JPH07466Y2 - エレベータ調速機の試験装置 - Google Patents
エレベータ調速機の試験装置Info
- Publication number
- JPH07466Y2 JPH07466Y2 JP1988085843U JP8584388U JPH07466Y2 JP H07466 Y2 JPH07466 Y2 JP H07466Y2 JP 1988085843 U JP1988085843 U JP 1988085843U JP 8584388 U JP8584388 U JP 8584388U JP H07466 Y2 JPH07466 Y2 JP H07466Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- pulley
- motor
- governor
- elevator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータ調速機の試験装置に関する。
一般に、エレベータの調速機は、定期的に動作試験を行
うことが義務付けられている。この動作試験は、エレベ
ータの運転速度が低い場合は操作は簡単であるが速度が
高くなると非常に困難となるため、例えば実開昭62−18
3678号公報に記載のように、調速機のプーリに、モータ
のローラを機械的に押し付け、予め設定されたモータの
回転数変化パターンに応じてモータを自動的に直線加速
させてプーリを増速回転させ、プーリの外周速度が所定
速度に達すると、エレベータの制御回路を電気的に遮断
するリミツトスイツチおよび非常停止装置を動作させ、
動作速度を測定している。
うことが義務付けられている。この動作試験は、エレベ
ータの運転速度が低い場合は操作は簡単であるが速度が
高くなると非常に困難となるため、例えば実開昭62−18
3678号公報に記載のように、調速機のプーリに、モータ
のローラを機械的に押し付け、予め設定されたモータの
回転数変化パターンに応じてモータを自動的に直線加速
させてプーリを増速回転させ、プーリの外周速度が所定
速度に達すると、エレベータの制御回路を電気的に遮断
するリミツトスイツチおよび非常停止装置を動作させ、
動作速度を測定している。
従来のエレベータ調速機の試験装置は上述のように構成
したため、プーリとローラの接触が悪いと、モータによ
つてローラが回転してもプーリが回転せず、モータだけ
を高速回転させてしまい、作業者は非常に危険であつ
た。
したため、プーリとローラの接触が悪いと、モータによ
つてローラが回転してもプーリが回転せず、モータだけ
を高速回転させてしまい、作業者は非常に危険であつ
た。
本考案の目的は、調速機の動作試験を安全に行うことの
できるエレベータ調速機の試験装置を提供するにある。
できるエレベータ調速機の試験装置を提供するにある。
本考案は上記目的を達成するために、エレベータ調速機
の試験装置の電源を投入してから所定時間経過後に、プ
ーリの外周速度が予め定められた所定速度に達していな
いときにモータを停止させる停止手段を設けたことを特
徴とする。
の試験装置の電源を投入してから所定時間経過後に、プ
ーリの外周速度が予め定められた所定速度に達していな
いときにモータを停止させる停止手段を設けたことを特
徴とする。
本考案によるエレベータ調速機の試験装置は上述の如く
構成したため、プーリとローラの接触が悪いことなどに
よつて、プーリの外周速度が所定速度に達しない場合、
所定時間経過後に停止手段が動作して、電源が自動的に
遮断されることになり、上述した異常事態に速やかに対
処することができる。
構成したため、プーリとローラの接触が悪いことなどに
よつて、プーリの外周速度が所定速度に達しない場合、
所定時間経過後に停止手段が動作して、電源が自動的に
遮断されることになり、上述した異常事態に速やかに対
処することができる。
以下本考案の一実施例を図面によつて説明する。
第2図は本考案によるエレベータ調速機の試験装置をプ
ーリ本体に取付けた斜視図である。ベース2に立設され
た枠体1には軸転自在に支持されたプーリ3が設置され
ており、このプーリ3の外周上に速度検出器9が設けら
れている。枠体1に案内台4を固定し、この案内台4に
沿つて前後する支持台5を設けて、ローラ8を回転軸上
に持つモータ7を支持する。一端を枠体1に係止し他端
を支持台5に係止したばね6によつて、ローラ8をプー
リ3に押圧している。なお、モータ7は、モータ7の回
転数変化パターンに対していずれの場合も直線加速させ
るように設定されている。
ーリ本体に取付けた斜視図である。ベース2に立設され
た枠体1には軸転自在に支持されたプーリ3が設置され
ており、このプーリ3の外周上に速度検出器9が設けら
れている。枠体1に案内台4を固定し、この案内台4に
沿つて前後する支持台5を設けて、ローラ8を回転軸上
に持つモータ7を支持する。一端を枠体1に係止し他端
を支持台5に係止したばね6によつて、ローラ8をプー
リ3に押圧している。なお、モータ7は、モータ7の回
転数変化パターンに対していずれの場合も直線加速させ
るように設定されている。
第1図は本考案によるエレベータ調速機の試験装置の要
部を示す制御回路図である。電源P・N間に、スタート
ボタンBとリレーRが直列接続されている。リレーRに
はタイマリレーRTが並列接続されており、スタートボタ
ンBには、タイマリレーRTの常閉接点RTbと停止スイツ
チKBとリレーRの常開接点Ra1からなる直列回路が並列
接続されている。常閉接点RTbには、速度検出器9の所
定速度が検出されたときに付勢する図示しないリレーの
常開接点9aが並列接続されている。また電源P,N間に
は、リレーRの常開接点Ra2とモータ7から成る直列回
路が接続されている。これらの回路によつてモータ7を
停止させる停止回路10を形成する。
部を示す制御回路図である。電源P・N間に、スタート
ボタンBとリレーRが直列接続されている。リレーRに
はタイマリレーRTが並列接続されており、スタートボタ
ンBには、タイマリレーRTの常閉接点RTbと停止スイツ
チKBとリレーRの常開接点Ra1からなる直列回路が並列
接続されている。常閉接点RTbには、速度検出器9の所
定速度が検出されたときに付勢する図示しないリレーの
常開接点9aが並列接続されている。また電源P,N間に
は、リレーRの常開接点Ra2とモータ7から成る直列回
路が接続されている。これらの回路によつてモータ7を
停止させる停止回路10を形成する。
このような構成のもとに次のような作業を行う。まず、
調速機の試験に際し、作業者はプーリ3から図示しない
ロープを外し、枠体1に案内台4を取付ける。この案内
台4に支持台5を載せ、ローラ8を回転軸上に持つモー
タ7を取付ける。ここでばね6の一端を枠体1に、他端
を支持台5に係止させる。これによつて、ローラ8はプ
ーリ3の外周に押圧され、モータ7の回転力がローラ8
を介して摩擦によりプーリ3に伝達される。
調速機の試験に際し、作業者はプーリ3から図示しない
ロープを外し、枠体1に案内台4を取付ける。この案内
台4に支持台5を載せ、ローラ8を回転軸上に持つモー
タ7を取付ける。ここでばね6の一端を枠体1に、他端
を支持台5に係止させる。これによつて、ローラ8はプ
ーリ3の外周に押圧され、モータ7の回転力がローラ8
を介して摩擦によりプーリ3に伝達される。
次いで、スタートボタンBを投入することにより、リレ
ーRは即座に付勢され、タイマリレーRTは所定時間経過
後に付勢される。リレーRの付勢により、電源P……常
閉接点RTb……停止スイツチKB……常開接点Ra1……リレ
ーR……電源Nという回路により、リレーRは自己保持
され、一方、常開接点Ra2が閉じることによりモータ7
に電圧が印加され、ローラ8を介してプーリ3に回転力
が伝達される。
ーRは即座に付勢され、タイマリレーRTは所定時間経過
後に付勢される。リレーRの付勢により、電源P……常
閉接点RTb……停止スイツチKB……常開接点Ra1……リレ
ーR……電源Nという回路により、リレーRは自己保持
され、一方、常開接点Ra2が閉じることによりモータ7
に電圧が印加され、ローラ8を介してプーリ3に回転力
が伝達される。
試験装置が正常に動作して、速度検出器9が所定速度に
達すると常開接点9aが閉じる。したがつて所定時間経過
後にタイマリレーRTがカウントを終え、常閉接点RTbが
開いても、リレーRは引続き回転し続け、エレベータ調
速機の動作試験を行うことができる。
達すると常開接点9aが閉じる。したがつて所定時間経過
後にタイマリレーRTがカウントを終え、常閉接点RTbが
開いても、リレーRは引続き回転し続け、エレベータ調
速機の動作試験を行うことができる。
しかし、例えばばね6の損傷により、ローラ8が回転し
てもプーリ3は回転しなかつたとする。すると速度検出
器9も回転せず所定速度を検出しないので常開接点9aは
閉じられない。これによつて所定時間経過後に、常閉接
点RTbが開いたとき上述したリレーRの自己保持回路が
遮断され、常開接点Ra2も開いてしまいモータ7は減速
停止する。
てもプーリ3は回転しなかつたとする。すると速度検出
器9も回転せず所定速度を検出しないので常開接点9aは
閉じられない。これによつて所定時間経過後に、常閉接
点RTbが開いたとき上述したリレーRの自己保持回路が
遮断され、常開接点Ra2も開いてしまいモータ7は減速
停止する。
この他にも、案内台4の固渋や支持台5の取付け不良な
どにより、モータ7の回転力がプーリ3へ伝達されなか
つたり、何らかの原因によりプーリ3が固渋して回転が
不能であつたり、あるいは誤つてスタートボタンBを投
入しても、タイマリレーRTの所定時間経過後にはモータ
7が停止するため、モータ7の過速度を防止することが
でき、作業者の安全を確保することができる。
どにより、モータ7の回転力がプーリ3へ伝達されなか
つたり、何らかの原因によりプーリ3が固渋して回転が
不能であつたり、あるいは誤つてスタートボタンBを投
入しても、タイマリレーRTの所定時間経過後にはモータ
7が停止するため、モータ7の過速度を防止することが
でき、作業者の安全を確保することができる。
以上説明したように本考案は、エレベータ調速機の試験
装置の電源を投入してから所定時間経過後に、プーリの
外周速度が予め定められた所定速度に達していないとき
にモータを停止させる停止手段を設けたため、電源を投
入してから所定時間経過後に、モータの取付け不良など
によりプーリが所定の回転数に達しないときに、停止手
段の動作によつて電源が遮断されるようになり、試験装
置に異常があるときは直ちに中止させ、作業者の安全を
確保することができる。
装置の電源を投入してから所定時間経過後に、プーリの
外周速度が予め定められた所定速度に達していないとき
にモータを停止させる停止手段を設けたため、電源を投
入してから所定時間経過後に、モータの取付け不良など
によりプーリが所定の回転数に達しないときに、停止手
段の動作によつて電源が遮断されるようになり、試験装
置に異常があるときは直ちに中止させ、作業者の安全を
確保することができる。
第1図は本考案によるエレベータ調速機の試験装置の要
部を示す制御回路図、第2図はその試験装置をプーリ本
体に取付けた斜視図である。 1……枠体、3……プーリ、7……モータ、8……ロー
ラ、9……速度検出器、10……停止手段。
部を示す制御回路図、第2図はその試験装置をプーリ本
体に取付けた斜視図である。 1……枠体、3……プーリ、7……モータ、8……ロー
ラ、9……速度検出器、10……停止手段。
Claims (1)
- 【請求項1】エレベータ調速機の枠体に着脱可能に取付
けられたモータと、このモータに連結されて上記調速機
のプーリを摩擦駆動させるローラと、上記プーリの外周
速度を検出する速度検出器とを有して上記調速機の動作
試験を行なうエレベータ調速機の試験装置において、上
記試験装置の電源を投入してから所定時間経過後に、上
記プーリの外周速度が予め定められた所定速度に達して
いないときに上記モータを停止させる停止手段を設けた
ことを特徴とするエレベータ調速機の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988085843U JPH07466Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | エレベータ調速機の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988085843U JPH07466Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | エレベータ調速機の試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0210371U JPH0210371U (ja) | 1990-01-23 |
JPH07466Y2 true JPH07466Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31310497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988085843U Expired - Lifetime JPH07466Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | エレベータ調速機の試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07466Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0520754Y2 (ja) * | 1986-05-14 | 1993-05-28 | ||
JPS6362472U (ja) * | 1986-10-14 | 1988-04-25 |
-
1988
- 1988-06-30 JP JP1988085843U patent/JPH07466Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0210371U (ja) | 1990-01-23 |
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