JPH0747680Y2 - 流路切替え装置 - Google Patents

流路切替え装置

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JPH0747680Y2
JPH0747680Y2 JP1992074465U JP7446592U JPH0747680Y2 JP H0747680 Y2 JPH0747680 Y2 JP H0747680Y2 JP 1992074465 U JP1992074465 U JP 1992074465U JP 7446592 U JP7446592 U JP 7446592U JP H0747680 Y2 JPH0747680 Y2 JP H0747680Y2
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JP
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way valve
out port
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fluid
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恭彦 稲垣
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ティーエイチアイシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の流体ラインの合
流・分流の切替えを行う流路切替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バイオや薬品や食品などのプロ
セスラインにおいて、複数の流体ラインの合流・分流の
切替えを行う場合、従来は、インポート及びアウトポー
トが共に1個しかない1アウトポート型の二方弁を用
い、その複数個を組み合わせて合流・分流回路を構成し
ていた。
【0003】図1は従来の合流回路の一例の模式図で、
合流する2本の配管1・2のそれぞれに1アウトポート
型の二方弁3・4のアウトポート5を接続したものであ
る。この合流回路において、一方の二方弁3が開き、他
方の二方弁4が閉じたとき(中央の円形の弁部に斜線を
施して表している)、一方の二方弁3のインポート6か
らの流体は該二方弁3を通って配管1へ流れる。しか
し、それまで他方の二方弁4を流れていた流体は該二方
弁4内で流れが停止するため、該二方弁4内及び配管1
・2の合流部付近までの間で滞留する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように流体が滞留
すると、流体の汚染や流路切替え時の流体の置換性が悪
くなるなどの問題が生ずる。そこで、本考案の目的は、
二方弁を閉じたときに生ずる上記のような流体の滞留を
無くし、流体の汚染や流路切替え時の流体の置換性低下
等の問題を解消することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の第1の態様の流
量切替え装置は、図5の例示のように、インポート1
4、メインアウトポート15a、これと連通するサブア
ウトポート15bを有し、これらアウトポート15a・
15bをインポート14に対して同時に開閉できる2つ
の二方弁10Aと、T字形合流用配管29・30と、バ
イバス用配管31とからなる。そして、1つの二方弁1
0Aのメインアウトポート15aを合流用配管29・3
0の一方の配管29の一端に接続し、他の二方弁10A
のメインアウトポート15aを合流用配管29・30の
他方の配管30の一端に接続し、2つの二方弁10Aの
サブアウトポート15b同士をバイパス用配管31を介
して接続したものである。本考案の第2の態様の流量切
替え装置は、図7の例示のように、インポート14、メ
インアウトポート15a、これと連通する少なくとも1
つのサブアウトポート15bを有し、これらアウトポー
ト15a・15bをインポート14に対して同時に開閉
できる3以上の二方弁10A・10Bと、複数のT字形
合流用配管29・30と、少なくとも1つのバイパス用
配管31とからなる。そして、複数のT字形合流用配管
29・30の一方の配管29を相互に直列接続し、各合
流用配管29・30の他方の配管30の一端に二方弁1
0A・10Bのサブアウトポート15bをそれぞれ接続
し、隣接する二方弁同士において互いのサブアウトポー
ト15bを接続し、一端に位置する1つの合流用配管2
9・30については、その一方の配管29の一端に1つ
の二方弁10Aのメインアウトポート15aを接続する
とともに、該二方弁10Aのサブアウトポート15bと
他の一つの二方弁10Bのサブアウトポート15bとを
上記バイパス用配管31を介して接続したものである。
【0006】
【作用】第1の態様の流量切替え装置は、2つの二方弁
10Aのインポート14からの2つの液を合流用配管2
9・30で合流させるもので、図5は一方の二方弁10
Aが開き、他方の二方弁10Aが、その中央の円形の弁
部に斜線を施して表すように閉じた状態を示している。
このとき、開いている一方の二方弁のインポート14か
ら該二方弁内に入った流体は、配管29へ流れると同時
に、バイパス用配管31を通って閉じている他方の二方
弁内へ流入し、該二方弁内に残っていた流体をそのサブ
アウトポート15b側からメインアウトポート15a側
へ押し出しながら配管30へ流れ、配管29を流れる流
体と合流する。第1の態様の流量切替え装置は、1つの
二方弁10Aのインポート14からの1つの液を本流と
して流しながら、これに対して、複数の二方弁10Aの
インポート14からの複数の液を選択して本流に合流さ
せることができるようにしたもので、図7は1つの二方
弁が開き、他の2つの二方弁が閉じた状態を示してい
る。このとき、開いている1つの二方弁のインポート1
4から該二方弁内に入った流体は、配管29へ流れると
同時に、バイパス用配管31を通って閉じている1つの
二方弁内へ流入するとともに、更に残りの二方弁内へも
流入し、これら二方弁内に残っていた流体をそのサブア
ウトポート15b側からメインアウトポート15a側へ
押し出しながら配管30へ流れ、配管29を流れる流体
と合流する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図2は、本考案による流路切替え装置で使用
する二方弁の構造の一例を示す。この二方弁10Aは、
弁本体11内にダイヤフラム室12及びピストン室13
を形成するとともに、弁本体11の外側にインポート1
4、メインアウトポート15a、これと異なる位置に1
個のサブアウトポート15bを設けている。インポート
14は、通路16及びダイヤフラム室12内に設けられ
た弁座17の弁口18を通じて該ダイヤフラム室12と
連通し、2個のアウトポート15a・15bは、それぞ
れ通路19・20を通じてダイヤフラム打つ12と連通
している。
【0008】ダイヤフラム室12内には、ダイヤフラム
21がその周縁部をホルダ22で押さえて張設され、本
二方弁10Aは、このダイヤフラム21の中央部で弁口
18を直接開閉するダイヤフラムダイレクトシール型と
なっている。ダイヤフラム21の中央部には、ホルダ2
2を貫通するプッシュロッド23が固着されている。こ
のプッシュロッド23には、ダイヤフラム21を開く方
向に付勢するコイルバネ24が巻き付けられている。
【0009】一方、ピストン室13内にはピストン25
が摺動可能に嵌装されている。このピストン25のピス
トンロッド26は隔壁27を貫通してプッシュロッド2
3と対向している。弁本体11に設けられた制御ポート
28からピストン室13内に圧縮空気を流入してピスト
ン25を隔壁27側へ摺動させると、ピストンロッド2
6がプッシュロッド23をコイルバネ24に抗して押動
するため、ダイヤフラム21が弁口18を閉塞してイン
ポート14と2個のアウトポート15a ・15b との間
を遮断する。しかし、両アウトポート15a ・15b の
間は開通したままである。
【0010】図3は図2に示した構造の二方弁10Aの
模式図で、1個のインポート14に対して2個のアウト
ポート15a・15bが中央の弁部で連通・遮断され、
両アウトポート15a・15bの間は連通していること
を表している。また、図4は1個のインポート14と1
個のメインアウトポート15aと該メインアウトポート
15aに連通する2個のサブアウトポート15b・15
cを設けた3アウトポート型の二方弁10Bを示す。
【0011】図5は、図2に示した構造の二方弁10A
を2個使用して構成した本考案による流路切替え装置の
一例の模式図である。この例は、2個の二方弁10A・
10Aの一方のアウトポート15a ・15a を、合流す
る配管29・30にそれぞれ接続するとともに、両二方
弁10A・10Aの一方のアウトポート15b ・15b
をバイパス用配管31を介して互いに接続したものであ
る。
【0012】この流路切替え装置において、両二方弁1
0A・10Aが共に開いているときには、それらのイン
ポート14・14へそれぞれ流入した流体はこれら二方
弁10A・10A内を通り抜け、配管29・30中を流
れて合流する。
【0013】図5に示すように、一方の二方弁10Aが
開き、他方の二方弁10Aが閉じると、開いている一方
の二方弁10Aのインポート14から該二方弁内に入っ
た流体は、配管29へ流れると同時に、バイパス用の配
管31を通って、閉じている他方の二方弁10A内へ流
入し、該二方弁内に残っていた流体を、アウトポート1
5b 側からアウトポート15a 側へ押し出しながら配管
30へ流れ、配管29を流れる流体と合流する。このた
め、閉じた二方弁10A内及び配管30内に、閉じる前
の流体が滞留することはない。図6はこの状態を流体回
路図にして示したものである。両二方弁10A・10A
の開閉関係が上記とは逆になったときも同様である。
【0014】次に、図7の例の流路切替え装置は、2個
のアウトポート15a ・15b を有する2アウトポート
型の二方弁10Aを2個と、3個のアウトポート15a
・15b ・15c を有する3アウトポート型の二方弁1
0Bを1個組み合わせて構成したものである。この場
合、3個の二方弁10A・10A・10Bの第1のアウ
トポート15a ・15a ・15a は合流するように配管
29・30で接続され、一方の2アウトポート型二方弁
10Aの第2のアウトポート15b と3アウトポート型
二方弁10Bの第2のアウトポート15b とはバイパス
用配管31によって互いに接続され、他方の2アウトポ
ート型二方弁10Aの第2のアウトポート15b と3ア
ウトポート型二方弁10Bの第3のアウトポート15c
とは互いに接続されている。
【0015】図7に示すように、2個の2アウトポート
型二方弁10A・10Aのうちの一方が開いて他方が閉
じるとともに、3アウトポート型二方弁10Bが閉じた
とき、開いている二方弁10Aのインポート14から該
二方弁内に入った流体は、配管29へ流れると同時に、
バイパス用の配管31を通って、閉じている二方弁10
B内へ流入し、更に該二方弁10Bから閉じている二方
弁10Aへも流入し、これら二方弁10B・10A内に
残っていた流体を押し出しながら配管30・30を通っ
て配管29を流れる流体と合流する。
【0016】図8は、2アウトポート型の二方弁10A
を2個と、3アウトポート型の二方弁10Bを2個組み
合わせて構成した例の流体回路図である。この場合に
も、閉じた二方弁10A・10B及び配管30中に流体
が滞留しない。
【0017】なお、上記の実施例では、空気圧駆動式の
ダイヤフラムダイレクトシール型二方弁を使用したが、
駆動方式としては電磁駆動式のもの、また弁構造として
はポペット型のものなどを使用しても良い。また、アウ
トポートの数も2個又は3個に限らず、4個以上あって
も構わない。
【0018】以上述べたように本考案の流路切替え装置
によれば、開いている二方弁からバイパスを通って流れ
る流体によって、閉じている二方弁内の残留流体を押し
出して本流へ合流させることができるので、二方弁を閉
じたときに生ずる流体の滞留を無くし、流体の汚染や流
路切替え時の流体の置換性低下等の問題を解消できる。
また、このようなことを、各二方弁にサブアウトポート
を設け、二方弁相互においてサブアウトポート同士を直
結し、一部についてだけバイパス用配管を介して連結す
るだけで経済的に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の模式図である。
【図2】本考案の流路切替え装置において使用する2ア
ウトポート型二方弁の一例の断面図である。
【図3】同上の模式図である。
【図4】3アウトポート型二方弁の模式図である。
【図5】図2の二方弁を2個使用して構成した本考案に
よる流路切替え装置の一例の模式図である。
【図6】同上の流体回路図である。
【図7】2アウトポート型の二方弁を2個と、3アウト
ポート型の二方弁を1個組み合わせて構成した本考案の
他の例の模式図である。
【図8】2アウトポート型の二方弁を2個と、3アウト
ポート型の二方弁を2個組み合わせて構成した例の流体
回路図である。
【符号の説明】
10A・10B 二方弁 14 インポート 15a ・15b ・15c アウトポート 21 ダイヤフラム 25 ピストン 29・30・31 配管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インポート14、メインアウトポート15
    a、これと連通するサブアウトポート15bを有し、こ
    れらアウトポート15a・15bをインポート14に対
    して同時に開閉できる2つの二方弁と、T字形合流用配
    管29・30と、バイパス用配管31とからなり、1つ
    の二方弁のメインアウトポート15aを合流用配管29
    ・30の一方の配管29の一端に接続し、他の二方弁の
    メインアウトポート15aを合流用配管29・30の他
    方の配管30の一端に接続し、2つの二方弁のサブアウ
    トポート15b同士をバイパス用配管31を介して接続
    したことを特徴とする流路切替え装置。
  2. 【請求項2】インポート14、メインアウトポート15
    a、これと連通する少なくとも1つのサブアウトポート
    15bを有し、これらアウトポート15a・15bをイ
    ンポート14に対して同時に開閉できる3以上の二方弁
    と、複数のT字形合流用配管29・30と、少なくとも
    1つのバイパス用配管31とからなり、複数のT字形合
    流用配管29・30の一方の配管29を相互に直列接続
    し、各合流用配管29・30の他方の配管30の一端に
    二方弁のサブアウトポート15bをそれぞれ接続し、隣
    接する二方弁同士において互いのサブアウトポート15
    bを接続し、一端に位置する1つの合流用配管29・3
    0については、その一方の配管29の一端に1つの二方
    弁のメインアウトポート15aを接続するとともに、該
    二方弁のサブアウトポート15bと他の一つの二方弁の
    サブアウトポート15bとを上記バイパス用配管31を
    介して接続したことを特徴とする流路切替え装置。
JP1992074465U 1992-10-02 1992-10-02 流路切替え装置 Expired - Fee Related JPH0747680Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02125181A (ja) * 1989-08-23 1990-05-14 Konica Corp ダイヤフラム弁
US5065794A (en) * 1990-11-26 1991-11-19 Union Carbide Industrial Gases Technology Corporation Gas flow distribution system

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