JPH0749305A - シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度測定装置および測定方法 - Google Patents

シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度測定装置および測定方法

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JPH0749305A
JPH0749305A JP21104493A JP21104493A JPH0749305A JP H0749305 A JPH0749305 A JP H0749305A JP 21104493 A JP21104493 A JP 21104493A JP 21104493 A JP21104493 A JP 21104493A JP H0749305 A JPH0749305 A JP H0749305A
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JP
Japan
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infrared
single crystal
silicon single
infrared light
interstitial oxygen
Prior art date
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Pending
Application number
JP21104493A
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English (en)
Inventor
Satoru Hoshina
悟 保科
Masaharu Watanabe
正晴 渡辺
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Sumco Techxiv Corp
Original Assignee
Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度の面内
分布を、迅速かつ容易に把握することができる測定装置
および測定方法を提供する。 【構成】 赤外光源1と、9μmバンドの赤外光に対し
て透過特性を有する赤外線フィルタまたは分光器2と、
9μmバンドの赤外光を検出する2次元配置の赤外線検
出器3と、検出されたデータを解析する計算機4とによ
って測定装置を構成する。赤外光源1が発する赤外光
を、赤外線フィルタまたは分光器2によりほぼ1107
cm-1の波数の赤外光に単色光化した上、シリコンウェ
ーハ5に入射し、これを透過した赤外光を2次元配置し
た赤外線検出器3で検出して計算機4に入力する。ここ
で、前記透過赤外光の強度と、別途測定した酸素を含ま
ないシリコン単結晶の透過赤外光強度とを比較して、シ
リコンウェーハ5内の格子間型酸素のみの吸光度データ
とし、格子間型酸素の面内分布データとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン単結晶中の格
子間型酸素濃度測定装置および測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路素子の基板には、チョク
ラルスキー法によって製造したシリコン単結晶が広く用
いられている。前記シリコン単結晶には、高純度のもの
であっても実際には1018atoms/cc程度の酸素
がいろいろな形態で結晶中に存在しており、特に格子間
型酸素はデバイス製造時の熱処理によって析出し、デバ
イス特性に顕著な影響を及ぼす。そして、シリコンウェ
ーハ全体に前記格子間型酸素の均一な析出を起こさせる
ことが、デバイス製造の歩留りを向上させる。従って、
シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度の面内分布状態
は、製造したシリコン単結晶に対する重要な評価項目と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体単結晶に含まれ
ている不純物濃度の測定に関しては、特開昭56−94
242による半導体の不純物濃度の測定法、特開昭61
−242475による赤外撮像装置などが知られてい
る。しかしながら、通常の赤外分光分析装置は、赤外測
定域(通常、4000cm-1〜400cm-1の範囲)を
分析する装置であり、前記従来の技術によってシリコン
単結晶中の格子間型酸素濃度の面内分布を測定する場
合、各測定点ごとに分光分析を行わなければならず、面
内測定点のすべてについて測定すると多大の時間と手間
がかかる。本発明は上記従来の問題点に着目してなされ
たもので、シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度の面内
分布を迅速かつ容易に把握することができる測定装置お
よび測定方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るシリコン単結晶中の格子間型酸素濃度
測定装置は、赤外光の光源と、9μmバンドの赤外光に
対して透過特性を有する赤外線フィルタまたは分光器
と、9μmバンドの赤外光を検出する2次元配置の赤外
線検出器と、前記赤外線検出器によって検出したデータ
を解析する計算機とによって構成したことを特徴として
いる。また、本発明に係るシリコン単結晶中の格子間型
酸素濃度測定方法は、赤外光源が発する赤外光を、赤外
線フィルタまたは分光器によりほぼ1107cm-1の波
数の赤外光に単色光化した上、被測定シリコン単結晶に
入射し、前記シリコン単結晶を透過した赤外光を2次元
配置の赤外線検出器で検出して計算機に入力し、前記被
測定シリコン単結晶を透過した赤外光の強度と酸素を含
まないシリコン単結晶の透過赤外光強度とを比較して、
被測定シリコン単結晶中の格子間型酸素のみの吸光度デ
ータを算出し、格子間型酸素の面内分布測定データとし
て出力することとした。
【0005】
【作用】シリコン単結晶中の格子間型酸素が吸収する赤
外光は、9μmバンドであることが知られている。上記
構成によれば、シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度測
定装置を赤外光源と、9μmバンドの赤外光に対して透
過特性のあるフィルタおよび9μmバンドの赤外光に対
して受光特性のある赤外線検出器とを用いることにした
ので、従来のように測定点ごとに分光分析を行う必要が
なくなり、測定時間が短縮される。また、前記赤外線検
出器として2次元配置したものを用いることにより、従
来よりも少ない測定回数かつ短時間で格子間型酸素の面
内分布情報を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明に係るシリコン単結晶中の格
子間型酸素濃度測定装置および測定方法の実施例につい
て、図面を参照して説明する。図1は測定装置の構成を
示す説明図である。本測定装置は赤外光源1、赤外線フ
ィルタまたは分光器2、赤外線検出器3、計算機4によ
って構成され、前記赤外線フィルタまたは分光器2と赤
外線検出器3との間に試料(被測定シリコン単結晶たと
えばシリコンウェーハ)5が保持される。前記赤外線検
出器3にはインジウム、アンチモンを使用した2次元配
置素子が用いられているが、9μmバンドの赤外光に対
して受光特性のあるものならば、他のものでもよい。ま
た、計算機4には格子間型酸素濃度測定装置の制御機構
が含まれている。
【0007】次に、上記酸素濃度測定装置を用いる酸素
濃度測定方法について説明する。赤外光源1が発した赤
外光は、赤外線フィルタまたは分光器2により、シリコ
ン単結晶中の格子間型酸素の吸収バンドである1107
cm-1の波数の赤外光に単色光化(分光)され、試料5
に入射される。試料5に含まれる格子間型酸素によって
吸収を受けた赤外単色光は、2次元配置した赤外線検出
器3によって測定される。2次元配置検出器による各測
定位置のデータは、計算機4内に蓄えられるか、または
専用の記録媒体に保存され、別に測定してあるバックグ
ラウンド測定データ、この場合はリファレンスとして使
用する高純度のシリコン単結晶たとえばFZ法による単
結晶から得られたスペクトルデータを用いてバックグラ
ウンド除去を行い、図2に示すような赤外吸収スペクト
ルとして表示させる。図2はシリコンによる吸収を除い
て格子間型酸素の吸収のみとしたスペクトルの例であ
る。試料5に入射される赤外光はほぼ1107cm-1
波数の赤外光に単色光化されているので、格子間型酸素
の吸収のピーク情報だけが得られる。これを図3に示す
面内測定データとして出力する。前記吸光度データから
シリコン単結晶中に含まれる格子間型酸素濃度の面内分
布を得る方法は、日本電子工業振興協会などによって示
されている赤外吸光度値からの換算係数を用いて算出す
る。
【0008】図3は2次元配置検出器による測定データ
の出力図で、格子間型酸素の析出分布がリング状(図3
のP部)で、かつ面内で変化しているシリコンウェーハ
について測定した例である。この出力図では、格子間型
酸素濃度または吸光度値の量が濃淡で示される。測定範
囲は、光学系の設定によって図3全体のような大面積の
ものからQ部のような小面積のものまで測定することが
できる。図4は、測定範囲が図3全体のものについて任
意の部分たとえばA−A線に沿う線分析出力例を示した
もので、横軸は酸素濃度または吸光度である。
【0009】図1における試料5の測定面は、面荒れに
よる赤外光の散乱を避けるために鏡面またはそれに近い
面状態に仕上げておく必要がある。半導体デバイス用の
シリコンウェーハは、表面は鏡面であるが裏面は化研に
よる仕上げ面のものがあり、このような場合は赤外光入
射角度を変えることにより対応することができる。
【0010】赤外線フィルタと試料とを逆の位置に置き
換えてもよい。ただし分光器を用いる場合は置き換える
ことができない。また、試料が大きすぎて赤外光を均一
に照射できないときは、赤外光を走査することによって
測定が可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リコン単結晶中の格子間型酸素が吸収する9μmバンド
の赤外光をシリコン単結晶に入射し、前記赤外光に対し
て受光特性のある赤外線検出器を用いて透過量を検出す
る測定装置および測定方法としたので、下記の効果が得
られる。 (1)格子間型酸素濃度の面内分布測定に当たり、従来
よりも少ない測定回数で面内分布情報を得ることがで
き、測定位置ごとに分光分析を行う必要がないので、測
定時間を大幅に短縮することができる。 (2)本発明による格子間型酸素濃度測定装置および測
定方法は、生産ラインにおける製品チェックにも利用可
能であるが、製品チェックのための待ち時間が著しく短
縮され、スループットが向上する。 また本発明は、使用する赤外線バンドの設定を変更する
ことにより赤外領域に吸収を有する物質全般の分析に適
用することができるので、極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】格子間型酸素濃度測定装置の構成を示す説明図
である。
【図2】シリコンによる吸収を除いて格子間型酸素の吸
収のみとしたスペクトルの例を示す図である。
【図3】2次元配置検出器による測定データの出力例を
示す図である。
【図4】測定範囲が図3全体のものについて、図3のA
−A線に沿う線分析出力例を示す図である。
【符号の説明】
1 赤外光源 2 赤外線フィルタまたは分光器 3 赤外線検出器 4 計算機 5 試料(シリコンウェーハ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外光の光源と、9μmバンドの赤外光
    に対して透過特性を有する赤外線フィルタまたは分光器
    と、9μmバンドの赤外光を検出する2次元配置の赤外
    線検出器と、前記赤外線検出器によって検出したデータ
    を解析する計算機とによって構成したことを特徴とする
    シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度測定装置。
  2. 【請求項2】 赤外光源が発する赤外光を、赤外線フィ
    ルタまたは分光器によりほぼ1107cm-1の波数の赤
    外光に単色光化した上、被測定シリコン単結晶に入射
    し、前記シリコン単結晶を透過した赤外光を2次元配置
    の赤外線検出器で検出して計算機に入力し、前記被測定
    シリコン単結晶を透過した赤外光の強度と酸素を含まな
    いシリコン単結晶の透過赤外光強度とを比較して、被測
    定シリコン単結晶中の格子間型酸素のみの吸光度を算出
    し、格子間型酸素の面内分布測定データとして出力する
    ことを特徴とするシリコン単結晶中の格子間型酸素濃度
    測定方法。
JP21104493A 1993-08-04 1993-08-04 シリコン単結晶中の格子間型酸素濃度測定装置および測定方法 Pending JPH0749305A (ja)

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