JPH0745202Y2 - 異物回収装置 - Google Patents

異物回収装置

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JPH0745202Y2
JPH0745202Y2 JP1989104880U JP10488089U JPH0745202Y2 JP H0745202 Y2 JPH0745202 Y2 JP H0745202Y2 JP 1989104880 U JP1989104880 U JP 1989104880U JP 10488089 U JP10488089 U JP 10488089U JP H0745202 Y2 JPH0745202 Y2 JP H0745202Y2
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JP1989104880U
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JPH0343816U (ja
Inventor
光夫 近藤
Original Assignee
富士写真光機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、体内等に飲み込まれた異物を体腔壁を傷付け
ることなく回収するための異物回収装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 誤って異物を飲み込んだ場合に、この異物を回収しなけ
ればならないが、この異物の回収を行うために内視鏡が
用いられる。即ち、内視鏡の挿入部を異物が入り込んで
いる部位、例えば胃の内部にまで挿入し、この内視鏡の
処置具挿通チャンネルから鉗子を挿通させて、接眼部を
介してまたはモニタ画面に表示される画像によって、胃
の内部を観察しながら、鉗子等で異物を挟み捕捉した状
態で、挿入部を体内から引き出すことによって、この異
物の回収を行っている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、例えば錠剤を硬質の包材で包んだ状態の包装
錠剤をそのまま誤って飲み込まれたような場合におい
て、この錠剤を、前述した如く、鉗子で挟み込んで体外
に引き出すようにすると、この包装錠剤の錠剤を包んで
いる包材のエッジ部分によって食道等の腔壁を傷付ける
という欠点がある。
本考案は叙上の点に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは、回収すべき異物にエッジ等があっ
ても、回収経路における腔壁等を損傷させることなく安
全に回収することができる異物回収装置を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本考案は、内視鏡と、
該内視鏡の挿入部に設けた処置具挿通チャンネルから突
出させて、異物を挾持する異物回収具と、前記内視鏡の
挿入部にその軸線方向に摺動可能に外装した可撓性鞘体
とからなり、前記可撓性鞘体の先端には、前記回収具に
よって異物を回収する際に、異物のうちの少なくとも取
り出し方向前方側のエッジを覆う異物収容部を設け、ま
た該異物収容部を、前記挿入部の先端部の前方位置と、
後方位置との間に摺動変位させるための押し引き操作部
を前記可撓性鞘体の基端側に設ける構成としたことをそ
の特徴するものである。
[作用] 内視鏡の挿入部に可撓性鞘体を被装し、該挿入部の先端
部分を可撓性鞘体の先端の異物収容部から外部に突出さ
せることにより、観察窓を介しての視野が確保できる状
態にする。そこで、この挿入部を体内に挿入し、異物が
入り込んでいる部位、例えば胃の内部にまで導いて、該
挿入部における観察窓を介して観察を行いながら、処置
具挿通チャンネルに回収具を挿通させて、該回収具によ
って異物を把持させる。この状態で、可撓性鞘体の基端
部における押し引き操作部を把持して、、該可撓性鞘体
を押し出すか、または挿入部を引き抜く方向に移動させ
ることによって、可撓性鞘体を挿入部の先端部より前方
に突出させる。これによって、回収具により把持させた
異物が異物収容部によって覆われる。この状態で、挿入
部と鞘体とを体内から引き出すことにより、異物を体内
から回収することができる。而して、異物は異物収容部
によって覆われた状態となっているので、その回収経路
となる腔壁等を傷付けるおそれはない。しかも、可撓性
鞘体の異物収容部を挿入部の先端部分より前方に突出さ
せると、該異物収容部の先端の開口部が扁平となるか
ら、その内部に収容させた異物が取り出す途中で脱落し
てしまうことはない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第1図において、1は内視鏡、10は回収具として
の鉗子、20は可撓性鞘体をそれぞれ示し、これらは第2
図に示したように、内視鏡1を可撓性鞘体20に挿通さ
せ、また該内視鏡1の処置具挿通チャンネル(図示せ
ず)に鉗子10を挿入するように組み込まれる。
ここで、内視鏡1は本体操作部2と体腔内に挿入される
挿入部3とから構成される周知の構造のものである。
また、鉗子10は先端に挾持部11を有し、該挾持部11には
ケーブル12が接続されており、該ケーブル12の他端には
操作部13が設けられている。従って、この操作部13を操
作することによって、挾持部11を開閉させることができ
るようになっている。この鉗子10は、内視鏡1の本体操
作部2に設けた処置具導入部4から挿入部3に内蔵した
処置具挿通チャンネル(図示せず)に挿通させて、挿入
部3の先端部から突出させることができるようになって
いる。
次に、可撓性鞘体20は、第3図乃至第5図に示したよう
に、ウレタンチユーブ等のように可撓性チユーブからな
る本体部21を有し、該本体部21の基端部には、術者等が
押し引き操作できる押し引き操作部としての硬質の口金
22が連結されている。本体部21の内径は内視鏡1の挿入
部3の外径より僅かに大きな直径を有するものであり、
また口金22の部分は本体部21より内径が大きくなってい
る。また、本体部21の先端部分は扁平になるように成形
されており、回収すべき異物のほぼ全体を内部に収容さ
せることができる異物収容部23となっている。
本実施例は前述のように構成されるもので、第6図に示
したように、包材30に包まれた錠剤31、特にその包材30
がある程度硬質の材質で形成されているものを、この包
装錠剤32の状態で、誤って飲み込んで、胃まで達してい
る場合に、この包装錠剤32を体内から取り出すものとし
て、以下にその作動を説明する。
まず、内視鏡1の挿入部3に可撓性鞘体20の本体部21を
外装させて、該挿入部3の先端部分をこの可撓性鞘体20
の先端部に形成した異物収容部23の先端から所定長さ突
出させることによって、この挿入部3の先端に形成した
観察窓による視野を確保する。この状態で、挿入部3を
口腔を介して体内に挿入する。ここで、挿入部3には可
撓性鞘体20が外装されているが、この可撓性鞘体20の先
端部分は扁平となるように癖付けされた異物収容部23と
なっているので、その先端部分が挿入部3の外周面に密
着する様になる。従って、この可撓性鞘体20が挿入経路
に引掛かったり、反ったりすることがなく円滑に挿入す
ることができる。
このようにして内視鏡1の挿入部3を包装錠剤32が入り
込んでいる胃の内部にまで導いて、該挿入部3に設けた
観察窓を介して胃の内部を観察することによって、この
挿入部3の先端部を包装錠剤32に近づける。そして、処
置具導入部4から鉗子10を処置具挿通チャンネル内に挿
通させて、その先端に設けた挾持部11を包装錠剤32があ
る位置にまで突出させて、該挾持部11によってこの包装
錠剤32を挾持する。
然る後に、可撓性鞘体20における口金22を手で把持し
て、それを体内に押し込む方向に移動させるか、または
内視鏡を引き込ませる。これによって、第7図に示した
ように、可撓性鞘体20の先端に設けた異物収容部23内に
包装錠剤32を収容させることができる。ここで、胃の内
部等のように広い体腔内であれば、包装錠剤32を多少動
かしても、格別腔壁を傷付けるようなことはないが、例
えば食道等のように狭窄な部位に包装錠剤32が引っ掛か
っている場合に、それを鉗子10で挾持した状態で引っ張
ったりすると、エッジ部分で腔壁を損傷させるおそれが
ある。この場合には、可撓性鞘体20を体内に押し込むよ
うに移動させるようにすれば、鉗子10により挾持されて
いる包装錠剤32を全く動かすことなく、異物収容部23内
に収容させるこができる。この状態で、挿入部3を体内
から引き出せば、包装錠剤32は体内から取り出すことが
できる。そして、このときにおいて、挿入部3が引き出
される経路には、食道のように狭窄な部分を通過するこ
とになるが、包装錠剤32は可撓性鞘体20の異物収容部23
に覆われた状態となっているので、たとえその包材30の
エッジ部分が鋭利となっていても、この包装錠剤32の回
収経路となる食道や咽喉等の腔壁を傷付けることなく回
収することができる。
なお、前述した実施例においては、回収すべき異物とし
て包材30に包まれた錠剤31からなる包装錠剤32について
説明したが、これ以外であっても、エッジを有する各種
の異物の回収を行うことができる。そして、このように
回収すべき異物の種類に応じて可撓性鞘体20の先端部に
おける異物収容部の形状を変えればよい。また、異物は
異物収容部にその全体を収容させる必要はなく、例えば
一端が尖った状態となり、他端が丸みを帯びたものであ
れば、その先端部分のみを異物収容部内に収容させるよ
うにして回収するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、内視鏡を用い、
該内視鏡の挿入部に回収具を挿通させて異物を挾持して
回収する際に、この異物のうちの少なくとも取り出し方
向前方側のエッジを覆う異物収容部を設けた可撓性鞘体
を外装し、かつその異物収容部を、挿入部の先端部の前
方位置と、後方位置との間に摺動変位させるための押し
引き操作部を可撓性鞘体の基端側に設けているので、挿
入部を体腔内に挿入する際には、挿入部の先端を異物収
容部より前方位置とすることにより、内視鏡による観察
視野が確保され、回収具で異物を挾持した後には、押し
引き操作部により可撓性鞘体の異物収容部を挿入部の先
端から突出する方向に変位させることによって、異物を
この異物収容部に収容させることができ、胃等のように
広い体腔内でも、異物を確実に回収でき、また狭窄な部
位において、鋭利な異物が引っ掛かっていたとしても、
それを全く動かすことなく回収できると共に、この異物
を体腔から完全に取り出すまで腔壁を損傷させるおそれ
は全くない等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は異物回
収装置の全体構成図、第2図は異物回収装置の組み付け
状態を示す外観図、第3図は可撓性鞘体の先端部分の外
観図、第4図は第3図の右側面図、第5図は可撓性鞘体
の断面図、第6図は回収すべき異物としての包装錠剤の
外観図、第7図は作動説明図である。 1:内視鏡、2:本体操作部、3:挿入部、4:処置具導入部、
10:鉗子、11:把持部、20:可撓性鞘体、21:本体部、23:
異物収容部、30:包材、31:錠剤、32:包装錠剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡と、該内視鏡の挿入部に設けた処置
    具挿通チャンネルから突出させて、異物を挾持する異物
    回収具と、前記内視鏡の挿入部にその軸線方向に摺動可
    能に外装した可撓性鞘体とからなり、前記可撓性鞘体の
    先端には、前記回収具によって異物を回収する際に、異
    物のうちの少なくとも取り出し方向前方側のエッジを覆
    う異物収容部を設け、また該異物収容部を、前記挿入部
    の先端部の前方位置と、後方位置との間に摺動変位させ
    るための押し引き操作部を前記可撓性鞘体の基端側に設
    ける構成としたことを特徴とする異物回収装置。
JP1989104880U 1989-09-08 1989-09-08 異物回収装置 Expired - Lifetime JPH0745202Y2 (ja)

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JP1989104880U JPH0745202Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 異物回収装置

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JP1989104880U JPH0745202Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 異物回収装置

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JPH0343816U JPH0343816U (ja) 1991-04-24
JPH0745202Y2 true JPH0745202Y2 (ja) 1995-10-18

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JP1989104880U Expired - Lifetime JPH0745202Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 異物回収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6136241U (ja) * 1984-08-01 1986-03-06 小島プレス工業株式会社 空気吹出口装置

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JPH0343816U (ja) 1991-04-24

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