JPH0745654B2 - 温熱帯 - Google Patents

温熱帯

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JPH0745654B2
JPH0745654B2 JP11422686A JP11422686A JPH0745654B2 JP H0745654 B2 JPH0745654 B2 JP H0745654B2 JP 11422686 A JP11422686 A JP 11422686A JP 11422686 A JP11422686 A JP 11422686A JP H0745654 B2 JPH0745654 B2 JP H0745654B2
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JP
Japan
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tropical zone
heat
adhesive layer
warm
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JP11422686A
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正利 小林
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Adeka Corp
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
Asahi Denka Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は温熱帯に関する。
従来各種の化学発熱材、蓄熱材その他の発熱材を袋状等
の容器に装填して形成されたかいろその他の温熱具であ
るが、発熱材は一回かぎりで使用の都度新しいものと取
替えねばならないものが多く、常に交換用発熱材を備蓄
する必要があり、また温熱具を患部等へ施用するさい保
定用のバンド、包帯その他の保定手段を必要とし、特に
歩行等の軽い運動の場合や各種のスポーツ選手等の筋肉
その他身体要部の温熱に使用する場合は一層安定な支持
が必要である。
本発明は酢酸ナトリウム三水加物(CH3COONa・3H2O)と
キサンタンガム等の親水性多糖類からなる特殊な蓄熱材
を発熱材として、これを支持体に担持させ、これを患部
等の施用部に保定するようにしたもので、この蓄熱材は
支持体に担持させたまま容易に所要熱が蓄熱でき、繰返
えして長時間温熱用として使用できるばかりでなく、必
要に応じてはギプス包帯としても使用でき、患部等への
施用、支持も極めて簡単且つ安定にできる。
以下本発明を実施例について説明すると、酢酸ナトリウ
ム三水加物とキサンタンガム等の親水性多糖類からなる
蓄熱材(1)を柔軟性のある耐熱性の支持体(2)内に
その所要量が担持されている。
上記の蓄熱材(1)は、酢酸ナトリウム三水加物とキサ
ンタンガム等の親水性多糖類からなるものであり、この
蓄熱材が含有する酢酸ナトリウム三水加物結晶は約60〜
100℃に加熱によつてゲル状(ゼリー状で流動性を有
す)に融解すると共に熱を蓄積し、これを室温に冷却す
るとゲル状のままで、顕熱は放出するが潜熱は放出せ
ず、その状態を極めて安定に継続でき、必要に応じて上
記のゲル状物に酢酸ナトリウム三水加物の微量の種結晶
を接触させると直ちに結晶化して潜熱を放出する。潜熱
の蓄熱量は約56cal/gで、相変化温度は約58℃である。
上記の潜熱を放出した蓄熱材は前述の操作を繰返えせば
比較的短時間で所定量の潜熱を蓄積した安定なゲル状物
になり、同様な操作を繰り返えして長期の使用ができ
る。この蓄熱材中のキサンタンガムの含有量は約1〜5
重量%、好ましくは3〜5重量%であり、他の親水性多
糖類例えば、グアルガム、イナゴ豆ゴム等が併用でき
る。
支持体(2)は耐熱性合成樹脂その他の材料を用いて種
々の形状に形成できるが、例えばポリプロピレン、中密
度乃至高密度ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネートその他の適度の伸縮性、柔軟性、
耐熱性の合成樹脂の単独若しくは複合フイルムを使用
し、該フイルムを二重に重ねて周縁部(2a)を溶着し、
あるいは環状に形成されたフイルムの開放縁部(2a)を
溶着する等して密封された適宜大きさの扁平な袋状の容
器に形成される。
この袋状支持体はこれを扁平状に保つためには、中空部
を形成する上下のフイルム間を適当な間隔を存すると共
に蓄熱材の連通部(2c)を存して溶着等により線状の接
着部(2b)を設け中空部を複数個に分割し(第8〜9
図)、若しくは上下フイルム間を適当な間隔を存して規
則的または不規則的に配列された溶着等による点状等の
接着部(2b)を設ける(第10図)ことができる。接着部
相互の間隔は該接着部により形成された中空部内に蓄熱
材を充したさいフイルムがあまり膨出しない程度の密度
に設けることが好ましい。接着部間の間隔が大き過ぎて
接着部間のフイルムの膨らみが大きくなり過ぎると、皮
膚面に装着いたさいなじみが悪く、不安定なばかりでな
く、温熱施療効果も悪い。このようなフイルムの膨出程
度は特に限定するものではないが、一般には膨出部分の
厚みが約10〜15mm以下程度がよい場合が多い。
上記袋状の支持体は形成しているフイルムの外側所要面
を植毛したものや、ネル、フエルト、メリヤス布、網布
その他の手触りのよい織布、編布、不織布のほか、軟質
発泡体シート等で被覆したものも使用できる。
上記支持体には、その所要部、例えば前記袋状の容器支
持体の溶着縁部(2a)に蓄熱材(1)の注入用の短管
(3)を設け、該短管には詮を兼ね容器内に装填された
前記蓄熱材の賦活用の種入れ弁(4)を取外し可能に設
けている(第11図)。この種入れ弁は弾性ゴム膜等で形
成され、蓄熱材注入後に短管(3)管内に気体及び液体
を通さないように嵌着されている。種入れ弁を介して蓄
熱材を賦活するには第12図示のような所要の種結晶(13
a)を保持する注射針(13)等を使用し、これを前記種
入れ弁に挿込んで注射針先端の種結晶を前記蓄熱材に接
触させてできる。支持体内の蓄熱材を賦活する時機は患
部へ装着する直前若しくは装着後に行われ、特に帯状の
包帯は装着後若しくは途中が好ましい。
上記袋状の支持体(2)の形状は施用部位、施用目的等
により適宜の幅、長さに形成できる。これら支持体を施
用部位へ保定する手段(5)は、例えば、蓄熱材を充填
した上記袋状の支持体(2)が皮膚等の施用部と対接す
る面に基材(6a)を有し若しくは有しない、皮膚に刺激
等の少ないアクリル系、ゴム系、シリコーン系、ウレタ
ン系、ビニルエステル系その他の粘着剤層(6)を設け
ることによつてできる。また前記袋状の支持体(2)の
上面を被覆すると共にその周縁部(7a)が施用部(10)
外側の皮膚面に延びる伸縮性を有し、若しくは有しない
プラスチツクフイルム、不織布、織布、編布、発泡体シ
ート等の下面に、前記同様の粘着剤層(6)を有するシ
ート材(7)で被覆貼着することによつてできる。上記
の粘着剤層による保定手段と粘着剤付シート材による保
定手段は併用もできる。上記粘着剤層(6)は所要面全
面に設けるほか、粘着剤のない部分を存して設ける場合
もある。また非通気性のシート材(7)は微細孔を設け
て通気性にして使用できる。
上記の保定手段には、この上に更にガーゼその他の包
帯、網布、編布の伸縮性のサポーター等のような上記以
外の保持手段を併用する場合もあり得る。また、上記保
定手段には発泡体シート、不織物その他の保熱材による
保温手段等も併用できる。
また蓄熱材を充填した容器(2)と施用部(10)との
間、容器(2)と粘着剤層(6)等との間には、発泡
体、フエルト、不織布その他の熱緩衝層(8)を介在さ
せることもできる。この熱緩衝層は前記容器が皮膚と対
接する面に形成される粘着テープによる保定手段(5)
によつて代用でき、また上記保温手段も、前記シート材
(7)による保定手段によつて代用することができる。
第1〜2図には蓄熱材入の袋状の支持体が皮膚等の施用
部(10)と対接する面に粘着剤層(6)を設け、粘着面
には剥離紙(9)を貼つた温熱帯、第3図には前記対接
面に両面粘着シートを貼つた同様の包帯が示されてい
る。第3図の両面粘着シートは熱緩衝層(8)を兼ねる
構造に形成されている。これら包帯は身体の局部的な例
えば肩こり、筋肉痛、しもやけ等の要加温患部の治療、
冬期スポーツその他における身体の加温等従来の懐炉と
同様の目的に使用でき、加温効果がなくなれば、そのま
ま70〜90℃に加熱して再蓄熱して再び加温用に使用でき
る。
第4〜5図には粘着剤(6)付シート材(7)で蓄熱材
入袋状支持対(2)を施用部に保定する温熱帯が、更に
第6図には皮膚と対接する容器(2)の面に熱緩衝層
(8)を介在させたものが示されている。この温熱帯も
前記第1〜第3図のものと同様に使用できる。上記熱緩
衝層(8)と容器(2)若しくは皮膚との対接面には粘
着剤層を介在させることができる。
第7図は第4〜5図の温熱帯を剥離紙上にミシン目(1
1)を介して一定数を配列し、使用時一個づつ切り離し
て使用するようにしたもので、第2図、第3図、第6図
の温熱帯も同様にできる。
第13〜14図は第8〜9図の如き中空部内に線状の接着部
(2b)を設けた袋状の支持体(2)を、粘着剤層(6)
を有するシート材(7)により例えば腕、脚、腰などの
施用部(10)に対し一巻(第15図)若しくはそれ以上に
巻回して保定する温熱帯が示されてあり、前記支持体
(2)の皮膚との対接面には熱緩衝層(8)が粘着剤
(12)を存して設けてある。この包帯は支持体内の蓄熱
材は賦活せずに施用部に巻回した後、種入れ弁を介して
種結晶を接触させて賦活して発生する熱により温熱治療
し、熱発生終了後は、取外しもできるが、そのまま施用
部に巻回状態にしておいてギプス包帯として該部の固定
に使用できる。この包帯はギプス包帯として使用した場
合も、接着部を形成しているので引き剥がしができ、特
に線状の接着部を形成したものは、容易に施用部から剥
がすことができて、そのまま加熱、蓄熱、放熱を繰り返
えして使用できるもので、腰痛、関節痛、筋肉痛その他
の治療に有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は温熱帯の平面
図、第2図は第1図の断面図、第3図は第2図の変形例
を示す断面図、第4図〜第15図はそれぞれ他の変形例を
示し、第4図は包帯の平面図、第5図は第4図のV−V
線断面図、第6図は第5図同様の断面図、第7図は第4
図の包帯をミシン目を介して連設した状態の平面図、第
8図及び第10図は帯状容器の一部平面図、第9図は第8
図のIX−IX線断面図、第11図は要部の拡大断面図、第12
図は他の要部の斜面図、第13図は包帯の一部切欠平面
図、第14図は第13図のXIV−XIV線断面図、第15図は第13
図の包帯の使用状態を示す概略断面図である。 (1)は蓄熱材、(2)は支持体、(2a)は縁部、(2
b)は接着部、(2c)は連通部、(3)は短管、(4)
は種入れ弁、(5)は保定手段、(6)は粘着剤層、
(7)は被覆用シート材、(8)は熱緩衝層、(9)は
剥離紙、(10)は施用部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酢酸ナトリウム三水加物とキサンタンガム
    等の親水性多糖類からなる蓄熱材を支持体に担持させ、
    これを施用部に保定するようにした温熱帯。
  2. 【請求項2】支持体が柔軟性で耐熱性のあるプラスチツ
    クフイルム製の袋状の支持体である特許請求の範囲第1
    項記載の温熱帯。
  3. 【請求項3】袋状の支持体がその中空部を形成するフイ
    ルム間には相互に間隔を有する線状若しくは点状の接着
    部が形成されている特許請求の範囲第2項記載の温熱
    帯。
  4. 【請求項4】支持体はその施用部と対接する面に熱緩衝
    層を有する特許請求の範囲第1項記載の温熱帯。
  5. 【請求項5】保定は施用部に対向する支持体の面に設け
    られた基材を有し若しくは有しない粘着剤層による特許
    請求の範囲第1項に記載の温熱帯。
  6. 【請求項6】保定は支持体を被覆し周縁部が施用部外側
    面上に延びると共に下面に粘着剤層を有する伸縮性のあ
    るシート材による特許請求の範囲第1項に記載の温熱
    帯。
  7. 【請求項7】保定は支持体の対接面に設けられた粘着剤
    層と下面に粘着剤層を有し該支持体を被覆する伸縮性シ
    ート材による特許請求の範囲第1項記載の温熱帯。
  8. 【請求項8】粘着剤層が熱緩衝層を兼ねている特許請求
    の範囲第5項記載の温熱帯。
  9. 【請求項9】シート材が保温性のよい材料で形成されて
    いる特許請求の範囲第6項記載の温熱帯。
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