JPH0745213A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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Publication number
JPH0745213A
JPH0745213A JP17140193A JP17140193A JPH0745213A JP H0745213 A JPH0745213 A JP H0745213A JP 17140193 A JP17140193 A JP 17140193A JP 17140193 A JP17140193 A JP 17140193A JP H0745213 A JPH0745213 A JP H0745213A
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JP
Japan
Prior art keywords
core
magnetic field
deflection coil
vertical
horizontal
Prior art date
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Pending
Application number
JP17140193A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Nishino
浩章 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0745213A publication Critical patent/JPH0745213A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Television Scanning (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反転クロスミスコンバーゼンスを補正し、高
品質な画像が得られる偏向ヨークを提供する。 【構成】 ピン磁界を形成する水平偏向コイル1の外側
にはバレル磁界を形成する垂直偏向コイル2を備えてお
り、さらに垂直偏向コイル2の外側にはコア3が装着さ
れている。そしてコア3内部におけるネック側部の、垂
直軸3b上にはフェライト製の磁性片4,4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ装置,テ
レビジョン受像機のカラーブラウン管に使用される偏向
ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のカラーブラウン管用偏向ヨークに
は、高品位のコンバーゼンス特性が要求されている。従
来からコンバーゼンス特性については、主に水平,垂直
の偏向コイルの磁界分布調整が行われており、これだけ
では補正されない成分を差動ダイナミック過飽和リアク
タ、又はダイオード整流回路+補助コイル方式で許容範
囲内にする方法が用いられている。
【0003】偏向コイルの磁界分布調整として多用され
ているセルフコンバーゼンス方式は以下のような原理に
よる。一般にセルフコンバーゼンス方式は、水平偏向コ
イルをピンクッション磁界(以下ピン磁界という)に設
定し、垂直偏向コイルをバレル磁界に設定した偏向ヨー
クを使用し、これにより画面上でサイドビーム間のミス
コンバーゼンスを補正するものである。水平偏向コイル
により形成されるピン磁界は、図8にその断面を示す如
く、コア11の水平軸11a 付近に多く巻線されたときに生
じる。即ちコア11の中心と巻線12の両端部とを結ぶ角度
θは小さい。また垂直偏向コイルにより形成されるバレ
ル磁界は、図9にその断面を示す如く、コア11の水平軸
11a から遠い位置まで多く巻線されたときに生じる。即
ちコア11の中心と巻線12の両端部とを結ぶ角度θは大き
い。
【0004】図10は水平偏向コイルを、設置状態におけ
る上側から見た形状と、この水平偏向コイルの磁界分布
とを対応させて示す図である。水平偏向コイルのネック
側部分をN部とし、スクリーン側部分をS部とし、その
間をM部とする。水平偏向コイルは、前述の如く全体的
には適度なピン磁界を形成しているが、局部的には図10
に示す如く、N部ではバレル磁界を強く、S部では強い
ピン磁界を形成している。このN部のバレル磁界により
センタービームと両サイドビーム間のミスコンバーゼン
スを補正し、S部の強いピン磁界により上下ラスター歪
を補正している。
【0005】上述のように水平偏向コイルの磁界分布に
より画面上のサイドビームのコンバーゼンスも調整する
ことができる。ピン磁界を強くすると図11に示す如く、
ラスタR(赤)が右側では上下方向に狭く水平方向に長
く、左側では上下方向に広く水平方向に短い形状とな
り、ラスタB(青)は逆に、右側では上下方向に広く水
平方向に短く、左側では上下方向に狭く水平方向に長い
形状となって、水平方向に歪Xh(−)が、垂直方向に
歪PQv(+)が生じる。またバレル磁界を強くすると
図12に示す如く、ラスタR(赤)が右側で狭く左側で広
い形状となり、ラスタB(青)が右側で広く左側で狭い
形状となって、水平方向に歪Xh(+)が、垂直方向に
歪PQv(−)が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き磁界分布で
フラット画面のディスプレイモニタ(15インチ以上) 又
は広角偏向フラット大画面テレビジョン用の偏向ヨーク
を設計した場合、図13に示す如く、画面中央部(偏向角
が小さい領域)では歪Xh(−),歪PQv(+)が生
じ、画面周辺部(偏向角が大きい領域)では歪Xh
(+),歪PQv(−)が生じていた。これを反転クロ
スミスコンバーゼンスと呼んでいる。
【0007】画面中央部のコンバーゼンス特性は水平偏
向コイルのM部の影響を強く受け、画面周辺部のコンバ
ーゼンス特性は水平偏向コイルのS部の影響を強く受け
る。従って水平偏向コイルにおける反転クロスミスコン
バーゼンスを補正するためには、M部においてバレル磁
界を強くしS部においてピン磁界を強くする必要があっ
た。しかしながら従来の巻線方式ではM部をバレル磁界
にするとそれに伴ってN部のバレル磁界が必要以上に強
くなってしまい、センタービームと両サイドビーム間の
画面上でのミスコンバーゼンスが劣化するという問題が
生じるので、所望の磁界分布を形成することは非常に困
難であった。
【0008】上述の反転クロスミスコンバーゼンスの補
正方法としては、水平偏向コイルのN部に補助水平コイ
ルを設置してネック側で局部的にバレル磁界を強くする
方法が特公平2−2262号公報に開示されている。しかし
ながらこの方法は別途補助コイルを巻線する必要がある
上に、この補助コイルを高精度に位置決めし、さらに水
平偏向コイルと結線するという大きな製造負荷が生じ
る。本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであ
り、コアのネック側内部の、副走査方向と平行な直径方
向に磁性片又はコアの凸部を備えることにより、反転ク
ロスミスコンバーゼンスを補正することができる偏向ヨ
ークを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る偏向ヨー
クは、コアのネック側内部には、副走査方向と平行なコ
アの直径方向に一対の磁性片を備えることを特徴とす
る。
【0010】第2発明に係る偏向ヨークは、コアのネッ
ク側内面には、副走査方向と平行なコアの直径方向に一
対の凸部が形成してあることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明にあっては、ネック側内部の、副走査方
向と平行な直径方向に磁性片又はコアの凸部を備えるこ
とにより、この方向の上下端に磁束が集中するので、補
助コイルを増設することなく、この部分のバレル磁界を
強くすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図1は第1発明に係る偏向ヨーク
の水平偏向コイル及び磁性片の位置関係を示す斜視図、
図2はこの平面図であり、図3は図2のIII-III 線にお
ける偏向ヨークの断面図である。図中1は従来と同様、
鞍型コイルを2つ合わせてあり、ピン磁界を形成する水
平偏向コイルである。水平偏向コイル1の外側には、鞍
型コイルを2つ合わせてあり、バレル磁界を形成する垂
直偏向コイル2を備えており、さらに垂直偏向コイル2
の外側はコア3にて覆われている。そして図2に示す如
く、コア3内部においてネック側部(前記N部)の窓部
(コイルが存在しない部分)にはフェライト製の磁性片
4,4を上,下対向する位置に備える。このような偏向
ヨークが、図示しないカラーブラウン管の外側の適宜位
置に装着され、前記磁性片4,4は、カラーブラウン管
の副走査方向と平行な垂直軸3b上に位置している。
【0013】以上のように磁性片4を備えると、この磁
性片4,4が磁界発生源になり、垂直軸3b方向の上下端
に磁束が集中して、ネック側部には図3に示す如く強い
バレル磁界が形成される。そして水平偏向コイルのスク
リーン側に強いピン磁界が形成されるように設定してお
けば、反転クロスミスコンバーゼンスを補正することが
できる。また設置した磁性片4,4によりこの部分の磁
界が強くなるため、偏向ヨークの偏向感度が向上すると
いう効果も得られる。
【0014】図4は、磁性片4,4の取り付け方法を具
体的に示す偏向ヨークの裏面図であり、図5は図4のV
−V線における断面図である。本実施例では、コア3の
内側に垂直偏向コイル(図示せず)を巻線するため、コ
ア3の小径端部及び大径端部の夫々に、外側へ向いた多
数のフックを備える巻線ガイド5が取り付けてある。偏
向ヨークを図示しないカラーブラウン管に装着したと
き、コア3の小径端部における前記垂直軸3b上に位置す
る巻線ガイド5は、コア3を嵌合する部分の内側にスペ
ースを設けてあり、このスペースに磁性片4,4を挿着
して磁性片4,4を保持している。そして両端の巻線ガ
イド5を使用してコア3内側に垂直偏向コイルを巻線し
たものの内側に、水平偏向コイル(図示せず)を装着し
て偏向ヨークとしている。これにより上述の如き効果が
得られる。
【0015】図6は、磁性片4,4の他の取り付け方法
を具体的に示す偏向ヨークの平面図である。図中6は、
ラッパ形状をなす筒部の両端にフックを備えており、水
平偏向コイル(図示せず)をその内側に巻線するための
水平偏向コイルボビンである。本実施例では、この水平
偏向コイルボビン6の筒部外側の前記垂直軸上に磁性片
4を保持するための一対のホルダ7を取り付けている。
このホルダ7は、磁性片4の4隅に外嵌する4つの爪部
からなり、これら爪部にて磁性片4を保持する。そして
水平偏向コイルを巻線した水平偏向コイルボビン6の外
側に垂直偏向コイル(図示せず)を装着して偏向ヨーク
としている。本実施例のようにホルダ7を新たに設けて
磁性片4,4を取り付けても、前述の実施例と同様の効
果が得られる。
【0016】図7(a) は第2発明に係る偏向ヨークを示
す裏面図であり、図7(b) は図7(a) のB−B線におけ
る断面図である。本実施例では、コア3のネック側内面
において前記垂直軸上の2ヶ所に凸部8,8を形成して
いる。これによりこの部分の水平偏向磁界のバレル成分
が強くなり、上述のように磁性片4,4を設置する場合
と同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明に係る偏向ヨーク
は、コアのネック側内部の、副走査方向と平行な直径方
向に一対の磁性片又はコアの凸部を備えることにより、
この部分のバレル磁界が強まり、反転クロスミスコンバ
ーゼンスが補正されて、高品質な画像が得られる。磁性
片を備える場合は、既存の構成部品に付属部品を取り付
けるだけで容易に上述の効果が得られ、コアに凸部を設
ける場合は、コアのみを造りかえればその他の部品は従
来のものを使用して上述の効果を得ることができる。い
ずれの場合も低コストで高性能な偏向ヨークが得られ
る。また磁性片又はコアの凸部の存在により水平偏向コ
イルの磁気抵抗が減少するため、水平偏向コイルの感度
も向上する等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る偏向ヨークの要部を示す斜視図
である。
【図2】第1発明に係る偏向ヨークの要部を示す平面図
である。
【図3】第1発明に係る偏向ヨークを示す模式的断面図
である。
【図4】磁性片の取り付け方法を示す裏面図である。
【図5】磁性片の取り付け方法を示す断面図である。
【図6】磁性片の他の取り付け方法を示す平面図であ
る。
【図7】第2発明に係る偏向ヨークのコアを示す模式図
である。
【図8】ピン磁界を形成する偏向コイルの模式的断面図
である。
【図9】バレル磁界を形成する偏向コイルの模式的断面
図である。
【図10】従来の水平偏向コイルによる磁界を示す説明
図である。
【図11】従来装置におけるラスタ形状を示す模式図で
ある。
【図12】従来装置におけるラスタ形状を示す模式図で
ある。
【図13】従来装置における偏向歪を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 水平偏向コイル 2 垂直偏向コイル 3 コア 4 磁性片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーブラウン管のネック側から発せら
    れた電子ビームを、水平に主走査、垂直に副走査するた
    めに前記カラーブラウン管の外側の適宜位置に装着さ
    れ、水平偏向コイル及び垂直偏向コイルをコア内部に備
    える偏向ヨークにおいて、前記コアのネック側内部に
    は、副走査方向と平行な前記コアの直径方向に一対の磁
    性片を備えることを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 カラーブラウン管のネック側から発せら
    れた電子ビームを、水平に主走査、垂直に副走査するた
    めに前記カラーブラウン管の外側の適宜位置に装着さ
    れ、水平偏向コイル及び垂直偏向コイルをコア内部に備
    える偏向ヨークにおいて、前記コアのネック側内面に
    は、副走査方向と平行な前記コアの直径方向に一対の凸
    部が形成してあることを特徴とする偏向ヨーク。
JP17140193A 1993-07-12 1993-07-12 偏向ヨーク Pending JPH0745213A (ja)

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JP17140193A JPH0745213A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 偏向ヨーク

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JP17140193A JPH0745213A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 偏向ヨーク

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