JPH0746152Y2 - 魚釣用スピニングリールのドラグ機構の復帰切換装置 - Google Patents
魚釣用スピニングリールのドラグ機構の復帰切換装置Info
- Publication number
- JPH0746152Y2 JPH0746152Y2 JP1989133072U JP13307289U JPH0746152Y2 JP H0746152 Y2 JPH0746152 Y2 JP H0746152Y2 JP 1989133072 U JP1989133072 U JP 1989133072U JP 13307289 U JP13307289 U JP 13307289U JP H0746152 Y2 JPH0746152 Y2 JP H0746152Y2
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- JP
- Japan
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- drag
- shaft
- drag mechanism
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K89/00—Reels
- A01K89/02—Brake devices for reels
- A01K89/027—Brake devices for reels with pick-up, i.e. for reels with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
Description
【産業上の利用分野】 本考案はスプールに制動力を付与するドラグ機構を備え
た魚釣用スピニングリールにおいて、スプールフリー回
転状態にあるスプールをドラグ作動状態にハンドルの回
動により自動的に復帰するようにしたドラグ機構切換装
置の改良に関するものである。
た魚釣用スピニングリールにおいて、スプールフリー回
転状態にあるスプールをドラグ作動状態にハンドルの回
動により自動的に復帰するようにしたドラグ機構切換装
置の改良に関するものである。
魚釣用スピニングリールにおけるスプールのドラグ機構
をドラグ作動状態からスプールフリー回転状態に直ちに
切換えて幅広い魚釣りができるようにすることが米国特
許第4,830,307号明細書、特開昭61-274638号公報及び実
開昭62-99975号公報等で知られている。
をドラグ作動状態からスプールフリー回転状態に直ちに
切換えて幅広い魚釣りができるようにすることが米国特
許第4,830,307号明細書、特開昭61-274638号公報及び実
開昭62-99975号公報等で知られている。
しかしながら切換機構としてハンドル軸の駆動歯車に復
帰用突部を形成し、該復帰用突部を摺動自在な操作レバ
ーに直接係合するようにした方式は、操作レバーの切換
位置に復帰用突部が位置しているとこれが障害となり切
換操作が困難となって円滑かつ迅速な操作ができない問
題点があり、前記問題点を解消する特開昭61-274638号
公報のものにおいては、切換機構がアッセンブリー化し
てそのスペースのためリール筺体が大型化すると共に構
成も複雑で部品点数も多くなり組込み及び分解も面倒で
ある欠陥があり、しかも何れの方式も駆動歯車からの復
帰変換が摺動式であるため、摺動摩擦抵抗が大きく、伝
達効率が悪くなって復帰操作を軽快かつ円滑にできない
問題点がある。 本考案はこれらの現状に鑑み、スプールフリー回転状態
からドラグ作動状態にハンドルの回動によって自動的に
復帰切換させる場合において極めて簡易な機構により軽
快かつ円滑に復帰操作ができるようにした魚釣用スピニ
ングリールのドラグ機構の復帰切換装置を提供すること
を目的とするものである。
帰用突部を形成し、該復帰用突部を摺動自在な操作レバ
ーに直接係合するようにした方式は、操作レバーの切換
位置に復帰用突部が位置しているとこれが障害となり切
換操作が困難となって円滑かつ迅速な操作ができない問
題点があり、前記問題点を解消する特開昭61-274638号
公報のものにおいては、切換機構がアッセンブリー化し
てそのスペースのためリール筺体が大型化すると共に構
成も複雑で部品点数も多くなり組込み及び分解も面倒で
ある欠陥があり、しかも何れの方式も駆動歯車からの復
帰変換が摺動式であるため、摺動摩擦抵抗が大きく、伝
達効率が悪くなって復帰操作を軽快かつ円滑にできない
問題点がある。 本考案はこれらの現状に鑑み、スプールフリー回転状態
からドラグ作動状態にハンドルの回動によって自動的に
復帰切換させる場合において極めて簡易な機構により軽
快かつ円滑に復帰操作ができるようにした魚釣用スピニ
ングリールのドラグ機構の復帰切換装置を提供すること
を目的とするものである。
本願考案は前記目的を達成するために、駆動歯車の背面
におけるハンドル軸上にキック部を有しかつ所定角度回
動可能にバネで附勢された復帰体を嵌装し、リール筺体
の後部には発条で振分け附勢されてスプールのドラグ機
構をドラグ作動状態とスプールフリー状態とに切換自在
の操作レバーを軸支し、該操作レバーに突設された復帰
部と前記復帰体との間におけるリール筺体には前記操作
レバーのスプールフリー回転状態への切換え時に前記復
帰部と係合して前記復帰体の回動軌跡内に侵入する復帰
作動体を回動可能に軸着すると共に該復帰作動体を復帰
体の回動軌跡外方向に発条で附勢したことである。 前記復帰作動体は操作レバーと係合するだけの場合と、
復帰作動体をリール筺体の下部に軸着すると共にヨーク
を軸架し、該ヨークをドラグ機構と係脱する筒軸の環状
溝に係合して作動部材と一体に形成する場合とがある。
におけるハンドル軸上にキック部を有しかつ所定角度回
動可能にバネで附勢された復帰体を嵌装し、リール筺体
の後部には発条で振分け附勢されてスプールのドラグ機
構をドラグ作動状態とスプールフリー状態とに切換自在
の操作レバーを軸支し、該操作レバーに突設された復帰
部と前記復帰体との間におけるリール筺体には前記操作
レバーのスプールフリー回転状態への切換え時に前記復
帰部と係合して前記復帰体の回動軌跡内に侵入する復帰
作動体を回動可能に軸着すると共に該復帰作動体を復帰
体の回動軌跡外方向に発条で附勢したことである。 前記復帰作動体は操作レバーと係合するだけの場合と、
復帰作動体をリール筺体の下部に軸着すると共にヨーク
を軸架し、該ヨークをドラグ機構と係脱する筒軸の環状
溝に係合して作動部材と一体に形成する場合とがある。
本考案は操作レバーを回動すると、作動部材は前方に傾
倒し筒軸を前方に摺動せしめてその係合部はドラグ機構
から脱離して筒軸と一体的のスプール軸を回転自在にし
てスプールフリー状態にすると共に復帰作動体の先端部
は復帰体の回動軌跡内に侵入状態になる。 次いでこの状態からハンドル軸の回転により駆動歯車が
回動すると、復帰体のキック部は復帰作動体の先端部と
係合してこれを回動軌跡外に回動せしめて操作レバーを
ドラグ作動位置に復帰させると同時に作動部材を起立せ
しめて筒軸をドラグ機構に係合せしめて、スプール軸を
ドラグ作動状態に復帰させる。
倒し筒軸を前方に摺動せしめてその係合部はドラグ機構
から脱離して筒軸と一体的のスプール軸を回転自在にし
てスプールフリー状態にすると共に復帰作動体の先端部
は復帰体の回動軌跡内に侵入状態になる。 次いでこの状態からハンドル軸の回転により駆動歯車が
回動すると、復帰体のキック部は復帰作動体の先端部と
係合してこれを回動軌跡外に回動せしめて操作レバーを
ドラグ作動位置に復帰させると同時に作動部材を起立せ
しめて筒軸をドラグ機構に係合せしめて、スプール軸を
ドラグ作動状態に復帰させる。
本考案の実施例を図面の第1図乃至第6図について説明
すると、先端にスプール1を設けかつ公知の摺動機構2
で往復摺動するスプール軸3の後端部は欠円軸部3′に
形成され、該欠円軸部3′には前端部から順次環状溝
4、スプライン状の係合部7及び支承部8を設けた筒軸
9が軸方向のみ摺動可能に嵌着し、更に前記筒軸9の外
周にはクリック歯5を有する制動体6が軸方向のみ摺動
自在に係合している。 一方、リール筺体10の後部には後部にドラグ機構11の制
動板12を嵌装しかつ前部に前記係合部7の係合する係合
孔13を有する制動筒14が支承され、該制動筒14に前記筒
軸9の支承部8が前後に摺動することにより係合孔13と
係合部7とが係脱するように形成されている。 また前記筒軸9の環状溝4の略下方におけるリール筺体
10には上部を発条15で後方に向け牽引した門型の作動部
材16が軸着されると共にその中程部分には前記環状溝4
に回動自在に係合するヨーク17が架設されている。 前記リール筺体10の上部には前記作動部材16の上部後側
と係合する作動片18とその前方に位置する復帰部19とを
設けた操作レバー20が軸着されると共に該操作レバー20
は発条21により前後相反する方向に振分け附勢されてい
る。 またリール筺体10に設けたハンドル軸22には公知のよう
にローター23を回転させるピニオン24と噛合する駆動歯
車25が設けられ、該駆動歯車25の背面におけるハンドル
軸22には一乃至複数のキック部26を有する復帰体27が嵌
装され、更に駆動歯車25の背面には復帰体27を附勢する
バネ28と復帰体27の回動を規制する突起29とが設けられ
ている。 前記復帰体27と操作レバー20の復帰部19との間における
リール筺体10には発条30で附勢されかつ前記復帰部19と
係合する復帰作動体31が軸着され、操作レバー20が起立
位置にあるときは復帰作動体31の先端を前記復帰体27の
キック部26の回動軌跡外に保持し、操作レバー20が後方
に回動した位置にあるときには復帰作動体31の先端が復
帰体27のキック部26の回動軌跡内に保持されるように構
成されている。 しかして前記筒軸9に設けた制動体6のクリック歯5に
は板バネのクリック爪32が係合すると共に制動体6の外
周面下部には制動部材33がリール筺体10に設けられた摘
み34で圧接自在に設けられており、また前記ドラグ機構
11には公知のようにドラグ調節摘手35が取付けられてい
る。 従って第1図のように操作レバー20が直立状態にあると
きには、作動部材16は発条15で牽引されてそのヨーク17
は筒軸9をその係合部7が制動筒14の係合孔13に係合す
るような位置に保持してドラグ機構11を有する制動筒14
を筒軸9を介してスプール軸3と一体的に回動するよう
にしてスプール軸3の回動をドラグ機構11でドラグ制動
すると共に復帰作動体31の先端は駆動歯車25の背面のハ
ンドル軸22に設けられた復帰体27のキック部26の回動軌
跡外に保持される。 次いでこのドラグ作動状態からスプールフリー状態に切
換えるには、操作レバー20を第2図のように後方に回動
して作動部材16を発条15に抗して前方に傾斜せしめる
と、ヨーク17は筒軸9を前方に摺動してその係合部7は
制動筒14の係合孔13から脱離しスプール軸3とドラグ機
構11は分離され、スプール軸3は回転自在となりスプー
ルフリー状態となると同時に復帰作動体31は復帰部19で
回動されその先端は復帰体27のキック部26の回動軌跡内
に保持される。 このスプールフリー状態においてスプール軸3が逆回転
すると、筒軸9と一体回転する制動体6のクリック歯5
はクリック爪32との係合により発音しその逆転を報知す
る。 またこのようなスプールフリー状態を再びドラグ作動状
態に復帰切換えるには、ハンドル軸22を第3図矢印のよ
うに回転すると、復帰体27のキック部26がその回動によ
って随伴回動して復帰作動体31の先端に係合してこれを
発条21の死点を超えるまで回動させるので、操作レバー
20はドラグ作動状態の直立位置に復帰して筒軸9を後方
に摺動して係合部7を係合孔13に係合し、また復帰作動
体31の先端もキック部26の回動軌跡外に復帰保持され
る。 しかして前記ドラグ作動状態においてスプール軸3が逆
転するとクリック爪32によってクリック歯5は発音しそ
の逆転を報知するものであり、また摘み34により制動部
材33の制動体6に対する圧接力を調節することによりド
ラグ制動力及びスプールフリー力を微調節することがで
きる。 第7図乃至第9図に示す実施例は、ドラグ機構11をスプ
ール軸の先端においてスプール1との間に設けたフロン
トドラグ方式の実施例であって、筒軸9のスプライン状
の係合部7をリール筺体10に形成した係合孔13′に係脱
自在に形成したものである。 また第10図に示す実施例は、作動部材16の上端に復帰作
動体31を一体に形成した実施例であって、操作レバー20
を前方に回動すると、復帰部19が復帰作動体31に係合し
て作動部材16を前方に傾倒して筒軸9を前方に摺動して
係合部7を係合孔13から離脱してスプール軸をフリー回
転状態にすると共に復帰作動体31の先端を復帰体27の回
動軌跡内に侵入せしめ、またこの状態においてハンドル
軸22の回動により駆動歯車25を回動すると、キック部26
が復帰作動体31を介して作動部材16を起立せしめスプー
ルドラグ状態に復帰させるようにしたものであり、この
実施例においては復帰作動体31を復帰体27の回動軌跡外
に附勢する発条は作動部材16を牽引する発条15で兼用せ
しめることができるので復帰作動体31の発条を省略で
き、また操作レバー20の作動片18も省略することができ
る。
すると、先端にスプール1を設けかつ公知の摺動機構2
で往復摺動するスプール軸3の後端部は欠円軸部3′に
形成され、該欠円軸部3′には前端部から順次環状溝
4、スプライン状の係合部7及び支承部8を設けた筒軸
9が軸方向のみ摺動可能に嵌着し、更に前記筒軸9の外
周にはクリック歯5を有する制動体6が軸方向のみ摺動
自在に係合している。 一方、リール筺体10の後部には後部にドラグ機構11の制
動板12を嵌装しかつ前部に前記係合部7の係合する係合
孔13を有する制動筒14が支承され、該制動筒14に前記筒
軸9の支承部8が前後に摺動することにより係合孔13と
係合部7とが係脱するように形成されている。 また前記筒軸9の環状溝4の略下方におけるリール筺体
10には上部を発条15で後方に向け牽引した門型の作動部
材16が軸着されると共にその中程部分には前記環状溝4
に回動自在に係合するヨーク17が架設されている。 前記リール筺体10の上部には前記作動部材16の上部後側
と係合する作動片18とその前方に位置する復帰部19とを
設けた操作レバー20が軸着されると共に該操作レバー20
は発条21により前後相反する方向に振分け附勢されてい
る。 またリール筺体10に設けたハンドル軸22には公知のよう
にローター23を回転させるピニオン24と噛合する駆動歯
車25が設けられ、該駆動歯車25の背面におけるハンドル
軸22には一乃至複数のキック部26を有する復帰体27が嵌
装され、更に駆動歯車25の背面には復帰体27を附勢する
バネ28と復帰体27の回動を規制する突起29とが設けられ
ている。 前記復帰体27と操作レバー20の復帰部19との間における
リール筺体10には発条30で附勢されかつ前記復帰部19と
係合する復帰作動体31が軸着され、操作レバー20が起立
位置にあるときは復帰作動体31の先端を前記復帰体27の
キック部26の回動軌跡外に保持し、操作レバー20が後方
に回動した位置にあるときには復帰作動体31の先端が復
帰体27のキック部26の回動軌跡内に保持されるように構
成されている。 しかして前記筒軸9に設けた制動体6のクリック歯5に
は板バネのクリック爪32が係合すると共に制動体6の外
周面下部には制動部材33がリール筺体10に設けられた摘
み34で圧接自在に設けられており、また前記ドラグ機構
11には公知のようにドラグ調節摘手35が取付けられてい
る。 従って第1図のように操作レバー20が直立状態にあると
きには、作動部材16は発条15で牽引されてそのヨーク17
は筒軸9をその係合部7が制動筒14の係合孔13に係合す
るような位置に保持してドラグ機構11を有する制動筒14
を筒軸9を介してスプール軸3と一体的に回動するよう
にしてスプール軸3の回動をドラグ機構11でドラグ制動
すると共に復帰作動体31の先端は駆動歯車25の背面のハ
ンドル軸22に設けられた復帰体27のキック部26の回動軌
跡外に保持される。 次いでこのドラグ作動状態からスプールフリー状態に切
換えるには、操作レバー20を第2図のように後方に回動
して作動部材16を発条15に抗して前方に傾斜せしめる
と、ヨーク17は筒軸9を前方に摺動してその係合部7は
制動筒14の係合孔13から脱離しスプール軸3とドラグ機
構11は分離され、スプール軸3は回転自在となりスプー
ルフリー状態となると同時に復帰作動体31は復帰部19で
回動されその先端は復帰体27のキック部26の回動軌跡内
に保持される。 このスプールフリー状態においてスプール軸3が逆回転
すると、筒軸9と一体回転する制動体6のクリック歯5
はクリック爪32との係合により発音しその逆転を報知す
る。 またこのようなスプールフリー状態を再びドラグ作動状
態に復帰切換えるには、ハンドル軸22を第3図矢印のよ
うに回転すると、復帰体27のキック部26がその回動によ
って随伴回動して復帰作動体31の先端に係合してこれを
発条21の死点を超えるまで回動させるので、操作レバー
20はドラグ作動状態の直立位置に復帰して筒軸9を後方
に摺動して係合部7を係合孔13に係合し、また復帰作動
体31の先端もキック部26の回動軌跡外に復帰保持され
る。 しかして前記ドラグ作動状態においてスプール軸3が逆
転するとクリック爪32によってクリック歯5は発音しそ
の逆転を報知するものであり、また摘み34により制動部
材33の制動体6に対する圧接力を調節することによりド
ラグ制動力及びスプールフリー力を微調節することがで
きる。 第7図乃至第9図に示す実施例は、ドラグ機構11をスプ
ール軸の先端においてスプール1との間に設けたフロン
トドラグ方式の実施例であって、筒軸9のスプライン状
の係合部7をリール筺体10に形成した係合孔13′に係脱
自在に形成したものである。 また第10図に示す実施例は、作動部材16の上端に復帰作
動体31を一体に形成した実施例であって、操作レバー20
を前方に回動すると、復帰部19が復帰作動体31に係合し
て作動部材16を前方に傾倒して筒軸9を前方に摺動して
係合部7を係合孔13から離脱してスプール軸をフリー回
転状態にすると共に復帰作動体31の先端を復帰体27の回
動軌跡内に侵入せしめ、またこの状態においてハンドル
軸22の回動により駆動歯車25を回動すると、キック部26
が復帰作動体31を介して作動部材16を起立せしめスプー
ルドラグ状態に復帰させるようにしたものであり、この
実施例においては復帰作動体31を復帰体27の回動軌跡外
に附勢する発条は作動部材16を牽引する発条15で兼用せ
しめることができるので復帰作動体31の発条を省略で
き、また操作レバー20の作動片18も省略することができ
る。
本考案は駆動歯車の背面におけるハンドル軸上にキック
部を有する復帰体を所定角度回動可能にバネで附勢して
駆動歯車に随伴回転するように嵌装し、該復帰体と操作
レバーに設けた復帰部との間に操作レバーの作動により
復帰体の回動軌跡内に出入りする復帰作動体を設けたの
で、ハンドルの回転操作によって筒軸の係合部を制動筒
又はリール筺体の係合孔に円滑容易に係合してドラグ機
構をスプーフリー回転状態からドラグ作動状態に自動的
に復帰切換えることができると共に特に復帰体は発条で
駆動歯車の回動に随伴してリール筺体に回動可能に軸着
した復帰作動体に係合してこれを回動せしめるために、
復帰操作時の伝達作用が抵抗少なく、軽快かつ円滑に行
われ、復帰操作を効率良く行うことができ、しかもその
構成は簡易でスペースを必要せず、リール筺体を小型コ
ンパクト化できる優れた特徴と実用性を有する。
部を有する復帰体を所定角度回動可能にバネで附勢して
駆動歯車に随伴回転するように嵌装し、該復帰体と操作
レバーに設けた復帰部との間に操作レバーの作動により
復帰体の回動軌跡内に出入りする復帰作動体を設けたの
で、ハンドルの回転操作によって筒軸の係合部を制動筒
又はリール筺体の係合孔に円滑容易に係合してドラグ機
構をスプーフリー回転状態からドラグ作動状態に自動的
に復帰切換えることができると共に特に復帰体は発条で
駆動歯車の回動に随伴してリール筺体に回動可能に軸着
した復帰作動体に係合してこれを回動せしめるために、
復帰操作時の伝達作用が抵抗少なく、軽快かつ円滑に行
われ、復帰操作を効率良く行うことができ、しかもその
構成は簡易でスペースを必要せず、リール筺体を小型コ
ンパクト化できる優れた特徴と実用性を有する。
第1図は本考案の一部切欠正面図、第2図及び第3図は
同作動状態の説明図、第4図は第1図A−A線断面図、
第5図は第1図B−B線断面図、第6図は第1図C−C
線断面図、第7図本考案の別実施例の要部の一部切欠正
面図、第8図は第7図D−D線断面図、第9図は第7図
E−E線断面図、第10図は本考案の更に他の実施例の一
部切欠正面図である。 1……スプール、3……スプール軸、9……筒軸、10…
…リール筺体、11……ドラグ機構、13……係合孔、15…
…発条、16……作動部材、17……ヨーク、18……作動
片、19……復帰部、20……操作レバー、21……発条、22
……ハンドル軸、25……駆動歯車、26……キック部、27
……復帰体、28……バネ、30……発条、31……復帰作動
体。
同作動状態の説明図、第4図は第1図A−A線断面図、
第5図は第1図B−B線断面図、第6図は第1図C−C
線断面図、第7図本考案の別実施例の要部の一部切欠正
面図、第8図は第7図D−D線断面図、第9図は第7図
E−E線断面図、第10図は本考案の更に他の実施例の一
部切欠正面図である。 1……スプール、3……スプール軸、9……筒軸、10…
…リール筺体、11……ドラグ機構、13……係合孔、15…
…発条、16……作動部材、17……ヨーク、18……作動
片、19……復帰部、20……操作レバー、21……発条、22
……ハンドル軸、25……駆動歯車、26……キック部、27
……復帰体、28……バネ、30……発条、31……復帰作動
体。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動歯車の背面におけるハンドル軸上にキ
ック部を有しかつ所定角度回動可能にバネで附勢された
復帰体を嵌装し、リール筺体の後部には発条で振分け附
勢されてスプールのドラグ機構をドラグ作動状態とスプ
ールフリー状態とに切換自在の操作レバーを軸支し、該
操作レバーに突設された復帰部と前記復帰体との間にお
けるリール筺体には前記操作レバーのスプールフリー回
転状態への切換え時に前記復帰部と係合して前記復帰体
の回動軌跡内に侵入する復帰作動体を回動可能に軸着す
ると共に該復帰作動体を復帰体の回動軌跡外方向に発条
で附勢したことを特徴とする魚釣用スピニングリールの
ドラグ機構の復帰切換装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989133072U JPH0746152Y2 (ja) | 1989-11-17 | 1989-11-17 | 魚釣用スピニングリールのドラグ機構の復帰切換装置 |
KR2019900015736U KR950005830Y1 (ko) | 1989-11-17 | 1990-10-16 | 낚시용 스피닝 릴의 드래그 기구의 복귀전환장치 |
DK90121491.6T DK0429923T3 (da) | 1989-11-17 | 1990-11-09 | Bremsemekanisme i et fiskehjul til fiskning |
EP90121491A EP0429923B1 (en) | 1989-11-17 | 1990-11-09 | Drag mechanism in spinning reel for fishing |
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