JPH0748711A - ヘルメット構造及びヘルメット製造方法 - Google Patents
ヘルメット構造及びヘルメット製造方法Info
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- JPH0748711A JPH0748711A JP6088993A JP8899394A JPH0748711A JP H0748711 A JPH0748711 A JP H0748711A JP 6088993 A JP6088993 A JP 6088993A JP 8899394 A JP8899394 A JP 8899394A JP H0748711 A JPH0748711 A JP H0748711A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A42—HEADWEAR
- A42B—HATS; HEAD COVERINGS
- A42B3/00—Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
- A42B3/04—Parts, details or accessories of helmets
- A42B3/06—Impact-absorbing shells, e.g. of crash helmets
- A42B3/062—Impact-absorbing shells, e.g. of crash helmets with reinforcing means
- A42B3/063—Impact-absorbing shells, e.g. of crash helmets with reinforcing means using layered structures
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A42C—MANUFACTURING OR TRIMMING HEAD COVERINGS, e.g. HATS
- A42C2/00—Manufacturing helmets by processes not otherwise provided for
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明による改良されたヘルメット構造は
射出成形、加熱成形、回転成形、又はブロー成形によっ
てつくられた樹脂製の外側本体部２と、ヘルメット構造
に機械的強度を与えるべく外側本体部２の内面に形成さ
れたガラス繊維強化樹脂又は複合材料から成る複数の強
化層１０とを備えている。強化層１０は外側本体部２と
一体に形成されている。 【効果】 樹脂成形によって簡単につくられる外側本
体部がヘルメット構造体であると同時に製造過程におけ
る型の機能を兼ね備えているので、従来のように多種類
の型を使用する必要が無くなり、又、ヘルメットの型か
ら取り外すための手段や工程も必要が無くなる。さらに
トリミング等の仕上げ作業も不要となるので、製造工程
が簡素化並びに迅速化され、しかも安全で確実な工程と
なる。
射出成形、加熱成形、回転成形、又はブロー成形によっ
てつくられた樹脂製の外側本体部２と、ヘルメット構造
に機械的強度を与えるべく外側本体部２の内面に形成さ
れたガラス繊維強化樹脂又は複合材料から成る複数の強
化層１０とを備えている。強化層１０は外側本体部２と
一体に形成されている。 【効果】 樹脂成形によって簡単につくられる外側本
体部がヘルメット構造体であると同時に製造過程におけ
る型の機能を兼ね備えているので、従来のように多種類
の型を使用する必要が無くなり、又、ヘルメットの型か
ら取り外すための手段や工程も必要が無くなる。さらに
トリミング等の仕上げ作業も不要となるので、製造工程
が簡素化並びに迅速化され、しかも安全で確実な工程と
なる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、改良されたヘルメット
構造及びヘルメット製造方法に関する。
構造及びヘルメット製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】よく知られているように、スポーツ用又
は作業用のオートバイや自動車のドライバが使用するガ
ラス繊維強化樹脂等の多層プラスチック材から成るヘル
メットを製造するには、ヘルメットのサイズに合わせて
数種類の型を使用し、この型の上にガラス繊維強化樹
脂、ケブラー炭素繊維のような複合材料、又は他の強化
材料の多重層を形成するのが一般的である。そして硬化
工程の後、ヘルメットを型から取り外し、その外面を滑
らかにする処理や底部の処理等の仕上げ処理を行う。更
に、ヘルメットのエッジ部のトリミング処理も必要であ
る。
は作業用のオートバイや自動車のドライバが使用するガ
ラス繊維強化樹脂等の多層プラスチック材から成るヘル
メットを製造するには、ヘルメットのサイズに合わせて
数種類の型を使用し、この型の上にガラス繊維強化樹
脂、ケブラー炭素繊維のような複合材料、又は他の強化
材料の多重層を形成するのが一般的である。そして硬化
工程の後、ヘルメットを型から取り外し、その外面を滑
らかにする処理や底部の処理等の仕上げ処理を行う。更
に、ヘルメットのエッジ部のトリミング処理も必要であ
る。
【０００３】従って上記従来の方法では多くの種類の型
を用意して、ヘルメットのサイズに合った適当なサイズ
の型を使用しなければならない。又、型からヘルメット
を取り外すための適当な手段が必要である。又、表面の
凹凸を除去してヘルメットの外面を滑らかにする処理は
熟練を必要とする。
を用意して、ヘルメットのサイズに合った適当なサイズ
の型を使用しなければならない。又、型からヘルメット
を取り外すための適当な手段が必要である。又、表面の
凹凸を除去してヘルメットの外面を滑らかにする処理は
熟練を必要とする。
【０００４】このように、従来のヘルメット製造方法は
時間が掛かり多種類の型を必要とすることからコスト上
昇を招く。従って、複数の処理工程で必要な型の数を減
らすために、製品が短時間で硬化するような技術や材料
を使用する必要があった。
時間が掛かり多種類の型を必要とすることからコスト上
昇を招く。従って、複数の処理工程で必要な型の数を減
らすために、製品が短時間で硬化するような技術や材料
を使用する必要があった。
【０００５】熱硬化性又は熱可塑性の樹脂材料の射出成
形によってヘルメットを製造する試みもなされたが、こ
のような方法によって製造されたヘルメットは衝撃に対
する強度が低く満足できるものではなかった。
形によってヘルメットを製造する試みもなされたが、こ
のような方法によって製造されたヘルメットは衝撃に対
する強度が低く満足できるものではなかった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の第１
の目的は上記の従来方法と異なる方法によって製造可能
なヘルメット構造を提供し、特に、多種類の型を使用す
る必要を無くすると共に、ヘルメットを型から取り外す
ための手段や工程を省略することにある。
の目的は上記の従来方法と異なる方法によって製造可能
なヘルメット構造を提供し、特に、多種類の型を使用す
る必要を無くすると共に、ヘルメットを型から取り外す
ための手段や工程を省略することにある。
【０００７】本発明の第２の目的はヘルメット本体部を
完成状態で提供することにより、前述のようなヘルメッ
トのトリミングや仕上げ作業を不要にして、製造工程を
簡素化並びに迅速化し、しかも安全で確実な工程とする
ことにある。
完成状態で提供することにより、前述のようなヘルメッ
トのトリミングや仕上げ作業を不要にして、製造工程を
簡素化並びに迅速化し、しかも安全で確実な工程とする
ことにある。
【０００８】本発明の第３の目的はヘルメットの繊維複
合層の層間剥離と破壊とが起こりにくくすることによっ
て、衝撃に対する機械的強度が高いヘルメット構造を提
供することにある。
合層の層間剥離と破壊とが起こりにくくすることによっ
て、衝撃に対する機械的強度が高いヘルメット構造を提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によるヘルメット
構造の特徴は、射出成形、加熱成形、回転成形、又はブ
ロー成形によってつくられた樹脂製の外側本体部と、ヘ
ルメット構造に機械的強度を与えるべく前記外側本体部
の内面に形成されたガラス繊維強化樹脂又は複合材料か
ら成る複数の強化層とを備えている点にある。このガラ
ス繊維強化樹脂又は複合材料の強化層は前記外側本体部
と一体に形成されていることが好ましく、これによって
ヘルメットの機械的強度が増強される。
構造の特徴は、射出成形、加熱成形、回転成形、又はブ
ロー成形によってつくられた樹脂製の外側本体部と、ヘ
ルメット構造に機械的強度を与えるべく前記外側本体部
の内面に形成されたガラス繊維強化樹脂又は複合材料か
ら成る複数の強化層とを備えている点にある。このガラ
ス繊維強化樹脂又は複合材料の強化層は前記外側本体部
と一体に形成されていることが好ましく、これによって
ヘルメットの機械的強度が増強される。
【００１０】又、本発明によるヘルメット製造方法は、
樹脂成形によって外側本体部をつくる工程と、前記外側
本体部の内面に硬化剤を含むガラス繊維強化樹脂又は複
合材料からなる複数の強化層を形成する工程と、外面を
塗装する工程と、前記ガラス繊維強化樹脂又は複合材料
の強化層をパッド層で覆う工程とを備えている。
樹脂成形によって外側本体部をつくる工程と、前記外側
本体部の内面に硬化剤を含むガラス繊維強化樹脂又は複
合材料からなる複数の強化層を形成する工程と、外面を
塗装する工程と、前記ガラス繊維強化樹脂又は複合材料
の強化層をパッド層で覆う工程とを備えている。
【００１１】
【発明の効果】本発明のヘルメット構造及びヘルメット
製造方法によれば、樹脂成形によってつくられる外側本
体部がヘルメット構造体であると同時に製造過程におけ
る型の機能を兼ね備えているので、従来のように多種類
の型を使用する必要は無くなり、又、ヘルメットを型か
ら取り外すための手段や工程も必要が無くなる。さらに
トリミング等の仕上げ作業も不要となるので、製造工程
が簡素化並びに迅速化され、しかも安全で確実な工程と
なる。
製造方法によれば、樹脂成形によってつくられる外側本
体部がヘルメット構造体であると同時に製造過程におけ
る型の機能を兼ね備えているので、従来のように多種類
の型を使用する必要は無くなり、又、ヘルメットを型か
ら取り外すための手段や工程も必要が無くなる。さらに
トリミング等の仕上げ作業も不要となるので、製造工程
が簡素化並びに迅速化され、しかも安全で確実な工程と
なる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜４に示すように、本発明による改良された
ヘルメット１は樹脂製の外側本体部２を備えている。こ
の外側本体部２は射出成形、注型成形等の種々の成形方
法によってつくられ、その外面は滑らかである。外側本
体部２はヘルメット１の構成部材であると同時に製造過
程における型としての機能をも有し、この内面にガラス
繊維強化樹脂、又はケブラー炭素繊維等の強化繊維を含
む複合材料から成る複数の強化層１０が一体に形成され
る。
する。図１〜４に示すように、本発明による改良された
ヘルメット１は樹脂製の外側本体部２を備えている。こ
の外側本体部２は射出成形、注型成形等の種々の成形方
法によってつくられ、その外面は滑らかである。外側本
体部２はヘルメット１の構成部材であると同時に製造過
程における型としての機能をも有し、この内面にガラス
繊維強化樹脂、又はケブラー炭素繊維等の強化繊維を含
む複合材料から成る複数の強化層１０が一体に形成され
る。
【００１３】このように、このヘルメットは樹脂成形に
よって簡単につくられる外側本体部を型として用いて、
強度を得るための多層繊維構造をその内面に形成する。
しかも、外側本体部はヘルメット構造の一部を構成する
ので、従来のようなヘルメット構造体を型から取り外す
といった工程は不要であり、硬化を加速するための材料
を使用する必要もない。又、射出成形等によってつくら
れる外側本体部は成形機から取り外した状態でほぼ完成
した状態にあり、外面の仕上げ作業は特に必要ない。
よって簡単につくられる外側本体部を型として用いて、
強度を得るための多層繊維構造をその内面に形成する。
しかも、外側本体部はヘルメット構造の一部を構成する
ので、従来のようなヘルメット構造体を型から取り外す
といった工程は不要であり、硬化を加速するための材料
を使用する必要もない。又、射出成形等によってつくら
れる外側本体部は成形機から取り外した状態でほぼ完成
した状態にあり、外面の仕上げ作業は特に必要ない。
【００１４】種々のサイズ、形状の外側本体部がヘルメ
ットの製造業者に供給されれば、製造業者はその内面に
上記のような繊維強化樹脂の複数の層を一体形成するだ
けでよい。その後、外側本体部の外面を塗装する工程や
内面の繊維強化樹脂層を所定のパッド層で覆う工程等を
経てヘルメットは完成する。
ットの製造業者に供給されれば、製造業者はその内面に
上記のような繊維強化樹脂の複数の層を一体形成するだ
けでよい。その後、外側本体部の外面を塗装する工程や
内面の繊維強化樹脂層を所定のパッド層で覆う工程等を
経てヘルメットは完成する。
【図１】本発明によるヘルメット構造の樹脂製外側本体
部の断面図
部の断面図
【図２】外側本体部にガラス繊維強化樹脂又は複合材料
の強化層を形成した状態を示す断面図
の強化層を形成した状態を示す断面図
【図３】図２の部分拡大断面図
【図４】ヘルメットの側面図
２ 外側本体部 １０ 強化層
Claims (4)
- 【請求項１】 射出成形、加熱成形、回転成形、又はブ
ロー成形によってつくられた樹脂製の外側本体部（２）
と、ヘルメット構造に機械的強度を与えるべく前記外側
本体部（２）の内面に形成されたガラス繊維強化樹脂又
は複合材料から成る複数の強化層（１０）とを備えてい
るヘルメット構造。 - 【請求項２】 前記外側本体部（２）の表面に塗装が施
されている請求項１記載のヘルメット構造。 - 【請求項３】 前記ガラス繊維強化樹脂又は複合材料の
強化層（１０）が前記外側本体部（２）と一体に形成さ
れている請求項１記載のヘルメット構造。 - 【請求項４】 請求項１記載の構造を有するヘルメット
の製造方法であって、樹脂成形によって外側本体部をつ
くる工程と、前記外側本体部の内面に硬化剤を含むガラ
ス繊維強化樹脂又は複合材料からなる複数の強化層を形
成する工程と、外面を塗装する工程と、前記ガラス繊維
強化樹脂又は複合材料の強化層をパッド層で覆う工程と
を備えているヘルメット製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| IT93A-00835 | 1993-04-28 | ||
| ITMI930835A IT1272380B (it) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | Struttura di casco perfezionato e relativo metodo di fabbricazione |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0748711A true JPH0748711A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=11365913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6088993A Pending JPH0748711A (ja) | 1993-04-28 | 1994-04-27 | ヘルメット構造及びヘルメット製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0625318A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0748711A (ja) |
| IT (1) | IT1272380B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010038599A (ko) * | 1999-10-26 | 2001-05-15 | 홍완기 | 2중구조의 헬멧본체와 그 제조방법 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3444288A (en) * | 1965-08-06 | 1969-05-13 | Daytona Sports Co | Method for production of a protective helmet |
| DE2245997A1 (de) * | 1972-09-20 | 1974-04-04 | Endre Dipl Chem Koevari | Verfahren zur herstellung von sturzhelmen oder aehnlichen kopfbedeckungen |
| FR2343580A1 (fr) * | 1976-03-09 | 1977-10-07 | Altulor | Procede et dispositif pour le renforcement d'une coque thermoformee |
| FR2485341A1 (fr) * | 1980-06-24 | 1981-12-31 | Gpa International Sarl | Casque de protection a coque injectee en thermoplastique et procede de fabrication dudit casque |
| JPS5858151B2 (ja) * | 1981-03-26 | 1983-12-23 | 昭栄化工株式会社 | ヘルメツトの部分塗装方法 |
| IT8422307V0 (it) * | 1984-06-15 | 1984-06-15 | Devi Spa | Macchina per la realizzazione di articoli stampati in materiale plastico, in particolare di caschi per motociclisti e simili. |
-
1993
- 1993-04-28 IT ITMI930835A patent/IT1272380B/it active IP Right Grant
-
1994
- 1994-03-30 EP EP94200874A patent/EP0625318A1/en not_active Withdrawn
- 1994-04-27 JP JP6088993A patent/JPH0748711A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010038599A (ko) * | 1999-10-26 | 2001-05-15 | 홍완기 | 2중구조의 헬멧본체와 그 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ITMI930835A0 (it) | 1993-04-28 |
| IT1272380B (it) | 1997-06-23 |
| ITMI930835A1 (it) | 1994-10-28 |
| EP0625318A1 (en) | 1994-11-23 |
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