JPH0744990Y2 - カロリメータの燃焼筒 - Google Patents

カロリメータの燃焼筒

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JPH0744990Y2
JPH0744990Y2 JP1989151757U JP15175789U JPH0744990Y2 JP H0744990 Y2 JPH0744990 Y2 JP H0744990Y2 JP 1989151757 U JP1989151757 U JP 1989151757U JP 15175789 U JP15175789 U JP 15175789U JP H0744990 Y2 JPH0744990 Y2 JP H0744990Y2
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JP
Japan
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combustion cylinder
combustion
opening
valve
oxygen
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JP1989151757U
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JPH0390043U (ja
Inventor
俊夫 原
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石川島検査計測株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はカロリメータの燃焼筒に関するものである。
[従来の技術] 第2図はカロリメータの燃焼筒の一例を示し、該燃焼筒
は、上部が開口した燃焼筒本体1と、該燃焼筒本体1の
上部に螺合可能な燃焼筒蓋2とから構成され、該燃焼筒
蓋2には酸素導入口3が穿設されていて、該酸素導入口
3から燃焼筒内部に酸素を充填することによって、燃焼
筒内部に入れたカロリ測定を行うべき試料が完全に燃焼
するようにし、燃焼筒を包含する水槽26内に予め注水し
ておいた水の温度変化を検出することにより、その検出
値に基づいて試料のカロリを測定する。
燃焼筒蓋2の外側面には、開閉バルブ4を有した管路5
が、前記酸素導入口3と連通し得るように接続されてい
る。
また、燃焼筒蓋2には、電極棒7,8が貫通するように設
けられ、一方の電極棒8の下端部は水平に曲げられ、試
料を入れたカップ9を支持するための支持腕10が形成さ
れており、また電極棒7,8には点火線6(ニクロム線等
の電熱線)の端部が巻き付けて結線されている。
なお、第2図中、12は燃焼筒本体1の開口内縁部11上面
に設けたOリングを示す。
試料のカロリ測定を行うときには、試料を入れたカップ
9を支持腕10に載置し、点火線6の中間部をカップ9内
の試料に接触させる。
次いで、燃焼筒本体1に燃焼筒蓋2を螺合して、燃焼筒
蓋2下面をOリング12に圧着させ、管路5に酸素ガスボ
ンベより延びる酸素供給管(図示せず)を接続して燃焼
筒内に所定圧力の酸素ガスを充填する。
酸素ガスを充填したならば、開閉バルブ4を閉止すると
ともに、管路5に接続した酸素供給管を取り外して、前
記電極棒7,8に電源装置(図示せず)を接続し、燃焼筒
を水槽26に挿入する。
電源装置より電極棒7,8に電流を供給すると、点火線6
が赤熱し、燃焼筒内の試料が瞬間的に燃焼する。
カロリメータは、この燃焼時の熱エネルギーにより上昇
する水槽26の水温を計測し、その計測値から試料のカロ
リを測定記録する。
[考案が解決しようとする課題] しかし、試料が燃焼する際には、燃焼筒内の圧力が瞬時
に上昇するため、管路5と酸素導入口3との接続部や、
開閉バルブ4から燃焼ガスの一部が外部へ漏洩して、水
槽26内の水に燃焼時の熱エネルギーが伝達されず、試料
のカロリを正確に測定することができなかったり、管路
5及び開閉バルブ4が急激な圧力上昇によって損傷する
ことがある。
本考案は上述の問題点を解決するもので、燃焼筒内に酸
素ガスを充填するための管路及び開閉バルブに、試料が
燃焼する際の圧力が作用しないようにすることを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 本考案の第1の考案は燃焼筒本体と、該燃焼筒本体に嵌
着し得る燃焼筒蓋とを有し、該燃焼筒蓋に酸素導入口を
穿設してなるカロリメータの燃焼筒において、酸素導入
口内に設けられ燃焼筒内部から外部へ向う流体の通過を
阻止し得る第1のチェックバルブと、燃焼筒蓋外側面に
酸素導入口と連通し得るように接続された第1の管路に
設けた第1の開閉バルブと、前記第1のチェックバルブ
と第1の開閉バルブの間に位置する第1の管路に連通し
得るように接続された第2の管路に設けた第2の開閉バ
ルブとを有するものである。
また、本考案の第2の考案は、上述した第1の考案の燃
焼筒本体に、燃焼筒内部から外部へ向う流体の通過を阻
止し得、且つ燃焼筒本体外部に備えた開放装置により開
放可能な第2のチェックバルブを設けたものである。
[作用] 燃焼筒内に酸素を充填するときには、燃焼筒本体に燃焼
筒蓋を嵌着した後、第1の開閉バルブを開放状態に、ま
た、第2の開閉バルブを閉止状態にしておいて、第1の
開閉バルブ及び酸素入口を介して燃焼筒本体内に酸素を
供給する。
燃焼筒本体に酸素を供給したならば、第1の開閉バルブ
を閉止し、次いで第2の開閉バルブを所定の開度まで瞬
時開く。
すると、燃焼筒内の酸素ガスは、第2の開閉バルブを介
して外部へ逃げようとし、その外部へ逃げようとする酸
素ガスの圧力により第1のチェックバルブが閉止状態と
なり、酸素入口が閉塞される。
よって、燃焼筒内の圧力が試料の燃焼により急激に上昇
しても、第1、第2の開閉バルブには燃焼時の圧力変化
が作用しない。
また、本考案の第2の考案においては、試料燃焼後に機
械的手段によって第2のチェックバルブを開放すること
により、燃焼ガスを外部に流出させて燃焼筒内の圧力を
大気圧にする。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例であり、図中第2図と同一の
符号を付した部分は同一物を表わしている。
燃焼筒蓋2に穿設した酸素導入口3内に、燃焼筒内部か
ら外部へ向う流体の通過を阻止し得る第1のチェックバ
ルブ13を設ける。
第1のチェックバルブ13の弁体25は上方に押し上げられ
たときに閉塞状態となるように構成されている。
燃焼筒蓋2の外側面に、第1の開閉バルブ14を有した第
1の管路15を、前記酸素導入口3と連通し得るように接
続する。
第1のチェックバルブ13と第1の開閉バルブ14の間に位
置する第1の管路15に、第2の開閉バルブ16を有した第
2の管路17を接続する。
燃焼筒本体1の下端部に、燃焼筒内部から外部へ向う流
体の通過を阻止し得る第2のチェックバルブ18を設け
る。
第2のチェックバルブ18の弁体19は、その下端部が燃焼
筒本体1下端面より外部に突出していて、弁体19下端部
を上方へ押し上げることにより、燃焼筒内外部が連通し
得るように構成されている。
燃焼筒外部近傍に、前記弁体19を上方へ押し上げ得るチ
ェックバルブ開放装置20を設ける。
チェックバルブ開放装置20は下方へ向って延びるピスト
ンロッド21を有する流体圧シリンダ22と、起端部が前記
ピストンロッド21の下端部に固着され、且つ燃焼筒本体
1の下端側に向って延びるレバー23と、該レバー23の先
端部に固着され、且つ上面が前記弁体19下端部と当接可
能な押し上げ部材24とから構成されている。
上述の構成において、試料のカロリ測定を行うときに
は、試料を入れたカップ9を、支持腕10に載置し、点火
線6の端部を電極棒7,8に結線し、その中間部を試料に
接触させる。
次いで燃焼筒本体1に燃焼筒蓋2を螺合して、燃焼筒蓋
2下面をOリング12に圧着させ、酸素ガスボンベより延
びる酸素供給管(図示せず)を第1の管路15に接続し、
第1の開閉バルブ14を開放状態に、また、第2の開閉バ
ルブ16を閉止状態にして、燃焼筒内に所定圧力の酸素ガ
スを充填する。
酸素ガスを充填したならば、第1の開閉バルブ14を閉止
するともに、第2の開閉バルブ16を所定の開度まで瞬時
開く。
このとき、燃焼筒内の酸素ガスは、第1、第2の管路1
5,17、第2の開閉バルブ16を介して外部へ逃げようと
し、その外部へ逃げようとする酸素ガスの圧力により弁
体25が上昇して第1のチェックバルブ13が閉止状態とな
り、酸素導入口3が閉塞される。
電極棒7,8に電源装置(図示せず)を接続し、燃焼筒を
水槽26内に挿入するとともに、水槽26に水を注水し、電
極棒7,8に電流を供給する。
電極棒7,8に電流を供給すると点火線6が赤熱して試料
が爆発的に燃焼し、燃焼筒内の圧力が瞬時に上昇する
が、試料の爆発前に第1のチェックバルブ13は閉止状態
となっているため、爆発時の圧力が第1、第2の管路1
5,17及び第1、第2の開閉バルブ14,16に作用して悪影
響を与えることがない。
よって、燃焼筒内の燃焼ガスが外部へ漏洩して試料のカ
ロリを正確に測定することができなくなったり、第1、
第2の管路15,17及び第1、第2の開閉バルブ14,16が急
激な圧力上昇によって損傷することがなくなる。
試料を燃焼させ、試料のカロリ測定記録が終了したなら
ば、水槽26内の水を排水し、ピストンロッド21が上昇す
るように流体圧シリンダ22を駆動し、レバー23、押し上
げ部材24を介して弁体19を上昇させて第2のチェックバ
ルブ18を開放状態にし、燃焼筒内部に充満した燃焼ガス
を、燃焼筒内が大気圧になるまで外部へ流出させる。
燃焼筒内が大気圧になったならば、燃焼筒を水槽26外部
へ取り出し、燃焼筒蓋2を燃焼筒本体1より取り外し、
内部の清掃を行って次なる試料のカロリ測定に備える。
なお、本考案のカロリメータの燃焼筒は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、燃焼筒本体と、燃焼筒
蓋との着脱構造にねじ締め以外の構造を用いるようにす
ること、チェックバルブ開放装置に流体圧シリンダ以外
の駆動装置を用いるようにすることなど本考案の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のカロリメータの燃焼筒によ
れば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
1)第1のチェックバルブによって、試料を燃焼させる
前に、酸素導入口を閉塞するので、試料燃焼時の圧力上
昇が燃焼筒内に酸素ガスを供給する管路及び第1、第2
のバルブに作用せず、それらの管路及びバルブが損傷す
ることがない。
2)酸素導入口が閉塞され、酸素ガスを供給する管路及
び第1、第2のバルブに燃焼ガスが逆流しないので、燃
焼ガスが外部へ漏洩することがなく、よって試料のカロ
リ測定を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は従来のカ
ロリメータの燃焼筒の断面図であるる。 図中、1は燃焼筒本体、2は燃焼筒蓋、3は酸素導入
口、13は第1のチェックバルブ、14は第1の開閉バル
ブ、16は第2の開閉バルブ、18は第2のチェックバル
ブ、20はチェックバルブ開放装置(開放装置)を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼筒本体と、該燃焼筒本体に嵌着し得る
    燃焼筒蓋とを有し、該燃焼筒蓋に酸素導入口を穿設して
    なるカロリメータの燃焼筒において、酸素導入口内に設
    けられ燃焼筒内部から外部へ向う流体の通過を阻止し得
    る第1のチェックバルブと、燃焼筒蓋外側面に酸素導入
    口と連通し得るように接続された第1の管路に設けた第
    1の開閉バルブと、前記第1のチェックバルブと第1の
    開閉バルブの間に位置する第1の管路に連通し得るよう
    に接続された第2の管路に設けた第2の開閉バルブとを
    有することを特徴とするカロリメータの燃焼筒。
  2. 【請求項2】燃焼筒本体に、燃焼筒内部から外部へ向う
    流体の通過を阻止し得、且つ燃焼筒本体外部に備えた開
    放装置により開放可能な第2のチェックバルブを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のカロリメータの燃焼
    筒。
JP1989151757U 1989-12-28 1989-12-28 カロリメータの燃焼筒 Expired - Lifetime JPH0744990Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2135051A (en) * 1983-01-10 1984-08-22 John Anthony Bonnard Calorimeters
DE3520529A1 (de) * 1985-06-07 1986-12-11 LGT Laborgerätetechnik GmbH, 7808 Waldkirch Kalorimetrische bombe

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2135051A (en) * 1983-01-10 1984-08-22 John Anthony Bonnard Calorimeters
DE3520529A1 (de) * 1985-06-07 1986-12-11 LGT Laborgerätetechnik GmbH, 7808 Waldkirch Kalorimetrische bombe

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