JPH0236336A - 水底汚泥の採取方法 - Google Patents

水底汚泥の採取方法

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JPH0236336A
JPH0236336A JP18731788A JP18731788A JPH0236336A JP H0236336 A JPH0236336 A JP H0236336A JP 18731788 A JP18731788 A JP 18731788A JP 18731788 A JP18731788 A JP 18731788A JP H0236336 A JPH0236336 A JP H0236336A
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JP
Japan
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pipe
sludge
water
layer
cooling chamber
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Pending
Application number
JP18731788A
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English (en)
Inventor
Atsushi Shibaki
柴木 温
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KOUNO KAYOKO
Original Assignee
KOUNO KAYOKO
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、沼、湖、河川、河ロ1港湾、海岸等において
、水質検査(有機分を含む汚泥を発生源とするアオコ等
の発生による水質汚染の原因究明、並びに対策の基礎資
料の把握等の目的)その他の目的で水底に溜ったへどろ
等の流動性を有する汚泥ないし汚泥水を採取する場合に
、当該汚泥層をてきるたけ破壊しないで採取する方法に
関するものである。
「従来の技術」 従来へどろ等の流動性を有する水底の汚泥を採取する場
合は、潜水夫か円筒状の採取容器を所持して水底に潜り
、前記採取容器を汚泥層に直立させて自沈状に差し込み
、当該円筒状の採取容器の先端に底蓋を轟でかって当該
用器を引き上げて採取する方法か採用されていた。
「発明か解決しようとする課題」 前記の採取方法は一種のすくい取りの方法てあり、採取
容器の操作及び容器底部への底蓋の取り付は等を水中に
潜った潜水夫が行なうので、汚泥層が攪拌されて非常に
採取しにくいばかりでなく、攪拌により汚泥層か破壊さ
れるため良好な状態で採取することかできず、汚泥層に
相当な厚みがある場合に、採取した汚泥検体か下層、中
層2表層のどの層のものか不明になって層別の実態を把
握することが困難であった。
特に、表層部の汚泥は採取容器を水中で持ち上げる時、
水中に舞い上るため確実に採取することは非常に困難で
あった。
本発明の目的はこのような欠点を解消し、水底汚泥検体
の採取が極めて簡単で、汚泥層をほとんど破壊せずに、
表層を含めた各層の実態をより正確に把握できるような
採取方法を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 前述の目的を達成するため1本発明方法の−は、水底の
汚泥層にパイプを差し込み、前記パイプ内の汚泥ないし
汚泥水の全部又は少なくとも前記パイプの先端部分にあ
るものを凍結し、その後前記パイプを水中から引き上げ
る手段を採択している。
パイプ内の汚泥ないし汚泥水を凍結させる具体的手段は
限定されず、例えば、前記パイプを断熱層で被覆し、こ
のパイプ内にん媒が通るように配管するとともに、この
配管内に液化ガス状の冷媒を供給したり、あるいは、断
熱層で被覆したバーイブ内に当該パイプの内壁と所定の
空間を置いて例えばトライアイスその他の冷媒の収容器
を設けても実施することかできるか、内筒と当該内筒の
全外周又は先端部外周を囲む外筒とから前記パイプを構
成し、外筒の内壁に設けた断熱層と内筒の間に冷却室を
設け、この冷却室に冷媒を供給してパイプ(内筒)内の
汚泥ないし汚泥水を凍結するのか最も好ましい。
この場合においては、内筒を透明な部材でかつ取換え自
在に構成するのがさらに好ましい。
また、前記パイプの先端は内側にやや絞り込む等により
小径に形成するのか望ましい。
他の本発明方法は、前述の目的を達成するために、水底
の汚泥層にパイプを差し込み、少なくとも前記パイプ内
の汚泥より上方位置において前記パイプを′r:閉し、
この密閉状態で前記パイプを水中から引き上げる手段を
採択している。パイプを密閉するには、当該パイプへ密
に栓をするか、あるいは当該パイプへ通ずる弁を設け、
この弁を閉じるようにしてもよい。
前記いずれの場合にも、汚泥層にパイプを差し込むには
、汚泥層に向けて前記パイプをできるだけ直角の姿勢で
自沈させるのが好ましい。
前記各採取方法において、使用するパイプの材質は間は
ず、また使用するパイプはどのような断面形状(円筒又
は角筒)でもよく、そのサイズは採取すべき汚泥の量や
採取目的等に応じて選択される。
「作用」 本発明方法は、前述のようにいずれも第一段階で水底の
汚泥層にパイプを差し込むのであるが、このようにパイ
プの差し込みによっては水底の汚泥層か攪拌ないし破壊
されることはほとんどなくこの状態でパイプ内の汚泥な
いし汚泥水を適当な冷媒て凍結させ、又はパイプの少な
くとも汚泥より上方位置を密に塞ぎ、この状態でパイプ
を弓き上げると、汚泥はパイプ内に入った状態のままで
採取される。
したがって、汚泥検体は採取位置における汚泥層とほと
んど同し状態で採取されるので、汚泥層の各レベル毎の
実態をより正確に把握することか回部になる。
「実施例」 以下図面を参照して本発明方法の好適な実施例を説明す
る。
第1図は本発明方法で使用するパイプの一例であって、
内面に断熱層13を形成した金属製の外筒12内に、透
明なアクリル製の内筒11を挿入してパイプ1を構成し
、内筒11の外周面と外筒12の内周面における断熱層
13との間を冷却室1aとする。
前記冷却室1aの上端の一側に冷媒の供給パイプ2を密
に差し込むとともに、冷却室la内の上端部から下端部
へ達するように、前記供給パイプ2へ連通ずる冷媒用配
管3をスパイラル状に設け、冷却室1aの他方の上端に
冷媒の排出パイプ4を密に連通させる。
外筒I2の下端には先端か鋭利な金属製でリング状の先
導部14をねじ付けにより固定し、内筒11の下端とこ
の先導部14の段部15との間にパツキン16を介在さ
せるとともに、外筒12の上端には、内筒11の上端と
の間にパツキン17を介して孔開きM5をねじ締め、こ
の孔開き蓋5に吊り差げ用のローブ又はチェーン6を取
り付けている。
冷媒用配管3には例えば鋼管等熱伝導の良い材質のもの
を使用し、冷媒の供給パイプ2及び排出パイプ4は適当
な断熱材21.41でそれぞれ被覆する。
例えば図示しないボート等により汚泥の採取水域に達し
、当該ボートより第1図の状態にパイプ1を自沈させる
要領で水中の汚泥層a内に差し込む。この時、パイプ1
は汚泥層aに差し込むだけであるから、汚泥層aにおけ
る汚泥すは撹拌されることなく内筒11内に入る。
次いで、前記ボート上で排出パイプ4を開け。
供給パイプ2及び冷媒用配管3を経て適当な液化冷媒を
気化させながら冷却室la内に供給し、パイプlにおけ
る内筒11内の汚泥すを凍結させ、凍結後パイプ1を前
記ボート上に引き上げる。
引き上げたならば、孔開きM5を外筒11から外すとと
もに内筒11を外筒12から抜き出し、内筒11の内面
に密着している汚泥すの外周部分を少し解かし、ブロッ
ク状になっている汚泥すを内筒11から抜き出す。抜き
出した汚泥ブロックは、凍結状態のまま保存し、検査の
時に所要の部分を切断又は削り取って使用する。
このようにして、汚泥すをほとんど攪拌することなく、
はぼ水底に積った状態のままで採取でき、採取水域にお
ける汚泥層の実態をより正確に把握することかできる。
冷媒用配管3は、前記のようにスパイラルに設けること
に代えて、例えば第2図のように冷却室1aの下端方向
へ垂直状態に設けても実施することかできる。
また冷媒用配管3は、その下端を冷却室1a内において
延長し、第1図の状態からスパイラル状に立ち上がらせ
てその端部を排出パイプ4に連通しても良い、あるいは
第3図で例示するように、冷媒配管3を冷却室Ia内に
おいて上下方向へ蛇行する状態に配管し、両端をそれぞ
れ供給パイプ2と排出パイプ4に連通させても実施する
ことができる。
冷媒に粒状のドライアイスのような固形のものを使用す
る場合には、冷媒用配管3を設けずに、パイプ1を汚泥
層aに差し込んだ後冷却室la内に固形の冷媒を詰める
パイプ1内の汚泥すを凍結すると、汚泥すはパイプ1内
に密着するので、パイプ1の先端部は他の部分と同径で
もよいが、パイプ1の引上げ中に凍結した汚泥すの表面
が溶けてブロック状になった汚泥すが抜は出す懸念があ
る時は、パイプ1の先端部(先導部14の先端又は内筒
11の先端)を内側にやや絞り込んで小径にして使用す
る。
第4図はパイプlの変形例を示すもので、金属製の外筒
12内に断熱層1コを介して透明な内筒11を挿入し、
外筒12の下端に先導部14を固定し、先導部14の段
部15と内筒11との間にパツキン16を介在させると
ともに、外筒12の上端にパツキン17を介して孔開き
M5をねし付けている。
第4図の例は、U字状に曲げて上端を排出パイプ4とす
る冷媒の供給パイプ2をパイプl内に配管し、パイプ1
と供給パイプ2とを汚泥層に差し込んだ後、供給パイプ
2内に適当な液化冷媒を供給して内筒11内に入った汚
泥を凍結させるようにしたものであり、冷媒の供給パイ
プ2の上方部分及び排出パイプ4には断熱材21.41
を被着する。
第4図の例における他の構造及び作用は、第1図の例と
同様なのでそれ等の説明は省略する。
第4図のように冷媒の供給パイプ2を設けることに代え
て、例えば第5図のようにパイプ1の中央に、内筒11
の内壁と所定の空間を置いて有底筒状の冷媒収容器31
を設け、パイプ1と冷媒収容器31とを汚泥層内に差し
込んだ後、冷媒収容器31内に例えばトライアイス等の
冷媒を供給して、パイプ1内に入った汚泥を凍結するよ
うに構成してもよい。
パイプ1内に入った汚泥は、パイプlの先端部分におけ
るもののみを凍結しても実施することかてきるか、パイ
プlの全長にわたって上方の水とともに凍結させるのか
後の取扱い上便利である。
第6図は他の本発明方法を例示するもので、汚泥層aの
厚みより長いパイプ1の上端に、ジヨイント18を介し
てチューブ7を取付け、このパイプlを(好ましくはな
るべく垂直に近い状態に)水底の汚泥層aに自沈させる
状態で差し込み、チューブ7を適当な手段で密閉する。
この密閉状態でパイプlを引き上げると、パイプl内に
入り込んた汚泥すはパイプ1とともに上がる。
パイプ1には、上端部分に適当なフック19を固定し、
このフック19に図示しないロープやチェーンを連結し
て引上げるようにするのが好ましい。
パイプlを引上げた後、例えば採取の目的か水質の検査
であって、直ちに検査する時はパイプ1の先端部から汚
泥すを抜き取って使用し、後日検査をする時は層か破壊
されないようそのままの状態で保存するか、凍結状態で
保存する。
「発明の効果」 本発明方法によれば、第一段階として水底の汚泥層にパ
イプを差込む手段を採択したので、この段階て水底の汚
泥層を攪拌したり表層を飛散させたりすることか極めて
少なく、前記状態てパイフ内の汚泥の少なくとも該パイ
プの先端部分にあるものを凍結するか、又はパイプを少
なくとも内部の汚泥の上方位置で密閉して前記パイプを
引上げのであるから、採取時における汚泥は水底に存在
していた時の層の状態をほぼそのまま維持し、したがっ
て、水底の汚泥層の実態を各レベル毎により正確に把握
することかできる。
また、汚泥の採取か非常に簡単にかつ能率的に行なわれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法て使用するパイプの一例を説明する
ための断面図、第2図はその他のパイプの例を説明する
ための断面図、第3図は本発明方法で使用するパイプの
他の例を説明するための外筒の展開図、第4図はさらに
他の例を説明するための断面図、第5図さらに他の例を
説明するための部分断面図、第6図は他の本発明方法を
説明するための断面図である。 主要図中符号の説明 1はパイプ、 laは冷却室、11は内筒、12は外筒
13は断熱層、14は先導部、2は冷媒の供給パイプ、
3は冷媒用配管、31は冷媒収容器、4は排出パイプ、
5は孔開き蓋、aは汚泥層、bはパイプ第1図 第4図 第2図 第3図 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、水底の汚泥層にパイプを差し込み、前記パイプ
    内の汚泥ないし汚泥水の全部又は少なくとも前記パイプ
    の先端部分にあるものを凍結した後、前記パイプを水中
    から引き上げることを特徴とする水底汚泥の採取方法。
  2. (2)、内筒とこの内筒の全外周又は先端部外周を囲む
    外筒とから前記パイプを構成し、外筒の内壁に設けた断
    熱層と内筒の間に冷却室を設け、この冷却室に冷媒を供
    給して前記内筒内の汚泥ないし汚泥水を凍結することを
    特徴とする、請求項1に記載の水底汚泥の採取方法。
  3. (3)、前記内筒が透明でかつ取換え自在である、請求
    項2に記載の水底汚泥の採取方法。
  4. (4)、水底の汚泥層にパイプを差し込み、少なくとも
    前記パイプ内の汚泥より上方位置において前記パイプを
    密閉し、この密閉状態で前記パイプを水中から引き上げ
    ることを特徴とする水底汚泥の採取方法。
JP18731788A 1988-07-27 1988-07-27 水底汚泥の採取方法 Pending JPH0236336A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06341934A (ja) * 1993-06-01 1994-12-13 Nec Corp 液状試料のサンプリング方法
JP2007132058A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Kansai Electric Power Co Inc:The 試料採取方法およびその装置
CN106769240A (zh) * 2016-12-16 2017-05-31 重庆大学 一种自动补冷的液氮制冷式煤瓦斯取样器

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CN106769240B (zh) * 2016-12-16 2019-04-23 重庆大学 一种自动补冷的液氮制冷式煤瓦斯取样器

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