JPH0745409A - リード線付き棒状電子部品の塗装装置および塗装方法 - Google Patents
リード線付き棒状電子部品の塗装装置および塗装方法Info
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- JPH0745409A JPH0745409A JP5189884A JP18988493A JPH0745409A JP H0745409 A JPH0745409 A JP H0745409A JP 5189884 A JP5189884 A JP 5189884A JP 18988493 A JP18988493 A JP 18988493A JP H0745409 A JPH0745409 A JP H0745409A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、リード線付き棒状電子部品を製造
するにおいて、電子部品の本体部に粉末塗料を塗布する
において、塗布厚さの均一化が可能なリード線付き棒状
電子部品の塗装装置および塗装方法を提供することを目
的とする。 【構成】 本発明は、両端部からリード線を突設して成
る棒状電子部品を概略水平状態で回転させつつ移送する
ようにした移送路の少なくとも1箇所以上に、前記電子
部品の上方から粉末塗料を供給する供給手段と前記供給
手段から供給する粉末塗料を前記電子部品の下方へ吸引
する吸引手段とを対向して設けたことを特徴とするリー
ド線付き棒状電子部品の塗装装置である。
するにおいて、電子部品の本体部に粉末塗料を塗布する
において、塗布厚さの均一化が可能なリード線付き棒状
電子部品の塗装装置および塗装方法を提供することを目
的とする。 【構成】 本発明は、両端部からリード線を突設して成
る棒状電子部品を概略水平状態で回転させつつ移送する
ようにした移送路の少なくとも1箇所以上に、前記電子
部品の上方から粉末塗料を供給する供給手段と前記供給
手段から供給する粉末塗料を前記電子部品の下方へ吸引
する吸引手段とを対向して設けたことを特徴とするリー
ド線付き棒状電子部品の塗装装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品の塗装部の外
周面に粉末塗料を塗装し保護膜を形成することにより製
造されるリード線付き棒状電子部品の塗装装置および塗
装方法に関するものである。
周面に粉末塗料を塗装し保護膜を形成することにより製
造されるリード線付き棒状電子部品の塗装装置および塗
装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図5に示すようにキャップ
リード型の抵抗器は、外周面に抵抗膜R3を形成した絶
縁体性の素子R2と、素子R2の両端に嵌着したキャッ
プR4とで棒状の本体部Rを形成し、両キャップR4の
端面に、本体部Rと同心状にリード線R1を固着する一
方、前記抵抗膜R3を螺旋状にトリミングすることによ
って抵抗値を所定の値に設定し、更に、本体部Rの外周
面を保護膜R5にて覆った構造になっている。
リード型の抵抗器は、外周面に抵抗膜R3を形成した絶
縁体性の素子R2と、素子R2の両端に嵌着したキャッ
プR4とで棒状の本体部Rを形成し、両キャップR4の
端面に、本体部Rと同心状にリード線R1を固着する一
方、前記抵抗膜R3を螺旋状にトリミングすることによ
って抵抗値を所定の値に設定し、更に、本体部Rの外周
面を保護膜R5にて覆った構造になっている。
【0003】前記本体部Rの外周面に保護膜R5を形成
するための手段として、被塗布物の加熱表面に付着する
性質を有する粉末塗料を利用して、図6乃至図8に示す
ように、本体部Rを加熱して粉末塗料2を塗布すること
が行われている。
するための手段として、被塗布物の加熱表面に付着する
性質を有する粉末塗料を利用して、図6乃至図8に示す
ように、本体部Rを加熱して粉末塗料2を塗布すること
が行われている。
【0004】すなわち、多数個の抵抗器を並列状に並べ
た状態で移送するための移送路を、各抵抗器のリード線
R1を支持する左右一対の支持レール5と、左右両支持
レール5の両側に配置したチェーン式搬送体6とで構成
し、搬送体6に、各抵抗器のリード線R1に当接する当
接部6aを一定間隔で多数形成することにより、各抵抗
器が回転しつつ移送されるように構成し、この移送路の
途次に、抵抗器の本体部Rの外周面を加熱するためのヒ
ータ10を設ける。
た状態で移送するための移送路を、各抵抗器のリード線
R1を支持する左右一対の支持レール5と、左右両支持
レール5の両側に配置したチェーン式搬送体6とで構成
し、搬送体6に、各抵抗器のリード線R1に当接する当
接部6aを一定間隔で多数形成することにより、各抵抗
器が回転しつつ移送されるように構成し、この移送路の
途次に、抵抗器の本体部Rの外周面を加熱するためのヒ
ータ10を設ける。
【0005】そして、前記ヒータ10よりも移送方向前
方の部位に、抵抗器における本体部Rの長さ寸法よりも
やや幅広な桶状体21を、移送方向に沿って延在するよ
うに配置し、該桶状体21には振動により製品を移送さ
せる直進フィーダ22を接続させ、桶状体21に、後方
から直進フィーダ22の振動により粉末塗料2を一定量
ずつ供給する一方、桶状体21の左右両側に、両リード
線R1に上方から当接するゴムローラ23と、該ゴムロ
ーラ23における外周面に適宜範囲にわたって密接する
円弧部24aを有する受け台24とを設け、ゴムローラ
23にて、抵抗器の本体部Rを、強制的に回転しつつ桶
状体21内を通過させることにより、本体部Rの外周面
に、桶状体21内の粉末塗料2を塗布するようにしてい
る。なお、素子R2の露出部には高粘度の粘着剤25B
を予め塗着している。
方の部位に、抵抗器における本体部Rの長さ寸法よりも
やや幅広な桶状体21を、移送方向に沿って延在するよ
うに配置し、該桶状体21には振動により製品を移送さ
せる直進フィーダ22を接続させ、桶状体21に、後方
から直進フィーダ22の振動により粉末塗料2を一定量
ずつ供給する一方、桶状体21の左右両側に、両リード
線R1に上方から当接するゴムローラ23と、該ゴムロ
ーラ23における外周面に適宜範囲にわたって密接する
円弧部24aを有する受け台24とを設け、ゴムローラ
23にて、抵抗器の本体部Rを、強制的に回転しつつ桶
状体21内を通過させることにより、本体部Rの外周面
に、桶状体21内の粉末塗料2を塗布するようにしてい
る。なお、素子R2の露出部には高粘度の粘着剤25B
を予め塗着している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のリード線付き電
子部品の保護膜の塗装方法では、次のような原因によ
り、保護膜の厚みにばらつきが生じていた。
子部品の保護膜の塗装方法では、次のような原因によ
り、保護膜の厚みにばらつきが生じていた。
【0007】(a)桶状体21に供給された粉末塗料2
は、直進フィーダ22の振動にともなって上下方向へ振
動しつつ移送されるために、粉末塗料2が振動した状態
で本体部Rの外周面へ接触するので、本体部Rの外周面
に粉末塗料2の付着が厚い部分と薄い部分とが生じて、
塗布むらが発生する。(図9参照)
は、直進フィーダ22の振動にともなって上下方向へ振
動しつつ移送されるために、粉末塗料2が振動した状態
で本体部Rの外周面へ接触するので、本体部Rの外周面
に粉末塗料2の付着が厚い部分と薄い部分とが生じて、
塗布むらが発生する。(図9参照)
【0008】(b)抵抗器は、粉末塗料2を付着される途
次に、直進フィーダ22の振動が伝わって上下方向へ振
動するために、リード線R1の本体部Rに対する中心位
置がずれるので、粉末塗料2が偏心円状に付着される。
(図10参照)
次に、直進フィーダ22の振動が伝わって上下方向へ振
動するために、リード線R1の本体部Rに対する中心位
置がずれるので、粉末塗料2が偏心円状に付着される。
(図10参照)
【0009】(c)抵抗器は、ゴムローラ23に回転移動
される途次に、粉末塗料2を本体部Rの外周面に接触し
塗布されるが、この塗布時間は非常に短いものであり、
この塗布時間内に抵抗器が回転する回数は少なく、粉末
塗料2が本体部Rの外周面に均等に付着せず、粉末塗料
2の塗布厚さにばらつきが生じて、塗布むらが発生す
る。(図11参照)
される途次に、粉末塗料2を本体部Rの外周面に接触し
塗布されるが、この塗布時間は非常に短いものであり、
この塗布時間内に抵抗器が回転する回数は少なく、粉末
塗料2が本体部Rの外周面に均等に付着せず、粉末塗料
2の塗布厚さにばらつきが生じて、塗布むらが発生す
る。(図11参照)
【0010】このような原因により、抵抗器は、保護膜
の膜厚が均一でない様々な形状に形成されるが、図9の
形状を有する抵抗器においては、膜厚が薄くなりすぎ
て、水分が抵抗膜R3を形成した素子R2に侵入し抵抗
体を破壊されやすく、また、図10および図11の形状
を有する抵抗器においては、電子部品を実装するための
実装回路基板上へ実装される際に、抵抗器が実装回路基
板上に安定した状態で載置されにくく、実装不良が生じ
易くなっている。
の膜厚が均一でない様々な形状に形成されるが、図9の
形状を有する抵抗器においては、膜厚が薄くなりすぎ
て、水分が抵抗膜R3を形成した素子R2に侵入し抵抗
体を破壊されやすく、また、図10および図11の形状
を有する抵抗器においては、電子部品を実装するための
実装回路基板上へ実装される際に、抵抗器が実装回路基
板上に安定した状態で載置されにくく、実装不良が生じ
易くなっている。
【0011】本発明は以上のような状況下で考え出され
たもので、リード線付き棒状電子部品を製造するにおい
て、電子部品の本体部に粉末塗料を塗布するにおいて、
塗布厚さの均一化が可能なリード線付き棒状電子部品の
塗装装置および塗装方法を提供することを課題とする。
たもので、リード線付き棒状電子部品を製造するにおい
て、電子部品の本体部に粉末塗料を塗布するにおいて、
塗布厚さの均一化が可能なリード線付き棒状電子部品の
塗装装置および塗装方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、両端部からリード線を突設して成る棒状
電子部品を概略水平状態で回転させつつ移送するように
した移送路の少なくとも1箇所以上に、前記電子部品の
上方から粉末塗料を供給する供給手段と前記供給手段か
ら供給する粉末塗料を前記電子部品の下方へ吸引する吸
引手段とを対向して設けたことを特徴とするリード線付
き棒状電子部品の塗装装置を提供するものである。
決するために、両端部からリード線を突設して成る棒状
電子部品を概略水平状態で回転させつつ移送するように
した移送路の少なくとも1箇所以上に、前記電子部品の
上方から粉末塗料を供給する供給手段と前記供給手段か
ら供給する粉末塗料を前記電子部品の下方へ吸引する吸
引手段とを対向して設けたことを特徴とするリード線付
き棒状電子部品の塗装装置を提供するものである。
【0013】また、本発明によれば更に、両端部からリ
ード線を突設して成る棒状電子部品において、該電子部
品を概略水平状態で回転させつつ移送する移送工程と、
電子部品を移送する途次に前記電子部品の上方から粉末
塗料を供給し前記上方から供給された前記粉末塗料を吸
引することにより前記電子部品に前記粉末塗料を塗装し
保護膜を形成する形成工程とを具備するリード線付き棒
状電子部品の塗装方法を提供するものである。
ード線を突設して成る棒状電子部品において、該電子部
品を概略水平状態で回転させつつ移送する移送工程と、
電子部品を移送する途次に前記電子部品の上方から粉末
塗料を供給し前記上方から供給された前記粉末塗料を吸
引することにより前記電子部品に前記粉末塗料を塗装し
保護膜を形成する形成工程とを具備するリード線付き棒
状電子部品の塗装方法を提供するものである。
【0014】
【作用】電子部品は、概略水平状態でそのリード線を回
転しつつ移送される。この移送途次において、粉末塗料
は電子部品の上方から供給手段により供給され、これを
下方へ吸引手段により吸引させるので、電子部品の塗装
部に吹付けられるような状態となり、前記電子部品の塗
装部には、前記粉末塗料が均一に塗装され、塗膜厚さの
均一な保護膜を形成することができる。
転しつつ移送される。この移送途次において、粉末塗料
は電子部品の上方から供給手段により供給され、これを
下方へ吸引手段により吸引させるので、電子部品の塗装
部に吹付けられるような状態となり、前記電子部品の塗
装部には、前記粉末塗料が均一に塗装され、塗膜厚さの
均一な保護膜を形成することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図5に示すキャ
ップリード型抵抗器(以下「抵抗器」と称す)の塗布工
程を例にとり、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
ップリード型抵抗器(以下「抵抗器」と称す)の塗布工
程を例にとり、図1乃至図3を参照しつつ説明する。
【0016】本発明の塗装装置は、図1に示すように、
被塗装体である抵抗器1のリード線R1を水平状態で軸
心と直交した方向に回転しつつ移送する移送装置Aと、
抵抗器1の保護膜R5となる粉末塗料2をこの移送装置
Aにより移送されている抵抗器1の本体部Rへ上方から
吹付け塗布するための塗布装置Bとから成るものであ
る。
被塗装体である抵抗器1のリード線R1を水平状態で軸
心と直交した方向に回転しつつ移送する移送装置Aと、
抵抗器1の保護膜R5となる粉末塗料2をこの移送装置
Aにより移送されている抵抗器1の本体部Rへ上方から
吹付け塗布するための塗布装置Bとから成るものであ
る。
【0017】上記移送装置Aは、4つの回転手段C1乃
至C4により構成される。各回転手段は、図示しないモ
ータの作動により回転する2つの回転ローラ3aと回転
ローラ3bを一定間隔離間して配置しこれらの回転ロー
ラ3a、3b間に張着させた回転ベルト4aとからな
る。回転手段C1とC2とは、抵抗器1の一方側のリー
ド線R1aを挟持して回転可能となるように垂直方向に
対向して配設される。これらの回転手段C1、C2と水
平方向に対向して抵抗器1の他方側のリード線R1bを
挟持して回転可能となるように回転手段C3および回転
手段C4が配設される。さらに、図3に示すように、各
抵抗器のリード線R1を支持する左右一対の支持レール
5と、左右両支持レール5の本体部R側に各抵抗器のリ
ード線R1に当接する当接部6aを適宜間隔で多数形成
するものであって図示しないモータの作動により移動す
るチェーン式の搬送体6とを回転手段(C1〜C4)と
平行に配設してなるものである。この搬送体6の移動に
より、支持レール5上の抵抗器1は該支持レール5上で
移送される。(尚、図3では理解を容易にするために、
回転手段C1、C3は省略されている。)
至C4により構成される。各回転手段は、図示しないモ
ータの作動により回転する2つの回転ローラ3aと回転
ローラ3bを一定間隔離間して配置しこれらの回転ロー
ラ3a、3b間に張着させた回転ベルト4aとからな
る。回転手段C1とC2とは、抵抗器1の一方側のリー
ド線R1aを挟持して回転可能となるように垂直方向に
対向して配設される。これらの回転手段C1、C2と水
平方向に対向して抵抗器1の他方側のリード線R1bを
挟持して回転可能となるように回転手段C3および回転
手段C4が配設される。さらに、図3に示すように、各
抵抗器のリード線R1を支持する左右一対の支持レール
5と、左右両支持レール5の本体部R側に各抵抗器のリ
ード線R1に当接する当接部6aを適宜間隔で多数形成
するものであって図示しないモータの作動により移動す
るチェーン式の搬送体6とを回転手段(C1〜C4)と
平行に配設してなるものである。この搬送体6の移動に
より、支持レール5上の抵抗器1は該支持レール5上で
移送される。(尚、図3では理解を容易にするために、
回転手段C1、C3は省略されている。)
【0018】回転手段(C1〜C4)は一方向(図1中
Z方向)へ回転しており、回転手段C1、C3の回転速
度は回転手段C2、C4よりも高速となるように設定し
ているので、抵抗器1は上下の回転手段間で所望の速度
で回転する。
Z方向)へ回転しており、回転手段C1、C3の回転速
度は回転手段C2、C4よりも高速となるように設定し
ているので、抵抗器1は上下の回転手段間で所望の速度
で回転する。
【0019】さらに、抵抗器1の回転路Yには、抵抗器
1の本体部Rを上下両側から加熱する上下一対のヒータ
7が配設される。
1の本体部Rを上下両側から加熱する上下一対のヒータ
7が配設される。
【0020】上記塗布装置Bは、単数もしくは複数の吹
付け手段からなる。各吹付け手段は、図3に示すよう
に、粉末塗料2を振動しつつ移動させる直進フィーダ8
と、この直進フィーダ8により移動する粉末塗料2を所
望の位置へ自由落下させるために直進フィーダ8に接続
された供給ノズル9(供給手段)と、落下する粉末塗料
2をコンプレッサ10の作動によりエアー配管11を介
して吸引させる吸引ノズル12(吸引手段)と、からな
る。供給ノズル9と吸引ノズル12とが移送中の抵抗器
1の本体部Rを挟んで対向するように上下方向に配設さ
れている。同様の構成を有する吹付け手段を複数一定間
隔離間して配設してもよい。
付け手段からなる。各吹付け手段は、図3に示すよう
に、粉末塗料2を振動しつつ移動させる直進フィーダ8
と、この直進フィーダ8により移動する粉末塗料2を所
望の位置へ自由落下させるために直進フィーダ8に接続
された供給ノズル9(供給手段)と、落下する粉末塗料
2をコンプレッサ10の作動によりエアー配管11を介
して吸引させる吸引ノズル12(吸引手段)と、からな
る。供給ノズル9と吸引ノズル12とが移送中の抵抗器
1の本体部Rを挟んで対向するように上下方向に配設さ
れている。同様の構成を有する吹付け手段を複数一定間
隔離間して配設してもよい。
【0021】また、この塗布装置Bは吸引ノズル12に
吸引された粉末塗料2を一旦コンプレッサ10に貯留し
た後に、図示しない従来の排出手段で粉末塗料2を適宜
直進フィーダ8へ排出し、直進フィーダ8から供給ノズ
ル9へ移動するという循環機構に形成されている。
吸引された粉末塗料2を一旦コンプレッサ10に貯留し
た後に、図示しない従来の排出手段で粉末塗料2を適宜
直進フィーダ8へ排出し、直進フィーダ8から供給ノズ
ル9へ移動するという循環機構に形成されている。
【0022】以上のような構成を有する塗装装置を用い
て、次のように抵抗器1の本体部R外周面に粉末塗料2
を付着塗装し保護膜R5を形成させる。
て、次のように抵抗器1の本体部R外周面に粉末塗料2
を付着塗装し保護膜R5を形成させる。
【0023】まず、抵抗器1は、従来の手段により支持
レール5上に載置され、次いで図示しないモータを作動
させて搬送体6を適宜速度で移動させることにより抵抗
器1は支持レール5上に支持されつつ搬送体6の当接部
6aに抵抗器1のリード線R1を当接され移動される。
回転手段近傍まで移動された抵抗器1は、リード線R1
にて回転手段C1、C3と回転手段C2、C4との間に
挿入される。回転手段に挿入された抵抗器1は、回転ロ
ーラの回転方向(Z方向)に対し逆方向に回転しつつ搬
送体6により移送され、この移送途次に、抵抗器1の本
体部Rは上下一対のヒータ7により上下両側から加熱さ
れる。
レール5上に載置され、次いで図示しないモータを作動
させて搬送体6を適宜速度で移動させることにより抵抗
器1は支持レール5上に支持されつつ搬送体6の当接部
6aに抵抗器1のリード線R1を当接され移動される。
回転手段近傍まで移動された抵抗器1は、リード線R1
にて回転手段C1、C3と回転手段C2、C4との間に
挿入される。回転手段に挿入された抵抗器1は、回転ロ
ーラの回転方向(Z方向)に対し逆方向に回転しつつ搬
送体6により移送され、この移送途次に、抵抗器1の本
体部Rは上下一対のヒータ7により上下両側から加熱さ
れる。
【0024】そして、加熱された抵抗器1は、吹付け手
段である供給ノズル9と吸引ノズル12との間へ移送さ
れる。この移送経路において、直進フィーダ8により移
動して供給ノズル9から自由落下する粉末塗料2は、コ
ンプレッサ10の作動によりエアー配管11を介して吸
引ノズル12へ吸引されるために、抵抗器1の本体部R
は供給ノズル9から粉末塗料2を吹付けられるような状
態となる。
段である供給ノズル9と吸引ノズル12との間へ移送さ
れる。この移送経路において、直進フィーダ8により移
動して供給ノズル9から自由落下する粉末塗料2は、コ
ンプレッサ10の作動によりエアー配管11を介して吸
引ノズル12へ吸引されるために、抵抗器1の本体部R
は供給ノズル9から粉末塗料2を吹付けられるような状
態となる。
【0025】即ち、このような状況下に移送される抵抗
器1は、該抵抗器1の本体部Rを回転させながら供給ノ
ズル9から粉末塗料2を吹付けられるのである。
器1は、該抵抗器1の本体部Rを回転させながら供給ノ
ズル9から粉末塗料2を吹付けられるのである。
【0026】さらに、上記移送経路を経た抵抗器1は、
搬送体6により更に移送され、下流側の吹付け手段を通
過し、再度、抵抗器1の本体部Rへ粉末塗料2を付着さ
せるのである。
搬送体6により更に移送され、下流側の吹付け手段を通
過し、再度、抵抗器1の本体部Rへ粉末塗料2を付着さ
せるのである。
【0027】本発明において、粉末塗料2の供給手段を
2箇所に設けているが、これに限るものでなく、少なく
とも1箇所以上に設ければよい。
2箇所に設けているが、これに限るものでなく、少なく
とも1箇所以上に設ければよい。
【0028】また、直進フィーダ8の振動数を変更する
ことで、粉末塗料2の供給量を調整できる外、コンプレ
ッサ10の吸引力を変更することで、吸引ノズル12へ
の粉末塗料2の吸引速度を調整することができ、抵抗器
1の本体部Rへの粉末塗料2の供給量を管理しやすく、
作業性は非常に向上する。
ことで、粉末塗料2の供給量を調整できる外、コンプレ
ッサ10の吸引力を変更することで、吸引ノズル12へ
の粉末塗料2の吸引速度を調整することができ、抵抗器
1の本体部Rへの粉末塗料2の供給量を管理しやすく、
作業性は非常に向上する。
【0029】さらに、上下回転ベルトが対向する回転路
Yにおいて、図4に示すような圧接手段で抵抗器1の左
右両リード線R1を加圧しつつ挟持して、抵抗器1に振
動を加えず、より安定した状態で抵抗器を回転させるこ
とができる。
Yにおいて、図4に示すような圧接手段で抵抗器1の左
右両リード線R1を加圧しつつ挟持して、抵抗器1に振
動を加えず、より安定した状態で抵抗器を回転させるこ
とができる。
【0030】この圧接手段は、抵抗器1のリード線R1
を加圧するための圧縮バネ13と、この圧縮バネ13の
加圧により回転ベルト4aを押圧するベルトガイド14
と、ベルトガイド14の押圧を受けるために回転ベルト
4bの下面に接するように布設したレール15とからな
るものである。
を加圧するための圧縮バネ13と、この圧縮バネ13の
加圧により回転ベルト4aを押圧するベルトガイド14
と、ベルトガイド14の押圧を受けるために回転ベルト
4bの下面に接するように布設したレール15とからな
るものである。
【0031】加えて、直進フィーダ8の振動により移送
された粉末塗料2を、供給ノズル9のノズル内の傾斜部
に設けた複数のスリットにより分散させつつ自由落下さ
せて、抵抗器1の本体部Rへ広範囲に亘ってより均一に
粉末塗料2を供給することもできる。また、供給ノズル
9の傾斜部の角度は、90°乃至160°に設定すれ
ば、さらに均一に粉末塗料2を供給することができる。
供給ノズル9および吸引ノズル12の材質をテフロン樹
脂にして、粉末塗料2のスベリを良くし、供給ノズル9
および吸引ノズル12への粉末塗料2の付着を防止する
ことができる。
された粉末塗料2を、供給ノズル9のノズル内の傾斜部
に設けた複数のスリットにより分散させつつ自由落下さ
せて、抵抗器1の本体部Rへ広範囲に亘ってより均一に
粉末塗料2を供給することもできる。また、供給ノズル
9の傾斜部の角度は、90°乃至160°に設定すれ
ば、さらに均一に粉末塗料2を供給することができる。
供給ノズル9および吸引ノズル12の材質をテフロン樹
脂にして、粉末塗料2のスベリを良くし、供給ノズル9
および吸引ノズル12への粉末塗料2の付着を防止する
ことができる。
【0032】また、本発明は、直進フィーダ8を空圧式
ポンプに変更すれば、液体塗料の塗装にも対応が可能で
ある。
ポンプに変更すれば、液体塗料の塗装にも対応が可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、リード
線付き棒状電子部品の本体部に保護膜を形成する際に、
電子部品を振動させることなく移送し、この移送する電
子部品の保護膜となる粉末塗料を振動させることなく電
子部品の本体部へ均一に塗布することができ、また、こ
の塗布時間を任意に長くできるので、以下のような効果
を奏する。
線付き棒状電子部品の本体部に保護膜を形成する際に、
電子部品を振動させることなく移送し、この移送する電
子部品の保護膜となる粉末塗料を振動させることなく電
子部品の本体部へ均一に塗布することができ、また、こ
の塗布時間を任意に長くできるので、以下のような効果
を奏する。
【0034】(a)電子部品は、該電子部品のリード線を
変形させたり、電子部品を振動させることなく、電子部
品を充分に回転させて移送することが可能となり、電子
部品の塗装部に粉末塗料を均一に付着させることが可能
となるので、電子部品の塗装部への塗装むらを発生させ
ることがほぼ無くなり、均一な保護膜を形成することが
できる。
変形させたり、電子部品を振動させることなく、電子部
品を充分に回転させて移送することが可能となり、電子
部品の塗装部に粉末塗料を均一に付着させることが可能
となるので、電子部品の塗装部への塗装むらを発生させ
ることがほぼ無くなり、均一な保護膜を形成することが
できる。
【0035】(b)電子部品の移送途次に、該電子部品の
塗装部へ粉末塗料を少量づつ長時間塗装することができ
るので、粉末塗料の塗装時間内における電子部品の回転
回数を増加させ、電子部品の塗装部に均一な塗膜厚さの
粉末塗料を塗装できるとともに、粉末塗料の塗布厚さの
管理が容易となり、作業性が非常に向上する。
塗装部へ粉末塗料を少量づつ長時間塗装することができ
るので、粉末塗料の塗装時間内における電子部品の回転
回数を増加させ、電子部品の塗装部に均一な塗膜厚さの
粉末塗料を塗装できるとともに、粉末塗料の塗布厚さの
管理が容易となり、作業性が非常に向上する。
【図1】本発明における実施例を示す側面図である。
【図2】本発明における実施例を示す正面図である。
【図3】本発明における実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明における他の実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図5】抵抗器の正面図である。
【図6】従来の塗装装置の縦断側面図である。
【図7】(A)は図6のIA−IA視断面図、(B)は
図6のIB−IB視断面図である。
図6のIB−IB視断面図である。
【図8】従来の塗装装置の平面図である。
【図9】塗布不良の抵抗器を示す側面図である。
【図10】塗布不良の抵抗器を示す側面図である。
【図11】塗布不良の抵抗器を示す側面図である。
1 抵抗器 2 粉末塗料 3 回転ローラ 4 回転ベルト 5 支持レール 6 搬送体 6a 搬送体の接当部 7 ヒータ 8 直進フィーダ 9 供給ノズル 10 コンプレッサ 11 エアー配管 12 吸引ノズル 13 圧縮バネ 14 ベルトガイド 15 レール A 移送装置 B 塗布装置 C 回転手段 R 本体部 R1 リード線 R2 素子 R3 抵抗膜 R4 キャップ R5 保護膜
Claims (2)
- 【請求項1】 両端部からリード線を突設して成る棒状
電子部品を概略水平状態で回転させつつ移送するように
した移送路の少なくとも1箇所以上に、前記電子部品の
上方から粉末塗料を供給する供給手段と前記供給手段か
ら供給する粉末塗料を前記電子部品の下方へ吸引する吸
引手段とを略対向して設けたことを特徴とするリード線
付き棒状電子部品の塗装装置。 - 【請求項2】 両端部からリード線を突設して成る棒状
電子部品において、該電子部品を概略水平状態で回転さ
せつつ移送する移送工程と、電子部品を移送する途次に
前記電子部品の上方から粉末塗料を供給し前記上方から
供給された前記粉末塗料を吸引することにより前記電子
部品に前記粉末塗料を塗装し保護膜を形成する形成工程
とを具備するリード線付き棒状電子部品の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189884A JPH0745409A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | リード線付き棒状電子部品の塗装装置および塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5189884A JPH0745409A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | リード線付き棒状電子部品の塗装装置および塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0745409A true JPH0745409A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16248795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5189884A Pending JPH0745409A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | リード線付き棒状電子部品の塗装装置および塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745409A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006324513A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Koa Corp | リード線付き抵抗器の保護膜形成方法および保護膜形成装置。 |
CN107755209A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-03-06 | 泉州速创时代工业设计有限公司 | 一种多规格筷子自动化油漆设备 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5189884A patent/JPH0745409A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006324513A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Koa Corp | リード線付き抵抗器の保護膜形成方法および保護膜形成装置。 |
CN107755209A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-03-06 | 泉州速创时代工业设计有限公司 | 一种多规格筷子自动化油漆设备 |
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