JPH0744314A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH0744314A
JPH0744314A JP20845693A JP20845693A JPH0744314A JP H0744314 A JPH0744314 A JP H0744314A JP 20845693 A JP20845693 A JP 20845693A JP 20845693 A JP20845693 A JP 20845693A JP H0744314 A JPH0744314 A JP H0744314A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、手軽に利用可能で、かつ使用環境
を拡大可能な記入情報を認識し、認識したデータの編集
処理を可能にするデータ処理装置を提供することを目的
とする。 【構成】 データ処理装置1は、記入用紙の紙面上をカ
メラ4で撮影し、筆記具の赤色LEDあるいは青色LE
Dが点灯した時、その点灯色を画像検出部11で検出し
て描画モードか編集モードかを判別し、筆記具により紙
面上で文字あるいは編集コマンドの記入が行われると、
発光部の光の軌跡を画像検出部11で検出し、描画モー
ドの場合は、画像認識部12で記入された文字データあ
るいは図形データを認識して、記入中の文字データある
いは図形データを表示部(プロジェクター)3により紙
面上に投影表示し、編集モードの場合は、画像認識部1
2で編集コマンドを認識し、処理装置16により処理さ
れた編集結果を表示部(プロジェクター)3により紙面
上に投射して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理装置に係
り、詳細には、筆記具の軌跡を検出して記入情報の認識
及び編集コマンド情報を判別してデータ処理を実行する
データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手書きにより記入された文書書類
等の紙面上の文字等の情報を認識してデータ処理を実行
するデータ処理装置としては、例えば、紙面上の文字等
の記入情報を画像として読み取るスキャナと、所定の文
字認識プログラムを利用してスキャナにより読み取られ
る文字画像を文字データとして認識処理するパーソナル
コンピュータとから構成されており、パーソナルコンピ
ュータを持つ個人でもスキャナと文字認識ソフトを用意
することにより利用可能である。
【0003】また、高速な文字認識を必要とする場合に
は、より高速の文字認識処理を行う専用装置として構成
されるため、パーソナルコンピュータで構成するものよ
りも高価になる。
【0004】また、筆記具の軌跡をタッチパネル等でコ
ンピュータに入力して筆記文字を入力認識させるための
装置として文字入力用のタブレットも実用化されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータ処理装置にあっては、個人で利用可能
な構成のものであってもスキャナ、文字認識ソフト及び
パーソナルコンピュータといった大掛かりなものが必要
であるとともに、頁単位でスキャナに読み取らせるよう
になっているため、文章への記入工程とは別の読取工程
が必要になり、使用環境が限られ、誰でも手軽に利用で
きないという問題点があった。
【0006】また、文字入力タブレットを利用する場合
は、専用のタブレットに記入された文字以外は認識でき
ず、やはり使用環境が限られてしまう。
【0007】また、文字認識した文字データを編集する
ためには、別の編集用ソフトを利用して編集処理を別途
行う必要があったため、認識した文字データを利用する
際の編集機能の点でも問題点があった。
【0008】本発明の課題は、手軽に利用可能で、かつ
使用環境を拡大可能な記入情報を認識し、認識したデー
タの編集処理を可能にするデータ処理装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶されてい
る文字や図形等の情報を表示する表示手段と、筆記具に
より文字や図形等の情報が記入される記入面を撮影する
撮影手段と、この撮影手段により撮影される記入面の原
点座標を検出するとともに、この原点座標からの筆記具
により記入される記入情報の位置座標を検出する座標検
出手段と、この座標検出手段により検出される原点座標
及び記入情報の位置座標に基づいて描画データを展開す
るデータ展開手段と、このデータ展開手段に展開された
描画データに基づいて記入情報を認識する認識手段と、
この認識手段により認識された記入情報のうち各種編集
処理に係る指示を示す各種編集指示を判別する判別手段
と、前記認識手段の認識した記入情報を前記表示手段に
表示させるとともに、前記判別手段により判別された各
種編集処理に係る各種変種指示に基づいて該表示手段に
表示する情報の各種編集処理を実行し、その編集処理結
果を表示手段に表示させる制御手段と、をを具備したこ
とを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、筆記具により文字や図形等の
情報が記入される記入面が撮影手段により撮影され、こ
の撮影される記入面の原点座標及び原点座標からの筆記
具により記入される記入情報の位置座標が座標検出手段
により検出され、この検出された原点座標及び記入情報
の位置座標に基づいて描画データがデータ展開手段に展
開されると、認識手段により描画データに基づいて記入
情報が認識され、この認識された記入情報のうち各種編
集処理に係る指示を示す各種編集指示が判別手段により
判別され、制御手段により認識された記入情報が表示手
段に表示されるとともに、前記判別手段により判別され
た各種編集処理に係る各種変種指示に基づいて該表示手
段に表示する情報の各種編集処理が実行されて、その編
集処理結果が表示手段に表示される。
【0011】したがって、ユーザーは、手書き文字情報
の入力及び編集処理が容易になり、マンマシンインター
フェイスを向上させることができるとともに、データ処
理装置の使用環境の自由度を大幅に拡大することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して実施例を説明す
る。
【0013】図1〜図5は、本発明のデータ処理装置の
一実施例を示す図である。
【0014】まず、構成を説明する。
【0015】図1は、データ処理装置1の外観図であ
り、データ処理装置1は、前面投射型表示方式の表示部
とカメラによる撮影部とを備えている。
【0016】すなわち、データ処理装置1は、データ処
理装置1の主要なデータ処理部を収納するケース本体2
と、プロジェクター3及びカメラ4を収納するケース5
とから構成される。
【0017】プロジェクター3としては、例えば、レン
ズ、液晶パネル及び光源等が順次並べられており、液晶
パネルの背面から光源の光を投射して液晶パネルの表示
内容をレンズを介して記入用紙6の紙面に投射する。
【0018】カメラ4は、例えば、CCD(Charge Cou
pled Device )カメラ等により構成され、記入用紙6の
紙面に対向して設置された時、筆記具7もしくは筆記具
7により紙面に記入されるデータを所定撮影範囲で走査
して撮影する。
【0019】図2は、データ処理装置1のブロック構成
図である。この図において、データ処理装置1は、表示
部(プロジェクター)3、カメラ4、画像検出部11、
画像認識部12、RAM13、14、メインメモリ1
5、処理装置16、表示メモリ17及びI/O18によ
り構成され、画像検出部11、画像認識部12、RAM
13、14、メインメモリ15、処理装置16、表示メ
モリ17は、上記図1に示したケース本体2内に収納さ
れる。
【0020】カメラ4は、その撮影した画像を逐次画像
検出部11に出力する。
【0021】画像検出部11は、カメラ4により撮影さ
れる画像に基づいて筆記具7の記入座標を検出する後述
する筆記具軌跡サンプリングフローを実行し、筆記具7
の先端に表示される表示色により描画モードか編集モー
ドかを判別し、描画モードの場合は、記入される記入面
の原点座標及び紙面上で記入される際の筆記具7の先端
軌跡に基づく位置座標を逐次検出してRAM13内に形
成されるスタックメモリRに書込む処理を行う。
【0022】また、画像検出部11は、編集モードの場
合は、記入される記入面の原点座標及び紙面上で記入さ
れる際の筆記具7の先端軌跡に基づく位置座標を逐次検
出してRAM13内に形成されるスタックメモリSに書
込む処理を行う。
【0023】画像認識部12は、画像検出部11により
判別されるモードが描画モードのとき、画像検出部11
により検出されてRAM13内のスタックメモリRに書
込まれた原点座標データ及位置座標データに基づいて筆
記文字の認識処理を実行し、このスタックメモリRに書
込まれた原点座標データ及び位置座標データをRAM1
4内に形成されるメモリTに読み込んだ後、RAM14
内に形成されるブロックメモリBに展開し、この展開し
たデータに基づいて紙面に記入された文字あるいは図形
を認識し、認識した文字データあるいは図形データをメ
インメモリ15に格納する。
【0024】また、画像認識部12は、画像検出部11
により判別されるモードが編集モードのとき、画像検出
部11により検出されてRAM13内のスタックメモリ
Sに書込まれた原点座標データ及び逐次書込まれる位置
座標データに基づいて筆記による編集コマンドの認識処
理を実行し、このスタックメモリSに書込まれた原点座
標データ及び位置座標データをRAM14内に形成され
るメモリTに読み込んだ後、RAM14内に形成される
ブロックメモリBに展開し、この展開したデータに基づ
いて紙面に記入された編集コマンドを認識し、認識した
編集コマンドをメインメモリ15に格納する。
【0025】RAM(Random Accesss Memory )13
は、描画モードの場合、画像検出部11により検出され
る記入面の原点座標及び位置座標が書込まれるスタック
メモリRを形成するとともに、編集モードの場合、画像
検出部11により検出される記入面の原点座標及び位置
座標が書込まれるスタックメモリSを形成する。
【0026】RAM14は、画像検出部11により検出
されてRAM13内のスタックメモリSに書込まれた原
点座標データ及び位置座標データが読み出されて格納さ
れるメモリTを形成するとともに、画像認識部12によ
り認識される文字データ、図形データ及び編集コマンド
を展開するブロックメモリBを形成する。
【0027】メインメモリ15は、処理装置16が実行
する各種処理プログラムを格納するとともに、画像認識
部12により認識された文字データ、図形データ及び編
集コマンドを格納するメモリエリアMを形成する。
【0028】処理装置16は、画像認識部12により認
識されてメインメモリ14に格納された文字データ、図
形データ及び編集コマンドを順次読み出して表示メモリ
17に書込み、表示部3に表示させる表示処理を実行す
るとともに、メインメモリ15に書込まれた編集コマン
ドを判別し、その編集コマンドに対応する編集処理を実
行し、編集結果を表示メモリ17に転送し、また、I/
O18を介して外部のコンピュータに対する文字データ
の転送処理等を実行する。
【0029】表示メモリ17は、表示部3の表示領域に
対応するメモリエリアを形成し、処理装置16によりメ
インメモリ15から読み出される文字データ、図形デー
タあるいは編集コマンドが順次書込まれると、その文字
データあるいは編集コマンドを表示部3に順次転送して
表示させるとともに、処理装置16から転送される編集
結果を表示部3に転送して表示させる。
【0030】表示部(プロジェクター)3は、液晶表示
パネルにより構成され、表示メモリ17に順次書込まれ
て転送される文字データ、図形データ、編集コマンド及
び編集結果を記入用紙の紙面上に投射して表示する。
【0031】I/O18は、処理装置16と外部のコン
ピュータとの間のデータの授受を制御し、メインメモリ
15に書込まれた文字コードデータを外部のコンピュー
タ等へ出力する。
【0032】図3は、筆記具7の外観図であり、筆記具
7は、円筒形のケース本体21の内部に電源22を内蔵
し、このケース本体21の先端に近い部分には、先端部
23が記入用紙6の紙面に接触したか否かを検出する圧
力センサ24が設けられている。また、図1において、
ケース本体21の後端部には、先端部23に設けられた
編集モード表示用の赤色LED25及び描画モード表示
用の青色LED26の表示色を切換えることによりモー
ドを切換えるモード切換スイッチ27が設けられてい
る。
【0033】また、各LED25、26の発光は、先端
部23内に埋設されたグラスファイバー28を通して先
端部23の記入用紙の紙面に接触する発光部29を発光
させる。
【0034】すなわち、本実施例では、図1において、
記入用紙6の紙面上に筆記具7の先端部23が接触する
と、圧力センサ24がメイクして電源22をオンし、モ
ード切換スイッチ27の切換え位置によって選択されて
いるモードに対応する赤色LED25あるいは青色LE
D26を点灯し、発光部29を選択されたモードの発光
色で発光させる。
【0035】データ処理装置1は、記入用紙の紙面上を
カメラ4で撮影し、筆記具7の赤色LED25あるいは
青色LED26が点灯した時、その点灯色を画像検出部
11で検出して描画モードか編集モードかを判別し、筆
記具7により紙面上で文字あるいは編集コマンドの記入
が行われると、発光部29の光の軌跡を画像検出部11
で検出し、描画モードの場合は、画像認識部12で記入
された文字データあるいは図形データを認識して、プロ
ジェクター3により文字データあるいは図形データを紙
面上に投射して表示し、編集モードの場合は、画像認識
部12で編集コマンドを認識し、処理装置16により処
理された編集結果をプロジェクター3により紙面上に投
射して表示する。
【0036】次に、本実施例の動作を説明する。
【0037】上記図1において、データ処理装置1のケ
ース5の下方に置かれた記入用紙6の紙面上を筆記具7
の発光部29を接触させると、圧力センサ24がメイク
して電源22をオンし、赤色LED25あるいは青色L
ED26を点灯するとともに、発光部29を選択モード
の点灯色で発光する。
【0038】データ処理装置1では、記入用紙6の紙面
をカメラ4で撮影し、筆記具7の画像を取込んで画像検
出部11で筆記具軌跡サンプリングフローを実行する。
【0039】この筆記具軌跡サンプリングフローについ
て図4に示すフローチャートに基づいて説明する。な
お、本処理は、一定のサンプリングタイミングで繰り返
し実行される。
【0040】図4において、まず、筆記具7の赤色LE
D25あるいは青色LED26の点灯による指示信号の
検出の有無を判別し(ステップS1)、指示信号を検出
すると、その点灯色が“赤”か“青”かを判別する(ス
テップS2)。点灯色が“赤”の時は、編集モードであ
ると判断し、記入用紙6の紙面の基準位置の原点座標及
びX軸を検出する(ステップS3)。この紙面の基準位
置としては、例えば、記入用紙の左端上を原点座標とし
て検出し、記入用紙の上端をX軸として検出する。
【0041】次いで、文字、図形あるいは編集コマンド
を記入のために紙面上を動かされる筆記具7の発光部2
9の光の軌跡をカメラ4で撮影し、その光の軌跡により
記入中の位置座標を検出し(ステップS4)、その検出
した位置座標データが前回検出した位置座標データと同
一か否かを判別する(ステップS5)。すなわち、筆記
具7に動きがあるか否かを判別し、今回検出した位置座
標データと前回検出した位置座標データが同一の時は、
本処理を終了し、今回検出した位置座標データと前回検
出した位置座標データが同一でない時は、今回検出した
位置座標データをRAM13内に形成されたスタックメ
モリSに格納して本処理を終了する(ステップS6)。
【0042】一方、上記ステップS2で筆記具7の点灯
色が“青”の時は、描画モードであると判断し、記入用
紙6の紙面の基準位置の原点座標及びX軸を検出する
(ステップS7)。この紙面の基準位置としては、例え
ば、記入用紙の左端上を原点座標として検出し、記入用
紙の上端をX軸として検出する。
【0043】次いで、文字、図形あるいは編集コマンド
を記入のために紙面上を動かされる筆記具7の発光部2
9の光の軌跡をカメラ4で撮影し、その光の軌跡により
記入中の位置座標を検出し(ステップS8)、その検出
した位置座標データが前回検出した位置座標データと同
一か否かを判別する(ステップS9)。すなわち、筆記
具7に動きがあるか否かを判別し、今回検出した位置座
標データと前回検出した位置座標データが同一の時は、
筆記具7に動きがないため本処理を終了し、今回検出し
た位置座標データと前回検出した位置座標データが同一
でない時は、筆記具7に動きがあるため今回検出した位
置座標データをRAM13内に形成されたスタックメモ
リRに格納して本処理を終了する(ステップS10)。
【0044】以上の筆記具軌跡サンプリングフローによ
って筆記具7の発光部29の光の軌跡を位置座標データ
として逐次検出し、その検出した位置座標データがRA
M13内に形成されたスタックメモリSに逐次格納され
る。
【0045】次に、編集モードの場合に、上記筆記具軌
跡サンプリングフローに続いて画像認識部12により実
行される編集対象の認識処理フローについて図5に示す
フローチャートに基づいて説明する。
【0046】まず、上記筆記具軌跡サンプリングフロー
によってRAM13内のスタックメモリSに格納された
全位置座標データを順次読み出してRAM14内に形成
されたメモリTに順次格納し(ステップS21)、スタ
ックメモリSをクリアする(ステップS22)。次い
で、メモリTから位置座標データを順次読み出し(ステ
ップS23)、RAM14内に形成されたブロックメモ
リBに順次展開する(ステップS24、S25)。この
ブロックメモリBに展開した位置座標データから編集範
囲が認識可能か否かを判別し、すなわち、本実施例で
は、記入用紙6の紙面上に記入された編集対象を囲む図
形が、閉じた図形であるか否かを判別するものとする
(ステップS26)。閉じた図形になっていない場合
は、編集対象範囲が認識できないため、ブロックメモリ
B内の位置座標データを読み出してメインメモリ15内
に形成されたメモリエリアMに格納する(ステップS2
7)。メモリエリアMに格納された位置座標データは、
処理装置16が読み出して表示メモリ17に書込み、表
示部(プロジェクター)3により記入用紙6の紙面上に
投影して表示した後、上記ステップS23のメモリTか
らの位置座標データの読み出し処理に戻る(ステップS
28)。
【0047】このステップS27及びステップS28の
処理によって、筆記具7によって記入される編集対象を
囲む図形が、その筆記具7の筆記動作に合わせてリアル
タイムで記入用紙6の紙面上に投影されて表示される。
【0048】一方、上記ステップS26でブロックメモ
リBに展開した位置座標データが閉じた図形の場合は、
編集対象範囲が認識可能であるため、メインメモリ15
内のメモリエリアMに格納した図形データにより表示中
の閉じた図形に対応する編集対象範囲をブリンク表示し
(ステップS29)、メモリエリアM内の図形データを
消去し(ステップS30)、編集対象を囲む図形データ
の表示を停止する(ステップS31)。
【0049】以上の編集対象の認識処理により記入用紙
6に筆記具7によって記入される編集対象を囲む図形が
リアルタイムで投影されて表示されるとともに、その記
入中の図形が閉じて編集対象範囲が認識されたとき、そ
の編集対象がブリンク表示されて、編集対象を認識した
旨が明確にユーザーに通知される。
【0050】次に、上記編集対象の認識処理に続いて編
集対象内のデータを編集処理する際の編集コマンドの認
識処理フローについて図6に示すフローチャートに基づ
いて説明する。
【0051】まず、上記筆記具軌跡サンプリングフロー
によってRAM13内のスタックメモリSに格納された
全位置座標データを順次読み出してRAM14内に形成
されたメモリTに順次格納し(ステップS41)、スタ
ックメモリSをクリアする(ステップS42)。次い
で、メモリTから位置座標データを順次読み出し(ステ
ップS43)、RAM14内に形成されたブロックメモ
リBに順次展開する(ステップS44、S45)。この
ブロックメモリBに展開した位置座標データから編集コ
マンドが認識可能か否かを判別し、すなわち、本実施例
では、記入用紙6の紙面上に記入された編集コマンド
が、予め設定された編集コマンドに対応する指示データ
であるか否かを判別するものとする(ステップS4
6)。編集コマンドに対応する指示データになっていな
い場合は、その記入中の編集コマンドが認識できないた
め、ブロックメモリB内の位置座標データを読み出して
メインメモリ15内に形成されたメモリエリアMに格納
する(ステップS27)。メモリエリアMに格納された
位置座標データは、処理装置16が読み出して表示メモ
リ17に書込み、表示部(プロジェクター)3により記
入用紙6の紙面上に投影して表示した後、上記ステップ
S43のメモリTからの位置座標データの読み出し処理
に戻る(ステップS48)。
【0052】このステップS47及びステップS48の
処理によって、筆記具7によって記入される編集コマン
ドに対応する指示データが、その筆記具7の筆記動作に
合わせてリアルタイムで記入用紙6の紙面上に投影され
て表示される。例えば、本実施例では、先に指示された
編集対象範囲を移動させる編集コマンドととして“→”
の指示データを認識するものとする。
【0053】一方、上記ステップS46でブロックメモ
リBに展開した位置座標データが移動に対応する編集コ
マンドの指示データであると認識できた場合は、その移
動先を検出し(ステップS49)、先に認識した編集対
象範囲のデータを“→”で指示された方向に移動し(ス
テップS50)、メモリエリアMに格納した編集コマン
ドを消去し(ステップS51)、処理装置16が、その
編集コマンドに基づいて移動先に編集対象範囲を“→”
で指示された方向に移動表示させて本処理を終了する
(ステップS52)。
【0054】以上の編集コマンドの認識処理により記入
用紙6に筆記具7によって記入される編集コマンドがリ
アルタイムで投影されて表示されるとともに、その記入
した編集コマンドが認識されたとき、先に認識された編
集対象範囲の編集結果が表示される。
【0055】したがって、本実施例によれば、先端部が
発光する発光部29を備えた筆記具7により記入用紙6
の記入面上で文字や図形を記入すると、その発光部29
の筆記軌跡が逐次検出されて認識され、プロジェクター
3により記入面上にリアルタイムに記入データが投影表
示されるるとももに、編集対象範囲や編集コマンドも同
様に発光部29の筆記軌跡が逐次検出されて認識され
て、投影表示される。
【0056】その結果、ユーザーは、手書き文字情報の
入力及び編集処理が容易になり、マンマシンインターフ
ェイスを向上させることができるとともに、データ処理
装置の使用環境の自由度を大幅に拡大することができ
る。
【0057】また、本実施例のデータ処理装置を利用す
れば、従来のキーボードからコマンドを入力する場合や
表示されたコマンドのアイコンをマウス等のポインティ
ング装置により操作する場合に比べて、より簡単に編集
コマンドの入力操作を行うことができる。
【0058】なお、上記実施例では、編集コマンドとし
て“→”による移動指示の場合を説明したが、他の編集
コマンドととして、例えば、複写や消去等の編集コマン
ドも同様に記入用紙6の紙面上で指示することが可能で
あることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザーは、手書き文
字情報の入力及び編集処理が容易になり、マンマシンイ
ンターフェイスを向上させることができるとともに、デ
ータ処理装置の使用環境の自由度を大幅に拡大すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置の一実施例の外観構成
図。
【図2】図1のデータ処理装置のブロック構成図。
【図3】図1の筆記具の一実施例の外観構成図。
【図4】図2の画像検出部による筆記具軌跡サンプリン
グ処理のフローチャート。
【図5】図2の画像認識部による編集対象の認識処理の
フローチャート。
【図6】図2の画像認識部による編集コマンドの認識処
理のフローチャート。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 ケース本体 3 表示部(プロジェクター) 4 カメラ 5 ケース 6 記入用紙 7 筆記具 11 画像検出部 12 画像認識部 13 RAM 14 RAM 15 メインメモリ 16 処理装置 17 表示メモリ 18 I/O 21 ケース本体 22 電源 23 先端部 24 圧力センサ 25 赤色LED 26 青色LED 27 モード切換スイッチ 28 グラスファイバー 29 発光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/03 N 7165−5B G06T 11/60 G06K 9/20 340 B 9/62 G 8623−5L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶されている文字や図形等の情報を表示
    する表示手段と、 筆記具により文字や図形等の情報が記入される記入面を
    撮影する撮影手段と、 この撮影手段により撮影される記入面の原点座標を検出
    するとともに、この原点座標からの筆記具により記入さ
    れる記入情報の位置座標を検出する座標検出手段と、 この座標検出手段により検出される原点座標及び記入情
    報の位置座標に基づいて描画データを展開するデータ展
    開手段と、 このデータ展開手段に展開された描画データに基づいて
    記入情報を認識する認識手段と、 この認識手段により認識された記入情報のうち各種編集
    処理に係る指示を示す各種編集指示を判別する判別手段
    と、 前記認識手段の認識した記入情報を前記表示手段に表示
    させるとともに、前記判別手段により判別された各種編
    集処理に係る各種編集指示に基づいて該表示手段に表示
    する情報の各種編集処理を実行し、その編集処理結果を
    表示手段に表示させる制御手段と、 を具備したことを特徴とするデータ処理装置。
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JPH0744650A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Casio Comput Co Ltd 情報認識装置
JPH09258943A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Brother Ind Ltd 機器の補助操作装置

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