 量 全 量 1.0ml 塩化ナトリウムおよび有効成分に蒸留水を加えて溶解
し、全量を1.0mlとした。
製剤例 5 坐剤 3−フェニル−2−(2−ピリジルメチルスルフィニ
ル)−4(3H)−キナゾリノン 10g ポリエチレングリコール4000 20gグリセリン 70g 全 量 100g グリセリンを有効成分に加えて溶解した。そこへポリエ
チレングリコール4000を加えて加温し溶解後、坐剤型に
注入して冷却固化し、1個当たり1.5gの坐剤を製造し
た。
ル)−4(3H)−キナゾリノン 10g ポリエチレングリコール4000 20gグリセリン 70g 全 量 100g グリセリンを有効成分に加えて溶解した。そこへポリエ
チレングリコール4000を加えて加温し溶解後、坐剤型に
注入して冷却固化し、1個当たり1.5gの坐剤を製造し
た。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(I) 〔式中、R1は低級アルキル基、場合によって置換された
アリール基又はアラルキル基を表わし、R2はフェニル
基、置換フェニル基、又は異種原子としてN,Oもしくは
Sを有し場合によって置換されているかもしくはフェニ
ル環と縮合した5もしくは6員の複素環基を表わし、n
は1又は2の整数を表わし、そしてXは水素、低級アル
キル基又はハロゲン原子を表わす〕 で示される2−アルキルスルフィニル−4(3H)−キナ
ゾリノン誘導体およびその薬学的に許容されうる酸との
付加塩。 - 【請求項2】一般式(II) 〔式中、R1は低級アルキル基、場合によって置換された
アリール基又はアラルキル基を表わし、R2はフェニル
基、置換フェニル基、又は異種原子としてN,Oもしくは
Sを有し場合によって置換されているかもしくはフェニ
ル環と縮合した5もしくは6員の複素環基を表わし、n
は1又は2の整数を表わし、そしてXは水素、低級アル
キル基又はハロゲン原子を表わす〕 で示される4(3H)−キナゾリノン誘導体を酸化反応に
付する一般式(I) 〔式中、R1,R2,nおよびXは上記の意味を有する〕 で示される2−アルキルスルフィニル−4(3H)−キナ
ゾリノン誘導体の製造方法。 - 【請求項3】一般式(I) 〔式中、R1は低級アルキル基、場合によって置換された
アリール基又はアラルキル基を表わし、R2はフェニル
基、置換フェニル基、又は異種原子としてN,Oもしくは
Sを有し場合によって置換されているかもしくはフェニ
ル環と縮合した5もしくは6員の複素環基を表わし、n
は1又は2の整数を表わし、そしてXは水素、低級アル
キル基又はハロゲン原子を表わす〕 で示される2−アルキルスルフィニル−4(3H)−キナ
ゾリノン誘導体又はその薬学的に許容されうる酸との付
加塩を有効成分として含有する抗潰瘍薬。
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JP62205072A JPH0749423B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-08-20 | 2−アルキルスルフイニル−4(3h)−キナゾリノン誘導体、その製造方法およびそれを有効成分とする抗潰瘍薬 |
US07/148,602 US4833144A (en) | 1987-01-30 | 1988-01-26 | 2-Alkylsulfinyl-4(3H)-quinazolinone derivatives and pharmaceutical compositions |
EP88101149A EP0276826B1 (en) | 1987-01-30 | 1988-01-27 | 2-alkylsulfinyl-4 (3h)-quinazolinone derivatives, processes for their preparation and pharmaceutical compositions |
DE8888101149T DE3867075D1 (de) | 1987-01-30 | 1988-01-27 | 2-alkylsulfinyl-4(3h)-chinazolinon-derivate, verfahren zu ihrer herstellung und pharmazeutische zusammensetzungen. |
ES198888101149T ES2038218T3 (es) | 1987-01-30 | 1988-01-27 | Un procedimiento para preparar nuevos derivados de 2-alquilsulfinil-4(3h)-quinazolinona. |
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JP2012487 | 1987-01-30 | ||
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---|---|
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US6255311B1 (en) * | 1998-01-14 | 2001-07-03 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fungicidal fused bicyclic pyrimidinones |
CN101225083A (zh) | 2007-01-16 | 2008-07-23 | 北京摩力克科技有限公司 | 四氢喹唑啉酮类化合物及其用于制备治疗和预防病毒性疾病的药物的用途 |
ES2308916B1 (es) * | 2007-03-22 | 2009-10-29 | Consejo Superior De Investigaciones Cientificas | Compuesto inhibidor dual de las enzimas pde7 y/o pde4, composiciones farmaceuticas y sus aplicaciones. |
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DD225131A1 (de) * | 1984-01-30 | 1985-07-24 | Akad Wissenschaften Ddr | Verfahren zur herstellung 2-substituierter 3,4-dihydrochinazolin-4-one |
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US4605657A (en) * | 1985-04-30 | 1986-08-12 | Chevron Research Company | 4-quinazalone fungicides |
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- 1988-01-27 ES ES198888101149T patent/ES2038218T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1988-01-29 KR KR1019880000741A patent/KR960012367B1/ko not_active IP Right Cessation
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---|---|
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EP0276826A1 (en) | 1988-08-03 |
EP0276826B1 (en) | 1991-12-27 |
DE3867075D1 (de) | 1992-02-06 |
JPS63301873A (ja) | 1988-12-08 |
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