JPH0746Y2 - 脱穀装置の合成樹脂製受網の取付構造 - Google Patents

脱穀装置の合成樹脂製受網の取付構造

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JPH0746Y2
JPH0746Y2 JP1988133512U JP13351288U JPH0746Y2 JP H0746 Y2 JPH0746 Y2 JP H0746Y2 JP 1988133512 U JP1988133512 U JP 1988133512U JP 13351288 U JP13351288 U JP 13351288U JP H0746 Y2 JPH0746 Y2 JP H0746Y2
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豊和 川畑
功二 浜谷
久 土井
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、脱穀装置の扱室下部に合成樹脂製の受網を設
置する場合の受網取付構造に関する。
〔従来の技術〕
合成樹脂材で一体成形した受網の取付け構造としては、
例えば実開昭63−214118号公報に示されるように、枠体
上に樹脂製受網の広幅周枠部を載せつけ、この周枠部を
枠体にボルトで単に締付け固定するものが提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構造においては、ボルトの頭部を周枠部に没入
させて締付けることで、ボルトの頭部にワラ屑等が引っ
掛かって滞留の原因になることを未然に回避しているの
であるが、締付け強度および組付け作業性の面で改良の
余地があった。
つまり、合成樹脂材には撥水性、表面滑性に優れた特性
を備えたものがあり、このような合成樹脂材で成形した
受網は、濡れた作物処理においても目詰まりが発生し難
く、漏下性能が良くなるものである。特に、近年では超
高分子量ポリエチレンのように耐摩耗性、靱性、剛性等
の機械的な強度の高い材料も使用可能となってきてお
り、合成樹脂製受網の実用化への道が拓かれつつある
が、その反面、合成樹脂製の受網は鋼線からなるクリン
プ網と比較すると未だ機械的な強度が低く、損傷もしや
すいものであり、この受網の取付けには次のような問題
がある。
ボルトをねじ込む際に、受網を過大に締付けるとボルト
挿入孔を損傷破損させてしまうので締付けトルクの設定
には十分注意する必要があって、煩わしいものとなり、
組付け作業性が低下しがちとなる。
又、受網を大きいトルクで直接に締付けておくと、使用
している間に受網のボルト挿入孔が塑性変形してしまっ
たり、破損してガタが発生することがある。又、逆に締
付けトルクが不十分であると使用中の早期のうちにボル
トに弛みが発生することになる。
このように、樹脂製受網は、その取付けに対して多くの
問題があり、これらの問題点を解消しなければ実用化で
きないことが研究の結果判明した。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、樹脂製受網の取付け構造をこれに相応しいものに工
夫することで上記取付け面から生じる不具合を解消し、
もって、樹脂製受網の実用化を可能にせんとしたもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る受網取付け構
造は、格子状の漏下面と広幅の周枠部とを合成樹脂材で
一体成形して受網を構成し、この受網の周枠部を枠体に
載せ付けてボルトで連結するよう構成した脱穀装置の合
成樹脂製受網の取付構造であって、 前記ボルトを、皿形の大径頭部、中間径の中間軸部、小
径のネジ部、中間軸部とネジ部との間に位置する段部を
有する皿形の段付きボルトにし、 前記受網の周枠部に形成したボルト挿通孔には、ボルト
の中間軸部を挿通させる中径孔部と、ボルトの大径頭部
を受網表面から突出させないよう没入係合させる大径の
皿モミ部とを形成し、 前記枠体には、前記ボルトのネジ部を挿通する径で、中
間軸部の径より小さい径のボルト取付け孔を形成し、 受網表面側からボルト挿通孔に挿入したボルトの段部を
枠体に当接支持させ、枠体裏面側に突出したネジ部にナ
ットを装着して、受網を枠体に締付け固定するよう構成
した。
〔作用〕
本考案構成によると、ボルトは段付きボルトになってい
るので、中間軸部とネジ部との間の段部が枠体に当接す
るまで強力に締込んでも、受網に対する締付けは中間軸
部の長さで制限され、所定の締付け力で受網を固定する
ので、過大な締込みトルクにより受網のボルト挿入孔を
損傷・破損したりすることが防止でき、使用中の早期ガ
タの発生、これに伴う損傷をなくし、締込み過ぎに気を
付ける必要もなくボルト締込み操作を簡単に行える。
又、段付きボルトの大径頭部が一般のボルト頭部と同様
な形状であると、締込みによって頭部と枠体との間で挟
持される受網部分は、ボルト頭部の押圧端面と枠体表面
との間の平行面間で殆ど応力の逃げ場がない状態で圧縮
挟持されることになり、時にはその挟持部分に割れが発
生しやすく、極端な場合には挟持部分か欠落してしまう
おそれすらあるが、本考案では、頭部を皿形にしてある
ので、頭部の皿状押圧面と枠体との間で挟持される受網
部分は外周に向かって応力が分散する余地があり、その
挟持部分に割れが発生したり、欠落してしまうようなお
それがない。また、それ故に、ボルト挿入孔および段付
きボルト自体の製作誤差も皿形のボルト頭部での締付け
によって吸収されやすいものとなる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の受網取付け構造によると、樹脂
製受網を簡単容易に、かつ、受網自体に無理をかけずに
確実に枠体に取付けて使用できるとともに、締付けに起
因するボルト挿入孔部の摩耗、破損によるガタツキ等を
防いで受網の寿命を長くすることができ、もって、濡れ
脱穀でも目詰まりしにくく、良好な漏下性能をもたらす
合成樹脂製受網の実用化に有効な受網取付け構造を提供
することができた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図に示すように、フィードチェーン(1)によって
扱室(A)に対し横倒れ姿勢で供給される穀稈に扱き作
用を与えるよう、軸芯(P)周りで駆動回転する扱胴
(2)、扱室(A)の下方位置において扱胴(2)の周
方向に沿う円弧状に湾曲成形して張設された受網
(3)、扱室(A)からの処理物を揺動運動によって選
別する揺動選別機構(4)、揺動選別機構(4)に選別
風を送る唐箕(5)、揺動選別機構(4)によって選別
された穀粒を回収する1番スクリュー(6)、揺動選別
機構(4)から送り出される2番物を回収する2番スク
リュー(7)、2番スクリュー(7)からの2番物を扱
室内に送るスワロー還元機構(8)、装置内の塵埃を吸
引排出する排塵ファン(9)夫々を備えて、コンバイ
ン、ハーベスタ等に搭載される脱穀装置を構成する。
第1図及び第2図に示すように、この脱穀装置では超高
分子量ポリエチレン材を用いて、前記受網(3)が製作
されている。
即ち、受網(3)は、扱胴(2)の回転方向に沿う姿勢
の多数の縦格子部材(3a)と扱胴(2)の回転軸芯
(P)に沿う姿勢の多数の横格子部材(3b)とで方形の
開口(3c)を多数形成して成る漏下面(3S)を有し、こ
の漏下面(3S)の外周縁部に広幅の周枠部(3F)を有し
て構成されている。
この受網(3)の周枠部(3F)にはボルト挿通孔(3d)
が多数形成され、このボルト挿通孔(3d)にボルト(1
0)を挿通して、円弧状の枠体(11)にナット(13)を
介して締付け固定することで、受網(3)を扱胴(2)
の周方向に沿う円弧状態に維持できるようになってい
る。
ここで用いる前記ボルト(10)には、皿形の大径頭部
(10d)、中間径の中間軸部(10a)、小径のネジ部(10
b)を有する段付きボルトが使用され、又、ボルト挿通
孔(3d)は、中間軸部(10a)を挿通する中径孔部(3
g)と、皿形の大径頭部(10d)を受網表面と面一状に没
入させる皿モミ部(3e)とを有する皿モミ孔に構成され
ている。
他方、受網(3)の周枠部(3F)を載せつける枠体(1
1)には、ボルト(10)の中間軸部(10a)を挿通する径
で、中間軸部(10a)の径より小さい径のボルト取付け
孔(11a)が形成されており、ボルト(10)を無造作に
強力に締め付けたとしても中間軸部(10a)とネジ部(1
0b)との間に形成される段部(10c)と枠体(11)とが
接当して、それ以上の締込みが規制されることになり、
大径頭部(10d)と枠体(11)とで受網(3)そのもの
を必要以上に圧縮しないため、ボルト挿通孔(3d)を変
形破損させないようになっている。
更に、この受網(3)では縦格子部材(3a)…のうち所
定のもを広幅に形成してあり、枠体(11)側には、この
広幅の縦格子部材(3A)の幅(W3)より狭い幅(W12
の補強部材(12)が、広幅の縦格子部材(3A)を反扱胴
側から接当支持するようになっている。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の合成樹脂製受網の取付構
造の実施例を示し、第1図は受網取付け部および受網支
持構造を表す断面図、第2図は受網の一部切欠き平面
図、第3図は脱穀装置の全体側面図である。 (3)……受網、(3F)……周枠部、(3S)……漏下
面、(3d)……ボルト挿通孔、(3e)……皿もみ部、
(3g)……中径孔部、(10)……ボルト、(10a)……
中間軸部、(10b)……ネジ部、(10c)……段部、(10
d)……大径頭部、(11)……枠体、(11a)……ボルト
取付け孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−214118(JP,A) 実公 昭36−8549(JP,Y2) 実公 昭36−26338(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】格子状の漏下面(3S)と広幅の周枠部(3
    F)とを合成樹脂材で一体成形して受網(3)を構成
    し、この受網(3)の周枠部(3F)を枠体(11)に載せ
    付けてボルト(10)で連結するよう構成した脱穀装置の
    合成樹脂製受網の取付構造であって、 前記ボルト(10)を、皿形の大径頭部(10d)、中間径
    の中間軸部(10a)、小径のネジ部(10b)、中間軸部
    (10a)とネジ部(10b)との間に位置する段部(10c)
    を有する皿形の段付きボルトにし、 前記受網(3)の周枠部(3F)に形成したボルト挿通孔
    (3d)には、ボルト(10)の中間軸部(10a)を挿通さ
    せる中径孔部(3g)と、ボルト(10)の大径頭部(10
    d)を受網表面から突出させないよう没入係合させる大
    径の皿モミ部(3e)とを形成し、 前記枠体(11)には、前記ボルト(10)のネジ部(10
    b)を挿通する径で、中間軸部(10a)の径より小さい径
    のボルト取付け孔(11a)を形成し、 受網表面側からボルト挿通孔(3d)に挿入したボルト
    (10)の段部(10c)を枠体(11)に当接支持させ、枠
    体裏面側に突出したネジ部(10b)にナット(13)を装
    着して、受網(3)を枠体(11)に締付け固定するよう
    構成してあることを特徴とする脱穀装置の合成樹脂製受
    網の取付構造。
JP1988133512U 1988-08-17 1988-10-13 脱穀装置の合成樹脂製受網の取付構造 Expired - Lifetime JPH0746Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63214118A (ja) * 1987-03-02 1988-09-06 株式会社クボタ 脱穀機における受網組付方法

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