JPH0745074B2 - 急冷金属薄帯の巻取設備 - Google Patents

急冷金属薄帯の巻取設備

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JPH0745074B2
JPH0745074B2 JP29988687A JP29988687A JPH0745074B2 JP H0745074 B2 JPH0745074 B2 JP H0745074B2 JP 29988687 A JP29988687 A JP 29988687A JP 29988687 A JP29988687 A JP 29988687A JP H0745074 B2 JPH0745074 B2 JP H0745074B2
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roll
winding
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rotating
equipment
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清 渋谷
正雄 行本
延行 森戸
輝雄 平松
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、製造後の急冷金属薄帯を巻取リールへ導い
て巻取る巻取設備に関する。
(従来の技術) 急冷金属薄帯、例えばアモルファスリボンの製造は、金
属溶湯を高速回転する冷却ロール表面で急冷凝固させ、
連続的に薄帯とするものである。特に厚さ30μm程度の
アモルファスリボンの製造は冷却ロールの周速が20〜40
m/s前後において実施されている。
この様な高速下で製造される薄帯を搬送誘導して巻取る
には特別の装置が必要となる。
特開昭56−12257号および同59−138572号各公報にはブ
ラシロールを用いる薄帯の搬送装置について開示されて
いるが、薄帯の進行が不安定で、例えば張力差などによ
り容易に蛇行が生じるため、連続的に薄帯を搬送する事
がむずかしい。さらに適切な張力を付加するためには、
上下ブラシロールに大きな圧下力を負荷する必要があ
り、薄帯の破断も発生しやすい。
特開昭59−43772号公報にはエジェクターを用いた装置
が開示されているが、エジェクターの吸引力には限界が
あり、遠隔に配置された巻取リールまでの搬送には不向
きである。
また特開昭59−57864号および特公昭60−48431号各公報
にはダンサーロールをそなえる巻付装置の開示がある
が、薄帯の巻き形状を良好にするには張力を大きくする
必要があり、張力を直接冷却ロールまで伝えることは鋳
込みを不安定にするおそれがある。
さらに特公昭59−34467号公報に開示の近接磁石リール
は、冷却ロールと巻取機が密着しているため、計測・制
御系の設備が難かしく工業化のための安定生産には不利
で、特開昭57−3901号公報に開示の内吹きリールも、薄
帯の連続取出しが難しいという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上記し問題点を有利に解決するもので、薄帯
の先端捕獲、引き込み、張力付与および蛇行防止を達成
し得る巻取設備を提供することが目的である。
(問題点を解決するための手段) この発明は、高速回転する冷却ロールと、この冷却ロー
ルの周面上に溶融金属の流下を導くノズルとからなる急
冷金属薄帯の製造装置に組合わせる巻取設備であって、
冷却ロールの接線方向に向く吸込に口の後方に配した、
ソリッドロールおよびブラシロールの回転ロール対と、
この回転ロール対の下流に配した急冷金属薄帯先端の吸
引と粉砕を司るファンとからなる誘導装置および製造装
置から離隔して配置した巻取装置をそなえ、誘導装置
は、製造装置から巻取装置を通過して巻取装置の後方に
至るライン上で移動可能に設けてなる急冷金属薄帯の巻
取設備(第1発明)および高速回転する冷却ロールと、
この冷却ロールの周面上に溶融金属の流下を導くノズル
とからなる急冷金属薄帯の製造装置に組合わせる巻取設
備であって、冷却ロールの接線方向に向く吸込み口の後
方に配した、ソリッドロールおよびブラシロールの回転
ロール対と、この回転ロール対の下流に配した急冷金属
薄帯先端の吸引と粉砕を司るファンとからなる誘導装
置、製造装置から離隔して配置した巻取装置および製造
装置と巻取装置との間に配置した急冷金属薄帯の張力分
断装置をそなえ、 誘導装置は、製造装置から巻取装置を通過して巻取装置
の後方に至るライン上で移動可能に設けてなる急冷金属
薄帯の巻取設備(第2発明)である。
さて、第1図にこの発明に従う薄帯の巻取設備を示す。
図中1は冷却ロール、2は冷却ロール1の周面に金属溶
湯を供給するノズル、3は薄帯、4は空気の噴出によっ
て冷却ロール1から薄帯3をはく離するエアーナイフ、
5はデフロール、6は冷却ロール1の接線方向に向いた
吸込口をそなえるダクトフード、7はダクトフード6の
後方に配した回転ロール対で7aはソリッドロール、7bは
ブラシロール、8は回転ロール対の下流に配したファ
ン、9は回転ロール対6およびファン7からなる誘導装
置10の移動を担う台車、11は巻取装置で、12は公転論、
13,14はカローゼルリール、15はスウイングアーム、16
はデフロール、17はナイフ、18は押えロール、19はダン
サーロール、20,21はデフロールそして22は張力分断装
置である。
なお回転ロール対7のソリッドロール7aはクラウンロー
ルとすることが、薄帯の蛇行防止に有利である。
またブラシロール7bはブラシを中心振分けでブラシロー
ル両端から中心に向ってらせん状に密接巻付したダブル
ヘリカル巻付けとするのが、薄帯の蛇行防止に有利で一
層好ましいものである。
(作用) 次にこの発明に従う巻取設備を薄帯の製造に適用した際
の手順について説明する。
ノズル2から注湯された溶湯は、冷却ロール1の表面で
急速凝固され薄帯3となる。ついで冷却ロール1表面に
付着して回転する薄帯3を、エアーナイフ4により冷却
ロール1からはく離する。はく離された薄帯3をダクト
フード6から回転するソリッドロール7aおよびブラシロ
ール7b間の開口部に導入し、その後薄帯3の非定常部で
ある先端はファン8により粉砕される。一方残った定常
部の薄帯3はソリッドロール7aおよびブラシロール7b間
にて圧下され張力が付加される。この状態では薄帯3は
パスラインが安定し、デフロール5に接触しながら冷却
ロール2からのはく離が進行する。
次に台車9を介して誘導装置10を、薄帯3への張力付与
を維持しながら巻取装置11の方向へ移動する。このと
き、回転ロール対の周速V1、薄帯の搬送速度V2および台
車の移動速度V3の関係は、V1>V2>>V3とする。
第2図は薄帯3を巻取装置11に通板した後でカローゼル
リール13,14に巻付ける直前の状態を示し、台車9が巻
取装置11の後方まで進んだ後、張力制御のために、ダン
サーロール19、デフロール20,21、バックテンショナー2
2、デフロール23およびデフロール16に薄帯3を接触
し、巻取り準備に入る。そして公転論12を回転させ、最
初のカローゼルリール13を薄帯3に接近させる。
ついで第3図に巻取り直前の状態を示すように、ナイフ
17にて薄帯3を切断して誘導装置の側の薄帯を切離し、
同時に押さえロール18で薄帯3をカローゼルリール13に
押し付ける。カローゼルリール13は、薄帯の巻付け機能
をそなえ、連続巻取りが開始されるわけである。
なお、ダンサーロール19の位置を検出しかつそれを適正
範囲に調節することによって、カローゼルリールの速度
を制御し、よって薄帯に適切な張力を付与することが有
利である。
また張力分断装置22は、ラインの張力を分断し、張力分
断装置22とカローゼルリール13間を巻きに必要な高張力
に、そして張力分断装置22と冷却ロール1間を低張力に
保持する役目を担う。
(発明の効果) この発明によれば、アモルファス金属のような急冷金属
薄帯を破断や蛇行などのトラブルを生ずることなく安定
して巻取ることができ、急冷金属薄帯製造の工業化を実
現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明に従う巻取設備を示す説
明図である。 1…冷却ロール、2…ノズル 3…薄帯、4…エアーナイフ 5…デフロール、6…ダクトフード 7…回転ロール対、7a…ソリッドロール 7b…ブラシロール、8…ファン 9…台車、10…誘導装置 11…巻取装置、12…公転輪 13,14…カローゼルリール 15…スウイングアーム、16…デフロール 17…ナイフ、19…ダンサーロール 20,21,23…デフロール、22…張力分断装置
フロントページの続き (72)発明者 平松 輝雄 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速回転する冷却ロールと、この冷却ロー
    ルの周面上に溶融金属の流下を導くノズルとからなる急
    冷金属薄帯の製造装置に組合わせる巻取設備であって、 冷却ロールの接線方向に向く吸込み口の後方に配した、
    ソリッドロールおよびブラシロールの回転ロール対と、
    この回転ロール対の下流に配した急冷金属薄帯先端の吸
    引と粉砕を司るファンとからなる誘導装置および 製造装置から離隔して配置した巻取装置をそなえ、 誘導装置は、製造装置から巻取装置を通過して巻取装置
    の後方に至るライン上で移動可能に設けてなる急冷金属
    薄帯の巻取設備。
  2. 【請求項2】高速回転する冷却ロールと、この冷却ロー
    ルの周面上に溶融金属の流下を導くノズルとからなる急
    冷金属薄帯の製造装置に組合わせる巻取設備であって、 冷却ロールの接線方向に向く吸込み口の後方に配した、
    ソリッドロールおよびブラシロールの回転ロール対と、
    この回転ロール対の下流に配した急冷金属薄帯先端の吸
    引と粉砕を司るファンとからなる誘導装置、 製造装置から離隔して配置した巻取装置および 製造装置と巻取装置との間に配置した急冷金属薄帯の張
    力分断装置 をそなえ、 誘導装置は、製造装置から巻取装置を通過して巻取装置
    の後方に至るライン上で移動可能に設けてなる急冷金属
    薄帯の巻取設備。
JP29988687A 1987-11-19 1987-11-30 急冷金属薄帯の巻取設備 Expired - Lifetime JPH0745074B2 (ja)

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JP29988687A JPH0745074B2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 急冷金属薄帯の巻取設備
US07/271,740 US4964583A (en) 1987-11-19 1988-11-15 Method of transporting rapidly quenched ribbon and apparatus therefor
DE8888119239T DE3869917D1 (de) 1987-11-19 1988-11-18 Verfahren und vorrichtung zum transportieren von rasch abgekueltem band.
EP88119239A EP0316949B1 (en) 1987-11-19 1988-11-18 Method of transporting rapidly quenched ribbon and apparatus therefor

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CN113753357B (zh) * 2021-09-03 2023-03-14 江苏国能合金科技有限公司 非晶变压器用非晶薄带自动剥离导带装置

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