JPH0748264A - アルドース還元酵素阻害剤 - Google Patents
アルドース還元酵素阻害剤Info
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- JPH0748264A JPH0748264A JP19647193A JP19647193A JPH0748264A JP H0748264 A JPH0748264 A JP H0748264A JP 19647193 A JP19647193 A JP 19647193A JP 19647193 A JP19647193 A JP 19647193A JP H0748264 A JPH0748264 A JP H0748264A
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- Japan
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- aldose reductase
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 式(I)
【化1】
(式中、X1 ,X2 は共に水素原子又は両者で酸素原
子、 【化2】 は4位にイソプロピル、イソプロペニル又はイソプロピ
リデン基を結合しているか、あるいは4位と6位との間
にジメチルメタノ基を橋かけ環式に結合しているシクロ
ヘキシル又は1−シクロヘキセニル基、OR1 は水酸基
又は水酸基に容易に誘導しうる基を示す。)で示される
グルコシド化合物を有効成分として含有することからな
るアルドース還元酵素阻害剤。 【効果】 ソルビトールやガラクチトールの蓄積による
糖尿病の合併症、例えば網膜症、白内障、神経障害、腎
障害の発症を予防又は治療することが可能である。
子、 【化2】 は4位にイソプロピル、イソプロペニル又はイソプロピ
リデン基を結合しているか、あるいは4位と6位との間
にジメチルメタノ基を橋かけ環式に結合しているシクロ
ヘキシル又は1−シクロヘキセニル基、OR1 は水酸基
又は水酸基に容易に誘導しうる基を示す。)で示される
グルコシド化合物を有効成分として含有することからな
るアルドース還元酵素阻害剤。 【効果】 ソルビトールやガラクチトールの蓄積による
糖尿病の合併症、例えば網膜症、白内障、神経障害、腎
障害の発症を予防又は治療することが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルドース還元酵素阻
害剤に関し、より詳細には糖尿病における各種合併症の
治療に有用な、グルコシド化合物を有効成分として含有
するアルドース還元酵素阻害剤に関するものである。
害剤に関し、より詳細には糖尿病における各種合併症の
治療に有用な、グルコシド化合物を有効成分として含有
するアルドース還元酵素阻害剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】アルド
ース還元酵素(以下、ARと記す)は生体内でグルコー
ス、ガラクトース等のアルドースをソルビトール、ガラ
クチトール等のポリオールに還元する酵素であり、ポリ
オール代謝経路の律速酵素である。この酵素の働きによ
り生じたソルビトールやガラクチトールは、糖尿病患者
及びガラクトース血症患者の水晶体、末梢神経、腎臓等
に蓄積され、その結果、糖尿病の合併症、例えば網膜
症、白内障、神経障害、腎障害が起こることが知られて
いる。従って、ARの働きを阻害することにより、上述
の糖尿病の合併症の発症を予防又は治療することが可能
である。
ース還元酵素(以下、ARと記す)は生体内でグルコー
ス、ガラクトース等のアルドースをソルビトール、ガラ
クチトール等のポリオールに還元する酵素であり、ポリ
オール代謝経路の律速酵素である。この酵素の働きによ
り生じたソルビトールやガラクチトールは、糖尿病患者
及びガラクトース血症患者の水晶体、末梢神経、腎臓等
に蓄積され、その結果、糖尿病の合併症、例えば網膜
症、白内障、神経障害、腎障害が起こることが知られて
いる。従って、ARの働きを阻害することにより、上述
の糖尿病の合併症の発症を予防又は治療することが可能
である。
【0003】近年、ソルビトールやガラクチトールの蓄
積による糖尿病の合併症を防止するため、アルドース還
元酵素の活性を阻害する化合物を、広く植物又は微生物
から見いだす研究が行われている。例えば、ペンタガロ
イルグルコース(特開昭63−104927)は、すで
にアルドース還元酵素の活性を阻害することが知られて
いる。
積による糖尿病の合併症を防止するため、アルドース還
元酵素の活性を阻害する化合物を、広く植物又は微生物
から見いだす研究が行われている。例えば、ペンタガロ
イルグルコース(特開昭63−104927)は、すで
にアルドース還元酵素の活性を阻害することが知られて
いる。
【0004】そこで、発明者らは広く植物界に配糖体及
び疑似オリゴ糖が存在することに注目し、各種植物成分
の検索を行った結果、青ジソに含まれるモノテルペンを
有するグルコシド化合物がアルドース還元酵素阻害活性
を有することを見出した。さらに天然に存在する公知の
モノテルペンアルコールから合成により得られる多数の
化合物について検討した結果、これらモノテルペンを有
するグルコシド化合物がアルドース還元酵素阻害活性を
有することを見出し、この発明を完成するに至った。
び疑似オリゴ糖が存在することに注目し、各種植物成分
の検索を行った結果、青ジソに含まれるモノテルペンを
有するグルコシド化合物がアルドース還元酵素阻害活性
を有することを見出した。さらに天然に存在する公知の
モノテルペンアルコールから合成により得られる多数の
化合物について検討した結果、これらモノテルペンを有
するグルコシド化合物がアルドース還元酵素阻害活性を
有することを見出し、この発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、式
(I)
(I)
【0006】
【化3】 (式中、X1 ,X2 は共に水素原子又は両者で酸素原
子、
子、
【0007】
【化4】 は4位にイソプロピル、イソプロペニル又はイソプロピ
リデン基を結合しているか、あるいは4位と6位との間
にジメチルメタノ基を橋かけ環式に結合しているシクロ
ヘキシル又は1−シクロヘキセニル基、OR1 は水酸基
又は水酸基に容易に誘導しうる基を示す。)で示される
グルコシド化合物を有効成分として含有することからな
るアルドース還元酵素阻害剤が提供される。
リデン基を結合しているか、あるいは4位と6位との間
にジメチルメタノ基を橋かけ環式に結合しているシクロ
ヘキシル又は1−シクロヘキセニル基、OR1 は水酸基
又は水酸基に容易に誘導しうる基を示す。)で示される
グルコシド化合物を有効成分として含有することからな
るアルドース還元酵素阻害剤が提供される。
【0008】本発明のグルコシド化合物は、青ジソから
単離された新規物質及びそれから誘導される化合物なら
びに天然に存在するモノテルペンアルコールから誘導さ
れる化合物である。本発明の化合物(I)における環A
としては、4位にイソプロピル、イソプロペニル又はイ
ソプロピリデン基が結合しているか、あるいは、4位と
6位との間にジメチルメタノ基を橋かけ環式に結合して
いるシクロヘキシル又は1−シクロヘキセニル基が挙げ
られる。とりわけ、環Aとしては、
単離された新規物質及びそれから誘導される化合物なら
びに天然に存在するモノテルペンアルコールから誘導さ
れる化合物である。本発明の化合物(I)における環A
としては、4位にイソプロピル、イソプロペニル又はイ
ソプロピリデン基が結合しているか、あるいは、4位と
6位との間にジメチルメタノ基を橋かけ環式に結合して
いるシクロヘキシル又は1−シクロヘキセニル基が挙げ
られる。とりわけ、環Aとしては、
【0009】
【化5】 が好ましい。
【0010】また、式(I)において、OR1 における
水酸基に容易に誘導しうる基としては、生体内で加水分
解により容易に水酸基に誘導しうる基が好ましく、水酸
基の保護基等が挙げられる。水酸基の保護基としては、
例えば、糖の化学で水酸基の保護基として通常用いられ
るもの、具体的には、ホルミル、アセチル、トリフルオ
ロアセチル、メトキシアセチル、フェノキシアセチル、
プロピル、イソプロピル、ピバロイル、ベンゾイル、p
−ニトロベンゾイル、p−フェニルベンゾイル、エトキ
シカルボニル、イソブチルオキシカルボニル、ベンジル
オキシカルボニル、p−ニトロフェノキシカルボニル、
3−ベンゾイルプロピオニル、ベンゾイルホルミル等の
アシル型保護基、トリメチルシリル、ジメチルエチルシ
リル、ベンジル、p−メトキシベンジル等のエーテル型
保護基等を挙げることができる。なお、本発明の化合物
(I)においては、各OR1 が必ずしも同一の保護基で
保護されている必要はなく、異なった保護基で保護され
ていてもよい。しかし、OR1 はすべて水酸基あるいは
アセチル基であることが好ましい。
水酸基に容易に誘導しうる基としては、生体内で加水分
解により容易に水酸基に誘導しうる基が好ましく、水酸
基の保護基等が挙げられる。水酸基の保護基としては、
例えば、糖の化学で水酸基の保護基として通常用いられ
るもの、具体的には、ホルミル、アセチル、トリフルオ
ロアセチル、メトキシアセチル、フェノキシアセチル、
プロピル、イソプロピル、ピバロイル、ベンゾイル、p
−ニトロベンゾイル、p−フェニルベンゾイル、エトキ
シカルボニル、イソブチルオキシカルボニル、ベンジル
オキシカルボニル、p−ニトロフェノキシカルボニル、
3−ベンゾイルプロピオニル、ベンゾイルホルミル等の
アシル型保護基、トリメチルシリル、ジメチルエチルシ
リル、ベンジル、p−メトキシベンジル等のエーテル型
保護基等を挙げることができる。なお、本発明の化合物
(I)においては、各OR1 が必ずしも同一の保護基で
保護されている必要はなく、異なった保護基で保護され
ていてもよい。しかし、OR1 はすべて水酸基あるいは
アセチル基であることが好ましい。
【0011】式(I)で表される化合物のうち、環Aと
して4位にイソプロペニル基が置換されたシクロヘキシ
ル基又は1−シクロヘキセニル基、OR1 が水酸基であ
る化合物は、それぞれペリロシドA((−)−ペリリル
β−D−グルコピラノシド)又はペリロシドCであ
り、シソから、特開平3−287597号公報又は特開
平4−300889号公報に記載の方法を利用して抽出
分離することができる。同じくX1 及びX2 が酸素原
子、環Aとして4位にイソプロペニル基が置換された1
−シクロヘキセニル基、OR1 が水酸基である化合物は
ペリロシドBであり、シソから、特開平4−30088
9号公報に記載の方法を利用して抽出分離することがで
きる。一方、式(I)において、環Aとして4位にイソ
プロピル基が置換された1−シクロヘキセニル基、OR
1 が水酸基の化合物は(−)−フェランドリル β−D
−グルコピラノシドであり、特願平4−251493号
公報に記載の方法を利用して製造することができる。
して4位にイソプロペニル基が置換されたシクロヘキシ
ル基又は1−シクロヘキセニル基、OR1 が水酸基であ
る化合物は、それぞれペリロシドA((−)−ペリリル
β−D−グルコピラノシド)又はペリロシドCであ
り、シソから、特開平3−287597号公報又は特開
平4−300889号公報に記載の方法を利用して抽出
分離することができる。同じくX1 及びX2 が酸素原
子、環Aとして4位にイソプロペニル基が置換された1
−シクロヘキセニル基、OR1 が水酸基である化合物は
ペリロシドBであり、シソから、特開平4−30088
9号公報に記載の方法を利用して抽出分離することがで
きる。一方、式(I)において、環Aとして4位にイソ
プロピル基が置換された1−シクロヘキセニル基、OR
1 が水酸基の化合物は(−)−フェランドリル β−D
−グルコピラノシドであり、特願平4−251493号
公報に記載の方法を利用して製造することができる。
【0012】例えば、次式に示すように、
【0013】
【化6】 (式中、記号は上記と同意味である。) 式(II)で表される化合物に炭酸銀の存在下、式(III)
の化合物を反応させることによって製造することができ
る。さらに、式(I)の化合物を、アルカリ加水分解に
付すことにより、式(I)のR1 がすべて水素原子であ
る化合物(式(I′))に導くことができる。
の化合物を反応させることによって製造することができ
る。さらに、式(I)の化合物を、アルカリ加水分解に
付すことにより、式(I)のR1 がすべて水素原子であ
る化合物(式(I′))に導くことができる。
【0014】上記反応は、コーニッヒ・クノール反応を
利用するもので、通常有機溶媒(例えばエチルエーテ
ル、ジオキサン等)中、室温から若干高められた温度で
行われる。反応後、有機溶媒を除去し、残渣を、例え
ば、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、その
溶離液を濃縮し、さらに濃縮物を再結晶すると、目的の
結晶が得られる。
利用するもので、通常有機溶媒(例えばエチルエーテ
ル、ジオキサン等)中、室温から若干高められた温度で
行われる。反応後、有機溶媒を除去し、残渣を、例え
ば、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、その
溶離液を濃縮し、さらに濃縮物を再結晶すると、目的の
結晶が得られる。
【0015】上記の方法で得られるグルコシド化合物
は、具体的には、
は、具体的には、
【0016】
【化7】 で示す、l−ペリラアルコール、l−フェランドロー
ル、シクロヘキセニルメタノール、l−ペリラ酸、トラ
ンス−シソオール、シス−又はトランス−テトラヒドロ
ペリラアルコール、l−ミルテノール及び1,4(8)
−p−メンタジエン−7−オールをアグリコンとして有
するlβ−D−グルコシド、あるいはlβ−D−グルコ
シドのテトラアセテートが好ましい。
ル、シクロヘキセニルメタノール、l−ペリラ酸、トラ
ンス−シソオール、シス−又はトランス−テトラヒドロ
ペリラアルコール、l−ミルテノール及び1,4(8)
−p−メンタジエン−7−オールをアグリコンとして有
するlβ−D−グルコシド、あるいはlβ−D−グルコ
シドのテトラアセテートが好ましい。
【0017】なお、上記の合成法で、式(III)の化合物
としてD−グルコピラノース誘導体を用いた場合にはβ
−異性体が得られるが、これに対応するα−異性体、β
−及びα−異性体の混合物も本発明の化合物に含まれ
る。しかしながら、本発明の式(I)の化合物はβ−異
性体であることが好ましい。本発明の化合物(I)(特
にOR1 が水酸基の化合物)は、人間及び人間以外の眼
レンズに存在するアルドース還元酵素を阻害するため
に、例えば、糖尿病による網膜症、腎疾患や神経障害な
どの合併症に有用な化合物である。また、本発明の化合
物は、糖尿病合併症予防のための健康食品として健康な
人にも適している。つまり、本発明の化合物は医薬品、
食品添加物、健康食品又は動物用飼料添加物等として有
用である。なお、医薬品以外の用途においては、上記の
青ジソからの抽出物を未精製のまま使用してもよい。
としてD−グルコピラノース誘導体を用いた場合にはβ
−異性体が得られるが、これに対応するα−異性体、β
−及びα−異性体の混合物も本発明の化合物に含まれ
る。しかしながら、本発明の式(I)の化合物はβ−異
性体であることが好ましい。本発明の化合物(I)(特
にOR1 が水酸基の化合物)は、人間及び人間以外の眼
レンズに存在するアルドース還元酵素を阻害するため
に、例えば、糖尿病による網膜症、腎疾患や神経障害な
どの合併症に有用な化合物である。また、本発明の化合
物は、糖尿病合併症予防のための健康食品として健康な
人にも適している。つまり、本発明の化合物は医薬品、
食品添加物、健康食品又は動物用飼料添加物等として有
用である。なお、医薬品以外の用途においては、上記の
青ジソからの抽出物を未精製のまま使用してもよい。
【0018】本発明の化合物は経口的に投与することが
好ましい。本発明の化合物は、医薬的に受容な賦形剤、
薬学的に許容できる製剤用担体、無毒性担体又はその他
の添加物、例えば、結合剤(予めゼラチン状にしたコー
ンスターチ、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース等)、増量剤(乳糖、微結晶セルロ
ース、リン酸カルシウム等)、滑沢剤(ステアリン酸マ
グネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ
等)、充填剤(ラクトース、糖類、とうもろこし澱粉、
燐酸カルシウム、ソルビトール、グリシン等)、崩壊剤
(馬鈴薯澱粉等)、又は湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリウ
ム等)を含む組成物として、公知の方法により、顆粒
剤、錠剤、カプセル剤等に製剤化することができる。な
お、これら顆粒剤、錠剤、カプセル剤等を製造する場合
には、公知の方法で顆粒剤、錠剤、カプセル剤等に製剤
化した後、腸溶性のコーティング物質として、例えば、
ベンゾイン、セルロースアセテートフタレート等のセル
ロース誘導体、サリチル酸フェニル、メチルメタクリレ
ート・メタクリル酸共重合体等を用い、公知の方法によ
り腸溶性のコーティングを施すことが好ましい。また、
これらの製剤に、例えば公知の甘味剤、保存剤、分散
剤、着色剤又は風味剤等、及び酸化防止剤、防腐剤、又
は粘稠剤の成分を混合してもよい。
好ましい。本発明の化合物は、医薬的に受容な賦形剤、
薬学的に許容できる製剤用担体、無毒性担体又はその他
の添加物、例えば、結合剤(予めゼラチン状にしたコー
ンスターチ、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース等)、増量剤(乳糖、微結晶セルロ
ース、リン酸カルシウム等)、滑沢剤(ステアリン酸マ
グネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ
等)、充填剤(ラクトース、糖類、とうもろこし澱粉、
燐酸カルシウム、ソルビトール、グリシン等)、崩壊剤
(馬鈴薯澱粉等)、又は湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリウ
ム等)を含む組成物として、公知の方法により、顆粒
剤、錠剤、カプセル剤等に製剤化することができる。な
お、これら顆粒剤、錠剤、カプセル剤等を製造する場合
には、公知の方法で顆粒剤、錠剤、カプセル剤等に製剤
化した後、腸溶性のコーティング物質として、例えば、
ベンゾイン、セルロースアセテートフタレート等のセル
ロース誘導体、サリチル酸フェニル、メチルメタクリレ
ート・メタクリル酸共重合体等を用い、公知の方法によ
り腸溶性のコーティングを施すことが好ましい。また、
これらの製剤に、例えば公知の甘味剤、保存剤、分散
剤、着色剤又は風味剤等、及び酸化防止剤、防腐剤、又
は粘稠剤の成分を混合してもよい。
【0019】本発明の化合物の投与量は、病状、年齢等
により適宜増減することができるが、経口投与の場合、
0.1〜20mg/kg/日、好ましくは1.0〜1
0.0mg/kg/日である。
により適宜増減することができるが、経口投与の場合、
0.1〜20mg/kg/日、好ましくは1.0〜1
0.0mg/kg/日である。
【0020】
1.青ジソからのペリロシドA、B及びCの抽出及び精
製 青ジソの葉部(10kg)にメタノール100リットル
を加え、室温で3日間抽出した。ろ過した後、抽出液を
得る。この操作を3回繰り返した後、60℃以下で約1
00分の1量まで減圧濃縮し、得られたアルコールエキ
スをヘキサンで脂質類を除去し、次にクロロホルムで抽
出し、クロロホルム抽出物を得る。クロロホルム抽出物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロ
ホルム−メタノール混合溶媒で溶出させた。30%メタ
ノールで溶出する成分を減圧濃縮し、緑褐色油状物質を
得た。
製 青ジソの葉部(10kg)にメタノール100リットル
を加え、室温で3日間抽出した。ろ過した後、抽出液を
得る。この操作を3回繰り返した後、60℃以下で約1
00分の1量まで減圧濃縮し、得られたアルコールエキ
スをヘキサンで脂質類を除去し、次にクロロホルムで抽
出し、クロロホルム抽出物を得る。クロロホルム抽出物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロ
ホルム−メタノール混合溶媒で溶出させた。30%メタ
ノールで溶出する成分を減圧濃縮し、緑褐色油状物質を
得た。
【0021】この粗目的画分を分取用TLCでRf0.
3−0.4の画分を集めたのち、逆相用(ケムコソルブ
5−ODS−H)のカラムに通導し、50%メタノール
で溶出し、目的物の溶出部を集め、減圧下に蒸発乾固さ
せて、ペリロシドA、B及びCをそれぞれ500mg、
450mg及び380mg得た。
3−0.4の画分を集めたのち、逆相用(ケムコソルブ
5−ODS−H)のカラムに通導し、50%メタノール
で溶出し、目的物の溶出部を集め、減圧下に蒸発乾固さ
せて、ペリロシドA、B及びCをそれぞれ500mg、
450mg及び380mg得た。
【0022】2.(−)−フェランドリル β−D−グ
ルコピラノシドの合成 アセトブロモグルコース(64.9mmol)26.7gと
(−)−フェランドロール10.0g(64.9mmol)
とをエーテル140mlに溶解し、室温で撹拌しながら、
炭酸銀15.0gを加え、同じ温度で24時間撹拌す
る。反応後、炭酸銀をろ過して除去した後、減圧下で溶
媒を除去して粗反応油を得る。
ルコピラノシドの合成 アセトブロモグルコース(64.9mmol)26.7gと
(−)−フェランドロール10.0g(64.9mmol)
とをエーテル140mlに溶解し、室温で撹拌しながら、
炭酸銀15.0gを加え、同じ温度で24時間撹拌す
る。反応後、炭酸銀をろ過して除去した後、減圧下で溶
媒を除去して粗反応油を得る。
【0023】この粗反応油をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)に付し、薄層クロマトグラフィーによるスポット
(Rf値約0.3)の確認を指標として、該当成分を集
め、減圧下溶媒を留去して無色油状物を得た。この油状
物をエーテル−石油エーテルから再結晶して、無色粉末
の(−)−フェランドリル β−D−グルコピラノシド
テトラアセテート5.2gを得た。
グラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/
1)に付し、薄層クロマトグラフィーによるスポット
(Rf値約0.3)の確認を指標として、該当成分を集
め、減圧下溶媒を留去して無色油状物を得た。この油状
物をエーテル−石油エーテルから再結晶して、無色粉末
の(−)−フェランドリル β−D−グルコピラノシド
テトラアセテート5.2gを得た。
【0024】これをメタノール50mlに溶解し、10%
水酸化カリウム水溶液50mlを加え、室温で5時間撹拌
した。反応液を氷酢酸で中和した後、減圧下でメタノー
ルを除去し、残査をクロロホルムで抽出した。クロロホ
ルム層を減圧下で濃縮し、無色油状物を得た。この油状
物をクロロホルム−エーテルから再結晶して、無色粉末
の(−)−フェランドリル β−D−グルコピラノシド
1.6gを得た。 融点 92.0〜95.5℃ IR(KBr):3400、1075、1040cm-1 1 H−NMR(CD3 OD:270MHz)δ(pp
m):0.90(3H,d,J=6.7Hz)、0.9
1(3H,d,J=6.7Hz)、1.1−2.2(8
H)、3.1−3.4(4H)、3.66(1H,d
d,J=5.5Hz,11.9Hz)、3.85(1
H,dd,J=2.4Hz,11.9Hz)、4.01
(1H,d,J=11.6Hz)、4.21(1H,
d,J=11.6Hz)、4.25(1H,d,J=
7.9Hz)、5.73(1H,br,s)13 C−NMR(CD3 OD:67.5MHz)δ(pp
m):20.86、21.12、28.01、28.5
1、30.66、34.25、42.27、63.5
9、72.49、75.34、75.86、78.6
4、78.93、103.72、127.19、13
6.42
水酸化カリウム水溶液50mlを加え、室温で5時間撹拌
した。反応液を氷酢酸で中和した後、減圧下でメタノー
ルを除去し、残査をクロロホルムで抽出した。クロロホ
ルム層を減圧下で濃縮し、無色油状物を得た。この油状
物をクロロホルム−エーテルから再結晶して、無色粉末
の(−)−フェランドリル β−D−グルコピラノシド
1.6gを得た。 融点 92.0〜95.5℃ IR(KBr):3400、1075、1040cm-1 1 H−NMR(CD3 OD:270MHz)δ(pp
m):0.90(3H,d,J=6.7Hz)、0.9
1(3H,d,J=6.7Hz)、1.1−2.2(8
H)、3.1−3.4(4H)、3.66(1H,d
d,J=5.5Hz,11.9Hz)、3.85(1
H,dd,J=2.4Hz,11.9Hz)、4.01
(1H,d,J=11.6Hz)、4.21(1H,
d,J=11.6Hz)、4.25(1H,d,J=
7.9Hz)、5.73(1H,br,s)13 C−NMR(CD3 OD:67.5MHz)δ(pp
m):20.86、21.12、28.01、28.5
1、30.66、34.25、42.27、63.5
9、72.49、75.34、75.86、78.6
4、78.93、103.72、127.19、13
6.42
【0025】3.1,4(8)−p−メンタジエン−7
−イル β−D−グルコピラノシドの合成 上記2.における(−)−フェランドロールの代わりに
1,4(8)−p−メンタジエン−7−オール10.0
gを用いて、同様の反応を行い、テトラアセチルグルコ
シドとした後、アルカリ加水分解して、1,4(8)−
p−メンタジエン−7−イル β−D−グルコピラノシ
ド2.0gを得た。 性状 無色粉末 融点 109〜112℃ IR(KBr):3400、1075、1040cm-1 1 H−NMR(CD3 OD:270MHz)δ(pp
m):1.65(3H,s)、1.65(3H,s)、
2.13(2H,m)、2.34(2H,m)、2.7
9(2H,br s)、3.66(1H,dd,J=
5.2Hz,11.9Hz)、3.86(1H,dd,
J=2.1Hz,11.9Hz)、4.05(1H,
d,J=11.6Hz)、4.21(1H,d,J=1
1.6Hz)、4.25(1H,d,J=7.6H
z)、5.72(1H,br,s)13 C−NMR(CD3 OD:67.5MHz)δ(pp
m):19.9、20.3、27.3、28.2、3
0.3、62.8、71.6、74.0、75.1、7
7.9、78.1、102.8、122.8、126.
2、128.5、135.9
−イル β−D−グルコピラノシドの合成 上記2.における(−)−フェランドロールの代わりに
1,4(8)−p−メンタジエン−7−オール10.0
gを用いて、同様の反応を行い、テトラアセチルグルコ
シドとした後、アルカリ加水分解して、1,4(8)−
p−メンタジエン−7−イル β−D−グルコピラノシ
ド2.0gを得た。 性状 無色粉末 融点 109〜112℃ IR(KBr):3400、1075、1040cm-1 1 H−NMR(CD3 OD:270MHz)δ(pp
m):1.65(3H,s)、1.65(3H,s)、
2.13(2H,m)、2.34(2H,m)、2.7
9(2H,br s)、3.66(1H,dd,J=
5.2Hz,11.9Hz)、3.86(1H,dd,
J=2.1Hz,11.9Hz)、4.05(1H,
d,J=11.6Hz)、4.21(1H,d,J=1
1.6Hz)、4.25(1H,d,J=7.6H
z)、5.72(1H,br,s)13 C−NMR(CD3 OD:67.5MHz)δ(pp
m):19.9、20.3、27.3、28.2、3
0.3、62.8、71.6、74.0、75.1、7
7.9、78.1、102.8、122.8、126.
2、128.5、135.9
【0026】4.1−シクロヘキセニルメチル β−D
−グルコピラノシドの合成 上記2.における(−)−フェランドロールの代わりに
1−シクロヘキセンメタノール7.3gを用いて、同様
の反応を行い、テトラアセチルグルコシドとした後、ア
ルカリ加水分解して、1−シクロヘキセニルメチル β
−D−グルコピラノシド1.5gを得た。 性状 無色粉末 IR(KBr):3400、1075、1040cm-1 1 H−NMR(CD3 OD:270MHz)δ(pp
m):1.63(4H,m)、2.04(4H,m)、
3.66(1H,dd,J=5.5Hz,11.9H
z)、3.86(1H,dd,J=2.1Hz,11.
9Hz)、4.01(1H,d,J=11.6Hz)、
4.18(1H,d,J=11.6Hz)、4.24
(1H,d,J=7.9Hz)、5.74(1H,b
r,s)13 C−NMR(CD3 OD:67.5MHz)δ(pp
m):23.5、23.6、26.0、26.8、6
2.8、71.7、74.6、75.1、77.9、7
8.1、102.8、126.6、135.8
−グルコピラノシドの合成 上記2.における(−)−フェランドロールの代わりに
1−シクロヘキセンメタノール7.3gを用いて、同様
の反応を行い、テトラアセチルグルコシドとした後、ア
ルカリ加水分解して、1−シクロヘキセニルメチル β
−D−グルコピラノシド1.5gを得た。 性状 無色粉末 IR(KBr):3400、1075、1040cm-1 1 H−NMR(CD3 OD:270MHz)δ(pp
m):1.63(4H,m)、2.04(4H,m)、
3.66(1H,dd,J=5.5Hz,11.9H
z)、3.86(1H,dd,J=2.1Hz,11.
9Hz)、4.01(1H,d,J=11.6Hz)、
4.18(1H,d,J=11.6Hz)、4.24
(1H,d,J=7.9Hz)、5.74(1H,b
r,s)13 C−NMR(CD3 OD:67.5MHz)δ(pp
m):23.5、23.6、26.0、26.8、6
2.8、71.7、74.6、75.1、77.9、7
8.1、102.8、126.6、135.8
【0027】また、(−)−フェランドロールを用いる
代わりに、1−ペリラ酸、トランス−シソオール、シス
−又はトランス−テトラヒドロペリラアルコール及びl
−ミルテノールを用いることにより、種々の化合物を得
た。これら化合物を、1−ペリリル−β−D−グルコピ
ラノシド及び1−フェランドリル−β−D−グルコピラ
ノシド等とともに、以下に示す。
代わりに、1−ペリラ酸、トランス−シソオール、シス
−又はトランス−テトラヒドロペリラアルコール及びl
−ミルテノールを用いることにより、種々の化合物を得
た。これら化合物を、1−ペリリル−β−D−グルコピ
ラノシド及び1−フェランドリル−β−D−グルコピラ
ノシド等とともに、以下に示す。
【0028】
【化8】 また、上記化合物の中間体として得られたグルコシド化
合物のテトラアセテートを以下に示す。
合物のテトラアセテートを以下に示す。
【0029】
【化9】
【0030】5.アルドース還元酵素活性の測定 6週令のウィスター(Wistar)系ラットをエーテ
ル麻酔下に致死させ、直ちに水晶体を摘出し、−20℃
にて保存した。水晶体は0.01mMフェニルメチルス
ルホニルフルオリド及び5mMジチオスレイトールを含
む0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)にてホモジナイ
ズして、40000rpmで30分間遠心した。その上
清に20%ポリエチレングリコール6000を加え、3
0分間撹拌後、15000rpmで30分間遠心した。
このようにして得られたうちの上清をアルドース還元酵
素の粗酵素液とした。また、以上の操作はすべて4℃で
行い、粗酵素液は−20℃で保存した。
ル麻酔下に致死させ、直ちに水晶体を摘出し、−20℃
にて保存した。水晶体は0.01mMフェニルメチルス
ルホニルフルオリド及び5mMジチオスレイトールを含
む0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)にてホモジナイ
ズして、40000rpmで30分間遠心した。その上
清に20%ポリエチレングリコール6000を加え、3
0分間撹拌後、15000rpmで30分間遠心した。
このようにして得られたうちの上清をアルドース還元酵
素の粗酵素液とした。また、以上の操作はすべて4℃で
行い、粗酵素液は−20℃で保存した。
【0031】アルドース還元酵素活性の測定はKado
rらの方法[Biophys.Chem.,8,81−
85(1978)]に準じて行った。すなわち、50m
Mリン酸緩衝液(pH7.0)、0.2mM NADP
H(還元型 Nicotinamide Adenine Dinucleotide Phosp
hate Reduced Form;β−NADPH)、上記の粗酵素
液及び上記具体例で得られた化合物をそれぞれ純水ある
いはエタノールに1×10-4〜1×10-6Mの濃度とな
るように溶解させた薬物溶解液をそれぞれ加え、30℃
にて30分間プレインキュベーションした。反応は、1
00μMのメチルグリオキサールを加えることにより開
始し、37℃で340nmの吸光度の減少を追跡し、そ
のときのtanθ値を求め、次式によって阻害率を求め
た。 阻害率(%)=〔(B−A)/B〕×100 ただし、A:阻害剤を添加したときのtanθ値 B:阻害剤を添加しなかったときのtanθ値 その結果、表1に示したように1×10-4Mの濃度で阻
害活性が認められた。
rらの方法[Biophys.Chem.,8,81−
85(1978)]に準じて行った。すなわち、50m
Mリン酸緩衝液(pH7.0)、0.2mM NADP
H(還元型 Nicotinamide Adenine Dinucleotide Phosp
hate Reduced Form;β−NADPH)、上記の粗酵素
液及び上記具体例で得られた化合物をそれぞれ純水ある
いはエタノールに1×10-4〜1×10-6Mの濃度とな
るように溶解させた薬物溶解液をそれぞれ加え、30℃
にて30分間プレインキュベーションした。反応は、1
00μMのメチルグリオキサールを加えることにより開
始し、37℃で340nmの吸光度の減少を追跡し、そ
のときのtanθ値を求め、次式によって阻害率を求め
た。 阻害率(%)=〔(B−A)/B〕×100 ただし、A:阻害剤を添加したときのtanθ値 B:阻害剤を添加しなかったときのtanθ値 その結果、表1に示したように1×10-4Mの濃度で阻
害活性が認められた。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】5.製剤例 ペリロシドA10重量部と乳糖421.0重量部及び馬
鈴薯澱粉50重量部とをよく混合し、これを流動層造粒
機に入れ、結合剤ヒドロキシプロピルセルロース18.
75重量部を5%水溶液にして噴霧し、顆粒を得た。次
いで、崩壊剤カルボキシメチルセルロースカルシウム2
0重量部と滑沢剤ステアリン酸マグネシウム15重量部
とを添加して混合した。得られた混合物を1錠の重量が
125mgとなるようにして、加圧成形し錠剤を得た。
この錠剤に下記の処方のコーティング液を噴霧して、腸
溶性錠剤を得た。 セルロースアセテートフタレート 5.0重量部 95%エタノール 47.5重量部 酢酸エチルエステル 47.5重量部
鈴薯澱粉50重量部とをよく混合し、これを流動層造粒
機に入れ、結合剤ヒドロキシプロピルセルロース18.
75重量部を5%水溶液にして噴霧し、顆粒を得た。次
いで、崩壊剤カルボキシメチルセルロースカルシウム2
0重量部と滑沢剤ステアリン酸マグネシウム15重量部
とを添加して混合した。得られた混合物を1錠の重量が
125mgとなるようにして、加圧成形し錠剤を得た。
この錠剤に下記の処方のコーティング液を噴霧して、腸
溶性錠剤を得た。 セルロースアセテートフタレート 5.0重量部 95%エタノール 47.5重量部 酢酸エチルエステル 47.5重量部
【0035】
【発明の効果】本発明の化合物によれば、ソルビトール
やガラクチトールの蓄積による糖尿病の合併症、例えば
網膜症、白内障、神経障害、腎障害の発症を予防又は治
療することが可能である。
やガラクチトールの蓄積による糖尿病の合併症、例えば
網膜症、白内障、神経障害、腎障害の発症を予防又は治
療することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 寛 神戸市中央区脇浜町1−4−10 日本テル ペン化学株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、X1 ,X2 は共に水素原子又は両者で酸素原
子、 【化2】 は4位にイソプロピル、イソプロペニル又はイソプロピ
リデン基を結合しているか、あるいは4位と6位との間
にジメチルメタノ基を橋かけ環式に結合しているシクロ
ヘキシル又は1−シクロヘキセニル基、OR1 は水酸基
又は水酸基に容易に誘導しうる基を示す。)で示される
グルコシド化合物を有効成分として含有することからな
るアルドース還元酵素阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19647193A JPH0748264A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | アルドース還元酵素阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19647193A JPH0748264A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | アルドース還元酵素阻害剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0748264A true JPH0748264A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16358361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19647193A Pending JPH0748264A (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | アルドース還元酵素阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748264A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997002046A3 (de) * | 1995-07-05 | 1997-07-03 | Deutsches Krebsforsch | Saccharid-konjugate |
WO1999007718A3 (de) * | 1997-08-08 | 1999-09-10 | Hoechst Marion Roussel De Gmbh | Substituierte tetrahydropyranderivate, verfahren zu deren herstellung, deren verwendung als arzneimittel oder diagnostikum sowie sie enthaltendes arzneimittel |
US8398711B2 (en) | 2006-10-24 | 2013-03-19 | University Of Hull | Speech valve |
US9211269B2 (en) | 2010-12-17 | 2015-12-15 | Neonc Technologies Inc. | Methods and devices for using isoperillyl alcohol |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP19647193A patent/JPH0748264A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997002046A3 (de) * | 1995-07-05 | 1997-07-03 | Deutsches Krebsforsch | Saccharid-konjugate |
US6489302B1 (en) | 1995-07-05 | 2002-12-03 | Deutches Krebsforschungszentrum Stiftung Des Offentlichen Rechts | Saccharide conjugates |
WO1999007718A3 (de) * | 1997-08-08 | 1999-09-10 | Hoechst Marion Roussel De Gmbh | Substituierte tetrahydropyranderivate, verfahren zu deren herstellung, deren verwendung als arzneimittel oder diagnostikum sowie sie enthaltendes arzneimittel |
US8398711B2 (en) | 2006-10-24 | 2013-03-19 | University Of Hull | Speech valve |
US9211269B2 (en) | 2010-12-17 | 2015-12-15 | Neonc Technologies Inc. | Methods and devices for using isoperillyl alcohol |
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