JP3234736B2 - 入出力一体型情報操作装置 - Google Patents

入出力一体型情報操作装置

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JP3234736B2
JP3234736B2 JP6747395A JP6747395A JP3234736B2 JP 3234736 B2 JP3234736 B2 JP 3234736B2 JP 6747395 A JP6747395 A JP 6747395A JP 6747395 A JP6747395 A JP 6747395A JP 3234736 B2 JP3234736 B2 JP 3234736B2
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進 丸野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ファックス、
複写機、電子ファイリング装置、ワープロ及びコンピュ
ータ等の情報端末に用いられる、入力・表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファックス、複写機、電子ファイ
リング装置、ワープロ及びコンピュータ等の画像情報を
取り扱う情報機器は、個別・独立に一つの装置として組
み立てられ使用されてきた。またファックス、複写機、
電子ファイリング装置、ワープロ及びコンピュータ等の
情報端末に用いられている画像の表示入力装置は表示装
置と入力装置が個々に独立しており、表示面と入力面が
別々の場所(部位)に設けられている。
【0003】また、近年の技術進歩に伴い、例えば手書
きワープロ等のように付属のペンで表示面上に書いた文
字画像を入力できる機器が実用化され始めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来装置では、例えば複写機、電子ファイリング
装置、ファックス、ワープロ及びコンピュータ等の情報
端末における画像入力の場合には、入力すべき位置が固
定であり、また、取り込んだ画像は一端、別の場所(部
位)にある表示装置あるいは紙等に出力してからでない
と加工したり、他の画像と合成したりすることができ
ず、操作が煩雑になって時間がかかったり、使用者が操
作方法を習熟しないと扱い難いという課題を有してい
た。
【0005】また手書きワープロでは、付属するペンで
文字や絵を直接表示面に書くことによって入力すること
ができるが、紙に書く場合に比べて操作性が悪く、既に
紙に印刷あるいは、書かれたような画像を取り扱うこと
はできない。またマウスによる入力においても操作性が
悪く、絵や文字を描くことは難しい。
【0006】また従来のファクシミリでは、いったん使
用者が送りたい絵や文書を編集し、一枚の紙にしなけれ
ばならず、例えば本や雑誌などの写真や文書などを付け
て送りたい場合は、いったん、そのコピーをとって送信
する紙に貼るといった作業が必要になる。また、返信が
必要な場合、たとえ簡単な内容であってもいったん返信
用の送信票を作成して送らなければならず、余分な手間
がかかる。さらに、送信する用紙を読み取るのに機械的
に送り込むので、送信する用紙は大きさがある程度決ま
ったものしか送れない。そのために、使用者が小さい紙
に書かれた文書を送りたい場合でも、いったん決められ
た大きさの紙に写す必要があり、手間がかかる上、紙の
無駄使いになる。また、送信する画像情報を確認できな
い為に、読み取りエラーが生じていても、そのまま送信
してしまうという課題を有していた。
【0007】またファックス機能付きワープロでは、送
信する画像は表示手段によって確認はできるが、既に紙
に印刷あるいは、書かれたような画像を取り込み、送信
することは、煩雑な操作や設定作業が必要となる。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、入力された情報
をその入力位置に対応した出力位置に、その入力位置及
び入力情報を基に処理された情報を出力する入出力一体
型情報操作装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、文
書、画像情報を表示する画像表示手段と、使用者によっ
て入力面に押し当てられた紙に書かれた絵、写真や文
画像情報を入力する画像入力手段と、前記画像表示手
段の表示面と前記画像入力手段の入力面が使用者から見
て、視覚的に一致するように一体的に組み合わすための
視覚一致構造と、前記画像入力手段の入力面あるいは前
記画像表示手段の表示面上の全面に配置され、使用者の
指や前記入力面に押し当てられた紙に書かれた絵、写真
や文書が少なくとも接触したかどうかの情報を検出する
接触情報検出手段と、前記画像入力手段によって入力さ
れた画像情報から必要な部分だけを自動的に抽出する画
像抽出手段と、前記画像情報を記憶する画像情報記憶手
段と、前記抽出された画像情報と既に表示、記憶保持さ
れている画像とを合成する画像合成手段と、前記画像情
報の入出力の制御を行なう画像情報制御手段とを備え、
前記画像情報制御手段は前記接触したかどうかの情報に
基づき、前記画像入力手段にトリガ信号を送り、前記ト
リガ信号を受けた前記画像入力手段前記画像情報の入
力を行うことを特徴とする入出力一体型情報操作装置で
ある。
【0010】請求項2の本発明は、記画像入力手段が
使用者から見て、前記画像表示手段の前面に位置するよ
うに、前記視覚一致構造を一体的に組み合わせることを
特徴とする請求項1記載の入出力一体型情報操作装置で
ある。
【0011】請求項3の本発明は、記画像入力手段が
使用者から見て、前記画像表示手段の背面に位置するよ
うに、前記視覚一致構造を一体的に組み合わせることを
特徴とする請求項1記載の入出力一体型情報操作装置で
ある。
【0012】請求項4の本発明は、前記画像入力手段
が、その入力面上の提示物を照らすライン光源と、前記
提示物から反射してくる一次元の光を読み取るライン光
センサと、前記ライン光源とライン光センサを駆動する
センサ駆動手段と、前記ライン光源、前記ライン光セン
サ、及び前記センサ駆動手段を制御する読み取り制御手
段とを備え、前記読み取り制御手段が、一ラインの読み
取り毎に、前記ライン光源が点灯している時の前記ライ
ン光センサの出力と前記ライン光源が消灯している時の
前記ライン光センサの出力の差から画像情報を検出する
ことで、照明等の外光によるノイズを軽減する背景光除
去手段を有することを特徴とする請求項1記載の入出力
一体型情報操作装置である。
【0013】請求項5の本発明は、前記画像入力手段
が、ライン光源とライン光センサが使用者の提示した紙
の部分だけを走査するように、前記ライン光センサから
の出力によって制御する走査制御手段を備えたことを特
徴とする請求項4記載の入出力一体型情報操作装置であ
る。
【0014】請求項6の本発明は、前記画像入力手段
が、ライン光源とライン光センサの間にライン光源が発
する光の波長のみを通過させることができる光学フィル
タを備えたことを特徴とする請求項4記載の入出力一体
型情報操作装置である。
【0015】請求項7の本発明は、前記画像抽出手段
が、使用者の提示した紙の部分だけを抜き出す対象画像
抽出手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の入出
力一体型情報操作装置である。
【0016】請求項8の本発明は、前記画像抽出手段
が、提示した紙に使用者が予め必要な部分を囲む閉曲線
を書いている場合に、前記閉曲線を検出することによっ
て前記必要な部分だけを抜き出す必要部分抽出手段を備
えたことを特徴とする請求項7記載の入出力一体型情報
操作装置である。
【0017】請求項9の本発明は、前記画像抽出手段
が、提示した紙に使用者が予め必要な部分を囲む閉曲線
を書いている場合に、前記閉曲線の形を認識して、前記
必要な部分の画像に適当な外枠を自動的に付加すること
で見栄えをよくする外枠付加手段を備えたことを特徴と
する請求項8記載の入出力一体型情報操作装置である。
【0018】請求項10の本発明は、前記使用者の動
作、操作手順から前記使用者が新しく画像を入力したい
のか、または表示されている画像を編集したいのかを自
動的に判断する入力編集判断手段と、前記画像入力手段
によって入力された複数の画像の上下関係の位置情報を
管理する画像上下関係管理手段と、前記入力された画像
に対して、位置の移動や、拡大、縮小、回転及び変形な
どの画像変換を行なう画像変換手段とを有することを特
徴とする請求項1記載の入出力一体型情報操作装置であ
る。
【0019】請求項11の本発明は、前記画像入力手段
に入力された画像の濃度情報を用いて、その文字部分、
表や図の部分、写真や絵の部分等に分割する画像分割手
段を有することを特徴とする請求項1記載の入出力一体
型情報操作装置である。
【0020】請求項12の本発明は、文字コードを入力
する文字コード入力手段と、入力された前記文字コード
を記憶保持する文字コード記憶手段と、前記画像情報記
憶手段で記憶されている画像や文字コードを印刷出力す
る印刷手段とを備えることによってワードプロセッサー
機能を有することを特徴とする請求項1記載の入出力一
体型情報操作装置である。
【0021】請求項13の本発明は、前記文字コード入
力手段が、文字認識処理を行なう文字認識手段を有し、
前記画像入力手段によって入力された画像の文字部分を
文字認識することで文字コード入力することを特徴とす
る請求項12記載の入出力一体型情報操作装置である。
【0022】請求項14の本発明は、前記使用者の氏
名、目的や、画像データが前記画像入力手段によって入
力された日時や前記画像データの表題を付箋情報として
生成する付箋生成手段と、生成された付箋情報を記憶す
る付箋記憶手段と、前記画像データの付箋情報によって
画像データを管理する付箋管理手段とを備えることによ
ってファイリング機能を有することを特徴とする請求項
1記載の入出力一体型情報操作装置である。
【0023】請求項15の本発明は、画像データの図
面、写真や絵の部分に対して画像認識処理を行い、前記
画像データをコード化する画像データ認識手段と、画像
データまたはコード化された前記画像データを記憶する
画像データベースと、前記データベースに対して登録、
検索等の管理を行なうデータベース管理手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の入出力一体型情報操作
装置である。
【0024】請求項16の本発明は、前記画像データの
付箋情報または、前記画像データ認識手段によって得ら
れたコードからデータ検索用のキーワードを生成するキ
ーワード生成手段を備えたことを特徴とする請求項14
又は15記載の入出力一体型情報操作装置である。
【0025】請求項17の本発明は、画像データを1ラ
イン毎に並びかえたり、暗号化することによって前記画
像データを不可視化する画像不可視化手段と、不可視化
された画像データを元に戻す画像可視化手段と、暗証番
号やサイン、指紋などのID情報に基づいて、使用者を
前記画像データの登録者と照合する使用者認識手段とを
備えたことを特徴とする請求項1記載の入出力一体型情
報操作装置である。
【0026】請求項18の本発明は、電話回線などを通
じてファクシミリ送信、受信を行なうファクシミリ通信
手段と、前記画像情報記憶手段で記憶されている画像や
文字コードを印刷出力する印刷手段と、受信画像に予め
付与された画像の特徴を検出することにより、受信した
画像から特定の領域を抽出する特定領域抽出手段とを備
えたことを特徴とする請求項1記載の入出力一体型情報
操作装置である。
【0027】請求項19の本発明は、ファクシミリ通信
で送受信する画像のページ管理を行なうファクシミリペ
ージ管理手段を有することを特徴とする請求項18記載
の入出力一体型情報操作装置である。
【0028】請求項20の本発明は、ファクシミリ送信
用の定型フォーマットの画像情報を記憶保持する定型フ
ォーマット記憶手段と、前記定型フォーマットの画像情
報を読み出し、前記画像表示手段に表示する定型フォー
マット読み出し手段とを有することを特徴とする請求項
18記載の入出力一体型情報操作装置である。
【0029】請求項21の本発明は、受信した画像に対
して文字認識を行なった後の文字列からキーワードを抽
出するキーワード抽出手段と、これにより抽出されたキ
ーワード情報と前記画像分割手段が分割した各部分の位
置情報を用いて前記受信した画像の宛名や送り主、内容
を判断、認識し、前記受信画像に付箋情報として付加す
る受信画像類別手段とを有することを特徴とする請求項
18記載の入出力一体型情報操作装置である。
【0030】請求項22の本発明は、前記画像情報記憶
手段に記憶保持されている受信した画像情報の付箋情報
を読み取り、使用者から入力されるキーワードによって
所望の受信画像を検索する受信画像検索手段を有するこ
とを特徴とする請求項21記載の入出力一体型情報操作
装置である。
【0031】請求項23の本発明は、前記受信画像検索
手段によって得られた候補画像の順位を記憶保持する検
索順位記憶手段と、前記候補画像の一部あるいは、縮小
した画像を生成し、前記候補順位に従って前記画像表示
手段に表示するブラウジング画像生成手段と、前記画像
表示手段に表示された候補画像の中から使用者が選択し
た画像情報を前記画像情報記憶手段から読み出す画像選
択手段とを有することを特徴とする請求項22記載の入
出力一体型情報操作装置である。
【0032】請求項24の本発明は、前記画像抽出手段
は、前記必要な部分の位置に基づく入力位置情報を抽出
し、前記画像合成手段は、前記抽出された画像情報を、
前記既に表示、記憶保持されている画像の、前記入力位
置情報に対応する位置で、前記合成することを特徴とす
る請求項1記載の入出力一体型情報操作装置である
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【作用】請求項1の本発明では、画像表示手段と画像入
力手段が視覚的に一致した構造となっているために、画
像入力の場合に使用者が、読み取られた画像を確認しな
がら操作することができる。また、接触情報検出手段と
画像入力手段が視覚的に一致した構造となっている為
に、読み取り対象物の接触とその位置を検出でき、直ち
に、対象物の画像を自動的に入力できる。このために操
作を簡単でわかりやすくすることができる。さらに画像
を入力させるべき位置や操作方法などを表示面に表示す
ることによって、機器側から使用者に指示することがで
きるので、使用者に安心感を与え、また機器としても画
像の位置を検出するといった処理に対する負担が軽減さ
れ、処理精度が向上する。また、画像抽出手段によって
不必要な背景部分を自動的に削除して機器に入力される
ので、操作者の手間を省き、効率を上げることができ
る。
【0037】請求項4の本発明では、一ラインの画像の
読み取り毎に、ライン光源の点灯時のライン光センサの
出力と非点灯時のライン光センサの出力との差を導出す
ることによって、照明光などの外乱を取り除くことがで
きる。
【0038】請求項5の本発明では、走査制御手段を設
けることによって、読み取り対象物がない部分を走査す
ることがなくなり、入力の処理時間を短縮でき、処理効
率を上げることができる。
【0039】請求項6の本発明では、ライン光源のみを
透過する光フィルターを用いることによって、第二の発
明の作用に加えて、他の光による外乱を取り除くことが
できる。
【0040】請求項8の本発明では、必要部分抽出手段
によって簡単な閉曲線で必要な部分を囲むだけで、その
部分を抜き出すことができる。
【0041】請求項9の本発明では、外枠付加手段によ
って閉曲線の形に応じた外枠を抜きだした画像に自動的
につけることができ、見栄えをよくすることができる。
【0042】請求項10の本発明では、自動的に画像入
力をするのか、編集作業をするのか判断する入力編集判
断手段と、入力された画像を加工する画像変換手段を設
けることによって、取り込んだ画像の加工や編集に手間
がかからず、操作が簡単になる。
【0043】請求項11の本発明では、入力された画像
を文字部分、表や図の部分、写真や絵の部分に分割する
画像分割手段を設けることによって、使用者が後で部分
的なレイアウトの変更を行ないたい場合に変更部分の選
択操作が簡単にできる。
【0044】請求項12の本発明では、第一の発明の効
果に加えて、文字コード入力手段によって文字を清書で
き、また印刷手段によって清書した文書や入力した画像
を印刷出力できるために、画像の組み込みが簡単で操作
性の良いワードプロセッサ機能が実現できる。
【0045】請求項13の本発明では、入力された画像
の文字部分を文字認識手段により、自動的に文字コード
に変換し、入力することができる為、使用者の手間を省
き、作業効率を上げることができる。
【0046】請求項14の本発明では、画像データを入
力した時の日時、使用者の氏名、目的等の入力情報や画
像データの表題を付箋情報として生成する付箋生成手段
と、付箋情報を記憶する付箋記憶手段と、前記付箋情報
によって画像データを管理する付箋管理手段によって、
データの入力作業が簡単で操作性の良いファイリング機
能が実現される。さらに、付箋情報を記憶する付箋記憶
手段と、それを各画像データに付箋として表示するよう
画像表示制御手段に指示する付箋管理手段を設けること
によって、画像データを入力したときの日時、使用者の
氏名、目的等の入力情報や画像データの表題が、各画像
データと共に表示でき、各画像データの入力情報や表題
を容易に知ることができる。
【0047】請求項15の本発明では、画像データをコ
ード化する画像認識手段によって入力された画像が自動
的にコード化され、さらにコード化された画像データを
記憶保持する画像データベースと、コード化された画像
データを管理するデータベース管理手段を設けることに
より、画像データの編集やデータベースへの保存が容易
にできる。
【0048】請求項16の本発明では、検索用のキーワ
ードを自動生成するキーワード生成手段によって使用者
が付箋情報を付ける必要がなく、使用者の手間を省くこ
とができる。
【0049】請求項17の本発明では、画像データを不
可視化する画像不可視化手段によって、他人から隠匿し
たい画像データを隠すことができる。また、不可視化さ
れた画像データを元に戻す画像可視化手段と、暗証番号
又はサイン、指紋等のID情報に基づいて、使用者を前
記画像データの登録者と照合する使用者認識手段によ
り、使用者のみが前記画像データを見ることができるの
で、機密の保持できる。
【0050】請求項18の本発明では、第一の発明の効
果に加えて、電話回線などを通じてファクシミリ送信、
受信を行なうファクシミリ通信手段によって、送信画像
の編集加工が簡単で、送信する前に送信画像を確認する
ことができ、操作が簡単で送信誤りの少ないファクシミ
リ機能が実現される。
【0051】請求項19の本発明では、入力した画像及
び、受信した画像のページ管理を行うファクシミリペー
ジ管理手段を設けることにより、複数枚数を送信したい
場合には、編集するページを最前面に表示したり、編集
しないページは表示しないようにすることができ、表示
画面が煩雑になることがない。また、複数枚数を受信し
た場合には、受信したページ毎に画像表示手段に表示し
て確認でき、さらに再び、必要な事項を画像入力手段に
よって入力して送り返すことで効率のよい業務ができ
る。また必要なページだけを印刷出力することで紙を節
約できる。
【0052】請求項20の本発明では、送信用の定型フ
ォーマットの画像情報を記憶保持する定型フォーマット
記憶手段と、前記定型フォーマットを読みだし、画像表
示手段に表示する定型フォーマット読み出し手段によっ
て、送信時に、その場で宛先や発信人を定まった形式で
書いた表紙を作成し、印刷せずに、そのまま送信するこ
とができ、紙の無駄や手間が省ける。
【0053】請求項21の本発明では、文字認識した結
果から受信画像の送り主や内容を判断し、自動的に付箋
情報として付加する受信画像類別手段を設けることによ
り、使用者がその付箋情報を見るだけで受信画像の選択
を行なうことができ、処理効率を向上できる。
【0054】請求項22の本発明では、前記付箋情報と
使用者が入力するキーワードを照合することによって所
望の受信画像を検索する受信画像検索手段を設けること
によって、受信画像を捜すための使用者の負担を軽減
し、処理効率を向上できる。
【0055】請求項24の本発明では、前記画像抽出手
段は、前記必要な部分の位置に基づく入力位置情報を抽
出し、前記画像合成手段は、前記抽出された画像情報
を、前記既に表示、記憶保持されている画像の、前記入
力位置情報に対応する位置で、前記合成することによ
り、前記既に表示、記憶保持されている画像上の、対応
する位置に前記抽出された画像情報を合成することがで
きる
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0060】図1は、本発明の入出力一体型情報操作装
置に係る請求項1記載の一実施例の構成図である。即
ち、画像表示手段1は、文書・画像情報を液晶、EL、
ブラウン管などからなる表示パネルにより表示する装置
である。画像入力手段2は、使用者が提示した画像情報
を、光源と光センサなどからなる画像データ読みとりパ
ネルにより入力する装置である。視覚一致構造3は、使
用者からみて画像表示手段1の表示面の前面に画像入力
手段2の入力面を配置し、視覚的に一致するように組み
合わせるものである。接触情報検出手段5は、使用者の
指や提示する紙等が接触した場合に、接触した位置の情
報を検出するための装置で、画像入力手段2の入力面上
に設置され、感圧方式や静電容量方式などの透明なタッ
チセンサ面(以下、センサ面と呼ぶ。)からなる。画像
抽出手段4は、必要な部分だけを自動的に抽出するもの
である。画像情報記憶手段6は、前記画像情報を記憶す
る装置である。画像合成手段7は、前記画像と既に表示
・記憶保持されている画像とを合成するものである。画
像情報制御手段8は、前記画像情報の入出力の制御を行
うものである。
【0061】次に、本実施例の動作について説明する。
【0062】最初に使用者が、絵や文書が書かれている
側を下にして、紙を画像入力手段2に押しあてると、接
触情報検出手段5は、センサ面の各位置において物がセ
ンサ面に接触しているかどうかを検出する。この検出方
式としては光学方式・透明電膜(抵抗膜)方式・静電容
量方式・圧力センサ方式等の各種検出方式のうちいずれ
かの検出方式を採用して構成され、使用者が読みとらせ
たい紙面がセンサ面に接触した時の押圧力に応じて、セ
ンサ面上に物が接触したという接触信号及び、接触して
いる物の範囲の位置情報を画像情報制御手段8に出力す
る。
【0063】画像情報制御手段8は、接触信号が時間的
・位置的に安定していれば、使用者が読み取らせたい紙
を押しあてている、あるいは、安定していなければ、誤
って触ったと判断する。そして、読み取らせたい紙が押
しあてられていると判断すれば、画像表示手段1と画像
入力手段2に対して、自動的に読み取りそして表示する
ための信号を送る。
【0064】そのトリガ信号を受けた画像入力手段2
は、押しあてられた紙から画像データを読み取り、画像
抽出手段4に出力する。画像抽出手段4は、押しあてら
れた紙の部分だけを抜き出し、抜き出された前記画像デ
ータは、位置情報なども併せて画像情報記憶手段6に記
憶保持される。なお、画像入力手段2が読み取り範囲を
自動的に決める方法については、画像入力手段2の実施
例の説明で詳述する。
【0065】そして、画像情報制御手段8が、画像情報
記憶手段6に記憶保持された前記画像データを表示面に
表示するため、画像表示手段1と画像合成手段7にトリ
ガ信号を送る。画像情報制御手段8から信号を受けた画
像合成手段7は、図1に示すように、前記画像データを
入力された位置に組み込むように、文書1と文書2を合
成した画像を生成した後、使用者に提示するため画像表
示手段1に出力する。
【0066】なお、視覚一致構造3は、使用者から見て
画像表示手段1の前面に画像入力手段2を配置したが、
画像表示手段1の背面に画像入力手段2を配置しても良
い。要するに、画像表示手段1と画像入力手段2とは、
表示面と向き・座標系が一致するように配置されていれ
ばよい。(本発明は、画像表示手段1と画像入力手段2
の配置によって限定されるものではない。) また、画像読み取りの範囲を自動的に決めるとしたが、
画像読み取りの開始点と終了点は、押しあてられている
部分の位置を中心として、所定の幅の分だけ大きい範囲
としてもよい。あるいは、入力する部分の位置情報は予
め決められているものとしてもよい。この場合には、画
像表示手段1の表示面上に入力位置を表示することによ
り、使用者に提示することができ、位置決め等の操作を
簡単にすることができる。
【0067】また、接触情報検出手段5の構成として
は、センサ面上全体からの入力に対して画像認識処理を
行うことによって、画像情報の位置を検出するものでも
よい。但しこの構成の場合、接触情報検出手段5は、画
像表示手段1または画像入力手段2の前面に配置される
必要はない。
【0068】図2aは本発明の請求項4の入出力一体型
情報操作装置に使用される画像入力手段に係る一実施例
の構成図であり、図2bはライン光センサの動作を示し
た図である。すなわち、図1に示した画像入力手段2
は、図2aに示すように、次のものから構成される。ラ
イン光源22は、入力面上の提示物を多数個のLED等
からなる光により照らす装置である。ライン光センサ2
1は、セルホックレンズ21aと光センサ21bとのペ
アを直線上に配置した構成を有し、前記提示物から反射
してくる一次元の光を読みとる装置である。センサ駆動
手段23は、ライン光源22とライン光センサ21とを
駆動する装置である。読み取り制御手段24は、背景光
除去手段24aを備え、センサ駆動手段23を走査制御
手段25を介して制御するものである。
【0069】次に、本実施例の動作について説明する。
【0070】セルホックレンズ21aの焦点は、図2b
に示すように、接触情報検出手段5の透明タッチパネル
の表面上に置かれる紙面の位置に合わせてある。(以
下、ライン光センサ21が走査した時に、セルホックレ
ンズ21aの焦点位置を入力面と呼ぶ。) 図2aに示すライン光センサ21は、画像入力が行われ
ない場合には、常に予め決められた位置(以下、起点と
呼ぶ。)にとどまっている。センサ駆動手段23は、走
査制御手段25からの信号が入力される毎にライン光セ
ンサ21を走査方向に移動させる。なお、この移動速度
(以下、走査速度と呼ぶ。)は、使用者によって決めら
れるものとしてもよいし、等倍になるように予め設定さ
れているものとしてもよい。読み取り制御手段24は、
走査制御手段25からの信号に従って、一ライン分の画
像の読み取りを行なう。ライン光源22の点灯および消
灯を制御し、光センサ21bの出力を背景光除去手段に
よって処理する。さらに、読み取られた画像情報の各画
素位置が、表示面上でどの位置にあたるを前記一定走査
時間と走査速度に基づいて算出する。また、一ライン分
の読み取りが終わると、走査制御手段25に信号を送
る。
【0071】背景光除去手段24aは、紙面からの反射
光の強度のみを検出するために、一ラインの読み取り毎
に、ライン光源22の点灯時の光センサ21bの出力
と、ライン光源22の非点灯時の光センサ21bの出力
との差を読み取り、出力として画像抽出手段4に送る。
この背景除去手段24aによって、ライン光源22から
発する光のみが検出可能となるので、結果的に紙面から
の反射光のみが検出できる。これにより、装置を照らす
照明等の外光による影響を軽減でき、より鮮明な画像を
得ることができる。
【0072】走査制御手段25は、ライン光センサ21
が移動する長さに応じた信号をセンサ駆動手段23に送
る。まず、画像入力の開始時には、起点から走査する開
始点までの距離を移動するための信号をセンサ駆動手段
23に出力する。走査の開始点は、既に説明したように
使用者がコマンドとして与えるか、あるいは、紙面が置
かれていない部分では、一般に反射光がほとんどないこ
とを利用して、「全ての光センサ21bが、黒い画素に
対する信号を出している区間が一定長さ以上連続するこ
とがなくなった時に走査の開始点である」としてもよい
し、または、予め設定されているとしてもよい。走査開
始点に移動すると、画像入力のための信号を読み取り制
御手段24に送る。画像入力の間には、前述したように
設定済みの移動速度に応じた信号をセンサ駆動手段23
に送る。この時、走査制御手段25は読み取り制御手段
24から出力される信号をモニタしており、走査の終了
点と判断されない場合には、読み取り制御手段24に読
み取りのためのトリガ信号を送る。また、走査の終了点
であると判断された場合には、現時点の位置から起点ま
での距離を移動するための信号をセンサ駆動手段23に
送り、ライン光センサ21を起点に戻す。
【0073】走査の終了点であるという判断は、既に説
明したように使用者がコマンドとして与えるか、あるい
は、紙面が置かれていない部分では、一般に反射光がほ
とんどないことを利用して、「読み取り制御手段24の
出力において、黒い画素に対する信号を出している区間
が一定長さ以上連続した時に走査の終了点である。」と
してもよいし、または、予め設定されているとしてもよ
い。
【0074】以上のようにして、センサ駆動手段23
が、押しあてられた紙の全面を走査し終わると、画像の
読み取りは終了する。
【0075】なお、本実施例では、画像入力手段2が走
査型光センサアレイで構成されたものとしたが、光セン
サを面状に配置した面センサで構成されたものでもよい
し、またTFT液晶をセンサとして用いることによって
画像表示手段1と一体的にされたものであってよい。ま
た、画像入力手段2はカメラの受像部のようなレンズと
CCDによって構成されるものとしてもよい。
【0076】また、本実施例では、画像入力手段2が画
像表示手段1の前面に位置する場合で説明を行ったが、
画像入力手段2が画像表示手段1の背面に位置する場合
であっても、接触情報検出手段5の下に画像表示手段1
を配置し、前述したように、画像入力する部分の画像表
示手段1の光透過率を変化させる制御を行い、セルホッ
クレンズ21aの焦点を画像表示手段1の表示面上の紙
にあわせることによって、表示面上に送信したい紙を押
しあてれば、まったく同じ動作で画像の読み取りが行え
る。
【0077】図3は、本発明の請求項6の入出力一体型
情報操作装置に使用される画像入力手段のライン光源と
ライン光センサに係る一実施例の構成図である。すなわ
ち、図2aに示したセルホックレンズ21aと光センサ
21bを有したライン光センサ21は、赤外領域の反射
光のみを通過させるため、図3に示すように赤外光通過
フィルタ21cを備え、図2aに示したライン光源22
の発光素子が、図3に示すように赤外光発光素子22a
である構成となっている。
【0078】次に、本実施例の動作について説明する。
【0079】赤外光発光素子22aは、赤外線発光LE
D又はハロゲンランプ等からなり、波長が人間の目には
見えない赤外領域の光を出し、使用者に発光による「ま
ぶしさ」といった不快感を与えることがない。赤外光発
光素子22aが出した光の反射光が、赤外光通過フィル
タ21cを通過して光センサ21bに入力される。赤外
光通過フィルタ21cは、波長が赤外領域の光のみを通
過させるので、スキャナ光源からの光が、紙面によって
反射したものだけを検出することができる。光センサ2
1bが、上述したように入力される反射光の強度に応じ
た電気信号を出力することによって、前記入力面位置に
おける紙の白黒濃度を計測することができる。なお、赤
外光通過フィルタ21cとセルホックレンズ21aとの
位置を入れ換えても同様の効果を得ることができる。
【0080】図4は本発明の請求項7、8、9の入出力
一体型情報操作装置の画像抽出手段に係る一実施例の構
成図であり、図5の(1)、(2)及び(3)はその動
作を説明した図である。すなわち、対象画像抽出手段4
1は、画像平滑化手段411と、境界位置決定手段41
2と、背景画素変換手段413と、読み取り画像記憶手
段414と、対象画像決定手段415とで構成される。
【0081】必要部分抽出手段42は、端点検出手段4
21と、閉曲線追跡手段422と、閉曲線位置記憶手段
423と、内部画像抽出手段424で構成される。
【0082】外枠付加手段43は、外形認識手段431
と、外形画像記憶手段432と、外枠合成画像生成手段
433から構成される。
【0083】次に、本実施例の動作について説明する。
【0084】まず、対象画像抽出手段41について説明
する。
【0085】画像入力手段2は、画像抽出手段4に各画
素の値を入力する。画像平滑化手段411は、画像入力
手段2から入力される各画素値に対して、近傍画素の画
素値との平均値を求め、その値を境界位置決定手段41
2に出力する。また前記画像入力手段から入力される各
画素値は、読み取り画像記憶手段414に順次入力され
記憶保持される。境界位置決定手段412は、各走査線
毎に処理を行い、入力される画素値から対象画像と背景
との境界位置及び、対象画像を囲む外接矩形の位置を求
める。
【0086】ここで、境界位置決定手段412について
具体的に説明する。図6は、前記境界位置検出手段の具
体的構成図であり、一走査線画素記憶手段61と、境界
画素判定手段62と、境界画素位置記憶手段63と、位
置平滑化手段64と、最終境界位置記憶手段65と、外
接矩形検出手段66とからなる。
【0087】境界位置決定手段412の動作について説
明する。一走査線画素記憶手段61は、前記画像平滑化
手段から入力される画素値を一走査線分記憶保持する。
画素値が一走査線分入力されると、次に境界画素判定手
段62が、「背景は濃度値が高く、対象画像の周辺部
(背景との境界付近)は濃度値が低い」という一般知識
を用いて、背景と対象画像との境界位置を求める。境界
画素判定手段62は、まず、走査線の始点から終点へ向
かって順に一走査線画素記憶手段61から画素値を読み
だし、「p(x)>th かつ p(x+1)≦th」
(以下、式1とする。)を満たす最初の画素位置xを、
背景と対象画像の上部境界位置であると判断し、その位
置情報を境界画素位置記憶手段63に出力する。ここ
で、p(x)は画素位置xにおける画素値、thは予め
決められた適当な値とする。但し、画素値が輝度値を表
す場合は不等式は逆になる。同様にして、走査線の終点
から始点に向かって順に境界位置を探索し、式1を満た
す最初の点を下部境界位置であると判断して境界画素位
置記憶手段63に出力する。境界画素位置記憶手段63
は、境界画素判定手段62から送られてくる各走査線毎
の上部境界位置及び下部境界位置の位置情報を記憶保持
する。位置平滑化手段64は、境界画素位置記憶手段6
3に記憶保持されている背景と対象画像との境界の位置
情報を読みだし、当該画素位置において画像読み取り手
段の主走査方向に隣あう画素位置の内、位置の近い画素
間の中点座標を最終境界位置として求め、最終境界位置
記憶手段65に出力する。この位置の平滑化によって、
ノイズによる境界位置の変動の影響を軽減でき、なめら
かな境界線を得ることができる。次に、副走査方向にも
同様にして位置の平滑化を行い、最終境界位置記憶手段
65に出力する。最終境界位置記憶手段65は、位置平
滑化手段64から送られた最終境界位置の位置情報を記
憶保持する。外接矩形検出手段66は、最終境界位置記
憶手段65から各座標位置を読みだし、画像入力手段2
の主走査方向に対する最大値と最小値及び、副走査方向
に対する最大値、最小値を対象画像の外接矩形の位置情
報として検出する。以上のようにして、図4に示した境
界位置決定手段412は、対象画像と背景との境界位置
及び、対象画像を囲む外接矩形の位置を求める。
【0088】背景画素変換手段413は、図6に示した
最終境界位置記憶手段65から境界座標位置情報を読み
だし、外接矩形検出手段66によって検出された外接矩
形の位置情報に基づいて、図4に示す読み取り画像記憶
手段414に記憶保持されている画素のうち、外接矩形
の各辺と境界座標位置の間の画素に相当する画素の濃度
値を、「0≦p≦th」(以後、式2とする。)を満た
す値pに変換し、外接矩形内の背景を取り除く。対象画
像決定手段415は、読み取り画像記憶手段414に記
憶保持されている画像の中から、図6に示した外接矩形
検出手段66から送られる外接矩形に囲まれる部分の画
像を対象画像として読みだし、図4に示す必要部分抽出
部42と図1に示した画像情報制御手段8とに出力す
る。
【0089】以上の動作により、図4に示す対象画像抽
出手段41によって、図5の(1)に示すように自動的
に余分な背景部分を除いて、押し当てられた紙の部分を
抽出することができ、後で余分な部分を消すような手間
を省くことができる。対象画像決定手段415から出力
されたこの画像は、図1に示した画像情報制御手段8に
送られ、対象画像として画像情報記憶手段6に記憶保持
される。
【0090】次に、図4に示す必要部分抽出手段42に
ついて説明する。
【0091】端点検出手段421は、対象画像を端から
順に走査し、最初に見つかる、一定の大きさ以上の黒画
素で背景の白地と隣接している点を閉曲線の端点とし
て、その位置情報を出力する。閉曲線追跡手段422
は、閉曲線の端点を始点として、周辺の画素を一定の回
転方向に走査し、最初に見つかる黒画素で背景の白地と
隣接している境界点を順に検出し、その位置情報を閉曲
線位置として出力する。そして、再び始点に戻れば、走
査を終了する。閉曲線位置記憶手段423は、端点検出
手段と閉曲線追跡手段から入力されてくる位置情報を記
憶保持する。内部画像抽出手段424が、閉曲線位置記
憶手段423に記憶保持されている位置情報を、閉曲線
の内部の画像情報だけを内部画像として読みだすため
に、図1に示す画像情報制御手段8に送る。画像情報制
御手段8は、図4に示した内部画像抽出手段424から
の入力に従って内部画像の画像情報を読みだし、画像表
示手段に送る。このようにして、必要部分抽出手段42
は、図5の(2)に示すように、使用者が送りたい文書
や絵を曲線で囲むという簡単な作業で、必要な部分だけ
を抜き出すことができ、読み取らせる前にハサミやカッ
ター等で切り抜いたり、読み取らせた後で余分な部分を
消すといった手間がいらず、処理効率を向上させること
ができる。
【0092】最後に、図4に示す外枠付加手段43につ
いて説明する。
【0093】外形認識手段431が閉曲線が円なのか、
矩形なのか等を認識判断する。外形認識手段431につ
いて具体的に説明する。図7は、前記外形認識手段の構
成図であり、71は外形特徴抽出手段、72は外形辞
書、73はマッチング手段、74は外形決定手段であ
る。
【0094】前記外形認識手段の動作について説明す
る。外形特徴抽出手段71は、閉曲線位置記憶手段42
3から位置情報を、端点から順に読みだし、各点のx,
y軸方向の変化分の比を全体の長さで正規化した値を外
形特徴量として算出し、マッチング部に出力する。外形
辞書72には、円形や楕円形、四辺形等の標準形の外形
特徴量情報が記憶保持されており、マッチング部は外形
特徴抽出手段71から入力されてくる特徴量と、外形辞
書に記憶保持されている標準形の外形特徴量との二乗誤
差を求め、その値を外形決定手段74に出力する。外形
決定手段74は、最も誤差の少なかった特徴量を持つ標
準形を閉曲線の外形であると判断し、さらに各辺の近傍
に線分があるかないかを見て、最終的に閉曲線が、どの
外枠に対応するかを決定する。図4に示す外枠画像記憶
手段432には、閉曲線の各標準形に対応した外枠の画
像情報が記憶保持されている。外枠合成画像生成手段4
33は、まず、外形認識手段431で決定された外形に
対応する標準の外枠の画像情報を外枠画像記憶手段43
2から読みだす。次に図1に示した画像情報制御手段8
を介して、図4で示した必要部分抽出手段42によって
抽出された画像(内部画像)の画像情報を図1に示した
画像情報記憶手段6から読み出す。最後に図5の(3)
に示すように読み出された内部画像と外枠画像を合成
し、最終の外枠つき画像を生成し、再び、図1に示した
画像情報制御手段8に出力する。このように外枠付加手
段によって、使用者が使用者が送りたい文書や絵を曲線
で囲むという簡単な作業で、その曲線に従った外枠をつ
けることができ、見栄えがよくなるという格段の効果が
得られる。
【0095】図8は、本発明の入出力一体型情報操作装
置にかかる請求項10記載の一実施例の構成図である。
すなわち、本実施例は、前記図1に対して、下記のもの
が新しく追加された構成となっている。入力編集判断手
段83は、画像を新しく入力するかあるいは既に入力さ
れた画像を編集するかの判断を行うものである。画像変
換手段84は、アフィン変換等により画像を変換するも
のである。画像上下関係管理手段85は、重なり合う複
数の画像の上下関係を管理するものである。
【0096】次に、本実施例の動作について説明する。
【0097】入力編集判断手段83は、使用者が接触情
報検出手段5のセンサ面に触れた場合に、それが画像入
力をしたいために紙を押しあてたのか、あるいは、既に
表示されている画像を編集したいために触れたのかを判
断する。この判断は、接触情報検出手段5から入力され
る接触している位置とその位置の時間的変化に基づいて
行われる。この判断基準について述べる。まず、画像を
入力であるという判断は、「接触している位置に、既に
表示されている画像がない。」かつ「接触位置が一定時
間、安定している。」場合に行われる。そして、画像編
集であるという判断は、「接触している位置に、既に表
示されている画像が存在する。」かつ「接触位置が一定
時間、安定している。」場合に行われる。また、接触位
置が時間的に安定していない場合には、何かが誤って触
れたと判断し、何も行わない。図9は、すでに入力さ
れ、表示されている画像で、他の画像と重なっていない
場合の画像を編集する時の動作説明図である。まず、使
用者は、表示されている編集する対象の画像に触れる。
この時、図8に示した入力編集判断手段83により、画
像を編集するという判断を自動的に行ない、さらに現
在、編集の対象になっている画像を使用者に知らせる為
の表示動作を行う。例えば、図9の(1)に示すように
表示画像を反転表示したり、あるいは、点滅させたり、
表示色を変えたりする。そして、図8に示す画像変換手
段84に編集のためのトリガ信号を送る。
【0098】画像変換手段84は、入力編集判断手段8
3からの信号を受けて、表示されている画像に対してア
フィン変換等を行い、画像を変形し、その結果に基づき
画像情報記憶手段6に記憶保持されている対象画像の画
像情報を変更する。なお、画像変換処理は、使用者が接
触情報検出手段5のセンサ面に触れるのをやめた時に終
了し、さらに使用者には、選択されたことを示す表示動
作をやめることによって終了を知らせる。画像を移動す
るか又は回転するか等の変形の種別は、図9の(2)〜
(3)に示すように、図1に示した接触情報検出手段5
から得られる接触情報から自動的に決定される。例え
ば、図9の(2)に示すように対象画像の中心部である
(a)部分に触れて移動することにより、対象画像が移
動される。また、図9の(3)に示すように、対象画像
の枠の部分である(b)部分を触れた場合には、接触部
の移動によって、対象画像の縮小、拡大が行われる。図
9の(4)に示すように対象画像の頂点部分である
(c)部分を触れた場合には、接触部の移動によって対
角する頂点を中心として対象画像の回転が行われる。
【0099】なお、図示はしていないが、上述の移動、
拡大縮小、回転のどれが選択されたかを、例えば、選択
部分を反転表示したり、マークを表示したり、あるい
は、文字によって示したり、表示色を変えるといった方
法で画像表示手段1に表示することによって、使用者に
提示する。これによって使用者に安心感を与え、誤操作
を防ぐことができる。
【0100】上述した画像の入力や編集操作によって、
複数の画像が重なりあう場合が生じるが、図8に示す画
像上下関係管理手段85は、入力された画像に上下の階
層を表す階層ラベルを付加することによって上下関係を
管理する。
【0101】そこで、編集対象の画像が、他の画像と重
なっている場合の編集操作を例にとり、図10に従っ
て、図8に示す入力編集判断手段83と画像上下関係管
理手段85の動作説明を行う。まず、画像上下関係管理
手段84は、新しく入力される画像が最も上の階層とし
て、画像情報記憶手段6に記憶保持される画像情報に階
層ラベルを付加する。図10の(1)に示すように、複
数の画像が重なっている場合、図8に示す入力編集判断
手段83は、使用者が最も上の階層にある画像に触れた
時には、上述したように画像変換手段84に編集のため
のトリガ信号を送り、画像の移動あるいは変形を行う。
しかし、使用者が下の階層にある画像に触れた場合は、
その画像を最上位の階層になるように画像上下関係管理
手段85に信号を送る。入力編集判断手段83から信号
を受けた画像上下関係管理手段85は、対象画像が最も
上の階層として、画像情報記憶手段6に記憶保持される
画像情報の階層ラベルを変更するとともに、図1に示し
た画像表示手段1に対して、図10の(2)に示すよう
に対象画像が最も上に表示されるように変更し処理を終
了する。
【0102】なお、入力編集判断手段83は、接触情報
から入力、編集の判断を行うとしたが、他の情報を用い
て判断してもよい。例えば、ボタン等によって入力、編
集を切り替えたり、あるいは使用者が発する音声によっ
て判断してもよい。
【0103】図11は、本発明の請求項11の入出力一
体型情報操作装置に係る一実施例の構成図である。すな
わち、本実施例は、前記図8に対して、周辺濃度分布算
出手段881及び閾値処理手段882及び区間長分散算
出手段883及び分割点決定手段884及び濃度別ヒス
トグラム記憶手段885及び区間記憶手段886を有し
た画像分割手段88を新しく追加した構成となってい
る。
【0104】次に、本実施例の動作について説明する。
【0105】画像分割手段88は、「一般に文字列は一
方向に続く。」、「一般に絵や写真は複数の濃度を持
つ。」、「グラフや図面は空白が多い。」等の性質か
ら、画像を文字部分、絵や写真部分、グラフや図面部分
等に分割するものである。濃度別周辺分布算出手段88
1は、画像情報記憶手段6に記憶保持された各画素の位
置情報と濃度情報を読みだし、各濃度毎の水平方向でカ
ウントした場合の画素数の分布(以下、水平方向濃度ヒ
ストグラムと呼ぶ。)、垂直方向でカウントした場合の
画素数の分布(以下、垂直方向濃度ヒストグラムと呼
ぶ。)を算出し、その結果を濃度別ヒストグラム記憶手
段885に出力する。閾値処理手段882は、濃度別ヒ
ストグラム記憶手段885に記憶保持されている水平方
向濃度ヒストグラムと垂直方向濃度ヒストグラムとを読
みだし、予め設定された値で閾値処理することによって
各々を複数の区間に分割し、各区間の位置情報を区間記
憶手段886に出力し、区間記憶手段886は入力され
てくる各区間毎の位置情報を記憶保持する。区間長分散
算出手段883は、区間記憶手段886に記憶保持され
ている各区間の位置情報を読みだし、その長さを算出し
た後、連続する区間の組合せ毎に区間の長さの分散値を
算出し、分割点決定手段884に出力する。分割点決定
手段884は、濃度別ヒストグラム記憶手段885と区
間記憶手段886に記憶保持されている各区間の位置情
報を読みだす。次に、その濃度情報と位置情報及び、区
間長分散算出手段883から入力されてくる連続する区
間の組合せの内で区間長さの分散値に基づき、「濃度が
濃い(黒い)部分が多く、区間長さの分散値が小さい区
間部分を文字列部分」、「濃度が薄い(白い)部分が多
く、区間長さの分散値が大きい区間部分を図、表部
分」、「中間の濃度(灰色)を持つ部分が多く、区間長
さの分散値が小さい区間部分を絵、写真部分」等と判断
し、各部分の境界点を画像の分割点とする。最後に、画
像情報記憶手段6に記憶保持されている対象画像の画像
情報を各分割部分毎に分け、さらに分割された各画像情
報に文字部分であるのか、絵や写真の部分であるのかを
表す属性ラベルを付加し、画像情報記憶手段6の内容を
変更する。以上のようにして、画像分割手段88は、入
力された画像を各属性毎に分割する。
【0106】なお、使用者が接触情報検出手段5のセン
サ面をなぞり、直接、分割点決定手段884に分割点の
位置情報を入力することによって、文字と絵を分割する
としてもよい。
【0107】図12は、本発明の請求項12の入出力一
体型情報操作装置に係る一実施例の構成図である。即
ち、本実施例は、前記図11に対して、文字を入力する
文字コード入力手段121と、入力された文字のコード
を記憶する文字コード記憶手段122と、記憶されてい
る画像や文字コードを印刷する印刷手段123とが、新
しく追加された構成となっている。
【0108】次に、本実施例の動作について説明する。
【0109】文字コード入力手段121は、キーボード
によって使用者が入力したい文字や記号のコードを文字
コード記憶手段122に入力する。文字コード記憶手段
122は、入力された文字コードを入力された位置や書
体、ページと共に記憶保持する。使用者が入力した絵や
文字を印刷したい場合には、使用者からのコマンドが画
像情報制御手段8に送られ、使用者が印刷したいページ
の文字コードの情報を文字コード記憶手段122から読
み出し、印刷手段123へ出力するとともに、画像情報
記憶手段6に記憶保持している画像情報の中から該当す
る画像情報を印刷手段123へ出力する。印刷手段12
3は、入力される文字コードの情報や画像情報に従って
印刷を行う。
【0110】図13は、本発明の請求項13の入出力一
体型情報操作装置に係る一実施例の構成図である。すな
わち、本実施例は、前記図12に対して、文字切り出し
手段132及び特徴抽出手段133及び文字分類手段1
34及び文字コード出力手段135を有した文字認識手
段131を新しく追加した構成となる。
【0111】次に、本実施例の動作について説明する。
【0112】文字認識手段131は、文字列部分として
分割された画像に対して文字認識処理を行い、文字コー
ドに変換するものである。まず、使用者が清書したい紙
に書かれた手書きの絵や文書が、既に説明したようにし
て画像情報記憶手段6に記憶保持されたとする。文字切
り出し手段132は、画像情報記憶手段6に記憶保持さ
れている属性ラベルが文字列部分の画像情報を読みだ
し、一文字毎の画像を抽出し、特徴抽出手段133に出
力する。特徴抽出手段133は入力される文字の画像か
ら文字の形や大きさを表わす量、例えば輪郭線の水平方
向、垂直方向、斜め方向の各成分の密度や外接する矩形
の面積等を文字特徴量として算出し、文字分類手段13
4に出力する。文字分類手段134は、予め各文字コー
ドに対応する標準の文字の画像から抽出した文字特徴量
と入力されてくる文字特徴量とを比較し、入力されてく
る文字特徴量を得た文字の画像がどの文字コードに対応
するかを判断し、対応する文字コードを文字コード出力
手段135に送る。文字コード出力手段135は、送ら
れてくる文字コードを文字コード記憶手段122に出力
し、文字コード記憶手段122は、順次記憶保持してい
く。以上の様にして、文字認識手段131は、入力され
た画像の文字部分に対して文字認識を行い、文字コード
に変換する。
【0113】図14は、本発明の請求項14の入出力一
体型情報操作装置に係る一実施例の構成図である。すな
わち、本実施例は、前記図13に対して、使用者の氏
名、目的等の付箋情報を生成する付箋生成手段40と、
その付箋情報を記憶する付箋記憶手段41と、その付箋
情報によってデータ管理を行う付箋管理手段42とを新
しく追加した構成となっている。
【0114】次に、本実施例の動作について説明する。
【0115】付箋生成手段40は、画像入力手段2よっ
て、紙面に描かれた絵が読み取られたときの日時や使用
者の氏名、目的等の画像入力時の情報又は絵の表題を、
絵に対する付箋情報として生成し、付箋記憶手段41に
記憶する。付箋管理手段41は、各画像データAの付箋
情報を画像情報記憶手段6に記憶されている各画像デー
タAの配置状態に対応して、画像表示手段1に各々表示
するよう画像情報制御手段8に指示を行なう。ここで
は、絵が読み取られた日時が付箋情報として、絵の下に
表示されるように指示する。このように、付箋情報を画
像データに付加することにより、使用者は、各画像デー
タの入力情報やその表題を容易に知ることができる。ま
た、付箋情報を見ることによって画像データAの検索を
行うことができる。画像情報制御手段8は、画像情報記
憶手段6に記憶されている画像データAと他の画像デー
タとの上下関係と座標位置に従って、画像データAを画
像表示手段1に表示する。また、付箋管理手段41から
指示された様に、各画像データAの下に、付箋情報であ
る画像データAが読み取られた日時などを表示する。こ
のように付箋生成手段、付箋記憶手段、付箋管理手段を
設けることによって、データの入力出力作業が簡単でわ
かりやすい電子ファイリング機能を実現することができ
る。
【0116】なお、付箋情報の生成は、使用者が必要と
する付箋が選択できるように、メニュー形式で表示され
ており、使用者が接触情報検出手段5の該当する部分に
接触することで、それが切り替わるようになっていても
よい。また、キーボード入力によって付箋の生成を行な
ってもよいし、使用者が紙に鉛筆で絵の表題を書き込
み、これを画像入力手段2で読み取って、これを付箋情
報としてもよい。
【0117】図15は、本発明の請求項15〜16の入
出力一体型情報操作装置に係る一実施例の構成図であ
る。本実施例は、前記図14に対して、下記の手段が新
しく追加された構成となっている。すなわち、画像デー
タ認識手段152は、画像分割手段88によって図面、
写真あるいは絵と判断された領域に対して画像認識処理
を行い、画像データAをコード化するものである。画像
データベース153は、画像データA又はコード化され
た画像データを記憶するものである。キーワード生成手
段154は、画像データの付箋情報又は、画像データ認
識手段152によって得られるコード化された画像デー
タAから画像データ検索用のキーワードを自動生成する
ものである。データベース管理手段155は、画像デー
タA又はコード化された画像データAの画像データベー
ス153への登録、キーワード生成手段154から得ら
れるキーワードによる検索等のデータベース管理処理を
行うものである。
【0118】また、画像不可視化手段156は、画像デ
ータAを1ラインごとに並び替えたり、又は、コード化
された画像データを暗号化することによって画像データ
Aを不可視化するものである。使用者認識手段157
は、暗証番号又はサイン、指紋等のID情報に基づい
て、使用者を画像データの登録者と照合するものであ
る。画像可視化手段158は、使用者認識手段157に
より使用者が画像データの登録者と認識された場合に、
画像不可視化手段156により不可視化された画像デー
タAを元に戻すものである。
【0119】また、頁情報記憶手段159は、画像表示
手段1に表示されている1画面の情報(つまり、画面に
どんな画像データAがどのように配置されているかを示
す情報である)を頁情報として記憶するものである。頁
管理手段160は、接触情報検出手段5への使用者の指
の接触位置から画像表示手段1に表示されている頁めく
り表示を認識し、その認識結果に対応する頁情報を頁情
報記憶手段159から読みだし、その頁情報に対応する
画像を画像表示手段1に表示するよう画像情報制御手段
8に指示するものである。インデックス記憶手段161
は、内容に従って分類された頁情報のインデックスを記
憶するものである。インデックス管理手段162は、使
用者の接触情報検出手段5の接触位置から画像表示手段
1に表示されているインデックス表示を認識し、認識さ
れたインデックスに対応する頁情報をインデックス記憶
手段161から読みだし、その頁情報に対応する画像を
画像表示手段1に表示するよう画像情報制御手段8に指
示するものである。
【0120】次に、特許公報の要約書を電子ファイリン
グする場合を例にして、本実施例の動作説明を行う。ま
ず、画像表示手段1に、要約書の画像を読み取って表示
し、この要約書のデータを画像データベース153に登
録する。ただし、要約書の文字領域は文字コードに変換
して画像データベース153に登録し、それ以外の図
面、絵の領域は画像のまま登録することにする。使用者
が要約書を接触情報検出手段5に押し当てて、画像入力
手段2がそれを読み取り、画像抽出手段4によって要約
書の画像部分のみが抽出されて、その画像データAが画
像表示手段1に表示されるところまでは、本発明の請求
項1の実施例と同一の動作であるので、詳しい説明は省
略する。
【0121】まず、この表示された要約書のデータが分
野別にデータベース化されるまでの動作を説明する。既
に説明したようにして画像分割手段88が、「一般に文
字列は一方向に続く。」、「一般に絵や写真は複数の濃
度を持つ。」、「グラフや図面は空白が多い。」等の性
質を利用して、画像データAを文字領域、図面領域、写
真や絵の領域に分割する。ここでは、特許公報の要約書
が対象であるので、画像分割手段88は、要約書の画像
データAを文字領域と図面又は絵の領域に分割し、画像
情報記憶手段6に記憶保持させる。画像データ認識手段
152は、画像情報記憶手段6に記憶保持された画像デ
ータAの図面、写真や絵の領域を読み出し、既に文字認
識手段131の部分で説明したのと同様に、画像データ
Aの図形の特徴量と、標準の図形の特徴量を比較するこ
とによって画像認識処理を行い、この部分を直線や円な
どを表すコードにし、キーワード生成手段154とデー
タベース管理手段155へ出力する。また、文字認識手
段131が既に説明したようにして、画像情報記憶手段
6に記憶保持された画像データAの文字の領域を読み出
し、文字認識処理を行い、この部分の文字をコード化し
た後、キーワード生成手段154とデータベース管理手
段155へ出力する。ここでは、図面、絵の領域をCA
Dシステム等で使用できるようにコード化したが、図
面、絵領域を、そのままの画像データとして、データベ
ース管理手段155へ出力するとしても良い。キーワー
ド生成手段154は、付箋生成手段40で作成された画
像データAの付箋情報又は、文字認識手段131が出力
する文字コード及び、画像データ認識手段152が出力
するコードを用いて、画像データ検索用のキーワードを
自動生成し、データベース管理手段155へ出力する。
よって、文字コード化された要約書により、その要約書
に書かれた特許に関するキーワードが自動生成される。
なお、キーワードは、要約書に書かれた文章の単語の出
現頻度に基づいて決定される。
【0122】ここで、画像入力手段2によって読み取ら
れた要約書は、いったん、画像表示手段1に表示され
る。但し、文字領域は既に文字コードに変換されている
のでワープロ画面で表示されているような電子文書とし
て表示され、また、それ以外の図面はそのままの画像の
まま表示される。
【0123】頁管理手段160は、この表示画面を1つ
の頁とし、この1頁の情報(画面にどんな文章や画像が
どのように配置されているかを示す情報)を頁情報記憶
手段159に記憶する。よって、多くの要約書が読み取
られるに従って、何枚もの頁が作成される。頁管理手段
160は、頁情報記憶手段159に記憶されている頁情
報に基づいて、画像表示手段1の表示画面を管理する。
具体的には、使用者が指で、画像表示手段1に表示され
ている頁めくり表示に接触すると、頁管理手段160
は、接触情報検出手段5からの接触位置から使用者が行
った頁めくりを認識し、その認識結果(頁を先送りした
のか、叉は後戻りしたのか)に従って、対応する頁情報
を頁情報記憶手段159から読みだし、その頁情報に対
応する表示画面を画像表示手段1に表示するよう画像情
報制御手段8に指示する。
【0124】このような頁管理手段160によって、使
用者は接触情報検出手段5のセンサ面のある特定箇所を
触わるだけで、表示画面を切り換えることができる。故
に、使用者は日頃行なっている書物の頁をめくるような
感覚で、頁めくりを簡単に行なうことができる。
【0125】また、頁情報は、使用者によって、その表
示画面の内容に従って分類される。使用者はその分類項
目をインデックスとして用い、表示画面の検索に利用す
る。本実施例では、このような索引機能を実現する為
に、各インデックスに対応する頁情報がインデックス記
憶手段161に記憶されており、これに基づいて、イン
デックス管理手段162が表示パネル1の表示画面を管
理する。具体的には、使用者が指で、画像表示手段1に
表示されている各分類項目を示すインデックス表示に接
触すると、インデックス管理手段162は、接触情報検
出手段5からの接触位置の情報から使用者が示したイン
デックスを認識し、その認識結果に従って対応する頁情
報をインデックス記憶手段161から読みだし、その頁
情報に対応する表示画面を画像表示手段1に表示するよ
う画像情報制御手段8に指示する。よって、要約書の発
明分野をインデックスとして、分野別に表示画面上で検
索することもできる。
【0126】このようなインデックス管理手段162に
より、使用者が接触情報検出手段5のセンサ面のある特
定箇所を触わるだけで、使用者が必要な表示画面を即座
に検索、表示することができるので、見ただけでわかり
やすく、操作性が向上する。なお、上記では、使用者が
頁情報を分類したが、キーワード生成手段154で得ら
れるキーワードを用いて、自動的に、頁情報を分類する
ことも可能である。
【0127】データベース管理手段155は、画像分割
手段88から得られる画像や文字認識手段131、画像
データ認識手段152によりコード化された文書や画像
を、キーワード生成手段154で生成されたキーワード
と共に、データベース153へ登録する。よって、要約
書の文字領域は文字コードとして、また、それ以外の図
面領域はそのままの画像として、データ検索用のキーワ
ードと共にデータベース153に登録される。また、頁
情報記憶手段159とインデックス記憶手段161に記
憶されている頁情報に基づいて、各要約書を分野毎に登
録することもできる。なお、キーワード生成手段154
によって、要約書のキーワードが生成されているので、
これを利用して分野別に要約書を分類することにより、
自動的に要約書を分野別にデータベース化することもで
きる。
【0128】また、画像不可視化手段156は、画像デ
ータAを1ライン毎にランダムに並び替えたり(スクラ
ンブル化)、または、コード化された画像データAを暗
号化することによって、画像データAを不可視化する。
データベース管理手段155が、この不可視化されたデ
ータをデータベース153に登録することによって、画
像データAを、通常の方法では他人が見ることを不可能
にすることができる。
【0129】使用者が、この不可視化されたデータを見
えるようにするためには、暗証番号又はサイン、指紋等
のID情報を入力することになる。尚、入力方法として
は、数字またはサインを接触情報検出手段5のセンサ面
上に直接描いたり、または、紙に鉛筆等で描いたものを
画像入力手段2によって読み取る方法がある。暗証番号
やID情報が入力された後、使用者認識手段157は、
入力情報とデータ登録者によって既に登録されている暗
証番号またはID情報と照合し、使用者がデータの登録
者であるかどうかを判断する。もし、使用者がデータ登
録者と判断された場合には、画像可視化手段158が不
可視化されたデータを画像表示手段1で見えるように元
に戻す。従って、このような画像不可視化手段156、
使用者認識手段157、画像可視化手段158により、
他人に隠匿したい画像データAを隠すことが可能とな
る。以上が本発明の第7の実施例の動作説明である。
【0130】このように本実施例によれば、画像データ
認識手段152が、画像入力手段2によって読み取られ
た画像データAをコード化することにより、データの編
集やデータベース化が容易にできるようになる。また、
データベース上での検索が容易に行うことができる。更
に、データベースへの記憶容量も画像として記憶するも
のに比べ、非常に容量を小さくすることができる。
【0131】また、キーワード生成手段154が、各画
像データAに対して、データ検索用のキーワードを自動
生成するので、使用者がキーワードをわざわざ入力する
必要がなくなる。また、このキーワードを利用して、画
像データを分類することにより、自動的に画像データを
分類種類別にデータベース化することもでき、使用者の
手間を省くことができる。
【0132】図16は本発明の請求項18の入力表示一
体型情報手段に係る一実施例の構成図である。本実施例
は、前記図8に対して、印刷手段123、ファクシミリ
通信手段50と特定領域抽出手段991が追加された構
成となっている。特定領域抽出装置161は、受信した
画像文書2に予め付与された特徴を検出することにより
その領域を抽出するものである。
【0133】次に、本実施例の動作について説明する。
【0134】まず、絵や文書の読み込み、送信する時の
動作を説明する。最初に使用者が、絵や文書が書かれて
いる側を下にして、紙を画像入力手段2に押しあてる。
既に説明したように、接触情報検出手段5が画像情報制
御手段8に読み込み位置情報と読み込みの為のトリガを
入力する。次に画像情報制御手段8は、画像入力手段2
に対して読み取り開始のトリガ信号を送る。この時、入
力する部分に対面している表示面に表示されている画像
はそのまま表示できる。なお、入力する部分の位置情報
は予め決められているものとしてもよい。この場合に
は、画像表示手段1の表示面上に入力位置を表示するこ
とにより、使用者に提示することができ、位置決め等の
操作が簡単になる。トリガ信号を受けた画像入力手段2
は、押しあてられた紙から画像情報を読み取り、画像抽
出手段4に出力する。画像入力手段2の具体的な構成と
動作の説明は既に説明した通りである。画像抽出手段4
は、押しあてられた紙の部分だけを抜き出し、画像情報
制御手段8に抜きだした画像の情報を送る。画像抽出手
段4の具体的な構成と動作の説明は既に説明した通りで
ある。画像情報制御手段8は、その画像情報を画像情報
記憶手段6に記憶保持するとともに、使用者に対して正
方向になるように画像反転を行い、画像表示手段1に出
力する。画像表示手段1は、画像情報制御手段8から送
られてくる画像情報を表示し、使用者に提示する。この
ように、使用者は、画像表示手段1に表示されている画
像を確認することによって送信画像をチェックすること
ができ、送信時の読み込みミスによる誤送信をなくすこ
とができる。使用者は、送信画像をチェックした後に、
送信のトリガのためのコマンドと送信相手のファックス
番号を画像情報制御手段8に入力する。画像情報制御手
段8は、そのトリガ信号を受けて、現在、画像表示手段
1に送っている画像情報と入力されたファックス番号を
ファクシミリ通信手段50に送る。ファクシミリ通信手
段は、入力されてくる画像情報を、入力されたファック
ス番号に従って、回線を通じて送信し、送信処理を完了
する。以上が送信時の動作の説明である。次に受信時の
動作を説明する。回線を通じて画像情報がファクシミリ
通信手段50に入力されと、ファクシミリ通信手段5
は、入力されてくる画像情報を画像情報制御手段8に送
る。画像情報制御手段8は、その画像情報を画像情報記
憶手段6に送信者のファックス番号を付加して記憶保持
するとともに印刷手段123に送り、最後に印刷手段1
23が印刷して、受信処理を完了する。
【0135】特定領域抽出手段161は、画像情報記憶
手段6に記憶した前記受信画像にアクセスする。その受
信画像には、送信時にノイズとなる可能性の少ない特
徴、例えば、図16に示すような四角の囲み線、が付与
されている。特定領域抽出手段161は、「縦方向と横
方向に黒画素がある一定の長さ以上続いている部分」と
いう条件に基づき、受信画像を端から順に縦方向及び横
方向の画素の連なりをそれぞれ縦直線成分及び横直線成
分として検出し、その両端の位置座標を記憶保持する。
次に縦直線成分と横直線成分の間で、両端の位置座標が
ある誤差の範囲内で一致するペアを求めることによって
四角の頂点の座標を求める。次に、その頂点で囲まれた
面積がある一定の大きさ以上である場合に、その囲まれ
た領域を抽出すべき領域であると判断し、その位置を記
憶保持する。特定領域抽出手段161は、このようにし
て受信画像の四角で囲まれた領域を抽出する。ノイズの
少ない特徴を予め送信文書に付与することで、ノイズに
強い特定領域の抜き出しが容易となり、受信側の使用者
に取っては抜き出せる領域が明確になり、その情報だけ
を簡単にファイリングすることが出来る。
【0136】また、ファックス番号の付加によって、画
像情報制御手段8は、使用者が送信者のファックス番号
を指定すれば、画像情報記憶手段6に記憶保持されてい
る該当するファックス番号を持つ受信画像を画像表示手
段1に表示し、使用者に提示できる。
【0137】更に、画像表示手段1に表示された受信画
像に返事をつけて送り返したい場合の説明を行なう。受
信した文書1に返事として文書2を入れたい時、使用者
は、まず文書2を入れたい場所に押し当てる。次に前述
の如く、画像入力手段2が文書2を読み取る。画像合成
手段7は、入力された位置に組み込まれたように、文書
1と文書2を合成した画像を生成し、画像表示手段1に
出力、使用者に提示する。また画像合成管理手段82
は、画像情報記憶手段6に記憶保持される文書1と文書
2の画像情報に、お互いに合成された一つの画像である
ことを示す画像ラベルを同じにして付加し、記憶保持さ
せる。画像情報制御手段8が送信のために画像情報記憶
手段6から画像情報を読み出す際には、付加されている
画像ラベルが同じ画像を読み出し、画像合成手段7によ
ってそれらの画像情報を合成し、画像表示手段1とファ
クシミリ通信手段50に出力する。使用者が、キー入力
やボタン入力等で、返信用のコマンドを画像情報制御手
段8に入力することにより、自動的に画像情報制御手段
8が、付加されているファックス番号と画像情報をファ
クシミリ通信手段50に出力し、返信処理を完了する。
【0138】図17は、本発明の請求項19の入出力一
体型情報操作装置に係る一実施例の構成図である。すな
わち、本実施例は、前記図16に対して、送受信する画
像情報にページ番号を付加することによりページ管理を
行うファクシミリページ管理手段60が追加された構成
となっている。
【0139】次に、本実施例の動作について説明する。
【0140】複数枚の画像を送信したい場合、使用者は
画像を入力する際に各画像のページ番号を指定入力す
る。ファクシミリページ管理手段60は、画像情報記憶
手段6に記憶保持される画像情報に指定されたページ番
号を付加する。ここで、使用者が見たいページのページ
番号をファクシミリページ管理手段60に入力すること
によって、そのページが画像表示手段1に表示される。
そして、使用者が送信相手のファックス番号と、送信の
トリガ信号を画像情報制御手段8に入力することによっ
て、ファクシミリ通信手段50がそれらの画像情報を送
信し、送信処理を完了する。これによって、使用者が複
数枚の画像を編集して、送信することができる。
【0141】次に複数枚の画像を受信した場合について
の動作を説明する。ファクシミリページ管理手段60
は、ファクシミリ通信手段50から入力される受信した
各ページの画像情報にページ番号を付加して、画像情報
記億手段6に記憶保持する。使用者は、受信した画像の
見たいページをファクシミリページ管理手段60に入力
することによって、画像情報制御手段8が該当するペー
ジ番号を持つ画像情報を画像情報記憶手段6から読みだ
し、画像表示手段1に表示させて見ることができる。な
お、ここでは、使用者がページ番号を指定するとした
が、指定せずに各ページが自動的に一定時間ずつ表示さ
れるとしてもよい。
【0142】印刷する場合には、印刷したいページ番号
を入力することによって、画像情報制御手段8が該当す
るページ番号を持つ画像情報を画像情報記憶手段6から
読みだし、その印刷情報が印刷手段123に送られ、そ
の印刷したいページが印刷される。また、使用者が画像
情報制御手段8に予め指示しておくことによって、受信
した画像を受信の際に、画像情報制御手段8を介して直
接、印刷手段123に送り、印刷できる。
【0143】図18は、請求項20の入出力一体型情報
操作装置に係る一実施例の構成図である。すなわち、本
実施例は、前記図13に対して、ファクシミリ通信手段
50と下記のものが追加された構成となっている。定型
フォーマット記憶手段871は、図19の(1)に示す
ような送信用の表紙等の使用者の氏名やファックス番号
等が入った、定まった形式の画像情報と、それを表わす
イメージマークの画像情報を記憶保持している装置であ
る。定型フォーマット読み出し手段872は、定型フォ
ーマット記憶手段871に記憶保持されている各フォー
マットを表す図19の(2)に示すようなイメージマー
クを画像表示手段1に表示するものである。
【0144】次に、本実施例の動作について説明する。
【0145】使用者が、図19の(3)に示す様にイメ
ージマークを選択することにより、該当する定型フォー
マットを定型フォーマット記憶手段871から読みだ
し、画像表示手段1に表示する。そして、上述した様に
送信内容を組み込み送信する。これによって、送信用表
紙等の決まった様式の紙を作成する必要がなく、紙の無
駄や使用者の手間を省くことができる。なお、イメージ
マークの選択は、接触情報検出手段5によって既に説明
したようにして行われるか、または、ボタン等で選択し
てもよい。
【0146】また、既に説明したようにして、文字認識
手段131は、入力された画像の文字部分に対して文字
認識を行い、文字コードに変換する。これによって、手
で書かれた文字を清書し、送信することができる。ま
た、入力した送信紙に書かれた相手のファックス番号を
読み取ることで、ファックス番号を使用者が入力する必
要なしに自動的に送信処理を行うことができる。さら
に、文字コード自信を通信し、相手側で文字コードとし
て受け取り、表示、印刷することによって、品質の良い
画像を相手に送ることができる。
【0147】図20は、本発明の請求項20、21そし
て22の入出力一体型情報操作装置に係る一実施例の構
成図である。本実施例は、前記図18に対して下記の手
段が追加された構成となっている。即ち、キーワード抽
出手段101は、受信画像に対して、文字認識手段12
3が認識処理を行い、画像情報に付加された文字コード
列から単語辞書、文法辞書を用い単語を抽出した後、単
語の出現頻度や「様、殿、各位等の文字がついている文
字」、「地名、企業名等の名前を表す文字」、「全体か
ら見て大きく書かれた文字」等を、その受信画像のキー
ワードとして決定するものである。受信画像類別手段1
02は、キーワード抽出手段101から抽出されたキー
ワードと、画像分割手段88から分割された各部分の位
置情報とその属性に基づいて、例えば、「様、殿、各位
等がついている文字は宛先名を表す。」、「端に書かれ
ている地名、名前は、送信者の名前、住所を表す。」、
「大きく書かれた文字は、要件を表す。」等の知識を用
いて、入力された画像を宛先や送信者、要件別の分類を
行なうものである。そして、画像情報記憶手段6に記憶
保持されている受信画像の画像情報に、分類結果を表す
キーワードを付箋情報として付加する。これによって、
受信された画像は、自動的に分類されるとともに、分類
のための付箋情報が付加される。受信画像検索手段10
3は、前記付箋情報により検索するものであり、検索順
位記憶手段104は、その検索の一致度により順位付け
された情報を記憶保持する。ブラウジング画像生成手段
105は、前記検索結果に基づきブラウジング画像を生
成するものである。画像選択手段106は、前記ブラン
ジング画像の中から指定された画像を選択するものであ
る。
【0148】次に本実施例の動作について説明する。
【0149】受信画像検索手段103は、使用者が検索
したいキーワードを入力することによって、入力された
キーワードと画像情報記憶手段6に記憶保持されている
画像情報に付加されている付箋との一致度を算出し、ど
の画像情報が、どれだけの一致度を持っているかという
情報を検索順位記憶手段104に出力し、検索順位記憶
手段104は、一致度が高い情報から順に記憶保持す
る。ブラウジング画像生成手段105は、候補にあがっ
た受信画像の画像情報記憶手段6に記憶保持されている
画像情報に基づいて、図21の(1)に示すように画像
の一部、または、縮小した画像に付箋情報を合成した画
像をブラウジング用画像として生成する。
【0150】次に、図21の(2)に示す様に、検索順
位の高い候補画像ほど上位の階層に表示されるように、
生成されたブラウジング画像を画像情報制御手段8に送
り、画像表示手段1に表示する。図21の(3)に示す
ように、使用者は、表示されたブラウジング画像に触れ
ることによって選択し、所望の受信画像を得ることがで
きる。画像選択手段106は、接触情報検出手段5から
の接触位置情報に基づき、その位置に表示されているブ
ラウジング画像が選択されたと判断する。そして、図2
0に示すように、その結果を画像情報制御手段8に送
り、画像情報制御手段8は、その画像情報を画像情報記
憶手段7から読みだし、画像表示手段1に表示し、使用
者に提示する。
【0151】なお、本発明のすべての実施例において、
画像入力手段2の構成として、1次元スキャナを用いて
説明したが、2次元スキャナを用いても同様に実施でき
る。
【0152】また、画像表示手段1と画像入力手段2
は、別々の構造体として説明を行ったが、これをデバイ
ス的に一体にしても本発明を実施できる。
【0153】また、画像表示手段1、画像入力手段2と
接触情報検出手段5は、別々の構造体として説明を行っ
たが、これをデバイス的に一体にしても本発明を実施す
ることができる。
【0154】また、画像表示手段1の背面に画像入力手
段2が配置される場合に、液晶を用いて説明したが、例
えば、ELやFED等の光の透過率が変化できるもので
あればよく、液晶に限定されるものではない。
【0155】また、画像表示手段1の前面に画像入力手
段2が配置される場合は、光の透過は関係なく、ブラウ
ン管やプラズマディスプレイ等の他のどのような表示手
段でもよい。
【0156】図22は、本発明に関連する技術の入出力
一体型情報操作装置に係る一実施例の模式的構成を示す
図である。情報入力装置221は、操作者225が提示
したものに関する位置情報と付随的物理的情報を抽出
し、それらの情報を入出力制御装置222に出力するも
のである。入出力制御装置222は、出力された位置情
報と付随的物理的情報によって、位置情報に対応する出
力位置と新たな物理的情報とを生成し、情報出力装置2
23に出力位置と生成した物理的情報とを出力するもの
である。情報入出力座標一致装置224は、操作者22
5から見た情報入力装置221と情報出力装置223と
の位置関係を一致させるものである。情報出力装置22
3は、操作者225に提示するため、出力位置に生成さ
れた新たな物理的情報を出力するものである。
【0157】次に、本実施例の動作について説明する。
【0158】情報入力装置221は、操作者225が提
示したものに関する位置情報と付随的物理的情報を抽出
する。そして、情報入力装置221は、その位置情報と
付随的物理的情報とを入出力制御装置222に出力す
る。入出力制御装置222は、その位置情報と情報入出
力座標一致装置224の信号に基づき、前記位置情報に
対応する出力位置を生成し、また、付随的物理的情報に
より新たな物理的情報を生成する。そして、入出力制御
装置222は、その出力位置と新たな物理的情報とを情
報出力装置223に出力する。情報出力装置223は、
その出力位置に新たな物理的情報を出力し、操作者22
5に提示する。
【0159】これにより、操作者225が操作した結果
生成される情報を操作した場所に提示することによっ
て、提示した場所にその結果がでてくるという直感的に
分かりやすい情報の操作装置を実現できる。この時、操
作者225によって扱われる情報及び情報出力装置22
3によって提示される情報は、画像情報に限らず、光、
温度、圧力、臭い、感触などのどんな物理的情報でもよ
いものとする。
【0160】図23は、本発明に関連する技術の入出力
一体型情報操作装置に係る一実施例の模式的構成を示す
図である。すなわち、情報入力装置231は、攻撃が加
えられた位置を検出するタッチパネルなどの位置検出装
置231aと、操作者235により加えられた力を測定
するためのストレインゲージ等の圧力測定装置231b
とを備えている。入出力制御装置232は、前記攻撃に
応じて出力情報を作り出し、入出力の情報を制御する装
置である。情報出力装置233は、対戦者となる画像と
前記出力情報を表示するための大型ディスプレイなどの
装置である。情報入出力座標一致装置234は、攻撃が
加えられた位置に前記出力情報を出力するために、入力
装置231と情報出力装置233との座標を一致管理す
るための装置であって、前記入出力制御装置232を補
助する装置である。
【0161】次に、本実施例の動作について説明する。
【0162】情報出力装置233により操作者235の
対戦者となる画像、すなわち、図24aに示すように空
手着を着用して対戦の姿勢をとった空手家の画像が出力
される。図23に示す操作者235が前記画像に対して
打撃あるいは蹴りなどの攻撃を加えると、情報入力装置
231の位置検出装置231aにより、その攻撃の加え
られた位置が検出され、更に圧力測定装置231bによ
りその攻撃力が測定されて入出力制御装置232に送ら
れる。入出力制御装置232は、情報入出力座標一致装
置234により、情報入力装置231と情報出力装置2
33の座標管理を行い、検出された前記位置と同じ出力
位置と、前記攻撃の強さに応じた画像情報とを作り出
し、情報出力装置233に出力する。前記画像情報と
は、加えられた攻撃力の大小を疑似的な図の大小で表現
した画像である。情報出力装置233は、図24bに示
すように、前記出力位置に前記画像情報を表示する。こ
の入出力を繰り返すことにより、対戦のシュミレートが
可能となる。なお、前記画像情報は、前記位置に対応す
る対戦者の体の部位を、その攻撃力に対応させて変形さ
せたものでもよい。そして、加えられた攻撃力の値、対
戦者のダメージ、そして判定結果が、図24cに示すよ
うに表示される。
【0163】図25は、本発明に関連する技術の入出力
一体型情報操作装置に係る一実施例の構成図である。す
なわち、画像表示手段1は、カードを液晶、EL、ブラ
ウン管などからなる表示パネルにより表示する装置であ
る。画像入力手段2は、操作者が提示したカードを光源
と光センサなどからなる画像データ読みとりパネルによ
り入力する装置である。視覚一致構造3は、操作者から
みて画像表示手段1の表示面の前面に画像入力手段2の
入力面を配置し、視覚的に一致するように組み合わせる
ものである。接触情報検出手段5は、操作者の指や提示
するカードが接触した場合に、接触した位置の情報を検
出する装置であり、画像入力手段2の入力面上に設置さ
れ、感圧方式や静電容量方式などの透明なセンサ面から
なる。画像抽出手段4は、前記画像データから必要な部
分だけを自動的に抽出するものである。画像情報記憶手
段6は、前記抽出された画像情報を記憶する装置であ
る。案内情報演算手段251は、操作者が必要とする案
内や情報を演算するためのものである。操作者が必要と
している案内や情報とは例えば、病院に来た患者が診察
券を読みとらせたい場合には、その患者に対しては、診
察までの待ち順や待ち時間、医師に対してはその患者の
カルテやレントゲン写真などの診察資料のことである。
案内情報記憶手段252は、前記案内や情報を記憶させ
る装置である。画像合成手段7は、画像表示手段1に出
力するため、前記抽出された画像情報と前記案内や情報
とを合成するものである。画像情報制御手段8は、前記
画像情報の入出力の制御を行うものである。
【0164】次に、本実施例の動作について説明する。
【0165】最初に操作者が、文字が書かれている側を
下にして、カードを画像入力手段2に押しあてると、接
触情報検出手段5は、センサ面の各位置において物がセ
ンサ面に接触しているかどうかを検出する。この検出方
式としては光学方式・透明電膜(抵抗膜)方式・静電容
量方式・圧力センサ方式等の各種検出方式のうちいずれ
かの検出方式を採用して構成され、操作者が読みとらせ
たいカードがセンサ面に接触した時の押圧力に応じて、
センサ面上に物が接触したという接触信号及び接触して
いる物の範囲の位置情報を画像情報制御手段8に出力す
る。
【0166】画像情報制御手段8は、接触信号が時間的
・位置的に安定していれば、操作者が読み取らせたいカ
ードを押しあてている、あるいは安定していなければ、
誤って触ったと判断する。そして、読み取らせたいカー
ドが押しあてられていると判断すれば、画像表示手段1
と画像入力手段2に対して、自動的に読み取りそして表
示するための信号を送る。
【0167】そのトリガ信号を受けた画像入力手段2
は、押しあてられたカードから画像データを読み取り、
画像抽出手段4に出力する。画像抽出手段4は、押しあ
てられたカードの部分だけを抜き出し、抜き出された前
記画像データは、位置情報なども併せて画像情報記憶手
段6に記憶保持される。
【0168】そして、画像情報制御手段8が、画像情報
記憶手段6に記憶保持された前記画像データを表示面に
表示するため、画像表示手段1と画像合成手段7にトリ
ガ信号を送る。画像情報制御手段8から信号を受けた画
像合成手段7は、図25に示すように、前記画像データ
を入力された位置に組み込むように、操作者に提示する
ため画像表示手段1に出力する。このとき、案内情報演
算手段251により前記操作者が必要としている案内や
情報が演算されて、前記カードの画像とともに表示され
る。
【0169】図26は、本発明に関連する技術の入出力
一体型情報操作装置に係る一実施例の構成図である。す
なわち、距離測定回路261は、三角測量により距離を
計測するため、センサー262とLED263とを備え
た回路である。立体像抽出回路267は、前記距離測定
回路261から入力される距離位置情報に該当する領域
にある入力対象物を撮影するため、カメラ264及びカ
メラ制御手段265及びライト266を備えた回路であ
る。立体像合成回路269は、抽出された前記対象物を
記憶装置268にその画像情報を読み書きしながら、必
要となる立体像に合成する回路である。立体像表示回路
270は、その合成画像をレンチキュラーディスプレイ
271により投影するための回路である。
【0170】次に、本実施例の動作について説明する。
【0171】図27に示すように、レンチキュラーディ
スプレイ271により投影された入力領域272に三次
元物体273を提示すれば、その提示された三次元物体
273が抽出され、その対応する領域にその三次元物体
が表示される。すなわち、三次元物体273を入力領域
272に提示すると、LED273から投射された光が
物体に当たり、その反射された光がセンサー262で検
出され、図26に示す距離測定回路261により三角測
量基づく計算がなされて、物体の存在している領域の位
置が出力される。その位置が立体像抽出回路267に入
力されると、ライト266がその物体を照明し、カメラ
制御手段265により物体の存在している領域にアング
ルとピントが合わされて、三次元の画像を得るための2
台のカメラ264により、その三次元物体の画像が撮影
され、その画像から背景部分の除去処理が行われる。そ
の背景除去処理された画像が、立体像合成回路269に
入力されると、まずその画像データは記憶装置268に
記憶される。立体像合成回路269は、そのデータを基
に演算を行い3次元に画像データを合成する。その合成
された画像データが立体像表示回路270に入力される
と、レンチキュラーディスプレイ271により、その合
成された3次元画像が、前記提示された位置に映し出さ
れる。このように、図22に示す本発明に関連する技術
では、情報入力手段により、操作者が提示したものに関
する位置情報と付随的物理的情報が抽出される。制御手
段により、前記位置情報及び前記付随的物理的情報か
ら、前記位置情報に対応する出力位置及び前記付随的物
理的情報とは同種または異種の物理的情報が生成され
る。そして、情報出力手段により、前記出力位置に前記
生成された物理的情報が出力される。これにより、入力
した位置に対応した位置に出力情報が出力されるので、
操作者に対して入力された状態を視覚的・直感的に把握
し易い効果を有する。また、図23に示す本発明に関連
する技術では、情報入力手段により、操作者が提示した
手足または道具に関する位置情報と圧力または温度が抽
出される。制御手段により、前記位置情報及び圧力また
は温度から、前記位置情報に対応する出力位置及び前記
圧力または温度とは異種の画像情報が生成される。そし
て、情 報出力手段により、前記出力位置に前記生成され
た画像情報が出力される。これにより、攻撃を加えた入
力位置に対応した位置に、その攻撃の入力情報に基づき
対応させた情報が出力されるので、対戦のシュミレート
が行える装置の提供が可能となり、ダメージが与えられ
るのは仮想の対戦者であり、安全な対戦のシュミレート
が可能となる。また、図25に示す本発明に関連する技
術では、画像入力手段により、操作者が提示した個人情
報が記載されたカードに関する位置情報と画像情報が抽
出される。制御手段により、前記位置情報及び前記画像
情報から、前記位置情報に対応する出力位置及び前記カ
ードの画像情報とは同種の画像情報と異種の案内情報が
生成される。そして、情報出力手段により、前記出力位
置に前記生成された画像情報と案内情報が出力される。
これにより、操作者が提示したカード等を提示した位置
にそのカードの読み取られた画像を表示させることで、
非常に操作の簡単な受付機等を提供することができる。
また、カードを置き、それが表示されることで受付され
たことが示されるので、表示された瞬間に、視覚的直感
的に受付されたことを操作者に伝達することができる効
果を有する。また、図26に示す本発明に関連する技術
では、情報入力手段によって、操作者が提示した3次元
のものに関する3次元の位置情報と付随的物理的情報が
抽出される。制御手段により、前記3次元の位置情報及
び前記付随的物理的情報から、前記3次元の位置情報に
対応する3次元出力位置及び前記付随的物理的情報とは
同種または異種の物理的情報が生成される。そして、情
報出力手段により、前記3次元出力位置に前記生成され
た物理的情報が出力される。これにより、三次元の対象
物に対しても、その物を提示した領域に対応した位置
に、その三次元画像を表示することができる効果を有す
る。
【0172】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、請
求項1記載の本発明は、使用者が読み取らせたい紙を装
置に押しあてるだけで、自動的に紙面の位置を検出し、
画像情報を取り込むことができ、使用者が読み取りのた
めに、例えばキー入力やボタン入力する必要がなく、紙
を貼り付けるという行為が読み取りのための操作とな
り、使用者にとって簡単で分かりやすい長所を有する。
【0173】また、画像抽出手段により、既に作成され
た文書の所定の領域に画像を後から追加したい場合、入
力したい画像を、その領域に押し当てるだけで、その画
像を入力することができる。すなわち、画像を読み込ん
でから、その読み取り画像から必要な画像を切りとり、
かつ前記文書の所定の領域に組み込むといった従来の一
連の処理を省くことができる効果を有する。
【0174】請求項10の本発明では、取り込んだ画像
の加工や編集を、表示面を直接触りながら行なうことが
でき、直感的にわかりやすく手間がかからない操作を実
現することができる。また、紙のムダ遣いもなくすこと
ができる。
【0175】請求項11の本発明では、使用者が画像を
入力編集したい場合に、文字や絵が混在している場合で
も、文字と絵を別々に編集することができ、予め文字と
絵を別々に入力する必要がなく、使用者の手間を省くこ
とができる長所を有する。
【0176】請求項12の本発明では、使用者が画像情
報とともに文字を清書して印刷して出すことができるワ
ードプロセッサ機能を持つことができ、文章に絵画像が
簡単に組み込まれ、手の接触動作によって編集が簡単に
できる。また、マウスやライトペンを用いた絵画像の組
み込みに比べて、普段利用している紙と鉛筆等を用いる
ことができるので、うまく描けた絵を簡単に入力でき
る。更に、ハサミ等で入力したい絵が書かれている紙を
加工することで、組み込む絵画像の大きさを調節でき、
まさに、切り張り感覚での操作性を提供することができ
る。
【0177】請求項13の本発明では、文字認識手段が
入力された画像の文字部分に対して文字認識を行い文字
コードに変換するため、手で書かれた文字を清書するこ
とができる。
【0178】請求項14の本発明では、データの入力出
力作業が簡単でわかりやすい電子ファイリング機能を実
現することができる。
【0179】請求項15の本発明では、データの編集や
データベース化が容易にできるようになる。また、デー
タベース上での検索が容易に行うことができる。更に、
データベースへの記憶容量も画像として記憶するものに
比べ、非常に容量を小さくすることができる。
【0180】請求項16の本発明では、キーワード生成
手段が、各画像データに対して、データ検索用のキーワ
ードを自動生成するので、使用者がキーワードをわざわ
ざ入力する必要がなくなる。また、このキーワードを利
用して、画像データを分類することにより、自動的に画
像データを分類種類別にデータベース化することもで
き、使用者の手間を省くことができる。
【0181】請求項18の本発明では、その場で複数の
画像を入力して一枚にすることができ、使用者の負担を
減らすことができる。また、受信した画像に返信する内
容を組み込み、そのまま送り返すことができるために、
返信紙を新たに作成する必要がなく、紙の無駄を省き作
業の効率を上げることができる。また、予め付与された
特徴を検出することで特定の領域を抜き出す特定領域抽
出手段により、ノイズに強い領域の抽出が容易になり、
また受信側の使用者にとっても受信画像の重要な部分が
明確になるとともに、その部分の情報だけを簡単にファ
イリングすることができる。
【0182】請求項19の本発明では、使用者が送信時
に任意のページを確認することができ誤った画像を送信
することを防ぐ効果がある。また、重要なページだけを
印刷することができ、印刷紙の無駄を省くことができ
る。さらに、入力した任意の画像を印刷して出力するこ
とができるので複写機としても使用できる。
【0183】請求項21〜23の本発明では、複数の受
信画像から使用者の欲しい画像をわかりやすく簡単に呼
び出すことができ、使用者の負担を軽減することができ
る効果を有する。
【0184】請求項24の本発明では、入力した位置に
対応した位置に必要な部分の画像が合成されるので、操
作者に対して入力された状態を視覚的・直感的に把握し
易い効果を有する。
【0185】
【0186】
【0187】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の入出力一体型情報操作装置
に係る一実施例の構成図
【図2】本発明の請求項4の入出力一体型情報操作装置
の画像入力手段に係る一実施例の構成図
【図3】本発明の請求項6の入出力一体型情報操作装置
に使用される画像入力手段のライン光源とライン光セン
サに係る一実施例の構成図
【図4】本発明の請求項7、8、9の入出力一体型情報
操作装置の画像抽出手段に係る一実施例の構成図
【図5】本実施例の動作を示す図
【図6】図4の境界位置検出手段412の構成図
【図7】図4の外形認識手段431の構成図
【図8】本発明の請求項10の入出力一体型情報操作装
置に係る一実施例の構成図
【図9】本実施例の動作を示す図
【図10】本実施例の発明の動作を示す図
【図11】本発明の請求項11の入出力一体型情報操作
装置に係る一実施例の構成図
【図12】本発明の請求項12の入出力一体型情報操作
装置に係る一実施例の構成図
【図13】本発明の請求項13の入出力一体型情報操作
装置に係る一実施例の構成図
【図14】本発明の請求項14の入出力一体型情報操作
装置に係る一実施例の構成図
【図15】本発明の請求項15、16、17の入出力一
体型情報操作装置に係る一実施例の構成図
【図16】本発明の請求項18の入出力一体型情報操作
装置に係る一実施例の構成図
【図17】本発明の請求項19の入出力一体型情報操作
装置に係る一実施例の構成図
【図18】本発明の請求項20の入出力一体型情報操作
装置に係る一実施例の構成図
【図19】本実施例の動作を示す図
【図20】本発明の請求項21、22、23の入出力一
体型情報操作装置に係る一実施例の構成図
【図21】本実施例の動作を示す図
【図22】本発明に関連する技術の入出力一体型情報操
作装置に係る一実施例の構成図
【図23】本発明に関連する技術の入出力一体型情報操
作装置に係る一実施例の構成図
【図24】本実施例の動作を示す図
【図25】本発明に関連する技術の入出力一体型情報操
作装置に係る一実施例の構成図
【図26】本発明に関連する技術の入出力一体型情報操
作装置に係る一実施例の構成図
【図27】本実施例の動作を示す図
【符号の説明】
1 画像表示手段 2 画像入力手段 3 視覚一致構造 4 画像抽出手段 5 接触情報検出手段 6 画像情報記憶手段 7 画像合成手段 8 画像情報制御手段 221 情報入力装置 222 入出力制御装置 223 情報出力装置 224 情報入出力座標一致装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/113 H04N 1/04 104B (31)優先権主張番号 特願平6−190465 (32)優先日 平成6年8月12日(1994.8.12) (33)優先権主張国 日本(JP) 前置審査 (72)発明者 小島 良宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−282609(JP,A) 特開 平4−35486(JP,A) 特開 平3−129963(JP,A) 特開 平5−282375(JP,A) 特開 昭60−75980(JP,A) 特開 平5−314080(JP,A) 特開 平2−73466(JP,A) 特開 平5−219356(JP,A) 実開 平2−77963(JP,U) 「マックドローPro ユーザーズガ イド」,1991,Claris Corp oration (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 - 1/393 G06F 3/033 350 G06F 17/30 G06T 1/00 G06T 11/60 H04N 1/113

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書、画像情報を表示する画像表示手段
    と、 使用者によって入力面に押し当てられた紙に書かれた
    絵、写真や文書の画像情報を入力する画像入力手段と、 前記画像表示手段の表示面と前記画像入力手段の入力面
    が使用者から見て、視覚的に一致するように一体的に組
    み合わすための視覚一致構造と、 前記画像入力手段の入力面あるいは前記画像表示手段の
    表示面上の全面に配置され、使用者の指や前記入力面に
    押し当てられた紙に書かれた絵、写真や文書が少なくと
    も接触したかどうかの情報を検出する接触情報検出手段
    と、 前記画像入力手段によって入力された画像情報から必要
    な部分だけを自動的に抽出する画像抽出手段と、 前記画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、 前記抽出された画像情報と既に表示、記憶保持されてい
    る画像とを合成する画像合成手段と、 前記画像情報の入出力の制御を行なう画像情報制御手段
    とを備え、前記画像情報制御手段は 前記接触したかどうかの情報に
    基づき、前記画像入力手段にトリガ信号を送り、前記ト
    リガ信号を受けた前記画像入力手段前記画像情報の入
    力を行うことを特徴とする入出力一体型情報操作装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力手段が使用者から見て、前
    記画像表示手段の前面に位置するように、前記視覚一致
    構造を一体的に組み合わせることを特徴とする請求項1
    記載の入出力一体型情報操作装置。
  3. 【請求項3】 前記画像入力手段が使用者から見て、前
    記画像表示手段の背面に位置するように、前記視覚一致
    構造を一体的に組み合わせることを特徴とする請求項1
    記載の入出力一体型情報操作装置。
  4. 【請求項4】 前記画像入力手段が、該入力面上の提示
    物を照らすライン光源と、 前記提示物から反射してくる一次元の光を読み取るライ
    ン光センサと、 前記ライン光源とライン光センサを駆動するセンサ駆動
    手段と、 前記ライン光源、前記ライン光センサ、及び前記センサ
    駆動手段を制御する読み取り制御手段とを備え、前記読
    み取り制御手段が、一ラインの読み取り毎に、前記ライ
    ン光源が点灯している時の前記ライン光センサの出力と
    前記ライン光源が消灯している時の前記ライン光センサ
    の出力の差から画像情報を検出することで、照明等の外
    光によるノイズを軽減する背景光除去手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の入出力一体型情報操作装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像入力手段が、ライン光源とライ
    ン光センサが使用者の提示した紙の部分だけを走査する
    ように、前記ライン光センサからの出力によって制御す
    る走査制御手段を備えたことを特徴とする請求項4記載
    の入出力一体型情報操作装置。
  6. 【請求項6】 前記画像入力手段が、ライン光源とライ
    ン光センサの間にライン光源が発する光の波長のみを通
    過させることができる光学フィルタを備えたことを特徴
    とする請求項4記載の入出力一体型情報操作装置。
  7. 【請求項7】 前記画像抽出手段が、使用者の提示した
    紙の部分だけを抜き出す対象画像抽出手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の入出力一体型情報操作装
    置。
  8. 【請求項8】 前記画像抽出手段が、提示した紙に使用
    者が予め必要な部分を囲む閉曲線を書いている場合に、
    前記閉曲線を検出することによって前記必要な部分だけ
    を抜き出す必要部分抽出手段を備えたことを特徴とする
    請求項7記載の入出力一体型情報操作装置。
  9. 【請求項9】 前記画像抽出手段が、提示した紙に使用
    者が予め必要な部分を囲む閉曲線を書いている場合に、
    前記閉曲線の形を認識して、前記必要な部分の画像に適
    当な外枠を自動的に付加することで見栄えをよくする外
    枠付加手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の入
    出力一体型情報操作装置。
  10. 【請求項10】 前記使用者の動作、操作手順から前記
    使用者が新しく画像を入力したいのか、または表示され
    ている画像を編集したいのかを自動的に判断する入力編
    集判断手段と、 前記画像入力手段によって入力された複数の画像の上下
    関係の位置情報を管理する画像上下関係管理手段と、 前記入力された画像に対して、位置の移動や、拡大、縮
    小、回転及び変形などの画像変換を行なう画像変換手段
    とを有することを特徴とする請求項1記載の入出力一体
    型情報操作装置。
  11. 【請求項11】 前記画像入力手段に入力された画像の
    濃度情報を用いて、その文字部分、表や図の部分、写真
    や絵の部分等に分割する画像分割手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の入出力一体型情報操作装置。
  12. 【請求項12】 文字コードを入力する文字コード入力
    手段と、 入力された前記文字コードを記憶保持する文字コード記
    憶手段と、 前記画像情報記憶手段で記憶されている画像や文字コー
    ドを印刷出力する印刷手段とを備えることによってワー
    ドプロセッサー機能を有することを特徴とする請求項1
    記載の入出力一体型情報操作装置。
  13. 【請求項13】 前記文字コード入力手段が、文字認識
    処理を行なう文字認識手段を有し、前記画像入力手段に
    よって入力された画像の文字部分を文字認識することで
    文字コード入力することを特徴とする請求項12記載の
    入出力一体型情報操作装置。
  14. 【請求項14】 前記使用者の氏名、目的や、画像デー
    タが前記画像入力手段によって入力された日時や前記画
    像データの表題を付箋情報として生成する付箋生成手段
    と、 生成された付箋情報を記憶する付箋記憶手段と、 前記画像データの付箋情報によって画像データを管理す
    る付箋管理手段とを備えることによってファイリング機
    能を有することを特徴とする請求項1記載の入出力一体
    型情報操作装置。
  15. 【請求項15】 画像データの図面、写真や絵の部分に
    対して画像認識処理を行い、前記画像データをコード化
    する画像データ認識手段と、 画像データまたはコード化された前記画像データを記憶
    する画像データベースと、 前記データベースに対して登録、検索等の管理を行なう
    データベース管理手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の入出力一体型情報操作装置。
  16. 【請求項16】 前記画像データの付箋情報または、前
    記画像データ認識手段によって得られたコードからデー
    タ検索用のキーワードを生成するキーワード生成手段を
    備えたことを特徴とする請求項14又は15記載の入出
    力一体型情報操作装置。
  17. 【請求項17】 画像データを1ライン毎に並びかえた
    り、暗号化することによって前記画像データを不可視化
    する画像不可視化手段と、 不可視化された画像データを元に戻す画像可視化手段
    と、 暗証番号やサイン、指紋などのID情報に基づいて、使
    用者を前記画像データの登録者と照合する使用者認識手
    段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の入出力一
    体型情報操作装置。
  18. 【請求項18】 電話回線などを通じてファクシミリ送
    信、受信を行なうファクシミリ通信手段と、 前記画像情報記憶手段で記憶されている画像や文字コー
    ドを印刷出力する印刷手段と、 受信画像に予め付与された画像の特徴を検出することに
    より、受信した画像から特定の領域を抽出する特定領域
    抽出手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の入
    出力一体型情報操作装置。
  19. 【請求項19】 ファクシミリ通信で送受信する画像の
    ページ管理を行なうファクシミリページ管理手段を有す
    ることを特徴とする請求項18記載の入出力一体型情報
    操作装置。
  20. 【請求項20】 ファクシミリ送信用の定型フォーマッ
    トの画像情報を記憶保持する定型フォーマット記憶手段
    と、 前記定型フォーマットの画像情報を読み出し、前記画像
    表示手段に表示する定型フォーマット読み出し手段とを
    有することを特徴とする請求項18記載の入出力一体型
    情報操作装置。
  21. 【請求項21】 受信した画像に対して文字認識を行な
    った後の文字列からキーワードを抽出するキーワード抽
    出手段と、 これにより抽出されたキーワード情報と前記画像分割手
    段が分割した各部分の位置情報を用いて前記受信した画
    像の宛名や送り主、内容を判断、認識し、前記受信画像
    に付箋情報として付加する受信画像類別手段とを有する
    ことを特徴とする請求項18記載の入出力一体型情報操
    作装置。
  22. 【請求項22】 前記画像情報記憶手段に記憶保持され
    ている受信した画像情報の付箋情報を読み取り、使用者
    から入力されるキーワードによって所望の受信画像を検
    索する受信画像検索手段を有することを特徴とする請求
    項21記載の入出力一体型情報操作装置。
  23. 【請求項23】 前記受信画像検索手段によって得られ
    た候補画像の順位を記憶保持する検索順位記憶手段と、 前記候補画像の一部あるいは、縮小した画像を生成し、
    前記候補順位に従って前記画像表示手段に表示するブラ
    ウジング画像生成手段と、 前記画像表示手段に表示された候補画像の中から使用者
    が選択した画像情報を前記画像情報記憶手段から読み出
    す画像選択手段とを有することを特徴とする請求項22
    記載の入出力一体型情報操作装置。
  24. 【請求項24】 前記画像抽出手段は、前記必要な部分
    の位置に基づく入力位置情報を抽出し、 前記画像合成手段は、前記抽出された画像情報を、前記
    既に表示、記憶保持されている画像の、前記入力位置情
    報に対応する位置で、前記合成することを特徴とする請
    求項1記載の入出力一体型情報操作装置。
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