JPH0744392A - ソフトウェア配布サービス方式 - Google Patents
ソフトウェア配布サービス方式Info
- Publication number
- JPH0744392A JPH0744392A JP5159110A JP15911093A JPH0744392A JP H0744392 A JPH0744392 A JP H0744392A JP 5159110 A JP5159110 A JP 5159110A JP 15911093 A JP15911093 A JP 15911093A JP H0744392 A JPH0744392 A JP H0744392A
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- Japan
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- client
- software
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- Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配布規模や環境に影響を受けず効率良く負荷
分散して確実に配布を行ない、配布後に改ざんチェック
を行うことができるソフトウェア配布サービス方式を得
る。 【構成】 配布管理装置3は、エージェント1aにソフ
トウェアの配布命令を送り、エージェント1aは、配布
ファイル管理装置111aによりソフトウェア又は差分
を取り出し、配布マシン指定装置113aにより配布を
行う。配布動作終了後、配布管理マシン3は、改ざんチ
ェック装置312により定期的に各クライアントにチェ
ック要求を通知し、各クライアントは、改ざんチェック
制御装置24aにより回答を行う。改ざんチェック装置
312は、通知された回答をもとに改ざんが確認できた
クライアントや未回答のクライアントのリストを作成す
る。
分散して確実に配布を行ない、配布後に改ざんチェック
を行うことができるソフトウェア配布サービス方式を得
る。 【構成】 配布管理装置3は、エージェント1aにソフ
トウェアの配布命令を送り、エージェント1aは、配布
ファイル管理装置111aによりソフトウェア又は差分
を取り出し、配布マシン指定装置113aにより配布を
行う。配布動作終了後、配布管理マシン3は、改ざんチ
ェック装置312により定期的に各クライアントにチェ
ック要求を通知し、各クライアントは、改ざんチェック
制御装置24aにより回答を行う。改ざんチェック装置
312は、通知された回答をもとに改ざんが確認できた
クライアントや未回答のクライアントのリストを作成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータネット
ワークを介して接続された各コンピュータに、ソフトウ
ェアを配布するソフトウェア配布サービス装置に関する
ものである。
ワークを介して接続された各コンピュータに、ソフトウ
ェアを配布するソフトウェア配布サービス装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図26に、従来のソフトウェア配布サー
ビスのシステム構成図を示す。1はエージェント、2は
クライアントである。1台のエージェント1と数台のク
ライアント2が、LANにより接続されている。
ビスのシステム構成図を示す。1はエージェント、2は
クライアントである。1台のエージェント1と数台のク
ライアント2が、LANにより接続されている。
【0003】以下に、従来の配布サービスの処理動作を
説明する。エージェント1は、ソフトウェア配布サービ
ス装置と、媒体(アーカイブファイル、フロッピーディ
スク、デジタルオーディオテープ等)に記憶したクライ
アントに配布するソフトウェアとを備える。このソフト
ウェア配布サービス装置は、LANで接続された各クラ
イアント2に、ソフトウェアの配布を行う。これによ
り、各クライアント間で環境(使用ソフトウェアの種
類、版等)を統一することができる。
説明する。エージェント1は、ソフトウェア配布サービ
ス装置と、媒体(アーカイブファイル、フロッピーディ
スク、デジタルオーディオテープ等)に記憶したクライ
アントに配布するソフトウェアとを備える。このソフト
ウェア配布サービス装置は、LANで接続された各クラ
イアント2に、ソフトウェアの配布を行う。これによ
り、各クライアント間で環境(使用ソフトウェアの種
類、版等)を統一することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の配布サービスで
は、クライアントに配布するソフトウェアをエージェン
トに備え、それをクライアントマシンへ配布するという
方式を用いている。このため、配布したソフトウェアに
障害があった場合、エージェントは、一般的には障害の
ない版(1つ前の版等)を、直ちにサーバに用意し、再
配布を行う必要がある。しかし、エージェントには配布
をするソフトウェアのみを備えてあるので、直ちに障害
のない版を用意し、再配布することが困難である。ま
た、この対策として、障害のない版を常にエージェント
上に備えておく方法が採用されるが、特に大容量のソフ
トウェアの場合は、多量のエージェントのディスク資産
を消費してしまう。
は、クライアントに配布するソフトウェアをエージェン
トに備え、それをクライアントマシンへ配布するという
方式を用いている。このため、配布したソフトウェアに
障害があった場合、エージェントは、一般的には障害の
ない版(1つ前の版等)を、直ちにサーバに用意し、再
配布を行う必要がある。しかし、エージェントには配布
をするソフトウェアのみを備えてあるので、直ちに障害
のない版を用意し、再配布することが困難である。ま
た、この対策として、障害のない版を常にエージェント
上に備えておく方法が採用されるが、特に大容量のソフ
トウェアの場合は、多量のエージェントのディスク資産
を消費してしまう。
【0005】また、特開平2−224022号公報に記
載された「ソースプログラム更新方式」では、上記問題
点を解決するための方法として、配布するソフトウェア
を版管理する方法を使用する。この方法では、初版のソ
フトウェアのコピーと、前版のソフトウェアとの差分と
で構成された版管理ファイルを用いる。よって、この方
法で最新版のソフトウェアを作成する場合、初版のソフ
トウェアと、全ての版における上記差分とを使用する必
要がある。例えば、最新版が3版である場合、版管理フ
ァイルから最新版を作成するには、まず、初版ソフトウ
ェアと、初版ソフトウェアと2版のソフトウェアの差分
で、2版ソフトウェアを作成する。その作成された2版
ソフトウェアと、2版ソフトウェアと3版ソフトウェア
との差分で、3版ソフトウェア(最新版)を作成する。
つまり、n版ソフトウェアを作成するには、n−1回フ
ァイル作成作業を行わなければならない。よって、この
方法では、改版が進むほど最新版ソフトウェアを作成す
る時の作業量が大きくなり、作成作業に時間がかかる。
また、差分を消去できないので、改版が進むほど版管理
ファイル容量が大きくなってしまう。
載された「ソースプログラム更新方式」では、上記問題
点を解決するための方法として、配布するソフトウェア
を版管理する方法を使用する。この方法では、初版のソ
フトウェアのコピーと、前版のソフトウェアとの差分と
で構成された版管理ファイルを用いる。よって、この方
法で最新版のソフトウェアを作成する場合、初版のソフ
トウェアと、全ての版における上記差分とを使用する必
要がある。例えば、最新版が3版である場合、版管理フ
ァイルから最新版を作成するには、まず、初版ソフトウ
ェアと、初版ソフトウェアと2版のソフトウェアの差分
で、2版ソフトウェアを作成する。その作成された2版
ソフトウェアと、2版ソフトウェアと3版ソフトウェア
との差分で、3版ソフトウェア(最新版)を作成する。
つまり、n版ソフトウェアを作成するには、n−1回フ
ァイル作成作業を行わなければならない。よって、この
方法では、改版が進むほど最新版ソフトウェアを作成す
る時の作業量が大きくなり、作成作業に時間がかかる。
また、差分を消去できないので、改版が進むほど版管理
ファイル容量が大きくなってしまう。
【0006】さらに、配布するファイルが複数ある場
合、その複数のファイルそれぞれについて配布を行う必
要がある。よって、配布すべきファイルがn個ある場
合、エージェントはn回配布作業を行わなければならな
い。
合、その複数のファイルそれぞれについて配布を行う必
要がある。よって、配布すべきファイルがn個ある場
合、エージェントはn回配布作業を行わなければならな
い。
【0007】従来の方式では、配布するソフトウェア
が、1台のエージェントに備えられているので、配布ソ
フトウェアの保持のために多量のディスク量が消費され
る。また、1台のエージェントから、全てのクライアン
トに対して配布作業を行うので、エージェントにかかる
負荷が、配布規模とともに大きくなってしまう。
が、1台のエージェントに備えられているので、配布ソ
フトウェアの保持のために多量のディスク量が消費され
る。また、1台のエージェントから、全てのクライアン
トに対して配布作業を行うので、エージェントにかかる
負荷が、配布規模とともに大きくなってしまう。
【0008】従来の方式では、エージェントは、クライ
アントへの配布作業の成功、失敗等のチェックを行って
いない。このため、エージェントは、配布作業の成功、
失敗について、クライアントからの報告以外に、知る手
段がない。配布作業の失敗が、エージェントや配布管理
者に伝わらず、配布に失敗したクライアントだけが旧版
のままで作業を続けてしまう。その結果、旧版で作成し
たモジュールやデータが、新版で作成したものと統一が
とれない等の問題が生じ、作業を始めからやり直さなけ
ればならなくなるという危険性が多分にある。
アントへの配布作業の成功、失敗等のチェックを行って
いない。このため、エージェントは、配布作業の成功、
失敗について、クライアントからの報告以外に、知る手
段がない。配布作業の失敗が、エージェントや配布管理
者に伝わらず、配布に失敗したクライアントだけが旧版
のままで作業を続けてしまう。その結果、旧版で作成し
たモジュールやデータが、新版で作成したものと統一が
とれない等の問題が生じ、作業を始めからやり直さなけ
ればならなくなるという危険性が多分にある。
【0009】また、ネットワークで接続された複数のコ
ンピュータ上で、1つのシステムのソフトウェアの開発
を分担して行う場合、一般的に、各コンピュータ上の開
発に使用するソフトウェアの版を統一すること(以後、
環境を統一することと表現する)が前提となる。従来の
方式では、各コンピュータの管理者一人一人にソフトウ
ェアの版数の確認を行わなければならない。このように
ソフトウェアの改版ごとに、環境を統一するための作業
に多くの時間が消費されている。
ンピュータ上で、1つのシステムのソフトウェアの開発
を分担して行う場合、一般的に、各コンピュータ上の開
発に使用するソフトウェアの版を統一すること(以後、
環境を統一することと表現する)が前提となる。従来の
方式では、各コンピュータの管理者一人一人にソフトウ
ェアの版数の確認を行わなければならない。このように
ソフトウェアの改版ごとに、環境を統一するための作業
に多くの時間が消費されている。
【0010】従来の方式では、エージェントは、各クラ
イアント上の配布ソフトウェアのチェックを行っていな
い。従って、ユーザの勝手な改ざん等を管理することが
できないため、環境の統一が保証されていない。また、
改ざんチェックを行うには、クライアントの数に比例し
て、改ざんチェックの作業量が多くなる。
イアント上の配布ソフトウェアのチェックを行っていな
い。従って、ユーザの勝手な改ざん等を管理することが
できないため、環境の統一が保証されていない。また、
改ざんチェックを行うには、クライアントの数に比例し
て、改ざんチェックの作業量が多くなる。
【0011】従来の方式では、ソフトウェアのアップデ
ートの際も、新しい版のソフトウェアを全て配布する。
このため、配布ソフトウェアの容量が大きい場合、ネッ
トワークの負荷が大きくなってしまい、また配布速度も
低下してしまう。
ートの際も、新しい版のソフトウェアを全て配布する。
このため、配布ソフトウェアの容量が大きい場合、ネッ
トワークの負荷が大きくなってしまい、また配布速度も
低下してしまう。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、以下の機能を持つソフトウェ
ア配布サービス装置を得ることを目的とする。 ・任意の版のソフトウェアを、いつでもすぐにエージェ
ント上に用意できる。 ・複数の配布ファイルを、1つのファイルにまとめ(パ
ッケージ化する)、配布作業の効率を上げることができ
る。 ・複数のエージェントを、1台の配布管理マシンによ
り、一元的に管理することができる。 ・階層的な配布方式により、配布を行うマシンのCPU
負荷を分散させることができる。 ・配布の成功・失敗の情報を得ることができる。 ・各クライアントで配布されたソフトウェアを、同時に
アップデートすることにより、ネットワーク内の各コン
ピュータのソフトウェアの版が統一できる。 ・常にソフトウェアの版が同じであるように、各クライ
アントの配布ソフトウェアの改ざんをチェックできる。 ・ソフトウェアのアップデート版は、現在クライアント
で使用されているソフトウェアの版との差分をクライア
ントに配布することにより作成できる。よって、ネット
ワークの負荷を軽減できる。
るためになされたもので、以下の機能を持つソフトウェ
ア配布サービス装置を得ることを目的とする。 ・任意の版のソフトウェアを、いつでもすぐにエージェ
ント上に用意できる。 ・複数の配布ファイルを、1つのファイルにまとめ(パ
ッケージ化する)、配布作業の効率を上げることができ
る。 ・複数のエージェントを、1台の配布管理マシンによ
り、一元的に管理することができる。 ・階層的な配布方式により、配布を行うマシンのCPU
負荷を分散させることができる。 ・配布の成功・失敗の情報を得ることができる。 ・各クライアントで配布されたソフトウェアを、同時に
アップデートすることにより、ネットワーク内の各コン
ピュータのソフトウェアの版が統一できる。 ・常にソフトウェアの版が同じであるように、各クライ
アントの配布ソフトウェアの改ざんをチェックできる。 ・ソフトウェアのアップデート版は、現在クライアント
で使用されているソフトウェアの版との差分をクライア
ントに配布することにより作成できる。よって、ネット
ワークの負荷を軽減できる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるソフトウ
ェア配布サービス方式は、上記課題を解決するために、
以下の機能を備える。複数のマシンをネットワークに接
続し、これらのマシン間で、ソフトウェアを配布するエ
ージェントとソフトウェアの配布を受けるクライアント
を指定してソフトウェアの配布を行うソフトウェア配布
サービス方式において、上記エージェントは、(a)最
新版のソフトウェアと、新しい版と直前の版との差分情
報を登録する版管理ファイル、(b)上記版管理ファイ
ルの差分情報に基づいて、新版を作成するための配布情
報を生成し、配布情報を上記クライアントに配布する配
布ファイル作成装置を有する。また、上記クライアント
は、配布された配布情報を用いて新版を生成する新版生
成装置を有する。
ェア配布サービス方式は、上記課題を解決するために、
以下の機能を備える。複数のマシンをネットワークに接
続し、これらのマシン間で、ソフトウェアを配布するエ
ージェントとソフトウェアの配布を受けるクライアント
を指定してソフトウェアの配布を行うソフトウェア配布
サービス方式において、上記エージェントは、(a)最
新版のソフトウェアと、新しい版と直前の版との差分情
報を登録する版管理ファイル、(b)上記版管理ファイ
ルの差分情報に基づいて、新版を作成するための配布情
報を生成し、配布情報を上記クライアントに配布する配
布ファイル作成装置を有する。また、上記クライアント
は、配布された配布情報を用いて新版を生成する新版生
成装置を有する。
【0014】上記配布ファイル作成装置は、上記配布情
報が複数ある場合、複数の配布情報をまとめてひとつの
配布ファイルとする。
報が複数ある場合、複数の配布情報をまとめてひとつの
配布ファイルとする。
【0015】上記ソフトウェア配布サービス方式は、さ
らに、ネットワークに接続されたマシンの中から選択的
にエージェントを指定するとともに、配布作業全般を管
理する配布管理マシンを有する。
らに、ネットワークに接続されたマシンの中から選択的
にエージェントを指定するとともに、配布作業全般を管
理する配布管理マシンを有する。
【0016】上記配布管理マシンは、クライアントから
配布情報の受け取りを確認する配布確認装置と、配布確
認装置の確認状態に基づいて上記クライアントに配布情
報を用いたアップデートを命令するアップデート命令制
御装置を有する。また、上記クライアントは、配布情報
の受け取りを検知する受信検知装置と、その受信結果を
上記配布管理マシンに知らせる配布受け取り制御装置
と、上記アップデート命令に基づき配布情報を用いてソ
フトウェアをアップデートするアップデート制御装置を
有する。
配布情報の受け取りを確認する配布確認装置と、配布確
認装置の確認状態に基づいて上記クライアントに配布情
報を用いたアップデートを命令するアップデート命令制
御装置を有する。また、上記クライアントは、配布情報
の受け取りを検知する受信検知装置と、その受信結果を
上記配布管理マシンに知らせる配布受け取り制御装置
と、上記アップデート命令に基づき配布情報を用いてソ
フトウェアをアップデートするアップデート制御装置を
有する。
【0017】上記配布管理マシンは、クライアントに対
してソフトウェアの改ざんチェックを依頼し、その結果
を収集する改ざんチェック装置を有する。上記クライア
ントは、上記改ざんチェックの依頼に基づいて、ソフト
ウェアの改ざんをチェックし、チェックした情報が入っ
たファイルを作成する改ざんチェックファイル作成装置
と、この改ざんチェックファイルを上記配布管理マシン
に送付する改ざんチェック制御装置を有する。
してソフトウェアの改ざんチェックを依頼し、その結果
を収集する改ざんチェック装置を有する。上記クライア
ントは、上記改ざんチェックの依頼に基づいて、ソフト
ウェアの改ざんをチェックし、チェックした情報が入っ
たファイルを作成する改ざんチェックファイル作成装置
と、この改ざんチェックファイルを上記配布管理マシン
に送付する改ざんチェック制御装置を有する。
【0018】上記エージェント及びクライアントは、配
布情報を配布するクライアントの指定を制御する配布マ
シン指定装置を有し、エージェントからクライアント
へ、そして、クライアントからクライアントへ階層的配
布を行う。
布情報を配布するクライアントの指定を制御する配布マ
シン指定装置を有し、エージェントからクライアント
へ、そして、クライアントからクライアントへ階層的配
布を行う。
【0019】上記階層的配布を行うにあたり、上記エー
ジェントは、配布情報を配布するクライアントのマシン
名と、アドレスの対応表を作成するあて先表作成装置
と、どのような階層的配布を行うかを決定する階層決定
装置と、階層決定装置による決定に従い、あて先作成装
置により生成された対応表に、各ホストの階層を書き込
み、階層対応表を作成する階層対応表作成装置と、エー
ジェントから配布情報を配布するクライアントごとに階
層対応表を分割し、配布対応表を作成する配布対応表作
成装置を有する。また、上記クライアントは、送られて
きた配布対応表から、さらに、配布を行う下位層のクラ
イアントごとに新しい配布対応表を作成する配布対応表
作成装置を有する。
ジェントは、配布情報を配布するクライアントのマシン
名と、アドレスの対応表を作成するあて先表作成装置
と、どのような階層的配布を行うかを決定する階層決定
装置と、階層決定装置による決定に従い、あて先作成装
置により生成された対応表に、各ホストの階層を書き込
み、階層対応表を作成する階層対応表作成装置と、エー
ジェントから配布情報を配布するクライアントごとに階
層対応表を分割し、配布対応表を作成する配布対応表作
成装置を有する。また、上記クライアントは、送られて
きた配布対応表から、さらに、配布を行う下位層のクラ
イアントごとに新しい配布対応表を作成する配布対応表
作成装置を有する。
【0020】上記階層的配布を行うにあたり、上記エー
ジェントは、配布情報を配布するクライアントのマシン
名と、アドレスの対応表を作成するあて先表作成装置
と、何台のクライアントにそしてどのクライアントに配
布を行うかを決定する配布先決定装置と、エージェント
から配布情報を配布するクライアントごとに階層対応表
を分割する配布対応表作成装置を有する。また、上記ク
ライアントは、何台のクライアントに、そして、どのク
ライアントに配布を行うかを決定する配布先決定装置
と、さらに配布を行う下位層のクライアントごとに階層
対応表を分割する配布先対応表作成装置を有する。
ジェントは、配布情報を配布するクライアントのマシン
名と、アドレスの対応表を作成するあて先表作成装置
と、何台のクライアントにそしてどのクライアントに配
布を行うかを決定する配布先決定装置と、エージェント
から配布情報を配布するクライアントごとに階層対応表
を分割する配布対応表作成装置を有する。また、上記ク
ライアントは、何台のクライアントに、そして、どのク
ライアントに配布を行うかを決定する配布先決定装置
と、さらに配布を行う下位層のクライアントごとに階層
対応表を分割する配布先対応表作成装置を有する。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明においては、版管理ファイ
ルを備えることにより、配布したソフトウェアに障害が
あった場合、配布管理者は、直ちに適当な版を用意し再
配布することができる。さらに、配布ファイル作成装置
が、版管理ファイルの差分情報に基づいて新版を作成す
るための配布情報を生成するので、ある版を取り出す場
合、使用するのは最新版と、その取り出す版までの差分
だけである。よって、取り出す必要のない古い版の差分
を版管理ファイルから消去することができ、改版が進ん
でも版管理ファイルの大きさを一定量に保つことができ
る。これに伴い、常に最新n版だけ版管理ファイルに登
録するというような管理も可能となり、経済的効率的に
ディスク等の資源を使用できる。
ルを備えることにより、配布したソフトウェアに障害が
あった場合、配布管理者は、直ちに適当な版を用意し再
配布することができる。さらに、配布ファイル作成装置
が、版管理ファイルの差分情報に基づいて新版を作成す
るための配布情報を生成するので、ある版を取り出す場
合、使用するのは最新版と、その取り出す版までの差分
だけである。よって、取り出す必要のない古い版の差分
を版管理ファイルから消去することができ、改版が進ん
でも版管理ファイルの大きさを一定量に保つことができ
る。これに伴い、常に最新n版だけ版管理ファイルに登
録するというような管理も可能となり、経済的効率的に
ディスク等の資源を使用できる。
【0022】請求項2記載の発明においては、配布する
ファイルが複数存在する場合、それらのファイルを1つ
のファイルにまとめる。これにより、従来ならn個のフ
ァイルをn回の配布作業で行った処理を、配布するファ
イルの個数に関係なく、1回の配布作業で行うことがで
きる。
ファイルが複数存在する場合、それらのファイルを1つ
のファイルにまとめる。これにより、従来ならn個のフ
ァイルをn回の配布作業で行った処理を、配布するファ
イルの個数に関係なく、1回の配布作業で行うことがで
きる。
【0023】請求項3記載の発明においては、配布管理
マシンが、配布作業全般を管理するようにしたので、複
数のエージェントを配布管理マシン1台で管理すること
ができ、配布作業を一元的に管理することができる。ま
た、配布規模が大きくなった場合、配布作業を複数のエ
ージェントに、それぞれ配布範囲を指定して分担させ
る。これにより、1台のエージェントにかかる配布作業
に伴う負荷は、配布規模にかかわらず、一定の低い基準
に押さえることができる。
マシンが、配布作業全般を管理するようにしたので、複
数のエージェントを配布管理マシン1台で管理すること
ができ、配布作業を一元的に管理することができる。ま
た、配布規模が大きくなった場合、配布作業を複数のエ
ージェントに、それぞれ配布範囲を指定して分担させ
る。これにより、1台のエージェントにかかる配布作業
に伴う負荷は、配布規模にかかわらず、一定の低い基準
に押さえることができる。
【0024】請求項4記載の発明においては、各クライ
アントへの配布結果を確認することが容易になり、配布
洩れのチェックが、即座に正確に行える。また、配布に
失敗したクライアントへの素早い対応が行えるようにな
り、各クライアントへの配布処理の確実性が向上する。
さらに、アップデート命令制御装置を有することによ
り、例えばアップデート時間を指定して、環境の統一を
保つことが容易になる。
アントへの配布結果を確認することが容易になり、配布
洩れのチェックが、即座に正確に行える。また、配布に
失敗したクライアントへの素早い対応が行えるようにな
り、各クライアントへの配布処理の確実性が向上する。
さらに、アップデート命令制御装置を有することによ
り、例えばアップデート時間を指定して、環境の統一を
保つことが容易になる。
【0025】請求項5記載の発明においては、改ざんチ
ェック装置を備えたので、ユーザの勝手な改ざんを簡単
にチェックすることができ、環境の統一を保つことがで
きる。また、ユーザが誤ってソフトウェアを消去してし
まった場合、ユーザが配布管理者にそれを知らせなくて
も、改ざんチェックにより管理者はそれを知ることがで
き、再配布等の適切な処置を即座に行うことができる。
ェック装置を備えたので、ユーザの勝手な改ざんを簡単
にチェックすることができ、環境の統一を保つことがで
きる。また、ユーザが誤ってソフトウェアを消去してし
まった場合、ユーザが配布管理者にそれを知らせなくて
も、改ざんチェックにより管理者はそれを知ることがで
き、再配布等の適切な処置を即座に行うことができる。
【0026】請求項6記載の発明においては、配布マシ
ン指定装置を備えたので、階層的な配布方式を実現する
ことにより、配布作業の負荷を複数のクライアントに分
散することができる。
ン指定装置を備えたので、階層的な配布方式を実現する
ことにより、配布作業の負荷を複数のクライアントに分
散することができる。
【0027】請求項7記載の発明においては、階層決定
装置を備えたので、エージェントによる一元的な管理の
もとでの階層的な配布が可能になる。また、全体の配布
(階層)順序を、エージェントが決定するため、配布失
敗時に、その原因となったクライアントを、素早く検知
することができる。
装置を備えたので、エージェントによる一元的な管理の
もとでの階層的な配布が可能になる。また、全体の配布
(階層)順序を、エージェントが決定するため、配布失
敗時に、その原因となったクライアントを、素早く検知
することができる。
【0028】請求項8記載の発明においては、配布対応
表作成装置を備えたので、エージェントによる一元的な
管理のもとでの階層的な配布が可能になる。また、各マ
シンごとに配布を行うクライアントを決定するので、エ
ージェントの負荷が軽減され、配布規模に関係なく各ク
ライアントに負荷が分散される。
表作成装置を備えたので、エージェントによる一元的な
管理のもとでの階層的な配布が可能になる。また、各マ
シンごとに配布を行うクライアントを決定するので、エ
ージェントの負荷が軽減され、配布規模に関係なく各ク
ライアントに負荷が分散される。
【0029】
実施例1.図1は、実施例1の構成図を示す図である。
1はエージェント本体、11はエージェント1の備える
配布サービス装置である。111は配布ファイル作成装
置、112は版管理ファイル、113は配布マシン指定
装置、114は版管理ファイル作成装置、115は配布
確認装置で、これらは配布サービス装置11に備えられ
ている。図2に、エージェント1の備える装置をまとめ
て表示する。2はクライアント本体である。21は配布
マシン指定装置、22は配布受け取り制御装置、23は
アップデート制御装置、24は改ざんチェック制御装
置、25は新版生成装置、26は受信検知装置、27は
改ざんチェックファイル作成装置で、これらはクライア
ント2に備えられている。図3に、クライアント2の備
える装置をまとめて表示する。3は配布管理マシン本
体、31は配布管理マシン3の備える配布管理装置であ
る。311はアップデート命令制御装置、312は改ざ
んチェック装置、313は配布確認装置で、これらは配
布管理装置31に備えられている。図4に配布管理マシ
ン3の備える装置をまとめて表示する。
1はエージェント本体、11はエージェント1の備える
配布サービス装置である。111は配布ファイル作成装
置、112は版管理ファイル、113は配布マシン指定
装置、114は版管理ファイル作成装置、115は配布
確認装置で、これらは配布サービス装置11に備えられ
ている。図2に、エージェント1の備える装置をまとめ
て表示する。2はクライアント本体である。21は配布
マシン指定装置、22は配布受け取り制御装置、23は
アップデート制御装置、24は改ざんチェック制御装
置、25は新版生成装置、26は受信検知装置、27は
改ざんチェックファイル作成装置で、これらはクライア
ント2に備えられている。図3に、クライアント2の備
える装置をまとめて表示する。3は配布管理マシン本
体、31は配布管理マシン3の備える配布管理装置であ
る。311はアップデート命令制御装置、312は改ざ
んチェック装置、313は配布確認装置で、これらは配
布管理装置31に備えられている。図4に配布管理マシ
ン3の備える装置をまとめて表示する。
【0030】図1においては、エージェントが2台あ
り、これをa,bで区別する。例えば、エージェント1
aは、配布サービス装置11aを備え、配布サービス装
置11aは、配布ファイル作成装置111aを備える。
エージェント1bは、配布サービス装置11bを備え、
配布サービス装置11bは、版管理ファイル112bを
備える。同様に、5台のクライアントも、a,b,c,
d,eで区別する。
り、これをa,bで区別する。例えば、エージェント1
aは、配布サービス装置11aを備え、配布サービス装
置11aは、配布ファイル作成装置111aを備える。
エージェント1bは、配布サービス装置11bを備え、
配布サービス装置11bは、版管理ファイル112bを
備える。同様に、5台のクライアントも、a,b,c,
d,eで区別する。
【0031】図1においては、エージェントとクライア
ントを別個のマシンとして表示している。しかし、実際
には、エージェントとクライアントの違いは、配布ソフ
トウェアを持っているかいないかの違いであって、ある
配布ではエージェントであったマシンが、別の配布では
クライアントになることも可能である。つまり、実際に
は、エージェントは、クライアントの備える機能も備え
ており、クライアントは、エージェントの備える機能も
備えている。
ントを別個のマシンとして表示している。しかし、実際
には、エージェントとクライアントの違いは、配布ソフ
トウェアを持っているかいないかの違いであって、ある
配布ではエージェントであったマシンが、別の配布では
クライアントになることも可能である。つまり、実際に
は、エージェントは、クライアントの備える機能も備え
ており、クライアントは、エージェントの備える機能も
備えている。
【0032】図5は、実施例1の処理動作を示すフロー
チャートである。実施例1の処理は、4の配布処理、5
のアップデート処理、6の改ざんチェック処理の、3つ
の処理ブロックにより構成されている。図6は、配布処
理4の動作を示す図、図7と図8はアップデート処理5
の動作を示す図、図9は改ざんチェック処理6の動作を
示す図である。
チャートである。実施例1の処理は、4の配布処理、5
のアップデート処理、6の改ざんチェック処理の、3つ
の処理ブロックにより構成されている。図6は、配布処
理4の動作を示す図、図7と図8はアップデート処理5
の動作を示す図、図9は改ざんチェック処理6の動作を
示す図である。
【0033】まず、図1と図6を用いて配布処理4の動
作を説明する。配布管理装置31は、配布するソフトウ
ェアが、どのエージェント上にあるかを、エージェント
と配布ソフトウェアの対応表を用いて検出する(S
2)。
作を説明する。配布管理装置31は、配布するソフトウ
ェアが、どのエージェント上にあるかを、エージェント
と配布ソフトウェアの対応表を用いて検出する(S
2)。
【0034】図10に、エージェントと配布ソフトウェ
アの対応表の例を示す。この対応表は、“配布ソフトウ
ェア:ネットワークアドレス:マシン名”で構成されて
いる。ネットワークアドレスは、自然数4つをピリオド
でつなげた形式で表示されている。この対応表を参照し
て、配布管理装置31は、目的の配布ソフトウェアを持
つエージェントと、そのネットワーク上の位置を検出す
ることができる。
アの対応表の例を示す。この対応表は、“配布ソフトウ
ェア:ネットワークアドレス:マシン名”で構成されて
いる。ネットワークアドレスは、自然数4つをピリオド
でつなげた形式で表示されている。この対応表を参照し
て、配布管理装置31は、目的の配布ソフトウェアを持
つエージェントと、そのネットワーク上の位置を検出す
ることができる。
【0035】配布管理装置31は、以上のようにして、
配布するソフトウェアが、エージェント1a上にあるこ
とを検出する。次に、配布管理装置31は、検出したエ
ージェント1aに、配布ソフトウェアとその版を指定し
て、配布命令を送る(S3)。命令を受けたエージェン
ト1aは、配布ファイル作成装置111aによって、配
布ソフトウェアを、版管理ファイル112aより取り出
す。この時、指定された配布ソフトウェアの版がアップ
デート版の場合は(S4)、前版(すでに各クライアン
トに配布されている版)との差分を取り出す(S5)。
指定された配布ソフトウェアの版がアップデート版でな
い場合(S4)は、指定されたソフトウェアの指定され
た版(版の指定のない時は、最新版)を、取り出す(S
9)。
配布するソフトウェアが、エージェント1a上にあるこ
とを検出する。次に、配布管理装置31は、検出したエ
ージェント1aに、配布ソフトウェアとその版を指定し
て、配布命令を送る(S3)。命令を受けたエージェン
ト1aは、配布ファイル作成装置111aによって、配
布ソフトウェアを、版管理ファイル112aより取り出
す。この時、指定された配布ソフトウェアの版がアップ
デート版の場合は(S4)、前版(すでに各クライアン
トに配布されている版)との差分を取り出す(S5)。
指定された配布ソフトウェアの版がアップデート版でな
い場合(S4)は、指定されたソフトウェアの指定され
た版(版の指定のない時は、最新版)を、取り出す(S
9)。
【0036】図11に、版管理ファイル112aの構造
を示す。版管理ファイル112aは、最新版のコピー
と、前版との差分で構成されている。
を示す。版管理ファイル112aは、最新版のコピー
と、前版との差分で構成されている。
【0037】ここで、図11に示されている「版管理フ
ァイル内の差分」と、「アップデート版の際に配布を行
う差分」について、説明する。「版管理ファイル内の差
分」と「アップデート版の際に配布を行う差分」とは別
のものである。「版管理ファイル内の差分」は、最新版
よりも前の版を作成するために使用する差分である。
「アップデート版の際に配布を行う差分」は、最新版を
作成するために使用する差分である。
ァイル内の差分」と、「アップデート版の際に配布を行
う差分」について、説明する。「版管理ファイル内の差
分」と「アップデート版の際に配布を行う差分」とは別
のものである。「版管理ファイル内の差分」は、最新版
よりも前の版を作成するために使用する差分である。
「アップデート版の際に配布を行う差分」は、最新版を
作成するために使用する差分である。
【0038】以下に、図12を用いて、n−1版とn版
の差分を例にして、説明する。差分は、プログラムの変
更のある行について、行単位で記述される。各行の先頭
に、元になる版の行番号と、制御コマンド(図12の例
において、addが挿入、delが削除、chが変更)
と、作成する版の行番号を記述する。その後に、変更を
行う行の内容を続けて記述する。例えば、 は作成する版の4行目にMwm* useIconB0
x:Trueを挿入するという意味である。また、 は、元になる版の5行目を、作成する版の4行目にMw
m* autKeyFocus:Trueに変更して入れ
るという意味になる。上記記述方法で記述した、「版管
理ファイル内の差分」と「アップデート版の際に配布を
行う差分」とが、図12に示されている。
の差分を例にして、説明する。差分は、プログラムの変
更のある行について、行単位で記述される。各行の先頭
に、元になる版の行番号と、制御コマンド(図12の例
において、addが挿入、delが削除、chが変更)
と、作成する版の行番号を記述する。その後に、変更を
行う行の内容を続けて記述する。例えば、 は作成する版の4行目にMwm* useIconB0
x:Trueを挿入するという意味である。また、 は、元になる版の5行目を、作成する版の4行目にMw
m* autKeyFocus:Trueに変更して入れ
るという意味になる。上記記述方法で記述した、「版管
理ファイル内の差分」と「アップデート版の際に配布を
行う差分」とが、図12に示されている。
【0039】配布命令で指定された版がアップデート版
である場合に、配布ファイル作成装置111aが、前版
との差分を取り出す処理について説明する。まず、配布
ファイル作成装置111aは、版管理ファイル112a
に記憶されているn版(最新版)のコピーと、n版との
差分より,n−1版を作成する。次に、配布ファイル作
成装置111aは,n版と、作成されたn−1版より、
「アップデート版の際に配布を行う差分」を作成する。
である場合に、配布ファイル作成装置111aが、前版
との差分を取り出す処理について説明する。まず、配布
ファイル作成装置111aは、版管理ファイル112a
に記憶されているn版(最新版)のコピーと、n版との
差分より,n−1版を作成する。次に、配布ファイル作
成装置111aは,n版と、作成されたn−1版より、
「アップデート版の際に配布を行う差分」を作成する。
【0040】次に、配布命令で指定された版が、アップ
デート版でない場合に、配布ファイル作成装置111a
が、指定されたソフトウェアの指定された版を取り出す
処理について説明する。最新版(n版)を取り出す時
は、版管理ファイル112aにはその最新版のコピーが
記憶されているので、配布ファイル作成装置111a
は、その格納されているコピーを取り出す。1つ前の版
(n−1版)を取り出す場合は、配布ファイル作成装置
111aは、版管理ファイル112aに記憶されている
最新版と、最新版との差分を用いて、n−1版を作成
し、取り出す。これより前の版を取り出す場合も、上記
処理を繰り返すことにより、目的の版を取り出すことが
できる。
デート版でない場合に、配布ファイル作成装置111a
が、指定されたソフトウェアの指定された版を取り出す
処理について説明する。最新版(n版)を取り出す時
は、版管理ファイル112aにはその最新版のコピーが
記憶されているので、配布ファイル作成装置111a
は、その格納されているコピーを取り出す。1つ前の版
(n−1版)を取り出す場合は、配布ファイル作成装置
111aは、版管理ファイル112aに記憶されている
最新版と、最新版との差分を用いて、n−1版を作成
し、取り出す。これより前の版を取り出す場合も、上記
処理を繰り返すことにより、目的の版を取り出すことが
できる。
【0041】以上のようにして取り出した版、または差
分を、配布ファイルとする(S6,S10)。ここで、
配布ソフトウェアが複数ある場合は、配布ファイル作成
装置111aによって、複数の配布ファイルを1つにま
とめる、パッケージ化処理を行う。
分を、配布ファイルとする(S6,S10)。ここで、
配布ソフトウェアが複数ある場合は、配布ファイル作成
装置111aによって、複数の配布ファイルを1つにま
とめる、パッケージ化処理を行う。
【0042】図13に、パッケージ化の例を示す。配布
ソフトウェアA,B,Cをパッケージ化する場合、AB
Cを1つにまとめたファイルと、ヘッダーをパッケージ
化して配布ファイルを構成する。ヘッダーには、各配布
ソフトウェアの名前、版、容量、配布対応表、全体or
差分か、等の情報が入っている。
ソフトウェアA,B,Cをパッケージ化する場合、AB
Cを1つにまとめたファイルと、ヘッダーをパッケージ
化して配布ファイルを構成する。ヘッダーには、各配布
ソフトウェアの名前、版、容量、配布対応表、全体or
差分か、等の情報が入っている。
【0043】配布マシン指定装置113aは、作成され
た配布ファイルを、配布する(S7,S11)。配布命
令で指定された版が、アップデート版である場合は、ク
ライアント2aの備える新版生成装置25aにより、旧
版と、配布された差分を用いて、新版を作成する(S
8)。
た配布ファイルを、配布する(S7,S11)。配布命
令で指定された版が、アップデート版である場合は、ク
ライアント2aの備える新版生成装置25aにより、旧
版と、配布された差分を用いて、新版を作成する(S
8)。
【0044】ここで配布ソフトウェアにバグがあった場
合(S12)の処理を説明する。エージェント1は、適
当な版を再配布すべきかどうか検討する(S13)。再
配布が必要な場合は、配布ファイル作成装置111aに
より、適当な版、又は差分を、版管理ファイル112a
より取り出し、再び配布処理を行う。
合(S12)の処理を説明する。エージェント1は、適
当な版を再配布すべきかどうか検討する(S13)。再
配布が必要な場合は、配布ファイル作成装置111aに
より、適当な版、又は差分を、版管理ファイル112a
より取り出し、再び配布処理を行う。
【0045】次に、配布処理4に続けて行うアップデー
ト処理5について、図7と図8を参照しながら説明をす
る。図7と図8においては、配布管理マシンの行う処理
動作を左側に表示し、クライアントの行う処理動作を右
側に表示する。
ト処理5について、図7と図8を参照しながら説明をす
る。図7と図8においては、配布管理マシンの行う処理
動作を左側に表示し、クライアントの行う処理動作を右
側に表示する。
【0046】配布処理終了後、配布管理マシン3の備え
る配布確認装置313は、クライアントからの配布完了
通知を回答待ち時間だけ待つ(S2,S3,S4)。
る配布確認装置313は、クライアントからの配布完了
通知を回答待ち時間だけ待つ(S2,S3,S4)。
【0047】クライアントは、例えばクライアント2a
は、配布ファイルを受け取ったことを、受信検知装置2
6aによって確認する。確認後、配布受け取り制御装置
22aにより、配布管理マシン3に、配布完了通知を出
す(S9)。配布完了通知には、受信検知装置26aに
よって確認されたソフトウェア名、受信時間、容量、版
等の情報が記録されている。
は、配布ファイルを受け取ったことを、受信検知装置2
6aによって確認する。確認後、配布受け取り制御装置
22aにより、配布管理マシン3に、配布完了通知を出
す(S9)。配布完了通知には、受信検知装置26aに
よって確認されたソフトウェア名、受信時間、容量、版
等の情報が記録されている。
【0048】配布管理マシン3は、配布確認装置313
により、全てのクライアントから配布完了通知が届いた
か否かを確認する(S5)。回答待ち時間が過ぎても、
全てのクライアントからの回答が到着しない場合、配布
確認装置313により、未回答クライアントのリストを
作成する(S6)。次に、配布管理装置31により、ア
ップデート命令を出すか否かを決める(S7)。ここ
で、配布管理装置31は、予め、許可できる最少の未回
答クライアントの数、アップデート命令を出すべき特定
クライアント名等の情報をもったアップデート命令決定
条件を記憶するファイルを、作成しておく。このファイ
ルに記憶されているアップデート命令決定条件を満たす
か否かで、アップデート命令を出すか否かを決定する。
により、全てのクライアントから配布完了通知が届いた
か否かを確認する(S5)。回答待ち時間が過ぎても、
全てのクライアントからの回答が到着しない場合、配布
確認装置313により、未回答クライアントのリストを
作成する(S6)。次に、配布管理装置31により、ア
ップデート命令を出すか否かを決める(S7)。ここ
で、配布管理装置31は、予め、許可できる最少の未回
答クライアントの数、アップデート命令を出すべき特定
クライアント名等の情報をもったアップデート命令決定
条件を記憶するファイルを、作成しておく。このファイ
ルに記憶されているアップデート命令決定条件を満たす
か否かで、アップデート命令を出すか否かを決定する。
【0049】アップデート命令を出さない場合は、配布
管理装置31は、エージェント1aの備える配布サービ
ス装置11aに、配布ファイルの再配布命令を出す。配
布サービス装置11aは、未回答クライアントリストを
もとに、配布ファイルの再配布を行う(S8)。配布管
理マシン3の備える配布確認装置313により、再びク
ライアントからの配布完了通知を待つ(S2)。
管理装置31は、エージェント1aの備える配布サービ
ス装置11aに、配布ファイルの再配布命令を出す。配
布サービス装置11aは、未回答クライアントリストを
もとに、配布ファイルの再配布を行う(S8)。配布管
理マシン3の備える配布確認装置313により、再びク
ライアントからの配布完了通知を待つ(S2)。
【0050】アップデート命令を出す場合は、配布管理
マシン3は、アップデート命令制御装置311により、
時間を指定したアップデート命令をクライアントに出す
(S10)。全てのクライアントから配布通知が届いた
場合は、全てのクライアントに、アップデート命令を出
す。全てのクライアントから配布通知が届かない場合で
も、上記アップデート命令決定条件を満たす場合は、回
答のあったクライアントに、アップデート命令を出す。
マシン3は、アップデート命令制御装置311により、
時間を指定したアップデート命令をクライアントに出す
(S10)。全てのクライアントから配布通知が届いた
場合は、全てのクライアントに、アップデート命令を出
す。全てのクライアントから配布通知が届かない場合で
も、上記アップデート命令決定条件を満たす場合は、回
答のあったクライアントに、アップデート命令を出す。
【0051】一方、クライアント2は、配布管理マシン
3からのアップデート命令を待つ(S13,S14)。
クライアント2は、アップデート命令を受け取ると、ア
ップデート命令によって指定された時刻にアップデート
を行う(S15)。そのアップデート結果(成功or失
敗)を、アップデート制御装置23aにより、配布管理
マシン3に送る(S16)。
3からのアップデート命令を待つ(S13,S14)。
クライアント2は、アップデート命令を受け取ると、ア
ップデート命令によって指定された時刻にアップデート
を行う(S15)。そのアップデート結果(成功or失
敗)を、アップデート制御装置23aにより、配布管理
マシン3に送る(S16)。
【0052】次に、アップデート処理5に続けて行う、
改ざんチェック処理6について、図9を参照しながら説
明をする。図9においては、配布管理マシンの行う処理
動作を左側に表示し、クライアントの行う処理動作を右
側に表示する。
改ざんチェック処理6について、図9を参照しながら説
明をする。図9においては、配布管理マシンの行う処理
動作を左側に表示し、クライアントの行う処理動作を右
側に表示する。
【0053】まず、配布管理マシン3の備える改ざんチ
ェック装置312に、チェック日時及び間隔(1週間に
1回等)の情報を備える、改ざんチェックのためのタイ
ムテーブルを作成する(S2)。そのタイムテーブルに
より、指定時間になると、改ざんチェック装置312
は、各クライアントに、指定した配布ソフトウェアの名
・サイズ・日付・版等の情報を配布管理マシン3に通知
するように要求するチェック要求を出す(S5)。その
後、各クライアントからの回答を、回答待ち時間の間待
つ(S6,S7,S8)。
ェック装置312に、チェック日時及び間隔(1週間に
1回等)の情報を備える、改ざんチェックのためのタイ
ムテーブルを作成する(S2)。そのタイムテーブルに
より、指定時間になると、改ざんチェック装置312
は、各クライアントに、指定した配布ソフトウェアの名
・サイズ・日付・版等の情報を配布管理マシン3に通知
するように要求するチェック要求を出す(S5)。その
後、各クライアントからの回答を、回答待ち時間の間待
つ(S6,S7,S8)。
【0054】配布管理マシン3からのチェック要求を受
け取ったクライアント2aは、このチェック要求に対す
る回答である改ざんチェックファイルを、改ざんチェッ
クファイル作成装置27aにより作成する。その改ざん
チェックファイルを、改ざんチェック制御装置24aに
よって、配布管理マシン3に送る(S12)。
け取ったクライアント2aは、このチェック要求に対す
る回答である改ざんチェックファイルを、改ざんチェッ
クファイル作成装置27aにより作成する。その改ざん
チェックファイルを、改ざんチェック制御装置24aに
よって、配布管理マシン3に送る(S12)。
【0055】回答待ち時間が過ぎたか、または全てのク
ライアントから回答が送られた段階で、改ざんチェック
装置312は、各クライアントから送付された改ざんチ
ェックファイルのチェックを行う。次に、改ざんチェッ
ク装置312は、改ざんが確認できたクライアント名
と、改ざんが確認されたプログラム部分のリストと、未
回答のクライアントのリストとからなるチェックリスト
を作成する(S9)。
ライアントから回答が送られた段階で、改ざんチェック
装置312は、各クライアントから送付された改ざんチ
ェックファイルのチェックを行う。次に、改ざんチェッ
ク装置312は、改ざんが確認できたクライアント名
と、改ざんが確認されたプログラム部分のリストと、未
回答のクライアントのリストとからなるチェックリスト
を作成する(S9)。
【0056】以上のように、実施例1では、複数のコン
ピュータが接続されたネットワークにおいて、複数のコ
ンピュータに同時にソフトウェアの更新を行う場合、新
しい版の登録管理において、新しい版とその直前の版と
の差異を作成し、最新版本体と各版ごとの差異とで構成
された版管理ファイルを作成する版管理ファイル作成装
置を備える。また、配布する版のソフトウェア群を版管
理ファイルから取り出し、それらをまとめて配布ファイ
ルを作成する配布ファイル作成装置を備える。さらに、
これらの装置を制御する配布ファイル管理装置を備え
る。
ピュータが接続されたネットワークにおいて、複数のコ
ンピュータに同時にソフトウェアの更新を行う場合、新
しい版の登録管理において、新しい版とその直前の版と
の差異を作成し、最新版本体と各版ごとの差異とで構成
された版管理ファイルを作成する版管理ファイル作成装
置を備える。また、配布する版のソフトウェア群を版管
理ファイルから取り出し、それらをまとめて配布ファイ
ルを作成する配布ファイル作成装置を備える。さらに、
これらの装置を制御する配布ファイル管理装置を備え
る。
【0057】ソフトウェア配布の終了後、ソフトウェア
が届いたことを検知する各クライアント上の受信検知装
置と、その受信結果を配布管理マシンに知らせる各クラ
イアント上の配布受け取り制御装置、全てのクライアン
トからソフトウェアの受け取り情報を受け取る配布管理
マシン上の配布確認装置、クライアントに配布したソフ
トウェアのアップデート日時を指定する配布管理マシン
上のアップデート命令制御装置、アップデート命令を受
け取り、指定された時間にアップデートを行ない、アッ
プデート結果を配布管理マシンに送る各クライアント上
のアップデート制御装置を備える。
が届いたことを検知する各クライアント上の受信検知装
置と、その受信結果を配布管理マシンに知らせる各クラ
イアント上の配布受け取り制御装置、全てのクライアン
トからソフトウェアの受け取り情報を受け取る配布管理
マシン上の配布確認装置、クライアントに配布したソフ
トウェアのアップデート日時を指定する配布管理マシン
上のアップデート命令制御装置、アップデート命令を受
け取り、指定された時間にアップデートを行ない、アッ
プデート結果を配布管理マシンに送る各クライアント上
のアップデート制御装置を備える。
【0058】クライアントにソフトウェア配布を行った
後、定期的に、配布したソフトウェアの改ざんチェック
を行う配布管理マシン上の改ざんチェック装置と、改ざ
ん命令を認識しチェックを行うファイルの名前、大き
さ、アップデート日時等の情報が入ったファイル(改ざ
んチェックファイル)を作成する各クライアント上の改
ざんチェックファイル生成装置と、改ざんチェックファ
イルを配布管理マシンに送付する改ざんチェック制御装
置と、各クライアントから送られてくる改ざんチェック
ファイルをもとに、未回答及び改ざんが認められるクラ
イアントのリストを生成する改ざんチェック装置を備え
る。
後、定期的に、配布したソフトウェアの改ざんチェック
を行う配布管理マシン上の改ざんチェック装置と、改ざ
ん命令を認識しチェックを行うファイルの名前、大き
さ、アップデート日時等の情報が入ったファイル(改ざ
んチェックファイル)を作成する各クライアント上の改
ざんチェックファイル生成装置と、改ざんチェックファ
イルを配布管理マシンに送付する改ざんチェック制御装
置と、各クライアントから送られてくる改ざんチェック
ファイルをもとに、未回答及び改ざんが認められるクラ
イアントのリストを生成する改ざんチェック装置を備え
る。
【0059】ソフトウェア配布時において、配布される
ソフトウェアがアップデート(初版でない)版の場合、
版管理ファイルから前版との差分のみを取り出す配布フ
ァイル作成装置、それを各クライアントに送る配布管理
装置を備える。また、送られてきた差分と前版を用いて
新しい版を生成する各クライアント上の新版生成装置を
備える。
ソフトウェアがアップデート(初版でない)版の場合、
版管理ファイルから前版との差分のみを取り出す配布フ
ァイル作成装置、それを各クライアントに送る配布管理
装置を備える。また、送られてきた差分と前版を用いて
新しい版を生成する各クライアント上の新版生成装置を
備える。
【0060】実施例2.実施例1では、1つのエージェ
ントが全てのクライアントに配布を行った例を説明し
た。実施例2では、この配布処理を階層的に行う例を説
明する。
ントが全てのクライアントに配布を行った例を説明し
た。実施例2では、この配布処理を階層的に行う例を説
明する。
【0061】図14は実施例2の構成図である。1はエ
ージェント本体、11はエージェント1の備える配布サ
ービス装置、113は配布サービス装置11の備える配
布マシン指定装置である。1131はあて先表作成装
置、1132は階層決定または配布先決定装置、113
3は階層対応表作成装置、1134は配布対応表作成装
置であり、これらの装置は、配布マシン指定装置113
に備えられている。図15に、エージェント1の備える
装置をまとめて表示する。図15には、実施例2で説明
を行う階層的配布処理に関係する装置のみを表示してい
るが、実際には、実施例1の図2に示した装置も備えて
いる。2はクライアント本体、21はクライアント2の
備える配布マシン指定装置である。211は階層決定装
置、212は階層対応表作成装置、213は配布対応表
作成装置、214は、配布先決定装置であり、これらの
装置は配布マシン指定装置21に備えられている。図1
6に、クライアント2の備える装置をまとめて表示す
る。図16には、実施例2で行う階層的配布処理に関係
する装置のみを表示しているが、実際には、実施例1の
図3に示した装置も備えている。3は配布管理マシン本
体、31は配布管理マシン3の備える配布管理装置であ
る。311はアップデート命令制御装置、312は改ざ
んチェック装置、313は配布確認装置であり、これら
3つの装置は、配布管理装置31に備えられている。図
14においては、エージェントが2台あり、これをa,
bで区別する。同様に、5台のクライアントも、a,
b,c,d,eで区別する。
ージェント本体、11はエージェント1の備える配布サ
ービス装置、113は配布サービス装置11の備える配
布マシン指定装置である。1131はあて先表作成装
置、1132は階層決定または配布先決定装置、113
3は階層対応表作成装置、1134は配布対応表作成装
置であり、これらの装置は、配布マシン指定装置113
に備えられている。図15に、エージェント1の備える
装置をまとめて表示する。図15には、実施例2で説明
を行う階層的配布処理に関係する装置のみを表示してい
るが、実際には、実施例1の図2に示した装置も備えて
いる。2はクライアント本体、21はクライアント2の
備える配布マシン指定装置である。211は階層決定装
置、212は階層対応表作成装置、213は配布対応表
作成装置、214は、配布先決定装置であり、これらの
装置は配布マシン指定装置21に備えられている。図1
6に、クライアント2の備える装置をまとめて表示す
る。図16には、実施例2で行う階層的配布処理に関係
する装置のみを表示しているが、実際には、実施例1の
図3に示した装置も備えている。3は配布管理マシン本
体、31は配布管理マシン3の備える配布管理装置であ
る。311はアップデート命令制御装置、312は改ざ
んチェック装置、313は配布確認装置であり、これら
3つの装置は、配布管理装置31に備えられている。図
14においては、エージェントが2台あり、これをa,
bで区別する。同様に、5台のクライアントも、a,
b,c,d,eで区別する。
【0062】まず、階層的配布の順序を簡単に説明す
る。配布管理マシン3に指定されたエージェント1a
が、全てのクライアントに配布を行うのではなく、配布
マシン指定装置113aによって指定された2台のクラ
イアント2aとクライアント2dに配布を行う(配布
1)。配布ソフトウェアを受け取ったクライアント、例
えばクライアント2aは、さらにそのクライアント2a
の備える配布マシン指定装置21aによって指定された
2台のクライアント2bとクライアント2cに配布を行
う(配布2)。クライアント2dは、クライアント2d
の備える配布マシン指定装置21dによって指定された
クライアント2eに配布を行う(配布3)。このような
階層的配布により、全てのクライアントにソフトウェア
の配布を行う。
る。配布管理マシン3に指定されたエージェント1a
が、全てのクライアントに配布を行うのではなく、配布
マシン指定装置113aによって指定された2台のクラ
イアント2aとクライアント2dに配布を行う(配布
1)。配布ソフトウェアを受け取ったクライアント、例
えばクライアント2aは、さらにそのクライアント2a
の備える配布マシン指定装置21aによって指定された
2台のクライアント2bとクライアント2cに配布を行
う(配布2)。クライアント2dは、クライアント2d
の備える配布マシン指定装置21dによって指定された
クライアント2eに配布を行う(配布3)。このような
階層的配布により、全てのクライアントにソフトウェア
の配布を行う。
【0063】図17は、実施例2の階層的配布処理動作
を示すフローチャートである。S1からS7までのステ
ップは、エージェントによる処理動作であり、S8から
S14までのステップは、クライアントによる処理動作
である。
を示すフローチャートである。S1からS7までのステ
ップは、エージェントによる処理動作であり、S8から
S14までのステップは、クライアントによる処理動作
である。
【0064】以下に実施例2の階層的配布処理動作を、
図14と図17を用いて説明する。エージェント1a
に、配布管理マシン3からの配布命令が来ると、あて先
表作成装置1131aにより、配布を行う全てのクライ
アントについて、マシン名と、そのアドレスを対応させ
たあて先表を作成する(S2)。
図14と図17を用いて説明する。エージェント1a
に、配布管理マシン3からの配布命令が来ると、あて先
表作成装置1131aにより、配布を行う全てのクライ
アントについて、マシン名と、そのアドレスを対応させ
たあて先表を作成する(S2)。
【0065】図18に、あて先表作成装置1131aに
よって作成されたあて先表の例を示す。このあて先表の
構成は、マシン名:アドレスである。
よって作成されたあて先表の例を示す。このあて先表の
構成は、マシン名:アドレスである。
【0066】また、S2の処理に並行して、階層決定装
置1132aにより、どのような順番で配布を行うか、
つまりどのような配布階層にするかを決定する(S
3)。この実施例2では、図14に示すように、まず、
エージェント1aが、クライアント2aと、クライアン
ト2dに配布を行う(配布1)。次に、クライアント2
aが、クライアント2bとクライアント2cに配布を行
ない(配布2)、クライアント2dがクライアント2e
に配布を行う(配布3)。以上のような、配布階層に決
定する。
置1132aにより、どのような順番で配布を行うか、
つまりどのような配布階層にするかを決定する(S
3)。この実施例2では、図14に示すように、まず、
エージェント1aが、クライアント2aと、クライアン
ト2dに配布を行う(配布1)。次に、クライアント2
aが、クライアント2bとクライアント2cに配布を行
ない(配布2)、クライアント2dがクライアント2e
に配布を行う(配布3)。以上のような、配布階層に決
定する。
【0067】次に、階層対応表作成装置1133aによ
り、S2で作成したあて先表に、S3で決定した配布階
層の情報を書き込み階層対応表を作成する(S4)。階
層対応表は、配布を行う全てのクライアントについて、
そのマシン名と、アドレス、配布階層の位置を示す情報
を持っている。
り、S2で作成したあて先表に、S3で決定した配布階
層の情報を書き込み階層対応表を作成する(S4)。階
層対応表は、配布を行う全てのクライアントについて、
そのマシン名と、アドレス、配布階層の位置を示す情報
を持っている。
【0068】図19に、階層対応表の例を示す。階層対
応表の構成は、受け取り番号:マシン名:アドレス:送
り番号である。受け取り番号とは、同じ番号の送り番号
を持つマシンから、配布を受け取るという意味である。
送り番号とは、同じ番号の受け取り番号を持つマシン
に、配布を行うという意味である。例えば、マシン2a
は、送り番号1を持つマシン1aから配布を受け取り、
受取番号2を持つマシン2bと2cに配布を行う。ま
た、送り番号が0の場合は、そのマシンが配布階層の最
下層という意味で、そのマシンは配布は行わないという
ことになる。また、受け取り番号が空白の場合は、その
マシンがエージェントであることを示す。例えば、図1
9において、1aはエージェントであり、2b,2c,
2eは最下層のマシンである。
応表の構成は、受け取り番号:マシン名:アドレス:送
り番号である。受け取り番号とは、同じ番号の送り番号
を持つマシンから、配布を受け取るという意味である。
送り番号とは、同じ番号の受け取り番号を持つマシン
に、配布を行うという意味である。例えば、マシン2a
は、送り番号1を持つマシン1aから配布を受け取り、
受取番号2を持つマシン2bと2cに配布を行う。ま
た、送り番号が0の場合は、そのマシンが配布階層の最
下層という意味で、そのマシンは配布は行わないという
ことになる。また、受け取り番号が空白の場合は、その
マシンがエージェントであることを示す。例えば、図1
9において、1aはエージェントであり、2b,2c,
2eは最下層のマシンである。
【0069】次に、配布対応表作成装置1134aによ
り、エージェント1aが配布を行うクライアント毎に階
層対応表を分割し、配布対応表を作成する(S5)。
り、エージェント1aが配布を行うクライアント毎に階
層対応表を分割し、配布対応表を作成する(S5)。
【0070】図20に、配布対応表を示す。配布対応表
の構成は、 受け取り番号:マシン名:アドレス:送り番号 であり、階層対応表と同様である。エージェント1a
は、クライアント2aとクライアント2dの2つのマシ
ンに配布を行うので、図19に示す階層対応表から、図
20の(A)と(B)に示す2つの配布対応表を作成す
る。
の構成は、 受け取り番号:マシン名:アドレス:送り番号 であり、階層対応表と同様である。エージェント1a
は、クライアント2aとクライアント2dの2つのマシ
ンに配布を行うので、図19に示す階層対応表から、図
20の(A)と(B)に示す2つの配布対応表を作成す
る。
【0071】さらに、エージェント1aは、クライアン
ト毎に、パッケージ化した配布ファイルのヘッダーに、
作成した配布対応表を挿入し(S6)、配布を行う(S
7)。
ト毎に、パッケージ化した配布ファイルのヘッダーに、
作成した配布対応表を挿入し(S6)、配布を行う(S
7)。
【0072】一方、クライアント側では、配布ファイル
の到着を待つ。配布ファイルが到着したクライアント2
aは(S8)、ヘッダーに記録されている配布対応表を
取り出す(S9)。次に、このクライアント2aが最下
層かどうかの判断を行う(S10)。最下層の場合は、
処理を終了し(S14)、最下層でない場合は、次の処
理を行う。配布対応表作成装置213aにより、クライ
アント2aが配布を行うクライアント毎に、取り出した
配布対応表を分割し、新しい配布対応表を作成する(S
11)。
の到着を待つ。配布ファイルが到着したクライアント2
aは(S8)、ヘッダーに記録されている配布対応表を
取り出す(S9)。次に、このクライアント2aが最下
層かどうかの判断を行う(S10)。最下層の場合は、
処理を終了し(S14)、最下層でない場合は、次の処
理を行う。配布対応表作成装置213aにより、クライ
アント2aが配布を行うクライアント毎に、取り出した
配布対応表を分割し、新しい配布対応表を作成する(S
11)。
【0073】図20に、配布対応表を示す。(A)に示
す配布対応表を取り出したクライアント2aは、クライ
アント2bとクライアント2cの2つのマシンに配布を
行う。クライアント2aは、配布対応表(A)から、ク
ライアント2bに対する(C)に示す配布対応表と、ク
ライアント2cに対する(D)に示す配布対応表を作成
する。また、(B)に示す配布対応表を取り出したクラ
イアント2dは、クライアント2eに配布を行う。クラ
イアント2dは、配布対応表(B)から、クライアント
2eに対する(E)に示す配布対応表を作成する。
す配布対応表を取り出したクライアント2aは、クライ
アント2bとクライアント2cの2つのマシンに配布を
行う。クライアント2aは、配布対応表(A)から、ク
ライアント2bに対する(C)に示す配布対応表と、ク
ライアント2cに対する(D)に示す配布対応表を作成
する。また、(B)に示す配布対応表を取り出したクラ
イアント2dは、クライアント2eに配布を行う。クラ
イアント2dは、配布対応表(B)から、クライアント
2eに対する(E)に示す配布対応表を作成する。
【0074】次に、クライアント2aは、クライアント
毎に、パッケージ化された配布ファイルのヘッダーに、
それぞれに対して作成された配布対応表を挿入し(S1
2)、配布を行う(S13)。
毎に、パッケージ化された配布ファイルのヘッダーに、
それぞれに対して作成された配布対応表を挿入し(S1
2)、配布を行う(S13)。
【0075】以上の、クライアント側の処理を、クライ
アントが最下層になるまで繰り返して行う。これによ
り、全てのクライアントに配布を行うことができる。
アントが最下層になるまで繰り返して行う。これによ
り、全てのクライアントに配布を行うことができる。
【0076】以上のように、実施例2では、配布管理者
が、配布作業全般の管理を行う配布管理装置によって、
配布を行う複数のエージェント(エージェントとクライ
アントの違いは、配布するファイルを持っているかいな
いかであり、ある配布ではエージェントであったマシン
が、ある配布ではクライアントとなる)を指定し、その
エージェントに配布命令を送る配布管理装置と、指定さ
れたエージェントが次にどのクライアントのエージェン
トに配布を行うかを制御するエージェント上の配布マシ
ン指定装置と、指定されたクライアントが次にどのクラ
イアントに配布を行うかを制御するクライアント上の配
布マシン指定装置と、上記装置においてエージェント→
クライアント、クライアント→クライアントという階層
的に配布を行うという特徴を持つ配布方式を備える。ま
た、ソフトウェアの配布を行う全クライアントのマシン
名とアドレスの対応表を作成するエージェント上のあて
先表作成装置と、どのような階層的配布を行うかを決定
するエージェント上の階層決定装置と、階層決定に従い
あて先作成装置により生成された対応表に生成された対
応表に各ホストの階層を書き込み階層対応表を作成する
エージェント上の階層対応表作成装置と、配布を行うク
ライアントごとに階層対応表を分割し配布対応表を作成
するエージェント上の配布対応表作成装置と、送られて
きた配布対応表から配布を行うクライアントごとに新し
い配布対応表を作成するクライアント上の配布対応表作
成装置と上記装置においてエージェントの一括管理のも
とに階層的に配布を行うという特徴を持つ配布方式を備
える。
が、配布作業全般の管理を行う配布管理装置によって、
配布を行う複数のエージェント(エージェントとクライ
アントの違いは、配布するファイルを持っているかいな
いかであり、ある配布ではエージェントであったマシン
が、ある配布ではクライアントとなる)を指定し、その
エージェントに配布命令を送る配布管理装置と、指定さ
れたエージェントが次にどのクライアントのエージェン
トに配布を行うかを制御するエージェント上の配布マシ
ン指定装置と、指定されたクライアントが次にどのクラ
イアントに配布を行うかを制御するクライアント上の配
布マシン指定装置と、上記装置においてエージェント→
クライアント、クライアント→クライアントという階層
的に配布を行うという特徴を持つ配布方式を備える。ま
た、ソフトウェアの配布を行う全クライアントのマシン
名とアドレスの対応表を作成するエージェント上のあて
先表作成装置と、どのような階層的配布を行うかを決定
するエージェント上の階層決定装置と、階層決定に従い
あて先作成装置により生成された対応表に生成された対
応表に各ホストの階層を書き込み階層対応表を作成する
エージェント上の階層対応表作成装置と、配布を行うク
ライアントごとに階層対応表を分割し配布対応表を作成
するエージェント上の配布対応表作成装置と、送られて
きた配布対応表から配布を行うクライアントごとに新し
い配布対応表を作成するクライアント上の配布対応表作
成装置と上記装置においてエージェントの一括管理のも
とに階層的に配布を行うという特徴を持つ配布方式を備
える。
【0077】実施例3.実施例3では、階層的配布処理
の例を、もう1つ示す。この階層的配布処理の方法は、
実施例2と同様の方法である。
の例を、もう1つ示す。この階層的配布処理の方法は、
実施例2と同様の方法である。
【0078】図21は、実施例3の階層的配布処理のイ
メージを示す図である。これは、クライアントが受け取
る配布対応表の備える情報(これを配布階層情報とす
る)を、階層毎に示した図である。1台のエージェント
が、26台のクライアントに、階層的配布を行う例であ
る。
メージを示す図である。これは、クライアントが受け取
る配布対応表の備える情報(これを配布階層情報とす
る)を、階層毎に示した図である。1台のエージェント
が、26台のクライアントに、階層的配布を行う例であ
る。
【0079】エージェントlarkが直接配布を行うク
ライアントは、hostA、hostB、hostCの
3台である。エージェントlarkの配布対応表作成装
置は、階層対応表から、(A)、(B)、(C)の配布
階層情報を持つ3つの配布対応表を作成する。そして、
(A)の情報を持つ配布対応表はhostAに送る配布
ファイルのヘッダーに、(B)の情報を持つ配列対応表
はhostBに送る配布ファイルのヘッダーに、(C)
の情報を持つ配布対応表はhostCに送る配布ファイ
ルのヘッダーに挿入される。次に、エージェントlar
kから、3台のクライアントに、それぞれ配布が行われ
る。
ライアントは、hostA、hostB、hostCの
3台である。エージェントlarkの配布対応表作成装
置は、階層対応表から、(A)、(B)、(C)の配布
階層情報を持つ3つの配布対応表を作成する。そして、
(A)の情報を持つ配布対応表はhostAに送る配布
ファイルのヘッダーに、(B)の情報を持つ配列対応表
はhostBに送る配布ファイルのヘッダーに、(C)
の情報を持つ配布対応表はhostCに送る配布ファイ
ルのヘッダーに挿入される。次に、エージェントlar
kから、3台のクライアントに、それぞれ配布が行われ
る。
【0080】ここで図22に、階層対応表と配布対応表
の例を示す。配布対応表(A)、(B)、(C)は、図
21の(A)、(B)、(C)の配布階層情報に相当す
るものである。
の例を示す。配布対応表(A)、(B)、(C)は、図
21の(A)、(B)、(C)の配布階層情報に相当す
るものである。
【0081】以下に、エージェントlarkから配布フ
ァイルを受け取ったhostAの動作を、図21と図2
2を用いて説明する。エージェントlarkから送られ
た配布ファイルのヘッダーから図22に示す配布対応表
(A)を取り出す。次に、配布対応表作成装置により、
配布対応表(A)から、図21に示す(D)、(E)の
配布階層情報を備える2つの配布対応表を作成する。こ
の(D)の情報を持つ配布対応表はhostDに送る配
布ファイルのヘッダーに挿入し、(E)の情報を持つ配
布対応表はhostEに送る配布ファイルのヘッダーに
挿入される。さらに、hostAから2台のクライアン
ト、hostDとhostEに配布が行われる。配布さ
れたhostD、hostEでも同様の配布処理動作を
行う。この配布処理動作を繰り返すことにより、階層的
配布が行われる。
ァイルを受け取ったhostAの動作を、図21と図2
2を用いて説明する。エージェントlarkから送られ
た配布ファイルのヘッダーから図22に示す配布対応表
(A)を取り出す。次に、配布対応表作成装置により、
配布対応表(A)から、図21に示す(D)、(E)の
配布階層情報を備える2つの配布対応表を作成する。こ
の(D)の情報を持つ配布対応表はhostDに送る配
布ファイルのヘッダーに挿入し、(E)の情報を持つ配
布対応表はhostEに送る配布ファイルのヘッダーに
挿入される。さらに、hostAから2台のクライアン
ト、hostDとhostEに配布が行われる。配布さ
れたhostD、hostEでも同様の配布処理動作を
行う。この配布処理動作を繰り返すことにより、階層的
配布が行われる。
【0082】実施例4.実施例4においては、実施例2
と実施例3で説明した階層的配布方法とは別の階層的配
布方法(これを、以後階層的配布方法2とする)を説明
する。実施例4の構成は、実施例2の構成と同様なの
で、図14、図15、図16をそのまま実施例4の構成
図として用いる。図23は、実施例4の階層的配布処理
動作を示すフローチャートである。ステップS1からS
6までは、エージェントの行う処理であり、ステップ7
からステップ14までは、クライアントの行う処理であ
る。
と実施例3で説明した階層的配布方法とは別の階層的配
布方法(これを、以後階層的配布方法2とする)を説明
する。実施例4の構成は、実施例2の構成と同様なの
で、図14、図15、図16をそのまま実施例4の構成
図として用いる。図23は、実施例4の階層的配布処理
動作を示すフローチャートである。ステップS1からS
6までは、エージェントの行う処理であり、ステップ7
からステップ14までは、クライアントの行う処理であ
る。
【0083】以下に、図14と図23を用いて、実施例
4の階層的配布処理動作の説明をする。まず、配布管理
マシン3からの配布命令を受け取ったエージェント1a
は、あて先表作成装置1131aにより、配布を行う全
てのクライアントについて、そのマシン名と、アドレス
を対応させたあて先表を作成する(S2)。
4の階層的配布処理動作の説明をする。まず、配布管理
マシン3からの配布命令を受け取ったエージェント1a
は、あて先表作成装置1131aにより、配布を行う全
てのクライアントについて、そのマシン名と、アドレス
を対応させたあて先表を作成する(S2)。
【0084】図24の(A)に、作成されたあて先表を
示す。このあて先表の構成は、実施例2で使用した図1
8と同様で、 マシン名:アドレス である。
示す。このあて先表の構成は、実施例2で使用した図1
8と同様で、 マシン名:アドレス である。
【0085】次に、エージェント1aは、配布先決定装
置1132aにより、クライアント2aとクライアント
2dとに直接配布を行うことを決定する(S3)。さら
に、配布対応表作成装置1134aにより、クライアン
ト2aとクライアント2dとに対するあて先表を作成す
る(S4)。図24の(A)において、直接配布を行う
クライアント以外のクライアントについてのデータを、
2つに分割し、(B)と(C)の2つのあて先表を作成
する。次にエージェント1aは、この(B)のあて先表
を、クライアント2aに送る配布ファイルのヘッダーに
挿入し、(C)のあて先表を、クライアント2dに送る
配布ファイルのヘッダーに挿入する(S5)。さらに、
エージェント1aは、クライアント2aとクライアント
2dに配布を行う(S6)。
置1132aにより、クライアント2aとクライアント
2dとに直接配布を行うことを決定する(S3)。さら
に、配布対応表作成装置1134aにより、クライアン
ト2aとクライアント2dとに対するあて先表を作成す
る(S4)。図24の(A)において、直接配布を行う
クライアント以外のクライアントについてのデータを、
2つに分割し、(B)と(C)の2つのあて先表を作成
する。次にエージェント1aは、この(B)のあて先表
を、クライアント2aに送る配布ファイルのヘッダーに
挿入し、(C)のあて先表を、クライアント2dに送る
配布ファイルのヘッダーに挿入する(S5)。さらに、
エージェント1aは、クライアント2aとクライアント
2dに配布を行う(S6)。
【0086】一方、クライアント側では配布ファイルの
到着を待っている。配布ファイルが到着したら(S
7)、ヘッダーに記録されているあて先表を取り出す
(S8)。ここで、あて先表にデータがない場合は、こ
のクライアントが最下層であるので配布処理を終了する
(S14)。あて先表にデータがある場合は、例えば、
図24の(B)に示すあて先表を取り出したクライアン
ト2aは、配布先決定装置214aにより、どのクライ
アントに配布を行うかを決定する(S10)。次に、配
布対応表作成装置213aにより、直接配布を行うクラ
イアント毎に、あて先表を作成する(S11)。
到着を待っている。配布ファイルが到着したら(S
7)、ヘッダーに記録されているあて先表を取り出す
(S8)。ここで、あて先表にデータがない場合は、こ
のクライアントが最下層であるので配布処理を終了する
(S14)。あて先表にデータがある場合は、例えば、
図24の(B)に示すあて先表を取り出したクライアン
ト2aは、配布先決定装置214aにより、どのクライ
アントに配布を行うかを決定する(S10)。次に、配
布対応表作成装置213aにより、直接配布を行うクラ
イアント毎に、あて先表を作成する(S11)。
【0087】クライアント2aは、クライアント2bと
クライアント2cに直接配布を行うことを決定する。次
に、クライアント2bとクライアント2c以外のクライ
アントについての(B)に示すあて先表を2つに分割し
て、クライアント2bと、クライアント2cに対するあ
て先表をそれぞれ作成する。この場合、(B)に示すあ
て先表には、直接配布を行うクライアント2bとクライ
アント2c以外に、配布を行うクライアントはないの
で、クライアント2bとクライアント2cに対するあて
先表には、データは入れない。
クライアント2cに直接配布を行うことを決定する。次
に、クライアント2bとクライアント2c以外のクライ
アントについての(B)に示すあて先表を2つに分割し
て、クライアント2bと、クライアント2cに対するあ
て先表をそれぞれ作成する。この場合、(B)に示すあ
て先表には、直接配布を行うクライアント2bとクライ
アント2c以外に、配布を行うクライアントはないの
で、クライアント2bとクライアント2cに対するあて
先表には、データは入れない。
【0088】さらに、クライアント2aは、各クライア
ントに配布する配布ファイルのヘッダーに、そのクライ
アントに対するあて先表を挿入し(S12)、配布を行
う(S13)。
ントに配布する配布ファイルのヘッダーに、そのクライ
アントに対するあて先表を挿入し(S12)、配布を行
う(S13)。
【0089】以上のクライアント側の処理を、クライア
ントが最下層になるまで繰り返して行う。これにより、
全てのクライアントに配布を行うことができる。
ントが最下層になるまで繰り返して行う。これにより、
全てのクライアントに配布を行うことができる。
【0090】以上のように、実施例4では、ソフトウェ
アの配布を行う全クライアントのマシン名とアドレスの
対応表を作成するエージェント上のあて先表作成装置
と、何台のクライアントにそしてどのクライアントに配
布を行うかを決定するエージェント上の配布先決定装置
と配布を行うクライアントごとに階層対応表を分割する
エージェント上の配布対応表作成装置と、何台のクライ
アントにそしてどのクライアントに配布を行うかを決定
するクライアント上の配布先決定装置と配布を行うクラ
イアントごとに階層対応表を分割するクライアント上の
配布対応表作成装置と上記装置においてエージェントの
一括管理のもとに階層的に配布を行うという特徴を持つ
配布方式を備える。
アの配布を行う全クライアントのマシン名とアドレスの
対応表を作成するエージェント上のあて先表作成装置
と、何台のクライアントにそしてどのクライアントに配
布を行うかを決定するエージェント上の配布先決定装置
と配布を行うクライアントごとに階層対応表を分割する
エージェント上の配布対応表作成装置と、何台のクライ
アントにそしてどのクライアントに配布を行うかを決定
するクライアント上の配布先決定装置と配布を行うクラ
イアントごとに階層対応表を分割するクライアント上の
配布対応表作成装置と上記装置においてエージェントの
一括管理のもとに階層的に配布を行うという特徴を持つ
配布方式を備える。
【0091】実施例5.実施例5では、階層的配布方法
2の例をもう1つ示す。図25は、実施例5で使用する
あて先表を示す図である。以下に、図25を用いて、実
施例5の説明を行う。実施例5は、1台のエージェント
が、数台のクライアント(hostA,hostB,
…)に配布を行う例である。
2の例をもう1つ示す。図25は、実施例5で使用する
あて先表を示す図である。以下に、図25を用いて、実
施例5の説明を行う。実施例5は、1台のエージェント
が、数台のクライアント(hostA,hostB,
…)に配布を行う例である。
【0092】まず、エージェントは、直接配布を行うク
ライアントを配布先決定装置により決定する。ここで
は、直接配布を行うクライアントはhostA、hos
tB、hostCの3台に決定する。次に、配布対応表
作成装置により、hostA、hostB、hostC
以外のあて先表を(A)、(B)、(C)に示す3つに
分割する。さらに、エージェントは、hostAへの配
布ファイルのヘッダーに(A)を挿入し、hostBへ
の配布ファイルのヘッダーに(B)を挿入し、host
Cへの配布ファイルのヘッダーに(C)を挿入して、そ
れぞれ配布を行う。
ライアントを配布先決定装置により決定する。ここで
は、直接配布を行うクライアントはhostA、hos
tB、hostCの3台に決定する。次に、配布対応表
作成装置により、hostA、hostB、hostC
以外のあて先表を(A)、(B)、(C)に示す3つに
分割する。さらに、エージェントは、hostAへの配
布ファイルのヘッダーに(A)を挿入し、hostBへ
の配布ファイルのヘッダーに(B)を挿入し、host
Cへの配布ファイルのヘッダーに(C)を挿入して、そ
れぞれ配布を行う。
【0093】ファイルを受け取ったhostAは、ヘッ
ダーからあて先表を取り出す。次に、配布先決定装置に
より、配布を行うクライアントをあて先表から決定す
る。この場合、hostDとhostEの2台を決定す
る。配布対応表作成装置により、hostDとhost
E以外のあて先表を、(D)と(E)の2つに分割す
る。さらにhostAは、(D)を、hostDへの配
布ファイルのヘッダーに挿入し、(E)をhostEへ
の配布ファイルのヘッダーに挿入し、それぞれ配布を行
う。続いて、hostD、hostEでも同様の処理動
作を行い、階層的配布が行われる。
ダーからあて先表を取り出す。次に、配布先決定装置に
より、配布を行うクライアントをあて先表から決定す
る。この場合、hostDとhostEの2台を決定す
る。配布対応表作成装置により、hostDとhost
E以外のあて先表を、(D)と(E)の2つに分割す
る。さらにhostAは、(D)を、hostDへの配
布ファイルのヘッダーに挿入し、(E)をhostEへ
の配布ファイルのヘッダーに挿入し、それぞれ配布を行
う。続いて、hostD、hostEでも同様の処理動
作を行い、階層的配布が行われる。
【0094】実施例2と実施例3の階層的配布方法で
は、エージェントが全てのクライアントへの階層的配布
を決定する。これに対して、実施例4の階層的配布方法
2では、まず、エージェントは、直接配布を行うクライ
アント(これを第一層のクライアントと呼ぶ)を決定す
る。次に、第一層のクライアントは、直接配布を行うク
ライアント(第二層のクライアント)を決定する。さら
に、第二層のクライアントは、直接配布を行うクライア
ント(第三層のクライアント)を決定する。以上の処理
動作を繰り返すことにより、階層的配布を行う。
は、エージェントが全てのクライアントへの階層的配布
を決定する。これに対して、実施例4の階層的配布方法
2では、まず、エージェントは、直接配布を行うクライ
アント(これを第一層のクライアントと呼ぶ)を決定す
る。次に、第一層のクライアントは、直接配布を行うク
ライアント(第二層のクライアント)を決定する。さら
に、第二層のクライアントは、直接配布を行うクライア
ント(第三層のクライアント)を決定する。以上の処理
動作を繰り返すことにより、階層的配布を行う。
【0095】実施例6.実施例1の配布処理において
は、配布するソフトウェアが、アップデート版でない場
合は、目的の版のソフトウェアを取り出して配布を行な
った。実施例6では、差分を取り出して配布を行なう例
を説明する。
は、配布するソフトウェアが、アップデート版でない場
合は、目的の版のソフトウェアを取り出して配布を行な
った。実施例6では、差分を取り出して配布を行なう例
を説明する。
【0096】実施例6は、実施例1と同様の構成なの
で、図1を実施例6の構成図として使用する。実施例1
の配布処理の動作を示す図6において、配布するソフト
ウェアがアップデート版でない場合の処理(S9〜S1
1)にかえて、実施例6では、以下のような処理動作を
行なう。
で、図1を実施例6の構成図として使用する。実施例1
の配布処理の動作を示す図6において、配布するソフト
ウェアがアップデート版でない場合の処理(S9〜S1
1)にかえて、実施例6では、以下のような処理動作を
行なう。
【0097】クライアント上に保存されているソフトウ
ェアがn’版で、配布するソフトウェアがn”版である
とする。初めに、n’≧n”の場合、つまり、クライア
ント上のソフトウェアをバージョンダウンさせる場合に
ついて説明する。
ェアがn’版で、配布するソフトウェアがn”版である
とする。初めに、n’≧n”の場合、つまり、クライア
ント上のソフトウェアをバージョンダウンさせる場合に
ついて説明する。
【0098】エージェント1aの備える配布ファイル作
成装置111aは、版管理ファイル112aに記憶され
ているn’版とn”版との間の差分を取り出す。次に、
配布ファイル作成装置111aは、取り出した差分をパ
ッケージ化し、配布ファイルを作成する。例えば、n’
=7でn”=4の場合は、7版と6版の差分、6版と5
版の差分、5版と4版の差分の3つの差分により、配布
ファイルが、作成される。
成装置111aは、版管理ファイル112aに記憶され
ているn’版とn”版との間の差分を取り出す。次に、
配布ファイル作成装置111aは、取り出した差分をパ
ッケージ化し、配布ファイルを作成する。例えば、n’
=7でn”=4の場合は、7版と6版の差分、6版と5
版の差分、5版と4版の差分の3つの差分により、配布
ファイルが、作成される。
【0099】作成された配布ファイルは、エージェント
1aの備える配布マシン指定装置113aによって、ク
ライアントに配布される。配布ファイルを受け取ったク
ライアント2aでは、クライアント2aの備える新版生
成装置25aにより、クライアント2a上に保存されて
いるn’版のソフトウェアと、配布ファイルの差分とか
ら、目的の版(n”版)のソフトウェアを作成する。
1aの備える配布マシン指定装置113aによって、ク
ライアントに配布される。配布ファイルを受け取ったク
ライアント2aでは、クライアント2aの備える新版生
成装置25aにより、クライアント2a上に保存されて
いるn’版のソフトウェアと、配布ファイルの差分とか
ら、目的の版(n”版)のソフトウェアを作成する。
【0100】次に、n’<n”の場合、つまり、クライ
アント上のソフトウェアをバージョンアップさせる場合
について説明する。
アント上のソフトウェアをバージョンアップさせる場合
について説明する。
【0101】エージェント1aの備える配布ファイル作
成装置111aは、以下の処理を行なう。実施例1の説
明で用いた、版管理ファイルの構成図を示す図11を用
いて説明する。版管理ファイル112aに記憶されてい
るn版(最新版)のコピーと、n版との差分より、n−
1版のソフトウェアを作成する。この作成されたn−1
版と、版管理ファイル112aに記憶されているn−1
版との差分より、n−2版のソフトウェアを作成する。
以下の処理を、n”版のソフトウェアを作成するまで繰
り返す。次に、n”版のソフトウェアと、版管理ファイ
ル112aに記憶されているn”版との差分より、n”
−1版のソフトウェアを作成する。この作成されたn”
−1版と、n”版のソフトウェアより、n”−1版から
n”版を作成するための差分(以下、バージョンアップ
用差分とする)を作成する。このバージョンアップ用差
分は、実施例1で用いた、図12に示す「アップデート
版の際に配布を行なう差分」と同様の方法で作成する。
以上の処理を、n’版からn’+1版を作成するための
バージョンアップ用差分を作成するまで繰り返す。更
に、作成したバージョンアップ用差分をパッケージ化
し、配布ファイルを作成する。
成装置111aは、以下の処理を行なう。実施例1の説
明で用いた、版管理ファイルの構成図を示す図11を用
いて説明する。版管理ファイル112aに記憶されてい
るn版(最新版)のコピーと、n版との差分より、n−
1版のソフトウェアを作成する。この作成されたn−1
版と、版管理ファイル112aに記憶されているn−1
版との差分より、n−2版のソフトウェアを作成する。
以下の処理を、n”版のソフトウェアを作成するまで繰
り返す。次に、n”版のソフトウェアと、版管理ファイ
ル112aに記憶されているn”版との差分より、n”
−1版のソフトウェアを作成する。この作成されたn”
−1版と、n”版のソフトウェアより、n”−1版から
n”版を作成するための差分(以下、バージョンアップ
用差分とする)を作成する。このバージョンアップ用差
分は、実施例1で用いた、図12に示す「アップデート
版の際に配布を行なう差分」と同様の方法で作成する。
以上の処理を、n’版からn’+1版を作成するための
バージョンアップ用差分を作成するまで繰り返す。更
に、作成したバージョンアップ用差分をパッケージ化
し、配布ファイルを作成する。
【0102】例えば、n’=5、n”=7の場合は、5
版と6版のバージョンアップ用差分と、6版と7版のバ
ージョンアップ用差分より、配布ファイルが作成され
る。
版と6版のバージョンアップ用差分と、6版と7版のバ
ージョンアップ用差分より、配布ファイルが作成され
る。
【0103】作成された配布ファイルは、エージェント
1aの備える配布マシン指定装置113aによって、配
布される。次に、クライアント2aの備える新版作成装
置25aにより、クライアント2a上に保存されている
n’版のソフトウェアと、バージョンアップ用差分とか
ら、目的の版(n”版)のソフトウェアを作成する。
1aの備える配布マシン指定装置113aによって、配
布される。次に、クライアント2aの備える新版作成装
置25aにより、クライアント2a上に保存されている
n’版のソフトウェアと、バージョンアップ用差分とか
ら、目的の版(n”版)のソフトウェアを作成する。
【0104】以上のように、実施例6では、目的の版の
ソフトウェアを配布するかわりに、目的の版のソフトウ
ェアと、クライアント上の版のソフトウェアとの差分
を、配布ファイルとして配布する。版更新に伴うソフト
ウェアの更新部分が少ない場合は、目的の版のソフトウ
ェア全体より、上記差分が小量である場合が多い。この
ような場合は、上記差分を配布することにより、ネット
ワーク負荷の軽減を図ることができる。
ソフトウェアを配布するかわりに、目的の版のソフトウ
ェアと、クライアント上の版のソフトウェアとの差分
を、配布ファイルとして配布する。版更新に伴うソフト
ウェアの更新部分が少ない場合は、目的の版のソフトウ
ェア全体より、上記差分が小量である場合が多い。この
ような場合は、上記差分を配布することにより、ネット
ワーク負荷の軽減を図ることができる。
【0105】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、以下の
効果を得ることができる。配布するソフトウェアを、最
新版のコピーと前版との差分で構成される版管理ファイ
ルにより管理することにより、配布ソフトウェアに障害
がある場合に早急な対応ができる。また、最新版作成の
CPU負荷は、低く押さえ、配布ファイル作成負荷を軽
減することができる。また、配布を行うソフトウェアが
複数ある場合、その複数のソフトウェアを1つにまとめ
て配布を行う。これにより、各ソフトウェアごとに配布
を行う必要がないので、配布作業の負荷を軽減すること
ができる。
効果を得ることができる。配布するソフトウェアを、最
新版のコピーと前版との差分で構成される版管理ファイ
ルにより管理することにより、配布ソフトウェアに障害
がある場合に早急な対応ができる。また、最新版作成の
CPU負荷は、低く押さえ、配布ファイル作成負荷を軽
減することができる。また、配布を行うソフトウェアが
複数ある場合、その複数のソフトウェアを1つにまとめ
て配布を行う。これにより、各ソフトウェアごとに配布
を行う必要がないので、配布作業の負荷を軽減すること
ができる。
【0106】複数のエージェントを用意することによ
り、エージェントの負荷分散が実現する。さらに1台の
配布管理マシンで、全てのエージェントを管理すること
により、一元的な管理ができるシステムを得ることがで
きる。また、配布を段階的に行うことにより、エージェ
ントの負荷が配布規模に影響されないため、大規模な分
散環境に適応したシステムを得ることができる。
り、エージェントの負荷分散が実現する。さらに1台の
配布管理マシンで、全てのエージェントを管理すること
により、一元的な管理ができるシステムを得ることがで
きる。また、配布を段階的に行うことにより、エージェ
ントの負荷が配布規模に影響されないため、大規模な分
散環境に適応したシステムを得ることができる。
【0107】ソフトウェア配布後、各クライアントはそ
の成功・失敗を配布管理マシンに通知するように構成し
たので、配布に失敗したクライアントを知ることができ
る。また、配布に失敗したクライアントに対する対応も
迅速に行うことができ、確実なソフトウェア配布を実現
できるシステムが得られる。さらに、配布管理マシンに
より、各クライアントにおけるアップデート時間を指定
できるように構成したので、アップデートは一斉に行わ
れ、統一の崩れやすかったアップデート後の環境の統一
が、容易にはかれるシステムが得られる。
の成功・失敗を配布管理マシンに通知するように構成し
たので、配布に失敗したクライアントを知ることができ
る。また、配布に失敗したクライアントに対する対応も
迅速に行うことができ、確実なソフトウェア配布を実現
できるシステムが得られる。さらに、配布管理マシンに
より、各クライアントにおけるアップデート時間を指定
できるように構成したので、アップデートは一斉に行わ
れ、統一の崩れやすかったアップデート後の環境の統一
が、容易にはかれるシステムが得られる。
【0108】ソフトウェア配布後、配布管理マシンによ
り、定期的に各クライアントの配布ソフトウェアについ
て、改ざんチェックを行うように構成したので、常に環
境の統一が保たれることが保証されるシステムが得られ
る。
り、定期的に各クライアントの配布ソフトウェアについ
て、改ざんチェックを行うように構成したので、常に環
境の統一が保たれることが保証されるシステムが得られ
る。
【0109】アップデート版の配布を行う場合、各クラ
イアントに配布されるのは、現在クライアント上で使用
している版との差分なので、大容量のソフトウェアの配
布であっても、差分が小さければ配布するファイルの容
量も小さくなり、配布を行うマシンのCPU負荷、及
び、ネットワークの負荷を軽減することができる。
イアントに配布されるのは、現在クライアント上で使用
している版との差分なので、大容量のソフトウェアの配
布であっても、差分が小さければ配布するファイルの容
量も小さくなり、配布を行うマシンのCPU負荷、及
び、ネットワークの負荷を軽減することができる。
【0110】エージェントによる一元的な管理のもとで
の階層的な配布が可能になる。また、全体の配布(階
層)順序をエージェントが決定するため、配布失敗時、
その原因となったクライアントを素早く検知することが
できる。
の階層的な配布が可能になる。また、全体の配布(階
層)順序をエージェントが決定するため、配布失敗時、
その原因となったクライアントを素早く検知することが
できる。
【0111】エージェントによる一元的な管理のもとで
の階層的な配布が可能になる。また、各マシンごとに配
布を行うクライアントを決定するので、エージェントの
負荷が軽減され、配布規模に関係なく各クライアントに
負荷が分散されるようになる。また、配布先決定は、各
マシンごとに行うため、通信可能か否かを調査した上で
配布先を決めることができ、確実な配布を実現できるよ
うになる。
の階層的な配布が可能になる。また、各マシンごとに配
布を行うクライアントを決定するので、エージェントの
負荷が軽減され、配布規模に関係なく各クライアントに
負荷が分散されるようになる。また、配布先決定は、各
マシンごとに行うため、通信可能か否かを調査した上で
配布先を決めることができ、確実な配布を実現できるよ
うになる。
【図1】実施例1の構成図。
【図2】エージェントの構成図。
【図3】クライアントの構成図。
【図4】配布管理マシンの構成図。
【図5】実施例1の処理動作を示すフローチャート図。
【図6】配布処理動作を示す図。
【図7】アップデート処理動作を示す図。
【図8】アップデート処理動作を示す図。
【図9】改ざんチェック処理動作を示す図。
【図10】エージェントと配布ソフトウェアの対応表を
示す図。
示す図。
【図11】版管理ファイルの構造を示す図。
【図12】版管理ファイル内の差分と、アップデート版
の際に配布を行う差分を示す図。
の際に配布を行う差分を示す図。
【図13】パッケージ化の例を示す図。
【図14】実施例2の構成図。
【図15】エージェントの構成図。
【図16】クライアントの構成図。
【図17】実施例2の処理動作を示すフローチャート
図。
図。
【図18】あて先表を示す図。
【図19】階層対応表を示す図。
【図20】配布対応表を示す図。
【図21】実施例3の階層的配布処理のイメージ図。
【図22】実施例3の階層対応表と配布対応表を示す
図。
図。
【図23】実施例4の処理動作を示すフローチャート
図。
図。
【図24】あて先表を示す図。
【図25】あて先表を示す図。
【図26】従来例のシステム構成図。
1 エージェント 11 配布サービス装置 111 配布ファイル作成装置 112 版管理ファイル 113 配布マシン指定装置 1131 あて先表作成装置 1132 階層決定装置/配布先決定装置 1133 階層対応表作成装置 1134 配布対応表作成装置 114 版管理ファイル作成装置 115 配布確認装置 2 クライアント 21 配布マシン指定装置 211 階層決定装置 212 階層対応表作成装置 213 配布対応表作成装置 214 配布先決定装置 22 配布受け取り制御装置 23 アップデート制御装置 24 改ざんチェック制御装置 25 新版生成装置 26 受信検知装置 27 改ざんチェックファイル作成装置 3 配布管理マシン 31 配布管理装置 311 アップデート命令制御装置 312 改ざんチェック装置 313 配布確認装置 4 配布処理 5 アップデート処理 6 改ざんチェック処理
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のマシンをネットワークに接続し、
これらのマシン間で、ソフトウェアを配布するエージェ
ントとソフトウェアの配布を受けるクライアントを指定
してソフトウェアの配布を行うソフトウェア配布サービ
ス方式において、上記エージェントは、(a)最新版の
ソフトウェアと、新しい版と直前の版との差分情報を登
録する版管理ファイル、(b)上記版管理ファイルの差
分情報に基づいて、新版を作成するための配布情報を生
成し、配布情報を上記クライアントに配布する配布ファ
イル作成装置を有し、 上記クライアントは、配布された配布情報を用いて新版
を生成する新版生成装置を有することを特徴とするソフ
トウェア配布サービス方式。 - 【請求項2】 上記配布ファイル作成装置は、上記配布
情報が複数ある場合、複数の配布情報をまとめてひとつ
の配布ファイルとすることを特徴とする請求項1記載の
ソフトウェア配布サービス方式。 - 【請求項3】 上記ソフトウェア配布サービス方式は、
さらに、ネットワークに接続されたマシンの中から選択
的にエージェントを指定するとともに、配布作業全般を
管理する配布管理マシンを有することを特徴とする請求
項1記載のソフトウェア配布サービス方式。 - 【請求項4】 上記配布管理マシンは、クライアントか
ら配布情報の受け取りを確認する配布確認装置と、配布
確認装置の確認状態に基づいて上記クライアントに配布
情報を用いたアップデートを命令するアップデート命令
制御装置を有し、 上記クライアントは、配布情報の受け取りを検知する受
信検知装置と、その受信結果を上記配布管理マシンに知
らせる配布受け取り制御装置と、上記アップデート命令
に基づき配布情報を用いてソフトウェアをアップデート
するアップデート制御装置を有することを特徴とする請
求項3記載のソフトウェア配布サービス方式。 - 【請求項5】 上記配布管理マシンは、クライアントに
対してソフトウェアの改ざんチェックを依頼し、その結
果を収集する改ざんチェック装置を有し、上記クライア
ントは、上記改ざんチェックの依頼に基づいて、ソフト
ウェアの改ざんをチェックし、チェックした情報が入っ
たファイルを作成する改ざんチェックファイル作成装置
と、この改ざんチェックファイルを上記配布管理マシン
に送付する改ざんチェック制御装置を有することを特徴
とする請求項3記載のソフトウェア配布サービス方式。 - 【請求項6】 上記エージェント及びクライアントは、
配布情報を配布するクライアントの指定を制御する配布
マシン指定装置を有し、エージェントからクライアント
へ、そして、クライアントからクライアントへ階層的配
布を行うことを特徴とする請求項1記載のソフトウェア
配布サービス方式。 - 【請求項7】 上記階層的配布を行うにあたり、上記エ
ージェントは、配布情報を配布するクライアントのマシ
ン名と、アドレスの対応表を作成するあて先表作成装置
と、どのような階層的配布を行うかを決定する階層決定
装置と、階層決定装置による決定に従い、あて先作成装
置により生成された対応表に、各ホストの階層を書き込
み、階層対応表を作成する階層対応表作成装置と、エー
ジェントから配布情報を配布するクライアントごとに階
層対応表を分割し、配布対応表を作成する配布対応表作
成装置を有し、上記クライアントは、送られてきた配布
対応表から、さらに、配布を行う下位層のクライアント
ごとに新しい配布対応表を作成する配布対応表作成装置
を有することを特徴とする請求項6記載のソフトウェア
配布サービス方式。 - 【請求項8】 上記階層的配布を行うにあたり、上記エ
ージェントは、配布情報を配布するクライアントのマシ
ン名と、アドレスの対応表を作成するあて先表作成装置
と、何台のクライアントにそしてどのクライアントに配
布を行うかを決定する配布先決定装置と、エージェント
から配布情報を配布するクライアントごとに階層対応表
を分割する配布対応表作成装置を有し、上記クライアン
トは、何台のクライアントに、そして、どのクライアン
トに配布を行うかを決定する配布先決定装置と、さらに
配布を行う下位層のクライアントごとに階層対応表を分
割する配布先対応表作成装置を有することを特徴とする
請求項6記載のソフトウェア配布サービス方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05159110A JP3115157B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | ソフトウェア配布サービス方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05159110A JP3115157B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | ソフトウェア配布サービス方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744392A true JPH0744392A (ja) | 1995-02-14 |
JP3115157B2 JP3115157B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=15686466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05159110A Expired - Fee Related JP3115157B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | ソフトウェア配布サービス方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115157B2 (ja) |
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- 1993-06-29 JP JP05159110A patent/JP3115157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3115157B2 (ja) | 2000-12-04 |
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