JPH0743760Y2 - マイクロホン装置 - Google Patents

マイクロホン装置

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JPH0743760Y2
JPH0743760Y2 JP1988163832U JP16383288U JPH0743760Y2 JP H0743760 Y2 JPH0743760 Y2 JP H0743760Y2 JP 1988163832 U JP1988163832 U JP 1988163832U JP 16383288 U JP16383288 U JP 16383288U JP H0743760 Y2 JPH0743760 Y2 JP H0743760Y2
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JP
Japan
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microphone
parts
microphone device
cord
shape
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Application number
JP1988163832U
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JPH0283599U (ja
Inventor
哲雄 嶋田
稔 高橋
章男 赤坂
康史 吉村
Original Assignee
日立プラント建設株式会社
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、主にダクト消音器、騒音計、集音器、センサ
ー、風洞実験騒装置等に使用される集音マイクロホンに
おいて、組み立て容易な構成のマイクロホン装置に関す
るものである。
〈従来の技術〉 従来この種のマイクロホン装置は、マイクロホン部もス
タンド固定部も金属加工によって製作され、ねじで締め
付けて本体を組み立てていた。そして、マイクロホンを
取り付けるためにパイプを加工して形成したステー支持
部を、鋳物製などのスタンド固定部に取り付けるか、或
いはステー支持部を真っすぐなまたは適度に湾曲した金
属パイプをスタンド固定部に溶接等により接続し取り付
けているものが多くあった。
また、実開昭63-45599号公報に開示されている従来の使
用例である管路用電子消音器の原理を第6図について説
明する。
音波の伝播通路となる空調用管路(ダクト)(11)に
は、センサマイクロホン(M1)と、その下流側に消音効
果の評価用のマイクロホン(M2)が夫々、設置されてい
る。
更に、マイクロホン(M1),(M2)の間には付加音源
(S)が設けられ、センサマイクロホン(M1)と付加音
源(S)との間にはコントローラ(12)が設けられてい
る。
上記構成において騒音源からの伝播音波は先ずマイクロ
ホン(M1)により検出され、電気信号に変換されてコン
トローラ(12)に入力される。
またコントローラ(12)にはマイクロホン(M2)からの
評価信号(13)が入力される。コントローラ(12)はマ
イクロホン(M2)の設置位置において付加音源(S)か
ら放射された消音用音波と騒音源から伝播してきた音波
との干渉によりマイクロホン(M2)の出力が零になるよ
うな駆動信号を付加音源(S)に出力してマイクロホン
(M2)の設置位置において騒音源から発せられた音波を
消去することができる。
〈考案が解決しようとする課題〉 従って、マイクロホン部は金網加工、接続部のジヨイン
ト部材、ネジベース等の切削加工が必要であり、スタン
ド部は金属パイプの曲げ加工、ネジ切り加工、切断加
工、メツキ加工等の機械加工及び処理が必要で、その上
組み立てにねじ止め等の煩雑な手数を要するので、少量
生産には向くが、材料費が高価につき、かつ組み立て工
数が多くコストが低下しないという欠点があった。
また、マイクロホン収納部の後部、コードの出口近傍の
形状が平面的になるので、空気の流れが乱れ、更に、ス
テー支持部のパイプの強度が十分でないため、マイクロ
ホンが共振してノイズを発生する等々の欠点もあった。
また、更にステー支持部のパイプとスタンドとの溶接
時、両者の軸と角度を正確に一致させることが困難であ
ったので、側面部の金網が風到来方向からの角度ズレの
ために直接風にあたる割合が増加して、風雑音が増加
し、測定用のような精度を要する用向きの使用例には不
向きでもあった。
〈課題を解決するための手段〉 上記欠点を解消するための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図乃至第3図を用いて説明すると、本考案
は、マイクロホン部を内蔵するマイクロホン収納部、PC
板に形成した電気回路部の収納部、出力コードを挿通す
るコード配管部と、スタンドベース部を形成した本体を
左右対称に縦割りした分割片に2分割して、それぞれの
分割片を別々に合成樹脂材等の材料で成形し、右左分割
片(1a),(1b)を接合して接着剤等で一体に固着して
固定してあり、またマイクロホン収納部の後部の形状を
所謂流線形に形成した構成としたものである。
そして、マイクロホン収納部の近傍に1個または複数個
の音波入射用窓口を設けてある。
〈作用〉 本考案は、このような構成によって、左右対称縦割りに
2分割された収納部本体の分割片を別々に合成樹脂材で
成形して、両者を接着剤またはビス等で接合して固着す
ることができるので、部品収納時のアセンブル加工を要
しなくなり、一体に仕上げることができるので大幅なる
コストダウンが可能となる。
また、本体は材質にABS樹脂や合成ゴム等の内部ロスの
大きい材質を使用することにより、防振効果が期待で
き、各部の共振を防ぐことができる。更に、音波の進行
方向と、マイクロホン収納部の先端の対向している方向
とが一体に成形してあるのでベース部の方向との角度の
ズレが小さくなる。
また、風が金網に直接当たって発生する風雑音が、本考
案の上記構成によれば、その原因である風の流れ方向と
マイクロホンの軸との角度ズレを極めて小さくできるの
で、風雑音を小さく押さえることができる。
また、マイクロホン収納部の後部の形状を流線形(紡錘
形)にするとともに、コード部(4a)を内部に収納した
ステー支持部(1c)の形状を、前記収納部(2),
(3),(4)の形状に連続した曲線状にして、空気の
乱れをなくすることができる。
〈実施例〉 以下本考案の実施例について第1図乃至第5図を用いて
説明すると、(1)はABS樹脂または合成ゴム製等のケ
ース本体で分割片(1a),(1b)に縦割り分割してあ
る。(2)はマイクロホン(2a)を嵌入保持するマイク
ロホン保持部、(3)は電気回路(3a)を収納する電気
回路保持部、(4)は出力引き出し及び電源供給用のコ
ード(4a)を挿通する通路部、(5)はスタンド部で取
付固定用孔(6)を複数個穿設してある。
マイクロホン保持部(2)の両側方には音波入射用窓口
(7a),(7b)を設け防護用網(8)を張ってある。
マイクロホン保持部(2)、電気回路保持部(3)、コ
ード通路部(4)の右左分割片(1a),(1b)の接合面
に第4図のように凹部(9)と凸部(10)の嵌合部を形
成すると接合時一体に成形し易く、ズレ難い。
マイクロホン保持部先端及び後部は第2図のように紡錘
形にするとともに、コード部(4a)を内部に収納したス
テー支持部(1c)の形状を前記収納部(2),(3),
(4)の形状に連続した曲線状にして空気の抵抗を最小
にして、乱流の発生を防ぐことができる。或いは第5図
のように前面(15)を平面にして音圧加工孔(16)を穿
孔することも可能である。
マイクロホン(2a)の位置を、スタンド部(5)の中心
線と一致するようにコード通路(4)を湾曲させること
により、複数個のマイクロホン(2a)・・・を、ダクト
(11)内で使用する場合、マイクロホン(2a)・・・間
の距離、位置等を外部から確認できる。そして、ダクト
(11)内に収納時もコンパクトになる。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明した
が、本考案は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではなく、本考案にいう構成要件を備え、かつ
本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。
〈考案の効果〉 以上の説明から既に明らかなように本考案は、各構成部
品がABS樹脂またはゴム加工品の成形物で成形できるの
で、機械加工品に比して大幅にコストダウンが可能で量
産に向く構造であるとともに、前述のように本体のボデ
イが固体で一体に完成できるので共振するようなことが
なく、正確な測定値を得ることができる。また、簡単に
取り付けた角度も極めて正確に風向きに平行に形成でき
る等の顕著な効果を期待することができるに至ったので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例で、第1図は本体を
分割片に分割した外観図、第2図は分割片をあわせて一
体化した外観図、第3図は第2図におけるII-II線断面
図、第4図及び第5図は他の実施例を示す図で、第4図
は合体面の凹凸を示す断面図、第5図はマイクロホンの
外観図、第6図は従来例でダクト消音器に使用した場合
を示す説明図である。 図中(1)はケース本体、(1a),(1b)は分割片、
(1c)はステー支持部、(2)はマイクロホン保持部、
(2a)はマイクロホン、(3)は電気回路保持部、
(4)はコード通路部、(5)はスタンド部、(6)は
取り付け用孔である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉村 康史 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−63177(JP,U) 実開 昭62−203591(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロホン部(2a)、電気回路部(3
    a)、コード部(4a)等の部品を収納する収納部
    (2),(3),(4)を挟設し、全体の構成部品を左
    右対称縦割りに2分割した形態に成形したマイクロホン
    ケース本体(1)の分割片(1a),(1b)に、前記各部
    品を一体に接合して固着し本体(1)とすることを特徴
    とするマイクロホン装置。
  2. 【請求項2】請求項記載の左右対称縦割りした両分割
    片の接合面全面にわたって凹凸の嵌合部を形成したマイ
    クロホン装置。
  3. 【請求項3】請求項または記載の収納部(2),
    (3),(4)の形状を紡錘形にするとともに、コード
    部(4a)を内部に収納したステー支持部(1c)の形状を
    前記収納部(2),(3),(4)の形状に連続した曲
    線状としたマイクロホン装置。
JP1988163832U 1988-12-16 1988-12-16 マイクロホン装置 Expired - Lifetime JPH0743760Y2 (ja)

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JP1988163832U JPH0743760Y2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 マイクロホン装置

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Publication Number Publication Date
JPH0283599U JPH0283599U (ja) 1990-06-28
JPH0743760Y2 true JPH0743760Y2 (ja) 1995-10-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534543Y2 (ja) * 1991-04-11 1997-04-30 三菱電機株式会社 電子消音システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5846616Y2 (ja) * 1979-10-19 1983-10-24 東亜特殊電機株式会社 マイクロホンスタンド
JPS62203591U (ja) * 1986-06-18 1987-12-25

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JPH0283599U (ja) 1990-06-28

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