JPH0747249Y2 - ユニツトブレーキ装置 - Google Patents

ユニツトブレーキ装置

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JPH0747249Y2
JPH0747249Y2 JP2718090U JP2718090U JPH0747249Y2 JP H0747249 Y2 JPH0747249 Y2 JP H0747249Y2 JP 2718090 U JP2718090 U JP 2718090U JP 2718090 U JP2718090 U JP 2718090U JP H0747249 Y2 JPH0747249 Y2 JP H0747249Y2
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JP
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push rod
shoe head
brake
shoe
pin
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JP2718090U
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JPH03118167U (ja
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民也 白木原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鉄道車両の基礎ブレーキ装置等に適用されるユ
ニツトブレーキ装置に関する。
(従来の技術) 第1図は本考案の実施例の断面図であるが基本構造は従
来と同様のため第1図において従来品の作用説明を行な
う。
台車に装着される本体(1)内にピン(4a)を中心とし
て揺動するレバー(4)を設け、本体(1)の上部に付
設したシリンダ(2)内のピストン(3)をレバー
(4)の一端にピン連結(3a)し、レバー(4)の中間
部に球面軸受(5)を設けて球面軸受(5)にスリーブ
(6)を組み込み同スリーブ(6)に押棒(7)をねじ
込み、同押棒(7)をスリーブ(6)から突出させ、押
棒(7)の突出した外端部にシユーヘツド(8)をピン
連結(7a)する。本体(1)のピン連結(1a)とシユー
ヘツド(8)のピン連結(7a)間にハンガー(9)を連
結する。シユーヘツド(8)には制輪子(10)が取り付
けられる。
ユニツトブレーキ装置の作用としては、図示しない適宜
の機構により、シリンダ(2)に圧力空気を給排してピ
ストン(3)を作動しレバー(4)を揺動させ、球面軸
受(5)、スリーブ(6)、押棒(7)を介してシユー
ヘツド(8)にはめ込まれた制輪子(10)を車輪に対し
て進退させてブレーキ作動、ブレーキ解除を行なう。
ブレーキ解除の状態においては、解除の確認及び走行中
の振動による制輪子及び車輪の摩耗を防ぐため、制輪子
と車輪の間にはある程度のスキマを確保する必要があ
る。ところがシユーヘツド(8)は押棒(7)及びハン
ガー(9)とピン連結(7a)されているだけなので押棒
(7)に対しては回転自由で自重により傾きブレーキ解
除時においても制輪子(10)を車輪に当てた状態とな
る。そのため押棒(7)等のように運動の自由をある程
度規制されており、位置がある条件で確定している部品
に対してシユーヘツド(8)の傾きが決まるような機構
を設ける必要がある。
従来のユニツトブレーキ装置においては、上記のシユー
ヘツド(8)の傾き調整のため第4図に示すように、シ
ユーヘツド(8)に一端をピン連結(16a)された板ば
ね(16)を押棒(7)の外端部の2つの角に当てて折り
曲げ、他端をシユーヘツド(8)にピン連結(17a)さ
れたカム(17)に当てることにより、板ばね(16)のば
ね力によりシユーヘツド(8)の押棒(7)に対する傾
きを固定するような機構となっている。この機構におい
ては板ばね(16)のばね力の調整によってシユーヘツド
(8)の傾きの調整ができるように板ばね(16)の一端
を当てているカム(17)を辺距離の変化した多角形の形
状とし、カム(17)を回すことによりシユーヘツド
(8)の傾きを調整する。
(考案が解決しようとする課題) 従来のユニツトブレーキ装置におけるシユーヘツド
(8)の傾き調整機構においては、シユーヘツド(8)
内に板ばね(16)が組み込まれるため、板ばね(16)の
タワミ代を考慮してシユーヘツド(8)の寸法を決定す
る必要があり、特に前後方向の寸法においては制輪子
(10)のはめ込みのための切込み部から板ばね(16)が
はみ出さないよう十分大きくしなければならない。とこ
ろがユニツトブレーキの台車艤装においては前後方向の
スペースの制約が厳しく、従来の傾き調整方法では取付
困難となるケースがあつた。またカム(17)の辺距離の
変化によりシユーヘツド(8)の傾きを調整するため、
n角形のカムに対してn通りの傾き調整しか行なえず、
制輪子(10)の位置の変化やユニツトブレーキ自体の台
車への取付位置の違いによる再調整及び微調整が困難で
あると同時に、カム(17)を手動で回してシユーヘツド
(8)の傾きを調整しなければならず手間であった。
さらには機関車用等の大きなブレーキ力を要する場合に
は、シユーヘツド(8)及び制輪子(10)の重量が増
し、一定の傾きを維持するためには板ばね(16)のばね
力を強くする必要があり、板ばね(16)の大型化に伴
い、上記に述べたようにユニツトブレーキ寸法増大に伴
う取付困難及び手動調整時の必要力の増大等の問題が発
生する可能性もあった。
本考案は、かゝる問題点に対処するため開発されたもの
であってシユーヘツド側面の摩擦力によってシユーヘツ
ドの位置決めを行うようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対
応する第1図乃至第3図を用いて説明すると本考案は台
車に装着された本体(1)内に、ピン枢着部(4a)を中
心にして揺動するレバー(4)を設け、該レバー(4)
の一端部に、前記本体(1)内に付設されたシリンダ
(2)のピストン(3)をピン連結すると共に該レバー
(4)の中間部あるいは他端部に球面軸受(5)を介し
てスリーブ(6)を突設し、該スリーブ(6)にねじ連
結された押棒(7)の外端部にシユーヘツド(8)をピ
ン連結したユニツトブレーキ装置において、前記押棒
(7)に位置決めされる締付ボルト(11)を設け、該ボ
ルト(11)を前記シユーヘツド(8)に設けたガイド穴
(8a)に嵌挿すると共に該ボルト(11)に支承されるば
ね(12)を前記シユーヘツド(8)の側面に弾着させた
ことを特徴とする。
(作用) そして本考案は上記の手段によりボルトを締め付けるこ
とによりばね力をシユーヘツドに伝え、シユーヘツドと
ばねの間の摩擦力によりボルトとシユーヘツドの相対的
位置を固定する。一方押棒もボルトにより位置決めされ
ているため、結果的にシユーヘツドと押棒の相対的位置
決めが行なわれたことになる。またシユーヘツドの両側
面のガイド溝は長穴となっておりシユーヘツドはブレー
キ押付力等の大きな力で上記のようなばね力による座金
とシユーヘツド間の摩擦力に抗し押棒のピンを中心に揺
動可能でシユーヘツドの傾きを調整することができる。
シユーヘツドの傾き調整は上述のような摩擦力によるた
めブレーキ動作後、解除された場合はブレーキ時の傾き
のを維持することになり自動的に傾きを調整でき、傾き
調整の手間が省ける。また板ばねを押棒とシユーヘツド
に組み込む必要がないためシユーヘツドの寸法を小さく
できる。さらにばね力を強くするだけで比較的容易に制
輪子、シユーヘツド等の重量の増大にも対応できる。
(実施例) 第1図に本考案の一実施例を示す。基本的な構造、機構
等は従来と同様のため従来技術の説明をもって代える。
本考案の詳細説明図を第2図及び3図に示す。第2図に
おいて、シユーヘツド(8)の両側面にピン(7a)を中
心とした円弧状のガイド穴(8a)を設け(第3図参
照)、そのガイド穴(8a)付近の外側に座金(14)を当
て、一方の座金(14)の上にばね(12)をのせ、該ばね
(12)を包含するようにばね箱(13)をかぶせ、該ばね
箱(13)の頭部のボルト穴より、ばね箱(13)、ばね
(12)、座金(14)、シユーヘツド(8)のガイド穴
(8a)、押棒(7)から突出したつばに設けたボルト
穴、シユーヘツド(8)のガイド穴(8a)、座金(14)
をぬうようにボルト(11)を差し込みナツト(15)によ
り、ばね箱(13)が座金(14)に当たるまで締め付け
る。この場合、ばね(12)の圧縮代はばね箱により規定
されるため、常に一定のばね力を生じさせることができ
るという利点がある。
前述のような構成で座金(14)とシユーヘツド(8)の
間の摩擦力により、押棒(7)に対するシユーヘツド
(8)の傾きが規定できるが、ブレーキの作用により制
輪子(10)が車輪に押し付けられる際、上記機構により
決められた傾きを変える必要がある場合には、ブレーキ
押付力は摩擦力に比して十分大きいためボルト(11)が
シユーヘツド(8)のガイド穴(8a)を動ける範囲でシ
ユーヘツド(8)の傾きを調整することができ、ブレー
キ解除時はブレーキ力の作用がないため摩擦力により、
ブレーキ時のシユーヘツドの傾きを維持できる。
(考案の効果) 本考案は、前述のような構成からなり、シユーヘツドの
傾きをばね力による摩擦力で調整するため、ブレーキ時
に調整されたシユーヘツドの傾きをブレーキ解除時も維
持でき、手動で傾きを調整する必要がなくなり、傾き調
整の手間が省け、また押棒とシユーヘツドに板ばねを装
着する必要がないためシユーヘツドの寸法を最小限まで
小さくでき、ユニツトブレーキの台車艤装も容易とな
る。さらに機関車等の大きなブレーキ力を必要とする車
両用のユニツトブレーキにおける制輪子及びシユーヘツ
ドの重量増大に対しても、ばね力を増すことで比較的容
易に対応できるという利点もあり傾き調整代はシユーヘ
ツドのガイド穴の長さで決まるため、これを十分大きく
しておけば、ユニツトブレーキ取付位置や制輪子形状の
違いにも対応でき、従来のように調整範囲の違いにより
カムを変える必要がなくなる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図A−A線断面図、第3図は第2図B−B線線矢視図、
第4図は従来例を示す断面図である。 (1)……本体、(2)……シリンダ (3)……ピストン、(4)……レバー (4a)……ピン枢着部、(5)……球面軸受 (6)……スリーブ、(7)……押棒 (8)……シユーヘツド、(8a)……ガイド穴 (11)……締付ボルト、(12)……ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車に装着された本体内に、ピン枢着部を
    中心にして揺動するレバーを設け、該レバーの一端部
    に、前記本体内に付設されたシリンダのピストンをピン
    連結すると共に該レバーの中間部あるいは他端部に球面
    軸受を介してスリーブを突設し、該スリーブにねじ連結
    された押棒の外端部にシユーヘツドをピン連結したユニ
    ツトブレーキ装置において、前記押棒に位置決めされる
    締付ボルトを設け、該ボルトを前記シユーヘツドに設け
    たガイド穴に嵌挿すると共に該ボルトに支承されるばね
    を前記シユーヘツドの側面に弾着させたことを特徴とす
    るユニツトブレーキ装置。
JP2718090U 1990-03-19 1990-03-19 ユニツトブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0747249Y2 (ja)

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JPH03118167U JPH03118167U (ja) 1991-12-05
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