JPH074488A - リニァアクチュエータ - Google Patents
リニァアクチュエータInfo
- Publication number
- JPH074488A JPH074488A JP29937692A JP29937692A JPH074488A JP H074488 A JPH074488 A JP H074488A JP 29937692 A JP29937692 A JP 29937692A JP 29937692 A JP29937692 A JP 29937692A JP H074488 A JPH074488 A JP H074488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- phase cylinder
- nut
- phase
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】 円筒形シリンダー１の内面の上端にナット５
を設け、このナットのネジと、もう一つ内側の円筒形シ
リンダー６の外側に切ったネジを噛み合わせる。この内
側の円筒形シリンダーの内面の上端にやはりナット９を
設ける。これを繰り返すと任意の段数のネジとナットで
組み合わされた多層シリンダーが出来る。これで一番内
側のシリンダーの上端を回転せぬよう保持し、一番外側
のシリンダーを電動機２によって回転すると、外側のシ
リンダーから内側のシリンダーが順次繰り出されて、長
いストロークを達成できる。 【効果】 リニァアクチュエータのコンパクト化、簡単
化が達成され、種々の製品の自動化、ロボット化などに
応用され、省力化、合理化に役立つ。
を設け、このナットのネジと、もう一つ内側の円筒形シ
リンダー６の外側に切ったネジを噛み合わせる。この内
側の円筒形シリンダーの内面の上端にやはりナット９を
設ける。これを繰り返すと任意の段数のネジとナットで
組み合わされた多層シリンダーが出来る。これで一番内
側のシリンダーの上端を回転せぬよう保持し、一番外側
のシリンダーを電動機２によって回転すると、外側のシ
リンダーから内側のシリンダーが順次繰り出されて、長
いストロークを達成できる。 【効果】 リニァアクチュエータのコンパクト化、簡単
化が達成され、種々の製品の自動化、ロボット化などに
応用され、省力化、合理化に役立つ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は種々の装置を動かすサー
ボモータの内のリニァ型のもので、そのストロークを大
きく取る必要があり、しかも、それ自身はコンパクトに
納まることを要求される分野のリニァアクチュエータで
ある。
ボモータの内のリニァ型のもので、そのストロークを大
きく取る必要があり、しかも、それ自身はコンパクトに
納まることを要求される分野のリニァアクチュエータで
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来の油圧シリンダーや空気圧シリンダ
ーによるリニァアクチュエータは、殆ど一段であり、収
縮した時も、その長さは半分以下にはならないものであ
つた。
ーによるリニァアクチュエータは、殆ど一段であり、収
縮した時も、その長さは半分以下にはならないものであ
つた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】サーボモータで駆動す
る機器は自動化装置であり、必然的に狭いスペースに収
納することが要求され、コンパクトでないと結局機器と
して成立しないものが多い。
る機器は自動化装置であり、必然的に狭いスペースに収
納することが要求され、コンパクトでないと結局機器と
して成立しないものが多い。
【０００４】
【課題を解決するための手段】リニァアクチュエータを
コンパクトにするためには、二段以上の多段にすればよ
いのであり、このため油圧や空気圧でも、ピストンロッ
ドをさらにシリンダーとする例も少しはあるが、複雑化
のため一般化していない。本発明では、これに対して、
円筒形シリンダーの内面の上端にナットを設け、このナ
ットのネジと、もう一つ内側の円筒形シリンダーの外面
に切ったネジを噛み合わせる。この内側の円筒形シリン
ダーの内面の上端にやはりナットを設ける。これを繰り
返すと、任意の段数のネジとナットで組み合わされた多
層シリンダーが出来る。これで一番内側のシリンダーの
上端を回転せぬよう保持し、一番外側のシリンダーを電
動機によって回転すると、外側のシリンダーから内側の
シリンダーが順次繰り出されて、長いストロークを達成
できる。入れ子形にシリンダーを重ねるだけであるの
で、コンパクトであり任意の段数にできる。普通は２段
（３シリンダー）で３倍弱に伸びることとなる。実用的
には５−６段程度迄である。
コンパクトにするためには、二段以上の多段にすればよ
いのであり、このため油圧や空気圧でも、ピストンロッ
ドをさらにシリンダーとする例も少しはあるが、複雑化
のため一般化していない。本発明では、これに対して、
円筒形シリンダーの内面の上端にナットを設け、このナ
ットのネジと、もう一つ内側の円筒形シリンダーの外面
に切ったネジを噛み合わせる。この内側の円筒形シリン
ダーの内面の上端にやはりナットを設ける。これを繰り
返すと、任意の段数のネジとナットで組み合わされた多
層シリンダーが出来る。これで一番内側のシリンダーの
上端を回転せぬよう保持し、一番外側のシリンダーを電
動機によって回転すると、外側のシリンダーから内側の
シリンダーが順次繰り出されて、長いストロークを達成
できる。入れ子形にシリンダーを重ねるだけであるの
で、コンパクトであり任意の段数にできる。普通は２段
（３シリンダー）で３倍弱に伸びることとなる。実用的
には５−６段程度迄である。
【０００５】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の２段型（３シリンダー）の実施例の
断面図である。１は０段目シリンダーである。２は駆動
用の電動機である。３はリニァアクチュエータの押付力
や引張力を受け持つスラストベァリングである。４は減
速歯車であつて、電動機２によつて０段目シリンダー１
を回転せしめるものである。５はナットであつて、０段
目シリンダー１の内側の上端に固定する。６は１段目シ
リンダーである。 これは０段目シリンダー１に内装さ
れ、その外面には０段目シリンダー１のナット５と噛み
合うネジを切ってある。これにより０段目シリンダー１
を電動機２により回転すると、ナット５が動き、１段目
シリンダー６が出入りストロークする。７はストッパー
であり、１段目シリンダー６の下端に固定する。これは
ストロークの終点で、ナット５と接触して保持する。ま
た、これを０段目シリンダー１の内面を滑動せしめ、１
段目シリンダー６をガイドし、これの振れを防止する。
８は下端ヒンジであり、アクチュエータの作動による軸
の傾きを許容するものである。またブラケットを出し
て、電動機２を支持し一体化する。９はナットであり、
１段目シリンダー６の内側の上端に固定する。１０は２
段目シリンダーであり、これも１段目と同様な構造で、
１段目シリンダー６に内装され、その外面にはナット９
と噛み合うネジが切ってある。これにより１段目シリン
ダー６が回されると、ナット９が動き、２段目シリンダ
ー１０が出入ストロークする。１１はストッパーであ
り、２段目シリンダー１０の下端に固定する。これも１
段目と同様に作動する。０段目シリンダー１を電動機２
で回したとき、１段目のシリンダー６や２段目のシリン
ダー１０も一緒に回ろうとするが、リニァアクチュエー
タは軸方向のストロークだけ出来て、その回転は抑制さ
れるので、２段目のシリンダー１０は回転できない。こ
のためナット５やナット９が相対的に回って出入りスト
ロークするのである。このとき、どちらのナットが回る
かは、各段の摩擦抵抗の度合いにより左右されるが、１
段目シリンダー６のネジと２段目シリンダー１０のネジ
のピッチを同一とすれば、どちらのシリンダーが回って
も、電動機２の一定回転によるストロークは同一に保つ
ことが出来る。また一方のネジが、その段の端までスト
ロークすると、もう一方のネジが続いて、その段の端ま
でストロークすることになる。以上は３段にシリンダー
を組み合わせた２段式リニァアクチュエータを示した
が、これは任意の段数に出来ることは明らかである。１
２は上端ヒンジであり、２段目シリンダー１０の上端に
装着し、リニァアクチュエータの作動につれて、軸の傾
斜を許容する１平面または２平面のヒンジである。２平
面のときはユニバーサルジョイントと同様な構造とな
る。
る。図１は本発明の２段型（３シリンダー）の実施例の
断面図である。１は０段目シリンダーである。２は駆動
用の電動機である。３はリニァアクチュエータの押付力
や引張力を受け持つスラストベァリングである。４は減
速歯車であつて、電動機２によつて０段目シリンダー１
を回転せしめるものである。５はナットであつて、０段
目シリンダー１の内側の上端に固定する。６は１段目シ
リンダーである。 これは０段目シリンダー１に内装さ
れ、その外面には０段目シリンダー１のナット５と噛み
合うネジを切ってある。これにより０段目シリンダー１
を電動機２により回転すると、ナット５が動き、１段目
シリンダー６が出入りストロークする。７はストッパー
であり、１段目シリンダー６の下端に固定する。これは
ストロークの終点で、ナット５と接触して保持する。ま
た、これを０段目シリンダー１の内面を滑動せしめ、１
段目シリンダー６をガイドし、これの振れを防止する。
８は下端ヒンジであり、アクチュエータの作動による軸
の傾きを許容するものである。またブラケットを出し
て、電動機２を支持し一体化する。９はナットであり、
１段目シリンダー６の内側の上端に固定する。１０は２
段目シリンダーであり、これも１段目と同様な構造で、
１段目シリンダー６に内装され、その外面にはナット９
と噛み合うネジが切ってある。これにより１段目シリン
ダー６が回されると、ナット９が動き、２段目シリンダ
ー１０が出入ストロークする。１１はストッパーであ
り、２段目シリンダー１０の下端に固定する。これも１
段目と同様に作動する。０段目シリンダー１を電動機２
で回したとき、１段目のシリンダー６や２段目のシリン
ダー１０も一緒に回ろうとするが、リニァアクチュエー
タは軸方向のストロークだけ出来て、その回転は抑制さ
れるので、２段目のシリンダー１０は回転できない。こ
のためナット５やナット９が相対的に回って出入りスト
ロークするのである。このとき、どちらのナットが回る
かは、各段の摩擦抵抗の度合いにより左右されるが、１
段目シリンダー６のネジと２段目シリンダー１０のネジ
のピッチを同一とすれば、どちらのシリンダーが回って
も、電動機２の一定回転によるストロークは同一に保つ
ことが出来る。また一方のネジが、その段の端までスト
ロークすると、もう一方のネジが続いて、その段の端ま
でストロークすることになる。以上は３段にシリンダー
を組み合わせた２段式リニァアクチュエータを示した
が、これは任意の段数に出来ることは明らかである。１
２は上端ヒンジであり、２段目シリンダー１０の上端に
装着し、リニァアクチュエータの作動につれて、軸の傾
斜を許容する１平面または２平面のヒンジである。２平
面のときはユニバーサルジョイントと同様な構造とな
る。
【０００６】
【発明の効果】リニァアクチュエータのコンパクト化、
簡単化が達成され、種々の製品の自動化、ロボット化な
どに応用され、省力化、合理化に役立つ。
簡単化が達成され、種々の製品の自動化、ロボット化な
どに応用され、省力化、合理化に役立つ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年２月４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の断面図である。
【符号の説明】 １ ０段目シリンダー ２ 駆動用の電動機 ３ スラストベァリング ４ 減速歯車 ５ ナット ６ 上段目シリンダー ７ ストッパー ８ 下端ヒンジ ９ ナット １０ ２段目シリンダー １１ ストッパー １２ 上端ヒンジ
Claims (1)
- 【請求項１】多層の同心円シリンダーよりなる多段の電
動ネジ式リニァアクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29937692A JPH074488A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | リニァアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29937692A JPH074488A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | リニァアクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074488A true JPH074488A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=17871766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29937692A Pending JPH074488A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | リニァアクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074488A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007170668A (ja) * | 2005-12-23 | 2007-07-05 | Messier Bugatti | アクチュエータ及びこれを使用するための方法 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP29937692A patent/JPH074488A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007170668A (ja) * | 2005-12-23 | 2007-07-05 | Messier Bugatti | アクチュエータ及びこれを使用するための方法 |
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