JPH0744171U - 伸縮杆用連結装置 - Google Patents

伸縮杆用連結装置

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JPH0744171U
JPH0744171U JP050892U JP5089293U JPH0744171U JP H0744171 U JPH0744171 U JP H0744171U JP 050892 U JP050892 U JP 050892U JP 5089293 U JP5089293 U JP 5089293U JP H0744171 U JPH0744171 U JP H0744171U
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JP
Japan
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shaft
tightening
handle
grip
hole
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JP050892U
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English (en)
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尚也 津上
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Gotoh Gut Co Ltd
Original Assignee
Gotoh Gut Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基管内に挿入収容したシャフトを所望長さ引
出して簡単な手間で確固に固定する事が出来る。 【構成】 基管10に支持された締付筒32にシャフト
20を緩挿通し、上記締付筒32には空隙を介して1対
の支持アーム322,323を対向設置すると共に、此
等支持アーム322,323間には回動把手331を介
装し、上記把手331の基部は、一方の支持アーム32
2から挿入された回転軸332に、該回転軸332と連
動する様結合し、上記回転軸332には螺孔334を
設けると共に、この螺孔334に対しては他方の支持
アーム323から固定軸333を挿入螺合して、上記固
定軸333と回転軸332との螺合度の大小で上記支持
アーム322,323が接近、離隔する様にし、上記固
定軸333と支持アーム323とはその一方に放射状凹
凸面335を形成すると共に他方にはこの凹凸面を係着
する係着面336を設けて、放射状凹凸面335が上記
係着面336に係着する位置で締付力を調整出来る様に
構成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は必要に応じて柄部分の長さを伸縮する事が出来るゲートボール用スティッ クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
此種伸縮型のスティックは、中空のグリップと、このグリップ内に摺動自在に 収容されたシャフトと、更に該シャフトをグリップに固定する係着機構とを有し ており、上記シャフトをグリップから所望寸法引出した後、このシャフトを引出 し位置において係着機構で固定する様に構成されている。 この様な係着機構は、図7に示す如く、グリップ1の口端に固着された内環2 と、この内環2の外側に螺合重着されると共に内面がテーパ面に形成された締付 けリング3とを有しており、上記内環2は、その先端部を上記シャフト4の外周 面に沿って延びる複数の舌片5,5に分割形成し、上記締付けング3を回転させ てこれを内環2の方向へ進出させる事により、上記舌片5,5を締付けリング3 の内面で押圧しつつ相互に接近せしめてシャフト4を摩着係止する様に、又上記 締付けング3を反転させてシャフト4方向へ後退せしめる事により、上記舌片5 ,5を解放隔離させてシャフトを摺動可能にする様に構成してある。 従って従来の伸縮型スティックにあっては、締付けリング3を後退せしめてシ ャフト4を解放すると共に、このシャフト4を摺動させてそのグリップ1からの 突出長さを調整し、しかる後に上記締付けリング3を前進せしめて上記内環2の 舌片5,5でシャフト4を係止固定すれば、スティック全体の長さを所望の寸法 で固定する事が出来る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の伸縮型ゲートボール用スティックは、締付けリング3で舌片5 ,5をシャフト4に摩着させるものであるから、締付けリング3の締付け力が弱 いと舌片5,5の摩着力が充分に得られなくて、使用中にシャフト4が外力でグ リップ1内に後退してしまうのを避けられず、従って腕力の弱い老人が使用する ゲートボール用のスティックにあっては競技中にシャフトの長さ調整を度々行う 必要があると云う問題がある他、締付けリング3の締付けには直接的に手指の力 を締付けリング3に作用させるものであるから、締付けリング3に印加する締付 け力を強大にする事が出来ず、このため使用中にスティックに印加される外部力 、例えば振動波や衝撃波等により締付けリング3が弛緩する事を避けられないと 云う問題もあった。 更に又従来のスティックの締付方法は、一方の手でグリップ1又はシャフトを 把持しつつ他方の手で締付リング3を回転せしめるため、調整手間が面倒である と云う問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本案スティックでは、グリップ10に支持基体31を固定し、この支持基体3 1から延びる締付筒32内にシャフト20が挿通せしめられる。 締付筒32には相互に接近隔離可能な1対の支持アーム322,323が設けて あり、この支持アーム322,323の接近によりシャフト20は締付筒32に 緊締固定される。 上記1対の支持アーム322,323には夫々通孔324,325が対向透設 されており、且つ支持アーム322,323間には回動可能な把手331の基部 が嵌合されており、この把手331の基部には上記通孔324,325と連通す る様多角形の挿通孔331aが透設されている。 上記支持アームの一方322からは、回転軸332が挿入され、この回転軸3 32は上記把手331の挿通孔331a内に挿入される。 上記支持アームの他方323からは固定軸333が挿入され、この固定軸33 3の挿入部は螺子部333aに作られていて、該螺子部333aは上記回転軸3 32の先端に開口する螺子孔334内に螺合される。 上記回転軸332の外端には、支持アーム322の通孔324の外口縁に当接 する係止頭部332bが設けられると共に上記固定軸333の外端にも支持アー ム323の通孔325の外口縁に係着する拡大頭部333bが設けてあり、此等 係止頭部332bと拡大頭部333bの相互接近により支持アーム322,32 3は接近せしめられる。 上記回転軸332は、その断面形状を上記把手331の挿通孔331aに嵌合 出来る様な多角形に成形されており、これにより把手331の回動と共に所定角 度回転する様構成されると共に、把手331が支持基体31に沿う位置に回動し た時には固定軸333の螺子部333aと回転軸332の螺子孔334との螺合 長さを浅くして支持アーム322,323間に離隔する様、又把手331がシャ フト20に沿う位置に回動した時には上記螺子部333aと螺子孔334の螺合 長さを長くして支持アーム322,323間を接近せしめる様に設定してある。 上記固定軸333の拡大頭部333bの内面と、これに対向する上記通孔32 5とには、その一方に放射状凹凸面335が設けられると共に、他方にはこの放 射状凹凸面335と係着する放射状凹凸面の係着面336が設けてあり、上記固 定軸333は放射状凹凸面335を上記係着面336に係着する事により回転不 能に固定される。
【0005】
【作 用】
本案スティックは、この様なものであるから、図5で鎖線で示す如く把手33 1を支持基体31側に回動させるとシャフト20が解放されるから、シャフト2 0を所望の長さグリップ10から引出す事が出来る。 シャフト20の引出し長さが定まった時点で、図5実線で示す如く把手331を シャフト20側に回動させると、シャフト20は締付筒32で緊締固定されて、 引出し長さを維持せしめられる。 締付筒32の締付け力や、使用者の使用感を調整するには、把手331を支持基 体31側に回動させて、固定軸333と螺子孔334との螺合度を緩め、次いで 固定軸333の拡大頭部333bを所定角度回転させ、放射状凹凸面335とこ れに対向する係着面336との係合位置を変える事で達成する事が出来る。
【0006】
【実施例】
本案ゲートボール用スティックは、図1に示す如く、1端を開口した中空のグ リップ10と、このグリップ10内にその開口部から挿入取容するシャフト20 と、上記グリップ10に設けられると共に、随時上記シャフト20を係着固定す る係着機構30と、上記シャフト20の先端に設けられた槌部40とを備えてい る。 上記シャフト20は、中空又は中実の棒材を用いて作られると共に、通常では 、図1で鎖線で示す如く、その全部がグリップ10内に収容される様に採寸され ているが、場合によってはスティック全体の長さ調節量をカバー出来る長さだけ 部分的に収容しても良い。
【0007】 上記係着機構30は、図2乃至図6に示す如く、グリップ10に固着された支 持基体31、例えばグリップ10の先端部に外嵌固着された基筒と、この支持基 体31からシャフト20に沿って延出すると共に、シャフト20に緩外嵌された 有弾性の締付筒32と、上記締付筒32に取付けられる締付機構33とを備えて おり、上記支持基体31と上記締付筒32との間には、上記締付筒32の独立し た締付動作、即ち口径拡縮動作を可能ならしめるためスリット311が周方向へ 部分的に形成されている。 実施例では上記支持基体31と上記締付筒32とは合成樹脂を材料として1体成 形されており、上記スリット311はグリップ10より槌側に設けられている。
【0008】 上記締付筒32には、軸方向に沿って空隙321が形成されており、該空隙3 21は上記スリット311の中央部へ直角に連通する様に形成されると共に、こ の空隙の両側には締付機構33の把手331を両側から支承する1対の支持アー ム322,323が対向突設されている。 上記1対の支持アーム322,323には夫々通孔324,325が対向して 形成されている。
【0009】 上記締付機構33は、上記支持アームの一方322の外側から通孔324に挿 入された回転軸332と、上記支持アームの他方323の外側から通孔325に 挿入された固定軸333とを有しており、上記回転軸332は上記把手331と 結合して把手331の回動動作に連動して所定角度回転する様に作られると共に 、上記固定軸333と対向する側に開口する螺子孔334を備えている。
【0010】 実施例では、上記回転軸332は図6に示す如く断面六角形の外周面332a を有すると共に、外端に係止頭部332bを設けた構成であり、この回転軸33 2に結合するために上記把手331の基部には六角形の挿通孔331aが透設さ れていて、この挿通孔331aに上記回転軸332が挿通される。 上記固定軸333の挿入側は螺子部333aに形成されていて、この螺子部3 33aは上記回転軸332の螺子孔334に螺入しており、又上記固定軸333 の外側は拡大頭部333bに形成されている。
【0011】 この拡大頭部333bは、上記支持アーム323に設けられた通孔325の外 口縁に係止すると共に、口縁に係止する内面を放射状凹凸面335、即ち円周方 向へ凸条と凹条が交番的に多数刻設された面に形成してある。
【0012】 この放射状凹凸面335は、所謂百目座金と称される座金で形成する事が出来 、これにより固定軸333の円周方向への位置決めを微小角度で調整する事が出 来る。 この拡大頭部333bに対向する通孔325の外口縁には拡大頭部333bの 放射状凹凸面335と係合する放射状凹凸面の係着面336が刻設されており、 この放射状凹凸面の係着面336は、通孔325の外口縁面に、例えば放射状凹 凸面と同じ様に、周方向へ多数の凹凸条を交互に形成して作られている。 而して実施例では上記係着面336は、上記放射状凹凸面335と同一構成で あるが、場合によっては係着面336を放射状凹凸面335の凹条に係着する数 本の凸条のみで構成する事も出来る。 更に又上記固定軸333の拡大頭部333bの外面には、螺子部333aを回 転せしめるための操作手段、例えば条溝333cが形成されており、これによっ て螺子部333aは回転軸332の螺子孔334に螺合進入したり或は又螺合後 退せしめられる。
【0013】 本案スティックはこの様なものであるから、組立てに当たっては、まずグリッ プ10に支持基体31を固定すると共に、締付筒32内にシャフト20を挿通す る。 次いで支持アーム322,323間に把手331を収容して、その挿通孔331 a内に、支持アーム322側から回転軸332を挿通すると共に、支持アーム3 23側からは固定軸333を挿入してその螺子部333aを回転軸332の螺子 孔334に螺合する。 固定軸333の螺子孔334に対する螺合は、把手331を弛緩状態、即ち図5 に鎖線で示す如く、把手331を支持基体31側へ回動させた状熊で行い、放射 状凹凸面335と放射状凹凸面の係着面336とが軽接する迄固定軸333を螺 子孔334内に進入させる。 次いで、把手331を回動させて締付状態、即ち図5に実線で示す如く把手3 31をシャフト20側に回動させた状態にすると、回転軸332が把手331と 連動して回転し、これによって螺子孔334と螺子部333aとの螺合度が深く なって支持アーム322,323が相互に引寄せられ、同時に放射状凹凸面33 5と放射状凹凸面の係着面336が係合して固定軸333が回転不動に係止され る。 従ってシャフト20は締付筒32で強固に締付けられるから、これによってグ リップ10に対し引出し位置で固定される。 シャフト20の締付度は、把手331を弛緩状態にしてから、固定軸333を回 転させれば強弱いづれにも調節する事が出来、この調節作業は把手331を手許 で前後に往復回動させつつ行う事が出来るから、簡単且つ容易である。
【0014】
【考案の効果】
本案スティックはこの様なものであるから、把手331により梃子の原理を利 用した締付けを行う事が出来、従ってシャフト20を強固にグリップ10に締付 け連結出来るから、ゲーム中にシャフト20の締付けが緩んで、シャフト20が グリップ10から出没する事を有効に防止出来ると共に、締付けの度合いを放射 状凹凸面335と放射状凹凸面の係着面336との係合により調節するため、固 定軸333を周方向へ微小回転させて、1本の凹凸条毎に締付け強度を変化させ る事が出来、従って微小な調整が可能であると云う効果もある。 そして又本案スティックは、シャフト20の締付けを把手331の回動のみで 行う事が出来るから、ワンタッチ操作が可能であると共に、締付時の把手331 がシャフト20の中心に沿って位置するから、スティック使用時の邪魔にならな いと云う効果もある。
【提出日】平成6年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は必要に応じて全体の長さを伸縮する事が出来る伸縮杆、例えばゲートボ ール用スティックやカメラ用三脚及び掃除用モップの柄等に用いる連結装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種伸縮杆は、中空な基管内にシャフトを摺動自在に収容すると共に、 シャフトを基管から所望長さ引出してこれを基管に固定出来る様に構成されてお り、このために基管とシャフトとは連結装置で連結されている。 上記連結装置は、図7に示す如く、基管1の口端に固着された内環2と、この 内環2の外側に螺合重着されると共に内面がテーパ面に形成された締付けリング 3とを有しており、上記内環2は、その先端部を上記シャフト4の外周面に沿っ て延びる複数の舌片5,5に分割形成し、上記締付けング3を回転させてこれ を内環2の方向へ進出させる事により、上記舌片5,5を締付けリング3の内面 で押圧しつつ相互に接近せしめてシャフト4を摩着係止する様に、又上記締付け ング3を反転させてシャフト4方向へ後退せしめる事により、上記舌片5,5 を解放隔離させてシャフトを摺動可能にする様に構成してある。 従って従来の伸縮杆にあっては、締付けリング3を後退せしめてシャフト4を 解放すると共に、このシャフト4を摺動させてその基管1からの突出長さを調整 し、しかる後に上記締付けリング3を前進せしめて上記内環2の舌片5,5でシ ャフト4を係止固定すれば、伸縮杆全体の長さを所望の寸法で固定する事が出来 る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の伸縮杆用の連結装置は、締付けリング3で舌片5,5をシャフト 4に摩着させるものであるから、締付けリング3の締付け力が弱いと舌片5,5 の摩着力が充分に得られなくて、使用中にシャフト4が外力で基管1内に後退し てしまうのを避けられず、従って腕力の弱い老人が使用するゲートボール用のス ティックにあっては競技中にシャフトの長さ調整を度々行う必要があると云う問 題がある他、締付けリング3の締付けには直接的に手指の力を締付けリング3に 作用させるものであるから、締付けリング3に印加する締付け力を強大にする事 が出来ず、このため使用中にスティックに印加される外部力、例えば振動波や衝 撃波等により締付けリング3が弛緩する事を避けられないと云う問題もあった。 更に又従来の連結装置の締付方法は、一方の手で基管1又はシャフト4を把持 しつつ他方の手で締付リング3を回転せしめるため、調整手間が面倒であると云 う問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本案連結装置では基管、例えばグリップ10に支持基体31を固定し、この支 持基体31から延びる締付筒32内にシャフト20が挿通せしめられる。 締付筒32には相互に接近隔離可能な1対の支持アーム322,323が設けて あり、この支持アーム322,323の接近によりシャフト20は締付筒32に 緊締固定される。 上記1対の支持アーム322,323には夫々通孔324,325が対向透設 されており、且つ支持アーム322,323間には回動可能な把手331の基部 が嵌合されており、この把手331の基部には上記通孔324,325と連通す る様多角形の挿通孔331aが透設されている。 上記支持アームの一方322からは、回転軸332が挿入され、この回転軸3 32は上記把手331の挿通孔331a内に挿入される。 上記支持アームの他方323からは固定軸333が挿入され、この固定軸33 3の挿入部は螺子部333aに作られていて、該螺子部333aは上記回転軸3 32の先端に開口する螺子孔334内に螺合される。 上記回転軸332の外端には、支持アーム322の通孔324の外口縁に当接 する係止頭部332bが設けられると共に上記固定軸333の外端にも支持アー ム323の通孔325の外口縁に係着する拡大頭部333bが設けてあり、此等 係止頭部332bと拡大頭部333bの相互接近により支持アーム322,32 3は接近せしめられる。 上記回転軸332は、その断面形状を上記把手331の挿通孔331aに嵌合 出来る様な多角形に成形されており、これにより把手331の回動と共に所定角 度回転する様構成されると共に、把手331が支持基体31に沿う位置に回動し た時には固定軸333の螺子部333aと回転軸332の螺子孔334との螺合 長さを浅くして支持アーム322,323間に離隔する様、又把手331がシャ フト20に沿う位置に回動した時には上記螺子部333aと螺子孔334の螺合 長さを長くして支持アーム322,323間を接近せしめる様に設定してある。 上記固定軸333の拡大頭部333bの内面と、これに対向する上記通孔32 5とには、その一方に放射状凹凸面335が設けられると共に、他方にはこの放 射状凹凸面335と係着する放射状凹凸面の係着面336が設けてあり、上記固 定軸333は放射状凹凸面335を上記係着面336に係着する事により回転不 能に固定される。
【0005】
【作 用】 本案連結装置は、この様なものであるから、図5で鎖線で示す如く把手331 を支持基体31側に回動させるとシャフト20が解放されるから、シャフト20 を所望の長さ基管10から引出す事が出来る。 シャフト20の引出し長さが定まった時点で、図5実線で示す如く把手331を シャフト20側に回動させると、シャフト20は締付筒32で緊締固定されて、 引出し長さを維持せしめられる。 締付筒32の締付け力や、使用者の使用感を調整するには、把手331を支持基 体31側に回動させて、固定軸333と螺子孔334との螺合度を緩め、次いで 固定軸333の拡大頭部333bを所定角度回転させ、放射状凹凸面335とこ れに対向する係着面336との係合位置を変える事で達成する事が出来る。
【0006】
【実施例】
本案連結装置は、実施例ではゲートボール用スティックに使用されており、図 1,図2,図3,図5,図6において符号30で示されている上記スティックは一端を開口したグリップ10を中空の基管として、これにシ ャフト20を出没自在に収容した構成であり、基管としてのグリップ10とシャ フト20とは本案連結装置30により連結されると共にシャフト20の先端には 槌部40が設けられている。 上記シャフト20は、中空又は中実の棒材を用いて作られると共に、通常では 、図1で鎖線で示す如く、その全部がグリップ10内に収容される様に採寸され ているが、場合によってはスティック全体の長さ調節量をカバー出来る長さだけ 部分的に収容しても良い。
【0007】 本案装置30は、図2乃至図6に示す如く、グリップ10に固着された支持基 体31、例えばグリップ10の先端部に外嵌固着された基筒と、この支持基体3 1からシャフト20に沿って延出すると共に、シャフト20に緩外嵌された有弾 性の締付筒32と、上記締付筒32に取付けられる締付機構33とを備えており 、上記支持基体31と上記締付筒32との間には、上記締付筒32の独立した締 付動作、即ち口径拡縮動作を可能ならしめるためスリット311が周方向へ部分 的に形成されている。 実施例では上記支持基体31と上記締付筒32とは合成樹脂を材料として1体成 形されており、上記スリット311は基管としてのグリップ10より槌側に設け られている。
【0008】 上記締付筒32には、軸方向に沿って空隙321が形成されており、該空隙3 21は上記スリット311の中央部へ直角に連通する様に形成されると共に、こ の空隙の両側には締付機構33の把手331を両側から支承する1対の支持アー ム322,323が対向突設されている。 上記1対の支持アーム322,323には夫々通孔324,325が対向して 形成されている。
【0009】 上記締付機構33は、上記支持アームの一方322の外側から通孔324に挿 入された回転軸332と、上記支持アームの他方323の外側から通孔325に 挿入された固定軸333とを有しており、上記回転軸332は上記把手331と 結合して把手331の回動動作に連動して所定角度回転する様に作られると共に 、上記固定軸333と対向する側に開口する螺子孔334を備えている。
【0010】 実施例では、上記回転軸332は図6に示す如く断面六角形の外周面332a を有すると共に、外端に係止頭部332bを設けた構成であり、この回転軸33 2に結合するために上記把手331の基部には六角形の挿通孔331aが透設さ れていて、この挿通孔331aに上記回転軸332が挿通される。 上記固定軸333の挿入側は螺子部333aに形成されていて、この螺子部3 33aは上記回転軸332の螺子孔334に螺入しており、又上記固定軸333 の外側は拡大頭部333bに形成されている。
【0011】 この拡大頭部333bは、上記支持アーム323に設けられた通孔325の外 口縁に係止すると共に、口縁に係止する内面を放射状凹凸面335、即ち円周方 向へ凸条と凹条が交番的に多数刻設された面に形成してある。
【0012】 この放射状凹凸面335は、所謂百目座金と称される座金で形成する事が出来 、これにより固定軸333の円周方向への位置決めを微小角度で調整する事が出 来る。 この拡大頭部333bに対向する通孔325の外口縁には拡大頭部333bの 放射状凹凸面335と係合する放射状凹凸面の係着面336が刻設されており、 この放射状凹凸面の係着面336は、通孔325の外口縁面に、例えば放射状凹 凸面と同じ様に、周方向へ多数の凹凸条を交互に形成して作られている。 而して実施例では上記係着面336は、上記放射状凹凸面335と同一構成で あるが、場合によっては係着面336を放射状凹凸面335の凹条に係着する数 本の凸条のみで構成する事も出来る。 更に又上記固定軸333の拡大頭部333bの外面には、螺子部333aを回 転せしめるための操作手段、例えば条溝333cが形成されており、これによっ て螺子部333aは回転軸332の螺子孔334に螺合進入したり或は又螺合後 退せしめられる。
【0013】 本案装置はこの様なものであるから、伸縮杆への取付けに当たっては、まずグ リップ10に支持基体31を固定すると共に、締付筒32内にシャフト20を挿 通する。 次いで支持アーム322,323間に把手331を収容して、その挿通孔331 a内に、支持アーム322側から回転軸332を挿通すると共に、支持アーム3 23側からは固定軸333を挿入してその螺子部333aを回転軸332の螺子 孔334に螺合する。 固定軸333の螺子孔334に対する螺合は、把手331を弛緩状態、即ち図5 に鎖線で示す如く、把手331を支持基体31側へ回動させた状態で行い、放射 状凹凸面335と放射状凹凸面の係着面336とが軽接する迄固定軸333を螺 子孔334内に進入させる。 次いで、把手331を回動させて締付状態、即ち図5に実線で示す如く把手3 31をシャフト20側に回動させた状態にすると、回転軸332が把手331と 連動して回転し、これによって螺子孔334と螺子部333aとの螺合度が深く なって支持アーム322,323が相互に引寄せられ、同時に放射状凹凸面33 5と放射状凹凸面の係着面336が係合して固定軸333が回転不動に係止され る。 従ってシャフト20は締付筒32で強固に締付けられるから、これによって 管、即ち実施例では グリップ10に対し引出し位置で固定される。 シャフト20の締付度は、把手331を弛緩状態にしてから、固定軸333を回 転させれば強弱いづれにも調節する事が出来、この調節作業は把手331を手許 で前後に往復回動させつつ行う事が出来るから、簡単且つ容易である。
【0014】
【考案の効果】
本案装置はこの様なものであるから、把手331により梃子の原理を利用した 締付けを行う事が出来、従ってシャフト20を強固に基管10に締付け連結出来 るから、使用中にシャフト20の締付けが緩んで、シャフト20が基管10から 出没する事を有効に防止出来ると共に、締付けの度合いを放射状凹凸面335と 放射状凹凸面の係着面336との係合により調節するため、固定軸333を周方 向へ微小回転させて、1本の凹凸条毎に締付け強席を変化させる事が出来、従っ て微小な調整が可能であると云う効果もある。 そして又本案装置は、シャフト20の締付けを把手331の回動のみで行う事 が出来るから、ワンタッチ操作が可能であると共に、締付時の把手331がシャ フト20の中心に沿って位置するから、伸縮杆使用時の邪魔にならないと云う効 果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案ゲートボール用スティックの正面図であ
る。
【図2】同スティックの要部を示す正面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】図2の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】本案スティックの締付機構の分解図である。
【図7】従来のスティックの要部の1部切欠側面図であ
る。
【符号の説明】
10 グリップ 20 シャフト 30 締付機構 31 支持基体 311 スリット 32 締付筒 321 空隙 322 支持アーム 323 支持アーム 324 通孔 325 通孔 33 締付機構 331 把手 331a 挿通孔 332 回転軸 332a 外周面 332b 係止頭部 333 固定軸 333a 螺子部 333b 拡大頭部 334 螺子孔 335 放射状凹凸面 336 放射状凹凸面の係着面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 伸縮杆用連結装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本案連結装置を用いたゲートボール用スティッ
クの正面図である。
【図2】同連結装置を示す正面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】図2の4−4線に沿った断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】本案連結装置の分解図である。
【図7】従来の連結装置の要部の1部切欠側面図であ
る。
【符号の説明】 10 基管としてのグリップ 20 シャフト 30 本案連結装置 31 支持基体 311 スリット 32 締付筒 321 空隙 322 支持アーム 323 支持アーム 324 通孔 325 通孔 33 締付機構 331 把手 331a 挿通孔 332 回転軸 332a 外周面 332b 係止頭部 333 固定軸 333a 螺子部 333b 拡大頭部 334 螺子孔 335 放射状凹凸面 336 放射状凹凸面の係着面
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1端を開口した中空のグリップと、この
    グリップ内に出没自在に挿入収容されたシャフトと、上
    記グリップに取付けられた係着機構と、上記シャフトの
    先端に設けられた槌部とを備え、上記係着機構は、上記
    グリップに固着された支持基体と、この支持基体に支持
    されると共にシャフトを緩挿通する締付筒と、該締付筒
    に設けられた締付機構とを有し、上記締付筒は、軸方向
    に延びる空隙により口径を拡縮出来る様に分割されると
    共に空隙の両側には夫々支持アームを各別に設け、且つ
    此等支持アームの夫々に相互に対向する様に通孔を透設
    し、上記締付機構は、上記支持アームの一方の通孔に回
    転可能に挿着されると共に挿入端に開口する螺子孔を穿
    設し且つ外端には通孔外口縁に当接する係止頭部を設け
    た回転軸と、この回転軸を連動回転させるべく基部を回
    転軸に結合すると共に、上記1対の支持アーム間に収容
    された把手と、上記支持アームの他方の通孔に挿入され
    ると共に、挿入側を上記回転軸の螺子孔に螺合する螺子
    部とし、且つこの螺子部を、上記把手がグリップ側へ回
    動した時に上記螺子孔との螺合を浅くし、又上記把手が
    シャフト側へ回動した時には上記螺子孔との螺合を深く
    する様に作り、更に又外端には支持アームの通孔の外口
    縁に当接する拡大頭部を設けた固定軸と、上記固定軸の
    拡大頭部の内面とこれに対向する上記通孔の外口縁のい
    づれか一方に形成された放射凹凸面及び他方に形成され
    た上記放射状凹凸面の係着面とを有し、上記把手を上記
    シャフト側に回動した時、上記締付筒が口径を縮小する
    と共に上記放射状凹凸面が上記放射状凹凸面の係着面に
    係着する様に構成したゲートボール用スティック。
JP050892U 1993-08-12 1993-08-12 伸縮杆用連結装置 Pending JPH0744171U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0242547U (ja) * 1988-09-16 1990-03-23
JPH0248234U (ja) * 1988-09-30 1990-04-03

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0242547U (ja) * 1988-09-16 1990-03-23
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