JPH0747301A - アルミナ含有鉱石からのシリカ含有物質の除去方法 - Google Patents

アルミナ含有鉱石からのシリカ含有物質の除去方法

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JPH0747301A
JPH0747301A JP5194515A JP19451593A JPH0747301A JP H0747301 A JPH0747301 A JP H0747301A JP 5194515 A JP5194515 A JP 5194515A JP 19451593 A JP19451593 A JP 19451593A JP H0747301 A JPH0747301 A JP H0747301A
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alumina
flotation
bauxite
silica
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JP5194515A
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Hiroshi Sasaki
弘 佐々木
Mitsuo Nibu
光雄 丹生
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 全粒子の90重量%を50μm以下に粉砕し
たアルミナ含有鉱石をpH9以上の溶液に分散下、補収
材として第4級アンモニウム塩を添加し、浮遊選鉱法に
よりシリカ含有物質を浮鉱として、アルミナに富んだ沈
鉱から分離することを特徴とするアルミナ含有鉱石から
のシリカ含有物質の除去方法。 【効果】 ボーキサイトより収率よくシリカ分を除去し
アルミナの富鉱化を可能とし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミナ含有鉱石、とり
わけボーキサイト中のシリカ分の除去方法に関する。更
に詳しくは、細かく粉砕したアルミナ含有鉱石をアルカ
リ性の溶液に分散せしめた後、特定条件で浮遊選鉱を行
い、シリカ分を除去する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミナ含有鉱石はボーキサイト鉱、粘
土、ばん土けつ岩、明礬石、霞石あるいは白りゅう石等
が知られている。これらのアルミナ含有鉱石からアルミ
ナを製造する最も工業的な方法としては、該アルミナ含
有鉱石をアルカリ性溶液で抽出し、このアルカリ溶液か
ら不溶解性の酸化鉄、酸化チタン等の固体残渣を分離除
去した後、得られたアルミン酸アルカリ溶液を加水分解
し水酸化アルミニウムを析出せしめ、次いでろ過、洗
浄、乾燥、焼成する、いわゆるバイヤー法が一般的であ
る。
【0003】バイヤー法に於けるアルミナ製造工程に於
いて酸化鉄、酸化チタン等は不溶解残渣(溶解残渣とも
呼ぶ)であり、通常”赤泥”と呼ばれ、ろ過、水洗、中
和処理後埋立用資材として廃棄処分されている。これら
の不溶解性残渣はボーキサイト等のアルミナ含有鉱石中
のアルミナ含有量にもよるが、通常、該鉱石中に固体換
算で20〜60%程度含有されており、不溶解残渣が少
ない場合には、該残渣に付着し放棄されるアルカリ量や
中和剤の量の削減、更には埋立地の確保や埋立地への運
搬費用の削減等のメリットを持つ。
【0004】また、不溶解残渣が少なく抽出し得るアル
ミナ含有量の高い鉱石ほど、鉱石運送費用を削減し得る
ため、アルミナ含有量の高いボーキサイト等のアルミナ
含有鉱石が要求されている。しかしながら、採掘しやす
く、かつアルミナ含有量の高い鉱石は徐除に減少しつつ
あり、所望するアルミナ含有率の高いボーキサイト等の
アルミナ含有鉱石は入手困難になりつつある。
【0005】バイヤー法における不溶解性残渣について
更に詳細にみると、その組成内容は次のとおりである。
即ち、鉱石中に存在しバイヤー製造工程ではほとんど形
態変化をせず、そのままの形で排出される酸化鉄(ヘマ
タイト、ゲーサイト等)、酸化チタン(アナターゼ、ル
チル等)、シリカ(石英等)等と他方、鉱石中に存在す
る粘土鉱物(カオリン)等がアルミナ製造工程中でアル
カリ溶液中に溶解し、溶解したシリカ分がアルミナとナ
トリウムと反応して生成、析出した主としてソデューム
・アルミノシリケートよりなる、いわゆる脱硅生成物と
がある。
【0006】このうち、不溶解性残渣を構成する主成分
は酸化鉄とソーダライトに代表される脱硅生成物であ
る。この脱硅生成物の原因となるカオリン等の鉱石中で
の存在は、脱硅時に大きな分子量のソデューム・アルミ
ノシリケートとして析出するため、少量と言えども無視
できない。結局、不溶解性残渣を少なくする方法は、鉱
石中の酸化鉄とシリカ分特にアルカリに可溶性のカオリ
ン等の粘土鉱物を減少させることにある。
【0007】かかる観点より、まず脱酸化鉄に関して
は、アルミナ含有鉱石、例えばボーキサイト鉱石中から
磁選により酸化鉄等の磁性物質を除去し、アルミナの含
有率を高める方法が検討されている(特開昭57−59
649号公報)。しかしながら、該方法をある種のボー
キサイト、例えばインドネシア産のビンタンボーキサイ
トやオーストラリア産のゴーブ、コマルコボーキサイト
等を用いる場合には、上述の特開昭57−59649号
公報の条件では磁選効果は低く、かかる種類の鉱石を用
い収率よく所望するアルミナ分の富鉱効果を得ようとす
る場合には特願平4−196869号等の方法が採用さ
れる。
【0008】また、脱シリカに関しては、特開昭53−
62703号公報には、オキシヒドリル陰イオン性捕収
剤を用いた浮遊選鉱法により、アルミナを浮鉱として回
収し、アルミナ含有鉱石の品位を向上する方法が述べら
れている。しかし、この方法は目的とする鉱物を直接に
浮かせる順浮選であり、アルミナ含有鉱石のように既に
アルミナの含有率が比較的多い鉱石処理の場合には効率
的でない。また、捕収剤も極めて多量に要し、工業的に
大量の鉱石を処理する場合には実用的でない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかる事情に鑑み、本
発明者等は浮選法により品位、収率及び経済性に優れた
アルミナ含有鉱石の富鉱化法を見い出すべく鋭意検討し
た結果、アルミナ含有鉱石を特定粒度以下に調整し、こ
れらを特定条件で浮遊選別する場合には収率よくシリカ
分を除去し、アルミナ含有鉱石の富鉱化が得られること
を見い出し、本発明を完成するにいたった。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明方法は、全
粒子の90重量%を50μm以下に粉砕したアルミナ含
有鉱石を、pH9以上の溶液中に分散下、該分散溶液に
捕収剤として、第4級アンモニウム塩を添加し浮遊選鉱
法によりシリカ含有物質を浮鉱として、アルミナに富ん
だ沈鉱から分離することを特徴とするアルミナ含有鉱石
からのシリカ含有物質の除去方法を提供するにある。
【0011】以下、本発明方法を更に詳細に説明する。
本発明において富鉱化の対象となるアルミナ含有鉱石と
は特に制限されないがボーキサイト鉱、粘土質低品位ボ
ーキサイト鉱、ラテライト鉱、ばん土頁岩、明礬石およ
び白りゅう石を含む岩石等が挙げられるが、就中、ボー
キサイト鉱が好適である。以下、原料としてボーキサイ
トを例として説明する。
【0012】本発明の実施に際し、浮選に共するボーキ
サイト鉱は予め、ボーキサイト鉱を形成する全粒子の少
なくとも90重量%(以下、単に粒子径と称する場合が
ある)を約50μm以下、好ましくは約20μm以下、
より好ましくは約10μm〜サブミクロンに粉砕する。
【0013】粉砕処理は乾式、あるいは湿式粉砕機のい
ずれを用いてもよいがボーキサイト鉱のパルプの分散性
は、pH9以上、好ましくはpH10〜12が良好であ
る。それ故、予め湿式で、また好ましくは該pH範囲に
調整された溶液中で所望粒度にまで粉砕することが推奨
される。ボーキサイト鉱を上記範囲に粉砕することによ
り、ボーキサイト鉱を構成するカオリナイト、石英等の
シリカ系鉱物、ヘマタイト、ゲーサイト等の酸化鉄鉱
物、ギブサイト、ベーマイト等のアルミナ系鉱物及びア
ナターゼ、ルチル等のチタニア系鉱物等の各鉱物粒子を
単体分離せしめ得るのである。粉砕後のボーキサイトの
粒子径が約50μm以上の場合には各鉱物粒子が単体分
離しておらず、この状態で浮遊選鉱しても効果的な分離
精鉱は望めない。即ち、浮選条件の選択により、ある程
度品位の向上した精鉱は得られるものの精鉱収率は極め
て悪くなる。
【0014】溶液のpH調整方法は水溶液にアルカリ物
質、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
アンモニウム、炭酸ナトリウム等を添加する方法が挙げ
られるが、アルミナ抽出をバイヤー法で行う場合には水
酸化ナトリウムの使用が好ましい。該溶液のpH調整は
ボーキサイト鉱の粉砕に際し、これを湿式粉砕する際に
予めスラリー中に水酸化ナトリウム等のアルカリ物質を
添加してもよいし、粉砕後のスラリーにアルカリ物質を
添加することにより実施してもよい。粉砕粒子の再凝集
防止効果の点からは粉砕時からpH9以上に調整したス
ラリーを粉砕する方法が推奨される。粉砕に使用される
粉砕機は所望粒度まで粉砕し得るものであれば特に制限
されないが、通常ボールミル、タワーミル、振動ミル、
ローラーミル、ジェットミル、高速回転粉砕機等が挙げ
られる。
【0015】所望粒度に粉砕され、かつpH調整された
ボーキサイト鉱含有スラリーは、次いで浮遊選鉱に供さ
れる。本発明方法において、浮遊選鉱に際しては、浮選
機に供するボーキサイト鉱はpH約9以上、好ましくは
約10〜約12に調整された溶液中に分散されているこ
とを必須とする。溶液のpHが9未満の場合には、ボー
キサイトを構成している鉱物粒子が互いに凝集を起こ
し、分散性が悪くなる。
【0016】浮遊選鉱法として最も一般的な泡沫浮選法
では、水中を運動する泡に疎水性の鉱物粒子を選択的に
集め、この鉱物粒子の付着した泡が水面上に集まって厚
い泡沫層をつくり、この泡沫を分離捕収することにより
目的とする鉱物の選別を行う。この選別をより効果的に
行うため通常捕収剤を用いるが、本発明に於いてはこの
捕収剤として陽イオン系の第4級アンモニウム塩を用い
ることを必須とする。第1、第2及び第3アミン類では
pH9以上、特にpH10以上の条件では解離が十分で
なく、一部油脂化が起こり、本目的にはいずれも不十分
である。これに対し第4級アンモニウム塩はpH9以上
で、ほぼ完全に解離しており、第1〜3アミン類に比べ
て極めて高い分離効果を示す。ここで第4アンモニウム
塩とは、ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド
(DTAB),ドデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド,酢酸ドデシルトリメチルアンモニウム,ヘキサデ
シルトリメチルブロマイド(CTAB),ヘキサデシル
トリメチルクロライド,酢酸ヘキサデシルトリメチルア
ンモニウム,テトラメチルアンモニウムクロライド,テ
トラメチルアンモニウムブロマイド,テトラプロピルア
ンモニウムクロライド,テトラプロピルアンモニウムブ
ロマイド,テトラエチルアンモニウムクロライド,テト
ラエチルアンモニウムブロマイド,テトラブチルアンモ
ニウムクロライドやテトラブチルアンモニウムブロマイ
ド等があり、とりわけDTABが効果的であるが、これ
に限定されるものではない。
【0017】捕収剤の鉱物表面上への吸着は、鉱物種と
捕収剤との関係によって異なるが、鉱物表面と捕収剤と
の間の化学的な作用で吸着する場合と、界面の電気的な
作用で捕収剤が異符号の電位をもつ鉱物表面に吸着され
る場合との2つに大別され、本方法のようにアミンを用
いる浮選は後者に属すると考えられる。我々の実験によ
ればpH9以上では、アルミナ含有鉱石スラリー中のカ
オリン、アナターゼ、ヘマタイト及びギブサイトの鉱物
粒子のジータ電位はすべてマイナス符号で、その絶対値
は大きい方からカオリン、アナターゼ、ヘマタイト、ギ
ブサイトの順であり、特にカオリンは他の三者より値が
大きい。従って第4級アンモニウム塩が鉱物粒子に吸着
する場合、カオリン等の粘土鉱物に極めて強い選択性が
現れ、次いでアナターゼ等のチタニア、ヘマタイト等の
酸化鉄鉱物、ギブサイト等の順になり、捕収剤の添加量
を適切にコントロールすることによってカオリンのみな
らず、アナターゼ、ヘマタイト等を選択的に除去するこ
とも可能である。
【0018】捕収剤の添加量は、第4級アンモニウム塩
の分子量やカオリン、石英等の含有量等により一概に言
えないが、概ね浮選前鉱石乾体ベースで約0.1Kg/
トン〜約5Kg/トンである。
【0019】本浮遊選鉱に供するスラリー濃度は約2〜
20重量%である。スラリー濃度がこの範囲を越える場
合には分離は難しく、逆にこの範囲未満の場合には、単
位時間当たりの処理量が少なく経済的でない。また、浮
選の際のコンディショニング時間及び浮選時間はいずれ
も5〜25分程度が適当である。
【0020】本発明方法に適用する浮選機は特に限定さ
れるものではなく、ファーレンワルド(Fahrenw
ald)型、ミネメット(Minemet)型、メカー
ノブル(Mekhanobr)型、ファゲルグレン(F
agergren)型、アジテア(Agitair)
型、ワーマン(Warman)型、コトゥリヤコフ(K
otlyakov)型、ペナ(Pena)型、サイクル
セル(Cyclecell)型、ポンプ型等いずれでも
よい。
【0021】本発明方法の実施に際し、他の選鉱方法と
の組み合わせにより更に効果的な富鉱化が可能である。
例えば、浮選前のスラリーを公知の磁選方法や更には特
願平4−196869号公報や特願平5−133301
号公報に記載の破砕選鉱(選択破砕)や磁力選鉱を採用
し脱鉄したスラリーを、本発明方法の浮選に供すること
により、浮選単独よりも更に優れた富鉱を得ることが可
能である。
【0022】
【本発明の効果】以上詳述した本発明方法によれば、ボ
ーキサイト等のアルミナ含有鉱石を特定の平均径以下に
粉砕し、これを特定のpH領域の溶液中に存在下、特定
の条件で浮遊選鉱することにより、浮遊選鉱後の精鉱収
率がよく、かつアルミナ品位の高い富鉱を得ることを可
能ならしめるもので、この方法を用いる場合には、鉱石
輸送費用の削減、アルミナ製造におけるエネルギー、ア
ルカリ、中和薬剤の減少等によるコスト削減、排出され
る不溶解残渣の処理量、処理費用の削減、脱硅生成物に
よるアルミナロス、アルカリロスの削減、低品位アルミ
ナ含有鉱石の有効利用等、その工業的価値は頗る大であ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明方法を実施例により更に詳細に
説明するが、本発明はかかる実施例によりその範囲を制
限されるものではない。尚、以下の実施例では浮選機と
してFahrenwald型(以下FW型と記す)の卓
上機を使用した。また、浮鉱、沈鉱の成分(Al
2 3 、Fe2 3 、TiO2 及びSiO2 )はJIS
M8110に準拠し蛍光X線分析法により求めた。ま
たLOI(灼熱減量)は110℃、1時間乾燥後の試料
重量と、1150℃、1時間焼成後の試料重量を測定
し、その差を灼熱減量とした。また精鉱収率及び脱硅率
は次式により求めた。 精鉱収率(%)=浮選後の沈鉱重量/浮選前の原料鉱石
重量×100 脱硅率(%)=浮選後の沈鉱中のSiO2 含有量/浮選
前の原料鉱石中のSiO2 含有量×100
【0024】実施例1 湿式ボールミルに、表1に示す組成のボーキサイト鉱石
(ビンタン鉱)をpH11.5の水酸化ナトリウム水溶
液中に50重量%となるよう供給し、45時間粉砕し、
固形分粒子の90%径が3.5μmのスラリーを得た。
このスラリーを約10倍量に希釈し、サラ高勾配磁選機
(磁場強度:4.7キロガウス、磁選回数;3パス)に
より脱鉄を行った。磁選後の組成を表1に示す。この磁
選後のスラリー100ml(スラリー濃度:2g固体/
100mlスラリ)をFW浮選機に分取し、DTABの
0.01モル/lの水溶液を1ml添加し、pH9,p
H10の各々の条件で(水酸化ナトリウムで調整)で浮
選を行った。尚、コンディショニング時間、浮選時間は
それぞれ10分、5分とした。それぞれのpHでの浮鉱
(尾鉱)、沈鉱(精鉱)の組成値を表2に示す。この条
件でのDTAB添加量はボーキサイト個体トン当たり約
1.5Kgに相当し、pH9の浮選では脱硅率73%の
精鉱が約53%の収率で、またpH10の浮選では脱硅
率80%の精鉱が約55%の収率で得られた。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】実施例2 表3に示す組成の通常品位のビンタンボーキサイトを実
施例1と略同様の方法で粉砕し作成したスラリーの90
%径は3.1μmであった。このスラリーを約10倍量
程度に希釈し(スラリー濃度:4.5g固体/100m
lスラリ)、磁選による脱鉄は行わずに、この100m
lをFW浮選機にとりDTABの0.01モル/lの水
溶液1mlを添加し、pH10に水酸化ナトリウムでp
Hを再調整、浮選を行った。この際のコンディショニン
グ時間、浮選時間はそれぞれ10分、15分であった。
得られた浮鉱、沈鉱の組成値を表3に示す。この条件で
のDTAB添加量はボーキサイト固体トン当たり約0.
7Kgに相当し、脱硅率約51%の精鉱が78%の収率
で得られた。
【0028】
【表3】
【0029】実施例3 表4に示す組成のビンタンボーキサイトを実施例1と同
様の方法で粉砕し作成したスラリーの固体粒子の90%
径は3.5μmであった。このスラリーを希釈し(スラ
リー濃度:1.7g固体/100mlスラリ)、磁選せ
ずにこの100mlをFW浮選機に分取し、pH:1
0,コンディショニング時間:10分,浮選時間:10
分を固定し捕収剤としてDTABを用い浮選試験を行っ
た。捕収剤の添加量は0.01モル/リットルの水溶液
を100mlのスラリーに対し1ml添加した。浮鉱、
沈鉱の精鉱収率、組成値を表4に示す。この条件でのD
TAB添加量はボーキサイト固体トン当たり約1.8K
gに相当し、脱硅率83%の精鉱が51%の収率で得ら
れた。
【0030】
【表4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全粒子の90重量%を50μm以下に粉
    砕したアルミナ含有鉱石をpH9以上の溶液に分散下、
    捕収剤として第4級アンモニウム塩を添加し、浮遊選鉱
    法によりシリカ含有物質を浮鉱として、アルミナに富ん
    だ沈鉱から分離することを特徴とするアルミナ含有鉱石
    からのシリカ含有物質の除去方法。
JP5194515A 1993-08-05 1993-08-05 アルミナ含有鉱石からのシリカ含有物質の除去方法 Pending JPH0747301A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102205275A (zh) * 2011-05-18 2011-10-05 昆明理工大学 高硅型铝土矿的强化浮选脱硅方法
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