JPH074585A - 熱シールド用部材の製造方法 - Google Patents

熱シールド用部材の製造方法

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JPH074585A
JPH074585A JP6036865A JP3686594A JPH074585A JP H074585 A JPH074585 A JP H074585A JP 6036865 A JP6036865 A JP 6036865A JP 3686594 A JP3686594 A JP 3686594A JP H074585 A JPH074585 A JP H074585A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断熱材が充填された熱構造的複合材料を使用
して中空の剛性パネルのタイプの熱シールド用部材を製
造可能な方法を提供すること。 【構成】 この発明はマトリックスによって高密度化さ
れたファイバー強化材を含む熱構造的複合材から製造さ
れたシェル形態の中空剛性パネルから成る熱シールド用
部材に関するものである。上記パネルに充填される断熱
材は低密度の断熱材料の剛性ブロック20を作ることに
よって得られる。このブロックは上記パネルの内面の形
状に総合する形状を有する外側面を有している。上記複
合材料の強化材を構成するファイバープリフォーム11
は絶縁材料のブロック上で形成される。このファイバー
プリフォームは複合材料のマトリックスを構成する材料
によって高密度化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱シールド用部材の製造
方法に関するもので、特に非常に高い表面温度、典型的
には1000℃を越えるもの、そして1800℃の場合
もある高い温度に付されがちな構造にとって好ましい熱
シールド用部材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明を適用することができる非制限的
な分野はスペースプレーンのための熱シールド用部材の
製造である。大気圏に再突入するとき、スペースプレー
ンは大部分の表面が加熱される。その特定の部分の、例
えばウイングノーズ部分および先端などは表面温度が1
300〜1400℃に達する場合がある。公知の熱シー
ルド用は一般的に2つのタイプがある。その1つの断熱
シールドはシールドを構成する物質によって熱エネルギ
ーが吸収され、そのシールドは徐々に破壊されるもので
ある。他方、放射シールドは熱エネルギーを放射するこ
とによって熱エネルギーを捨て去るものである。
【0003】上記断熱シールドの欠点は再使用に適さな
いものであり、使用中に形状の変化が伴うものである。
これが高温に耐えることが可能な放射シールドがスペー
スプレーンのような用途に使用される理由である。この
ようにして、シールドされるべきスペースプレーンの表
面は絶縁性セラミック材料のタイルまたはブロックでカ
バーすることができる。このタイルとシールドされるべ
き冷構造体との間の相対的な変形を吸収するためのアダ
プターを形成する材料の介在層によって取り付けられ
る。この解決方法にはいろいろの欠点がある。
【0004】セラミック材料製のダイは衝撃に感応しや
すく、チッピングする危険がかなりある。さらにこれら
は、そのような変形を吸収するための材料の存在にも拘
わらず、変形を伴う冷構造体の変形に耐えることができ
ない。上記タイルを固定するための接着剤を使用する技
術は実施するのが難しく、信頼できないものである。ま
た、損傷したタイルを除去し取り替える作業が非常に長
くかつ困難である。さらに、冷構造体に取り付けられ、
絶縁および流線形化する機能を果たすタイルによってそ
れ自身が規定される所望のエアロダイナミック形状を冷
支持構造に与える必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの欠点を解消す
るために、FRA−2657675号が提案されてい
る。そこでは、断熱材が充填されたシェル形態の熱構造
的複合材料のパネルを備える熱シールド用部材が使用さ
れており、機械的な固定部材によって冷たい支持構造体
に固定されるに適当なものである。これらのパネルは介
在させるガスケットまたはジョイントによって並べら
れ、実質的に連続した外側表面を形成する。この機械的
固定部材への接近はジョイントを変形させることにより
外側から可能である。
【0006】このような設計によっては上記支持構造体
に対し流線形にすること、絶縁することおよび機械的強
度を与えることの機能が結合されない。上記流線形は上
記支持構造体によって再生産される必要がなく、パネル
によって規定される。他方、絶縁は少なくとも一部がパ
ネルおよび支持構造体との間に挿入される絶縁材料によ
って与えられる。
【0007】さらに、上記機械的固定部材はネジ手段に
よって行うことができ、それによって接着剤なしで接続
することができ、パネルの除去および置き換えを非常に
容易にする。 最後に、熱構造的複合材料、例えばセラ
ミックマトリックス複合材料から製造されたパネルはソ
リッドセラミックよりも衝撃によく耐えるものである。
特に、チッピングの危険が実際的に存在しない。にも拘
わらず、熱構造的複合材料で製造されたパネルの製造は
長時間かかり、難しくかつ高価なものである。
【0008】熱構造的複合材料、すなわちその機械的性
質が構造部材を構成するに適当なものであって、かつそ
の機械的性質が高温度まで保持される複合材料は典型的
に炭素−炭素(C−C)複合材料で、炭素マトリックスに
よって高密度化された炭素ファイバーの強化ファブリッ
クまたはプリフォームによって構成される複合材料、あ
るいはセラミックスマトリックスによって高密度化され
た耐火ファイバー(カーボンまたはセラミックファイバ
ー)の強化ファブリックまたはプリフォームによって構
成されたセラミックマトリックス複合材料(CMC)であ
る。
【0009】熱構造的複合材料のパネルを製造するため
には、ファイバープリフォームが最初製造される。例え
ば、クロスプライ、即ちクロス層をドレープすることに
よって行なわれる。そこでは、重ねられる層の数はパネ
ルに要求される厚みを関数として選択される。これらの
プライすなわち層は製造されるべきパネルの形状を再生
する形状の工具エレメント上にドレープされる。
【0010】このパネルは液体手段(含浸)または気体手
段(化学的蒸気浸透(CVI))によって高密度化される。
液体を使用するときは、ファイバープリフォームは、マ
トリックス材料の液体前駆体を含浸させ、次いで熱処理
することによって上記前駆体の変換が行なわれる。気体
を使用するときは、上記ファイバープリフォームはファ
イバープリフォームを囲み内に配置し、その囲み内にガ
スを導入し、所定の温度および圧力条件下に、分解また
はガス成分の間の反応によって上記プリフォーム内部の
ファイバー上に付着させる。上記高密度化技術はカーボ
ンまたはセラミックスのマトリックスを形成するための
液体またはガスを使用する技術としてよく知られてい
る。
【0011】この高密度化プロセス中にしばしば所望の
形状にファイバープリフォームを保持する必要があり、
かつまた工具又は成形型を使用する必要がある。固定部
材をもってリンクするための部分を有する上述のシェル
形状のパネルの場合は製造される製品の形状が複雑であ
るときは、特別の型を使用する必要がある。さらに、上
記型は高密度化プロセス中に到達する温度に耐えること
ができる材料で製造する必要があるとともに、プリフォ
ーム、マトリックスおよびそれらの前駆体を構成する材
料に対して不活性である必要がある。典型的には、上記
CVI手段によって高密度化するためには、グラファイ
ト製型を使用するので、重たく、嵩高く、かつ高価であ
る。
【0012】さらに、パネルが製造された後は、それら
に充填される断熱材を取り付ける必要がある。不幸に
も、上記FRA−265767号に開示の断熱材はマル
チスクリーンタイプのものであって、金属板をセラミッ
クシート状に積み重ねたものからなっている。このよう
な断熱材は脆く、複雑な形状の受け口に実施するのが難
しく、水分に感応しやすいものである。
【0013】そこで本発明は、上述の欠点を解決するだ
けでなく、断熱材が充填された熱構造的複合材料を使用
して中空の剛性パネルのタイプの熱シールド用部材を製
造することを可能とする方法を提供することを目的とす
る。特に、本発明は、多層反射スクリーンを使用する材
料より脆くない断熱材料を使用しつつ、熱シールド用エ
レメントのようなものを製造する方法を簡略化すること
を目的とするものでもある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は次の工程からなる方法によって達成される。すなわ
ち、パネルの内面に対応する形状を有する外側表面を有
するブロックを低密度の断熱材料によって剛性ブロック
を製造し、このブロック上に直接熱構造的複合材料のパ
ネルを形成することからなる。
【0015】
【作用および発明の効果】このようにして、本発明は断
熱材が容易に成形することができ、または所望の形状に
機械加工することができ、かつ複合材料のパネルを形成
するに使用する工具エレメントを構成する剛性ブロック
によって構成されることを特徴としている。上記パネル
および断熱材によって構成される熱シールド用部材の製
造方法はこのようにして非常に簡略化される。
【0016】複合材料のパネルは上記CVI技術または
液含浸方法によって製造することができる。
【0017】CVIの場合は複合材料の強化を行うファ
イバープリフォームが断熱材のブロック上に、例えば、
2次元ファイバー層をドレープすることによって形成
し、このプリフォームをマトリックス構成材料によって
高密度化することになる。高密度化は製造されるべきパ
ネルの形状に相当する所望の形状にプリフォームを保持
しつつ行う。このために、上記プリフォームは断熱材の
ブロックと成形型の補助部材との間に保持される。
【0018】上記プリフォームは変形法では、プリフォ
ームは例えば上記ブロックに結合された成形用層を使用
することによって断熱材のブロックに固定されることに
よって正しい位置に保持することができる。上記液体技
術を使用するときは、複合材料のマトリックスのための
前駆体を予め含浸させた2次元ファイバー層を断熱材の
ブロックの上にドレープし、この前駆体を変換すること
によってマトリックス構成材料が得られる。変換は一般
的に熱処理を加えることによって行なわれる。
【0019】上記断熱材ブロックは低密度材料、好まし
くはその密度が50kg/m3より少ない材料から製造され
る。セラミック(シリカまたはアルミナ)の短いファイバ
ーによって強化される場合がある。アルミノ−シリケー
ト型多孔質セラミックのブロックのような多孔質セラミ
ックブロックを使用することができる。断熱ブロックの
多孔質によって、パネルの複合材料のマトリックス構成
材料によってブロックが高密度化されるのを避けるため
にその該表面を保護するのが望ましい。この保護はブロ
ックの該表面に、例えば、セラミックセメントの層また
は非多孔質のシートを重ねることによってシール層を形
成することによって得ることができる。
【0020】
【実施例】本発明は以下の非制限的な実施例によって与
えられる記載を参照することによってよりよく理解する
ことができるであろう。
【0021】図1および図2は特にスペースプレーンの
シールド用構造のために設計されたFRA−26576
7号の特許に記載された熱シールド用システムを示す図
面である。
【0022】上記熱シールドは断熱材20が充填された
中空のシェル型剛性パネル10からなる並列配置された
部材によって構成される。このパネル10は実質的にリ
ム16で終了する斜面14と外側面12を有する矩形の
平行六面体の形状を成している。リム16が押圧された
支持体30によってシールドされるように構造体に固定
されている。上記リム16と支持体30の間の接合およ
び支持体30と長尺部材32の接合はスクリュによって
従来通り行なわれている。このために、リム16の中央
部には穴17が形成されている。上記斜面14は穴17
を覆う中空部分またはキャビティ18を有しており、上
記穴のスクリュの接近を容易にしている。もう1つの断
熱材の層22が断熱材20を充填されたパネルとシール
ドされる構造体の間に介挿されている。
【0023】並列配置されたパネル10の外側面12は
スペースプレーンの流線形を規定している。図2に示す
ように、パネル10の斜面14は外側面12の垂直線に
対してやや傾斜しており、隣接するパネル間において外
側面12からシールドされる構造体に向かって増大して
いるセクションのギャップを規定している。これらのギ
ャップはジョイント24によって充填されており、変形
時にこのジョイントはリム16と支持体30との間の接
合を形成するためのスクリュに工具を接近させるように
する。
【0024】熱構造的複合材料のパネル10とこのパネ
ル10を充填する断熱材20とから構成される熱シール
ド用部材の製造の方法の発明は図3A〜Dを参照して説
明することにする。
【0025】この方法においては、剛性ブロック20は
最初に製造され、複合材料のパネルを製造するための工
具部材を構成するブロック20上で直接製造されること
になる。
【0026】このブロック20はパネルの斜面およびリ
ムとマッチする斜面およびリムを有するパネルを機械加
工または成形することによって得ることができる(図3
A参照)。図1と比較すると、上記ブロックはパネルの
内部に収納された絶縁材と置き換えられている。少なく
とも絶縁層22の一部はパネルの下方に位置している。
このブロック20は例えばアルミノシリケートタイプの
多孔質セラミックによって製造されるのが好ましい。こ
のような低密度な多孔質セラミックの製造は周知であ
る。このブロック20は50kg/m3の密度の多孔質セラ
ミックによって構成されるのが好ましい。
【0027】上記ブロック20は比較的大きな寸法の前
もって組み立てられたブロックから切り出しまたは機械
加工することによって得ることができる。変形法におい
ては、上記ブロックはセラミックの前駆体であるゲル状
の組成物を成形し、真空焼結することによって成形する
ことができる。短い強化ファイバーは上記前駆体段階で
シリカまたはアルミナのファイバーのような、多孔質セ
ラミック内に挿入することができる。
【0028】上記ブロックの表面穴は上記ブロック上で
パネルを製造している間にパネル形成用材料のマトリッ
クスによってそれ自体が高密度化されるのを避けるため
に閉鎖されるのが好ましい。これはスプレーまたは被覆
によってブロック20上にセラミックセメントのシール
層20aを形成することによって行なわれていもよい。
変形法においては、上記ブロックは非多孔質層、例えば
セラミックスのスタックオンシートによって覆うことに
よってシールすることができる。
【0029】次に工程はパネル10の複合材料のファイ
バー強化材を構成する目的のためにブロック20上でフ
ァイバープリフォームを形成することにある。このプリ
フォームはカーボンファイバーまたはセラミックファイ
バー(例えば、シリコンカーバイドのファイバー)のよう
な耐火性ファイバーからなる。このプリフォームは図3
Bで示すように、重ね合わせたクロスの層のような2次
元ファイバー層11をドレープすることによって形成さ
れている。比較的小さなサイズの別の層が上記プリフォ
ームの特定の部分に加えられて、特にパネルの固定地域
を構成する部分においてパネルの厚みを局部的に増加さ
せる。
【0030】ドレープ後は、上記パネルは絶縁材20の
ブロックに固定されることによって所望の形状に保持さ
れる。また、上記ブロックと補足的な工具部材38、例
えばグラファイトからなり、複数の部分(図3C参照)と
の間に圧縮されてもよい。
【0031】このプリフォームはCVIによってパネル
の複合材料の構成材料によって高密度化されている。こ
のマトリックスは耐火材料、例えばカーボンまたはセラ
ミックから製造されている。カーボンおよびセラミック
のCVIの技術は、特にシリコンカーバイドの技術はよ
く知られている。上記ブロック20と工具エレメント2
8との間にはプリフォームが保持されて囲み内に配置さ
れている。ガスがこの囲み内に放出され、プリフォーム
を浸透してファイバー上にマトリックス材料を付着させ
る。この付着はガスの分解またはガス成分の反応によっ
て所定の圧力および温度条件下に行なわれる。工具エレ
メント28は上記ガスによってプリフォームに接近する
ことを容易にする穴29によって貫通していることが観
測されてもよい。
【0032】高密度化後、最終的機械加工が行なわれて
パネル10の面が修正され、固定地域が製造される。熱
シート用エレメントはこのようにして取り付け用に製造
される(図3D参照)。
【0033】上述した方法を使用して熱シート用部材が
製造され、この部材においてはC−SiC複合材料で製
造されたパネル(カーボンファイバー補強およびシリコ
ンカーバイドマトリックス)はそれぞれの外側面を有
し、この外側面は矩形または正方形を成し、そのサイズ
は数100mm長で、例えば約300mm長であって厚さは
1mmオーダーであってよく、または1mm以下である。そ
して斜面は数10mm、例えば50〜120mmの高さを有
し、これらは所望の絶縁の程度に依存している。
【0034】本発明の方法の変形例では、上記プリフォ
ームは成形用層27によって高密度化のために所望の形
状に保持される(図4参照)。この層27はクロス層であ
ってよく、プリフォーム全体を強化している。そして剛
性のブロック22に固定されている。このクロス27は
ブロック20の底面20bをわたる結合溝27aによって
正しい位置に保持される一方、結さつ糸27bがブロッ
ク20の斜面のテープの回りに乗って斜面に対してプリ
フォームを高圧保持している。くさび形状のかけら27
cによって上記層を斜面のキャビティ18に対応するブ
ロックの凹部内に押し込む。この成形用層27は上記プ
リフォームを構成する材料とは異なった熱膨張ケースを
有する材料から製造されている。その結果、CVIによ
る高密度化が比較的高温で起こると、成形用層27とフ
ァイバープリフォームとの間に膨張差が生じ、浸透に続
く冷却時にプリフォームと成形用層との界面に割れ目が
生ずる。この層27はこのようにして高密度化されたパ
ネルから容易に分離することができる。高価で嵩高いグ
ラファイト製工具を使用する必要を避ける成形用層の使
用についてはFRA−2659949に記載されてい
る。
【0035】上述したように、複合材料パネル10はC
VI法によって製造される。それにも拘わらず、本発明
の方法は含浸法であるならば公知の技術を使用して実行
することもできる。
【0036】図3Aに示されると同様のブロック20
(図5A参照)で開始するときは、このブロック上に層1
3をドレープすることによってパネルが形成される。こ
の層は図5Bに示すように、複合材料のマトリックスの
液状前駆体が前もって含浸されている。カーボンマトリ
ックスの場合は、この前駆体はピッチまたは高いコーク
ス含有量を有する樹脂であり、溶媒溶液として使用され
る場合もある。セラミックマトリックスの場合は、この
前駆体はシリコンカーバイドのような前駆体のポリカー
ボシランのような液状中間化合物であってもよい。この
前駆体は熱分解によってマトリックス材料に変換され
る。これは別の工具または成形用層を使用して層13を
固定する必要なく達成することができる。上記シーリン
グ層20aは層13と接触するブロック20の外側面の
部分に限定されてもよい。
【0037】熱分解後、上記パネルは最終機械加工に付
され、熱シールド用部材が得られる(図3のDと同一の
図5C参照)。
【0038】上述したように、ドレープされる層の数は
上記パネルのいくつかの部分においてより大なる厚みお
よびより大なる機械的強度を与えるために増大させるこ
とができる。
【0039】以下、本発明の好ましい実施態様を記載す
る。
【実施態様1】 マトリックスによって高密度化された
繊維強化材を含む熱構造的複合材料とからなるシェル形
態の中空の剛性パネルと該パネルに充填する断熱材から
なる熱シールド用部材を製造するに当たり、上記パネル
の内側に対応する形状の外側表面を有する、低密度の断
熱材からなる剛性ブロックを製造し、該ブロック上で直
接熱構造的複合材料のパネルを形成することを特徴とす
る熱シールド用部材の製造方法。
【実施態様2】 熱構造的複合材料のパネルを製造する
に当たり、上記複合材料の強化材を構成するファイバー
プリフォームを断熱材料からなるブロック上で形成し、
上記ファイバープリフォームを上記複合材料のマトリッ
クスを構成する材料によって高密度化する実施態様1記
載の方法。
【実施態様3】 上記ファイバープリフォームを製造さ
れるパネルの形状に対応する形状に保持しつつ高密度化
することを特徴とする実施態様2記載の方法。
【実施態様4】 上記プリフォームを断熱材のブロック
と補助的な工具エレメントまたは成形型の間に保持する
実施態様3記載の方法。
【実施態様5】 上記プリフォームが成形用層によって
断熱材のブロックに対して押圧されることにより保持さ
れる実施態様3記載の方法。
【実施態様6】 上記プリフォームが断熱材のブロック
の外側に2次元ファイバー層をかけることによって製造
される実施態様2〜5のいずれかに記載の方法。
【実施態様7】 熱構造的複合材料のパネルが製造され
るに当たり、上記複合材料マトリックスに前駆体によっ
て前もって含浸された2次元ファイバー層の断熱材のブ
ロック上にかけ、上記前駆体を変化させて、上記マトリ
ックスを構成する材料を得る工程からなることを特徴と
する実施態様1記載の方法。
【実施態様8】 覆われる層の数がパネルの残りの部分
より大きな厚みの部分を有するパネルを作るために変化
する実施態様6および7のいずれかに記載の方法。
【実施態様9】 上記断熱材のブロックが多孔質である
実施態様1〜8のいずれかに記載の方法。
【実施態様10】 上記断熱材のブロックが上記パネル
の複合材料のマトリックスを構成する材料によって高密
度化されないように保護されている実施態様9記載の方
法。
【実施態様11】 上記ブロックの表面がシーリング層
を形成することによって保護されている実施態様10記
載の方法。
【実施態様12】 上記プリフォームの表面が上記ブロ
ック上に非多孔質の重ね合わせ層を取り付けることによ
って保護されている実施態様10記載の方法。
【実施態様13】 上記断熱材のブロックが多孔質セラ
ミックによって形成されている実施態様1〜12のいず
れかに記載の方法。
【実施態様14】 上記断熱材のブロックがセラミック
の前駆体を構成する組成物を成形し、この前駆体を変換
することによって形成される実施態様1〜13のいずれ
かに記載の方法。
【実施態様15】 上記断熱材のブロックがファイバー
によって強化された多孔質セラミックからなる実施態様
1〜14のいずれかに記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スペースプレーンのための公知のシールド用
システムの斜視図である。
【図2】 図1の熱シールド用システム部材の固定方法
を示す断面図である。
【図3】 A〜Dは図1および2で示される熱シールド
用部材の製造における連続工程を示す工程図である。
【図4】 図3A〜Dで示される方法の工程の変形を示
す工程図である。
【図5】 A〜Cは本発明の第2の取り付けへの適用例
における熱シールド用部材の製造における連続工程を示
す工程図である。
【符号の説明】
10 剛性パネル 20 断熱材ブロック 27 成形用層 30 支持体 38 工具エレメント(成形型)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックスによって高密度化された繊
    維強化材を含む熱構造的複合材料とからなるシェル形態
    の中空の剛性パネルと該パネルに充填する断熱材からな
    る熱シールド用部材を製造するに当たり、 上記パネルの内側に対応する形状の外側表面を有する、
    低密度の断熱材からなる剛性ブロックを製造し、 該ブロック上で直接熱構造的複合材料のパネルを形成す
    ることを特徴とする熱シールド用部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱構造的複合材料のパネルを製造するに
    当たり、上記複合材料の強化材を構成するファイバープ
    リフォームを断熱材料からなるブロック上で形成し、 上記ファイバープリフォームを上記複合材料のマトリッ
    クスを構成する材料によって高密度化する請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 上記ファイバープリフォームを製造され
    るパネルの形状に対応する形状に保持しつつ高密度化す
    ることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記プリフォームを断熱材のブロックと
    補助的な成形型の間に保持する請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記プリフォームが成形用層によって断
    熱材のブロックに対して押圧されることにより保持され
    る請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記プリフォームが断熱材のブロックの
    外側に2次元ファイバー層をかけることによって製造さ
    れる請求項2〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 熱構造的複合材料のパネルが製造される
    に当たり、上記複合材料マトリックスに前駆体によって
    前もって含浸された2次元ファイバー層の断熱材のブロ
    ック上にかけ、 上記前駆体を変化させて、上記マトリックスを構成する
    材料を得る工程からなることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 覆われる層の数がパネルの残りの部分よ
    り大きな厚みの部分を有するパネルを作るために変化す
    る請求項6および7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記断熱材のブロックが多孔質である請
    求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記断熱材のブロックが上記パネルの
    複合材料のマトリックスを構成する材料によって高密度
    化されないように保護されている請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記ブロックの表面がシーリング層を
    形成することによって保護されている請求項10記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 上記プリフォームの表面が上記ブロッ
    ク上に非多孔質の重ね合わせ層を取り付けることによっ
    て保護されている請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記断熱材のブロックが多孔質セラミ
    ックによって形成されている請求項1〜12のいずれか
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記断熱材のブロックがセラミックの
    前駆体を構成する組成物を成形し、この前駆体を変換す
    ることによって形成される請求項1〜13のいずれかに
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 上記断熱材のブロックがファイバーに
    よって強化された多孔質セラミックからなる請求項1〜
    14のいずれかに記載の方法。
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