JPH0747653Y2 - 給油切替バルブ - Google Patents

給油切替バルブ

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JPH0747653Y2
JPH0747653Y2 JP1989089488U JP8948889U JPH0747653Y2 JP H0747653 Y2 JPH0747653 Y2 JP H0747653Y2 JP 1989089488 U JP1989089488 U JP 1989089488U JP 8948889 U JP8948889 U JP 8948889U JP H0747653 Y2 JPH0747653 Y2 JP H0747653Y2
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JP
Japan
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valve
branch pipe
valve body
branch
port
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JP1989089488U
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次男 植村
秀敏 浦上
浩市 三重野
浩一 宮原
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、主燃料タンクの他に副燃料タンクを備えた
車両において、一つの給油口から主燃料タンクと副燃料
タンクとへ選択的に給油するための給油切替バルブ(以
下、切替バルブと略称する。)の改良に関するものであ
る。
[背景技術] この種の切替バルブとして、本出願人らは既に実願平1-
23458号(平成元年3月1日出願)を提案している。こ
のものは、給油経路を主燃料タンク側に通じるルート
と、副燃料タンク側とに通じるルートとに分岐してお
き、さらにその分岐部にバルブ部材を設け、これを切替
操作することによって、両タンクに対する選択的な給油
を行うことができるようにしたものである。
第4図によってより具体的に説明すると、バルブ本体10
0には分岐管101が接続されて副燃料タンクへ通じるルー
トが形成されている。バルブ部材102(フラップ式バル
ブ部材)は分岐管101の接続部分に設けられており、バ
ルブ本体100に対してその下部側をピン103によって取付
けられることで回動可能に支持されている。そして、こ
のバルブ部材102に接続された操作機構によって油路の
切替動作がなされるようになっている。
ところで、給油経路の分岐部分ではバルブ本体100と分
岐管101との間でシールをして、外部への燃料の洩れを
防ぎ、また、バルブ部材102と分岐管101との間でもシー
ルを行って、バルブ閉時の遮断機能を保証する必要があ
る。そこで、このものにおいては前者のシールをバルブ
本体100の開口縁にOリング104を嵌め込んで行い、後者
のシールをバルブ部材102におけるシール面側の全面に
ゴムシート105を接着して行っている。
[考案が解決しようとする課題] このように、本出願人らが提案した上記先願の技術で
は、分岐部分における2箇所のシールに関し、Oリング
104、ゴムシート105の2種類のシール部品を用いて別々
に対応している。しかし、シールの相手は分岐管101と
いう共通の部材である点を考えると、シールもまた共通
した部材によって行うことが可能と思われる。また、こ
うした方が部品点数の減少、コストの低減、さらには組
付作業、メンテナンスの面でも有利である。
また、この技術ではバルブ部材102のゴムシート105は焼
付接着によっているため、経時的に接着力が低下しやす
い。こうした場合に保守点検を考慮する必要があるが、
ゴムシート105を取り付けているバルブ部材102は一般に
簡単に取外すことができず、その取外し(交換)には多
くの部品を取外さねばならず、作業を短時間で行うのは
容易でない。
また実開昭57-112171号公報(これを参考技術という)
の流量制御弁においては、弁箱体の接合面のシールと、
弁体の閉止面のシールとを兼用するシール部材すなわち
弁座(同公報中符号5)が示されている。この参考技術
のものでは、弁箱体による接合部分が平面でありまた弁
座に対する閉止部分がいわゆるテーパ面をなしており、
弁箱体によるシール力方向と弁体によるシール力方向と
が異なるため、弁箱体の接合部分に内径方向の歪みが生
じると、その歪みが閉止部分のシール力方向に影響しそ
の部分のシール性が低下する。また前記弁座が断面ほぼ
台形のリング状をなしており、弁箱体による接合部分と
弁体による閉止部分とが近くにあるので、接合部分の歪
みが閉止部分に影響しこれまたその部分のシール性が低
下する。また前記弁体がその回動軸側端部が開閉側端部
と反対方向に移動して開閉するので、弁座に弁体の摺動
による摩耗を生じ、短期間でシール性が低下しひいては
頻繁な保守点検が必要となる。
本考案は、上記した問題点に鑑み、シール構造が簡素で
ありかつ組付性に優れるとともに、シール性に優れた給
油切替バルブを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本考案は、給油管から主燃
料タンクへ連通する給油経路途上にバルブ本体が設けら
れ、このバルブ本体の分岐口に副燃料タンクへの給油経
路を形成する分岐管の接続口が接続され、前記バルブ本
体には前記分岐管の接続口を開閉するフラップ式バルブ
部材が支持ピンと長孔による回動支点部を介して回動可
能に組み込まれ、前記バルブ本体の分岐口と分岐管の接
続口との間をシールするシール部材がそれらの間に挟ま
れた状態で保持されている給油切替バルブにおいて、前
記分岐管の接続口には、前記バルブ本体の分岐口に対す
る接続面と、その接続面内周に所定間隔を隔てて連続し
かつ前記バルブ部材に対する閉止面とが同一平面上に形
成され、前記シール部材がゴム材によって前記分岐管の
接続口の接続面と閉止面とに面する薄板リング状に形成
されている。
[作用] 上記の構成によれば、バルブ本体の分岐口に分岐管の接
続口を接続する際に、シール部材の外周部が相互間に挟
みつけられることにより、その接続部分がシールされ
る。またフラップ式バルブ部材が閉止されたときには、
シール部材の内周部がそのバルブ部材と分岐管の接続口
との間に挟みつけられることにより、その閉止部分がシ
ールされる。
[実施例] 以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
第2図は給油装置全体を示しており、同図中1は切替バ
ルブであり、この切替バルブ1はバルブ本体2と、この
バルブ本体2に取付けられ、内部には後述するフラップ
式バルブ部材3(第3図)が組み込まれるバルブハウジ
ング4と、バルブ本体2から分岐して副燃料タンク5
(第2図)に連通する分岐管6とを主要構成部材として
構成されている。
バルブ本体2は角筒状に形成されており、上端にはフラ
ンジ縁7が形成されて給油管8と接続され、下端は主燃
料タンク9に通じる主給油管10と接続されている。ま
た、第1図に示すように、バルブ本体2の側壁において
前記フランジ縁7よりやや下側位置には分岐口11が開口
するとともに、この分岐口11における開口縁の分岐管6
側には分岐口11より大きめのシール溝12が全周に沿って
段差状に形成されている。
第3図に示すように、バルブハウジング4はバルブ本体
2における分岐口11と反対側の側面の開口18からバルブ
本体2内に挿入されるとともに、上下および分岐管6と
対向する側面がそれぞれ開口している。また、バルブハ
ウジング4の内部には給油経路の切替えを行うためのフ
ラップ式バルブ部材3が組み込んである。このバルブ部
材3は下端部が支持ピン13によって回動可能に支持さ
れ、またその背面には操作機構14に連繋されたロッド19
の一端が接続されている。操作機構14は公知のものであ
るため、詳しくは図示および説明は行わないが、第2図
に示す副燃料タンク5への給油を行う場合に、操作ノブ
20を引っ張ることでリンク21等を介して最終的に前記ロ
ッド19が引っ張られ、バルブ部材3に対し第3図に示す
ような油路の切替動作を行わせることができる。
なお、フラップ式バルブ部材3の支持ピン13は長孔15
(第1図)内を水平方向へ相対移動ができるようになっ
ており、シール部材16に対するバルブ部材3の押付力が
全周にわたって均一となるようにしてある。この支持ピ
ン13と長孔15によってバルブ部材3の回動支点部30が構
成されている。
分岐管6は分岐口11に対し、第1図および第3図に示す
ようにしてシール部材16を介在しながら以下のようにし
て接続されている。すなわち、分岐管6におけるバルブ
本体2との接続側端部には接合用フランジ17が形成され
ている。この接合用フランジ17が本考案でいう接続口に
相当しており、その接合用フランジ17の外径はバルブ本
体2に対する取付けのためにシール溝12より大きめに形
成されているのに対し、内径(分岐管6の管口)は分岐
口11より小さく形成されてフランジ17の接合面の内周側
が分岐口11内に臨むようにしてあり、これによってフラ
ップ式バルブ部材3に対するバルブシートとしての役割
を果たすことができるようにしている。すなわち第1図
に示されるように、接合用フランジ17には、バルブ本体
2の分岐口11に対する接続面17aと、その接続面17a内周
に所定間隔を隔てて連続しかつ前記バルブ部材3に対す
る閉止面17bとが同一平面上に形成されている。
そして、前記分岐管6の接合用フランジ17とバルブ本体
2の分岐口11との間には、前記接続面17a部分において
バルブ本体2と分岐管6との間をシールするとともに前
記閉止面17b部分においてバルブ部材3の分岐管6との
間のシールを兼用するシール部材16が圧縮状態で挟まれ
ている。詳しくは、この1個のシール部材16が2か所の
シール機能を果すのである。シール部材16はゴム材より
なり、また分岐管6の管口とほぼ同径の孔径を有し、か
つシール溝12に沿って嵌まり合うような大きさをもった
略リング状に形成されている。そして、分岐管6はこの
シール部材16を接合用フランジ17とバルブ本体2との間
に挟み込んだ状態で、接合用フランジ17の周囲をシール
部材16と干渉しないようにしてボルト締めすることによ
って組付けられる。つまり、分岐管6のバルブ本体2へ
の組付け時にシール部材16も組付けられることによっ
て、バルブ本体2と分岐管6との接続部分がシールされ
る。
また、フラップ式バルブ部材3が閉止されたときには、
シール部材16の内周部がそのバルブ部材3と分岐管6の
接合用フランジ17との間に挟みつけられることにより、
その閉止部分がシールされる。
[考案の効果] 本考案によれば次のような効果が得られる。
バルブ本体と分岐管との間のシールをなすゴム材から
なるシール部材に分岐管とバルブ部材との間のシールを
兼用させたので、分岐管とバルブ部材との間のシールの
ために従来必要とした専用のシール部材が不要となり、
その結果シール構造が簡素化されかつ組付性が向上され
る。これにともない、部品点数の削減、組付作業及び保
守点検作業の簡略化、その作業時間の短縮化が図れ、ひ
いてはコスト低減が可能となる。
シール部材がバルブ本体の分岐口と分岐管の接続口と
の間に挟まれた状態で保持されるため、従来の接着によ
る保持と異なり、経時的な接着力の低下がなくそれによ
るシール部材の脱落の心配がない。
分岐管の接続口にバルブ本体の分岐口に対する接続面
とバルブ部材に対する閉止面とを同一平面上にかつ所定
間隔を隔てて形成したことにより、前記参考技術(実開
昭57-112171号公報)と異なり、仮にシール部材の組付
けにより接続部分に内径方向の歪みが生じても、その歪
みが閉止面に影響しにくくよってバルブ部材に対するシ
ール性の低下を回避することができる。
バルブ部材がバルブ本体に支持ピンと長孔による回動
支点部を介して回動可能に組み込まれ、完全シール状態
で分岐管の接続口を閉止するものにおいて、分岐管とバ
ルブ本体との間のシールをなすゴム材からなるシール部
材によって分岐管とバルブ部材との間のシールを兼用し
たので、バルブ部材の閉止時の押付力がシール部材に全
周にわたって均一に作用するとともにバルブ部材の開閉
によるシール部材の摩耗も生じないことによって、完全
シール状態を長期にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第1図はシ
ール部材の組付状態を示す断面図、第2図は給油装置全
体を示す側面図、第3図は切替バルブの副燃料タンクへ
の給油状態を示す断面図、第4図は従来におけるシール
部材の組付状態を示す断面図である。 1……切替バルブ 2……バルブ本体 3……フラップ式バルブ部材 5……副燃料タンク 6……分岐管 8……給油管 9……主燃料タンク 13……支持ピン 15……長孔 16……シール部材 17……接合用フランジ(接続口) 17a……接続面 17b……閉止面 30……回動支点部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浦上 秀敏 愛知県大府市共和町1丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内 (72)考案者 三重野 浩市 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 宮原 浩一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−112171(JP,U) 実開 昭63−250962(JP,U) 特公 昭58−24359(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油管から主燃料タンクへ連通する給油経
    路途上にバルブ本体が設けられ、このバルブ本体の分岐
    口に副燃料タンクへの給油経路を形成する分岐管の接続
    口が接続され、前記バルブ本体には前記分岐管の接続口
    を開閉するフラップ式バルブ部材が支持ピンと長孔によ
    る回動支点部を介して回動可能に組み込まれ、前記バル
    ブ本体の分岐口と分岐管の接続口との間をシールするシ
    ール部材がそれらの間に挟まれた状態で保持されている
    給油切替バルブにおいて、前記分岐管の接続口には、前
    記バルブ本体の分岐口に対する接続面と、その接続面内
    周に所定間隔を隔てて連続しかつ前記バルブ部材に対す
    る閉止面とが同一平面上に形成され、前記シール部材が
    ゴム材によって前記分岐管の接続口の接続面と閉止面と
    に面する薄板リング状に形成されていることを特徴とす
    る給油切替バルブ。
JP1989089488U 1989-07-28 1989-07-28 給油切替バルブ Expired - Lifetime JPH0747653Y2 (ja)

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JPH0328373U JPH0328373U (ja) 1991-03-20
JPH0747653Y2 true JPH0747653Y2 (ja) 1995-11-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57112171U (ja) * 1980-12-29 1982-07-10

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