JPH0745594A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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- JPH0745594A JPH0745594A JP5205665A JP20566593A JPH0745594A JP H0745594 A JPH0745594 A JP H0745594A JP 5205665 A JP5205665 A JP 5205665A JP 20566593 A JP20566593 A JP 20566593A JP H0745594 A JPH0745594 A JP H0745594A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウエハに均一な処理と半導体装置の生産性向
上を図れる半導体製造装置を提供すること。 【構成】 チャンバ2内にウエハ10を搭載するための
第1電極3と、第1電極3と相対向する状態に第2電極
4とを配置し、第2電極4のウエハ10との対向面側
に、ガスを噴出する複数の孔から成るガス噴出孔群5を
設けた半導体製造装置1で、第2電極4にガス噴出孔群
5の開孔数を調整する弁機構6を設ける。弁機構6とし
て、第2電極4の周縁部の一点を支点にした羽根を複数
枚取り付け、他点の作動によりその先端部分を可動させ
て孔の開閉を行うものを用いる。
上を図れる半導体製造装置を提供すること。 【構成】 チャンバ2内にウエハ10を搭載するための
第1電極3と、第1電極3と相対向する状態に第2電極
4とを配置し、第2電極4のウエハ10との対向面側
に、ガスを噴出する複数の孔から成るガス噴出孔群5を
設けた半導体製造装置1で、第2電極4にガス噴出孔群
5の開孔数を調整する弁機構6を設ける。弁機構6とし
て、第2電極4の周縁部の一点を支点にした羽根を複数
枚取り付け、他点の作動によりその先端部分を可動させ
て孔の開閉を行うものを用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス雰囲気を形成する
チャンバ内に、一対の電極が配置されたドライエッチン
グ装置やCVD(Chemical Vapor De
position)装置等の半導体製造装置に関するも
のである。
チャンバ内に、一対の電極が配置されたドライエッチン
グ装置やCVD(Chemical Vapor De
position)装置等の半導体製造装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】シリコン等のウエハ上に薄膜を形成する
CVD装置や、シリコン等をエッチング除去するエッチ
ング装置等は、半導体素子の製造装置として広く使用さ
れているものである。このような半導体製造装置を図8
の断面図に基づいて説明する。すなわち、この半導体製
造装置1は、主に所定のガス雰囲気を形成するためチャ
ンバ2と、チャンバ2内に相対向して配置された第1電
極3と第2電極4とから構成される、いわゆる平行平板
型と呼ばれるものである。
CVD装置や、シリコン等をエッチング除去するエッチ
ング装置等は、半導体素子の製造装置として広く使用さ
れているものである。このような半導体製造装置を図8
の断面図に基づいて説明する。すなわち、この半導体製
造装置1は、主に所定のガス雰囲気を形成するためチャ
ンバ2と、チャンバ2内に相対向して配置された第1電
極3と第2電極4とから構成される、いわゆる平行平板
型と呼ばれるものである。
【0003】第1電極3上には、エッチングや成膜等の
処理を施すためのウエハ10を搭載するようになってお
り、一方の第2電極のウエハ10との対向面側には、所
定のガスを噴出する孔が多数形成されたガス噴出孔群5
が設けられている。また、チャンバ2には排気ポンプが
接続されており、チャンバ2内の気体を排気するととも
に、第2電極4のガス噴出孔群5から所定のガスを噴出
して、チャンバ2内を所定圧のガス雰囲気にしている。
第2電極4のガス噴出孔群5は、図9(a)および
(b)に示すように、複数の孔51が穿設されたものか
ら成り、導入孔41からガスを導入して各孔51から噴
出するものである。
処理を施すためのウエハ10を搭載するようになってお
り、一方の第2電極のウエハ10との対向面側には、所
定のガスを噴出する孔が多数形成されたガス噴出孔群5
が設けられている。また、チャンバ2には排気ポンプが
接続されており、チャンバ2内の気体を排気するととも
に、第2電極4のガス噴出孔群5から所定のガスを噴出
して、チャンバ2内を所定圧のガス雰囲気にしている。
第2電極4のガス噴出孔群5は、図9(a)および
(b)に示すように、複数の孔51が穿設されたものか
ら成り、導入孔41からガスを導入して各孔51から噴
出するものである。
【0004】このような半導体製造装置1を用いて所定
の処理を行うには、先ず、第2電極4のガス噴出孔群5
から所定のガスを噴出してチャンバ2内にガス雰囲気を
形成する。そして、第1電極3と第2電極4との間に高
周波電源(RF電源)を供給する。これにより、チャン
バ2内をプラズマ状態にすることで、第1電極3上のウ
エハ10にエッチング処理、または成膜処理を施す。
の処理を行うには、先ず、第2電極4のガス噴出孔群5
から所定のガスを噴出してチャンバ2内にガス雰囲気を
形成する。そして、第1電極3と第2電極4との間に高
周波電源(RF電源)を供給する。これにより、チャン
バ2内をプラズマ状態にすることで、第1電極3上のウ
エハ10にエッチング処理、または成膜処理を施す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな半導体製造装置には次のような問題がある。すなわ
ち、ガスの噴出する孔の個数や位置により、チャンバ内
のガスの流れに変化が生じてしまうため、ウエハに均一
な処理を施すのが困難となる。このため、処理条件に応
じて孔の個数や位置を変える必要があり、これに対応し
た第2電極をその都度交換しなければならず、この交換
作業により半導体装置の生産性の低下を招くことにな
る。よって、本発明は、ウエハに均一な処理と半導体装
置の生産性向上を図れる半導体製造装置を提供すること
を目的とする。
うな半導体製造装置には次のような問題がある。すなわ
ち、ガスの噴出する孔の個数や位置により、チャンバ内
のガスの流れに変化が生じてしまうため、ウエハに均一
な処理を施すのが困難となる。このため、処理条件に応
じて孔の個数や位置を変える必要があり、これに対応し
た第2電極をその都度交換しなければならず、この交換
作業により半導体装置の生産性の低下を招くことにな
る。よって、本発明は、ウエハに均一な処理と半導体装
置の生産性向上を図れる半導体製造装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された半導体製造装置である。す
なわち、この半導体製造装置は、内部が所定のガス雰囲
気となるチャンバ内に、処理を施すウエハを搭載するた
めの第1電極と、この第1電極と相対向する状態に第2
電極を配置し、第2電極のウエハと対向する面側に、ガ
スを噴出する孔が複数形成して成るガス噴出孔群を設け
たもので、この第2電極に、ガス噴出群の開孔数を調整
するための弁機構を設けたものである。この弁機構とし
て、第2電極の周縁部の一点を支点にした羽根を複数枚
取り付け、他点の作動によりその先端部分を可動させて
孔の開閉を行うものを用いる。
題を解決するために成された半導体製造装置である。す
なわち、この半導体製造装置は、内部が所定のガス雰囲
気となるチャンバ内に、処理を施すウエハを搭載するた
めの第1電極と、この第1電極と相対向する状態に第2
電極を配置し、第2電極のウエハと対向する面側に、ガ
スを噴出する孔が複数形成して成るガス噴出孔群を設け
たもので、この第2電極に、ガス噴出群の開孔数を調整
するための弁機構を設けたものである。この弁機構とし
て、第2電極の周縁部の一点を支点にした羽根を複数枚
取り付け、他点の作動によりその先端部分を可動させて
孔の開閉を行うものを用いる。
【0007】
【作用】チャンバ内に配置された第2電極のガス噴出孔
群に弁機構が設けられているため、チャンバ内のガス圧
力に応じてガスの噴出を行う孔の開閉をして、その開孔
数を制御することができる。第2電極の周縁部分に複数
枚の羽根を取り付け、その先端部分を可動することで、
ガスの噴出を行う孔の開閉を行うとともに、ガス噴出孔
群のどの位置からガスを噴出するかを制御できることに
なる。すなわち、各羽根の先端部分を第2電極の周縁に
配置すれば開放状態となり、ガス噴出孔群の全体からガ
スが噴出することになる。一方、各羽根の先端部分を第
2電極の中央方向に向けて配置すれば絞り込み状態とな
り、ガス噴出孔群の中央付近のみからガスが噴出するこ
とになる。
群に弁機構が設けられているため、チャンバ内のガス圧
力に応じてガスの噴出を行う孔の開閉をして、その開孔
数を制御することができる。第2電極の周縁部分に複数
枚の羽根を取り付け、その先端部分を可動することで、
ガスの噴出を行う孔の開閉を行うとともに、ガス噴出孔
群のどの位置からガスを噴出するかを制御できることに
なる。すなわち、各羽根の先端部分を第2電極の周縁に
配置すれば開放状態となり、ガス噴出孔群の全体からガ
スが噴出することになる。一方、各羽根の先端部分を第
2電極の中央方向に向けて配置すれば絞り込み状態とな
り、ガス噴出孔群の中央付近のみからガスが噴出するこ
とになる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の半導体製造装置の実施例を
図に基づいて説明する。図1は、本発明の半導体製造装
置を説明する断面図である。すなわち、この半導体製造
装置1は、内部に所定のガス雰囲気を形成するためのチ
ャンバ2と、チャンバ2内に相対向する状態で配置され
た第1電極3と第2電極4とから成るもので、第2電極
4の第1電極3と対向する面側に、ガスを噴出する孔が
複数設けられたガス噴出孔群5が設けられている。
図に基づいて説明する。図1は、本発明の半導体製造装
置を説明する断面図である。すなわち、この半導体製造
装置1は、内部に所定のガス雰囲気を形成するためのチ
ャンバ2と、チャンバ2内に相対向する状態で配置され
た第1電極3と第2電極4とから成るもので、第2電極
4の第1電極3と対向する面側に、ガスを噴出する孔が
複数設けられたガス噴出孔群5が設けられている。
【0009】さらに、この第2電極4には、ガス噴出孔
群5の孔の開閉を行うための弁機構6が設けられてお
り、チャンバ2内のガス圧力に応じてガス噴出孔群5の
開孔数を制御するようになっている。
群5の孔の開閉を行うための弁機構6が設けられてお
り、チャンバ2内のガス圧力に応じてガス噴出孔群5の
開孔数を制御するようになっている。
【0010】この半導体製造装置1を使用して、例えば
エッチング処理を施すには、先ず、第1電極3上に処理
を施すウエハ10を搭載し、チャンバ2に連通する排気
ポンプによりチャンバ2内を排気するとともに、第2電
極4のガス噴出孔群5から四フッ化炭素(CF4 )等の
ガスを導入する。この際、チャンバ2内のガス圧力に応
じて第2電極4の弁機構6を可動して、ガスの噴出する
孔数およびガスの噴出位置を制御する。この状態で第1
電極3と第2電極4との間に高周波(RF)電源を接続
して高周波電界を印加することでチャンバ2内にプラズ
マを生成する。そして、このプラズマ状態を利用して第
1電極3上のウエハ10をエッチング処理する。
エッチング処理を施すには、先ず、第1電極3上に処理
を施すウエハ10を搭載し、チャンバ2に連通する排気
ポンプによりチャンバ2内を排気するとともに、第2電
極4のガス噴出孔群5から四フッ化炭素(CF4 )等の
ガスを導入する。この際、チャンバ2内のガス圧力に応
じて第2電極4の弁機構6を可動して、ガスの噴出する
孔数およびガスの噴出位置を制御する。この状態で第1
電極3と第2電極4との間に高周波(RF)電源を接続
して高周波電界を印加することでチャンバ2内にプラズ
マを生成する。そして、このプラズマ状態を利用して第
1電極3上のウエハ10をエッチング処理する。
【0011】次に、チャンバ2内に所定のガスを導入す
る第2電極4を図2の断面図に基づいて説明する。すな
わち、第2電極4は内部が中空構造と成っているもの
で、パイプ等から成るガスの導入口41が第2電極4の
内部に挿入されている。また、第2電極4には、ガスの
噴出用の孔51を複数設けて成るガス噴出孔群5が形成
されている。さらに、このガス噴出孔群5の孔51の開
孔数を調整する弁機構6が設けられており、この弁機構
6の可動により周縁側の孔51がふさがれるようになっ
ている(図中2点鎖線参照)。
る第2電極4を図2の断面図に基づいて説明する。すな
わち、第2電極4は内部が中空構造と成っているもの
で、パイプ等から成るガスの導入口41が第2電極4の
内部に挿入されている。また、第2電極4には、ガスの
噴出用の孔51を複数設けて成るガス噴出孔群5が形成
されている。さらに、このガス噴出孔群5の孔51の開
孔数を調整する弁機構6が設けられており、この弁機構
6の可動により周縁側の孔51がふさがれるようになっ
ている(図中2点鎖線参照)。
【0012】この弁機構6として、図3の平面図に示す
ように、第2電極4の周縁部分に複数の羽根61を配置
した、いわゆる絞り機構を用いたものがある。各羽根6
1は一点を支点61aにして第2電極4の周縁部と接続
されており、この支点61aを中心として回転動作可能
となっている。羽根61の先端部62が一方の隣の羽根
61上に重なるように配置されており、孔51をガス噴
出孔群5(図2参照)の周囲を囲む状態に取り付けられ
ている。
ように、第2電極4の周縁部分に複数の羽根61を配置
した、いわゆる絞り機構を用いたものがある。各羽根6
1は一点を支点61aにして第2電極4の周縁部と接続
されており、この支点61aを中心として回転動作可能
となっている。羽根61の先端部62が一方の隣の羽根
61上に重なるように配置されており、孔51をガス噴
出孔群5(図2参照)の周囲を囲む状態に取り付けられ
ている。
【0013】各羽根61には、動作点61bがそれぞれ
設けられており、各動作点61bを同時に動かすことで
全ての羽根61が同時に可動するようになっている。す
なわち、この動作点61bを内側に移動することで、羽
根61が支点61aを中心にして回転し、先端部62が
内側に向くことになる(図中2点鎖線参照)。これによ
り、各羽根61が絞り込まれ、外側に配置された孔51
がふさがれることになり、ガスが噴出する孔数が制限さ
れることになる。また、各羽根61の絞り具合を調節し
てガスの噴出位置を第2電極4の中央付近に集中させた
り、第2電極4の全体から噴出するようにしたりするこ
とで、ウエハ全体に均一な処理が施せるよう制御でき
る。
設けられており、各動作点61bを同時に動かすことで
全ての羽根61が同時に可動するようになっている。す
なわち、この動作点61bを内側に移動することで、羽
根61が支点61aを中心にして回転し、先端部62が
内側に向くことになる(図中2点鎖線参照)。これによ
り、各羽根61が絞り込まれ、外側に配置された孔51
がふさがれることになり、ガスが噴出する孔数が制限さ
れることになる。また、各羽根61の絞り具合を調節し
てガスの噴出位置を第2電極4の中央付近に集中させた
り、第2電極4の全体から噴出するようにしたりするこ
とで、ウエハ全体に均一な処理が施せるよう制御でき
る。
【0014】次に、このような第2電極4を備えた半導
体製造装置1を用いてエッチング処理を施した場合の具
体例を説明する。すなわち、6インチのシリコンから成
るウエハ10に酸化シリコン膜(以下、SiO2 とす
る)を生成し、ポジ型レジストを用いて図4の断面図に
示すようなホールパターン11をエッチング処理にて形
成して、ホールパターン11の底部寸法Xとプロファイ
ル傾斜角度ψとを測定するものである。
体製造装置1を用いてエッチング処理を施した場合の具
体例を説明する。すなわち、6インチのシリコンから成
るウエハ10に酸化シリコン膜(以下、SiO2 とす
る)を生成し、ポジ型レジストを用いて図4の断面図に
示すようなホールパターン11をエッチング処理にて形
成して、ホールパターン11の底部寸法Xとプロファイ
ル傾斜角度ψとを測定するものである。
【0015】エッチング条件としては、チャンバ内のガ
スの圧力250mT、ガス流量はCHF3 200cm3
/分、CF4 20cm3 /分、Ar400cm3 /分、
ウエハ10の裏面温度−10℃、RF電源800Wであ
り、この際、図3に示す第2電極4を用いた場合の孔5
1の開孔数と底部寸法X、およびプロファイル傾斜角度
ψとの関係を図5に示す。図中の○および△は開孔数に
対する底部寸法Xを示したもので、●および▲は開孔数
に対するプロファイル傾斜角度ψを示したものである。
また、○と●はウエハ中央部分の各測定値、△と▲はウ
エハ周縁部分の各測定値を示している。
スの圧力250mT、ガス流量はCHF3 200cm3
/分、CF4 20cm3 /分、Ar400cm3 /分、
ウエハ10の裏面温度−10℃、RF電源800Wであ
り、この際、図3に示す第2電極4を用いた場合の孔5
1の開孔数と底部寸法X、およびプロファイル傾斜角度
ψとの関係を図5に示す。図中の○および△は開孔数に
対する底部寸法Xを示したもので、●および▲は開孔数
に対するプロファイル傾斜角度ψを示したものである。
また、○と●はウエハ中央部分の各測定値、△と▲はウ
エハ周縁部分の各測定値を示している。
【0016】これらの関係から、開孔数25個から29
個の間でウエハ中央部分と周縁部分の底部寸法Xが等し
く成るところが存在しており、この際のプロファイル傾
斜角度ψは85度±1度となっている。すなわち、図3
に示すような各羽根61を可動して孔51の開孔数を調
節することで、チャンバ2内のガスの流れが変わり、ウ
エハ10上のエッチング処理が均一に行える最適条件を
選択することができる。
個の間でウエハ中央部分と周縁部分の底部寸法Xが等し
く成るところが存在しており、この際のプロファイル傾
斜角度ψは85度±1度となっている。すなわち、図3
に示すような各羽根61を可動して孔51の開孔数を調
節することで、チャンバ2内のガスの流れが変わり、ウ
エハ10上のエッチング処理が均一に行える最適条件を
選択することができる。
【0017】また、CVD装置にてウエハ10上に成膜
処理を行う場合には、孔51の開孔数と膜厚との関係を
グラフ等を用いて予め求めておき、ウエハ中央部分と周
縁部分との膜厚が等しくなるような開孔数にすることで
均一な成膜を施すことができる。
処理を行う場合には、孔51の開孔数と膜厚との関係を
グラフ等を用いて予め求めておき、ウエハ中央部分と周
縁部分との膜厚が等しくなるような開孔数にすることで
均一な成膜を施すことができる。
【0018】なお、本実施例で説明した弁機構6は、こ
れに限定されるものではなく、孔51の開閉を行えるも
のであればよい。例えば、図6の部分断面図に示すよう
なニードル弁7を用いたものや、図7の部分断面図に示
すようなバルブ8を上下動して孔51の開閉を行うもの
でもよい。また、このようなニードル弁7やバルブ8を
各孔51に取り付けて、第2電極4からのガスの噴出位
置を制御してもよい。このガスの噴出位置を制御するこ
とで、さらに均一な処理を施すことができるようにな
る。
れに限定されるものではなく、孔51の開閉を行えるも
のであればよい。例えば、図6の部分断面図に示すよう
なニードル弁7を用いたものや、図7の部分断面図に示
すようなバルブ8を上下動して孔51の開閉を行うもの
でもよい。また、このようなニードル弁7やバルブ8を
各孔51に取り付けて、第2電極4からのガスの噴出位
置を制御してもよい。このガスの噴出位置を制御するこ
とで、さらに均一な処理を施すことができるようにな
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体製
造装置を用いれば次のような効果がある。すなわち、チ
ャンバ内に形成するガス雰囲気の諸条件に応じてガスが
噴出する孔の個数や噴出位置を変えることができるた
め、ウエハに均一な処理を施すことが可能となる。ま
た、第2電極に設けられた羽根等から成る弁機構によ
り、孔の開孔数を調節できるため、処理条件に応じて第
2電極を交換する必要が無くなり、LSI等の半導体装
置の生産性を向上することができる。これらにより、半
導体装置の生産歩留り向上やコストダウンを図ることが
可能となる。
造装置を用いれば次のような効果がある。すなわち、チ
ャンバ内に形成するガス雰囲気の諸条件に応じてガスが
噴出する孔の個数や噴出位置を変えることができるた
め、ウエハに均一な処理を施すことが可能となる。ま
た、第2電極に設けられた羽根等から成る弁機構によ
り、孔の開孔数を調節できるため、処理条件に応じて第
2電極を交換する必要が無くなり、LSI等の半導体装
置の生産性を向上することができる。これらにより、半
導体装置の生産歩留り向上やコストダウンを図ることが
可能となる。
【図1】本発明の半導体製造装置を説明する断面図であ
る。
る。
【図2】第2電極を説明する断面図である。
【図3】第2電極を説明する平面図である。
【図4】測定ウエハの断面図である。
【図5】開孔数に対する底部寸法およびプロファイル傾
斜角度を示す図である。
斜角度を示す図である。
【図6】他の弁機構を説明する断面図(その1)であ
る。
る。
【図7】他の弁機構を説明する断面図(その2)であ
る。
る。
【図8】従来の半導体製造装置を説明する断面図であ
る。
る。
【図9】従来の第2電極を説明する図で(a)は断面
図、(b)は平面図である。
図、(b)は平面図である。
1 半導体製造装置 2 チャンバ 3 第1電極 4 第2電極 5 ガス噴出孔群 6 弁機構 10 ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05H 1/46 9014−2G
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に所定のガス雰囲気が形成されるチ
ャンバと、 前記チャンバ内に配置され、かつ処理を施すウエハが搭
載される第1電極と、 前記チャンバ内で前記第1電極と相対向する状態に配置
される第2電極と、 前記第2電極の前記ウエハと対向する面側に設けられ、
前記ガスを噴出する孔が複数形成されて成るガス噴出孔
群とから成る半導体製造装置において、 前記第2電極には、前記ガス噴出群の開孔数を調整する
ための弁機構が設けられていることを特徴とする半導体
製造装置。 - 【請求項2】 前記弁機構として、前記第2電極の周縁
部の一点を支点にして取り付けられ、他点の作動により
その先端部分が可動する羽根を、前記周縁部を取り囲む
状態に複数枚配置して前記孔の開閉を行うことを特徴と
する請求項1記載の半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5205665A JPH0745594A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5205665A JPH0745594A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0745594A true JPH0745594A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16510665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5205665A Pending JPH0745594A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745594A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0936050A (ja) * | 1995-07-25 | 1997-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | 常圧cvd装置 |
JPH11274144A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-08 | Matsushita Electron Corp | 半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法 |
CN117410166A (zh) * | 2023-12-15 | 2024-01-16 | 浙江集迈科微电子有限公司 | 用于提高刻蚀均匀度的整流组件及其使用方法 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP5205665A patent/JPH0745594A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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