JPH0744592Y2 - 包装容器 - Google Patents

包装容器

Info

Publication number
JPH0744592Y2
JPH0744592Y2 JP12079287U JP12079287U JPH0744592Y2 JP H0744592 Y2 JPH0744592 Y2 JP H0744592Y2 JP 12079287 U JP12079287 U JP 12079287U JP 12079287 U JP12079287 U JP 12079287U JP H0744592 Y2 JPH0744592 Y2 JP H0744592Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blank plate
packaging container
container
paper
skeleton member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12079287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6426232U (ja
Inventor
宣詔 進藤
清治 成瀬
文秋 前田
祐司郎 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Lion Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp, Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Lion Corp
Priority to JP12079287U priority Critical patent/JPH0744592Y2/ja
Publication of JPS6426232U publication Critical patent/JPS6426232U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0744592Y2 publication Critical patent/JPH0744592Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、紙とプラスチックとを複合した包装容器に関
する。
「従来の技術」 第10図は、従来の紙とプラスチックとを複合したタイプ
の包装容器を示すものある。この包装容器は、カップ状
のもので、紙を主体とするブランク板1で側面が形成さ
れ、このブランク板1の端縁部分がポリプロピレン等の
合成樹脂からなる骨格部材2に接着せしめられてなるも
のである。
この包装容器は、一般に所定形状に切り抜かれたブラン
ク板1を折り曲げて射出成形用金型にセットしたあと、
合成樹脂を金型に注入して骨格部材2を形成すると共
に、ブランク板1の端縁部分と骨格部材2とを融着する
ことによって製造されている。
「考案が解決しようとする問題点」 従来、この種のタイプの包装容器の用途としては、ヨー
ブルトの容器や酒のカップなど小型で略円筒状のものが
主であった。
ところが、方形状等の側部に角部を有する容器では、角
の部分を含む側壁をブランク板で形成するようになす
と、ブランク板をうまく湾曲させることが難しく、特に
強度の有する厚手のブランク板を用いる必要がある大型
容器の場合は、角部の形状が不良となり易く、生産の歩
留りが極めて低下する問題があった。
そしてまた、前述のようにブランク板で包装容器の角部
を形成することが難しいため、角部を有する包装容器の
場合は、角の部分を骨格部材によって形成し、角部に挟
まれた平面状の部分をブランク板で形成するようにしな
ければならず、ブランク板に施される広告表示が細かく
区分されてしまい、ワイドな広告を表示できない不満が
あった。
「考案の目的」 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、角部を含む
周壁がブランク板であるいはブランク板と骨格部材で形
成された包装容器の生産の歩留りを向上させるととも
に、ブランク板に施される広告表示を細かく区分するこ
となくワイドな表示にできる包装容器の提供を目的とす
る。
「問題点を解決するための手段」 本願考案は、合成樹脂製の骨格部材と紙を主体とするブ
ランク板のうち、少なくともブランク板で角部を含む周
壁を形成し、このブランク板の端縁部を合成樹脂製の骨
格部材に貼着してなる包装容器であって、前記ブランク
板を、紙の縦目方向を角部の長さ方向と略平行にして設
けたことにより、上記問題点の解決を図った。
ここで、紙の縦目方向とは、紙を抄く際の抄き網の走行
方向と平行の方向を示す。
「作用」 ブランク板をなす紙の縦目方向を角部の長さ方向と略平
行にすると、紙は縦目方向と交わる方向に折曲されるこ
ととなる。紙を構成する繊維は、縦目方向に略沿って延
びており、縦目方向と交わる方向では繊維の絡み合いが
比較的少ないので、縦目と交わる方向には素直に所定形
状に屈曲する。従って、この考案の包装容器を製造する
ためにブランク板を金型内にセットすると、ブランク板
は容器の角部を形成する金型の面に沿って容易に変形
し、金型から取り出された後にも所定の成形された形状
を保持する。また、更に、ブランク板の紙の縦目方向が
周壁の角部の長さ方向と略平行になるので、角部で骨格
部材にブランク板が貼着される部分においてもブランク
板が骨格部材に沿って容易に屈曲する。
「実施例」 (実施例1) 第1図ないし第4図は本考案の包装容器の第1実施例を
示すものである。この包装容器は、長手方向の側壁(以
下、長側壁と記す)5,5と短手方向の側壁(以下、短側
壁と記す)7,7と底板9との5つの周壁からなる直方体
状のものであって、ブランク板11と骨格部材13とによっ
て構成されている。
ブランク板11は、例えば第5図に示すように、主体のと
なる紙15の裏面に合成樹脂フィルム17が積層され、表面
にワニス等の表面コート層19が形成された積層板からな
るものである。この積層板をなす合成樹脂フィルムに
は、ブランク板11と骨格部材13との融着のために、通
常、骨格部材13と同材質のものが使用される。また、紙
15の表面には広告のための印刷が施されている。
ブランク板11はこのような積層板から打ち抜かれたもの
で、この例では第6図に示すようにほぼ長方形状とされ
ている。この例の容器では、この1枚のブランク板11に
よって4つの側壁5,5,7,7および側壁5,5,7,7間の角部A
……が形成されている。
この容器では紙15の縦目方向(図中矢印Bで示す)が角
部Aの長さ方向と略平行になるようにブランク板11が配
設されている。また、ブランク板11の角部A……を形成
する部分の内面には、第6図中二点鎖線で示すように罫
線12……が形成されている。この罫線12……は1つの角
部Aに対して1本以上設けられている。
このブランク板11の端縁部分は、合成樹脂製の骨格部材
13に貼着されている。骨格部材13は、第7図に示すよう
に、容器の底板9を形成する底部21と、容器の上部開口
の周縁を形成する上縁部23と、底部21と上縁部23とを接
続するピラー部25,25とから形成されている。
骨格部材13の底部21は、角皿状に形成されており、その
立ち上がった壁部には、ブランク板11の長手方向に沿う
下端縁部分が貼着されている。また、底部21の中央部分
は、容器の内方に凹まされている。この底部の4つの角
部には、若干の丸みが付けられている。
骨格部材13の上縁部23は、角形のリング状に形成されて
おり、その角部には、底部の角部の丸みよりも大きな丸
みが付けられている。上縁部23の外周面には、リブ27が
全周に渡って突設されている。そして、容器の短側壁7,
7側に位置する部分の略中央には、第2図ないし第4図
中二点鎖線で示す吊り手28を係止するための吊り突起2
9,29が設けられている。この吊り突起29は、円柱状の係
止部分29aと、その先端に設けられた円盤状のストッパ
ー部分29bとから形成されている。この骨格部材13のリ
ブ27よりも下方の部分には、前記ブランク板11の長手方
向に沿う上端縁部分が接着されている。
骨格部材13のピラー部25,25は、容器の短側壁7側の略
中央の位置に設けられており、前記上縁部23に設けられ
た吊り突起29の下に連設されている。これらのうち一方
のピラー部25には、第2図に示すように前記ブランク板
11の短手方向に沿う両端縁が接着されている。また残る
他方のピラー部25にはブランク板11の長手方向の略中央
部分が接着されている。
この例の包装容器では、紙15の縦目方向Bが角部Aの長
さ方向と略平行になるようにしてブランク板11が配設さ
れているので、製造時、ブランク板11は所望の角部Aの
形状に沿って素直に折曲することとなる。そして、製造
された容器は角部の形状が良好なものとなる。
特にこの例の包装容器では、ブランク板11の角部Aを形
成する部分に罫線12……が設けられているので、ブラン
ク板11の折曲が更に容易となり、より形状の良い包装容
器を歩留り良く生産することができる。
さらに、この例の包装容器では、紙の縦目方向が容器の
側部の角部Aの長さ方向と略平行になるようにブランク
板11が配設されているので、容器の深さ方向に紙の縦目
が向くことになる。この紙の縦目方向は繊維が整列した
方向で繊維が高度に絡み合っているので、内容物の重量
等によって生じる引張り応力に対してブランク板11の耐
久性が大きく向上する。従って、この例の包装容器は、
重い内容物を収容する容器に好適なものとなる。
(実施例2) 第8図および第9図は本考案の包装容器の第2実施例を
示すものである。この例の包装容器では、骨格部材13の
ピラー部25……が、容器の角部A……に設けられてい
る。
この例の包装容器にあっては、前記第1実施例のものと
同様の作用効果を得ることができるうえ、ブランク板11
の長手方向にある端部がつぎ合わされピラー部25が露出
して広告表示を施し難い箇所が容器の角部Aに位置する
こととなるので、広い長側壁5,5および短側壁7,7の4面
を全て表示効果を発揮する面として利用できる利点があ
る。更に、ブランク板11の紙の縦目方向が周壁の角部A
の長さ方向と略平行になるので、角部Aで骨格部材13の
ピラー部25にブランク板11が貼着される部分においても
ブランク板11が骨格部材13のピラー部25に沿って容易に
屈曲する。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の包装容器は、紙の縦目方
向が角部の長さ方向と略平行になるようにブランク板が
配設されたものなので、製造時金型内にブランク板をセ
ットする際、ブランク板は紙の縦目方向と交わる繊維の
絡み合いが少ない折曲容易な方向で屈曲されることとな
る。
従って、本考案の包装容器は、ブランク板によって形成
された角部の形状が良好で、歩留り良く製造できるもの
となる。
そしてまた、本考案の包装容器によれば、容器の周壁を
角部を含めてブランク板で形成できるので、容器周壁に
連続したワイドな広告表示を施すことができる。更に骨
格部材とブランク板から角部を含む周壁が構成される構
造においても、ブランク板の紙の縦目方向が周壁の角部
の長さと略平行になるので、角部で骨格部材にブランク
板が貼着される部分においてブランク板が骨格部材に沿
って容易に屈曲する。従って角部の形状が良好で、歩留
まり良く製造できるものとなる。また、ブランク板の端
縁部分が周壁の角部で骨格部材に貼着されるので、容器
の周壁を角部を含めてブランク板で形成することがで
き、容器周壁に連続したワイドな広告表示を施すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の包装容器の第1実施例を
示すもので、第1図は上面図、第2図は左側面図、第3
図は正面図、第4図は右側面図、第5図は同第1実施例
に用いたブランク板を示す断面図、第6図は同ブランク
板の展開図、第7図は同第1実施例の骨格部材を示す斜
視図、第8図は本考案の包装容器の第2実施例を示す上
面図、第9図は同第2実施例を示す斜視図、第10図は従
来の包装容器を示す斜視図である。 5……側壁、7……側壁、9……底板、11……ブランク
板、13……骨格部材、15……紙、A……角部、B……縦
目方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 前田 文秋 千葉県柏市増尾1507−20 (72)考案者 宮本 祐司郎 千葉県市川市鬼高2−6−7

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の骨格部材と紙を主体とするブ
    ランク板のうち、少なくともブランク板で含む周壁が形
    成され、このブランク板の端縁部分が合成樹脂製の骨格
    部材に貼着されてなる包装容器であって、前記ブランク
    板が、紙の縦目方向を角部の長さ方向と略平行にして設
    けられたことを特徴とする包装容器。
JP12079287U 1987-08-06 1987-08-06 包装容器 Expired - Lifetime JPH0744592Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12079287U JPH0744592Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12079287U JPH0744592Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 包装容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6426232U JPS6426232U (ja) 1989-02-14
JPH0744592Y2 true JPH0744592Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31367220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12079287U Expired - Lifetime JPH0744592Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06 包装容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744592Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6426232U (ja) 1989-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5069334A (en) Container
US4304329A (en) Crown support carrier
JPH02139336A (ja) カバー付物品容器
JPH0744592Y2 (ja) 包装容器
DE4114163A1 (de) Verpackung fuer stossempfindliche gebrauchsgueter
US3249213A (en) Window containers and blanks and method for forming same
CA2994140A1 (en) Package assembly with reinforced corners
JPS6388981U (ja)
JPH06501226A (ja) 流体状、ペースト状または粉末状の製品を収容するための自立式袋容器
JPH0226811Y2 (ja)
JPH0354011Y2 (ja)
KR20230089967A (ko) 프레스 성형성이 우수한 리필 가능한 용기 및 리필 가능한 용기의 제조 방법
US551901A (en) Grocer s dish
JPH09220779A (ja) 台紙及び台紙付容器とその製造方法
JPH0553Y2 (ja)
JPS6335946Y2 (ja)
JPH0326092Y2 (ja)
JP2766955B2 (ja) 透明ケース
JPH062908Y2 (ja) 簡易重箱
JPH0420735Y2 (ja)
KR100360465B1 (ko) 다각형 포장용기 및 그 제조방법
JPH1035641A (ja) 正多角筒の底付け方法
JPS604899Y2 (ja) 商品収納・展示用ケ−ス
JPS6341309Y2 (ja)
JPH0744580Y2 (ja) 包装容器