JPH0744303A - ワイヤレスペンのための給電構造 - Google Patents
ワイヤレスペンのための給電構造Info
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- JPH0744303A JPH0744303A JP18812093A JP18812093A JPH0744303A JP H0744303 A JPH0744303 A JP H0744303A JP 18812093 A JP18812093 A JP 18812093A JP 18812093 A JP18812093 A JP 18812093A JP H0744303 A JPH0744303 A JP H0744303A
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- Japan
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- power supply
- wireless pen
- pen
- supply unit
- wireless
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電池交換が不要で、交換に伴うトラブルをな
くし、充電しつつ使用することも可能なワイヤレスペン
のための給電構造を提供する。 【構成】 ワードプロセッサの表示画面に触れて磁界を
発して、磁界の座標情報を入力するワイヤレスペン11
に、2次電池12およびこれを充電する充電回路13を
内蔵させる。上記ワードプロセッサを、電源部と、これ
に接続されたコード6と、このコードの先端に設けら
れ、ワイヤレスペン11の末端11bに着脱可能に外嵌
して充電回路13に給電を行なう給電部5とで構成す
る。
くし、充電しつつ使用することも可能なワイヤレスペン
のための給電構造を提供する。 【構成】 ワードプロセッサの表示画面に触れて磁界を
発して、磁界の座標情報を入力するワイヤレスペン11
に、2次電池12およびこれを充電する充電回路13を
内蔵させる。上記ワードプロセッサを、電源部と、これ
に接続されたコード6と、このコードの先端に設けら
れ、ワイヤレスペン11の末端11bに着脱可能に外嵌
して充電回路13に給電を行なう給電部5とで構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池を内蔵し、ワード
プロセッサなどの情報処理装置の画面に表示された画像
情報に触れることにより磁界を発生して、その画像情報
に対応する情報の入力を行なうワイヤレスペンのための
給電構造に関する。
プロセッサなどの情報処理装置の画面に表示された画像
情報に触れることにより磁界を発生して、その画像情報
に対応する情報の入力を行なうワイヤレスペンのための
給電構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤレスペンとして、
例えば図4に示すようなものが知られている。このワイ
ヤレスペン31は、ペンケース本体32内に、先端32
aがワードプロセッサの表示画面3(図1参照)に触れた
ときに磁界を発生するペン回路33を収納するととも
に、ペン回路33に給電すべくその後端に重ねた3つの
1次電池34を、ペンケース本体32の後端32bに螺
合したキャップ35の内面底部に固定したばね36で押
し付けてなる。一方、ワードプロセッサ1(図1参照)
は、ワイヤレスペン31によって加えられた磁界の表示
画面3における座標を検出し、その座標位置に表示して
いる情報に対応する情報を入力情報として認識して、格
納し処理する。
例えば図4に示すようなものが知られている。このワイ
ヤレスペン31は、ペンケース本体32内に、先端32
aがワードプロセッサの表示画面3(図1参照)に触れた
ときに磁界を発生するペン回路33を収納するととも
に、ペン回路33に給電すべくその後端に重ねた3つの
1次電池34を、ペンケース本体32の後端32bに螺
合したキャップ35の内面底部に固定したばね36で押
し付けてなる。一方、ワードプロセッサ1(図1参照)
は、ワイヤレスペン31によって加えられた磁界の表示
画面3における座標を検出し、その座標位置に表示して
いる情報に対応する情報を入力情報として認識して、格
納し処理する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ワイヤレスペン31は、磁界を発生するペン回路33を
駆動するための電池34を内蔵しているので、ワードプ
ロセッサ1から離れて持ち運びでき、自由に使用できる
利点があるものの、内蔵電池が使い捨ての1次電池34
であるため、電池が消耗する都度、新しい電池に交換し
なければならない。そのため、電池の調達等の手間が煩
わしいうえ、電池交換の必要上キャップ35のねじ込み
構造が必須となって、この構造部分の長期使用に伴う摩
耗が生じたり、交換電池の装着時に極性を誤るなどの問
題がある。また、1次電池34の代わりに充電が可能な
2次電池を用いたとしても、別途充電装置を準備する必
要があるうえ、2次電池が完全に放電してしまうと、充
電が終了するまでワイヤレスペン31を使用することが
できず、緊急時の役に立たないという問題がある。
ワイヤレスペン31は、磁界を発生するペン回路33を
駆動するための電池34を内蔵しているので、ワードプ
ロセッサ1から離れて持ち運びでき、自由に使用できる
利点があるものの、内蔵電池が使い捨ての1次電池34
であるため、電池が消耗する都度、新しい電池に交換し
なければならない。そのため、電池の調達等の手間が煩
わしいうえ、電池交換の必要上キャップ35のねじ込み
構造が必須となって、この構造部分の長期使用に伴う摩
耗が生じたり、交換電池の装着時に極性を誤るなどの問
題がある。また、1次電池34の代わりに充電が可能な
2次電池を用いたとしても、別途充電装置を準備する必
要があるうえ、2次電池が完全に放電してしまうと、充
電が終了するまでワイヤレスペン31を使用することが
できず、緊急時の役に立たないという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、内蔵の電池を2
次電池にするとともに、この2次電池を充電する手段を
工夫することによって、電池交換を不要にして、交換に
伴う構造の摩耗や極性間違いをなくし、不使用時を利用
して充電ができ、充電しながら使用すること可能なワイ
ヤレスペンのための給電構造を提供することにある。
次電池にするとともに、この2次電池を充電する手段を
工夫することによって、電池交換を不要にして、交換に
伴う構造の摩耗や極性間違いをなくし、不使用時を利用
して充電ができ、充電しながら使用すること可能なワイ
ヤレスペンのための給電構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載のワイヤレスペンのための
給電構造は、表示画面の一点に加えられた磁界の座標を
検出して、この座標を表わす信号を受ける情報処理装置
と、この情報処理装置から分離して使用され、先端が上
記表示画面に触れた時に磁界を発生するワイヤレスペン
とを備え、上記ワイヤレスペンは、2次電池と、この2
次電池を充電する充電回路を有する一方、上記情報処理
装置は、電源部と、この電源部に接続されたコードと、
このコードの先端に設けられ、上記ワイヤレスペンに着
脱可能に電気的に連結されて上記充電回路に給電を行な
う給電部とを備えたことを特徴とする。また、本発明の
請求項2に記載のワイヤレスペンの給電構造は、上述と
同じ情報処理装置とワイヤレスペンとを備え、上記ワイ
ヤレスペンは、2次電池と、この2次電池を充電する充
電回路と、2次側コイルと、この2次側コイルに誘起さ
れた電力を整流して上記充電回路に供給する整流回路を
有する一方、上記情報処理装置は、交流電源部と、この
交流電源部に接続されたコードと、このコードの先端に
設けられ、上記ワイヤレスペンに着脱可能に連結されて
上記2次側コイルに電力を誘起する1次側コイルをもつ
給電部とを備えたことを特徴とする。
め、本発明の請求項1に記載のワイヤレスペンのための
給電構造は、表示画面の一点に加えられた磁界の座標を
検出して、この座標を表わす信号を受ける情報処理装置
と、この情報処理装置から分離して使用され、先端が上
記表示画面に触れた時に磁界を発生するワイヤレスペン
とを備え、上記ワイヤレスペンは、2次電池と、この2
次電池を充電する充電回路を有する一方、上記情報処理
装置は、電源部と、この電源部に接続されたコードと、
このコードの先端に設けられ、上記ワイヤレスペンに着
脱可能に電気的に連結されて上記充電回路に給電を行な
う給電部とを備えたことを特徴とする。また、本発明の
請求項2に記載のワイヤレスペンの給電構造は、上述と
同じ情報処理装置とワイヤレスペンとを備え、上記ワイ
ヤレスペンは、2次電池と、この2次電池を充電する充
電回路と、2次側コイルと、この2次側コイルに誘起さ
れた電力を整流して上記充電回路に供給する整流回路を
有する一方、上記情報処理装置は、交流電源部と、この
交流電源部に接続されたコードと、このコードの先端に
設けられ、上記ワイヤレスペンに着脱可能に連結されて
上記2次側コイルに電力を誘起する1次側コイルをもつ
給電部とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1に記載のワイヤレスペンは、先端が情
報処理装置の表示画面の一点に触れたとき、内蔵の2次
電池の電力により磁界を発生し、情報処理装置は、上記
磁界の座標を検出して、この座標が表わす信号を受け
る。ワイヤレスペンの2次電池が使用により放電する
と、使用者は、ワイヤレスペンに情報処理装置の給電部
を装着する。すると、ワイヤレスペンの充電回路に、情
報処理装置の電源部からコードおよび給電部を経て電力
が供給され、2次電池が充電される。また、2次電池が
完全に放電した場合でも、ワイヤレスペンに給電部を装
着したままコードを引き出して、ワイヤレスペンの先端
で表示画面に触れることができ、ワイヤレスペンを使用
しつつ充電することも可能である。
報処理装置の表示画面の一点に触れたとき、内蔵の2次
電池の電力により磁界を発生し、情報処理装置は、上記
磁界の座標を検出して、この座標が表わす信号を受け
る。ワイヤレスペンの2次電池が使用により放電する
と、使用者は、ワイヤレスペンに情報処理装置の給電部
を装着する。すると、ワイヤレスペンの充電回路に、情
報処理装置の電源部からコードおよび給電部を経て電力
が供給され、2次電池が充電される。また、2次電池が
完全に放電した場合でも、ワイヤレスペンに給電部を装
着したままコードを引き出して、ワイヤレスペンの先端
で表示画面に触れることができ、ワイヤレスペンを使用
しつつ充電することも可能である。
【0007】請求項2に記載のワイヤレスペンも、上述
と同様に磁界を発して情報処理装置に座標情報を入力す
る。ワイヤレスペンの2次電池が使用により放電する
と、使用者は、ワイヤレスペンに情報処理装置の給電部
を装着する。すると、給電部の1次側コイルに、情報処
理装置の交流電源からコードを経て電力が供給され、1
次側コイルが発生する交播磁界の電磁誘導によってワイ
ヤレスペンの2次側コイルに交流電力が誘起される。こ
の交流起電力は、整流回路で整流されて充電回路に供給
され、これにより2次電池が充電されることになる。こ
こで、情報処理装置の給電部とワイヤレスペンの間の給
電は、電気的な接触によらず非接触の電磁誘導によるの
で、接触不良や端子間リークなどの問題が生じない。ま
た、上述と同様に、ワイヤレスペンを使用しつつ充電す
ることが可能なのは勿論である。
と同様に磁界を発して情報処理装置に座標情報を入力す
る。ワイヤレスペンの2次電池が使用により放電する
と、使用者は、ワイヤレスペンに情報処理装置の給電部
を装着する。すると、給電部の1次側コイルに、情報処
理装置の交流電源からコードを経て電力が供給され、1
次側コイルが発生する交播磁界の電磁誘導によってワイ
ヤレスペンの2次側コイルに交流電力が誘起される。こ
の交流起電力は、整流回路で整流されて充電回路に供給
され、これにより2次電池が充電されることになる。こ
こで、情報処理装置の給電部とワイヤレスペンの間の給
電は、電気的な接触によらず非接触の電磁誘導によるの
で、接触不良や端子間リークなどの問題が生じない。ま
た、上述と同様に、ワイヤレスペンを使用しつつ充電す
ることが可能なのは勿論である。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、ワイヤレスペンのための給電構造の一
実施例を採用したワードプロセッサを示す全体斜視図で
ある。情報処理装置としての上記ワードプロセッサ1
は、入力手段としてキーボード2を有するとともに、表
示画面3の側部に設けられたペン収納部4に収納される
ワイヤレスペン11の先端11aの接触により、表示画
面3の一点に加えられた磁界の座標を検出し、この一点
に表示している情報に対応する情報を入力情報として認
識し、格納し処理する。なお、ワイヤレスペン11は、
図1では末端11bにワードプロセッサ1の給電部5を
外嵌したままペン収納部4から取り出した状態で示され
ているが、通常は、ペンの末端11bから外した給電部
5をコード6と共にペン収納部4の上端に納めて、ワー
ドプロセッサ1から完全に分離した状態で使用される。
明する。図1は、ワイヤレスペンのための給電構造の一
実施例を採用したワードプロセッサを示す全体斜視図で
ある。情報処理装置としての上記ワードプロセッサ1
は、入力手段としてキーボード2を有するとともに、表
示画面3の側部に設けられたペン収納部4に収納される
ワイヤレスペン11の先端11aの接触により、表示画
面3の一点に加えられた磁界の座標を検出し、この一点
に表示している情報に対応する情報を入力情報として認
識し、格納し処理する。なお、ワイヤレスペン11は、
図1では末端11bにワードプロセッサ1の給電部5を
外嵌したままペン収納部4から取り出した状態で示され
ているが、通常は、ペンの末端11bから外した給電部
5をコード6と共にペン収納部4の上端に納めて、ワー
ドプロセッサ1から完全に分離した状態で使用される。
【0009】上記ワイヤレスペン11は、請求項1に記
載の構成を有し、その給電構造の縦断面図および回路図
は、夫々図2(A),図3(A)に示すとおりである。即
ち、上記給電構造は、ワイヤレスペン11と、その末端
11bに着脱可能に外嵌するワードプロセッサ1側の給
電部5からなる。ワイヤレスペン11は、充電が可能な
2次電池12と、この2次電池12を充電する充電回路
13と、上記2次電池で給電されて先端11aが表示画
面3に触れたとき磁界を発生するペン回路14と、上記
充電回路13に給電すべく末端11bの外周と端面中央
に設けられた1対の給電端子15,16を有する。一
方、給電部5は、ワイヤレスペン11の末端11bに外
嵌するキャップ部7と、このキャップ部7内に、上記1
対の給電端子15,16に夫々電気的に接触して外嵌す
るとともに、コード6の各先端が接続される1対の接触
端子8,9を有する。尚、ペン回路14と充電回路13
は、図2(A)に示すように一体をなす一方、図3(A)の
左側がワイヤレスペン11、右側がワードプロセッサ1
の給電部5を夫々表わすとともに、1対の接触端子8,
9は、コード6を介してワードプロセッサ1の図示しな
い電源部に接続される。
載の構成を有し、その給電構造の縦断面図および回路図
は、夫々図2(A),図3(A)に示すとおりである。即
ち、上記給電構造は、ワイヤレスペン11と、その末端
11bに着脱可能に外嵌するワードプロセッサ1側の給
電部5からなる。ワイヤレスペン11は、充電が可能な
2次電池12と、この2次電池12を充電する充電回路
13と、上記2次電池で給電されて先端11aが表示画
面3に触れたとき磁界を発生するペン回路14と、上記
充電回路13に給電すべく末端11bの外周と端面中央
に設けられた1対の給電端子15,16を有する。一
方、給電部5は、ワイヤレスペン11の末端11bに外
嵌するキャップ部7と、このキャップ部7内に、上記1
対の給電端子15,16に夫々電気的に接触して外嵌す
るとともに、コード6の各先端が接続される1対の接触
端子8,9を有する。尚、ペン回路14と充電回路13
は、図2(A)に示すように一体をなす一方、図3(A)の
左側がワイヤレスペン11、右側がワードプロセッサ1
の給電部5を夫々表わすとともに、1対の接触端子8,
9は、コード6を介してワードプロセッサ1の図示しな
い電源部に接続される。
【0010】上記構成のワイヤレスペンのための給電構
造は、次のように作用する。通常、ワイヤレスペン11
は、ペン収納部4の上端に納められた給電部5から末端
11bを外してワードプロセッサ1から分離した状態で
使用され、先端が11aがワードプロセッサ1の表示画
面3の一点に触れたとき、2次電池12で給電されるペ
ン回路14により磁界を発生し、この磁界の座標をワー
ドプロセッサ1が検出して、上記一点の表示情報に対応
する情報を入力情報として認識し、格納し処理する。
今、ワイヤレスペン11の2次電池12が使用により放
電すると、使用者は、ワイヤレスペン11の末端11b
を給電部5に嵌合させてこのペン11をペン収納部4に
挿入する。すると、給電部5の接触端子8,9とワイヤ
レスペン11の給電端子15,16が、嵌合で電気的に
接触し、ワードプロセッサ1の電源部からコード6を経
てワイヤレスペン11の充電回路13に電力が供給さ
れ、これにより2次電池12が充電される。また、2次
電池12が完全に放電したときに使用したい場合は、給
電部5を末端11bに外嵌したまま、図1の如くコード
6と共にワイヤレスペン11をペン収納部4から引き出
し、ペンの先端11aで表示画面3を押圧する。する
と、2次電池12は、給電部5を介して上述と同じく充
電されるので、充電しつつペン回路14により磁界を発
生することができる。
造は、次のように作用する。通常、ワイヤレスペン11
は、ペン収納部4の上端に納められた給電部5から末端
11bを外してワードプロセッサ1から分離した状態で
使用され、先端が11aがワードプロセッサ1の表示画
面3の一点に触れたとき、2次電池12で給電されるペ
ン回路14により磁界を発生し、この磁界の座標をワー
ドプロセッサ1が検出して、上記一点の表示情報に対応
する情報を入力情報として認識し、格納し処理する。
今、ワイヤレスペン11の2次電池12が使用により放
電すると、使用者は、ワイヤレスペン11の末端11b
を給電部5に嵌合させてこのペン11をペン収納部4に
挿入する。すると、給電部5の接触端子8,9とワイヤ
レスペン11の給電端子15,16が、嵌合で電気的に
接触し、ワードプロセッサ1の電源部からコード6を経
てワイヤレスペン11の充電回路13に電力が供給さ
れ、これにより2次電池12が充電される。また、2次
電池12が完全に放電したときに使用したい場合は、給
電部5を末端11bに外嵌したまま、図1の如くコード
6と共にワイヤレスペン11をペン収納部4から引き出
し、ペンの先端11aで表示画面3を押圧する。する
と、2次電池12は、給電部5を介して上述と同じく充
電されるので、充電しつつペン回路14により磁界を発
生することができる。
【0011】このように、ワイヤレスペン11に、使い
捨ての1次電池でなく,電池交換が殆んど不要な2次電
池12を内蔵しているので、従来のようにペンの末端を
ねじ込みキャップ構造にする必要がなく、それ故、交換
電池を準備する煩わしさがないうえ、この構造部分に長
期使用に伴う摩耗が生じたり、交換電池の装着時に極性
を誤ることがなくなる。また、不使用時にワイヤレスペ
ン11をペン収納部4に挿入して給電部5により充電で
きるのは勿論、給電部5をコード6と共にペン収納部4
から引き出して、2次電池12を充電しつつワイヤレス
ペン11を使用できるので、緊急入力の要請にも応える
ことができる。従って、かかる効果により、ワイヤレス
ペンの使用性能が著しく向上し、使用者にとって極めて
使いやすいワイヤレスペンが提供されることになる。
捨ての1次電池でなく,電池交換が殆んど不要な2次電
池12を内蔵しているので、従来のようにペンの末端を
ねじ込みキャップ構造にする必要がなく、それ故、交換
電池を準備する煩わしさがないうえ、この構造部分に長
期使用に伴う摩耗が生じたり、交換電池の装着時に極性
を誤ることがなくなる。また、不使用時にワイヤレスペ
ン11をペン収納部4に挿入して給電部5により充電で
きるのは勿論、給電部5をコード6と共にペン収納部4
から引き出して、2次電池12を充電しつつワイヤレス
ペン11を使用できるので、緊急入力の要請にも応える
ことができる。従って、かかる効果により、ワイヤレス
ペンの使用性能が著しく向上し、使用者にとって極めて
使いやすいワイヤレスペンが提供されることになる。
【0012】図2(B),図3(B)は、請求項2に記載の
ワイヤレスペンのための給電構造の一実施例を示す夫々
縦断面図および回路図である。この給電構造は、図3
(B)に示すように、ワイヤレスペン21内に、図3(A)
の給電端子15,16に代えて,2次側コイル22と、こ
の2次コイル側22に誘起された交流電力を整流して充
電回路13に供給する整流回路23とを備える一方、ペ
ン収納部4に着脱自在に納められ、ワイヤレスペンに末
端21bに着脱可能に嵌合する給電部5のキャップ部2
5内に、図3(A)の接触端子8,9に代えて,上記2次側
コイル22に電磁誘導により交流電力を誘起する1次側
コイル24を埋め込んでいる。1次側コイル24は、キ
ャップ25の材料である薄い絶縁体を介して2次側コイ
ル22と対向するとともに、コード6を経てワードプロ
セッサ1の図示しない交流電源部に接続される。その他
の部材は、図2(A),図3(A)で述べた給電構造と同じ
であり、同じ部材には同一番号を付して説明を省略す
る。
ワイヤレスペンのための給電構造の一実施例を示す夫々
縦断面図および回路図である。この給電構造は、図3
(B)に示すように、ワイヤレスペン21内に、図3(A)
の給電端子15,16に代えて,2次側コイル22と、こ
の2次コイル側22に誘起された交流電力を整流して充
電回路13に供給する整流回路23とを備える一方、ペ
ン収納部4に着脱自在に納められ、ワイヤレスペンに末
端21bに着脱可能に嵌合する給電部5のキャップ部2
5内に、図3(A)の接触端子8,9に代えて,上記2次側
コイル22に電磁誘導により交流電力を誘起する1次側
コイル24を埋め込んでいる。1次側コイル24は、キ
ャップ25の材料である薄い絶縁体を介して2次側コイ
ル22と対向するとともに、コード6を経てワードプロ
セッサ1の図示しない交流電源部に接続される。その他
の部材は、図2(A),図3(A)で述べた給電構造と同じ
であり、同じ部材には同一番号を付して説明を省略す
る。
【0013】上記構成の請求項2に係る給電構造は、次
のように作用する。ワイヤレスペン21は、請求項1の
ワイヤレスペン11と同様に使用され、この使用によ
り、2次電池12が放電すると、使用者は、末端21b
をペン収納部4(図1参照)の一端の給電部5に嵌合させ
て、ワイヤレスペン11をペン収納部4に収納する。す
ると、給電部5のキャップ25内の1次側コイル24と
ワイヤレスペン21の末端21b内の2次側コイル22
が、非接触状態で磁気的に結合され、電源からの給電で
1次側コイル24に生じる交播磁界による電磁誘導で、
2次側コイル22に交流電力が誘起される。この交流電
力は、整流回路23(図3(B)参照)で整流されて充電回
路13に供給され、これによって2次電池12が充電さ
れる。また、2次電池12が完全に放電したときにワイ
ヤレスペン21を使用したい場合は、請求項1のもので
述べたと同様に、末端21bに給電部5を嵌合したまま
でワイヤレスペン21をペン収納部4から取り出し、先
端21aで表示画面3を押圧すればよい。
のように作用する。ワイヤレスペン21は、請求項1の
ワイヤレスペン11と同様に使用され、この使用によ
り、2次電池12が放電すると、使用者は、末端21b
をペン収納部4(図1参照)の一端の給電部5に嵌合させ
て、ワイヤレスペン11をペン収納部4に収納する。す
ると、給電部5のキャップ25内の1次側コイル24と
ワイヤレスペン21の末端21b内の2次側コイル22
が、非接触状態で磁気的に結合され、電源からの給電で
1次側コイル24に生じる交播磁界による電磁誘導で、
2次側コイル22に交流電力が誘起される。この交流電
力は、整流回路23(図3(B)参照)で整流されて充電回
路13に供給され、これによって2次電池12が充電さ
れる。また、2次電池12が完全に放電したときにワイ
ヤレスペン21を使用したい場合は、請求項1のもので
述べたと同様に、末端21bに給電部5を嵌合したまま
でワイヤレスペン21をペン収納部4から取り出し、先
端21aで表示画面3を押圧すればよい。
【0014】従って、請求項2のワイヤレスペン21で
も、請求項1のもので述べたと同じ効果が奏されるのに
加えて、ワードプロセッサ1の給電部5とワイヤレスペ
ン21の間の接続が、請求項1のように電気的接触によ
るのでなく、非接触の電磁誘導によるので、接触不良や
端子間のリークといった問題が生じないという利点があ
る。なお、上記実施例では、給電部5とコード6を、ワ
ードプロセッサ1のペン収納部4から引き出せるように
して、2次電池12を充電しつつワイヤレスペン11を
使用できるようにしたが、給電部をペン収納部に固定す
ることもできる。また、上記実施例では、情報処理装置
としてワードプロセッサを用いた例について説明した
が、本発明の給電構造が、パーソナルコンピュータやい
わゆる電子手帳などにも適用できるのはいうまでもな
い。
も、請求項1のもので述べたと同じ効果が奏されるのに
加えて、ワードプロセッサ1の給電部5とワイヤレスペ
ン21の間の接続が、請求項1のように電気的接触によ
るのでなく、非接触の電磁誘導によるので、接触不良や
端子間のリークといった問題が生じないという利点があ
る。なお、上記実施例では、給電部5とコード6を、ワ
ードプロセッサ1のペン収納部4から引き出せるように
して、2次電池12を充電しつつワイヤレスペン11を
使用できるようにしたが、給電部をペン収納部に固定す
ることもできる。また、上記実施例では、情報処理装置
としてワードプロセッサを用いた例について説明した
が、本発明の給電構造が、パーソナルコンピュータやい
わゆる電子手帳などにも適用できるのはいうまでもな
い。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
請求項1に記載のワイヤレスペンのための給電構造は、
情報処理装置の表示画面に触れて磁界を発して、磁界の
座標情報を入力するワイヤレスペンに、2次電池および
これを充電する充電回路を内蔵させる一方、上記情報処
理装置を、電源部と、これに接続されたコードと、この
コードの先端に設けられ、ワイヤレスペンに着脱可能に
電気的に連結されて上記充電回路に給電を行なう給電部
とで構成しているので、煩雑な電池交換が不要で、交換
に伴う構造の摩耗や極性間違いが生じず、不使用時に充
電ができるのは勿論、完全に放電しても緊急時に充電し
ながら使用することも可能で、使用性能に優れ、使用者
にとって極めて使いやすいワイヤレスペンを提供するこ
とができる。
請求項1に記載のワイヤレスペンのための給電構造は、
情報処理装置の表示画面に触れて磁界を発して、磁界の
座標情報を入力するワイヤレスペンに、2次電池および
これを充電する充電回路を内蔵させる一方、上記情報処
理装置を、電源部と、これに接続されたコードと、この
コードの先端に設けられ、ワイヤレスペンに着脱可能に
電気的に連結されて上記充電回路に給電を行なう給電部
とで構成しているので、煩雑な電池交換が不要で、交換
に伴う構造の摩耗や極性間違いが生じず、不使用時に充
電ができるのは勿論、完全に放電しても緊急時に充電し
ながら使用することも可能で、使用性能に優れ、使用者
にとって極めて使いやすいワイヤレスペンを提供するこ
とができる。
【0016】また、本発明の請求項2に記載のワイヤレ
スペンの給電構造は、ワイヤレスペンに、2次電池,こ
れを充電する充電回路,2次側コイルおよびこのコイル
に誘起された電力を整流して充電回路に供給する整流回
路を内蔵させる一方、情報処理装置を、交流電源部と、
これに接続されたコードと、このコードの先端に設けら
れ、ワイヤレスペンに着脱可能に連結されて上記2次側
コイルに電力を誘起する1次側コイルをもつ給電部とで
構成しているので、上述の効果に加えて、非接触の電磁
的結合による給電で、接触不良や端子間のリークなどの
問題をなくすことができる。
スペンの給電構造は、ワイヤレスペンに、2次電池,こ
れを充電する充電回路,2次側コイルおよびこのコイル
に誘起された電力を整流して充電回路に供給する整流回
路を内蔵させる一方、情報処理装置を、交流電源部と、
これに接続されたコードと、このコードの先端に設けら
れ、ワイヤレスペンに着脱可能に連結されて上記2次側
コイルに電力を誘起する1次側コイルをもつ給電部とで
構成しているので、上述の効果に加えて、非接触の電磁
的結合による給電で、接触不良や端子間のリークなどの
問題をなくすことができる。
【図1】 本発明のワイヤレスペンのための給電構造を
採用したワードプロセッサの全体斜視図である。
採用したワードプロセッサの全体斜視図である。
【図2】 上記給電構造の請求項1に記載の実施例およ
び請求項2に記載の実施例を示す縦断面図である。
び請求項2に記載の実施例を示す縦断面図である。
【図3】 上記2つの実施例の回路を夫々示す回路図で
ある。
ある。
【図4】 従来のワイヤレスペンの給電構造を示す縦断
面図である。
面図である。
1…ワードプロセッサ、3…表示画面、4…ペン収納
部、5…給電部、6…コード、7…キャップ部、8,9
…接触端子、11…ワイヤレスペン、11a…先端、1
1b…末端、12…2次電池、13…充電回路、14…
ペン回路、15,16…給電端子、21…ワイヤレスペ
ン、22…2次側コイル、23…整流回路、24…1次
側コイル、25…キャップ部。
部、5…給電部、6…コード、7…キャップ部、8,9
…接触端子、11…ワイヤレスペン、11a…先端、1
1b…末端、12…2次電池、13…充電回路、14…
ペン回路、15,16…給電端子、21…ワイヤレスペ
ン、22…2次側コイル、23…整流回路、24…1次
側コイル、25…キャップ部。
Claims (2)
- 【請求項1】 表示画面の一点に加えられた磁界の座標
を検出して、この座標を表わす信号を受ける情報処理装
置と、この情報処理装置から分離して使用され、先端が
上記表示画面に触れたときに磁界を発生するワイヤレス
ペンとを備えるワイヤレスペンのための給電構造におい
て、 上記ワイヤレスペンは、2次電池と、この2次電池を充
電する充電回路を有する一方、 上記情報処理装置は、電源部と、この電源部に接続され
たコードと、このコードの先端に設けられ、上記ワイヤ
レスペンに着脱可能に電気的に連結されて上記充電回路
に給電を行なう給電部とを備えたことを特徴とするワイ
ヤレスペンのための給電構造。 - 【請求項2】 表示画面の一点に加えられた磁界の座標
を検出して、この座標を表わす信号を受ける情報処理装
置と、この情報処理装置から分離して使用され、先端が
上記表示画面に触れたときに磁界を発生するワイヤレス
ペンとを備えるワイヤレスペンのための給電構造におい
て、 上記ワイヤレスペンは、2次電池と、この2次電池を充
電する充電回路と、2次側コイルと、この2次側コイル
に誘起された電力を整流して上記充電回路に供給する整
流回路を有する一方、 上記情報処理装置は、交流電源部と、この交流電源部に
接続されたコードと、このコードの先端に設けられ、上
記ワイヤレスペンに着脱可能に連結されて上記2次側コ
イルに電力を誘起する1次側コイルをもつ給電部とを備
えたことを特徴とするワイヤレスペンのための給電構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18812093A JPH0744303A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | ワイヤレスペンのための給電構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18812093A JPH0744303A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | ワイヤレスペンのための給電構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744303A true JPH0744303A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16218065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18812093A Pending JPH0744303A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | ワイヤレスペンのための給電構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744303A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100976564B1 (ko) * | 2010-03-29 | 2010-08-18 | 박종국 | 정전용량용 터치스크린의 스타일러스 펜 |
KR20170000542U (ko) * | 2015-07-31 | 2017-02-08 | 혼하이 프리시젼 인더스트리 컴퍼니 리미티드 | 스마트펜, 충전커넥터 및 상기 스마트펜과 상기 충전커넥터로 조합된 충전연결구조 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP18812093A patent/JPH0744303A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100976564B1 (ko) * | 2010-03-29 | 2010-08-18 | 박종국 | 정전용량용 터치스크린의 스타일러스 펜 |
KR20170000542U (ko) * | 2015-07-31 | 2017-02-08 | 혼하이 프리시젼 인더스트리 컴퍼니 리미티드 | 스마트펜, 충전커넥터 및 상기 스마트펜과 상기 충전커넥터로 조합된 충전연결구조 |
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