JPH0745129B2 - 樹脂パネルの製造方法 - Google Patents

樹脂パネルの製造方法

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JPH0745129B2
JPH0745129B2 JP62178789A JP17878987A JPH0745129B2 JP H0745129 B2 JPH0745129 B2 JP H0745129B2 JP 62178789 A JP62178789 A JP 62178789A JP 17878987 A JP17878987 A JP 17878987A JP H0745129 B2 JPH0745129 B2 JP H0745129B2
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resin
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producing
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は樹脂パネルの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、合成樹脂製パネルが建築用内装板として広く使用
されている。
この合成樹脂製パネルは、セメント等を主成分とする無
機質板に比し非常に軽量であり、また組成物自体に任意
の色彩を付することが出来るので、化粧用内装板として
好適であるなどの利点を有する。
ところで、これらパネルのさらに良好な軽量性又は断熱
性を付与するため、合成樹脂層を発泡層とすることが行
なわれるが、この場合、発泡化に伴う樹脂層の強度低下
を補うため、金属又は木製の面板と一体的に積層するこ
とが行われる（例えば特開昭58−72443号公報）。
〔従来技術の問題点〕 しかしながら、発泡樹脂層と面板との一体化を図るため
には、一般に予め所定寸法に裁断した面板用材料上に接
着用樹脂を塗布し、その上に発泡樹脂を供給し、発泡化
と共に材料板との接着一体化を図る工程によるため製造
がバッチシステムとならざるを得ず、生産効率が悪いと
言った問題があった。
もっとも、前掲の特開昭58−72443号公報に記載のよう
に面板として金属箔を用い、これをロールで連続供給す
ることにより連続的に樹脂パネルを製造することも提案
されているが、この場合面材と発泡樹脂との接着力を高
めるのが困難で、発泡樹脂層と金属箔との境界が明瞭で
あること、および材質が全く異なることから層間剥離が
生じる恐れがある問題があった。
また、面材と樹脂との接着力を高めるためプレスする場
合も、合成樹脂層が発泡層であるため加圧力を大きくす
ることができず、接着力を充分に高め得ない問題があっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記問題点に鑑み、面板付きの発泡樹脂層を
有する樹脂パネルを連続的に生産可能とすると共に、面
板と発泡樹脂層との接着力及び強度が優れさらに厚さ等
の均一な樹脂パネルの製造方法を得ることを目的として
なされたものである。
〔問題点を解決する技術〕
即ち、この発明の樹脂パネルの製造方法は走行ベルトコ
ンベア上に面板成形用樹脂を供給し、該樹脂層上に補強
繊維マットを供給して含浸させ、次いで、該含浸層上に
発泡用樹脂を連続的に供給して積層し、前記発泡用樹脂
を発泡させつつ、各層を一体化し、硬化させることを特
徴とするものである。
〔実施例〕
次いで、この発明を実施例により説明する。
第１図はの発明を実施した状態を示す側面図、第２図は
他の実施例を示す側面図、第３図及び第４図はこの発明
の実施状態における各工程の拡大断面図である。
この発明の樹脂パネルの製造方法は走行ベルトコンベヤ
１上に面板成形用樹脂２を供給し、この樹脂層2A上にガ
ラス繊維不織布等の補強繊維マット３を供給し、該マッ
ト３に樹脂２を含浸させ、次いで、この含浸層3A上に発
泡用樹脂４を連続的に供給して積層し、この状態のまま
例えば加熱発泡炉６へ移送し、ここで発泡用樹脂４を発
泡させ、このとき発泡圧を利用して各層を一体化し、し
かる後、冷却硬化させる工程から構成されている。
なお、上記において発泡用樹脂４層とし補強繊維補強層
とすることも出来、この場合ガラス繊維不織布等の補強
繊維マット５を積層する工程として第２図に示すように
面板用樹脂層成形と同様、その含浸層3A上にまず発泡用
樹脂４を層上に供給し、その上に補強繊維マット５を連
続的に供給して連続的に含浸させていく。
この場合、第３図に示すように、各層における補強繊維
マット３及び５は、それぞれ下地層となる樹脂２及び４
を含浸し、一体化してしまう。
上記面板層用の樹脂、及び発泡用樹脂は、両者の融合性
の良い樹脂とすることが好ましく、例えば、発泡用樹脂
を耐火性に優れたフェノール樹脂とする場合、同じ縮合
型反応を行なうユリア樹脂又はメラミン樹脂が面板層用
の樹脂として使用される。
〔作用〕
この発明において、面板層は、繊維補強合成樹脂板とさ
れ、発泡樹脂層はこれは一体化した層となる。
この場合、各層は発泡用の加熱炉６における発泡時の発
泡圧力により、一体的に接着し、第４図に示す状態とな
って相互に融合するので強力に一体化される。
〔効果〕
この発明は以上説明したように、面板を繊維補強プラス
チック層とし、連続成形可能な材質とすると共に、その
層上に発泡用樹脂を供給し、発泡させつつ両者を融合さ
せて硬化させるので、面板と発泡樹脂層とは完全に一体
化しそのため層間接着力が非常に強く、しかも曲げ強度
等も優れる樹脂パネルが連続成形することが可能となる
のである。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの発明を実施した状態を示す側面図、第２図
は他の実施例を示す側面図、第３図及び第４図はこの発
明の実施状態における各工程の拡大断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｋ 105:04 105:08 Ｂ２９Ｌ 31:10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】走行ベルトコンベヤ上に面板成形用樹脂を
    供給し、該樹脂層上に補強繊維マットを供給して含浸さ
    せ、次いで、該含浸層上に発泡用樹脂を連続的に供給し
    て積層し、前記発泡用樹脂を発泡させつつ、各層を一体
    化し、硬化させることを特徴とする樹脂パネルの製造方
    法。
  2. 【請求項２】発泡用樹脂層が繊維補強層とされ、該層の
    製造工程が、面板成形層上に発泡用樹脂を供給し、該層
    上に繊維マットを供給して含浸させる工程である特許請
    求の範囲第１項記載の樹脂パネルの製造方法。
  3. 【請求項３】発泡用樹脂がフェノール樹脂である特許請
    求の範囲第１項又は第２項記載の樹脂パネルの製造方
    法。
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JPH06226740A (ja) * 1993-02-03 1994-08-16 Sekisui Chem Co Ltd 繊維複合体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872443A (ja) * 1981-10-27 1983-04-30 アキレス株式会社 防火性断熱ボ−ドおよびその製造方法

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