JPH074560U - 掘削機のカッタ - Google Patents

掘削機のカッタ

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JPH074560U
JPH074560U JP3421393U JP3421393U JPH074560U JP H074560 U JPH074560 U JP H074560U JP 3421393 U JP3421393 U JP 3421393U JP 3421393 U JP3421393 U JP 3421393U JP H074560 U JPH074560 U JP H074560U
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bucket wheel
cutter
excavator
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和也 兵頭
善啓 大石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削効率の低下させずにずりを細砕化して搬
送経路の閉塞を防止した掘削機のカッタを提供する。 【構成】 回転駆動自在なバケットホイールを有する掘
削機において、バケットホイールに装着されたカッタ4
1の先端部を二股状の二股部44を形成すると共にその
二股部44を先細形状に先鋭化して超硬チップ45を固
着することで、掘削する軟岩を細かく破砕して粗大ずり
を発生させずにずりによる搬送経路の閉塞を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は掘削機のカッタに関し、水中で軟岩を掘削してその掘削された廃石( 一般的にずりと呼ばれる。)をスリラーポンプによって搬送するバケットホイー ル式水中掘削機や海底軟岩の浚渫機の取込装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に一般的なバケットホイール式水中掘削機の正面視、図5にその掘削機の 平面視、図6にバケットホイールの断面、図7にカッタの詳細を示す。
【0003】 図4及び図5に示すように、バケットホイール式水中掘削機11において、掘 削機のフレーム12の下部には前後の車輪13,14を介してクローラ15が装 着されており、このクローラ15の駆動によって前進及び後退、旋回が可能とな っている。このフレーム12の上部には支持軸16によって旋回テーブル17が 旋回自在に取付けられると共に、この旋回テーブル17の後方にはスラリーポン プ18が取付けられている。そして、旋回テーブル17の両側には旋回シリンダ 19が装着され、シリンダロッドの先端部はこの旋回テーブル17の両側部に連 結されている。従って、各旋回シリンダ19を駆動することで、シリンダロッド を伸縮させて旋回テーブル17を旋回駆動することができる。
【0004】 旋回テーブル17には左右の腕部に連結軸20によってラダー21の基端部が 回動自在に連結されると共に揺動シリンダ22が装着され、シリンダロッドの先 端部はこのラダー21の基端部の下側に連結されている。従って、揺動シリンダ 22を駆動することで、シリンダロッドを伸縮させてラダー21を上下に揺動す ることができる。
【0005】 ラダー21の先端部には軟岩を掘削するためのバケットホイール23が取付け られており、このバケットホイール23は図示しない駆動モータによって回転駆 動することができるようになっている。このバケットホイール23には円筒部2 4が形成され、ここにサクションマウス25が付設されており、このサクション マウス25とスラリーポンプ18とは配管26によって連結されている。従って 、バケットホイール23によって掘削破砕されたずりはスラリーポンプ18によ って円筒部24からサクションマウス25内に取り込まれ、配管26を介して搬 送することができる。
【0006】 而して、このバケットホイール式水中掘削機11を用いて水中で軟岩を掘削す るには、まず、バケットホイール23を回転駆動させながら揺動シリンダ22を 駆動することでこのバケットホイール23の位置を調節し、掘削作業を行う位置 に位置決めする。次に、旋回シリンダ19を駆動することで、旋回テーブル17 を介してラダー21を水平に移動させ、回転駆動するバケットホイール23によ って軟岩を掘削する。そして、ラダー21の右または左旋回を終えたならば、ク ローラ15を作動してバケットホイール式水中掘削機11を所定量前進させ、再 び、前述と同様に、バケットホイール23によって軟岩を掘削する。この繰り返 しにより前方の水中で軟岩を掘削していく。
【0007】 また、バケットホイール式水中掘削機11により軟岩を掘削して発生したずり は水上に搬送される。即ち、バケットホイール23によって掘削破砕されたずり はバケットホイール23内に取り込まれ、重力とスラリーポンプ18の吸引力に よってサクションマウス25内に水と共に流れ込み、配管26を通ってスラリー ポンプ18により水上へ搬送される。
【0008】 このようなバケットホイール式水中掘削機11において、軟岩を掘削するバケ ットホイール23は、図6に示すように、本体31の外周部に多数のカッタ32 が装着されて構成されている。そして、この従来のカッタ32は、図7に示すよ うに、取付部33が二股状をなし、先端部34は幅拡状をなしてチップ35が固 着されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上述したバケットホイール式水中掘削機11において、バケットホイール23 によって掘削破砕されたずりはサクションマウス25内に水と共に流れ込んで配 管26を通って水上へ搬送されるようになっている。ところで、バケットホイー ル23による軟岩の掘削破砕時に、その軟岩の種類によってずりに大塊が混入す ることがある。この場合、ずりの搬送経路となるサクションマウス25、配管2 6、スラリーポンプ18の途中で大塊が詰まって搬送経路を閉塞してしまうとい う問題があった。
【0010】 ずりの搬送経路の閉塞を防止するためには、大塊のような粗大ずりを発生させ ない工夫が必要であり、その方法の一つとしてバケットホイール23に装着され たカッタ32の先端部をできるだけ細くして軟岩を細かく破砕することが考えら れる。しかし、カッタ32の先端部を細くすると、このカッタ32をバケットホ イール23に取付けたときに、隣接するカッタ32同士の間隔が広くなってしま い、軟岩の堀り残しや、バケットホイール本体31とこの軟岩の堀り残しとの接 触による異常摩擦や、そのことによる切削抵抗の増大などの問題が発生してしま う。従って、従来はカッタ32の先端部を細くすることができずに幅拡のカッタ 32を使用せざるをえず、掘削の切込みを少なくするなど掘削効率の低下をきた していた。
【0011】 本考案はこのような問題を解決するものであって、掘削効率の低下させずにず りを細砕化して搬送経路の閉塞を防止した掘削機のカッタを提供することを目的 とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の掘削機のカッタは、回転駆動自在なバケ ットホイールを有する掘削機において、前記バケットホイールに装着されたカッ タの先端部を二股状とすると共に該二股状先端を先細形状に形成したことを特徴 とするものである。
【0013】
【作用】
バケットホイールに装着されたカッタの先端部を二股状とすると共にその二股 状先端を先細形状に形成したことで、掘削される軟岩は細かく掘削破砕されて粗 大なずりは発生せず、ずりが搬送経路を閉塞することはない。
【0014】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0015】 図1に本考案の一実施例に係る掘削機のカッタを表す平面視、図2にそのカッ タの側面視、図3にカッタによって発生した切削ずりの粒度分布を表すグラフを 示す。
【0016】 図1及び図2に示すように、本実施例のカッタ41において、後部の取付部4 2には図示しないバケットホイールの板材に溶接やボルト等で取付けることがで きるように切込み43が形成されている。一方、カッタ41の前部には二股状の 二股部44が形成されると共にその二股部44の先端は先細形状となるように先 鋭化されてそれぞれ超硬チップ45が固着されている。
【0017】 而して、上述したカッタ41をバケットホイールに装着して水中で軟岩の掘削 作業を行うと、装着したカッタ41の先端部が二股状をなすと共にその二股部4 4が先細形状となって超硬チップ45が固着されているので、掘削される軟岩は 細かく掘削破砕されて粗大ずりが発生することはない。そして掘削ずりは水と共 にバケットホイールからサクションマウス及び配管、スラリーポンプ等の搬送経 路によって水上に搬送されることとなる。このとき、掘削ずりには粗大ずりが含 まれていないので、水と共に搬送経路内をスムースに流れ、このずりが搬送経路 を閉塞することはない。
【0018】 ここで本実施例のカッタ41による切削ずりの細片化の効果をグラフによって 説明する。図3は切削ずりの粒度分布、即ち、ずり粒度に対する加積通過率を表 すグラフであって、同図に示すように、従来のカッタに対して本実施例のカッタ 41による切削ずりの方が明らかに細片化されていることがわかる。
【0019】 また、本実施例のカッタ41は先端部に二股部44が形成されて先細形状とな っているが、その幅は従来のものと同等以上であり、バケットホイールへの装着 自に隣接するカッタ41同士の間隔が広がりすぎることはなく、軟岩の堀り残し や、バケットホイールとこの軟岩の堀り残しとの接触による異常摩擦や、そのこ とによる切削抵抗の増大などの問題も発生することはない。
【0020】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の掘削機のカッタによれば 、回転駆動自在なバケットホイールに装着されたカッタの先端部を二又状とする と共にその二又状先端を先細形状に形成したので、掘削される軟岩は細かく破砕 されて細砕化することで粗大なずりは発生せず、このずりが搬送経路を閉塞する ことはない。従って、掘削効率を低下させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る掘削機のカッタを表す
平面図である。
【図2】掘削機のカッタの側面図である。
【図3】カッタによって発生した切削ずりの粒度分布を
表すグラフである。
【図4】一般的なバケットホイール式水中掘削機の正面
図である。
【図5】バケットホイール式水中掘削機の平面図であ
る。
【図6】バケットホイールの断面図である。
【図7】カッタの詳細図である。
【符号の説明】
11 バケットホイール式水中掘削機 12 フレーム 15 クローラ 17 旋回テーブル 18 スラリーポンプ 21 ラダー 23 バケットホイール 25 サクションマウス 26 配管 41 カッタ 42 取付部 44 二股部 45 超硬チップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動自在なバケットホイールを有す
    る掘削機において、前記バケットホイールに装着された
    カッタの先端部を二股状とすると共に該二股状先端を先
    細形状に形成したことを特徴とする掘削機のカッタ。
JP1993034213U 1993-06-24 1993-06-24 掘削機のカッタ Expired - Lifetime JP2567696Y2 (ja)

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JP1993034213U JP2567696Y2 (ja) 1993-06-24 1993-06-24 掘削機のカッタ

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JPH074560U true JPH074560U (ja) 1995-01-24
JP2567696Y2 JP2567696Y2 (ja) 1998-04-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4946502U (ja) * 1972-07-22 1974-04-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4946502U (ja) * 1972-07-22 1974-04-24

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Effective date: 19971111