JPH074851B2 - プラスチックパイプの曲り矯正方法 - Google Patents

プラスチックパイプの曲り矯正方法

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JPH074851B2
JPH074851B2 JP61032219A JP3221986A JPH074851B2 JP H074851 B2 JPH074851 B2 JP H074851B2 JP 61032219 A JP61032219 A JP 61032219A JP 3221986 A JP3221986 A JP 3221986A JP H074851 B2 JPH074851 B2 JP H074851B2
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JP
Japan
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pipe
straightened
straightening
radius
bending
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JP61032219A
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晃一 永井
益 田村
浩 山本
史朗 有賀
孝司 鈴木
克己 大森
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/16Straightening or flattening
    • B29C53/20Straightening or flattening of tubes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はコイル状に巻回された長尺の熱可塑性プラス
チックパイプの曲りぐせを矯正する方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
例えばガス配管用にポリエチレンパイプが使用されてい
る。そして、長尺のパイプは、荷扱いを容易にするた
め、コイル状に巻回された荷姿で貯蔵運搬され、配管現
場で真直に伸ばして使用される。この場合パイプを単に
巻戻しただけでは、巻きぐせがかなり残っているので、
巻きぐせを矯正する必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来コイル管を入力で巻き伸ばし、巻きぐせを手動によ
り矯正している。この場合巻きぐせ方向と逆方向に大き
く曲げ戻す必要があり、パイプの外側に大きな引張応力
がまたパイプの内側に大きな圧縮応力が作用して、パイ
プの偏平、しわ疵等の塑性変形をおこすことがある。
この発明は、パイプの品質に悪影響を与えることなく、
効率よく曲りを矯正できるようにした曲り矯正方法を提
供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段,作用〕
コイル状に巻回された長尺の熱可塑性プラスチックパイ
プの曲りを、被矯正パイプの半径と同じ半径で溝の深さ
が該パイプ半径より小さな孔型を有するカリバーロール
を用い、実質的に被矯正パイプの全周にわたり半径方向
に同時に圧縮力を加えて曲げ矯正を行って矯正する。
これによりパイプに悪影響を与えることなく、効率よく
曲りを矯正する。
〔実施例〕
本発明方法を実施するための装置の一例を図面により説
明する。図中1はコイル状に巻回されたパイプ2を加熱
する熱風循環式の加熱槽で、コイル管2はドラム3に支
持され、パイプPはガイドロール4に案内されて繰出さ
れるようになっている。5は熱風循環式の保温槽で、こ
の中に4組のロール61〜64が設けられている。これらロ
ールは第2図に示す如く、パイプ半径と同じ半径で溝の
深さが該パイプ半径より小さな孔型を有するカリバーロ
ールとなっている。そして前後のロール61,64は位置固
定の駆動ロールで、ロール周速を変えることにより、パ
イプに軸方向の引張力を与えることもできるようになっ
ている。またロール62,63及び64で3本ロールによる曲
げ矯正機が構成され、中間ロール63は上下方向に位置調
整可能に設けられ、曲げ半径が調整できるようになって
いる。更に中間ロール63はロール隙間Cを0〜10mmの範
囲で調整可能に設けられ、隙間を小さくすることによ
り、パイプに圧下を加え、結果として軸方向に伸びを生
じさせるようになっている。8は矯正されたパイプを冷
却する水冷式の冷却槽で前後にガイドロール9が設けら
れている。10は駆動無端ベルトと対向配置した送り出し
機である。
上記装置を用いて各種の試験を行った。
使用した材料 1)中密度ポリエチレンによるコイル状パイプ 融点=120℃,ガラス転移点=−120℃ パイプ寸法 外径34.0mm 肉厚3.7mm パイプ長 10m コイル外径 1.4m 2)ポリプロピレンによるコイル状パイプ 融点=180℃,ガラス転移点=−10℃ パイプ寸法 同上 パイプ長 同上 コイル外径 同上 使用したロールは すべてカリバー径17.0mm、直径150mmのカリバーロール
で中間ロールの隙間は0〜10mmに調整可能になっている 中密度ポリエチレン管による試験(試験1〜試験4) 試験1 パイプ温度10℃にて、周方向圧下率(Red)を4,8,12,1
5,19%とし、また逆曲げ半径を∞,5,2.5,1.7mとして、
矯正した。矯正後の曲率m-1を示す。
この際、圧下率が8%以上の場合、外径が圧縮による変
形を受けて、外径許容値(34.0±0.2mm)よりも小さく
なった。圧下率4%で逆曲げ半径1.7mのとき、目標とす
る曲率0.02m-1に入る矯正をすることができた。
ここで、周方向圧下率(Red)は L0=π(D0−t0) L;ロールカリバー直下における圧下を受けたパイプの板
厚中心周長 D0;元パイプの外径 L0;元パイプの板厚中心周長 t0;元パイプの肉厚 試験2 パイプ温度70℃にて、試験1と同条件で試験した。
この際、圧下率が12%以上の場合、外径が圧縮による変
形を受けて、外径許容値よりも小さくなった。圧下率8
%で曲げ半径2.5mのとき目標曲率内に矯正できた。
試験3 パイプ温度100℃にて試験1と同条件で試験した。
この際、圧下率が15%以上の場合、外径が圧縮による変
形を受けて、外径許容値よりも小さくなった。圧下率4
%、曲げ半径2.5m及び圧下率12%曲げ半径5mで目標曲率
内に矯正できた。
試験4 パイプ温度110℃即ち融点−10℃にて試験したところパ
イプがガイドロールで、つぶれ、パイプ形状を保つこと
ができなかった。
試験5 ポリプロピレン管にて、パイプ温度10℃にて周方向圧下
率を4,8,12,15,19%とし、また逆曲げ半径を∞,5,2.5,
1.7mとし矯正した。矯正後の曲率を示す。
この際、圧下率が8%以上の場合、外径が圧縮による変
形を受け、外径許容値(34.0±0.2mm)よりも小さくな
った。圧下率4%で逆曲げ半径1.7mのとき目標とする曲
率0.02m-1に入る矯正をすることができた。
試験6 ポリプロピレン管にて、パイプ温度を−10℃即ち転移温
度として実施したところ圧下率4〜19%のすべての条件
でパイプにひびや割れが発生した。
上記のようにガラス転移温度−120℃、融点120℃の中密
度ポリエチレンパイプでは、温度10°〜100℃の範囲内
で、またガラス転移温度−10℃融点180℃のポリプロピ
レンパイプでは10℃即ちガラス転移温度+20℃の条件
で、3本ロールによる曲げ矯正と周方向圧下とを併用す
ることにより比較的大きな曲げ半径で、目的とする曲げ
矯正を行うことができることが確められた。
なお、上記実施例ではパイプに周方向圧下を加え軸方向
に引張力を作用させているが、前後の駆動ロール61,64
の周速度を変えパイプに引張力を作用させ伸び歪を生じ
させるようにしても同様の効果を得ることができる。
この場合周方向圧下率(Red)と伸び率との関係は、経
験値から推定すると、1/2|周方向圧下歪|=|増肉歪|
=|伸び歪|であり、 l;カリバー底直下圧下された状態のパイプ長さ,l0;元
パイプの長さ,圧下率と伸び率の対応は 〔発明の効果〕 この発明の曲り矯正方法は、上記のようなものでパイプ
の品質に悪影響を与えることなく曲りを矯正することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法を実施するための装置の1例を示
す説明図、第2図は孔型形状及びロール隙間の説明図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝司 神奈川県横浜市磯子区栗木3の20の13 (72)発明者 大森 克己 神奈川県横浜市港南区日限山2の17の22 (56)参考文献 実開 昭57−4311(JP,U) 実開 昭59−32404(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル状に巻回された長尺の熱可塑性プラ
    スチックパイプの曲りを、被矯正パイプの半径と同じ半
    径で溝の深さが該パイプ半径より小さな孔型を有するカ
    リバーロールを用い、実質的に被矯正パイプの全周にわ
    たり半径方向に同時に圧縮力を加えて曲げ矯正を行うこ
    とを特徴とするプラスチックパイプの曲り矯正方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の矯正方法
    で、さらに被矯正パイプの管軸方向に引張力を加えて曲
    げ矯正を行うことを特徴とするプラスチックパイプの曲
    り矯正方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    のカリバーロールを被矯正パイプの逆曲げ可能に複数配
    置して曲げ矯正を行うことを特徴とするプラスチックパ
    イプの曲げ矯正方法。
JP61032219A 1986-02-17 1986-02-17 プラスチックパイプの曲り矯正方法 Expired - Lifetime JPH074851B2 (ja)

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