JPH0744552Y2 - 自動2輪車のラジエター冷却構造 - Google Patents

自動2輪車のラジエター冷却構造

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JPH0744552Y2
JPH0744552Y2 JP1988110596U JP11059688U JPH0744552Y2 JP H0744552 Y2 JPH0744552 Y2 JP H0744552Y2 JP 1988110596 U JP1988110596 U JP 1988110596U JP 11059688 U JP11059688 U JP 11059688U JP H0744552 Y2 JPH0744552 Y2 JP H0744552Y2
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JP
Japan
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radiator
cowling
tank
cooling
liquid tank
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JP1988110596U
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幸作 山内
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は自動2輪車のラジエターに冷却構造に関す
る。
(従来の技術) 第1図はこの考案の一実施例を示すものであるが、この
考案が対象とする自動2輪車は車体1の前部から左右両
側部にかけて車体1を覆い走行時に受ける風圧を減少さ
せて走行抵抗を減少させるカウリング2が設けられてい
る。同時にカウリング2は自動2輪車のデザイン上のポ
イントとなり、自動二輪車の美的外観の向上を図ってい
る。
このカウリング2は、前輪3部分が開口され、この前部
の開口部4からカウリング2内に入る冷却風がエンジン
冷却用のラジエター5に当り、エンジン冷却水を冷却す
るようになっている。ラジエター5は第4図に示すよう
に中央部に配置されたラジエターコア部5aと両側に配置
されたラジエタータンク部bとから構成される。
このような自動二輪車おいては、デザイン的にもカウリ
ング2の側面が外方に膨らむよう曲線構成となってお
り、第4図の水平方向断面の上半部に示すようにカウリ
ング2の内側面とラジエター5の側部との間に隙間Bが
でき、この隙間Bから走行時に開口部4を通じてカウリ
ング2内に入った走行風が矢示のように後方へ流れてし
まい、ラジエター5のコア部5aに当る冷却風の風量が減
少して冷却効率が悪くなる。
そこで、従来では第4図の下半部に示すようにカウリン
グ2とラジエター5のタンク部5bとの間にできる隙間B
をスポンジ、邪魔板等の塞ぎ部材6で埋め、この塞ぎ部
材6により隙間Bから後方へ風が流れ去ることを防ぐよ
うにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら従来の自動二輪車のラジエター冷却構造に
よったのでは、カウリング2とラジエター5のタンク部
5bとの間の隙間Bを埋めるために他の専用の塞ぎ部材6
を組込まなければならないのでコストアップになると同
時に組立工数が増えることになる。またカウリング2前
部の開口部4からラジエター5に至る冷却風の通路が内
方で次第に拡幅され、ラジエター5のコア部5aに形成さ
れる通風面で再び狭くなるので、第4図の下半部に示す
ようにラジエター5の側部の塞ぎ部材6の部分で冷却風
の乱れが起り、渦流Cが生じてラジエター5へスムーズ
に流れ込まなくなり、冷却効果が低減することになる。
この考案は、カウリングとラジエターとの間の隙間を、
自動2輪車が装備する必需部品により塞ぐようにし、こ
れによってその必需部品の設置用スペースの他への有効
利用をはかりつつ走行風によるラジエターの冷却効率を
高めることができるようにしたものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記従来技術の課題を解決するための手段としてこの考
案は、車体の前部をカウリングで覆い、カウリング内部
にエンジン冷却用ラジエターを収容し、上記ラジエター
を中央部のラジエターコア部と両側のラジエタータンク
部とで構成した自動2輪車において、前記カウリングの
両内側に液体タンクをそれぞれ配置し、上記液体タンク
の一側面はカウリング前部の開口部からカウリング内側
面形状に適合するように形成する一方、液体タンクの他
側面は、カウリング前部の開口部からラジエターコア部
に冷却風を案内する冷却風誘導路を形成するガイド平面
に形成し、前記液体タンクの後側にラジエタータンク部
を連設したものである。
(作用) カウリングの前部に開口する開口部から入る走行風は液
体タンクのガイド平面により形成される冷却風誘導路に
そってスムーズに流れ、走行風のすべてがラジエターの
コア部前面に当ってラジエターを有効的に冷却する。ラ
ジエターとカウリングとの間は液体タンクにより塞がっ
ているので、走行風がラジエターの側部を通ってラジエ
ター冷却に寄与しないで後方へ流れることを防ぐことが
できる。
(実施例) 以下この考案の実施例を図面について説明する。
第1図に側面よりみた配置例を、第2図に要部の水平断
面を、第3図に正面をそれぞれ示すように、カウリング
2の内側面とラジエター2の側部との間に自動2輪車が
備える液体タンク7,8、すなわち、2サイクルエンジン
搭載車の場合はリザーバタンク7とオイルタンク8が、
4サイクルエンジン搭載車の場合はオイルタンクのみが
設置される。
これら液体タンク7,8は、予めその一側面7a,8aの形状を
カウリング2前部開口部4からカウリング2の内側面形
状に適合するように形成し、他側面7b,8bはカウリング
2の前部開口部からラジエター5の放熱用コア部5a前面
に走行風に誘導するに適するガイド平面形状として、左
右の液体タンク7,8の側面間で断面積が変らない均等面
積の冷却風誘導路9を形成して、冷却風誘導路9内を案
内される走行風がラジエターコア部5aにスムーズにかつ
確実に案内されるようになっている。液体タンク8の後
側面にラジエター5のタンク部5bが連設される。
図において符号10はシリンダヘッド、11,11はキャブレ
タ、12はエアクリーナ、13,13はエアクリーナへ外気を
導入する冷気導入ダクトである。
したがって自動2輪車の走行時にカウリング2の前部に
開口する開口部4から入る走行風は、第2図矢示のよう
に液体タンク7,8の側面7b,8bにそって流れ、ラジエター
5のコア部5a前面に案内され、ラジエター5のコア部5a
を通過して後方へ流れる。その間にラジエター5内のエ
ンジン冷却水が冷却される。そのときラジエター5のタ
ンク部5bとカウリング2の内側面との間隙を塞ぐように
液体タンク7,8が配置されているので、ラジエター5と
カウリング2との間からラジエター5の冷却に寄与しな
いで走行風の流れ去ることがなく、開口部4から入った
走行風のすべてがラジエター5のコア部5a前面に当るこ
とになり、冷却効率が高められる。また液体タンク7,8
の存在によりカウリング2の開口部4からラジエター5
までの誘導路9の断面積がほぼ一定となるので、風の流
れに渦巻きが発生せずにスムーズに流れ、ラジエター5
への供給風量が増え、一層冷却効果が高められる。
なお4サイクルエンジン搭載車の場合はリザーバタンク
のみであるから、他側は適宜なタンク部材で埋めればよ
い。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、カウリングの両内側に
液体タンクをそれぞれ配置し、上記液体タンクの一側面
はカウリング前部の開口部からカウリング内側面形状に
適合するように形成する一方、液体タンクの他側面は、
カウリング前部の開口部からラジエターコア部に冷却風
を案内する冷却風誘導路を形成するガイド平面に形成
し、前記液体タンクの後側にラジエタータンク部を連設
したので、従来のように専用の塞ぎ部材を設ける必要が
なく、コストダウンをはかることができると共に液体タ
ンクをカウリング内側のデッドスペースに配置すること
になるので、従来設置されていた液体タンクの占めるス
ペースを荷物収納スペース等に転用することが可能とな
り、スペースの有効利用をはかることができる。またカ
ウリング内側に設置される液体タンクの側面が冷却風の
誘導路を作り、その誘導路の断面積がラジエターのコア
部に至るまではほぼ一定になり、スムーズに案内される
ので、ラジエターの前面両側での冷却風の渦流が生じな
くなり、ラジエターのコア部への冷却風の流れ込みがス
ムーズとなってラジエターに当る冷却風量が増し、その
冷却効率を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した自動2輪車の一実施例を示
す側面図、第2図は第1図A−A線に沿う矢視図、第3
図は第2図左より見た正面図、第4図は従来技術を示す
説明図である。 1……車体、2……カウリング、4……開口部、5……
ラジエター、5a……ラジエターコア部、5b……ラジエタ
ータンク部、7,8……液体タンク、7aa,8a……液体タン
クの一側面、7b,8b……液体タンクの他側面、7c,8c……
液体タンクの後側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前部をカウリングで覆い、カウリン
    グ内部にエンジン冷却用ラジエターを収容し、上記ラジ
    エターを中央部のラジエターコア部と両側のラジエター
    タンク部とで構成した自動2輪車において、前記カウリ
    ングの両内側に液体タンクをそれぞれ配置し、上記液体
    タンクの一側面はカウリング前部の開口部からカウリン
    グ内側面形状に適合するように形成する一方、液体タン
    クの他側面は、カウリング前部の開口部からラジエター
    コア部に冷却風を案内する冷却風誘導路を形成するガイ
    ド平面に形成し、前記液体タンクの後側にラジエタータ
    ンク部を連設したことを特徴とする自動2輪車のラジエ
    ター冷却構造。
JP1988110596U 1988-08-25 1988-08-25 自動2輪車のラジエター冷却構造 Expired - Lifetime JPH0744552Y2 (ja)

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JPH0232489U JPH0232489U (ja) 1990-02-28
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JP6482260B2 (ja) * 2014-12-10 2019-03-13 川崎重工業株式会社 自動二輪車

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