JPH0748821Y2 - 鉄筋コンクリート用鉄筋の接続構造 - Google Patents
鉄筋コンクリート用鉄筋の接続構造Info
- Publication number
- JPH0748821Y2 JPH0748821Y2 JP1636793U JP1636793U JPH0748821Y2 JP H0748821 Y2 JPH0748821 Y2 JP H0748821Y2 JP 1636793 U JP1636793 U JP 1636793U JP 1636793 U JP1636793 U JP 1636793U JP H0748821 Y2 JPH0748821 Y2 JP H0748821Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coupler
- groove
- male coupler
- reinforced concrete
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄筋コンクリート用鉄
筋の接続構造に関する。
筋の接続構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】鉄筋コンクリート用鉄筋の接合方法とし
ては、従来、次の構造のものが採用されている。
ては、従来、次の構造のものが採用されている。
【０００３】接続すべき鉄筋の端部を重ね合せて結束線
で接合するもの、加熱して圧着するもの、各種の継手金
物により接合するもの。
で接合するもの、加熱して圧着するもの、各種の継手金
物により接合するもの。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来方法によ
る場合には、次の問題点があった。
る場合には、次の問題点があった。
【０００５】構造物の鉄筋が密集した箇所の場合、例え
ば、柱、梁の鉄筋をプレファブ化したものどうしの各鉄
筋を接合しようとする場合、従来方法による場合、実際
に取付け接合しようとする場所ですべての接合作業を行
う必要があり、現場での鉄筋接合作業に多くの人手と時
間を要するものであった。
ば、柱、梁の鉄筋をプレファブ化したものどうしの各鉄
筋を接合しようとする場合、従来方法による場合、実際
に取付け接合しようとする場所ですべての接合作業を行
う必要があり、現場での鉄筋接合作業に多くの人手と時
間を要するものであった。
【０００６】したがって、本考案は、取付接合しようと
する場所での作業をできるだけ簡便に行うことのできる
鉄筋コンクリート用鉄筋の接続構造を提供することを目
的としてなされたものである。
する場所での作業をできるだけ簡便に行うことのできる
鉄筋コンクリート用鉄筋の接続構造を提供することを目
的としてなされたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案の鉄筋コンクリー
ト用鉄筋の接続構造によれば、接続すべき一方の鉄筋を
挿入する孔を有する雄カプラと、接続すべき他方の鉄筋
を挿入する孔を有していて前記雄カプラに嵌め合う雌カ
プラと、両カプラを結合するスナップリングとからな
り、雄カプラの外周に全周にわたり数条の鋸歯状の溝が
形成されており、また雌カプラの内周に全周にわたり雄
カプラの前記鋸歯状の溝に対応する位置に溝が形成され
ており、雄カプラ及び雌カプラを各々予め接続すべき鉄
筋に固定しておき、雌カプラの前記溝にスナップリング
を嵌め込み、雄カプラを雌カプラに挿入しスナップリン
グが雌カプラの溝と雄カプラの鋸歯状の溝にわたり嵌め
込まれることにより両カプラを結合している。
ト用鉄筋の接続構造によれば、接続すべき一方の鉄筋を
挿入する孔を有する雄カプラと、接続すべき他方の鉄筋
を挿入する孔を有していて前記雄カプラに嵌め合う雌カ
プラと、両カプラを結合するスナップリングとからな
り、雄カプラの外周に全周にわたり数条の鋸歯状の溝が
形成されており、また雌カプラの内周に全周にわたり雄
カプラの前記鋸歯状の溝に対応する位置に溝が形成され
ており、雄カプラ及び雌カプラを各々予め接続すべき鉄
筋に固定しておき、雌カプラの前記溝にスナップリング
を嵌め込み、雄カプラを雌カプラに挿入しスナップリン
グが雌カプラの溝と雄カプラの鋸歯状の溝にわたり嵌め
込まれることにより両カプラを結合している。
【０００８】
【作用】雄カプラ及び雌カプラを各々予め接続すべき鉄
筋に固定しておく。雌カプラの溝にスナップリングを嵌
め込み、雄カプラを雌カプラに挿入する。スナップリン
グは雌カプラの溝と雄カプラの鋸歯状の溝にわたり嵌め
込まれて両カプラを結合し、鉄筋コンクリート用鉄筋を
接続する。
筋に固定しておく。雌カプラの溝にスナップリングを嵌
め込み、雄カプラを雌カプラに挿入する。スナップリン
グは雌カプラの溝と雄カプラの鋸歯状の溝にわたり嵌め
込まれて両カプラを結合し、鉄筋コンクリート用鉄筋を
接続する。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
する。
【００１０】図において、１Ａ、１Ｂは接続すべき鉄筋
コンクリート用鉄筋である。鉄筋１Ａと１Ｂを接続する
接続金物は、接続すべき一方の鉄筋１Ａを挿入する孔２
１を有する雄カプラ２と、接続すべき他方の鉄筋１Ｂを
挿入する孔３１を有していて前記雄カプラ２に嵌め合う
雌カプラ３と、両カプラ２、３を結合するスナップリン
グ４とからなっている。雄カプラ２の外周に全周にわた
り数条の鋸歯状の溝、図示の例では２条の鋸歯状の溝２
２が形成されており、また、雌カプラ３の内周に全周に
わたり雄カプラ２の前記鋸歯状の溝２２に対応する位置
に溝３２が形成されている。
コンクリート用鉄筋である。鉄筋１Ａと１Ｂを接続する
接続金物は、接続すべき一方の鉄筋１Ａを挿入する孔２
１を有する雄カプラ２と、接続すべき他方の鉄筋１Ｂを
挿入する孔３１を有していて前記雄カプラ２に嵌め合う
雌カプラ３と、両カプラ２、３を結合するスナップリン
グ４とからなっている。雄カプラ２の外周に全周にわた
り数条の鋸歯状の溝、図示の例では２条の鋸歯状の溝２
２が形成されており、また、雌カプラ３の内周に全周に
わたり雄カプラ２の前記鋸歯状の溝２２に対応する位置
に溝３２が形成されている。
【００１１】雄カプラ２及び雌カプラ３を各々予め接続
すべき鉄筋１Ａ、１Ｂに固定しておく。固定の方法とし
ては、図１においてＡ部を圧着あるいは接着等の適当な
方法で結合する。また鉄筋１Ａ、１Ｂの端部にネジを有
する場合には両カプラ２、３に、雌ネジを形成しておき
ネジ込みにより固定してもよい。
すべき鉄筋１Ａ、１Ｂに固定しておく。固定の方法とし
ては、図１においてＡ部を圧着あるいは接着等の適当な
方法で結合する。また鉄筋１Ａ、１Ｂの端部にネジを有
する場合には両カプラ２、３に、雌ネジを形成しておき
ネジ込みにより固定してもよい。
【００１２】鉄筋１Ａと１Ｂを接合するには、雌カプラ
３の溝３２にスナップリング４を嵌め込み、図３及び図
４に示すように、雄カプラ２を雌カプラ３に挿入する
と、スナップリング４が広がり、雄カプラ２の溝２２の
位置にスナップリング４がくるとスナップリング４は再
び原形に戻る。雄カプラ２を雌カプラ３に完全に挿入し
た状態では、図１に示すように、２つのスナップリング
４が共に雌カプラ３の溝３２と雄カプラ２の溝２２にわ
たり嵌め込まれ両カプラ２、３は締結される。雄カプラ
２に形成された溝２２は鋸歯状の溝であるので、両カプ
ラ２、３とスナップリング４とでワンウエイクラッチが
形成される。
３の溝３２にスナップリング４を嵌め込み、図３及び図
４に示すように、雄カプラ２を雌カプラ３に挿入する
と、スナップリング４が広がり、雄カプラ２の溝２２の
位置にスナップリング４がくるとスナップリング４は再
び原形に戻る。雄カプラ２を雌カプラ３に完全に挿入し
た状態では、図１に示すように、２つのスナップリング
４が共に雌カプラ３の溝３２と雄カプラ２の溝２２にわ
たり嵌め込まれ両カプラ２、３は締結される。雄カプラ
２に形成された溝２２は鋸歯状の溝であるので、両カプ
ラ２、３とスナップリング４とでワンウエイクラッチが
形成される。
【００１３】両カプラ２、３の溝２２、３２の条数及び
スナップリング４の数は、接合の条件によるもので特に
規定しない。
スナップリング４の数は、接合の条件によるもので特に
規定しない。
【００１４】
【考案の効果】本考案は、雄カプラ及び雌カプラを予め
接続すべき鉄筋に取付けておき、取付接合しようとする
場所、すなわち現場では両カプラを嵌め合せるだけでワ
ンタッチで両カプラは結合されて、鉄筋の接続を行うこ
とができ、したがって現場での鉄筋接続作業の人手と時
間を大幅に低減することができる。
接続すべき鉄筋に取付けておき、取付接合しようとする
場所、すなわち現場では両カプラを嵌め合せるだけでワ
ンタッチで両カプラは結合されて、鉄筋の接続を行うこ
とができ、したがって現場での鉄筋接続作業の人手と時
間を大幅に低減することができる。
【図１】本考案の実施例に係る鉄筋接続金物で鉄筋を接
続した状態の縦断面図。
続した状態の縦断面図。
【図２】図１のＢ−Ｂ線断面図。
【図３】本考案の実施例に係る鉄筋接続金物を用いて鉄
筋を接続する第１工程図。
筋を接続する第１工程図。
【図４】本考案の実施例に係る鉄筋接続金物を用いて鉄
筋を接続する第２工程図。
筋を接続する第２工程図。
１Ａ、１Ｂ・・・鉄筋 ２・・・雄カプラ ３・・・雌カプラ ４・・・スナップリング ２１・・・鉄筋挿入孔 ２２・・・溝 ３１・・・鉄筋挿入孔 ３２・・・溝
Claims (1)
- 【請求項１】 接続すべき一方の鉄筋を挿入する孔を有
する雄カプラと、接続すべき他方の鉄筋を挿入する孔を
有していて前記雄カプラに嵌め合う雌カプラと、両カプ
ラを結合するスナップリングとからなり、雄カプラの外
周に全周にわたり数条の鋸歯状の溝が形成されており、
また雌カプラの内周に全周にわたり雄カプラの前記鋸歯
状の溝に対応する位置に溝が形成されており、雄カプラ
及び雌カプラを各々予め接続すべき鉄筋に固定してお
き、雌カプラの前記溝にスナップリングを嵌め込み、雄
カプラを雌カプラに挿入しスナップリングが雌カプラの
溝と雄カプラの鋸歯状の溝にわたり嵌め込まれることに
より両カプラを結合してなることを特徴とする鉄筋コン
クリート用鉄筋の接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1636793U JPH0748821Y2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 鉄筋コンクリート用鉄筋の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1636793U JPH0748821Y2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 鉄筋コンクリート用鉄筋の接続構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674716U JPH0674716U (ja) | 1994-10-21 |
| JPH0748821Y2 true JPH0748821Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=11914350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1636793U Expired - Lifetime JPH0748821Y2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 鉄筋コンクリート用鉄筋の接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748821Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4672208B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-04-20 | 鹿島建設株式会社 | 耐蝕シール構造およびその構造を有する既設管きょの更生管 |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP1636793U patent/JPH0748821Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0674716U (ja) | 1994-10-21 |
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