JP3344018B2 - 情報認識装置 - Google Patents
情報認識装置Info
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- JP3344018B2 JP3344018B2 JP20845793A JP20845793A JP3344018B2 JP 3344018 B2 JP3344018 B2 JP 3344018B2 JP 20845793 A JP20845793 A JP 20845793A JP 20845793 A JP20845793 A JP 20845793A JP 3344018 B2 JP3344018 B2 JP 3344018B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報認識装置に係り、
詳細には、筆記具により記入される記入情報を認識する
情報認識装置に関する。
詳細には、筆記具により記入される記入情報を認識する
情報認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手書きにより記入された文書書類
等の紙面上の文字等の情報を認識する情報認識装置とし
ては、例えば、紙面上の文字等の記入情報を画像として
読み取るスキャナと、所定の文字認識プログラムを利用
して前記スキャナにより読み取られる文字画像を文字デ
ータとして認識処理するパーソナルコンピュータとから
構成されており、パーソナルコンピュータを持つ個人で
もスキャナと文字認識ソフトを用意することにより利用
可能である。
等の紙面上の文字等の情報を認識する情報認識装置とし
ては、例えば、紙面上の文字等の記入情報を画像として
読み取るスキャナと、所定の文字認識プログラムを利用
して前記スキャナにより読み取られる文字画像を文字デ
ータとして認識処理するパーソナルコンピュータとから
構成されており、パーソナルコンピュータを持つ個人で
もスキャナと文字認識ソフトを用意することにより利用
可能である。
【0003】また、高速な文字認識を必要とする場合に
は、より高速の文字認識処理を行う専用装置として構成
されるため、パーソナルコンピュータで構成するものよ
りも高価になる。
は、より高速の文字認識処理を行う専用装置として構成
されるため、パーソナルコンピュータで構成するものよ
りも高価になる。
【0004】また、筆記具の軌跡をタッチパネル等でコ
ンピュータに入力して筆記文字を入力認識させるための
装置として文字入力用のタブレットも実用化されてい
る。
ンピュータに入力して筆記文字を入力認識させるための
装置として文字入力用のタブレットも実用化されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の情報認識装置にあっては、個人で利用可能な
構成のものであってもスキャナ、文字認識ソフト及びパ
ーソナルコンピュータといった大掛かりなものが必要で
あるとともに、頁単位でスキャナに読み取らせるように
なっているため、文章への記入工程とは別の読取工程が
必要になり、使用環境が限られ、誰でも手軽に利用でき
ないという問題点があった。
うな従来の情報認識装置にあっては、個人で利用可能な
構成のものであってもスキャナ、文字認識ソフト及びパ
ーソナルコンピュータといった大掛かりなものが必要で
あるとともに、頁単位でスキャナに読み取らせるように
なっているため、文章への記入工程とは別の読取工程が
必要になり、使用環境が限られ、誰でも手軽に利用でき
ないという問題点があった。
【0006】また、文字入力タブレットを利用する場合
は、専用のタブレットに記入された文字以外は認識でき
ず、やはり使用環境が限られてしまう。
は、専用のタブレットに記入された文字以外は認識でき
ず、やはり使用環境が限られてしまう。
【0007】本発明の課題は、手軽に利用可能で、かつ
使用環境を拡大可能な記入情報を認識する情報認識装置
を提供することである。
使用環境を拡大可能な記入情報を認識する情報認識装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
筆記具により文字や図形等の情報が記入される記入面を
撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮影される記
入面の原点座標を検出するとともに、この原点座標から
の筆記具により記入される記入情報の位置座標を検出す
る座標検出手段と、この座標検出手段により検出される
原点座標及び記入情報の位置座標に基づいて描画データ
を展開するデータ展開手段と、このデータ展開手段に展
開された描画データに基づいて枠線を認識し、その枠線
の種類に基づいて文書枠か図形枠かを認識する枠線認識
手段と、この枠線認識手段により認識された文書枠ある
いは図形枠内に応じて、記入された文書情報あるいは図
形情報を前記データ展開手段に展開された描画データに
基づいて認識する記入情報認識手段と、を具備したこと
を特徴としている。
筆記具により文字や図形等の情報が記入される記入面を
撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮影される記
入面の原点座標を検出するとともに、この原点座標から
の筆記具により記入される記入情報の位置座標を検出す
る座標検出手段と、この座標検出手段により検出される
原点座標及び記入情報の位置座標に基づいて描画データ
を展開するデータ展開手段と、このデータ展開手段に展
開された描画データに基づいて枠線を認識し、その枠線
の種類に基づいて文書枠か図形枠かを認識する枠線認識
手段と、この枠線認識手段により認識された文書枠ある
いは図形枠内に応じて、記入された文書情報あるいは図
形情報を前記データ展開手段に展開された描画データに
基づいて認識する記入情報認識手段と、を具備したこと
を特徴としている。
【0009】
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、撮影手段により
撮影される記入面の原点座標、この原点座標からの筆記
具により記入される記入情報の位置座標が座標検出手段
により検出され、この検出される原点座標及び記入情報
の位置座標に基づいて描画データがデータ展開手段によ
り展開されると、展開された描画データに基づいて枠線
認識手段により枠線が認識され、その枠線の種類に基づ
いて文書枠か図形枠かが認識され、記入情報認識手段に
より枠線認識手段により認識された文書枠あるいは図形
枠内に応じて、記入された文書情報あるいは図形情報が
前記データ展開手段に展開された描画データに基づいて
認識される。
撮影される記入面の原点座標、この原点座標からの筆記
具により記入される記入情報の位置座標が座標検出手段
により検出され、この検出される原点座標及び記入情報
の位置座標に基づいて描画データがデータ展開手段によ
り展開されると、展開された描画データに基づいて枠線
認識手段により枠線が認識され、その枠線の種類に基づ
いて文書枠か図形枠かが認識され、記入情報認識手段に
より枠線認識手段により認識された文書枠あるいは図形
枠内に応じて、記入された文書情報あるいは図形情報が
前記データ展開手段に展開された描画データに基づいて
認識される。
【0011】したがって、手書きで記入する枠線の種類
によって文書や図形を認識する領域を容易に指定するこ
とができ、文書や図形の認識処理を容易にすることがで
きるとともに、手書き入力した場合でも認識する領域と
認識しない領域を任意かつ容易に指定して区別すること
ができ、情報認識装置の認識処理機能を向上することが
できる。その結果、情報認識装置の使用環境を大幅に拡
大することができる。
によって文書や図形を認識する領域を容易に指定するこ
とができ、文書や図形の認識処理を容易にすることがで
きるとともに、手書き入力した場合でも認識する領域と
認識しない領域を任意かつ容易に指定して区別すること
ができ、情報認識装置の認識処理機能を向上することが
できる。その結果、情報認識装置の使用環境を大幅に拡
大することができる。
【0012】また、手書きで記入する枠線の種類によっ
て文書や図形を認識する領域をより容易に指定すること
ができる。
て文書や図形を認識する領域をより容易に指定すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図10を参照して実施例を説明
する。
する。
【0014】図1〜図10は、本発明の情報認識装置の
一実施例を示す図である。
一実施例を示す図である。
【0015】まず、構成を説明する。
【0016】図1は、情報認識装置1の外観図であり、
情報認識装置1は、前面投射型表示方式の表示部とカメ
ラによる撮影部とを備えている。
情報認識装置1は、前面投射型表示方式の表示部とカメ
ラによる撮影部とを備えている。
【0017】すなわち、情報認識装置1は、情報認識装
置1の主要なデータ処理部を収納するケース本体2と、
プロジェクター3及びカメラ4を収納するケース5とか
ら構成される。
置1の主要なデータ処理部を収納するケース本体2と、
プロジェクター3及びカメラ4を収納するケース5とか
ら構成される。
【0018】プロジェクター3としては、例えば、レン
ズ、液晶パネル及び光源等が順次並べられており、液晶
パネルの背面から光源の光を投射して液晶パネルの表示
内容をレンズを介して記入用紙6の紙面に投射する。
ズ、液晶パネル及び光源等が順次並べられており、液晶
パネルの背面から光源の光を投射して液晶パネルの表示
内容をレンズを介して記入用紙6の紙面に投射する。
【0019】カメラ4は、例えば、CCD(Charge Cou
pled Device )カメラ等により構成され、記入用紙6の
紙面に対向して設置された時、筆記具7もしくは筆記具
7により紙面に記入されるデータを所定撮影範囲で走査
して撮影する。
pled Device )カメラ等により構成され、記入用紙6の
紙面に対向して設置された時、筆記具7もしくは筆記具
7により紙面に記入されるデータを所定撮影範囲で走査
して撮影する。
【0020】図2は、情報認識装置1のブロック構成図
である。この図において、情報認識装置1は、表示部
(プロジェクター)3、カメラ4、画像検出部11、画
像認識部12、RAM13、14、メインメモリ15、
処理装置16、表示メモリ17及びI/O18により構
成され、画像検出部11、画像認識部12、RAM1
3、14、メインメモリ15、処理装置16、表示メモ
リ17は、上記図1に示したケース本体2内に収納され
る。
である。この図において、情報認識装置1は、表示部
(プロジェクター)3、カメラ4、画像検出部11、画
像認識部12、RAM13、14、メインメモリ15、
処理装置16、表示メモリ17及びI/O18により構
成され、画像検出部11、画像認識部12、RAM1
3、14、メインメモリ15、処理装置16、表示メモ
リ17は、上記図1に示したケース本体2内に収納され
る。
【0021】カメラ4は、その撮影した画像を逐次画像
検出部11に出力する。
検出部11に出力する。
【0022】画像検出部11は、カメラ4により撮影さ
れる画像が入力されると、筆記具7の発光部で発光され
る光の軌跡に基づいて記入座標を検出する後述する筆記
具軌跡サンプリングフローを実行し、記入される記入面
の原点座標及び紙面上で記入される際の筆記具7の先端
軌跡に基づく位置座標を逐次検出してRAM13内に形
成されるスタックメモリSに書込む処理を行う。
れる画像が入力されると、筆記具7の発光部で発光され
る光の軌跡に基づいて記入座標を検出する後述する筆記
具軌跡サンプリングフローを実行し、記入される記入面
の原点座標及び紙面上で記入される際の筆記具7の先端
軌跡に基づく位置座標を逐次検出してRAM13内に形
成されるスタックメモリSに書込む処理を行う。
【0023】画像認識部12は、画像検出部11により
検出されてRAM13内のスタックメモリSに書込まれ
た原点座標データ及び位置座標データに基づいて後述す
る枠認識処理を実行し、このスタックメモリSに書込ま
れた原点座標データ及び位置座標データをRAM14内
に形成されるメモリTに読み込んだ後、RAM14内に
形成されるブロックメモリBに展開し、この展開したデ
ータに基づいて紙面に記入された枠線及び枠線の種類を
認識し、認識した枠座標データ及び枠線種類データをメ
インメモリ15に格納する。
検出されてRAM13内のスタックメモリSに書込まれ
た原点座標データ及び位置座標データに基づいて後述す
る枠認識処理を実行し、このスタックメモリSに書込ま
れた原点座標データ及び位置座標データをRAM14内
に形成されるメモリTに読み込んだ後、RAM14内に
形成されるブロックメモリBに展開し、この展開したデ
ータに基づいて紙面に記入された枠線及び枠線の種類を
認識し、認識した枠座標データ及び枠線種類データをメ
インメモリ15に格納する。
【0024】また、画像認識部12は、上記メインメモ
リ15内に格納した枠座標データ内で画像検出部11に
より検出されてRAM13内のスタックメモリSに書込
まれた原点座標データ及び位置座標データに基づいて後
述する筆記文字の認識処理を実行し、このスタックメモ
リSに書込まれた原点座標データ及び位置座標データを
RAM14内に形成されるメモリTに読み込んだ後、R
AM14内に形成されるブロックメモリBに展開し、こ
の展開したデータに基づいて紙面に記入された文字ある
いは図形を認識し、認識した文字データあるいは図形デ
ータをメインメモリ15に格納する。
リ15内に格納した枠座標データ内で画像検出部11に
より検出されてRAM13内のスタックメモリSに書込
まれた原点座標データ及び位置座標データに基づいて後
述する筆記文字の認識処理を実行し、このスタックメモ
リSに書込まれた原点座標データ及び位置座標データを
RAM14内に形成されるメモリTに読み込んだ後、R
AM14内に形成されるブロックメモリBに展開し、こ
の展開したデータに基づいて紙面に記入された文字ある
いは図形を認識し、認識した文字データあるいは図形デ
ータをメインメモリ15に格納する。
【0025】RAM(Random Accesss Memory )13
は、画像検出部11により検出される上記紙面6上の原
点座標データ及び記入中の位置座標データを書込むため
のデータメモリエリアとして、位置座標データを書込む
スタックメモリS、筆記具先端位置座標データを書込む
座標メモリZ、この座標メモリZに書込まれた位置座標
データと相関して逐次変化する筆記用具先端位置近傍領
域の変化データを書込むデータメモリDを形成する。
は、画像検出部11により検出される上記紙面6上の原
点座標データ及び記入中の位置座標データを書込むため
のデータメモリエリアとして、位置座標データを書込む
スタックメモリS、筆記具先端位置座標データを書込む
座標メモリZ、この座標メモリZに書込まれた位置座標
データと相関して逐次変化する筆記用具先端位置近傍領
域の変化データを書込むデータメモリDを形成する。
【0026】RAM14は、画像認識部12が上記文字
認識処理を実行する際に原点座標データ及び記入中の位
置座標データに基づいて記入中の文字データを展開する
メモリエリアとして、例えば、図3に示すように、ブロ
ックメモリBを形成し、その各ブロックメモリB1、B
2毎に各々記入中のデータを展開する。なお、図3に示
す各ブロックメモリB1、B2には、各々文字データの
展開エリアB1a、B2aの他に、文字座標(Xi,Y
i)と文字サイズ(Fi )を各々書込むエリアB1b、
B2b及び認識フラグと文字コードを各々書込むエリア
B1c、B2cも用意されている。
認識処理を実行する際に原点座標データ及び記入中の位
置座標データに基づいて記入中の文字データを展開する
メモリエリアとして、例えば、図3に示すように、ブロ
ックメモリBを形成し、その各ブロックメモリB1、B
2毎に各々記入中のデータを展開する。なお、図3に示
す各ブロックメモリB1、B2には、各々文字データの
展開エリアB1a、B2aの他に、文字座標(Xi,Y
i)と文字サイズ(Fi )を各々書込むエリアB1b、
B2b及び認識フラグと文字コードを各々書込むエリア
B1c、B2cも用意されている。
【0027】また、RAM14内には、上記RAM13
内のスタックメモリSに書込まれる位置座標データを一
時的に格納するメモリエリアTも形成する。
内のスタックメモリSに書込まれる位置座標データを一
時的に格納するメモリエリアTも形成する。
【0028】メインメモリ15は、処理装置16が実行
する各種処理プログラムを格納するとともに、画像認識
部12により認識された文字データ、図形データ及び枠
線データを格納するメモリエリアMを形成する。
する各種処理プログラムを格納するとともに、画像認識
部12により認識された文字データ、図形データ及び枠
線データを格納するメモリエリアMを形成する。
【0029】処理装置16は、画像認識部12により認
識されてメインメモリ14に格納された文字データ、図
形データ及び枠線データを順次読み出して表示メモリ1
7に書込み、表示部3に表示させる表示処理やI/O1
8を介して外部のコンピュータに対する文字データの転
送処理等を実行する。また、処理装置16は、画像認識
部12で認識された文字コードデータに対応するキャラ
クタデータを発生するキャラクタジェネレータを内蔵す
る。
識されてメインメモリ14に格納された文字データ、図
形データ及び枠線データを順次読み出して表示メモリ1
7に書込み、表示部3に表示させる表示処理やI/O1
8を介して外部のコンピュータに対する文字データの転
送処理等を実行する。また、処理装置16は、画像認識
部12で認識された文字コードデータに対応するキャラ
クタデータを発生するキャラクタジェネレータを内蔵す
る。
【0030】表示メモリ17は、表示部3の表示領域に
対応するメモリエリアを形成し、処理装置16によりメ
インメモリ15から読み出される文字データ、図形デー
タあるいは枠線データが順次書込まれると、その文字デ
ータ、図形データあるいは枠線データを表示部3に順次
転送して表示させる。
対応するメモリエリアを形成し、処理装置16によりメ
インメモリ15から読み出される文字データ、図形デー
タあるいは枠線データが順次書込まれると、その文字デ
ータ、図形データあるいは枠線データを表示部3に順次
転送して表示させる。
【0031】表示部(プロジェクター)3は、液晶表示
パネルにより構成され、表示メモリ17に順次書込まれ
て転送される文字データ、図形データ及び枠線データを
記入用紙の紙面上に投射して表示する。
パネルにより構成され、表示メモリ17に順次書込まれ
て転送される文字データ、図形データ及び枠線データを
記入用紙の紙面上に投射して表示する。
【0032】I/O18は、処理装置16と外部のコン
ピュータとの間のデータの授受を制御し、メインメモリ
15に書込まれた文字コードデータを外部のコンピュー
タ等へ出力する。
ピュータとの間のデータの授受を制御し、メインメモリ
15に書込まれた文字コードデータを外部のコンピュー
タ等へ出力する。
【0033】なお、本実施例では、上記カメラ4により
撮影される紙面上の筆記具7先端の軌跡を画像検出部1
1で検出するが、本実施例で使用する筆記具7として
は、例えば、記入用紙6の紙面と接触する部分に発光部
を有するものを使用し、ユーザーが筆記具7を記入用紙
6の紙面に発光部を接触させると、筆記具7内に設けら
れている接触検出スイッチが作動して、先端の発光部が
発光する。また、筆記具7の構成の図示及び説明は省略
する。
撮影される紙面上の筆記具7先端の軌跡を画像検出部1
1で検出するが、本実施例で使用する筆記具7として
は、例えば、記入用紙6の紙面と接触する部分に発光部
を有するものを使用し、ユーザーが筆記具7を記入用紙
6の紙面に発光部を接触させると、筆記具7内に設けら
れている接触検出スイッチが作動して、先端の発光部が
発光する。また、筆記具7の構成の図示及び説明は省略
する。
【0034】次に、本実施例の動作を説明する。
【0035】本実施例では、図1において、記入用紙6
の紙面上に筆記具7の先端部が接触すると、筆記具に設
けられた圧力センサがメイクして電源をオンし、先端部
の紙面と接触する位置に設けられた発光部を発光させ
る。
の紙面上に筆記具7の先端部が接触すると、筆記具に設
けられた圧力センサがメイクして電源をオンし、先端部
の紙面と接触する位置に設けられた発光部を発光させ
る。
【0036】データ処理装置1は、記入用紙の紙面上を
カメラ4で撮影し、筆記具7により紙面上で文字あるい
は図形の記入が行われると、その発光部の光の軌跡を画
像検出部11で逐次検出し、画像認識部12で記入され
た文字データあるいは図形データを認識して、プロジェ
クター3により文字データあるいは図形データを紙面上
に投射して表示し、編集モードの場合は、画像認識部1
2で編集コマンドを認識し、処理装置16により処理さ
れた編集結果をプロジェクター3により紙面上に投射し
て表示する。
カメラ4で撮影し、筆記具7により紙面上で文字あるい
は図形の記入が行われると、その発光部の光の軌跡を画
像検出部11で逐次検出し、画像認識部12で記入され
た文字データあるいは図形データを認識して、プロジェ
クター3により文字データあるいは図形データを紙面上
に投射して表示し、編集モードの場合は、画像認識部1
2で編集コマンドを認識し、処理装置16により処理さ
れた編集結果をプロジェクター3により紙面上に投射し
て表示する。
【0037】まず、上記画像検出部11により実行され
る筆記文字サンプリングフローについて図4に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお、本処理は、一定
のサンプリングタイミングで繰り返し実行される。
る筆記文字サンプリングフローについて図4に示すフロ
ーチャートに基づいて説明する。なお、本処理は、一定
のサンプリングタイミングで繰り返し実行される。
【0038】図4において、まず、図5に示す紙面20
左端上の原点座標及び上端の基準X軸を検出する(ステ
ップS1)。次いで、この検出した原点座標及び基準X
軸のデータに基づいて筆記具7の先端位置の座標を検出
してRAM13内の座標メモリZに記憶する(ステップ
S2)。
左端上の原点座標及び上端の基準X軸を検出する(ステ
ップS1)。次いで、この検出した原点座標及び基準X
軸のデータに基づいて筆記具7の先端位置の座標を検出
してRAM13内の座標メモリZに記憶する(ステップ
S2)。
【0039】この時、筆記具7の先端形状を予め記憶す
ることにより先端位置を検出し、検出した位置座標デー
タ(Xi,Yi)は、RAM13内の座標メモリZに前回
記憶したデータ分をシフトして記憶する。
ることにより先端位置を検出し、検出した位置座標デー
タ(Xi,Yi)は、RAM13内の座標メモリZに前回
記憶したデータ分をシフトして記憶する。
【0040】次いで、検出した座標近傍位置のデータを
RAM14内のデータメモリDに前回記憶したデータ分
をシフトして記憶する(ステップS3)。すなわち、筆
記具7の先端の近傍領域のデータを記憶する。次いで、
今回のサンプリングで記憶した座標データと前回のサン
プリングで記憶した座標データの差分(変化分)が所定
値以上か否かを判別し(ステップS4)、所定値以上の
時は、前回の筆記位置とは全く別の位置に筆記された新
たなデータと判断され、また、等しい時は、前回のサン
プリング時点と変化が無いので、本処理を終了する。所
定値の範囲にある時は、前回記憶した線の太さ等のデー
タを比較する(ステップS5)。そして、そのデータに
変化が無い時は、本処理を終了し、変化が有る時は、そ
の変化データを求め座標データとともにRAM13内の
スタックメモリSに格納して本処理を終了する。
RAM14内のデータメモリDに前回記憶したデータ分
をシフトして記憶する(ステップS3)。すなわち、筆
記具7の先端の近傍領域のデータを記憶する。次いで、
今回のサンプリングで記憶した座標データと前回のサン
プリングで記憶した座標データの差分(変化分)が所定
値以上か否かを判別し(ステップS4)、所定値以上の
時は、前回の筆記位置とは全く別の位置に筆記された新
たなデータと判断され、また、等しい時は、前回のサン
プリング時点と変化が無いので、本処理を終了する。所
定値の範囲にある時は、前回記憶した線の太さ等のデー
タを比較する(ステップS5)。そして、そのデータに
変化が無い時は、本処理を終了し、変化が有る時は、そ
の変化データを求め座標データとともにRAM13内の
スタックメモリSに格納して本処理を終了する。
【0041】したがって、本筆記文字軌跡サンプリング
フローを繰り返し実行し、図6に示すように、今回と前
回に記憶した筆記具7の先端位置座標データ及び先端近
傍の変化データとの差分αを取ることにより、記入中の
筆記具7の先端の紙面20上のデータをスタックメモリ
Sに順次格納することができる。
フローを繰り返し実行し、図6に示すように、今回と前
回に記憶した筆記具7の先端位置座標データ及び先端近
傍の変化データとの差分αを取ることにより、記入中の
筆記具7の先端の紙面20上のデータをスタックメモリ
Sに順次格納することができる。
【0042】次に、上記画像認識部12により実行され
る筆記情報の認識フローについて図7に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。なお、本処理は、適宜繰り返
し実行される。また、本実施例では、記入用紙6に筆記
具7で情報を記入する際の手順として、枠線を記入して
文書を記入する文書枠あるいは図形を記入する図形枠を
設定した後、文書あるいは図形を記入することを前提と
している。
る筆記情報の認識フローについて図7に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。なお、本処理は、適宜繰り返
し実行される。また、本実施例では、記入用紙6に筆記
具7で情報を記入する際の手順として、枠線を記入して
文書を記入する文書枠あるいは図形を記入する図形枠を
設定した後、文書あるいは図形を記入することを前提と
している。
【0043】図7において、まず、上記画像検出部11
によりRAM13内のスタックメモリSに記憶された全
データを読み出し、RAM14内のメモリエリアTに格
納し(ステップS11)、スタックメモリS内の全デー
タをクリアする(ステップS12)。次いで、ステップ
S11でメモリエリアTに格納したデータを順次読み出
し(ステップS13)、全データの読み出しが終了か否
かをチェックし(ステップS14)、全データの読み出
しが終了した時は、本処理を終了し、全データの読み出
しが終了していない時は、読み出した位置座標データを
後述する枠認識処理により認識される文書枠の座標デー
タあるいは図形枠の座標データと比較することによっ
て、文書枠あるいは図形枠の中にあるか、また、その文
書枠あるいは図形枠の外にあるか否かを判別する(ステ
ップS15)。
によりRAM13内のスタックメモリSに記憶された全
データを読み出し、RAM14内のメモリエリアTに格
納し(ステップS11)、スタックメモリS内の全デー
タをクリアする(ステップS12)。次いで、ステップ
S11でメモリエリアTに格納したデータを順次読み出
し(ステップS13)、全データの読み出しが終了か否
かをチェックし(ステップS14)、全データの読み出
しが終了した時は、本処理を終了し、全データの読み出
しが終了していない時は、読み出した位置座標データを
後述する枠認識処理により認識される文書枠の座標デー
タあるいは図形枠の座標データと比較することによっ
て、文書枠あるいは図形枠の中にあるか、また、その文
書枠あるいは図形枠の外にあるか否かを判別する(ステ
ップS15)。
【0044】そして、上記ステップS15において、読
み出した位置座標データが図形枠でもなく文書枠内にも
位置しない時は、後述する枠認識処理を実行し、この枠
認識処理により認識した枠データがメインメモリ15内
のメモリエリアM内に書込まれると、処理装置16が読
み出して表示メモリ17に書込み、表示部(プロジェク
ター)3により記入用紙6の紙面上に投影して表示した
後、上記ステップS13のメモリエリアTからの位置座
標データの読み出し処理に戻る(ステップS16)。す
なわち、記入用紙6に対して記入が開始された時は、ま
ず、枠線記入が行われるため、この枠認識処理が最初に
行われる。
み出した位置座標データが図形枠でもなく文書枠内にも
位置しない時は、後述する枠認識処理を実行し、この枠
認識処理により認識した枠データがメインメモリ15内
のメモリエリアM内に書込まれると、処理装置16が読
み出して表示メモリ17に書込み、表示部(プロジェク
ター)3により記入用紙6の紙面上に投影して表示した
後、上記ステップS13のメモリエリアTからの位置座
標データの読み出し処理に戻る(ステップS16)。す
なわち、記入用紙6に対して記入が開始された時は、ま
ず、枠線記入が行われるため、この枠認識処理が最初に
行われる。
【0045】また、上記ステップS15において、読み
出した位置座標データが文書枠内に位置する時は、後述
する文字認識処理を実行し、この文字認識処理により認
識した文字データがメインメモリ15内のメモリエリア
M内に書込まれると、処理装置16が読み出して表示メ
モリ17に書込み、表示部(プロジェクター)3により
記入用紙6の紙面上に投影して表示した後、上記ステッ
プS13のメモリエリアTからの位置座標データの読み
出し処理に戻る(ステップS17)。
出した位置座標データが文書枠内に位置する時は、後述
する文字認識処理を実行し、この文字認識処理により認
識した文字データがメインメモリ15内のメモリエリア
M内に書込まれると、処理装置16が読み出して表示メ
モリ17に書込み、表示部(プロジェクター)3により
記入用紙6の紙面上に投影して表示した後、上記ステッ
プS13のメモリエリアTからの位置座標データの読み
出し処理に戻る(ステップS17)。
【0046】さらに、読み出した位置座標データが図形
枠内に位置する時は、メインメモリ15内のメモリエリ
アM内の位置座標データに応じた位置に書込み、このメ
モリエリアMに格納された位置座標データは、処理装置
16が読み出して表示メモリ17に書込み、表示部(プ
ロジェクター)3により記入用紙6の紙面上に投影して
表示した後、上記ステップS13のメモリエリアTから
の位置座標データの読み出し処理に戻る(ステップS1
8)。
枠内に位置する時は、メインメモリ15内のメモリエリ
アM内の位置座標データに応じた位置に書込み、このメ
モリエリアMに格納された位置座標データは、処理装置
16が読み出して表示メモリ17に書込み、表示部(プ
ロジェクター)3により記入用紙6の紙面上に投影して
表示した後、上記ステップS13のメモリエリアTから
の位置座標データの読み出し処理に戻る(ステップS1
8)。
【0047】次に、上記ステップS16において実行さ
れる枠認識処理フローについて図8に示すフローチャー
トに基づいて説明する。なお、本処理は上記メモリエリ
アTから位置座標データを読み出す処理が終了するまで
繰り返し実行される。
れる枠認識処理フローについて図8に示すフローチャー
トに基づいて説明する。なお、本処理は上記メモリエリ
アTから位置座標データを読み出す処理が終了するまで
繰り返し実行される。
【0048】まず、上記メモリエリアTから読み出した
位置座標データをRAM14内に形成されたブロックメ
モリB内のブロックB1に展開し(ステップS21)、
枠線として認識可能か否か、すなわち、閉じた枠線とな
っているか否かを判別する(ステップS22)。枠線と
して認識不可の時、すなわち、枠線が閉じていない時
は、本処理を終了し、枠線として認識可能な時は、すな
わち、枠線が閉じている時は、その枠線の屈曲点の位置
座標を検出する(ステップS23)。
位置座標データをRAM14内に形成されたブロックメ
モリB内のブロックB1に展開し(ステップS21)、
枠線として認識可能か否か、すなわち、閉じた枠線とな
っているか否かを判別する(ステップS22)。枠線と
して認識不可の時、すなわち、枠線が閉じていない時
は、本処理を終了し、枠線として認識可能な時は、すな
わち、枠線が閉じている時は、その枠線の屈曲点の位置
座標を検出する(ステップS23)。
【0049】具体的には、例えば、図9に示すように、
文書枠の屈曲点の位置座標データ((X1,Y1)、(X
2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)、(X5,Y
5)、(X6,Y6))を検出する。
文書枠の屈曲点の位置座標データ((X1,Y1)、(X
2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)、(X5,Y
5)、(X6,Y6))を検出する。
【0050】次いで、その検出した屈曲点の位置座標を
補正し、すなわち、筆記具7により記入された枠線が曲
っている場合に、その枠線を直線化するように屈曲点の
位置座標を補正し(ステップS24)、補正した枠線が
他の枠線とオーバーラップしていないかを判別する(ス
テップS25)。すなわち、図9においては、例えば、
文書枠と図形枠の枠線のオーバーラップ等が発生する可
能性がある。
補正し、すなわち、筆記具7により記入された枠線が曲
っている場合に、その枠線を直線化するように屈曲点の
位置座標を補正し(ステップS24)、補正した枠線が
他の枠線とオーバーラップしていないかを判別する(ス
テップS25)。すなわち、図9においては、例えば、
文書枠と図形枠の枠線のオーバーラップ等が発生する可
能性がある。
【0051】枠線がオーバーラップしている時は、ブロ
ックB1内に展開したデータをクリアして本処理を終了
し、枠線がオーバーラップしていない時は、その枠線の
線種が実線か破線かを判別する(ステップS26)。線
種が実線の時は、その実線枠データをメインメモリ15
内のメモリエリアMに転送して書込み、このメモリエリ
アMに格納された実線枠データは、処理装置16が読み
出して表示メモリ17に書込み、表示部(プロジェクタ
ー)3により記入用紙6の紙面上に投影して表示する
(ステップS27)。
ックB1内に展開したデータをクリアして本処理を終了
し、枠線がオーバーラップしていない時は、その枠線の
線種が実線か破線かを判別する(ステップS26)。線
種が実線の時は、その実線枠データをメインメモリ15
内のメモリエリアMに転送して書込み、このメモリエリ
アMに格納された実線枠データは、処理装置16が読み
出して表示メモリ17に書込み、表示部(プロジェクタ
ー)3により記入用紙6の紙面上に投影して表示する
(ステップS27)。
【0052】次いで、実線枠の場合は、図9において、
文書枠であると認識して文書枠情報を設定し、その文書
枠情報として枠座標データ及び文書枠である旨の情報を
メインメモリ15内のメモリエリアMに書込み(ステッ
プS28)、ブロックメモリB内のブロックB1に展開
したデータをクリアして本処理を終了する(ステップS
29)。
文書枠であると認識して文書枠情報を設定し、その文書
枠情報として枠座標データ及び文書枠である旨の情報を
メインメモリ15内のメモリエリアMに書込み(ステッ
プS28)、ブロックメモリB内のブロックB1に展開
したデータをクリアして本処理を終了する(ステップS
29)。
【0053】また、ステップS26において、判別した
枠線の線種が破線の時は、その破線枠データをメインメ
モリ15内のメモリエリアMに転送して書込み、このメ
モリエリアMに格納された破線枠データは、処理装置1
6が読み出して表示メモリ17に書込み、表示部(プロ
ジェクター)3により記入用紙6の紙面上に投影して表
示する(ステップS30)。次いで、破線枠の場合は、
図9において、図形枠であると認識して図形枠情報を設
定し、その図形枠情報として枠座標データ及び図形枠で
ある旨の情報をメインメモリ15内のメモリエリアMに
書込み(ステップS31)、ブロックメモリB内のブロ
ックB1に展開したデータをクリアして本処理を終了す
る(ステップS29)。
枠線の線種が破線の時は、その破線枠データをメインメ
モリ15内のメモリエリアMに転送して書込み、このメ
モリエリアMに格納された破線枠データは、処理装置1
6が読み出して表示メモリ17に書込み、表示部(プロ
ジェクター)3により記入用紙6の紙面上に投影して表
示する(ステップS30)。次いで、破線枠の場合は、
図9において、図形枠であると認識して図形枠情報を設
定し、その図形枠情報として枠座標データ及び図形枠で
ある旨の情報をメインメモリ15内のメモリエリアMに
書込み(ステップS31)、ブロックメモリB内のブロ
ックB1に展開したデータをクリアして本処理を終了す
る(ステップS29)。
【0054】さらに、上記ステップS26において、判
別した枠線の線種が実線でも破線でもない時は、文書枠
及び図形枠に該当する枠線でないと判断し、ブロックメ
モリB内のブロックB1内に展開したデータをクリアし
て本処理を終了する(ステップS29)。
別した枠線の線種が実線でも破線でもない時は、文書枠
及び図形枠に該当する枠線でないと判断し、ブロックメ
モリB内のブロックB1内に展開したデータをクリアし
て本処理を終了する(ステップS29)。
【0055】以上のように、記入用紙6に筆記具7によ
って記入された枠線及び枠線の線種が認識されて文書枠
情報及び図形枠情報としてメモリエリアMに設定される
と、これらの文書枠情報及び図形枠情報が、上記図7の
ステップS15におけるメモリエリアTから読み出した
位置座標データを比較する対象データとなる。
って記入された枠線及び枠線の線種が認識されて文書枠
情報及び図形枠情報としてメモリエリアMに設定される
と、これらの文書枠情報及び図形枠情報が、上記図7の
ステップS15におけるメモリエリアTから読み出した
位置座標データを比較する対象データとなる。
【0056】次に、上記図7のステップS15におい
て、メモリエリアTから読み出した位置座標データが文
書枠の枠座標内にあると判別された時、上記ステップS
17で実行される文字認識処理フローについて図10に
示すフローチャートに基づいて説明する。
て、メモリエリアTから読み出した位置座標データが文
書枠の枠座標内にあると判別された時、上記ステップS
17で実行される文字認識処理フローについて図10に
示すフローチャートに基づいて説明する。
【0057】まず、上記メモリエリアTから読み出した
位置座標データが、上記図3に示したブロックメモリB
内の新ブロックか否かを前回の認識処理によりブロック
B1とブロックB2内に展開した記入データの座標デー
タを比較して判別する(ステップS41)。
位置座標データが、上記図3に示したブロックメモリB
内の新ブロックか否かを前回の認識処理によりブロック
B1とブロックB2内に展開した記入データの座標デー
タを比較して判別する(ステップS41)。
【0058】すなわち、このステップS41の処理で
は、上記図5及び図6に示した紙面20において記入中
のデータが前回ブロックメモリBに展開した記入データ
から全く離れた紙面20上に記入されているデータか否
かを判別している。
は、上記図5及び図6に示した紙面20において記入中
のデータが前回ブロックメモリBに展開した記入データ
から全く離れた紙面20上に記入されているデータか否
かを判別している。
【0059】新ブロックの時は、ブロックB2に展開し
ている記入データをクリアし(ステップS42)、ステ
ップS45以降の処理に移行し、新ブロックでない時
は、前回の記入ブロックに隣接するブロックか否か、す
なわち、複数文字からなる文字列の記入における隣接文
字か否かを判別する(ステップS43)。隣接するブロ
ックでない時は、ステップS45以降の処理に移行し、
隣接する次のブロックの時は、ブロックメモリB内のデ
ータをシフトする(ステップS44)。すなわち、先に
データを展開したブロックB1のデータをブロックB2
にシフトする。
ている記入データをクリアし(ステップS42)、ステ
ップS45以降の処理に移行し、新ブロックでない時
は、前回の記入ブロックに隣接するブロックか否か、す
なわち、複数文字からなる文字列の記入における隣接文
字か否かを判別する(ステップS43)。隣接するブロ
ックでない時は、ステップS45以降の処理に移行し、
隣接する次のブロックの時は、ブロックメモリB内のデ
ータをシフトする(ステップS44)。すなわち、先に
データを展開したブロックB1のデータをブロックB2
にシフトする。
【0060】次いで、読み出した位置座標データを座標
データに応じてブロックメモリB内のブロックB2に展
開し(ステップS45)、そのブロックB2に展開した
記入データの文字認識処理を行う(ステップS46)。
データに応じてブロックメモリB内のブロックB2に展
開し(ステップS45)、そのブロックB2に展開した
記入データの文字認識処理を行う(ステップS46)。
【0061】すなわち、文字認識処理で認識された文字
について、その認識した文字データの文字座標(Xi:
最小座標,Yi:最大座標;文字の左下の座標)データ
及び文字サイズデータを、先に認識した隣接する文字デ
ータの文字座標データ及び文字サイズデータに基づいて
補正してブロックB2に展開する。
について、その認識した文字データの文字座標(Xi:
最小座標,Yi:最大座標;文字の左下の座標)データ
及び文字サイズデータを、先に認識した隣接する文字デ
ータの文字座標データ及び文字サイズデータに基づいて
補正してブロックB2に展開する。
【0062】次いで、ブロックB2に展開した文字デー
タに対応する文字コードをメインメモリ15内のメモリ
エリアMに書込み、処理装置16が文字コードを読み出
し、その文字コードに対応するキャラクタデータをキャ
ラクタジェネレータから発生して表示メモリ17に書込
み、表示部(プロジェクター)3により記入用紙6の紙
面上に投影して記入された文字を表示し、本処理を終了
する(ステップS47)。
タに対応する文字コードをメインメモリ15内のメモリ
エリアMに書込み、処理装置16が文字コードを読み出
し、その文字コードに対応するキャラクタデータをキャ
ラクタジェネレータから発生して表示メモリ17に書込
み、表示部(プロジェクター)3により記入用紙6の紙
面上に投影して記入された文字を表示し、本処理を終了
する(ステップS47)。
【0063】したがって、本実施例の情報認識装置1を
利用することにより紙面等に対する筆記具により筆記さ
れる際の筆記の軌跡で枠線、文字及び図形等の記入情報
を認識するとともに、その枠線の種類によって文書枠と
図形枠を認識し、その認識した文書枠及び図形枠に応じ
て手書きの文字情報あるいは図形情報を認識するように
したため、手書きで記入する枠線によって文書と図形を
認識する領域を容易に指定することができ、文書と図形
の認識処理を容易にすることができる。
利用することにより紙面等に対する筆記具により筆記さ
れる際の筆記の軌跡で枠線、文字及び図形等の記入情報
を認識するとともに、その枠線の種類によって文書枠と
図形枠を認識し、その認識した文書枠及び図形枠に応じ
て手書きの文字情報あるいは図形情報を認識するように
したため、手書きで記入する枠線によって文書と図形を
認識する領域を容易に指定することができ、文書と図形
の認識処理を容易にすることができる。
【0064】また、上記実施例では、文書枠と図形枠の
記入を認識する場合を示したが、文書枠あるいは図形枠
だけを記入して認識することも可能であり、手書き入力
した場合でも認識する領域と認識しない領域を任意かつ
容易に指定して区別することができ、情報認識装置の認
識処理機能を向上することができる。
記入を認識する場合を示したが、文書枠あるいは図形枠
だけを記入して認識することも可能であり、手書き入力
した場合でも認識する領域と認識しない領域を任意かつ
容易に指定して区別することができ、情報認識装置の認
識処理機能を向上することができる。
【0065】また、認識した文書枠及び図形枠内の文書
データ及び図形データをパーソナルコンピュータ等へ直
接入力することができ、メモ用紙、ノート、伝票等への
記入と同時にパーソナルコンピュータ等への情報入力が
可能となり、手書き文字情報の入力が容易になり、マン
マシンインターフェイスを向上させることができるとと
もに、情報認識装置の使用環境の自由度を大幅に拡大す
ることができる。
データ及び図形データをパーソナルコンピュータ等へ直
接入力することができ、メモ用紙、ノート、伝票等への
記入と同時にパーソナルコンピュータ等への情報入力が
可能となり、手書き文字情報の入力が容易になり、マン
マシンインターフェイスを向上させることができるとと
もに、情報認識装置の使用環境の自由度を大幅に拡大す
ることができる。
【0066】なお、上記実施例の情報認識装置1では、
筆記具7により記入される文書枠、図形枠、文字及び図
形をカメラ4により撮影し、この撮影された画像を画像
検出部11で検出して画像認識部12で認識した後、プ
ロジェクター3により認識した記入情報を記入用紙6の
紙面上に投影して表示する場合を示したが、タッチパネ
ルを使用し、このタッチパネルに記入される文書枠、図
形枠、文字及び図形を認識してディスプレイの表示画面
に表示するようにしても良い。
筆記具7により記入される文書枠、図形枠、文字及び図
形をカメラ4により撮影し、この撮影された画像を画像
検出部11で検出して画像認識部12で認識した後、プ
ロジェクター3により認識した記入情報を記入用紙6の
紙面上に投影して表示する場合を示したが、タッチパネ
ルを使用し、このタッチパネルに記入される文書枠、図
形枠、文字及び図形を認識してディスプレイの表示画面
に表示するようにしても良い。
【0067】また、文書枠と図形枠を記入する際の線種
を実線と破線で区別する場合を示したが、他の線種を用
いるようにしても良い。
を実線と破線で区別する場合を示したが、他の線種を用
いるようにしても良い。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、手書きで記入する枠線
の種類によって文書や図形を認識する領域を容易に指定
することができ、文書や図形の認識処理を容易にするこ
とができるとともに、手書き入力した場合でも認識する
領域と認識しない領域を任意かつ容易に指定して区別す
ることができ、情報認識装置の認識処理機能を向上する
ことができる。その結果、情報認識装置の使用環境を大
幅に拡大することができる。
の種類によって文書や図形を認識する領域を容易に指定
することができ、文書や図形の認識処理を容易にするこ
とができるとともに、手書き入力した場合でも認識する
領域と認識しない領域を任意かつ容易に指定して区別す
ることができ、情報認識装置の認識処理機能を向上する
ことができる。その結果、情報認識装置の使用環境を大
幅に拡大することができる。
【図1】本発明の情報認識装置の一実施例の外観構成
図。
図。
【図2】図1の情報認識装置のブロック構成図。
【図3】図2のRAM13内に形成されるブロックメモ
リの構成図。
リの構成図。
【図4】図2の画像検出部11により実行される筆記文
字サンプリング処理のフローチャート。
字サンプリング処理のフローチャート。
【図5】図2の画像検出部11により検出される紙面上
の座標データの一例を示す図。
の座標データの一例を示す図。
【図6】図2の画像検出部11により検出される紙面上
の文字軌跡の変化を示す図。
の文字軌跡の変化を示す図。
【図7】図2の画像認識部12により実行される認識処
理のフローチャート。
理のフローチャート。
【図8】図2の画像認識部12により実行される枠認識
処理のフローチャート。
処理のフローチャート。
【図9】図2の画像認識部12により認識される枠線の
一例を示す図。
一例を示す図。
【図10】図2の画像認識部12により実行される文字
認識処理のフローチャート。
認識処理のフローチャート。
1 情報認識装置 2 ケース本体 3 表示部(プロジェクター) 4 カメラ 5 ケース 6 記入用紙 7 筆記具 11 画像検出部 12 画像認識部 13 RAM 14 RAM 15 メインメモリ 16 処理装置 17 表示メモリ 18 I/O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−44314(JP,A) 特開 平6−295224(JP,A) 特開 平6−295223(JP,A) 特開 平6−289989(JP,A) 特開 平6−266498(JP,A) 特開 平6−89125(JP,A) 特開 昭63−303420(JP,A) 特開 昭59−27368(JP,A) 特開 平6−290301(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 - 9/82
Claims (1)
- 【請求項1】筆記具により文字や図形等の情報が記入さ
れる記入面を撮影する撮影手段と、 この撮影手段により撮影される記入面の原点座標を検出
するとともに、この原点座標からの筆記具により記入さ
れる記入情報の位置座標を検出する座標検出手段と、 この座標検出手段により検出される原点座標及び記入情
報の位置座標に基づいて描画データを展開するデータ展
開手段と、 このデータ展開手段に展開された描画データに基づいて
枠線を認識し、その枠線の種類に基づいて文書枠か図形
枠かを認識する枠線認識手段と、 この枠線認識手段により認識された文書枠あるいは図形
枠内に応じて、記入された文書情報あるいは図形情報を
前記データ展開手段に展開された描画データに基づいて
認識する記入情報認識手段と、 を具備したことを特徴とする情報認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20845793A JP3344018B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 情報認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20845793A JP3344018B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 情報認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744650A JPH0744650A (ja) | 1995-02-14 |
JP3344018B2 true JP3344018B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=16556513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20845793A Expired - Fee Related JP3344018B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 情報認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3344018B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001184161A (ja) | 1999-12-27 | 2001-07-06 | Ricoh Co Ltd | 情報入力方法、情報入力装置、筆記入力装置、筆記データ管理方法、表示制御方法、携帯型電子筆記装置および記録媒体 |
TWI301590B (en) * | 2005-12-30 | 2008-10-01 | Ibm | Handwriting input method, apparatus, system and computer recording medium with a program recorded thereon of capturing video data of real-time handwriting strokes for recognition |
JP5488082B2 (ja) * | 2010-03-17 | 2014-05-14 | セイコーエプソン株式会社 | 情報認識システム及びその制御方法 |
JP2014164467A (ja) * | 2013-02-25 | 2014-09-08 | Kyushu Univ | 情報作成装置 |
JPWO2016139760A1 (ja) * | 2015-03-03 | 2017-08-03 | 富士通株式会社 | 表示装置、表示方法、および表示プログラム |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927368A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | 文書画像入力編集装置 |
JPS63303420A (ja) * | 1987-06-03 | 1988-12-12 | Canon Inc | 情報入出力装置 |
JPH0689125A (ja) * | 1992-09-07 | 1994-03-29 | Hitachi Ltd | 画面表示兼入力装置付きコンピュータ |
JP3378604B2 (ja) * | 1993-03-16 | 2003-02-17 | 株式会社日立製作所 | 情報処理装置 |
JPH06290301A (ja) * | 1993-04-01 | 1994-10-18 | Olympus Optical Co Ltd | 文字/図形認識装置 |
JP3131859B2 (ja) * | 1993-04-02 | 2001-02-05 | カシオ計算機株式会社 | 情報認識装置 |
JP3200643B2 (ja) * | 1993-04-06 | 2001-08-20 | カシオ計算機株式会社 | 情報認識装置 |
JP3200642B2 (ja) * | 1993-04-06 | 2001-08-20 | カシオ計算機株式会社 | 情報認識装置 |
JP3186361B2 (ja) * | 1993-07-29 | 2001-07-11 | カシオ計算機株式会社 | データ処理装置 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP20845793A patent/JP3344018B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0744650A (ja) | 1995-02-14 |
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