JPH0744490A - マルチプロセッサ構成のバス制御回路 - Google Patents

マルチプロセッサ構成のバス制御回路

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JPH0744490A
JPH0744490A JP18798093A JP18798093A JPH0744490A JP H0744490 A JPH0744490 A JP H0744490A JP 18798093 A JP18798093 A JP 18798093A JP 18798093 A JP18798093 A JP 18798093A JP H0744490 A JPH0744490 A JP H0744490A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バスがフローティング状態に移る場合に、バス
制御信号を能動的に切り替えることにより、バスを高速
に動作させることができるようにする。 【構成】1サイクル前に優先順位制御回路12により自
プロセッサのバス取得が許可されたことがフリップ・フ
ロップ132に記憶されており、且つ次のサイクルでの
バス取得のためのバス取得要求が自プロセッサを含むい
ずれのプロセッサからも出力されていないことがNOR
回路131により検出されていることを、AND回路1
33により検出して、その検出結果を次のサイクルにフ
リップ・フロップ135に記憶する。そして、フリップ
・フロップ135の出力に応じて、自プロセッサ生成の
通常の制御信号またはレベル“1”のVcc信号をセレ
クタ136により選択し、バスドライバ15によりバス
制御線21に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のプロセッサが
バスにより相互接続されたマルチプロセッサシステムに
係り、特にバスの制御を司るマルチプロセッサ構成のバ
ス制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチプロセッサシステムにおけ
るプロセッサ間の接続には、バス方式(バス接続方式)
が多く採用されている。このバス接続方式の長所と短所
は次の通りである。
【0003】長所:入力信号数が少なく、ハードウェア
構成が比較的簡単 短所:サイクルタイムが上げにくい バス接続方式において、サイクルタイムが上がらない要
因として、信号の反射や伝送線路遅延等が挙げられる
が、最大の要因は、複数のプロセッサが相互接続される
ことに伴う負荷容量の増大と各プロセッサ間を接続する
配線容量の増大である。
【0004】汎用大型機のような大型コンピュータで
は、上記短所をカバーするために、ハードウェア量が大
規模となるポート接続方式を採用して、接続形態をシン
プルにすることで、高速なデータ転送を行う等により、
高速化を実現している。しかしながら、中型機以下のコ
ンピュータでは、安価なバス接続方式が依然主流を占め
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したバス接続方式
では、バスに接続された各プロセッサが当該バス(の使
用権)を取得することから、バス取得中の送信側プロセ
ッサのみバスドライバをイネーブル状態にスイッチング
して受信側のプロセッサに対して信号を出力する。ま
た、その他のプロセッサは、送信側プロセッサからの信
号伝達を妨げないように、電気的に切り離した状態(ハ
イインピーダンス状態)に制御するのが一般的である。
【0006】一方、いずれのプロセッサもバスを取得し
ていないときには、送信側の全プロセッサがハイインピ
ーダンス状態になり、バスがフローティング状態にな
る。この状態が長時間続くと大電流が流れ、IC故障を
引き起こす原因にもなる。
【0007】このフローティング状態を防ぐためには、
バスを数100Ωの抵抗でプルアップして受信側プロセ
ッサの入力レベルを安定させるのが有効な手段である。
ここで、バスを高速なサイクルで動作させ、且つ1つの
プロセッサがスイッチングしている状態から、いずれの
プロセッサもバスを取得していないフローティング状態
に制御が変化する場合を想定する。このとき、信号電圧
の変化は、バスの負荷容量(C)とプルアップ抵抗
(R)によって算出できる単純なRC回路(E=E0
(1−e-t/RC ))になる。このため、バスの負荷容量
(C)が大きくなればなるほど、高速なサイクル内でレ
ベルを変化させるのが難しくなる。
【0008】従来は、このタイミングの遅れによる制御
系の信号が変化しきれないケースが誤動作につながり、
ボトルネックとなって、システムのサイクルタイムが上
げられない等の問題があった。
【0009】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のでその目的は、バスがフローティング状態に移る場合
に、バス制御信号を能動的に切り替えることにより、バ
スを高速に動作させることができるマルチプロセッサ構
成のバス制御回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、自プロセッ
サが1サイクル前にバスを取得し、且つ次サイクルに上
記バスを取得するためのバス取得要求が上記バスに接続
された各プロセッサのいずれからも出力されていない特
定状態を検出する検出回路と、この検出回路の検出結果
に応じてバスの制御信号を切り替える切替回路とを設
け、上記検出回路により上記特定状態が検出された場合
には、バスの制御信号を無効状態を示す所定レベルに能
動的に切り替えることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記の構成において、自プロセッサがバスを取
得すると、その旨が次のサイクルでフリップ・フロップ
等の状態保持手段に記憶され、この状態保持手段の状態
出力により1サイクル前に自プロセッサがバスを取得し
たことが示される。
【0012】検出回路は、状態保持手段の状態出力によ
り、1サイクル前に自プロセッサがバスを取得したこと
が示され、しかも次サイクルにバスを取得するためのバ
ス取得要求がバスに接続された各プロセッサのいずれか
らも出力されていない特定状態が発生すると、それを検
出して切替回路に通知する。これを受けて切替回路は、
バスの制御信号を、無効状態を示す所定レベルに能動的
に切り替える。
【0013】このように、上記の構成においては、従来
であればバスがフローティング状態に移ることになる場
合を、その前にバスを取得したプロセッサ内のバス制御
回路にて検出し、そのバス制御回路が、自プロセッサの
バス使用後に、バス制御信号を、無効状態を示す電圧レ
ベルに能動的に切り替えるようにしているため、プルア
ップ抵抗値と負荷容量によるRC時定数に関係なく、バ
スドライバの能力を使ったスイッチングできるようにな
り、バスを高速動作させることが可能となる。
【0014】
【実施例】図1はこの発明を適用するマルチプロセッサ
システムの一実施例を示すブロック構成図である。図1
において、10-1〜10-4は演算制御を行うプロセッ
サ、20はプロセッサ10-1〜10-4を相互接続するバ
スである。なお、各プロセッサ10-1〜10-4により共
有される共有メモリ等は、この発明に直接関係しないた
め省略されている。
【0015】バス20は、各プロセッサ10-1〜10-4
間の制御に用いられる複数ビット構成のバス制御線21
と、各プロセッサ10-1〜10-4間のデータ転送に用い
られる複数ビット構成のバスデータ線22と、バスリク
エスト線23-1〜23-4を含む。バス制御線21を構成
する複数本の信号線は、レベル“0”のときイネーブル
(アクティブ)を意味する。なお、図では省略されてい
るが、バス制御線21は、1箇所でプルアップ抵抗によ
りプルアップされている。
【0016】バスリクエスト線23-1〜23-4は、プロ
セッサ10-1〜10-4がバス20を取得したい場合に、
その旨を示すバス取得要求(バスリクエスト)を他の各
プロセッサに伝達するのに用いられる。このバスリクエ
スト線23-1〜23-4は、バス取得の1サイクル前にレ
ベル“1”に設定される。
【0017】図2は、図1中のプロセッサ10-1の内部
構成を本発明に直接関係するバス制御回路を中心に示す
ブロック図である。図2において、11はバス取得の1
サイクル前にバスリクエスト線に要求信号を出力するバ
ス取得要求制御回路、12は優先順位制御回路である。
優先順位制御回路12は、バス取得要求制御回路11よ
り出力される自プロセッサ10-1からのバス取得要求
と、バスリクエスト線23-2〜23-4を介して伝達され
る他のプロセッサ10-2〜10-4からのバス取得要求を
もとに、即ちプロセッサ10-1〜10-4からのバス取得
要求をもとに、バス取得の優先順位を予め定められたア
ルゴリズムに従って決定し、その決定結果をもとに自プ
ロセッサ10-1を選択する。
【0018】13は本発明に直接関係するバス制御回路
である。バス制御回路13は、バス制御信号を制御する
ためのもので、各プロセッサ10-1〜10-4からのバス
取得要求がいずれも無いことを検出するための4入力の
NOR回路131と、優先順位制御回路12によって自
プロセッサ10-1が選択された際に同回路12から出力
される信号を1サイクル保持するためのフリップ・フロ
ップ132と、2入力のAND回路133とを有してい
る。このAND回路133は、NOR回路131および
フリップ・フロップ132の両出力の論理積をとり、プ
ロセッサ10-1〜10-4のいずれからもバス取得要求が
無く、且つ1サイクル前に自プロセッサ10-1がバスを
取得したことを検出する。
【0019】バス制御回路13はまた、優先順位制御回
路12およびAND回路133の出力の論理和をとり、
自プロセッサ10-1が次サイクルにバスを取得すること
を検出する2入力のOR回路134と、AND回路13
3の出力を1サイクル保持するフリップ・フロップ13
5と、フリップ・フロップ135の出力に応じて選択動
作を行うセレクタ136とを有している。このセレクタ
136は、フリップ・フロップ135の出力がレベル
“0”のときは自プロセッサ10-1内で生成された通常
の制御信号(プロセッサ10-1制御信号)を、レベル
“1”のときはレベル“1”信号(High Level信号)で
あるVcc信号を選択し出力する。
【0020】さて、プロセッサ10-1は、上記バス取得
要求制御回路11、優先順位制御回路12およびバス制
御回路13の他に、(バス制御回路13内の)OR回路
134の出力を1サイクル保持してバスイネーブル信号
を生成するフリップ・フロップ14と、3ステートのバ
スドライバ15,16とを有している。
【0021】バスドライバ15は、フリップ・フロップ
14の出力がレベル“0”のときはハイインピーダンス
を、レベル“1”のときはバス制御回路13内のセレク
タ136の出力をバス制御線21に出力する。一方、バ
スドライバ16は、フリップ・フロップ14の出力がレ
ベル“0”のときはハイインピーダンスを、レベル
“1”のときは自プロセッサ10-1で生成されたデータ
をバスデータ線22に出力する。
【0022】以上に述べたプロセッサ10-1の構成は、
他のプロセッサ10-2〜10-4においても同様である。
但し、プロセッサ10-2〜10-4では、バス取得要求制
御回路11からのバス取得要求の出力先は、バスリクエ
スト線23-1ではなくて、バスリクエスト線23-2〜2
3-4となる。
【0023】次に、プロセッサ10-1内のバス制御回路
13を中心とするバス制御動作の概略を、図1および図
2を参照して説明する。まず、プロセッサ10-1は、他
のプロセッサ10-2〜10-4と同様に、(バス制御線2
1、バスデータ線22およびバスリクエスト線23-1〜
23-4を含む)バス20と接続されている。
【0024】プロセッサ10-1は、バス20を使用する
必要がある場合、バス20を取得したい1サイクル前
に、バス取得要求制御回路11からレベル“1”のバス
取得要求信号をバスリクエスト線23-1に出力する。し
たがって、バスリクエスト線23-1がレベル“1”の場
合には、プロセッサ10-1がバス取得要求状態にあるこ
とを示す。同様に、バスリクエスト線23-2〜23-4が
レベル“1”の場合には、プロセッサ10-2〜10-4が
バス取得要求状態にあることを示す。
【0025】プロセッサ10-1内の優先順位制御回路1
2には、バス取得要求制御回路11(自プロセッサ)か
らのバス取得要求信号の他に、バスリクエスト線23-2
〜23-4を介して伝達される他のプロセッサ10-2〜1
0-4からのバス取得要求信号が入力される。即ち優先順
位制御回路12には、各プロセッサ10-1〜10-4から
のバス取得要求信号が入力される。
【0026】優先順位制御回路12は、各プロセッサ1
0-1〜10-4からのバス取得要求をもとに、バス取得の
優先順位を決定し、自プロセッサ10-1を選択した場合
だけ、レベル“1”の信号(バス取得許可信号)を出力
する。この種の優先順位の決定には、従来より様々なア
ルゴリズムが提案されている。例えば、ハードウェア的
に優先順位を固定する方法や、優先順位をサイクル毎に
変化させるラウンドロビン等が一般的である。但し、優
先順位制御回路12の優先順位決定にいずれのアルゴリ
ズムを適用するかは、本発明の対象外であり、ここでは
言及しない。
【0027】さて、優先順位制御回路12の出力は、各
プロセッサ10-1〜10-4からのバス取得要求信号と共
にバス制御回路13に供給される。バス制御回路13
(内のOR回路134)は、詳細を後述するように、バ
ス取得の1サイクル前にレベル“1”信号をフリップ・
フロップ14に出力する。
【0028】このバス制御回路13からのレベル“1”
信号の状態は、次サイクルにフリップ・フロップ14に
保持され、これにより同フリップ・フロップ14(のQ
出力端子)からレベル“1”信号が出力される。
【0029】フリップ・フロップ14の出力(Q出力)
は、3ステートのバスドライバ15,16のイネーブル
信号として用いられる。バスドライバ15,16は、フ
リップ・フロップ14の出力(イネーブル信号)がレベ
ル“1”の場合にイネーブルになり、レベル“0”の場
合にハイインピーダンス状態となる。
【0030】バスドライバ15は、イネーブルの場合
に、バス制御回路13内のセレクタ136の出力をバス
制御信号としてバス制御線21に出力する。一方、バス
ドライバ16は、イネーブル部の場合に、自プロセッサ
10-1で生成されたバスデータ信号をバスデータ線22
に出力する。本実施例においてバス制御信号は負論理で
あり、レベルが“0”のとき有効(バリッド)になる。
【0031】さて、プロセッサ10-1内のバスドライバ
15,16は、それぞれバス制御線21,バスデータ線
22を介して、他のプロセッサ10-2〜10-4に接続さ
れている。これら他プロセッサ10-2〜10-4は、バス
制御線21の状態により処理を行う。
【0032】バス制御線21は、プルアップ抵抗(図示
せず)を介してプルアップされており、プロセッサ10
-1〜10-4のいずれからもバス制御信号が出力されない
(ハイインピーダンス状態の)場合には、このプルアッ
プ抵抗により、レベル“1”が保証される。
【0033】次に、プロセッサ10-1内のバス制御回路
13を中心とするバス制御動作の詳細を、図1および図
2の他に、図3のタイミングチャートを参照して説明す
る。まず、サイクルt1 では、2つのプロセッサ10-
1,10-2から対応するバスリクエスト線23-1,23-
2にレベル“1”の有効なバス取得要求信号が出力され
ているものとする。
【0034】このサイクルt1において、バスリクエス
ト線23-2に対応したプロセッサ10-2の方が、バスリ
クエスト線23-1に対応したプロセッサ10-1よりバス
取得についての優先順位が高い場合、プロセッサ10-1
内の優先順位制御回路12は、バス(20)が取得でき
ないことを示すレベル“0”の信号を出力する。
【0035】次のサイクルt2では、図3のタイミング
チャートに示すように、バスリクエスト線23-1上にの
み、レベル“1”の有効なバス取得要求信号が出力され
ている。この場合、優先順位制御回路12は、自プロセ
ッサ10-1がバス(20)を取得できることを示すレベ
ル“1”の信号(バス取得許可信号)を出力する。
【0036】優先順位制御回路12から出力されたレベ
ル“1”の信号はOR回路134を介してフリップ・フ
ロップ14に入力される。これによりフリップ・フロッ
プ14には、次のサイクルt3に、レベル“1”が保持
される。
【0037】サイクルt2において、優先順位制御回路
12から出力された上記レベル“1”の信号は、同時に
フリップ・フロップ132にも入力される。これにより
フリップ・フロップ132には、次のサイクルt3に、
レベル“1”が保持される。
【0038】このように、フリップ・フロップ132に
は、自プロセッサ10-1がバス(20)を取得した次の
サイクルにレベル“1”が保持されるようになってい
る。言い換えるなら、フリップ・フロップ132の出力
(Q出力)がレベル“1”であるならば、1サイクル前
に自プロセッサ10-1がバス(20)を取得したことを
示す。
【0039】さて、プロセッサ10-1〜10-4からのバ
ス取得要求信号は、優先順位制御回路12の他に、4入
力NOR回路131にも入力される。このNOR回路1
31は、プロセッサ10-1〜10-4のいずれもがバス取
得を要求していないときのみ、レベル“1”を出力し、
いずれか1つのプロセッサでもバス取得を要求している
ときはレベル“0”を出力する。したがって、プロセッ
サ10-1がバスリクエスト線23-1にレベル“1”のバ
ス取得要求信号を出力しているサイクルt2では、NO
R回路131の出力はレベル“0”となる。
【0040】NOR回路131の出力はフリップ・フロ
ップ132の出力(Q出力)と共に2入力AND回路1
33に入力される。AND回路133は、フリップ・フ
ロップ132の出力とNOR回路131の出力がいずれ
もレベル“1”のときのみ、即ち自プロセッサ10-1が
1サイクル前にバス(20)を取得し、且つ次のサイク
ルにバス(20)を取得するためのバス取得要求がプロ
セッサ10-1〜10-4のいずれからも出力されていない
特定状態のときのみ、レベル“1”を出力する。
【0041】AND回路133の出力はフリップ・フロ
ップ135に入力される。サイクルt2では、AND回
路133の出力はレベル“0”であり、したがってフリ
ップ・フロップ135の出力は、次のサイクルt3もレ
ベル“0”となる。
【0042】フリップ・フロップ135の出力はセレク
タ136の選択制御信号として用いられる。セレクタ1
36は、サイクルt2の場合のように、フリップ・フロ
ップ135の出力がレベル“0”である期間は、プロセ
ッサ10-1で生成された通常の制御信号(プロセッサ1
0-1制御信号)を選択し、レベル“1”である期間は、
Vcc信号(レベル“1”信号)を選択する。
【0043】サイクルt3では、フリップ・フロップ1
4にレベル“1”が保持されることから、同フリップ・
フロップ14の出力(Q出力)はレベル“1”となる。
このフリップ・フロップ14のレベル“1”の出力は、
バスドライバ15,16に対する有効なイネーブル信号
となる。したがってサイクルt3では、バスドライバ1
5,および16は出力イネーブルとなり、バス制御信号
およびデータ信号をバス20A(中のバス制御線21お
よびバスデータ線22)に出力する。
【0044】このサイクルt3では、フリップ・フロッ
プ135の出力はレベル“0”である。このため、セレ
クタ136からバスドライバ15へは、プロセッサ10
-1で生成された通常の制御信号(プロセッサ10-1制御
信号)が選択出力され、同制御信号がイネーブル状態に
あるバスドライバ15によりバス制御線21に出力され
る。
【0045】一方、サイクルt3では、プロセッサ10
-1〜10-4のいずれもバスリクエスト線23-1〜23-4
にバス取得要求を出していないため、4入力NOR回路
131の出力はレベル“1”になる。また、1サイクル
前のt2で、優先順位制御回路12の出力がレベル
“1”となり、自プロセッサ10-1がバス(20)を取
得していることから、サイクルt3では、(サイクルt
2での優先順位制御回路12からのレベル“1”出力に
応じて)フリップ・フロップ132の出力(Q出力)が
レベル“1”になる。
【0046】したがってサイクルt3では、AND回路
133の出力は、NOR回路131およびフリップ・フ
ロップ132のレベル“1”出力に応じてレベル“1”
になる。このAND回路133のレベル“1”出力はフ
リップ・フロップ135に入力されると共に、OR回路
134を介してフリップ・フロップ14にも入力され
る。これにより、フリップ・フロップ135には、次の
サイクルt4に、レベル“1”が保持される。またフリ
ップ・フロップ14には、次のサイクルt4に、サイク
ルt3に続いてレベル“1”が保持される。
【0047】サイクルt4では、フリップ・フロップ1
35の出力が(サイクルt3と異なって)レベル“1”
になることから、セレクタ136はVcc信号(レベル
“1”信号)をバスドライバ15に選択出力する。この
バスドライバ15は、サイクルt4では、フリップ・フ
ロップ14の出力がレベル“1”のために、サイクルt
3に続いてイネーブル状態となる。これにより、セレク
タ136により選択されたVcc信号は、バスドライバ
15を介してバス制御線21に出力される。
【0048】このように本実施例においては、自プロセ
ッサ10-1がサイクルt2にバス(20)を取得し、サ
イクルt3では、プロセッサ10-1〜10-4のいずれか
らも次のサイクルt4でバス(20)を取得するための
バス取得要求が出されなかった場合に、サイクルt4で
は、プロセッサ10-1内のバス制御回路13の制御によ
り、バス制御信号が能動的にレベル“1”に切り替えら
れる。
【0049】サイクルt5では、プロセッサ10-1〜1
0-4のいずれもがハイインピーダンス状態となる。この
場合、バス制御線21は、プルアップ抵抗により、サイ
クルt4に引き続きレベル“1”が保証される。既に、
サイクルt4でバス制御線21の電圧レベル変化は終わ
っているため、サイクルt5でバスドライバ15,16
をハイインピーダンス状態にして、バス(20)を切り
離しても、プルアップ抵抗による電圧レベルの保証のみ
でタイミング上は何ら問題とならない。
【0050】これに対して従来であれば、t4のサイク
ルでバスドライバ15,16をハイインピーダンス状態
にして、バス(20)を切り離すため、バス制御線21
の信号電圧はプルアップ抵抗(R)と負荷容量(C)の
時定数によって変化し、高速なレベルの切り替えを行う
ことが困難であった。
【0051】なお、前記実施例では、自プロセッサ(1
0-1)のバス(20)取得後の次のサイクルに、プロセ
ッサ10-1〜10-4のいずれからもバス取得要求が出さ
れていない場合には、更に次の1サイクルのみ、自プロ
セッサ(10-1)からバス制御線21にVcc信号を出
力して、バス制御信号を能動的にレベル“1”に切り替
えるものとして説明したが、これに限るものではない。
例えば、1サイクルだけVcc信号を出力するのではな
く、プロセッサ10-1〜10-4のいずれかから次にバス
取得要求が出されるまでの間、Vcc信号を出力し続け
るようにしても構わない。この場合、バス制御線21を
プルアップする必要がないため、プルアップ抵抗が不要
となる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
1サイクル前に自プロセッサがバスを取得した後、いず
れのプロセッサからもバス取得要求が出されないため
に、従来であればバスがフローティング状態に移ること
になる場合を、自プロセッサ内のバス制御回路にて検出
して、バス制御信号を、当該バス制御回路により、無効
状態を示す電圧レベルに能動的に切り替える構成とした
ので、プルアップ抵抗値(R)とバスの負荷容量(C)
によるRC時定数に関係なく、バスドライバの能力を使
ったスイッチングが行えるようになり、バスを高速に動
作させてデータ転送の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用するマルチプロセッサシステム
の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】図1中のプロセッサ10-1の内部構成を本発明
に直接関係するバス制御回路を中心に示すブロック図。
【図3】同実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
10-1〜10-4…プロセッサ、11…バス取得要求制御
回路、12…優先順位制御回路、13…バス制御回路、
14…フリップ・フロップ、15,16…バスドライ
バ、20…バス、21…バス制御線、22…バスデータ
線、23-1〜23-4…バスリクエスト線、131…NO
R回路(第1の検出回路)、132…フリップ・フロッ
プ(状態保持手段)、133…AND回路(検出回路、
第2の検出回路)、134…OR回路、135…フリッ
プ・フロップ、136…セレクタ(切替回路)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサがバスにより相互接続
    されたマルチプロセッサシステムに適用されるマルチプ
    ロセッサ構成のバス制御回路であって、 自プロセッサが1サイクル前に前記バスを取得し、且つ
    次サイクルに前記バスを取得するためのバス取得要求が
    前記複数のプロセッサのいずれからも出力されていない
    特定状態を検出する検出回路と、 この検出回路の検出結果に応じて前記バスの制御信号を
    切り替える切替回路とを具備し、前記検出回路により前
    記特定状態が検出された場合に、前記切替回路により前
    記バスの制御信号を無効状態を示す所定レベルに能動的
    に切り替えることを特徴とするマルチプロセッサ構成の
    バス制御回路。
  2. 【請求項2】 複数のプロセッサがバスにより相互接続
    されたマルチプロセッサシステムに適用されるマルチプ
    ロセッサ構成のバス制御回路であって、 自プロセッサが1サイクル前に前記バスを取得したこと
    を記憶するための状態保持手段と、 次サイクルに前記バスを取得するためのバス取得要求が
    前記複数のプロセッサのいずれからも出力されていない
    ことを検出する第1の検出回路と、 前記状態保持手段の状態出力と前記第1の検出回路の検
    出結果をもとに、自プロセッサが1サイクル前に前記バ
    スを取得し、且つ次サイクルに前記バスを取得するため
    のバス取得要求が前記複数のプロセッサのいずれからも
    出力されていない特定状態を検出する第2の検出回路
    と、 この第2の検出回路の検出結果に応じて前記バスの制御
    信号を切り替える切替回路とを具備し、前記第2の検出
    回路により前記特定状態が検出された場合に、前記切替
    回路により前記バスの制御信号を無効状態を示す所定レ
    ベルに能動的に切り替えることを特徴とするマルチプロ
    セッサ構成のバス制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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