JPH0744622A - 表計算装置 - Google Patents

表計算装置

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JPH0744622A
JPH0744622A JP5158668A JP15866893A JPH0744622A JP H0744622 A JPH0744622 A JP H0744622A JP 5158668 A JP5158668 A JP 5158668A JP 15866893 A JP15866893 A JP 15866893A JP H0744622 A JPH0744622 A JP H0744622A
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JP5158668A
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Mitsuhiro Aida
光廣 合田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算結果を所定の表示部に表形式で表示する
表計算装置であって、表データ処理の簡易性を損なうこ
となく、データの多目的利用を図り得るものを提供す
る。 【構成】 ソースデータを、列毎に項目名A(X),
B,C,…を付した行列状の表形式(F005)で、書
き込み読み出し自在に記憶する基本・表ファイルと、表
形式のデータを書き込み読み出し自在に記憶することが
できる応用・表ファイルとを備える。上記表(F00
5)に付された項目名に基づいて、上記表に含まれるデ
ータを項目名毎に関係付ける情報を記憶する関係制御フ
ァイルを備える。制御部によって、上記基本・表ファイ
ルに記憶されたソースデータを上記応用・表ファイル上
に表形式で呼び出し、上記関係制御ファイルに記憶され
た情報に基づいて、表形式を維持した状態で、一の項目
名が付されたデータと他の項目名が付されたデータとの
間の関係型の表データ処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子手帳、ワープ
ロ、ワークステーション、コンピュータ等に設けられ、
表形式のデータを扱う計算処理を行う表計算装置に関す
る。
【0002】より詳しくは、第1に、基本表ファイルと
応用表ファイルデータを関係付けて計算処理を行う関係
型(リレーショナル)表データ処理を行う表計算装置に
関する。
【0003】第2に、フローティングで表形式の情報を
表示するための制御を行う表計算装置に関する。
【0004】第3に、表データの格納域を再調整する処
理(順次−兼−ランダムアクセス対応)を行って、順次
アクセスだけでなくランダムアクセス(直接参照)を行
うことができる表計算装置に関する。
【0005】また、第4に、表形式のデータを条件によ
ってそれぞれ別の表示画面で表示される複数の階層レベ
ルに展開し、階層セルデータ管理を行う表計算装置に関
する。
【0006】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の表データ処理を行う表計算装置は、データや関数を含
む計算・条件式を2次元(あるいはマルチシート形式の
3次元)の各セルに投入して、縦横等の集計、関数を含
む演算、自動再計算、その他データ索引等を行う。すな
わち、表形式の入力(明細)データを基に、主として単票
ベースのデータ表示・処理を行うようになっている。
【0007】しかしながら、表形式のデータの保持・加
工方法を含め、データ処理の基本である入力データの多
目的利用が十分に図られていないという問題がある。
【0008】そこで、この発明の目的は、表データ処理
の簡易性を損なうことなく、データの多目的利用を図る
ことができる表計算装置を提供することにある。
【0009】また、フローティングで表形式の情報を表
示する場合において、表示領域のサイズに比して表示す
べき情報のサイズが大きいとき、従来は、上下左右に表
示内容をスクロールするようになっている。
【0010】しかしながら、様式設定等に手間がかか
り、また、実行時に表示画面スクロール回数等のオーバ
ーヘッドが増大するという問題がある。
【0011】そこで、この発明のさらなる目的は、表示
領域のサイズに比して表示すべき情報のサイズが大きい
とき、全体的にスクロール回数等のオーバーヘッドを減
らすことができ、表示領域を有効利用できる表計算装置
を提供することにある。
【0012】また、従来は、商品台帳等の索引対象とな
る表データ(マスターデータ)をキー項目(番号)の大
小順に格納して順次編成データとし、この順次編成デー
タを2分探索や順次検索等の手段で参照している。
【0013】しかしながら、このような順次編成データ
は常に格納順序を維持しなければならないため、データ
量が増大したとき、その改廃やアクセスが難しくなると
いう問題がある。
【0014】そこで、この発明のさらなる目的は、デー
タ格納域を再調整することにより順次アクセスおよびラ
ンダムアクセスを行うことができ、したがってデータ処
理能力を高めることができる表計算装置を提供すること
にある。
【0015】また、従来の表計算装置では、データや関
数を含む計算・条件式を、2次元の各セルに投入し、縦
横等の集計、関数を含む演算、自動再計算、その他デー
タ索引等を行っている。
【0016】しかしながら、表形式の入力データの保持
・加工方法を含め、データの多角的利用が不十分で機能
的に発展性に乏しい。
【0017】そこで、この発明のさらなる目的は、表デ
ータを、それぞれ条件により、別の表示画面で表示され
る複数の階層レベルに展開して、各階層のセルデータを
相互に関連付ける計算処理を行い、したがってデータの
保持・加工方法を拡充し、データの多角的利用を図るこ
とができる表計算装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の表計算装置は、計算結果を所定の
表示部に表形式で表示する表計算装置であって、入力さ
れたソースデータを、列毎に項目名を付した行列状の表
形式で、書き込み読み出し自在に記憶する基本表ファイ
ルと、表形式のデータを書き込み読み出し自在に記憶す
ることができる応用表ファイルと、上記基本表ファイル
の上記表に付された項目名に基づいて、上記表に含まれ
るデータを項目名毎に関係付ける情報を記憶する関係制
御ファイルと、上記基本表ファイルに記憶されたソース
データを上記応用表ファイル上に表形式で呼び出し、上
記関係制御ファイルに記憶された情報に基づいて、表形
式を維持した状態で、一の項目名が付されたデータと他
の項目名が付されたデータとの間の関係型計算処理を行
う制御部を備えたことを特徴としている。
【0019】また、請求項2に記載の表計算装置は、記
憶部に記憶されたセルデータを、表示画面上で上記セル
データに対応するセル領域に割り当てて表示する場合、
特定のセルデータのサイズが、割り当てられたセル領域
のサイズを超える場合、カーソルが上記セル領域内にあ
るとき、上記セルデータの一部を上記セル領域に表示す
る一方、カーソルが上記セル領域外にあるとき、上記セ
ルデータのうち上記セル領域のサイズを超える部分を上
記セル領域に隣接する他のセル領域上に重ねて表示し、
または、上記セルデータを上記セル領域内で可視的速度
で移動させて表示する制御を行う制御部を有することを
特徴としている。
【0020】また、請求項3に記載の表計算装置は、順
次配列の表データを、記憶部に含まれる複数の記憶ブロ
ックにランダムに割り当てて配置する表計算装置であっ
て、上記表データの各データに対して付されたキー項目
に基づいて、所定のランダム化公式を用いて上記各デー
タを格納すべき記憶ブロック番号を求めて、上記各デー
タに上記表データ上の配列順序を表すリンクデータポイ
ンタを付した上、上記各データを上記求めた番号の記憶
ブロックに格納するとともに、一の記憶ブロックに格納
すべきデータが過剰になった場合、その記憶ブロックの
次の番号を持つ記憶ブロックが空いているかどうかを判
断して、空いているとき上記記憶ブロックに上記過剰の
データを格納する制御を行う制御部を備えたことを特徴
としている。
【0021】また、請求項4に記載の表計算装置は、表
データを、条件により、それぞれ別の表示画面で表示さ
れる複数の階層レベルに展開する表計算装置であって、
階層レベル間の表示制御、セルデータの関係等を規定す
る条件式が設定されるセルコントロールリストと、表示
画面上のセル単位で、現表示セルの位置とセルコントロ
ールリストで指定されたセルの位置とを比較して、上記
セルコントロールリストに予め設定された条件式が満た
されているとき、現表示データを退避させ、指定された
階層レベルの表データを表示画面に表示する制御を行う
とともに、現表示データの直前に表示された階層レベル
への復帰要求が入力されたとき、現表示データを解除し
て直前の表示レベルへ表示画面を切り替える制御を行う
制御部を備えたことを特徴としている。
【0022】
【作用】請求項1に記載の表計算装置では、基本表ファ
イルデータの項目名と応用表ファイルの項目名を関係付
けて、表データ処理が行われる。表計算の簡易性を損な
うことなく、データの多目的利用が可能になる。
【0023】また、請求項2に記載の表計算装置では、
特定のセルデータのサイズが、割り当てられたセル領域
のサイズを超える場合、カーソルが上記セル領域内にあ
るときは、制御部によって、上記セルデータの一部が上
記セル領域に表示される。操作者がカーソルを上記セル
領域外に移動させたとき、制御部によって、上記セルデ
ータのうち上記セル領域のサイズを超える部分が上記セ
ル領域に隣接する他のセル領域上に重ねて表示される。
または、上記セルデータが上記セル領域内で可視的速度
で移動させて表示される。操作者がカーソルを上記セル
データ領域外に移動させたときは、表示画面は、制御部
によって、以前にカーソルが上記セル領域外にあったと
きの表示状態に戻される。このように、この表計算装置
は、従来に比して全体的にスクロール回数等のオーバー
ヘッドを減らして、サイズが大きいセルデータを表示す
ることができる。したがって、表示領域が有効利用され
る。なお、カーソルが上記セル領域を出入りすることに
よって表示状態を変えるのではなく、上記セル領域で特
定のキーを押したとき表示状態を変えるようにしても良
い。
【0024】また、請求項3に記載の表計算装置では、
制御部によって、順次配列の表データが、記憶部に含ま
れる複数の記憶ブロックにランダムに割り当てて配置さ
れるので、ランダムアクセスも可能となる。また、割り
当ての際に、各データに上記表データ上の順序を表すリ
ンクデータポインタが付されるので、このリンクデータ
ポインタに基づいて順次アクセスが可能となる。このよ
うに、この表計算装置によれば順次アクセスおよびラン
ダムアクセスを行うことができるので、マスターデータ
の容量が大きくても、その改廃やアクセスに難が無く、
データ処理能力が高まる。
【0025】また、請求項4に記載の表計算装置では、
制御部によって、表示画面上のセル単位で、現表示セル
の位置とセルコントロールリストで指定されたセルの位
置とを比較して、上記セルコントロールリストに予め設
定された条件式が満たされているとき、現表示データを
退避させ、指定された階層レベルの表データを表示画面
に表示する制御が行われる。また、現表示データの直前
に表示された階層レベルへの復帰要求が入力されたと
き、現表示データを解除して直前の表示レベルへ表示画
面を切り替える制御が行われる。したがって、操作者
は、特定の階層レベルと他の階層レベルとの間で、多層
データベース感覚で表データを円滑に関連付けて処理す
ることができ、データの保持・加工が容易になる。した
がって、データの多角的利用が可能となる。
【0026】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例の表計算装置の
ハードウエアの構成を示している。
【0027】この表計算装置は、表形式データを表示可
能な液晶表示素子等からなる表示部1と、キーボードか
らなる入力部2と、マイクロプロセッサ等からなる制御
部3と、半導体ROM(リード・オンリ・メモリ)およ
びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等からなるプ
ログラム記憶部4と、固定ディスク装置等からなる記憶
ファイル5を備えている。上記入力部2は、操作者が数
値・文字・記号等を入力するための文字・記号キー群、
編集等の処理を指示するための機能キー群および実行キ
ー等を有している。記憶部4は、表計算のための制御プ
ログラムや数値データを記憶することができる。記憶フ
ァイル5は、基本・表ファイルと、応用・表ファイル
と、関係制御ファイルとを含み、それぞれに基本・表デ
ータ、応用・表データ、基本・表データ関係制御情報等
を記憶することができる。そして、制御部3は、記憶部
4に格納された制御プログラムに基づいて、後述するよ
うに、この装置全体の制御を行う。
【0028】図2(F001)は、上記記憶ファイル5
の一部を構成する基本・表ファイルと応用・表ファイル
との概略的な関連を示している。同図中段に示すよう
に、破線枠内に示す基本・表ファイル1の基本・表デー
タ群は、基本・表データについての関係制御ファイルを
用いて、指定項目名を基準にして互いに関係付けること
ができる。一方、同図上段に示す応用・表ファイルの応
用・表データは、それ自身はソースデータを持たず、主
に上記基本・表データからデータを索引して計算する。
基本・表データの内容変更は、応用・表データの再計算
時に反映される。データ・レコード(登録されたデー
タ)の処理「選択」、「結合」、「分類・集計」、「検
索(リレーショナル)は、条件式・計算式の形式で指定
する。なお、*印を付した「結合」および「検索(リレ
ーショナル)」の場合は、対象となる基本・表データ間
の項目名同士の関係付けを必要とする。
【0029】詳しくは、図3に示すように、基本・表フ
ァイル(F006)に登録(または呼び出し)される基
本・表データは、例えば同図(F005)に示すような
表形式で表される。基本・表データ1は、各列1,2,
3,…に項目名A(X),B,C,…が設定され、上記
各列の各行#1,#2,#3,…に所定のデータ・レコ
ードが格納されている。また、基本・表データ2は、各
列1,2,3,…に項目名X,Y,Z,…が設定され、
上記各列の各行#1,#2,#3,…に所定のデータ・
レコードが格納されている。上記基本・表データ1の項
目名A(X)は、項目Aが下位の項目(X)と関係付け
られることを表している。関係制御ファイルを用いて、
「結合」や「検索」処理等に必要な基本・表データ同士
を項目名で関係付けることができる。
【0030】ここで、関係制御ファイルには、基本・表
データについて図9(a)に示す項目制御リストを持って
いる。この項目制御リストは、後述する操作処理過程で
作成されるものであって、基本・表データ間の(指定)
項目の関係付けを記憶する。同図(b)に示すように、例
えば項目A,B,Cがそれぞれ(関係)項目X,Y,Z
と関係付けられる。なお、同図(b)中、FRは前項目、
Nは次項目、Rは関係を表している。同図(a)に示すよ
うに、関係成立条件(項目が関係付けられるための条
件)として、例えば(A)実行時に両項目の内容が一致
すること、(B)(下位)関係項目側に設定の特定値を
(上位)項目の内容と照合すること等の条件が記憶され
る。また、関係制御ファイルは、応用・表データについ
て図10に示す参照項目制御リストを持っている。この
参照項目制御リストは、上記項目制御リストと同様に、
後述する操作処理過程で作成されるものであって、同図
(a)中に示すように、参照項目名、処理指定(「選
択」、「結合」、「分類・集計」、「検索(リレーショ
ナル)のいずれか)等を記憶する。
【0031】図3(F004)に示すように、基本・表
データが応用・表データ上に展開される際には、基本・
表データに対して「選択」、「結合」、「分類・集
計」、「検索(リレーショナル)等の処理が行われる
(いずれかの処理が指定される。)。これらの処理は、
指定された項目名の「列」データ・レコードを対象とす
る。すなわち、処理対象はその項目を含む基本・表デー
タのデータ・レコードである。この場合の処理は、条件
式と計算式の組み合わせで指定し、条件式のみの時はデ
ータ・レコード選択条件となる。「結合」および「検
索」処理は、事前に対象とする基本・表データ間の項目
名同士の関係付けが必要となる。
【0032】応用・表ファイル(F002)に登録(ま
たは呼び出し)される応用・表データは、例えば(F0
03)に示すような形式で表される。応用・表データ1
は基本・表データ1,2について「結合」処理を行った
例、応用・表データ2は基本・表データ1について「選
択」処理を行った例をそれぞれ示している。すなわち、
応用・表データ1は、上記関係制御ファイルの参照項目
制御リストを用いて、各列1,2,3,4,5,…に設
定された参照項目名A,B,C,Y,Z,…を基に、基
本・表データ1の項目A(X),B,Cと基本・表デー
タ2の項目Y,Z,…の「列」データ・レコードを抜き
出し、これらを「結合」して作成されている。なお、こ
の場合の関係成立条件は、項目Aと項目Xとで、両方の
内容が一致すること(図9中に示した関係成立条件
(A))である。一方、応用・表データ2は、各列1,
2,3,…に設定された参照項目名A,D,E,…を基
に、基本・表データ1の項目Aと項目D,E,…の
「列」データ・レコードを抜き出して、すなわち、「選
択」して作成されている。このように、応用・表ファイ
ルは、設定された参照項目名により、基本・表ファイル
から所要データを抜き出して表作成をするか、または、
既存の応用・表データを呼び出して再計算を含む処理を
して作成される。
【0033】なお、図4は、「結合」処理の際の関係成
立条件が、(下位)関係項目に設定の特定値を(上位)項
目の内容と照合すること(図9中に示した関係成立条件
(B))である場合を例示している。この場合、同図
(F008)に示すように、基本・表データ2の(下
位)関係項目に照合のための特定値、すなわち、行#
1,#2,#3,…にそれぞれ「1」,「1111」,
「11111」,…が設定されている。この結果、応用
・表データ1の列4(項目名Y),列5(項目名Z)の
データは、行#1がそれぞれ「6」,「7」、行#2が
いずれも「空白」となっている。この行#2が空白とな
っているのは、基本・表データ1の列1(項目名A
(X))の行#2の内容と、基本・表データ2の列2
(項目名X)の行#2の内容(特定値)とが一致しない
からである。
【0034】この表計算装置は、図1に示した制御部3
によって、記憶部4に格納された制御プログラムに従っ
て全体として次のような操作処理を行う。
【0035】図5に示すように、まず、装置を起動する
ために、所定の初期処理を行う(A001)。
【0036】次に、応用・表データ処理を行うか、基本
・表データ処理を行うかを判断する(A002)。応用
・表データ処理を行う場合は後述するA014(図7)
へ進む一方、基本・表データ処理を行う場合はA003
以下の基本・表データ処理を行う。
【0037】A003では、項目名・属性等の設定入
力、コマンドやデータの入力を待つ(アクション待ち状
態)。
【0038】ここで、何らかのアクション(キー操作)
があった場合、処理を終了するかどうかを判断する(A
004)。処理を終了する場合は、A005に進んで所
定の終了処理をしてストップする。処理を終了しない場
合は、A006に進んで入力アクションの内容をチェッ
クする。入力アクションの内容にエラーがあれば、エラ
ーメッセージを出して(A007)、A003のアクシ
ョン待ち状態に戻る。一方、入力アクションの内容が正
常であれば、図6に示すA008に進んで、項目名の設
定入力であるかどうかを判断する。
【0039】A008で項目名設定でないと判断した場
合は、表計算処理をして(A009)、A003のアク
ション待ち状態に戻る。一方、項目名設定であると判断
した場合は、項目名設定の処理をする(A010)。
【0040】次に、項目を関係付けるかどうかを判断す
る(A011)。項目を関係付ける場合は、(指定)項目
名について索引および関係付けを行い(A012)、図
9に示したような項目制御リストを生成する(A01
3)。この後、A003のアクション待ち状態に戻る。
一方、A011で項目の関係付けを行わないと判断した
場合は、直ちにA003に戻る。
【0041】上記A002で応用・表データ処理を行う
と判断した場合は、A014に進んで、新規の応用・表
ファイルについての処理を行うか、既存の応用・表ファ
イルについての処理を行うかを判断する。
【0042】A014で新規の応用・表ファイルについ
ての処理を行うと判断したときは、A015に進んで、
参照すべき基本・表データの項目名、属性等を定義する
ための入力アクションを待つ。ここで、何らかのアクシ
ョンがあった場合、定義を終了するかどうかを判断する
(A016)。定義を終了する場合は、直ちにA021
(図8)へ進む一方、定義を終了しない場合は、図10
に示したような参照項目制御リストを生成する(A01
7)。この後、再びA015に戻って入力アクションを
待つ。そして、A016,A017の処理を繰り返し
て、定義を終了すると判断したときに上記A021へ進
む。
【0043】A014で既存の応用・表ファイルについ
ての処理を行うと判断したときは、既存の応用・表ファ
イルを読み込む(A018)。続いて、再計算の要否に
ついての選択入力を受ける(A019)。この選択入力
に基づいて、対象となる基本・表データの計算(再計算)
が必要かどうかを判断して(A020)、計算が必要な
らばA021(図8)へ進む一方、計算不要ならばA0
22へ進む。
【0044】図8に示すA021では、新規の応用・表
ファイルについての処理を行う場合、および、既存の応
用・表ファイルについて再計算が要求されたときに、そ
の対象となる基本・表データを読み込む計算処理を行
う。この後、A022で表処理についてのコマンドやデ
ータ入力を待つ(アクション待ち状態)。
【0045】ここで、何らかのアクションがあった場
合、操作処理を終了するかどうかを判断する(A02
3)。操作処理を終了する場合は、A024に進んで、
装置を停止するための所定の終了処理をしてA002
(図5)へ戻る。操作処理を終了しない場合は、A02
5に進んで入力アクションの内容をチェックする。入力
アクションの内容にエラーがあれば、エラーメッセージ
を出して(A026)、A022のアクション待ち状態
に戻る。一方、入力アクションの内容が正常であれば、
表計算処理をして(A027)、A022のアクション待
ち状態に戻る。
【0046】このように、この表計算装置は、図1に示
した制御部3によって、表形式を維持した状態で、一の
項目名が付されたデータと他の項目名が付されたデータ
との間の関係型の計算処理を行うことができる。表形式
を維持した状態で計算処理を行うので、表計算の簡易性
を損なうことなく、処理機能を高めることかできる。し
たがって、データの多目的利用を図ることができる。
【0047】図11はこの発明の第2実施例の表計算装
置のハードウエアの構成を示している。
【0048】この表計算装置は、機能選択のための情報
等を表示可能な液晶表示素子等からなる表示部101
と、キーボードからなる入力部102と、マイクロプロ
セッサ等からなる制御部103と、半導体ROM(リー
ド・オンリ・メモリ)およびRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)等からなる記憶部104と、固定ディスク
装置等からなる記憶ファイル105を備えている。上記
入力部102は、操作者が数値・文字・記号等を入力す
るための文字・記号キー群、編集等の処理を指示するた
めの機能キー群および実行キー等を有している。記憶部
104は、表計算のための制御プログラムや一時的に格
納するデータ、メッセージ等を記憶することができる。
記憶ファイル105は、表示制御情報や各種データ等を
記憶して保存することができる。そして、制御部103
は、記憶部104に格納された制御プログラムに基づい
て、次に述べるように、この装置全体の制御を行う。
【0049】この表計算装置は、制御部103によっ
て、記憶部104に格納された制御プログラムに従って
全体として次のような操作処理を行う。
【0050】図12に示すように、まず、装置を起動す
るために、所定の初期処理を行う(A101)。続い
て、図11に示した記憶ファイル105から記憶部10
4に、指定された表データの読み込みをする(A101
A)。
【0051】次に、A102でコマンド、データ入力等
のアクション待ちをする(アクション待ち状態)。
【0052】ここで、何らかのアクションがあった場
合、処理を終了するかどうかを判断する(A103)。
処理を終了する場合は、A104に進んで所定の終了処
理をしてストップする。処理を終了しない場合は、上記
入力アクションがモード設定要求であるかどうかを判断
する(A105)。モード設定要求ならば、各セルにつ
いてモード設定を行う(A106)。これにより、各指
定セルについて、図17(a)のセル・コントロールリス
トに示すように、(#1)セル番号、(#2)フローテ
ィング,移動または投影(組み合わせ可能)の表示モー
ド区分、(#3)文字記号,数字の別等を表すセルデー
タ属性等を設定する。なお、表示制御は、同図(b)に示
すようなセル・コントロールテーブルを用いる。この
後、A102のアクション待ち状態に戻る。一方、A1
05で入力アクションがモード設定でなければ、A10
7に進んで、カーソルが特定のセル領域(割り当てられ
たセルデータを表示べき領域)を越えて、つまり、隣接
のセル領域内に移動したか否かを判定する。
【0053】A107でカーソルが上記セルデータ内に
ある場合は、上記セルデータについて編集、例えばカー
ソル移動、データ編集等を行って(A107A)、A1
02のアクション待ち状態に戻る。一方、カーソルが隣
接のセルデータに移動した場合は、A108で、現・セ
ル領域(その時点でカーソルが存在するセル領域を「現
・セル領域」という。)とその処理によって表示上影響
を受けた隣接セル領域(もし、あれば)とを、元の(通
常)表示状態に復元する。
【0054】次に、図13に示すように、フローティン
グ表示モードのオン/オフ要求があるかどうかを判断す
る(A109)。フローティング表示モードのオン/オ
フ要求がある場合、次の,の処理が可能なモードに
セットまたはリセットする(A110)。要求がない場
合はA111へ進む。
【0055】文字フローティングモードがオンの場
合、現・セル領域について、カーソルが右端を越える時
点でセルデータの全部を表示できないときは、残りの未
表示−文字データが右側隣接セル領域に一時的に上書き
される。ただし、記憶部104内の各セルデータの内容
は変化しない。例えば、図14(a)に示すように、記憶
部104内のセルデータが「AAAAAAAAAA」
(10桁)であり、表示画面上で、カーソル(矢印で示
す)が現・セル領域の右端を越える時点で上記セルデー
タの全部を表示できないものとする。右側隣接セル領域
には「BO2」が表示されている。このとき、同図(b)
に示すように、上記セルデータのうち残りの未表示−文
字データ「AAAAA」が上記右側隣接セル領域に一時
的に上書きされる。
【0056】数字フローティングモードがオンの場
合、現・セル領域について、カーソルが左端を越える時
点でセルデータの全部を表示できないときは、残りの未
表示−数字データが左側隣接セル領域に一時的に上書き
される。ただし、記憶部104内の各セルデータの内容
は変化しない。例えば、図15(a)に示すように、記憶
部104内のセルデータが「2222222222」
(10桁)であり、表示画面上でカーソルが左端を越え
る時点で上記セルデータの全部を表示できないものとす
る。左側領域セル領域には「11111」が表示されて
いる。このとき、同図(b)に示すように、上記セルデー
タのうち残りの未表示−文字データ「22222」が上
記左側隣接セル領域に一時的に上書きされる。
【0057】次に、図13に示すように、移動表示モー
ドのオン/オフ要求があるかどうかを判断する(A11
1)。移動表示モードのオン/オフ要求がある場合、次
の,の処理が可能なモードにセットまたはリセット
する(A112)。要求がない場合はA113へ進む。
【0058】左方向−移動表示モードがオンの場合、
文字、数字を問わず、カーソルが現・セル領域の左端に
移動した時点で未表示のデータが残っているときは、セ
ルデータが可視的速度で右端から1字づつ現れて、左に
順送りされ、上記セルデータの最上位の桁が現・セル領
域の左端にきた時点で移動を終了する。例えば、図16
(a)に示すように、記憶部104内のセルデータが「1
234567890」(10桁)であり、表示画面上で
カーソルが左端に移動した時点で上記セルデータの全部
を表示できないものとする。このとき、同図(b)に示す
ように、上記セルデータの残りの「12345」が可視
的速度で右端から1字づつ現れて、左に順送りされ、上
記セルデータの最上位の桁が現・セル領域の左端にきた
時点で移動を終了する。
【0059】右方向−移動表示モードがオンの場合、
文字、数字を問わず、カーソルが現・セル領域の右端に
移動した時点で未表示のデータが残っているときは、該
セルデータが可視的速度で左端から1字づつ現れて、右
に順送りされ、該セルデータの最下位の桁が現・セル領
域の右端にきた時点で移動を終了する。つまり、このモ
ードは、左方向−移動表示モードの左右を反対にしたも
のである。
【0060】次に、図13に示すように、投影モードの
オン/オフ要求があるかどうかを判断する(A11
3)。投影モードのオン/オフ要求がある場合、次の
の処理が可能なモードにセットまたはリセットする(A
113)。要求がない場合はA113Bへ進む。
【0061】現・セル領域に割り当てられたセルデー
タが、指定された他のセル領域(投影先セル領域)に表
示(投影)される。通常、現・セル領域の処理終了後、
そのセルデータが、投影先セル領域に表示される。投影
は、表データ中で、例えば各セルデータについて共通の
部分または見出しのような部分があり、各行データの一
部を共通領域に常に表示するとか、特定のデータはカー
ソル位置にかかわらず、いつも一定の場所に表示してお
くとき等に用いられる。なお、投影先は、セル単位、も
しくは複数のセルに共通指定する。
【0062】次に、投影表示モードでなければ、通常の
表データ処理をする(A113B)。
【0063】次に、現・セル領域のデータに投影指定が
あるか否かを判断する(A114)。データ投影指定が
あれば、上記セルデータの投影処理をする(A11
5)。すなわち、上記セルデータを投影先セル領域に転
送して表示する。この場合、データ投影先の表示は、通
常形式であり、フローティングや移動表示の対象とはな
らず、通常の形式で行う。ただし、投影先セル領域に投
影指定があれば、それは有効として投影処理する。
【0064】このように、この表計算装置は、特定のセ
ルデータのサイズが、割り当てられたセル領域のサイズ
を超える場合、制御部によって、カーソルが上記セル領
域内にあるとき、上記セルデータの一部を上記セル領域
に表示する一方、カーソルが上記セル領域外に移動時、
上記セルデータのうち上記セル領域のサイズを超える部
分を上記セル領域に隣接する他のセル領域上に重ねて表
示し、または、上記セルデータを上記セル領域内で可視
的速度で移動させて表示するので、従来に比して全体的
にスクロール回数等のオーバーヘッドを減らして、サイ
ズが大きいセルデータを表示することができる。したが
って、表示領域を有効利用することができる。
【0065】なお、カーソルが上記セル領域を出入りす
ることによって表示状態を変えるのではなく、上記セル
領域で特定のキーを押したとき表示状態を変えるように
しても良い。
【0066】図18はこの発明の第3実施例の表計算装
置のハードウエアの構成を示している。
【0067】この表計算装置は、表形式データを表示可
能な液晶表示素子等からなる表示部201と、キーボー
ドからなる入力部202と、マイクロプロセッサ等から
なる制御部203と、半導体ROM(リード・オンリ・
メモリ)およびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
等からなるプログラム記憶部204と、固定ディスク装
置等からなる記憶ファイル205を備えている。上記入
力部202は、操作者が数値・文字・記号等を入力する
ための文字・記号キー群、編集等の処理を指示するため
の機能キー群および実行キー等を有している。記憶部2
04は、表計算のための制御プログラムや数値データを
記憶することができる。記憶ファイル205は、表計算
データやランダムアクセス制御情報等を記憶することが
できる。
【0068】図19は、ワークシート上の通常形式(順
次編成)の表データと順次−兼−ランダムアクセス形式
の表データとの関連を概念的に示している。同図(F2
01)は、通常形式の表データ(マスターデータ)を例
示している。各データ1〜4は順に格納されている。一
方、同図(F202)は、順次−兼−ランダムアクセス
形式(編成)の表データを例示している。この順次−兼
−ランダムアクセス編成は、上記通常形式の表データを
ランダム化公式を用いて変換して生成される。つまり、
操作者がF201の各データについてそれぞれデータを
特定するためのキー項目を指定する。このとき、このキ
ー項目の内容は、ランダム化公式により、対応する特定
の記憶ブロック#に変換される。そして、各記憶ブロッ
ク#が示す格納位置に、それぞれ対応するキー項目のデ
ータが格納される。この例では、データ1は記憶ブロッ
ク#1、データ2は記憶ブロック#3、データ3は記憶
ブロック#1、データ4は記憶ブロック#2にそれぞれ
格納されている。なお、ランダム化公式とは、ワークシ
ート上の表データを格納領域の全範囲へ分散させるフォ
ーミュラをいう。
【0069】図20(F203)は、各記憶ブロックに
格納されるデータ様式を示している。各データは、削除
等のレコード状態を示すフラッグと、データ項目(群)
と、相対データレコード格納開始記憶ブロック#と、
(有効)アクセスカウントと、順次アクセス用双方向リ
ンクデータポインタ等からなっている。上記フラッグ
は、ステイタス、すなわち削除等のレコード状態を示
す。相対データレコード格納開始記憶ブロック#は、ラ
ンダム化公式で割り付けられた記憶ブロック#を示して
いる。(有効)アクセスカウントは、このデータが有効
に参照された回数を示している。双方向データポインタ
は、前方向データポインタFRと後方向データポインタ
Nとからなっている。このデータポインタ(FR/N)
にセットされた数字によって、それぞれ前方向,後方向
のデータとリンクすることができる。例えば同図(F2
03A)に示すように、データ2にFR=1,N=3が
セットされている場合、前方向はデータ1、後方向はデ
ータ2と結ばれる。図19(F202)中の各データ欄
の()内の数字は、各データについてセットされた(F
R/N)の値を例示している。このように、各データ1
〜4について(FR/N)をたどって、順次アクセスを
行うことが可能となる。
【0070】図21(F204)は、上記ランダム化公
式による変換の結果、データの格納位置が重複した場合
を示している。データA、C、Eについてキー項目の内
容を記憶ブロック#に変換した結果、同一の記憶ブロッ
ク#0となった。ここで1ブロック当たり2件のデータ
のみ格納できるとした場合、後のデータEを記憶ブロッ
ク#0に格納できず、データEがあふれる。そこで、あ
ふれたデータEを格納すべき位置を、上記格納開始位置
(記憶ブロック#0)の次のブロック#以降で探さねば
ならない。次のブロック#以降も他のデータが既に格納
されている可能性もあるが、格納可能な全範囲(全記憶
ブロック、または、格納開始記憶ブロック#プラス指定
Nブロックの範囲とする。)で探索して、空いている位
置に格納する。この例では、データEは記憶ブロック#
1に格納されている。
【0071】図22(F005)は、データ削除および
アクセス頻度に基づいてデータ格納位置を再配置した場
合を示している。ケース1では、まず、データEの格納
開始位置(記憶ブロック#0)がデータA、Cと重な
り、その次の記憶ブロック#1に格納されている。ここ
で、例えばデータAが削除されたとすると、まず、その
空いた箇所に、同一記憶ブロック#0内のデータCが移
動する。次の番号の記憶ブロック#1に、本来の記憶ブ
ロック#(格納開始位置)よりも後の記憶ブロック#に
格納されたデータが存在するかどうかをチェックし、存
在するならばそのデータを記憶ブロック#0に取り込
む。この場合、データEが記憶ブロック#0に入る。こ
のように再配置することによって、アクセス時間の無駄
を排することができる。なお、データEの格納位置が上
記ランダム化公式を用いた変換による格納開始位置であ
ったときは、データEを移動させることはない。
【0072】同図中のケース2では、アクセス頻度(ア
クセスカウント)に基づいて再配置を行っている。各デ
ータの有効アクセスカウントは、図23(F203)に
示したように保持されている。ここで、例えばデータ
B,F,G,Hのアクセスカウントがそれぞれ5,1
0,3,12であったとし、このカウント数に応じてデ
ータの格納位置を入れ替える。つまり、カウント数が大
きいデータを前に移動させる。その移動させる範囲は、
格納開始位置から現格納位置までの範囲とし、カウント
数が大きいものを格納開始位置またはそれに最も近い格
納位置に移動させる。これにより、アクセス時間の無駄
を排することができる。この例では、データB,F,
G,Hの順であったものが、上記アクセスカウント数に
基づいてデータH,F,B,Gの順に再配置されてい
る。なお、再配置されたとしても、順次双方向リンクデ
ータポインタは移動前の順序を維持する。
【0073】この表計算装置は、図18に示した制御部
203によって、記憶部204に格納された制御プログ
ラムに従って全体として次のような操作処理を行う。
【0074】図23に示すように、まず、装置を起動す
るために、所定の初期処理を行う(A201)。
【0075】次に、操作者がデータ変換または表データ
入力・計算のいずれの処理を行うかを選択して入力する
(A202)。続いて、順次−兼−ランダムアクセス編
成へのデータ変換が選択されたかどうかを判断して(A
203)、上記データ変換が選択されていれば、後述す
る変換処理を行う。一方、上記データ変換が選択されて
いなければ、表データ入力が選択されたかどうかを判断
して(A204)、上記表データ入力が選択されていれ
ば、次に述べる表データ入力処理を行う。上記データ変
換,表データ入力がいずれも選択されていなければ、A
202へ戻って選択を待つ。
【0076】A204の判断により表データ入力処理を
行う場合、まず、A205でコマンドやデータ入力を待
つ(アクション待ち)。ここで、何らかのアクションが
あった場合、処理を終了するかどうかを判断する(A2
06)。処理を終了する場合は、A207に進んで所定
の終了処理をしてA201の初期処理へ戻る。処理を終
了しない場合は、A208に進んで、表データ入力およ
び計算をする。そして、A205,A206,A208
の処理を繰り返して、処理を終了すると判断したときに
上記A201へ進む。
【0077】A203の判断により順次−兼−ランダム
アクセス編成へのデータ変換処理を行う場合、図24に
示すように、表示部201(図18)に変換対象となる
表データ名のメニューを表示する(A209)。メニュ
ー中に所望の表データがあれば、その表データを選択し
てキー項目を指定する(A210)。次に、処理を終了
するかどうかを判定して(A211)、処理を終了する
場合は、A212で所定の終了処理をして、図23に示
した初期処理(A201)に戻る。処理を終了しない場
合はA213に進む。
【0078】A213では、図18に示した記憶部20
4からデータを取り出し(読み出し)、データ終了かど
うかを判断して(A214)、データ終了ならば終了処
理(A212)をして初期処理(A201)に戻る。デ
ータ終了でなければ、ランダム化公式を用いて、読み出
したデータのキー項目を、記憶ブロック#(番号)に変
換する(A215)。次に、上記記憶ブロック#が示す
格納位置に既存データがあるか否か(重複の有無)を判
定する(A216)。重複がない場合は、その格納位置
に上記データを格納して(A217)、次のデータの処
理に戻る(A213)。
【0079】A216の判定で、重複があった場合は、
図25に示すように、記憶ブロック#を1つ前進(増
加)する(A218)。そして、記憶ブロックのすべて
にデータが格納されているかどうか、すなわち、格納領
域がフルであるかどうかを判定する(A219)。格納
領域がフルでなければ、増加後の上記記憶ブロック#が
示す格納位置で、重複の有無を判定する(A222)。
再び重複している場合は、A218に戻って記憶ブロッ
ク#をさらに1つ前進させて、A219,A220の処
理を繰り返す。一方、重複がない場合は、順次アクセス
用双方向リンクデータポインタ(FR/N)をセットし
(A223)、取り出しているデータを格納して(A2
24)、次のデータの処理のためにデータ・リード(A
213)に戻る。A219の判定で格納領域がフルなら
ば、領域フルメッセージを表示し(A220)、終了処
理(A221)をして初期処理(A201)に戻る。
【0080】このように、この表計算装置では、図18
に示した制御部203によって、データを順次配列して
なる表データを、記憶部204に含まれる複数の記憶ブ
ロックにランダムに割り当てて配置しているので、ラン
ダムアクセスを行うことができる。また、割り当ての際
に、各データにマスターデータ上の順序を表す双方向リ
ンクデータポインタを付しているので、この双方向リン
クデータポインタに基づいて順次アクセスを行うことが
できる。すなわち、この表計算装置によれば順次アクセ
スおよびランダムアクセスを行うことができる。したが
って、マスターデータの容量が大きくても、その改廃や
アクセスを比較的簡単に行うことができ、データ処理能
力を高めることができる。
【0081】図26はこの発明の第4実施例の表計算装
置のハードウエアの構成を示している。
【0082】この表計算装置は、表形式データを表示可
能な液晶表示素子等からなる表示部301と、キーボー
ドからなる入力部302と、マイクロプロセッサ等から
なる制御部303と、半導体ROM(リード・オンリ・
メモリ)およびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)
等からなるプログラム記憶部304と、固定ディスク装
置等からなる記憶ファイル305を備えている。上記入
力部302は、操作者が数値・文字・記号等を入力する
ための文字・記号キー群、編集等の処理を指示するため
の機能キー群および実行キー等を有している。記憶部3
04は、表計算のための制御プログラムや数値データを
記憶することができる。記憶ファイル305は、セルコ
ントロール情報や表計算データ等を記憶することができ
る。
【0083】図27は、この表計算装置の動作を概念的
に説明するために、親−子−孫の3つのレベル(階層)
にまたがる多次元セルの表示例を示している。図中、
(F301)は表レベル1の「親」表データ、(F30
2)は表レベル1の1の「子」表データ、(F303)
は表レベル1の1の1の「孫」表データをそれぞれ示し
ている。
【0084】上記「親」表データの中の任意のセル位置
から「子」表データへの切り替えが行われる。この例で
は、「親」から「子」に切り替えられたとき、「親」表デー
タの1行目の3つのセルの内容「日本 東京 XXXX
XXXX」(データA)が「子」表データの先頭位置に転
送して表示される。操作者が「子」表データ内で所要の処
理をした後、処理結果を「子」表データの先頭位置にある
データ授受セル群にセットすれば、コントロールが「親」
に戻ったときに、セットした内容が「親」表データの元
のセル領域(データセル授受群)の内容と置き換えられ
る。また、「親」と「子」との間の切り替えと同様に、
「子」と「孫」との間でも切り替えが行われる。この例
では、「子」から「孫」に切り替えられたとき、「子」
表データの2行目,3行目の4つのセルの内容 が「孫」表データの先頭位置に転送して表示される。な
お、関連するセルの全部を表示するだけでなく、「孫」
表データの3行目に示すように、関連するセルの一部
「港区」だけを表示することもできる。
【0085】なお、「親」から「子」へデータを転送
し、「子」から「親」へ戻るとき、「親」の元のセル領
域の内容をそのままにして、「子」表データから受領した
データを別のウィンドウ(窓)領域にテーブル化して表
示することもできる。「子」と「孫」との間でも同様で
ある。つまり、親−子−孫間の切り替えに伴い、その表
データ全体の表示は、指定領域(左上端指定)による多
重表示、または、2画面−ウィンドウ表示(上下または
左右)のいずれかを行うことができる。
【0086】後述するように、「親」と「子」、「子」
と「孫」との間の切り替えは、操作者が予め設定した特
定セル位置に到達した時に自動的に切り替える場合と、
任意のセル位置で操作者が特定キーを押してマニュアル
で切り替える場合とがある。
【0087】レベル数および起動件数は記憶ファイル3
05のメモリ容量の範囲で任意である。また、いずれの
レベルでも表計算機能は、印刷を含めて同等に行われ
る。応用の一例として、例えば、日本−東京(大阪、名
古屋....)....千代田区(港区、....)....の如く、ト
リー(木)構成で情報を保持し、処理することもできる
し、また、表示画面でサマリーデータのみを持ち、必要
に応じ、逐次レベルを切り替えて明細処理を行うことも
できる。
【0088】図31は、記憶ファイル305に記憶され
る多次元セルコントロールリストを示している(制御部
303は、このセルコントロールリストを参照しなが
ら、後述する操作処理を行う。)。同図(T301)は
基本コントロールテーブルの様式を示している。基本コ
ントロールテーブルは、レベル#(番号)別にグループ
化されており、各レベル#毎に、セルコントロールリス
ト#,コントロールリスト格納スタートアドレス,コン
トロールリストエンドアドレス,コントロールリストチ
ェックサム(チェック回数),ステイタスなどが設定さ
れる。この基本コントロールテーブルは、同図(T30
2)に示す各セルコントロールリストに結ばれている。
各セルコントロールリストには、テーブル開始フラッ
グ,セルコントロールリスト#およびセルコントロール
情報が設定される。
【0089】セルコントロール情報の内容は、図32
(a)に示すように、(#1)起動側のレベル#と起動さ
れる側のレベル#、(#2)起動セル位置、(#3)起
動形態、(#4)データ授受セル、(#5)返還データ
表示形式(起動側)、(#6)表データ全体のレイアウ
トが設定される。上記(#1)起動側のレベル#と起動
される側のレベル#は、どのレベルからどのレベルへ切
り替え起動するかを指定する。また、上記(#2)起動
セル位置は、現表示データのどの位置で起動するかを指
定する。上記(#3)起動形態は、指定セル位置で自動
的に起動(自動起動)するか、または、特定のセル位置
でマニュアルで起動(マニュアル起動)するかの別を指
定する。自動起動は、指定セル位置に到達した時に自動
的に切り替え起動するか、または、指定セル位置に到達
した時に、指定された条件式を満たした場合に切り替え
起動する。条件式とは、同図(b)に示すように、或るセ
ル位置または定数と、或るセル位置または定数との間
に、「=」,「<」,「>」,「≠」,「≦」,「≧」
で表される関係が成立するかどうかを判断するものであ
る。また、次行以降の条件判定を「AND(および)」
または「OR(または)」で継続することができる。次
行以降の条件判定を「TERMINATE(打ち切
り)」で打ち切る。一方、マニュアル起動は、現セル位
置で操作者が特定キーを押せば切り替え起動する。一旦
マニュアル起動されると、そのセル位置がセルコントロ
ールリストに登録される(初回時にリスト内容を指定す
る。)。そして、次に上記セル位置に到達した時、一時
停止し、特定キーの押し下げがあれば前回と同様の起動
が行われる。上記(#4)データ授受セルは、起動され
る側の表データの先頭位置に表示されるべき、起動側表
データ上のセル位置(行列位置)を指定する。指定は複
数でも良い。通常、起動側にコントロールが戻る都度、
(4−1)で指定されたセル位置に表示がなされる。上
記(#5)返還データ表示形式(起動側)は、起動側表
データ上で他のセル位置に繰り返し領域を設定し、表示
領域をシフトさせ、返還されたデータをテーブル化して
表示したい場合に指定する。各セル位置について、行列
位置と、行列累進カウントが設定される。これが設定さ
れた場合は、(4−1)による返還表示は行われない。
上記(#6)表データ全体のレイアウトは、表示切り替
えに伴う、起動側および起動される側の表データ全体の
表示レイアウトを指定する。(6−1)左上上端指定位
置を基準として、表示画面内で多重表示するか(重複分
は退避される。)、または、(6−2)上下もしくは左
右分割(2画面ウィンドウ形式)による表示のいずれか
を指定することができる。
【0090】この表計算装置は、図26に示した制御部
302によって、記憶部304に格納された制御プログ
ラムに従って全体として次のような操作処理を行う。
【0091】図28に示すように、まず、装置を起動す
るために、所定の初期処理を行い(A301)、(指
定)表データを読み込む(A301A)。次に、図31
に示したセルコントロールテーブルからセルコントロー
ルリストを選択する(A302)。そして、リスト終了
か否かを判断する(A303)。
【0092】A303でリスト終了でない(リストがあ
る)と判断した場合は、図29に示すように、選択した
リストの内容をチェックし(A309)、A310でリ
スト内容に異常があれば、エラー表示をして(A31
1)、操作処理を停止する。操作者は原因究明および回
復処理を行う。A310でリスト内容に異常が無けれ
ば、A312へ進む。A312では、現表示セルの位置
とリスト内の位置情報とを比較する。そして、切り替え
条件が成立したかどうかを判断する(A313)。切り
替え条件が成立していなければ、A304のアクション
待ち状態に戻る。切り替え条件が成立していれば、切り
替え条件式の指定が有るかどうかを判断する(A31
4)。切り替え条件式の指定が有って、かつ、切り替え
条件式が合致していなければ(A315)、A304の
アクション待ち状態に戻る。一方、切り替え条件式の指
定が無いか又は指定が有って、切り替え条件式が合致し
ていれば、現表示データを退避させて(A316)、指
定レベルへ表示を切り替える(A317)。この後、A
312に戻って処理を繰り返す。
【0093】一方、A303でリスト終了である(チェ
ックすべきセルコントロールリストが無い)と判断した
場合、コマンドやデータ入力等のアクション待ちをする
(A304)。ここで、何らかのアクションがあった場
合、処理を終了するかどうかを判断する(A305)。
処理を終了する場合は、A306に進んで所定の終了処
理をしてストップする。処理を終了しない場合は、A3
07に進んで入力アクションの内容をチェックする。入
力アクションの内容にエラーがあれば、その旨をメッセ
ージ表示して(A307A)、A304のアクション待
ち状態に戻る。一方、入力アクションの内容が正常であ
れば、A308に進んでセルコントロールリストの設定
要求であるかどうかを判断する。セルコントロールリス
トの設定要求であると判断した場合は、リストの設定
(新規、改廃等)をした後(A308A)、図29に示
したA312に進む。一方、セルコントロールリストの
設定要求でないと判断した場合は、図30のA320へ
進む。
【0094】A320では、表レベル切り替え要求であ
るかどうかを判断する。表レベル切り替え要求ならば、
操作者はマニュアル操作によって現表示データを退避さ
せて(A321)、指定レベルへ表示を切り替える(A
322)。この後、マニュアル起動分のセルコントロー
ルリストを生成・登録して(A323)、A304に戻
る。一方、A320で表レベル切り替え要求でないと判
断した場合は、さらに、直前レベルへの復帰要求である
かどうかを判断する(A324)。復帰要求ならば、現
表示データを解除して(A326)、直前レベルへ表示
を切り替えるとともにセルコントロールリストの切り替
えを行う(A327)。一方、復帰要求以外ならば、通
常のセルデータ処理(コマンド処理)を行う。いずれに
しても、この後、図29に示したA312へ戻る。
【0095】このように、この表計算装置では、図26
に示した制御部303によって、表示画面上のセル単位
で、現表示セルの位置とセルコントロールリストで指定
されたセルの位置とを比較して、上記セルコントロール
リストに予め設定された条件式が満たされているとき、
現表示データを退避させ、指定された階層レベルの表デ
ータを表示画面に表示する制御を行う。また、現表示デ
ータの直前に表示された階層レベルへの復帰要求が入力
されたとき、現表示データを解除して直前の表示レベル
へ表示画面を切り替える。したがって、操作者は、特定
の階層レベルと他の階層レベルとの間で、データベース
感覚で表データを円滑に関連付けて処理することがで
き、容易にデータの保持・加工を行うことができる。し
たがって、データの多角的利用を図ることができる。
【0096】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に記
載の表計算装置は、計算結果を所定の表示部に表形式で
表示する表計算装置であって、入力されたソースデータ
を、列毎に項目名を付した行列状の表形式で、書き込み
読み出し自在に記憶する基本表ファイルと、表形式のデ
ータを書き込み読み出し自在に記憶することができる応
用表ファイルと、上記基本表ファイルの上記表に付され
た項目名に基づいて、上記表に含まれるデータを項目名
毎に関係付ける情報を記憶する関係制御ファイルと、上
記基本表ファイルに記憶されたソースデータを上記応用
表ファイル上に表形式で呼び出し、上記関係制御ファイ
ルに記憶された情報に基づいて、表形式を維持した状態
で、一の項目名が付されたデータと他の項目名が付され
たデータとの間の関係型の計算処理を行う制御部を備え
ているので、表計算の簡易性を損なうことなく、処理機
能を高めることができる。したがって、データの多目的
利用を図ることができる。
【0097】また、請求項2に記載の表計算装置は、記
憶部に記憶されたセルデータを、表示画面上で上記セル
データに対応するセル領域に割り当てて表示する表計算
装置であって、特定のセルデータのサイズが、割り当て
られたセル領域のサイズを超える場合、カーソルが上記
セル領域内にあるとき、上記セルデータの一部を上記セ
ル領域に表示する一方、カーソルが上記セル領域外ある
とき、上記セルデータのうち上記セル領域のサイズを超
える部分を上記セル領域に隣接する他のセル領域上に重
ねて表示し、または、上記セルデータを上記セル領域内
で可視的速度で移動させて表示する制御を行う制御部を
有しているので、従来に比して全体的にスクロール回数
等のオーバーヘッドを減らして、サイズが大きいセルデ
ータを限られたセル領域に表示することができる。した
がって、表示領域を有効利用することができる。
【0098】また、請求項3に記載の表計算装置は、順
次配列の表データを、記憶部に含まれる複数の記憶ブロ
ックにランダムに割り当てて配置する表計算装置であっ
て、上記表データの各データに対して付されたキー項目
に基づいて、所定のランダム化公式を用いて上記各デー
タを格納すべき記憶ブロック番号を求めて、上記各デー
タに上記表データ上の順序を表すリンクデータポインタ
を付した上、上記各データを上記求めた番号の記憶ブロ
ックに格納するとともに、一の記憶ブロックに格納すべ
きデータが過剰になった場合、上記一の記憶ブロックの
次の番号を持つ記憶ブロックが空いているかどうかを判
断して、空いているとき上記記憶ブロックに上記過剰の
データを格納する制御を行う制御部を備えているので、
この制御部によって、データを順次配列してなる表デー
タが、記憶部に含まれる複数の記憶ブロックにランダム
に割り当てて配置される。したがって、ランダムアクセ
スも行うことができる。また、割り当ての際に、各デー
タに上記表データ上の順序を表すリンクデータポインタ
が付される。したがって、このリンクデータポインタに
基づいて順次アクセスを行うことができる。すなわち、
この表計算装置は順次アクセスおよびランダムアクセス
を行うことができる。したがって、マスターデータの容
量が大きくても、その改廃やアクセスを比較的簡単に行
うことができ、データ処理能力を高めることができる。
【0099】また、請求項4に記載の表計算装置は、表
データを任意のセル単位に、それぞれ別の表示画面で表
示される複数の階層レベルに展開する表計算装置であっ
て、セル位置とセル位置との関係を規定する条件式が設
定されるセルコントロールリストと、表示画面上のセル
単位で、現表示セルの位置とセルコントロールリストで
指定されたセルの位置とを比較して、上記セルコントロ
ールリストに予め設定された条件式が満たされていると
き、現表示データを退避させ、指定された階層レベルの
表データを表示画面に表示する制御を行うとともに、現
表示データの直前に表示された階層レベルへの復帰要求
が入力されたとき、現表示データを解除して直前の表示
レベルへ表示画面を切り替える制御を行う制御部を備え
ているので、操作者は、特定の階層レベルと他の階層レ
ベルとの間で、データベース感覚で表データを円滑に関
連付けて処理することができ、容易にデータの保持・加
工を行うことができる。したがって、データの多角的利
用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の表計算装置のハード
ウエアの構成を示す図である。
【図2】 基本・表ファイルと応用・表ファイルとの関
連を示す図である。
【図3】 指定項目について計算処理を行った結果を例
示する図である。
【図4】 指定項目について計算処理を行った結果を例
示する図である。
【図5】 上記表計算装置の制御部による操作処理のフ
ローを示す図である。
【図6】 上記表計算装置の制御部による操作処理のフ
ローを示す図である。
【図7】 上記表計算装置の制御部による操作処理のフ
ローを示す図である。
【図8】 上記表計算装置の制御部による操作処理のフ
ローを示す図である。
【図9】 項目制御リストを例示する図である。
【図10】 参照項目制御リストを例示する図である。
【図11】 この発明の第2実施例の表計算装置のハー
ドウエアの構成を示す図である。
【図12】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図13】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図14】 文字フローティングモードを説明する図で
ある。
【図15】 数値フローティングモードを説明する図で
ある。
【図16】 左方向移動モードを説明する図である。
【図17】 セル・コントロールリストを示す図であ
る。
【図18】 この発明の第3実施例の表計算装置のハー
ドウエアの構成を示す図である。
【図19】 順次編成の表データと順次−兼−ランダム
編成の表データとの関連を示す図である。
【図20】 各記憶ブロックに格納されるデータ様式を
示す図である。
【図21】 データ格納位置が重複した場合の処理を示
す図である。
【図22】 データ格納位置を再配置する処理を示す図
である。
【図23】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図24】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図25】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図26】 この発明の第4実施例の表計算装置のハー
ドウエアの構成を示す図である。
【図27】 上記表計算装置の動作を概念的に説明する
図である。
【図28】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図29】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図30】 上記表計算装置の制御部による操作処理の
フローを示す図である。
【図31】 上記表計算装置の記憶ファイルに記憶され
るセルコントロールリストの様式を示す図である。
【図32】 上記セルコントロールリストの内容を示す
図である。
【符号の説明】
1,101,201,301 表示部 2,102,202,302 入力部 3,103,203,303 制御部 4,104,204,304 記憶部 5,105,205,305 記憶ファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算結果を所定の表示部に表形式で表示
    する表計算装置であって、 入力されたソースデータを、列毎に項目名を付した行列
    状の表形式で、書き込み読み出し自在に記憶する基本表
    ファイルと、 表形式のデータを書き込み読み出し自在に記憶すること
    ができる応用表ファイルと、 上記基本表ファイルの上記表に付された項目名に基づい
    て、上記表に含まれるデータを項目名毎に関係付ける情
    報を記憶する関係制御ファイルと、 上記基本表ファイルに記憶されたソースデータを上記応
    用表ファイル上に表形式で呼び出し、上記関係制御ファ
    イルに記憶された情報に基づいて、表形式を維持した状
    態で、一の項目名が付されたデータと他の項目名が付さ
    れたデータとの間の関係型の表データ処理を行う制御部
    を備えたことを特徴とする表計算装置。
  2. 【請求項2】 記憶部に記憶されたセルデータを、表示
    画面上で上記セルデータに対応するセル領域に割り当て
    て表示する表計算装置であって、 特定のセルデータのサイズが、割り当てられたセル領域
    のサイズを超える場合、カーソルが上記セル領域内にあ
    るとき、上記セルデータの一部を上記セル領域に表示す
    る一方、カーソルが上記セル領域外に移動時、上記セル
    データのうち上記セル領域のサイズを超える部分を上記
    セル領域に隣接する他のセル領域上に重ねて表示し、ま
    たは、上記セルデータを上記セル領域内で可視的速度で
    移動させて表示する制御を行う制御部を有することを特
    徴とする表計算装置。
  3. 【請求項3】 順次配列の表データを、記憶部に含まれ
    る複数の記憶ブロックにランダムに割り当てて配置する
    表計算装置であって、 上記表データの各データに対して付されたキー項目に基
    づいて、所定のランダム化公式を用いて上記各データを
    格納すべき記憶ブロック番号を求めて、上記各データに
    上記表データ上の順序を表すリンクデータポインタを付
    した上、上記各データを上記求めた番号の記憶ブロック
    に格納するとともに、一の記憶ブロックに格納すべきデ
    ータが過剰になった場合、その次の番号を持つ記憶ブロ
    ックが空いているかどうかを判断して、空いているとき
    上記記憶ブロックに上記過剰のデータを格納する制御を
    行う制御部を備えたことを特徴とする表計算装置。
  4. 【請求項4】 表データを、それぞれ別の表示画面で表
    示される複数の階層レベルに展開する表計算装置であっ
    て、 階層レベル間の表示制御、セルデータの関係等を規定す
    る条件式が設定されるセルコントロールリストと、 表示画面上のセル単位で、現表示セルの位置とセルコン
    トロールリストで指定されたセルの位置とを比較して、
    上記セルコントロールリストに予め設定された条件式が
    満たされているとき、現表示データを退避させ、指定さ
    れた階層レベルの表データを表示画面に表示する制御を
    行うとともに、現表示データの直前に表示された階層レ
    ベルへの復帰要求がなされたとき、現表示データを解除
    して直前の表示レベルへ表示画面を切り替える制御を行
    う制御部を備えたことを特徴とする表計算装置。
JP5158668A 1993-06-29 1993-06-29 表計算装置 Pending JPH0744622A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525029A (ja) * 2008-06-20 2011-09-08 マイクロソフト コーポレーション 表形式データの階層的提示
US10765140B2 (en) 2003-11-07 2020-09-08 U.S. Smokeless Tobacco Company Llc Tobacco compositions

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US10765140B2 (en) 2003-11-07 2020-09-08 U.S. Smokeless Tobacco Company Llc Tobacco compositions
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