JPH0744345A - 情報同期制御装置およびその方法 - Google Patents

情報同期制御装置およびその方法

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JPH0744345A
JPH0744345A JP5186096A JP18609693A JPH0744345A JP H0744345 A JPH0744345 A JP H0744345A JP 5186096 A JP5186096 A JP 5186096A JP 18609693 A JP18609693 A JP 18609693A JP H0744345 A JPH0744345 A JP H0744345A
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JP5186096A
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Yasuaki Yamagishi
靖明 山岸
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 GUIの種類ごとに固有のユーザーインター
フェースツール、例えばボタン、メニュー等の一般的な
記述が可能な情報同期制御装置およびその方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 ネットワーク20は計算機1a、1b、1c
間の情報通信を実現する。送り側3は利用者の操作によ
り選択される処理プロセス21に対する選択情報を検出
し、受け側4に当該選択情報に対応する処理を行わせる
実行可能なプログラム(オブジェクト)とオブジェクト
を制御するスクリプトを定義して、コンピュータネット
ワーク2を介して計算機1b、1cに転送する。受け側
4a、4bは、例えばいずれもGUIシステムであり、
送り側3により生成されたスクリプト等を解釈、実行す

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は利用者による操作が当該
装置との対話形式で行われ、複数の種類の情報の処理を
平行して同期をとりつつ行う情報同期制御装置およびそ
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークステーション、および、その周辺
装置としての大容量記録装置といった小型コンピュータ
システム、あるいは、複数のワークステーションを接続
し、これらのコンピュータ相互間で情報通信を行い、有
機的な情報処理を実現するコンピュータネットワーク技
術が急速に発展している。また、コンピュータ単体、あ
るいは、コンピュータネットワークで取り扱う情報も、
従来の比較的単純な文書(テキスト)データあるいは静
止画像データのみではなく、例えば動画像データ、ある
いは、動画像データと音声データが組み合わされたオー
ディオビジュアルデータ等のように新規かつ複雑な表現
メディアが出現し、その種類も多様化してきている。こ
こで表現メディアとは、換言すると、コンピュータネッ
トワークにおいて相互交換されるデータの種類、符号化
された形式で記述される情報そのものを意味する。さら
に、これらの表現メディアを利用したアプリケーション
ソフトウェアが普及しつつある。
【0003】上述のような種類の異なるアプリケーショ
ンソフトウェアを単一のコンピュータ、あるいは、コン
ピュータネットワーク上で複数動作させ、換言すると複
数のプラットフォームを用いて複数の表現メディアの処
理を行わせ、あるいは、再生および表示を行わせる場合
に、各プラットフォーム間の処理における各表現メディ
アによって記述される情報の集合(情報要素、メディア
オブジェクトともいう)の同期関係は静的なスケジュー
リングに基づいて行われるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したアプリケーシ
ョンソフトウェアにおいては、複数の表現メディアを組
み合わせて取り扱うことができる特性、いわゆるマルチ
メディア処理が可能であることが要求されるようになっ
てきている。このようなマルチメディアアプリケーショ
ンソフトウェア(マルチメディアアプリケーション)に
おけるデータの取扱い、例えばソフトウェア間のデータ
送受信のフォーマット等はそのソフトウェアを開発した
メーカー等によって異なり、複数のマルチメディアアプ
リケーションを協働させることが難しいという問題があ
る。従って、複数の異なるプラットフォーム間でマルチ
メディア情報を共有するための標準的な交換手順、デー
タフォーマットが要望されている。
【0005】この要望に応えるものとして、例えば情報
要素間の再生および表示に関する同期制御の規定があ
る。しかし、一般的な情報要素間の同期制御の規定は、
時間軸および表示を行う際の画面の空間軸上に情報要素
を配置するという静的なスケジューリングの手法に基づ
くものであり、マルチメディアアプリケーションを利用
する利用者(ユーザー)の選択動作に依存した表示制御
を記述する汎用的な記述形式の規定は存在しない。ま
た、静的なスケジューリングのみを提供する同期制御記
述形式は、利用者による選択操作による情報要素間の同
期制御を行うための、汎用的なユーザーインターフェー
スに供するユーティリティソフトウェア(ツール)の記
述には使用できないという問題がある。
【0006】具体的にいうと、例えばメニュー形式の画
像を用いて利用者の対話形式の操作にる選択に合わせた
情報要素の表示を行う場合、表示を行うシステムには、
GUI(Graphcal User Interfa
ce)作成のための代表的なツールであるMotifの
メニューのみを提供するシステムもあれば、代表的なG
UIシステムであるOpenLookのメニューのみを
提供するシステムもある。これらのGUIシステムの種
類によらない一般的なメニューの記述方法が存在すれ
ば、これらのGUIシステムの汎用性がより高められる
ことになる。従って、GUIシステムの種類によらず一
般的な記述が可能であり、利用者との対話管理を含めた
情報要素の同期制御を効果的に記述可能な能力を有する
メニューの記述方法の実現が期待されている。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、複数の表現メディアを組み合わ
せた、いわゆるマルチメディア情報の同期制御であっ
て、表示を行うシステム(GUI)に固有のユーザーイ
ンターフェースツール、例えばユーザーとの対話管理を
行うボタンおよびメニュー等の一般的な記述を可能と
し、これらのインターフェースツールの同期制御を行う
ためのソフトウェアの記述の汎用性を高めることが可能
な情報同期制御装置およびその方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明の情報同期制御装置は、時系列に入力され
る選択情報に基づいて複数の表示手段に同期的に所定の
情報の表示を行わせる情報同期制御装置であって、前記
各表示手段の状態を階層的に相互に関連付けて定義し、
該状態間の状態遷移の条件を定義し、同一前記階層内あ
るいは前記階層間に渡って所定の関係を有する状態間に
おいて、該定義に従った状態遷移を管理するスクリプト
プログラムを実行するスクリプト実行手段と、前記状態
間の状態遷移の条件となる事象を検出して前記スクリプ
ト実行手段に状態遷移を生じさせ、該状態遷移に対応し
た該所定の情報の表示を前記各表示手段に行なわせるオ
ブジェクトプログラムを実行するオブジェクト実行手段
とを有する。
【0009】また好適には、前記表示手段は、グラフィ
カルユーザーインターフェースであり、前記状態間の状
態遷移の条件となる事象は、当該情報同期制御装置の利
用者が前記表示手段の前記所定の情報の表示を参照して
対話形式で行う選択情報の入力操作、および、入力され
た該選択情報自体であることを特徴とする。また好適に
は、前記各オブジェクトは、前記状態遷移に対応して、
それぞれ相互に関連する一連の選択情報の一部ずつを前
記利用者に知らせる内容の複数のメニュー形式の表示の
内の2つ以上を前記表示装置に順次表示させることを特
徴とする。
【0010】また本発明の情報同期制御方法は、複数の
表示内容を状態として階層的に相互に関連付けて定義
し、該状態間の状態遷移の条件を定義し、同一前記階層
内あるいは前記階層間に渡って所定の関係を有する状態
間において、該定義に従った状態遷移を管理し、前記状
態間の状態遷移の条件となる事象を検出して前記状態遷
移を生じさせ、該状態遷移に対応した表示内容を順次表
示する。
【0011】
【作用】階層的に状態を定義し、さらにこの状態間の状
態遷移の条件を定義して、定義された状態遷移の条件に
基づいてこれらの状態間の状態遷移の管理をスクリプト
が行うことにより、グラフィカルユーザーインターフェ
ース(GUI)のメニュー、および、このメニューを連
鎖的に表示するカスケードメニューの表示に適した状態
遷移の管理を行う。階層間に渡った状態遷移の際に、こ
の状態遷移の原因となった事象、および、状態遷移自体
を継承させることにより、上述した状態遷移の管理をよ
り容易にしている。また、スクリプトの管理する各状態
に対応して設けられ、状態遷移の条件を検出してスクリ
プトに状態遷移を生じさせ、この状態遷移に対応した情
報の表示をGUIに表示させ、GUIの種類によらず一
般的な記述によりGUIの制御を可能としている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の情報同期制御装置およびその方法が適用される
計算機1の構成例を示す図である。計算機1は、例えば
ワークステーションと呼ばれる一般的な計算機であり、
多くの場合、複数の計算機1をLAN等の通信ネットワ
ークで接続したコンピュータネットワークを構成する。
後述のように、計算機1においては複数の情報処理プロ
セスを独立、かつ、平行して動作させ、これらの情報処
理プロセスの処理内容をそれぞれ対応する表示装置11
上のウィンドウに表示するウィンドウシステム2が動作
している。
【0013】図1において、演算処理装置10は、例え
ば汎用マイクロプロセッサおよびメモリ装置等から構成
され、計算機1における演算処理一般を行う。表示装置
11は、CRT等から構成され、計算機1における処理
内容を表示する。キーボード12は、演算処理装置10
に対する利用者(ユーザー)による情報の入力に使用さ
れる。マウス13は、対話形式による操作情報の入力に
使用される入力手段であり、利用者はマウス13により
表示装置11に表示されるカーソルの表示位置を操作
し、マウス13上に配設されたボタンを押下する(クリ
ックする)ことによりカーソルが示すGUI(Grap
hical User Interface)画面の所
定の位置を指定して対応する操作情報を入力する。メデ
ィア再生装置14は、演算処理装置10により制御さ
れ、例えば動画像データと音声データが組み合わされた
いわゆるマルチメディア情報(データ)の記録および再
生を行い、演算処理装置10との間でマルチメディアデ
ータの送受信を行う。二次記憶装置15は、例えばHD
D(ハードディスクドライブ装置)、あるいは、光磁気
ディスク装置といった記録装置であり、不揮発性の記録
媒体に対して演算処理装置10により処理されたデータ
の記録および再生を行う。通信インターフェース(I/
F)16は、通信回線17を介して計算機1と他の計算
機(WS)との通信を行う。
【0014】図2は、図1に示した計算機1と同様な複
数の計算機1a、1b、1cを複数接続したコンピュー
タネットワーク2上で動作し、本発明の情報同期制御装
置およびその方法を実現するネットワークおよびソフト
ウェアの構成を示す図である。本発明の情報同期制御装
置およびその方法は、計算機1上で動作するネットワー
ク20、送り側3、および、受け側4a、4bが協働し
て実現する。ネットワーク20は、計算機1a、1b、
1c間の情報通信を、例えばTCP/IP手順によって
実現する。送り側3は、利用者のマウス13の操作によ
り選択される処理プロセス21に対する選択情報を検出
し、受け側4に当該選択情報に対応する処理を行わせる
演算処理装置10において実行可能なプログラム(オブ
ジェクト)とオブジェクトを制御するスクリプトを定義
し、生成して、コンピュータネットワーク2を介して計
算機1b、1cに転送する。受け側4a、4bは、例え
ばいずれもGUIシステムであり、送り側3により生成
されたスクリプト等を解釈、実行する
【0015】送り側3、および、受け側4a、4bは、
さらに以下の各部分から構成される。送り側3のスクリ
プト作成部31は、利用者の操作により後述するクラス
定義およびスクリプトの作成を行う。ここでスクリプト
とは、メニューに使用される情報要素についての処理手
順を記述するプログラムである。データ作成部32は、
利用者の操作により後述する”content_ide
ntifier”で指定される情報要素、例えばメニュ
ーに表示される可視情報要素を作成する。受け側4a、
4bのスクリプト解釈/実行部43は、送り側3から送
られたオブジェクトおよびスクリプトを解釈、実行す
る。表示制御部41は、表示制御部41から入力された
選択情報に対応した表示を行う。表示制御部41による
表示の種類は、送り側3と受け側4a、4bのインター
フェースを合わせ(合意をとり)さえすれば任意であ
る。送り側3および受け側4a、4bの転送制御部、3
3、42a、42b、および、通信制御部34、44
a、44bは、コンピュータネットワーク20を介した
計算機1a、1b、1c間の通信制御を行う。
【0016】以下、各フローチャートを参照して本発明
の情報同期制御装置およびその方法の動作を説明する。
まず、一般的に利用者のマウス13等の入力装置の操作
により入力される選択情報を検出するオブジェクト”S
elector”を定義する。オブジェクト”Sele
ctor”は、例えば以下のように記述される。なお、
オブジェクト名”Selector”は一例であり、オ
ブジェクト名は任意に付けることが可能である。ただ
し、以下のリストにおける(Sxx)は、対応するフロ
ーチャートのステップを示す。
【0017】
【表1】 1Selector ::= SEQUENCE { (S11) StyleSuggestion. (S12) NumberOfItem, (S13) NumberOfMultipleSelection, (S14) ItemList (S15) }; StyleSuggestion ::= CHOICE { (S16) ”Menu”, (S17) ”Radio Box ”,... 等 (S18) }; ・・・表1
【0018】ただしこのオブジェクト”Selecto
r”において、”SEQUENCE{項目,項
目,...}”、または、”SEQUENCE OF
項目”は、項目の順列を示す。”StyleSugge
stion.”は、メニューをどのように表示するかを
規定し、ここに列挙されるメニューの種類は、送り側3
と受け側4の間でインターフェースが合え(合意があ
れ)ば任意である。”NumberOfItem,”
は、1以上の整数であって、このオブジェクト”Sel
ecor”に含まれるItemの数を示す。
【0019】”NumberOfMultipleSe
lection”は、1以上の整数であって、同時にメ
ニューの種類をいくつまとめて選択するかを示す。”I
temList”は、後述するように、メニューの各選
択項目の外観等の属性を示す。”CHOICE{項目,
項目,...}”は、項目群からそのうちの1つを選択
することを示す。
【0020】”Menu”は、マウス13等でクリック
したその位置に現れるメニューの一種を示す。”Rad
io Box”とは、トグルボタンと呼ばれる、選択さ
れている状態と、選択されていない状態をもつボタンを
複数有し、その中から1つだけ選択可能なメニューの一
種を示す。以上に述べたオブジェクト”Selecto
r”は、必要に応じて複数作成される。
【0021】図3は、オブジェクト”Selecto
r”の定義を示すフローチャートである。図3におい
て、ステップ11(S11)において、オブジェクト”
Selector”の配列の宣言を行う。ステップ12
(S12)において、”StyleSuggestio
n”の指定を行う。ステップ13(S13)におい
て、”NumberOfItem”の指定を行う。ステ
ップ14(S14)において、”NumberOfMu
ltipleSelection”の指定を行う。ステ
ップ15(S15)において、”ItemList”の
指定を行う。ステップ16(S16)において、”St
yleSuggestion”における選択項目”CH
OICE”を指定する。ステップ17(S17)におい
て、”Menu”を指定する。ステップ18(S18)
において、”Radio Box ”等の指定を順次行
う。
【0022】次に、メニューの各選択項目の外観等の属
性を指定する”ItemList”を定義する。”It
emList”は以下のように記述され、メニューに表
示する画像(イメージ)を定義する。
【0023】
【表2】 ItemList ::= SEQUENCE OF Item; (S21) Item ::= SEQUENCE { (S22) ItemID, (S23) ItemStyle , (S24) content_identifier, (S25) SelectorObjectReference (S26) }; ・・・表2
【0024】ただしこの”Item”において、”It
emID”は、この項目が含まれる”Item”の中で
一意な識別子(ID)である。”ItemStyle”
は、選択項目の幅/高さバックグラウンドの色や文字の
表示属性等を定義し、この属性の種類は”conten
t_identifier”により参照される情報要素
に依存する。例えば、表示装置11に表示を行う際の各
情報要素に固有の規定(表示属性)により画像の幅/高
さ等が制限されている場合、可視情報要素を制限に合う
ように表示装置11の表示空間にマッピングして表示す
る。”content_identifier”は、正
の整数の識別子であり、この識別子により、例えば表示
装置11に表示するイメージのデータそのもの(可視情
報要素)が指定される。
【0025】”content_identifie
r”が指定する情報要素は、例えば動画像データ等の可
視情報要素であり、この可視情報要素には、ある符号化
形式で符号化された表現メディアデータが格納されてお
り、”ItemStyle”において定義されている表
示属性に基づいて表示装置11に表示される。また、例
えば計算機1が音声出力装置を有する場合等において
は、”content_identifier”の指定
するデータは可視情報要素に限らず、音声データを符号
化した音声情報要素等であってもよい。
【0026】”SelectorObjectRefe
rence”は、一意に識別されるオブジェクト”Se
lector”の識別子(ID)である。この”Sel
ectorObjectReference”の項目が
存在する場合、そのメニューはカスケードメニューとし
て機能する。すなわち、この項目を有する”Item”
が利用者により選択された場合、”SelectorO
bjectReference”が示すオブジェクト”
Selector”が参照され、その内容が表示され
る。以上に述べた”Item”は必要に応じて複数作成
される。
【0027】全てのオブジェクトは、固有の識別子(I
D)を有し、そのIDの名前空間はそれぞれのオブジェ
クトを利用する受け側4a、4bが有するスクリプトが
変数名で識別して管理する。”ItemStyle”の
仕様に基づいてcontent_identifier
により参照される文字、静止画、動画の各情報要素がメ
ニューの選択項目として表示される。”Item”に項
目属性として”SelectorObjectRefe
rence”がある場合、上述したようにこのメニュー
はカスケードメニューとして機能する。すなわち、この
項目を選択(クリック) すると参照先のオブジェクト”
Selector”において定義されたメニューを構成
する情報要素が表示される。このオブジェクト”Sel
ector”は利用者の選択動作の際、選択情報を検出
してその選択情報に対応する”ItemID”に対応す
るメディアオブジェクト(情報要素)の表示制御を行
う。
【0028】図4は、”Item”の定義を示すフロー
チャートである。図4において、ステップ21(S2
1)において、”Item”の項目宣言を行う。ステッ
プ22(S22)において、”Item”の指定を行
う。ステップ23(S23)において、”ItemI
D”の指定を行う。ステップ24(S24)におい
て、”ItemStyle”の指定を行う。ステップ2
5(S25)において、”content_ident
ifier”の指定を行う。ステップ26(S26)に
おいて、”SelectorObjectRefere
nce”の指定を行う。
【0029】ここで、クラスという概念を導入する。ク
ラスは、以下のように定義される。
【0030】
【表3】 class<クラス名(文字列)>{ state: 〔<状態番号(正の整数)>:状態名(文字列)>: (S31) event: 〔イベント番号(正の整数):イベント名(文字列)>: <状態番号(正の整数)>-><状態番号(正の整数)>〕 ・ ・ (S32) } ・・・表3
【0031】ただし、”state”の項目には状態番
号と対応する状態名を記述する。状態番号は、各”st
ate”においてユニークな整数である。”even
t”の項目には、”<状態番号(正の整数)>-><状態
番号(正の整数)>〕”で示した状態遷移元と状態遷移
先を示すイベント名とイベント番号を対応して列挙す
る。
【0032】図5は、表3に示したクラス定義を示すフ
ローチャートである。ステップ31(S31)におい
て、クラス名、状態番号、および、状態名を定義する。
ステップ32(S32)において、イベント番号、およ
び、イベント名を順次定義する。
【0033】このクラスに従属する導出クラスは、以下
のように定義される。
【表4】 class<親クラス名(文字列)>{ state: 〔<状態番号(正の整数)>:状態名(文字列)>: (S41) event: 〔イベント番号(正の整数):イベント名(文字列)>: <状態番号(正の整数)>-><状態番号(正の整数)>〕 ・ ・ (S42) } ・・・表4
【0034】ただし表4において、親クラスとは、該ク
ラスが従属する先のクラス名である。その他の項目の有
する意味は表3に示したものに同じである。親クラスと
それに従属する導出クラス間では、状態遷移および状態
遷移を生じさせるイベントが継承される。この導出クラ
スはそれぞれさらに親クラスとなり得、3段階以上の従
属関係を形成し得る。
【0035】図6は、クラス間の従属関係を説明する図
である。図6において、状態5.0〜5.nは、最上位
のクラス(基本クラス5)における状態を示す。状態
6.n.0〜6.n.mは、中位の導出クラス6におけ
る状態であって、状態5.nの状態を細分化したものに
該当する。状態7.n.m.0〜7.n.m.kは、下
位の導出クラス7における状態であって、状態6.n.
mの状態を細分化したものに該当する。このように、ク
ラスごとに状態を階層化して状態遷移を管理することが
可能である。
【0036】以下、スクリプトの定義を説明する。スク
リプトは、以下のように定義される。
【0037】
【表5】 script <スクリプト名> (S501) <オブジェクト定義部> (S502) <イニシャルメッセージパッシング記述部> (S503) <イベントメッセージパッシング記述部> (S504) ・・・表5
【0038】オブジェクト定義部は、以下のように定義
される。
【表6】 <オブジェクト定義部>= 〔<オブジェクト変数>= new <クラス名>(<内容部識別子>);〕 ・ ・ ・・・表6
【0039】ただし、オブジェクト定義部は、当該スク
リプトで記述の対象となるオブジェクトを定義する部分
である。オブジェクト変数は、指定されたクラスのイン
スタンス(実体)を特定する識別子である。内容識別子
は、オブジェクト定義部で定義されたオブジェクトの情
報要素そのものを特定する識別子であり、具体的には上
述した”content_identifier”が該
当する。
【0040】イニシャルメッセージパッシング記述部
は、以下のように定義され、当スクリプトが起動された
際に最初に実行される部分である。
【0041】
【表7】 <イニシャルメッセージパッシング記述部>= <メッセージパッシング記述部> ・・・表7
【0042】メッセージパッシング記述部は、以下のよ
うに定義される。
【表8】 <メッセージパッシング記述部>= do(<イベント名>-><オブジェクト変数>;〕 ・ ・ ・) ・・・表8
【0043】メッセージパッシング記述部により、オブ
ジェクト変数で特定されるオブジェクトに対してイベン
ト名で特定されるイベントが送られる。その結果、対象
オブジェクトの状態遷移が生じる。このイベント名は、
対象オブジェクトのクラスを定義する際に定義されてい
る必要がある。
【0044】イベントメッセージパッシング記述部は、
以下のように定義される。
【表9】 <メッセージパッシング記述部>= 〔switch(<イベント判断部>){ case(<状態判定部>)<メッセージパッシング記述部>〕 ・ ・ ・ ・・・表9
【0045】イベントの転送が生じた際に、全てのスイ
ッチ文のイベント判断部に指定されている条件のテスト
が実行され、それらが成立した場合に、メッセージパッ
シング記述部に記述されたメッセージが送られる。な
お、”case”以下は必須ではなく、これのない場
合、直ちにメッセージの送出が発生する。
【0046】イベント判定は、以下のように定義され
る。
【表10】 <イベント判定>=<オブジェクト変数>,<イベント判定メソッド> ・・・表10
【0047】ただし、オブジェクト変数とは、オブジェ
クト、例えばオブジェクト”Selector”を特定
する変数である。イベント判定メソッドは、オブジェク
ト変数で特定されるオブジェクトに対して所定のイベン
トが発生したか否かを判断する条件である。つまり、イ
ベント判定は、所定のオブジェクトにイベント判定メソ
ッドにより定義されるイベントが発生したか否かを判断
する処理である。
【0048】上述のように、オブジェクト”Selec
tor”の属するクラス(Selector)とメディ
ア(Media)クラスを定義し、Selectorク
ラスをMediaクラスに従属させる。ここで、表示デ
バイス上に表示/再生される表現メディアのオブジェク
トをMediaクラスのインスタンス(実体)として生
成する場合を説明する。そのオブジェクトには、”Me
dia”クラスに定義されている状態定義と、イベ ン
トを受け取ったときに、どのようにそれらの状態間を遷
移するかが決まる。これらのオブジェクトは、それぞれ
別々に状態が管理される。”Selector”クラス
のインスタンスとして、例えばxというオブジェクトを
生成する場合、”Selector”クラスは”Med
ia”クラスの子クラスであるため、xは”Medi
a”クラスの状態遷移に従う。xに2つのitemがあ
る場合、各itemにはcontent_identi
fierにより識別される情報要素が項目の外観とな
る。
【0049】ただし、この情報要素は状態を持たない。
つまり、いずれのクラスにも属さないことになる。例え
ば、”Media”クラスのインスタンスとして、zを
生成する。zは、content_identifie
rとして”100”を持ち、この”100”により指さ
れる情報要素の中身は”TEXT”という文字列である
と仮定する。zが何らかのきっかけで”run”という
イベントをもらうと、状態”RUN”になり表示され
る。また、”Selector”クラスのインスタンス
としてyを生成した場合、yは1つのitemを有する
メニュー(ボタン)であり、そのitemの属性として
定義されているcontent_identifier
の値に”100”が指定されている。yが何らかのきっ
かけで”run”というイベントをもらうと、yは”S
elector”クラスのインスタンスであり、”Se
lector”クラスは”Media”クラスを親にも
つので、状態”RUN”に移り、表示される。ここで、
ユーザーがzの上でクリックを行った場合、”Medi
a”クラスのメソッド”isSelected”にそれ
を与えるイベントが起きる。つまり、z.isSele
ctedが真となる。
【0050】同様に、yの上でクリックを行うと、yの
属するクラスのメソッド”isSelected()”
内の引数に”1”を指定した”y.isSelecte
d(1)”が真になる。y.isSelected()
のみでは、真か偽かは判断できない。つまり、z.is
Selected()とy.isSelected()
は別のものとなる。オーバーロードされているためであ
る。
【0051】次に、”Selector”クラスのイン
スタンスとして、wを考える。wは、2つのitemを
有し、itemIDは、それぞれ1と2である。con
tent_identifierは、それぞれ100と
200である。200で指される情報要素の中身は、文
字列”TEXT2”と仮定する。wが”RUN”とな
り、ユーザーが”TEXT2”上でクリックを行うと、
w.isSelected(2)が真となり、wは”R
UN”のままとなる。ここで、wは2つ名のitem
(itemID=2)の属性SelectorObje
ctReferenceが他の”Selector”オ
ブジェクトvを指す場合を考える。wが、”RUN”の
状態で、itemID=2のitemでクリックする
と、w.isSelected(2)が真とはならず
に、すぐにvを表示する。ここで、vが表示する、例え
ば”ABC”と”EFG”の内の後者をクリックする
と、w.isSelected(2.2)または、v.
isSelected(2)が真になる。また、”AB
C”をクリックすると、w.isSelected
(2.1)または、v.isSelected(1)が
真になる。
【0052】従って、カスケードされる、w,vのメニ
ュー”EFG”の項目がクリックされると、その動画の
メディアオブジェクトの再生をさせたい場合、スクリプ
トにw.isSelected(2.2)が真なら、”
runというイベントを動画のメディアオブジェクトに
送る”と記述しておくことになる。また、このカスケー
ドメニューの”ABC”がクリックされた場合、このカ
スケードメニュー自体を消すというように記述する場
合、”w.isSelectedが選択されたらsto
pというイベントをw自身に送ると記述する。
【0053】図7は、Mediaクラスの状態遷移を示
す図である。図7において、Mediaクラスには、表
示待機中(WAIT)と表示中(RUN)の2状態が定
義される。この2状態間の状態遷移は、図7に示すよう
にイベント”run”と”stop”により発生する。
Mediaクラスは、以下のように定義される。
【0054】
【表11】 class Media { state: 0:WAIT 1:RUN event: 0:run->1; 1:stop->0; } ・・・表11
【0055】例えば、上述した”WAIT”と”RU
N”の状態を、さらに通常再生”PLAYNORMA
L”、および、早送り再生”PLAYFAST”の2状
態に分けた場合、ContinuousMediaクラ
ス(Selectorクラス)は、以下のように定義さ
れる。
【0056】
【表12】 class ContinuousMedia : Media { state: 1.0:FAST_PLAY 1.1:RUN event: 1.0:PLAYFAST:1.0->1.1; 1.1:PLAYNORMAL:1.1->1.0; } ・・・表12
【0057】Mediaクラスには、以下のように状態
判定メソッドが定義される。
【表13】
【0058】 <イベント判定メソッド>=isSelected,または、 getMessage(<イベント名> ・・・表13
【0059】ただし、”isSelected”は、判
定の対象となるオブジェクトに利用者の選択が行われた
か否かを判定するものであり、”getMessag
e”は、引数イベント名で特定されるイベントが判定の
対象となるオブジェクトにおいて発生したか否かを判定
するものである。
【0060】Selectorクラスには、Media
クラスのイベント判定メソッド”isSelected
()”がオーバーロードされ、
【表14】 isSelected(n) ・・・表14 ただし、nは上述した”ItemID”(整数) であ
る。
【0061】のように変換される。これは、このオブジ
ェクト”Selector”の”ItemID”=nに
対応する項目が選択されたか否かをテストするために用
いられる。ここで、オーバーロードとは、プログラム言
語C++におけるように、複数の関数に同じ名前をつけ
られるようにしてコピーする機能である。
【0062】さらに、Selectorクラスには、以
下の3つのイベント判定メソッドが定義される。
【表15】 setSensitive(n); setInsensitive(n); isSensitive(n); ・・・表15 ただし、nは”ItemID”(整数) である。
【0063】表15に示した各イベント判定メソッドに
おいて、”setSensitive() ”は、オブジ
ェクト”Selector”の”ItemID”=nに
対応する項目を選択できるようにされたか否かを判断す
るイベント判定メソッドであり、イベント判定において
選択可能ならば真と判定され、選択不可能ならば偽と判
定される。”setInsensitive() ”は、
オブジェクト”Selector”の”ItemID”
=nに対応する項目を選択できないようにされたか否か
を判断するするイベント判定メソッドであり、イベント
判定において選択不可能ならば真と判定され、選択可能
ならば偽と判定される。ここで、ディフォルト(イベン
ト”run”を受け取り、オブジェクト”Select
or”において定義される情報要素の内容が表示装置1
1に表示された状態では、すべての項目が選択可能であ
る。また、”isSensitive() ”は、オブジ
ェクト”Selector”の”ItemID”=n
に対応する項目が選択可能にされたか否かをテストする
状態判定メソッドであり、イベント判定において選択可
能ならば真で、選択不可能ならば偽である。
【0064】以下に、オブジェクトを数例示す。画面に
選択用のボタンを表示し、利用者がこのボタンをマウス
13の操作によりクリックした場合、このボタンに対応
する選択情報を検出して戻り値を受け側4a、4bに返
す機能を有するオブジェクト”Selector”を例
に説明する。図8は、表16に示したボタンを表示する
オブジェクト”Selector”により表示されるボ
タンの画像の例を示す図である。ボタンを表示するオブ
ジェクト”Selector”は、図8に示した画像を
表示装置11に表示する。ボタンを表示するオブジェク
ト”Selector”は、以下のように記述される。
【0065】
【表16】 a = new Selector { (S161) StyleSuggestion = ”Menu”, (S162) NumberOfItem =1, (S163) NumberOfMultipleSelection =1, (S164) { ItemID =1, (S165) ItemStyle = {width 10(cm)/height3(c m)}, (S166) content_identifier =100, (S167) SelectorObjectReference = nil (S168) } } ・・・表16
【0066】ただし、表16において、”a”は、この
ボタンのオブジェクトを識別するオブジェクト変数名で
ある。ここで、”StyleSuggestion”
が”Menu”となっているのは、ボタンを項目数1の
メニューとみなしているためである。”nil”とは、
無効ポインタを示し、”SelectorObject
Reference”が無効とされ、さらに参照するオ
ブジェクトがないことを示す。(”nil”の意味は、
以下同じである。) ”content_identifier”が100で
ある情報要素(文字列オブジェクト)には、図8に示し
たように、「OK」という文字を表示装置11に表示さ
せるためのデータが格納されている。”ItemSty
le”の”width10(cm)/height3
(cm)”の記述は、表示装置11上に表示を行う際の
大きさを幅(width)および高さ(hight)を
cm単位で指定するものである。
【0067】図9は、表16に示したボタンを表示する
オブジェクト”Selector”の定義を示すフロー
チャートである。図9において、ステップ161(S1
61)において、新たにオブジェクト”Selecto
r”を定義する。ステップ162(S162)におい
て、”StyleSuggestion”に”Men
u”を指定する。ステップ163(S163)におい
て、”NumberOfItem”に1を指定する。ス
テップ164(S164)において、”NumberO
fMultipleSelection”に1を指定す
る。ステップ165(S165)において、”Item
ID”に1を指定する。ステップ166(S166)に
おいて、”ItemStyle”に”{width 1
0(cm)/height3(cm)}”を指定する。
ステップ167(S167)において、”conten
t_identifier”に”100”を指定する。
ステップ168(S168)において、”Select
orObjectReference”を無効化(ni
l)とする。
【0068】次に、画面に選択可能な操作を複数示し、
それらの操作の中から利用者に1種類の操作を選択させ
るメニューを表示し、利用者がこのメニューの所定の位
置をマウス13の操作によりクリックした場合、その場
所に対応する選択情報を検出して戻り値を受け側4a、
4bに返す機能を有するオブジェクト”Selecto
r”を例に説明する。図10は、表17に示したメニュ
ーを表示するオブジェクト”Selector”の表示
する画像を示す図である。メニューを表示するオブジェ
クト”Selector”は、図10に示した画像を表
示装置11に表示する。メニューを表示するオブジェク
ト”Selector”は、以下のように記述される。
【0069】
【表17】 b = new Selector{ (S1701) StyleSuggestion = ”Menu”, (S1702) NumberOfItem =2, (S1703) NumberOfMultipleSelection =1, (S1704) { ItemID =1, (S1705) ItemStyle = {width10(cm)/height3(cm ) }, (S1706) content_identifier =100, (S1707) SelectorObjectReference = nil (S1708) } { ItemID =2, (S1709) ItemStyle = {width10(cm)/height3 (c m) }, (S1710) content_identifier =200, (S1711) SelectorObjectReference = nil } (S1712) }
【0070】ただし、”b”は、メニューを表示するオ
ブジェクト”Selector”を識別するためのオブ
ジェクト変数である。”content_identi
fier”が100、200である情報要素(静止画オ
ブジェクト)には、図10に示す画像を表示装置11に
表示するためのデータが格納されている。
【0071】図11は、表17に示したメニューを表示
するオブジェクト”Selector”の定義を示すフ
ローチャートである。図11において、ステップ170
1(S1701)において、新たにオブジェクト”Se
lector”を宣言する。ステップ1702(S17
02)において、”StyleSuggestion”
に”Menu”を指定する。ステップ1703(S17
03)において、”NumberOfItem”に2を
指定する。ステップ1704(S1704)におい
て、”NumberOfMultipleSelect
ion”に1を指定する。ステップ1705(S170
5)において、”ItemID”に1を指定する。ステ
ップ1706(S1706)において、”ItemSt
yle”に”{width10(cm)/height
3(cm)}”を指定する。ステップ1707(S17
07)において、”content_identifi
er”に100を指定する。ステップ1708(S17
08)において、”SelectorObjectRe
ference”を無効化(”nil)する。ステップ
1709(S1709)において、”ItemID”に
2を指定する。ステップ1710(S1710)におい
て、”ItemStyle”に”{width10(c
m)/height3 (cm)}”を指定する。ステ
ップ1711(S1711)において、”conten
t_identifier”に200を指定する。ステ
ップ1712(S1712)において、”Select
orObjectReference”を無効化(ni
l)する。
【0072】次に、利用者が所定の位置をマウス13の
操作によりクリックした場合、その場所に図10に示し
たメニューが表示されるカスケードボタン(casca
debutton)を表示するオブジェクト”Sele
ctor”を例に説明する。図12は、表18に示した
カスケードボタンを表示するオブジェクト”Selec
tor”の表示する画像を示す図である。カスケードボ
タンを表示するオブジェクト”Selector”は、
図12に示した画像を表示装置11に表示する。カスケ
ードボタンを表示するオブジェクト”Selecto
r”は、以下のように記述される。
【0073】
【表18】 c = new Selector { (S1801) StyleSuggestion= ”Menu”, (S1802) NumberOfItem =1, (S1803) NumberOfMultipleSelection =1, (S1803) { ItemID =1, (S1804) ItemStyle = {width10(cm)/height3(cm )}, (S1805) content_identifier = 300, (S1806) SelectorObjectReference =b; (S1807) } ・・・表18 }
【0074】ただし、cは、カスケードボタンを表示す
るオブジェクト”Selector”を識別するオブジ
ェクト変数であり、bは、上述のメニューを表示するオ
ブジェクト”Selector”を識別するオブジェク
ト変数である。”content_identifie
r”が300である情報要素(動画オブジェクト)に
は、クリックした直後の外観が図12となるような動画
像データが格納されている。
【0075】1つのオブジェクトの選択項目の中に他の
オブジェクトに対応する”SelectorObjec
tReference”が含まれている場合、その選択
項目をクリックした直後に参照先のオブジェクトが表示
される。同様に、”SelectorObjectRe
ference”に基づいて参照されたオブジェクト中
にもまた他の”SelectorObjectRefe
rence”を持つ選択項目が含まれている場合、その
選択項目をクリックした直後に参照先のオブジェクトが
表示されるというように階層的にカスケードしながらメ
ニューをたどっていくことができる。ただし、最終的に
選択され得る項目数は、その親クラスおよび導出クラス
の系列の中で、最上位のクラスのオブジェクトの”Nu
mberOfMultipleSelection”に
制限される。
【0076】図12の(a)を表示する状態は、この
(c)という”Selector”クラスのオブジェク
トの”RUN”という状態に相当する。なぜならば、”
Selector”クラスには、状態”RUN”が定義
されているからである。”Media”クラスは、”R
UN”と”WAIT”という2つの状態が定義されてい
ないので、図6にならうと、”WAIT”が0、”RU
N”が1になる。”Selector”クラスは、”M
edia”クラスの子クラスとしてもContinuo
usMediaクラスの定義にならい、”Select
or”クラスの定義を書くと、state:の下にある
べき、状態番号と状態名の組と、event:のイベン
ト番号とそのたの組を書かない。ということは、”Se
lector”は、”Media”の子クラスである
が、新しいイベントを定義していないので、クラス階層
のレベル(つまり、親と子の関係において)異なるが、
状態定義のレベルにおいては、全く同等になる。
【0077】cというセレクタオブジェクトがメッセー
ジ”run”をもらって、状態”RUN”になった場合
は、図12の(a)の部分しか表示されていない。ここ
で、ユーザーがマウスで(a)の中をクリックすると、
はじめて(b)、(c)の部分が表示される。なぜなら
ば、cという”Selector”オブジェクトはit
emを1つ有し、このitemIDには1に相当する項
目の属性として、”Selector”オブジェクトb
へのリファレンスを持っているためである。(b)
(c)の部分が出た場合、このbという”Select
or”オブジェクトの状態が”RUN”になる。cとb
とは、同じ”Selector”クラスに属するインス
タンスであるが、状態はインスタンスごとに管理される
ので、(c)が”RUN”であるという情報と、(b)
が”RUN”であるという情報は、別々に管理される。
【0078】ここで、ユーザーが”Selector”
オブジェクトbの項目の2つめの(c)をクリックする
と、itemIDとして、”1.2”が選択されたこと
になる。なぜならば、”Selector”オブジェク
トbの(c)の項目は、表18(S1804)より、”
1”が与えられているためである。
【0079】図13は、表18に示したカスケードボタ
ンを表示するオブジェクト”Selector”の定義
を示すフローチャートである。図13において、ステッ
プ1801(S1801)において、あらたにオブジェ
クト”Selector”を定義する。ステップ180
2(S1802)において、”StyleSugges
tion”に”Menu”を指定する。ステップ180
1(S1801)において、”NumberOfIte
m”に1を指定する。ステップ1803(S1803)
において、”NumberOfMultipleSel
ection”に1を指定する。ステップ1804(S
1804)において、”ItemID”に1を指定す
る。ステップ1805(S1805)において、”It
emStyle”に{width10(cm)/hei
ght3(cm)}を指定する。ステップ1806(S
1806)において、”content_identi
fier”に300を指定する。ステップ1807(S
1807)において、”SelectorObject
Reference”に”b”(メニューを表示するオ
ブジェクト”Selector”)を指定する。
【0080】以下、受け側4a、4bにおいて、上述し
た各オブジェクトを用いて表示動作をさせるスクリプト
の例を説明する。図14は、スクリプト”sampl
e”が表示する画像を示す図である。図14において、
(A)は選択前の画像、(B)は選択後の画像を示す。
スクリプト”sample”は、図14に示す画像を表
示するスクリプトである。メニューのSelector
オブジェクトとそれを利用して情報要素(時間に依存す
る連続メディア)Yの表示制御を行なうスクリプト”s
ample”を以下のように記述する。
【0081】
【表19】 script ”sample” { (S1901) x= new Selector{ (S1902) StyleSuggestion = ”Menu”, (S1903) NumberOfItem =2, (S1904) NumberOfMultipleSelection =1, (S1905) { ItemID =1, (S1906) ItemStyle = {width10(cm)/height3(c m)}, (S1907) content_identifier =1000, (S1908) SelectorObjectReference = nil (S1909) } { ItemID =2, (S1910) ItemStyle = {width 10 (cm)/height3 (cm) }, (S1911) content_identifier =2000, (S1912) SelectorObjectReference = nil (S1913) } } y = new ContinuousMedia(content_ide ntifier = 3000); (S1914) do{ (S1914) run->x; x.setInsensitive(2); (S1915) } switch (x.isSelected(1)){ (S1916) do{ (S1917) run->y; (S1918) x.setInsensitive(1); (S1919) x.setSensitive(2); (S1920) } } switch (x.isSelected(2)) { (S1921) do{ (S1922) stop->y; (S1923) x.setSensitive(1); (S1924) x.setInsensitive(2); (S1925) } } } ・・・表19
【0082】ただし、”content_identi
fier”が1000、2000である情報要素(文字
列オブジェクト)には、それぞれ「GO」、「STO
P」という文字列を表示装置11に表示するデータ格納
されている。このスクリプトとcontent_ide
ntifier=3000に相当する情報要素y(動画
オブジェクト) が、送り側3のシステムのスクリプト作
成部31およびデータ作成部32においてそれぞれ作成
され、ネットワーク20を介して受け側4a、4b(シ
ステム1、2)の転送制御部に送られる。それぞれのシ
ステムの転送制御部は、スクリプト”sample”を
スクリプト作成部31へ、情報要素yを表示制御部41
に渡す。
【0083】受け側4aにおいては、スクリプト解釈/
実行部43でスクリプト”sample”中のオブジェ
クト”Selector x”を認識し、表示制御部4
1に対して、Menu機能のみを提供する受け側4aの
表示制御部特有のGUIシステムにおける選択ツールM
enuを表示させ、ユーザの選択に応じて情報要素yの
再生/ 停止を制御する。スクリプト解釈/ 実行部43、
スクリプト”sample”中のxの宣言部からxをイ
ンスタンシエートし、イニシャルメッセージパッシング
部の
【0084】
【表20】 run->x; ・・・表20
【0085】により、Menuを表示し、
【0086】
【表21】 x.setInsensitive(2); ・・・表21
【0087】により、項目2の「STOP」の選択を不
可能にする。ここで、インスタンシエートとは、あるク
ラスのオブジェクトの実体を生成することである。例え
ば、表6において、オブジェクト定義部が解釈されたと
きに、<オブジェクト変数>でさされる<クラス名>の
インスタンスが生成される。xに対するイベント判定メ
ソッド”isSelected(1) ”は、このオブジ
ェクトの中の”ItemID”=1が選択されたか否か
をテストしている。選択された場合は、x.isSel
ected(1) が真となり、
【0088】
【表22】 switch (x.isSelected(1)){ do{ run->y; x.setInsensitive(1); x.setSensitive(2); } } ・・・表22
【0089】の”do”以降が実行される。さらに、
【0090】
【表23】 run->y; ・・・表23
【0091】により、情報要素(動画オブジェクト)b
が再生される。”b”(メニューを表示するオブジェク
ト”Selector”)は、ContinuousM
ediaクラス(上述したSelectorクラス)の
インスタンスであり、ContinuousMedia
クラスの状態定義と遷移定義に従う。
【0092】同時に、
【0093】
【表24】 x.setInsensitive(1); x.setSensitive(2); ・・・表24
【0094】により、選択項目1の「GO」を選択不可
能にし、選択項目1の「STOP」を選択可能にする。
受け側4bにおいても同様に、スクリプト解釈/ 実行部
43bでスクリプト中のオブジェクト”Selecto
r”を認識し、表示制御部41bに対して受け側4bの
表示制御部41b特有のGUIシステムにおける選択ツ
ールを表示させ、ユーザの選択に応じて情報要素yの再
生および停止を制御する。ただし、ポップアップメニュ
ーを有さないGUIシステムの場合、”StyleSu
ggestion”の”Menu”は無視され、たとえ
ば”RadioBox”等が用いられる。
【0095】図15は、表19に示したスクリプトの処
理を示すフローチャートである。図15において、ステ
ップ1901(S1901)において、スクリプト”s
ample”の宣言を行う。ステップ1902(S19
02)〜ステップ1912(S1912)において、新
たにオブジェクト”Selector”を定義する。ス
テップ1913(S1913)において、新たにオブジ
ェクト”ContinuousMedia”を定義す
る。ステップ1914(S1914)〜ステップ191
5(S1915)において、イニシャルメッセージパッ
シング部が実行される。ステップ1916(S191
6)〜ステップ1920(S1920)において、第1
のイベントメッセージパッシング部が実行される。ステ
ップ1917(S1921)〜 ステップ1925(S
1925)において、第2のイベントメッセージパッシ
ング部が実行される。
【0096】以上のようにオブジェクトおよびスクリプ
トを定義し、実行することにより、複数の異なったGU
Iシステムに対して、統一的な記述により、表示を行わ
せることが可能となる。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように本発明の情報同期制御
装置およびその方法によれば、複数の表現メディアを組
み合わせた、いわゆるマルチメディア情報の同期制御で
あって、表示を行うシステム(GUI)に固有のユーザ
ーインターフェースツール、例えばユーザーとの対話管
理を行うボタンおよびメニュー等の一般的な記述が可能
となる。また、これらのインターフェースツールの同期
制御を行うためのソフトウェアの記述の汎用性を高める
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報同期制御装置およびその方法が適
用される計算機の構成例を示す図である。
【図2】図1に示した計算機1と同様な複数の計算機1
a、1b、1cを複数接続したコンピュータネットワー
ク2上で動作し、本発明の情報同期制御装置およびその
方法を実現するネットワークおよびソフトウェアの構成
を示す図である。
【図3】表1に示したオブジェクト”Selecto
r”の定義を示すフローチャートである。
【図4】表2に示した”Item”の定義を示すフロー
チャートである。
【図5】表3に示したクラス定義を示すフローチャート
である。
【図6】クラス間の従属関係を説明する図である。
【図7】Mediaクラスの状態遷移を示す図である。
【図8】表16に示したボタンを表示するオブジェク
ト”Selector”により表示されるボタンの画像
の例を示す図である。
【図9】表16に示したボタンを表示するオブジェク
ト”Selector”の定義を示すフローチャートで
ある。
【図10】表17に示したメニューを表示するオブジェ
クト”Selector”の表示する画像を示す図であ
る。
【図11】表17に示したメニューを表示するオブジェ
クト”Selector”の定義を示すフローチャート
である。
【図12】表18に示したカスケードボタンを表示する
オブジェクト”Selector”の表示する画像を示
す図である。
【図13】表18に示したカスケードボタンを表示する
オブジェクト”Selector”の定義を示すフロー
チャートである。
【図14】スクリプト”sample”が表示する画像
を示す図である。
【図15】表19に示したスクリプトの処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1a,1b,1c・・・計算機、10・・・演算処理装
置、11・・・表示装置、12・・・キーボード、13
・・・マウス、14・・・メディア再生装置、15・・
・二次記憶装置、16・・・通信インターフェース、1
7・・・通信回線、2・・・コンピュータネットワーク
2、3・・・送り側、31・・・スクリプト作成部、3
2・・・データ作成部、33,42a,42b・・・転
送制御部、34,44a,44b・・・通信制御、4
a,4b・・・受け側、41a,41b・・・表示制御
部、43a,43b・・・スクリプト解釈/実行部、5
・・・基本クラス、6・・・中位の導出クラス、7・・
・下位の導出クラス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時系列に入力される選択情報に基づいて複
    数の表示手段に同期的に所定の情報の表示を行わせる情
    報同期制御装置であって、 前記各表示手段の状態を階層的に相互に関連付けて定義
    し、該状態間の状態遷移の条件を定義し、同一前記階層
    内あるいは前記階層間に渡って所定の関係を有する状態
    間において、該定義に従った状態遷移を管理するスクリ
    プトプログラムを実行するスクリプト実行手段と、 前記状態間の状態遷移の条件となる事象を検出して前記
    スクリプト実行手段に状態遷移を生じさせ、該状態遷移
    に対応した該所定の情報の表示を前記各表示手段に行な
    わせるオブジェクトプログラムを実行するオブジェクト
    実行手段とを有する情報同期制御装置。
  2. 【請求項2】前記表示手段は、グラフィカルユーザーイ
    ンターフェースであり、 前記状態間の状態遷移の条件となる事象は、当該情報同
    期制御装置の利用者が前記表示手段の前記所定の情報の
    表示を参照して対話形式で行う選択情報の入力操作、お
    よび、入力された該選択情報自体であることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報同期制御装置。
  3. 【請求項3】前記各オブジェクトは、前記状態遷移に対
    応して、それぞれ相互に関連する一連の選択情報の一部
    ずつを前記利用者に知らせる内容の複数のメニュー形式
    の表示の内の2つ以上を前記表示装置に順次表示させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報同期制御装置。
  4. 【請求項4】複数の表示内容を状態として階層的に相互
    に関連付けて定義し、該状態間の状態遷移の条件を定義
    し、同一前記階層内あるいは前記階層間に渡って所定の
    関係を有する状態間において、該定義に従った状態遷移
    を管理し、 前記状態間の状態遷移の条件となる事象を検出して前記
    状態遷移を生じさせ、該状態遷移に対応した表示内容を
    順次表示する情報同期制御方法。
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Cited By (2)

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