JPH0747716Y2 - 加振試験装置 - Google Patents
加振試験装置Info
- Publication number
- JPH0747716Y2 JPH0747716Y2 JP1987040877U JP4087787U JPH0747716Y2 JP H0747716 Y2 JPH0747716 Y2 JP H0747716Y2 JP 1987040877 U JP1987040877 U JP 1987040877U JP 4087787 U JP4087787 U JP 4087787U JP H0747716 Y2 JPH0747716 Y2 JP H0747716Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical
- horizontal
- test piece
- slide bearing
- slide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は加振試験装置に於いて、垂直加振機1本、水平
加振機1本の構成で、垂直、水平の2方向を同時加振で
きる加振装置に関する。
加振機1本の構成で、垂直、水平の2方向を同時加振で
きる加振装置に関する。
従来の2方向加振機構は、第2図に示すように、2方向
の運動に対し、テーブル01を安定させるために垂直加振
機02を2本以上設けて垂直運動と水平加振機03の水平加
振により発生するピッチングモーメントを抑制し、テー
ブル01の一側面に取付けられた平行な2本のロッド04で
水平加振により発生するヨーイングモーメントを抑制
し、さらに垂直加振により発生するローリングモーメン
トを上下方向で取付位置の異なるロッド05とロッド04と
で抑制し、それらによって、それぞれテーブル01のピッ
チング、ヨーイング、ローリングを防止する。
の運動に対し、テーブル01を安定させるために垂直加振
機02を2本以上設けて垂直運動と水平加振機03の水平加
振により発生するピッチングモーメントを抑制し、テー
ブル01の一側面に取付けられた平行な2本のロッド04で
水平加振により発生するヨーイングモーメントを抑制
し、さらに垂直加振により発生するローリングモーメン
トを上下方向で取付位置の異なるロッド05とロッド04と
で抑制し、それらによって、それぞれテーブル01のピッ
チング、ヨーイング、ローリングを防止する。
以上の構成が最小限必要不可欠であった。
2方向同時加振機構において、試験体に与えたい運動に
対し必然的に3軸方向のモーメントが発生するが、これ
らを抑制し、それらによる動きを防止するための機構と
して前項に述べたように各種ロッド垂直加振機の複数化
を必要とする。
対し必然的に3軸方向のモーメントが発生するが、これ
らを抑制し、それらによる動きを防止するための機構と
して前項に述べたように各種ロッド垂直加振機の複数化
を必要とする。
このような従来技術には次のような問題点がある: 加振機構の設置基礎又は設置スペースがロッドのた
めに大きなものとなる。
めに大きなものとなる。
構成機器点数が多くなる。
本考案はかかる問題点に対処するため開発されたもので
あって、加振機の数を少なくすることを目的とする。
あって、加振機の数を少なくすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本考案の構成は、1台の垂
直加振機と、該垂直加振機の上部に固定のスライド軸受
と、該スライド軸受に平行に摺動自在に嵌挿される2本
の水平ロッドと、該水平ロッドの両端に支持軸受を介し
て指示される試験片固定用テーブルと、該試験片固定用
テーブルのロッド嵌挿方向の一側に上下方向に摺動自在
に取付けられる1台の水平加振機と、前記スライド軸受
を上下にのみ移動可能に案内するヨーイングガイドとを
具備してなる。
直加振機と、該垂直加振機の上部に固定のスライド軸受
と、該スライド軸受に平行に摺動自在に嵌挿される2本
の水平ロッドと、該水平ロッドの両端に支持軸受を介し
て指示される試験片固定用テーブルと、該試験片固定用
テーブルのロッド嵌挿方向の一側に上下方向に摺動自在
に取付けられる1台の水平加振機と、前記スライド軸受
を上下にのみ移動可能に案内するヨーイングガイドとを
具備してなる。
そして本考案は上記の手段によりスライド式軸受部は、
2本のロッドと4カ所のロッド指示軸受部等により、試
験片固定テーブルに発生するピッチング及びローリング
モーメントの反力を支持し、前記反力は垂直加振機を介
して基礎に伝わる。これにより前記テーブルのピッチン
グ、ローリングを防止する。
2本のロッドと4カ所のロッド指示軸受部等により、試
験片固定テーブルに発生するピッチング及びローリング
モーメントの反力を支持し、前記反力は垂直加振機を介
して基礎に伝わる。これにより前記テーブルのピッチン
グ、ローリングを防止する。
なお、前記スライド式軸受部には垂直加振機の加振力を
負荷され、これ等の力をテーブルに伝える。一方水平運
動に対しては、テーブル側に固定された2本のロッドが
摺動し、垂直加振機ピストンに固定されたスライド式軸
受の本体の上下動とは関係なく、テーブルが水平方向に
運動する。
負荷され、これ等の力をテーブルに伝える。一方水平運
動に対しては、テーブル側に固定された2本のロッドが
摺動し、垂直加振機ピストンに固定されたスライド式軸
受の本体の上下動とは関係なく、テーブルが水平方向に
運動する。
以下本考案の一実施例を第1図に基づいて説明すると、
第1図において、1は試験片固定用テーブル、2は垂直
加振機を示し、該垂直加振機2のピストン先端にスライ
ド式軸受4を固定して取付け、該スライド式軸受4には
水平方向に2本のロッド5,5を摺動可能に嵌挿し、該ロ
ッド5,5の端部は支持軸受8,8を介してテーブル1に取付
けることによりスライド式軸受4の上側に試験片固定用
テーブル1を水平方向に摺動可能に支持すると共に試験
片固定用テーブル1のロッド嵌挿方向の側面と固定基礎
7との間に上下方向に摺動可能に1台の水平加振機3を
取付けた。
第1図において、1は試験片固定用テーブル、2は垂直
加振機を示し、該垂直加振機2のピストン先端にスライ
ド式軸受4を固定して取付け、該スライド式軸受4には
水平方向に2本のロッド5,5を摺動可能に嵌挿し、該ロ
ッド5,5の端部は支持軸受8,8を介してテーブル1に取付
けることによりスライド式軸受4の上側に試験片固定用
テーブル1を水平方向に摺動可能に支持すると共に試験
片固定用テーブル1のロッド嵌挿方向の側面と固定基礎
7との間に上下方向に摺動可能に1台の水平加振機3を
取付けた。
このようにして、テーブル1の上下・水平加振運動と同
時に発生するヒッチング及びローリングモーメントはス
ライド式軸受4を介し垂直加振機2で抑制される。
時に発生するヒッチング及びローリングモーメントはス
ライド式軸受4を介し垂直加振機2で抑制される。
一方ヨーイングモーメントに対しては、垂直運動のみを
許容するヨーイングガイド6がスライド式軸受4と基礎
7との間に設け、該ヨーイングガイド6はスライド式軸
受4の水平加振方向の両側のガイドバー6aと、該ガイド
バー6aをその両側よりローラ軸受等を介してガイドし且
つ基礎7に固定のガイド本体6bとから構成され、そのガ
イドバー6aによりスライド式軸受4を上下にのみガイド
する。このような本装置により、試験体に上下及び水平
方向に同時に振動を加え、変位、速度、加速度等を計測
することができる。
許容するヨーイングガイド6がスライド式軸受4と基礎
7との間に設け、該ヨーイングガイド6はスライド式軸
受4の水平加振方向の両側のガイドバー6aと、該ガイド
バー6aをその両側よりローラ軸受等を介してガイドし且
つ基礎7に固定のガイド本体6bとから構成され、そのガ
イドバー6aによりスライド式軸受4を上下にのみガイド
する。このような本装置により、試験体に上下及び水平
方向に同時に振動を加え、変位、速度、加速度等を計測
することができる。
以上説明したように本考案によるときは、垂直加振機を
1本とし該垂直加振機の上部にスライド式軸受を設け
て、該スライド式軸受に嵌挿される2本のロッドを試験
片固定用テーブルに取付けることによりスライド式軸受
の上側に試験片固定用テーブルを支持したものであるか
ら、スライド式軸受部はッチング及びローリングモーメ
ントの反力を支持し、而も水平加振機は試験片固定用テ
ーブルに上下方向に摺動可能に取付けると共にスライド
式軸受と固定基礎との間にスライド式軸受を上下にのみ
移動可能に案内するヨーイングガイドを設けたから、試
験片固定用テーブルの水平運動に対してはスライド式軸
受の本体の上下動とは関係なく試験片固定用テーブルが
水平方向に運動でき、従ってガイドリンクがないため設
置基礎が比較的小さくなりコンパクト化されると共に、
構成機器点数を少なく簡単にする事ができ、テーブル形
状がシンプル化され、製作容易となる等の効果を有す
る。
1本とし該垂直加振機の上部にスライド式軸受を設け
て、該スライド式軸受に嵌挿される2本のロッドを試験
片固定用テーブルに取付けることによりスライド式軸受
の上側に試験片固定用テーブルを支持したものであるか
ら、スライド式軸受部はッチング及びローリングモーメ
ントの反力を支持し、而も水平加振機は試験片固定用テ
ーブルに上下方向に摺動可能に取付けると共にスライド
式軸受と固定基礎との間にスライド式軸受を上下にのみ
移動可能に案内するヨーイングガイドを設けたから、試
験片固定用テーブルの水平運動に対してはスライド式軸
受の本体の上下動とは関係なく試験片固定用テーブルが
水平方向に運動でき、従ってガイドリンクがないため設
置基礎が比較的小さくなりコンパクト化されると共に、
構成機器点数を少なく簡単にする事ができ、テーブル形
状がシンプル化され、製作容易となる等の効果を有す
る。
第1図は本考案加振試験装置の実施例の説明図。第2図
は従来装置の説明図である。 1……テーブル、2……垂直加振機、3……水平加振
機、4……スライド式軸受、5……ロッド、6……ヨー
イングガイド。
は従来装置の説明図である。 1……テーブル、2……垂直加振機、3……水平加振
機、4……スライド式軸受、5……ロッド、6……ヨー
イングガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 純之 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60− 1 中菱エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】1台の垂直加振機と、該垂直加振機の上部
に固定のスライド軸受と、該スライド軸受に平行に摺動
自在に嵌挿される2本の水平ロッドと、該水平ロッドの
両端に支持軸受を介して支持される試験片固定用テーブ
ルと、該試験片固定用テーブルのロッド嵌挿方向の一側
に上下方向に揺動自在に取付けられる1台の水平加振機
と、前記スライド軸受を上下にのみ移動可能に案内する
ヨーイングガイドとを具備することを特徴とする加振試
験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987040877U JPH0747716Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 加振試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987040877U JPH0747716Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 加振試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63150343U JPS63150343U (ja) | 1988-10-04 |
JPH0747716Y2 true JPH0747716Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=30855359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987040877U Expired - Lifetime JPH0747716Y2 (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 加振試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747716Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5784457U (ja) * | 1980-11-12 | 1982-05-25 |
-
1987
- 1987-03-23 JP JP1987040877U patent/JPH0747716Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63150343U (ja) | 1988-10-04 |
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