JPH074566Y2 - 回転電極式分析計 - Google Patents

回転電極式分析計

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JPH074566Y2
JPH074566Y2 JP7824390U JP7824390U JPH074566Y2 JP H074566 Y2 JPH074566 Y2 JP H074566Y2 JP 7824390 U JP7824390 U JP 7824390U JP 7824390 U JP7824390 U JP 7824390U JP H074566 Y2 JPH074566 Y2 JP H074566Y2
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真一 赤沢
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電気化学計器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ポーラログラフ式の残留塩素計,溶存オゾン
計,塩素要求量計等の回転電極式分析計に関する。
[従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 被検液に微小なカソードとアノードを浸漬すると共に、
カソードを回転させながらポーラログラフ法によって両
極間に流れる拡散電流を検出し、この拡散電流から被検
液中の残留塩素濃度を求める回転電極式の残留塩素計と
して、従来第5図に示す構成のものが知られている。
即ち、第5図の残留塩素計において1は測定セル,2はセ
ル1に導入された被検液,3は下部が被検液2に浸漬され
たカソード支持体,4はカソード支持体3の下部外面に取
り付けられた金又は白金からなる微小カソード,5は下部
が被検液2に浸漬されたアノード支持体,6はアノード支
持体5の外周面に取り付けられた銀−塩化銀アノード,7
はカソード支持体3内を挿通するカソード4と連結した
第1リード線,8はカソード回転用モータ,9、10は回転伝
達用のプーリ,11はベヤリング,12はカソード支持体7の
上方に配置された水銀槽,13は水銀槽12内に注入された
上記第1リード線と導通する水銀,14は一端が水銀13内
に挿入され、他端がアノード6に連結された第2リード
線である。また、15は第2リード線14に介装された電流
計,16は加電圧回路であり、これら電流計15及び加電圧
回路16によって電気部が構成されている。なお、被検液
2には図示していないが洗浄用のビーズが投入されてい
る。
上記残留塩素計を用いて被検液2の残留塩素濃度を測定
する場合、モータ9の作動によってカソードを支持体3
を回し、これによりカソード4を回転させる。そして、
この状態で両極4,6間に一定の電圧を印加し、このとき
両極間に流れる拡散電流を電流計15で検出する。なお、
カソード4を回転させるのは、試料流速に無関係な安定
な拡散層を形成するためとカソード4をビーズにより洗
浄してその表面に汚れが付着するのを防止するためであ
る。
しかし、第5図の残留塩素計は、カソード支持体の回転
によるリード線の切断を防止する目的でカソードの信号
を取り出すための接点に有害な水銀を使用しており、従
って安全性の点で問題がある。また、水銀接点部の汚れ
による接触不良が原因となって測定誤差が生じることが
ある。
これに対し、水銀接点を用いない回転電極式残留塩素計
として、第6図に示す構成のものが提案されている(実
開平2-17653号公報参照)。
即ち、第6図の残留塩素計において3はカソード支持
体,4はカソード,17は歯車、,18はリード線,19は駆動部,
20は回転軸,21は歯車を示す。本塩素計は、リード線18
を支持体3に固定的に接続すると共に、駆動部19によっ
てカソード支持体3を一定回転数毎に正逆方向に交互に
回転させるようにしたもので、上記カソード支持体3は
リード線18が切断されない半回転或いは1回転という回
転範囲内で正逆交互に回転せしめられる。
しかし、第6図の塩素計は、回転方向の切り換え時にカ
ソード4の運動が停止する状態が生じるため、カソード
4の表面状態が不安定となり、測定値が不正確になると
共に、半回転或いは1回転という短い回転周期で正逆回
転を繰り返すため、駆動部19の負担が大きく、従って故
障が生じ易いという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、カソード
の信号を取り出すために水銀接点を使用せず、またカソ
ードの回転状態が停止することがなく、しかもカソード
の駆動部に大きな負担をかけることのない回転電極式分
析計を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、被検液中に電気部
と接続するカソードとアノードを浸漬すると共に、これ
らカソードとアノードとの間に電圧を印加し、このとき
両極間に流れる拡散電流を検出することにより被検液中
の目的成分の濃度を求める分析計において、上記カソー
ドを棒状のカソード支持体の先端面に配設し、該支持体
の中間部所定箇所を保持部材により保持し、かつ支持体
の基端部を上記保持部材による保持箇所を支点として円
運動させる駆動手段を設けると共に、一端が上記カソー
ドに接続したリード線を上記カソード支持体内を通して
上記保持箇所近傍から引き出し、このリード線の他端を
電気部に接続したことを特徴とする回転電極式分析計を
提供する。
[作用] 本考案の分析計においては、カソードを棒状のカソード
支持体の先端面に配設すると共に、この支持体の中間部
を保持部材で保持し、支持体の基端部を駆動手段によっ
て上記保持箇所を支点として円運動させるようにしたの
で、支持体の先端部も該保持箇所を支点として円運動を
行ない、従って支持体の先端面に設けられたカソードが
第5図の残留塩素計と同様の円運動を行なう。
この場合、本考案においてはカソード支持体が軸回転を
行なわないので、カソード支持体から引き出したカソー
ドのリード線を電気部に直接連結してもリード線が切断
されることがない。また、カソードは連続的に円運動を
行なうため、停止することがなく、従ってカソードの表
面状態が常時安定していると共に、駆動部によってカソ
ード支持体の基端部を一方向に連続的に円運動させるの
で、駆動部に大きな負担がかからず、故障が生じにく
い。
次に、実施例により本考案を具体的に示すが、本考案は
下記実施例に限定されるものではない。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例に係る残留塩素計を示す。な
お、第1図において第5図の残留塩素計と同一構成の部
分には同一参照符号を付してその説明を省略する。
本実施例においては、カソード支持体22が傾斜状態に配
置され、この支持体22の先端面にカソード4が配設され
ていると共に、支持体22の長さ方向中間部所定箇所が球
面軸受(保持部材)23によって保持されている。また、
支持体22の基端部にはモータ(駆動手段)24の回転軸25
が連結され、モータ24の回転軸25を回転させることによ
り支持体22の基端部が軸受23による保持箇所を支点とし
て円運動を行なうようになっている。更に、一端がカソ
ード4に接続されたリード線26が支持体22内を通って軸
受23による保持箇所近傍から引き出され、このリード線
26の他端が電流計15に直接接続されている。
ここで、上記球面軸受23は、球体23aの中心孔に支持体2
2を挿通すると共に、この球体23aをリング状ベアリング
23bによって保持したもので、ベアリング23b内で球体23
aが自由に運動し得るものである。また、モータ24の回
転軸25とカソード支持体22との連結箇所は、第2図に示
すように、回転軸25の先端面に偏心して設けた突起25a
をカソード支持体22の基端面に形成した溝22aに係合し
た構成とされている。
本実施例の残留塩素計によって測定を行なう場合、モー
タ24を回転させてカソード支持体22の基端部を軸受23に
よる保持箇所を支点として円運動させる。これにより、
カソード4は第3図に示すように円運動を行なう。この
場合、円運動はカソード4の中心部の直径3〜10mm程度
の円上を運動し、かつ中心部の線速度が10〜30cm/sec程
度となるように設定することが好ましい。
そして、この状態で加電圧回路16によってカソード4と
アノード6との間に電圧を印加し、両極4,6間に流れる
拡散電流を電流計15で検出し、この拡散電流の値から被
検液2中の残留塩素濃度を求めるものである。
従って、本実施例の残留塩素計によればカソード支持体
22を回転させることなくカソード4を連続的に一方向に
円運動させることができ、このためリード線8を支持体
22からリードアウトして直接電流計15に接続してもリー
ド線8が切断されることがないと共に、カソード4の運
動が停止することがないので、カソード4の表面状態が
安定し、正確な測定値を得ることができる。また、モー
タ24はその回転軸25を一方向にのみ回転させればよく、
モータ24に過大な負担がかからないため、故障が生じに
くい。
更に、本例の塩素計では支持体22の下部が被検液2中で
円運動を行なうため、被検液2に分散した洗浄用ビーズ
が撹拌され、優れたカソード洗浄効果を得ることができ
る。即ち、第5図の塩素計では支持体が単に軸回転を行
なうだけであるため、ビーズが撹拌されず、十分な洗浄
効果が得られなかったが、本例の塩素計はかかる欠点を
解消したものである。
なお、上記実施例では保持体として球面軸受を使使した
が、例の部材を用いてもよい。また、カソード支持体を
円運動させる駆動手段を第2図に示す構造としたが、例
えば第4図に示すようにカソード支持体22の基端面に偏
心して突設した突起22bをモータの回転軸25に固定する
ようにしてもよく、その構造に特に限定はない。さら
に、その他の構成についても本考案の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して差支えない。
[考案の効果] 以上のように、本考案の回転電極式分析計は、残留塩素
計,溶存オゾン計,酸素要求量計等として構成でき、下
記の効果を奏する。
カソード支持体を回転させることなくカソードを円運
動させることができるため、カソードのリード線をカソ
ード支持体から引き出して直接電気部に接続しても断線
が生じない。従って、安全性に問題がありしかも接触不
良が生じ易い水銀接点を使用する必要がない。
カソードの運動が停止することがないため、カソード
の表面状態が安定し、正確な測定値を得ることができ
る。
駆動手段によってカソード支持体を一定の方向に円運
動させるため、駆動手段の負担が小さく、故障が生じに
くい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る残留塩素計を示す概略
図、第2図は同塩素計のモータとカソード支持体との連
結部を示す拡大図、第3図は同塩素計のカソードの円運
動を示す説明図、第4図はモータとカソード支持体との
連結部の他の例を示す拡大図、第5図は従来の回転電極
式残留塩素計の一例を示す概略図、第6図は従来の回転
電極式残留塩素計の他の例を示す一部省略概略図であ
る。 2:被検液、4:カソード 6:アノード、22:カソード支持体 23:球面軸受、24:モータ 25:回転軸、26:リード線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検中に電気部と接続するカソードとアノ
    ードを浸漬すると共に、これらカソードとアノードとの
    間に電圧を印加し、このとき両極間に流れる拡散電流を
    検出することにより被検液中の目的成分の濃度を求める
    分析計において、上記カソードを棒状のカソード支持体
    の先端面に配設し、該支持体の中間部所定箇所を保持部
    材により保持し、かつ支持体の基端部を上記保持部材に
    よる保持箇所を支点として円運動させる駆動手段を設け
    ると共に、一端が上記カソードに接続したリード線を上
    記カソード支持体内を通して上記保持箇所近傍から引き
    出し、このリード線の他端を電気部に接続したことを特
    徴とする回転電極式分析計。
JP7824390U 1990-07-25 1990-07-25 回転電極式分析計 Expired - Fee Related JPH074566Y2 (ja)

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JPH0436455U JPH0436455U (ja) 1992-03-26
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