JPH0748071Y2 - 蚊取線香燻煙器 - Google Patents

蚊取線香燻煙器

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JPH0748071Y2
JPH0748071Y2 JP1990009521U JP952190U JPH0748071Y2 JP H0748071 Y2 JPH0748071 Y2 JP H0748071Y2 JP 1990009521 U JP1990009521 U JP 1990009521U JP 952190 U JP952190 U JP 952190U JP H0748071 Y2 JPH0748071 Y2 JP H0748071Y2
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JP
Japan
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net
smoker
lid
mosquito coil
main body
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肇 広部
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Dainihon Jochugiku Co Ltd
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Dainihon Jochugiku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、燻煙器内に着火したる蚊取線香を燻煙器の携
行に際しても妄りに移動することなくして保持し、か
つ、線香保持用ネットの清掃、交換を容易に行えるよう
にした蚊取線香燻煙器に関するものである。
〈従来の技術ならびに考案が解決しようとする問題点〉 従来より、燻煙器内に収納する蚊取線香を挟持する方法
が提案されている。例えば、マット上に載置したる線香
をネットで押さえる方法として、実公昭58-3487号及び
同58-3489号公報がある。これらの方法は、いずれもマ
ットやネットが燻煙器の本体または蓋側に固定されてお
り、線香の挟持においてその目的を達成することができ
る。しかし、同じ燻煙器を繰り返し使用して線香を多数
巻燻煙せしめると、ヤニ、灰などがネット、特にネット
の上方側に多数付着し、これがため燃焼用空気の流通に
支障を起こしたり、タールのために線香の立ち消えをし
ばしば起こして問題となったり、あるいは線香を装着
時、ネットに付着したヤニなどにて手指を汚す欠点があ
る。
また、線香を20巻位使用すると、ネットを洗剤などにて
洗う必要がある。その際、蓋に張設固定されたネットで
は、洗浄が片面しか行えず、更に、洗浄時ネットに押圧
力を加えるとネットに弛みが生じ、線香挟持力が弱まっ
てその保持に支障を起こすもととなる。従って、従来品
では、20巻位しか使用できず、一夏の使用に耐えること
ができず極めて不経済である。
本考案は、これに鑑みて据置式でも携行式でも使用でき
る燻煙器に於いて、線香保持用のネットを簡易に燻煙器
より外し、多数巻の線香燻煙によってヤニ、灰などの付
着にて汚れたネットの表裏両面の洗浄を完全に、しかも
ネットを弛ませることなく行えるようにし、常に正常な
使用に供せるようにしたものである。
〈問題点の解決手段〉 上記目的の達成のため、本考案は、有底円筒状の燻煙器
本体の内周面に段部を設け、段部以下の底部にガラス繊
維製マットを載置し、この上に、ネット部の周縁に断面
略円形の折曲部が形成されてなる枠体を取りつけた網体
と、多数の通気孔を有する蓋体を順に開閉可能に収填さ
せた蚊取線香燻煙器であって、前記マットと網体間には
蚊取線香を挟持せしめ、前記網体の枠体部分と蓋体の周
縁部分を前記段部上で接合させると共に、本体に付設さ
れた係止具を用いて本体と蓋体を係着させたことを特徴
とする蚊取線香燻煙器に係る。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。図に
於いて、1は蚊取線香を収納するように十分な大きさと
形状を有する燻煙器の本体で、これは通常渦巻形状をし
た蚊取線香を内部に収納できるよう図示の如く有底円筒
状の形状とし、載置式で使用した時、その頂面が開口し
ている。
また、本体1の円周面に段2を形成してもよく、この段
2は本体1の底面3より所定の間隔を有し、線香が燻煙
する時、その空間が断熱作用をするようにして定めると
共にこの段2と底面3との間に灰を溜めるようにした
り、未使用の複数の線香を収納して販売することもでき
る。
また、本体1の胴部に、携帯者がベルト等に吊り下げる
ための懸吊具を備えてもよいことはもちろんである。
蓋体4には、通気用かつ燻煙が燻煙器外へ自然に放出さ
れるよう通気孔5が多数穿孔され、蓋体4は本体1に蝶
番にて連結するか、または係止、切欠を本体1と蓋体4
に設けて、本体1に対して開閉可能取りつけられる。
また、この通気孔5にネットをそわせ、妄りに燻煙器内
に手指が挿入されないようにしたり、蓋体4を脱着しや
すいようにつまみ孔を穿設してもよい。
本体1の底面3上には、線香を支持するための耐熱性材
質、例えば、ガラス繊維製のマット6を載置する。この
マット6は蓋側に装着する網体7と協働して線香Cを挟
持できるような強度を有する。網体7は、所望張力にて
張設されたネット部9とその周縁に接着、あるいはかし
めなどの手段で取りつけられた枠体8とから構成されて
いる。
枠体8は打抜成型品からなり、好ましくは、例えば断面
略円形の折曲部10を備え、網体7の剛性を高めるととも
に使用性の点でも有利となっている。また、ネット部9
の材質としては、耐熱性の例えばガラス繊維製のものが
用いられるが、このネット部9を耐熱性合成樹脂でコー
ティング、あるいは含浸硬化させて強度を増すようにし
てもよい。
このように本体1と蓋体4にマット6と網体7を適用
し、燻煙器を携行可能とするには、まず、着火した線香
をマット6上の所定位置に置き、次にこの線香上に網体
7をかぶせる如くして蓋体4を本体1に装着すれば線香
はマット6と網体7にて適当な押圧力にて挟持され、燻
煙器を携行しても妄りに移動することがなく、しかも、
空気の流通も保持され立ち消えすることがなく有効に使
用できる。またこれを床面上等に載置して使用する場合
も、線香をマット6の上に載せ、網体7で固定して使用
すると、燻煙器に触れて線香が移動し周囲に接触して立
ち消えとなることもない。
このようにして複数の線香を燻煙せしめると、燻煙中に
含むタール、その他の物質がヤニ状となってネット部9
に付着すると共に、このヤニの貼着力にて灰その他ごみ
等も付着し、ネット部9は汚れ、適正な流風の妨げとも
なる。またヤニが線香の燃焼熱によって溶け、線香の燃
焼部に付着すると線香が立ち消えを起こしたり、燃え上
がることもある。このような時、網体7を外し、平坦な
ところに網体7を置いて水または洗剤にて洗浄する。清
掃後、再び使用することにより常に適正な通風が行え、
立ち消えしたりすることなく、しかも確実な2香の支持
が行えるものである。
尚、上記実施例では説明しなかったが、本体1と蓋体4
との開閉式係着方法、網体7の装着方法は図示のものに
限定されることなく、その目的を達するならば、その構
成は各種のものが採用可能である。
〈考案の効果〉 本考案によれば、開閉自在とした本体1にガラス繊維製
マット4を載置し、耐熱性の網体7を装着自在にして設
け、しかもこのマット4と網体7にて着火した線香を挟
持するようにしているため、携行時にも確実に線香を固
定できると共にネット部9がヤニ、灰などで汚れた時、
これを外してその表裏両面を簡単に洗浄でき、しかもネ
ット部9を損なうことなく再使用でき、経済的であると
共に安全性も向上し、網体7の洗浄にて常に清浄な状態
で使用できるので線香が立ち消えたりすることなく、ま
た洗浄時ネット部9が弛むことがないのでマット4と網
体7の間にて線香を確実に挟持できる等の利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は分解斜視図、第2図は携行時の使用状態を示す
断面図。第3図は載置式使用状態の断面図である。 1は本体、2は段、3は底面、4は蓋体、5は通気孔、
6はマット、7は網体、8は枠体、9はネット部、10は
折曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底円筒状の燻煙器本体の内周面に段部を
    設け、段部以下の底部にガラス繊維製マットを載置し、
    この上に、ネット部の周縁に断面略円形の折曲部が形成
    されてなる枠体を取りつけた網体と、多数の通気孔を有
    する蓋体を順に開閉可能に収填させた蚊取線香燻煙器で
    あって、前記マットと網体間には蚊取線香を挟持せし
    め、前記網体の枠体部分と蓋体の周縁部分を前記段部上
    で接合させると共に、本体に付設された係止具を用いて
    本体と蓋体を係着させたことを特徴とする蚊取線香燻煙
    器。
JP1990009521U 1990-01-31 1990-01-31 蚊取線香燻煙器 Expired - Fee Related JPH0748071Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS583487U (ja) * 1981-06-27 1983-01-10 松本 耕之介 容器用内袋の改良
JPS61268119A (ja) * 1985-05-23 1986-11-27 大日本除虫菊株式会社 蚊取線香燻煙器

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JPH0399973U (ja) 1991-10-18

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