JPH0743681U - レール頭部測定器 - Google Patents

レール頭部測定器

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JPH0743681U
JPH0743681U JP005410U JP541094U JPH0743681U JP H0743681 U JPH0743681 U JP H0743681U JP 005410 U JP005410 U JP 005410U JP 541094 U JP541094 U JP 541094U JP H0743681 U JPH0743681 U JP H0743681U
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JP005410U
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Inventor
慶尚 金子
Original Assignee
カネコ計測工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案の目的とする所は、基準線としてレ
ーザー光線を使用し、レール頭頂面の任意点に基準線発
生装置、他の任意点に検測装置を夫々設定することで、
レールにおける計測スパンの拡大化、精度の向上および
操作の簡易化を期待できるレール頭部測定器を提供しよ
うとするものてある。 【構成】 検測装置内の上方には位置検出素子と干渉フ
ィルターを具えた位置検出器を、下方には貯液槽内のシ
リコンオイルに磁石付の振子を揺動可能に浸漬させる一
方、この振子と並列下に設定の垂下片に磁気抵抗素子を
組付けた傾斜角度検出器を夫々設定したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鉄道車両の走行レールにおける頭部の頂面と側面との直綿に対す る凹凸もしくは「ずれ」の程度を、基準線発生装置と検測装置とで測定すること で、計器全体の小型化、測定範囲の任意設定、操作の簡易化に併せ精度の向上等 を期待可能なレール頭部測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レールの敷設された軌道は、列車の走行時における繰返し荷重でレールにおけ る継目、レールの枕木、道床等の締結部、転てつ器等その他各部分が変位、もし くは変形、所謂軌道狂いを生じ、この軌道狂いが著しくなると車両の動揺が増大 し、乗心地が悪化する。このため軌道を常に良好な状態に維持・管理するには、 軌道状態を常時、適確に把握し、不良個所については早急に保守・整備しておく 必要がある。そしてレールは製作上、寸法の規定された定尺レールにして、敷設 するためにはレールとレールとを継目を介し接続するが継目を構成するレール端 部、継目板、継目板ボルト、道床バラスト等の摩耗、弛緩、疲労等の事態が発生 し、継目落ち、レール破損、噴泥等の劣化現象を招来し、保守、経費、乗心地、 保安等の面からみて軌道の最弱点となっているので、前記の継目を除去するため に、レール相互を溶接し前述の欠陥を解消するロングレールが開発され、現今、 国の内・外を不問、ロングレールが採用されている。
【0003】 前述のレール溶接に際しては、レール製作当初の端部屈曲、溶接時の施工誤差 、敷設後の変形、摩耗等で凹凸もしくは「ずれ」が発生し易いという難点がある 。
【0004】 しかしてレール上を走行する列車は、その速度の増大に伴いレールにおける頭 部の頂面、側面ての微少な凹凸や「ずれ」のため、軌道、車両の双方がともに衝 撃をうけ、輪重荷重が増大し、特に高速鉄道にあっては輪重による影響が大きく 現れ、之によりレールの応力、振動も著しく増大することになる。
【0005】 前述のような観点からロングレール化が進むなかで、特にレール溶接部近傍の レール頭部の頂面、側面での管理が、軌道管理の中で重要な点検項目として採り 上げられるようになり、レール溶接部近傍における頭部の頂面、側面での測定を 精度が良好で、しかも簡単に測定可能な測定器の開発が切望されている。
【0006】 しかるに、従来にあっては、 (i) 直線定規を基準とし、レール頭部の頂面、側面の長手方向に沿う凹凸も しくは「ずれ」を溶接部を中心として隙間ゲージを使用して測定する。 (ii) 直線定規を基準とし、ダイヤルゲージもしくは測定記録装置と連動す る測定子をレール頭部の頂面に沿って移動させ、レール頭部の頂面と側面と を測定する。 等の手段が採用されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前述の(i)(ii)の夫々の場合にあっては、直線定規を基準として前記凹 凸もしくは「ずれ」を測定しているが、現場では測定機器類の運搬、移動に伴う 作業もしくは構造により直線定規の長さが1〜2m程度に限定されているため、 レールスパンが1〜2m程度に対する狂い量の測定にしか利用できない故、測定 作業に際し、事実上、ロングレールの測定に際しては、余りにも誤差が大きく、 しかも作業そのものが煩雑にして非能率であることを免れ難い。
【0008】 この考案は前述のような欠点に鑑み提案されたもので、その目的とする所は、 基準線としてレーザー光線を使用し、レール頭頂面の任意点に基準線発生装置、 他の任意点に傾斜角度検出器と位置検出器とを具えた検測装置を夫々設定するこ とで、レールにおける計測スパンを1〜10m程度に迄拡大可能で、しかも精度 の向上と共に操作が簡易なレール頭部測定器を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の目的達成のため、この考案に係るレール頭部測定器は、レール上の所望 個所に定置され、かつ投光体を具えた基準線発生装置に向け移動する一方、上方 に位置検出器を、下方に傾斜角度検出器を内装せる検測装置に受光体を付設し、 該受光体に向け投光体からの光で誘起される出力の演算出力装置による変換・記 憶・演算でレールの基準線からの変位量を検出すると共に、前記検測装置の基準 台下方に懸垂したガイド兼用レール頭側面測定ローラをレール頭側面に当接させ 、また前記基準台下方の支軸に支持されたレール頭頂面接触ローラをレール頭頂 面に当接させたレール頭部測定器において、 検測装置を載置した基準台にその設定位置を調節可能な台盤上方に、シリコン オイルを収納した貯液槽内に垂下の垂下片下方に磁気抵抗素子を固定する一方、 垂下片と並列下で前記貯液槽内に固定の支持片下方に磁石を埋入した振子を、前 記シリコンオイルに揺動可能に浸漬させた傾斜角度検出器を収納した筐体を、レ ールの長手方向に沿い摺接可能に装着し、この筺体下方に定着の支軸を、前記基 準台下方に固定した調節体に上下動可能に貫通させ、また前記筐体上面に、中空 状の胴体を一体的な保持体とで形成され、保持体前方内側に位置検出素子を、さ らにその前方で並列下に胴体に干渉フィルターを収納した位置検出器を定着・載 置させてなるものである。
【0010】
【作用】
この考案において、レール頭部の頂面と側面での狂い量測定に対し、基準台下 方の支軸に支持されたレール頭頂面接触ローラを頭頂面に、また基準台下方に懸 垂したガイド兼用レール頭側面測定ローラをレール頭側面に夫々当接させ、レー ル上の所定個所に設定した基準線発生装置から発せられるレーザー光線のレール 上を移動する検測装置への投射に際し、該検測装置内に設定の位置検出器で、位 置検出素子の基準点からの変位量でレールの長手方向および之に直交する方向で の狂い量を検出する一方、位置検出器下方の傾斜角度検出器における振子の水平 面に対する傾斜程度を磁石と磁気抵抗素子とで算出し、ついでこれら変位量を演 算出力装置で変換・記憶・演算を行い、表示器、プリンター等に表示、記録する ことでレール頭部での頂面と側面との夫々における狂い量を容易に算出・確認で きる。
【0011】 以下図1ないし図17(特許出願当初の図面における第1図、第2図等を夫々 図1、図2等と読み替る。)についてこの考案に係る実施例を述べるに、一対の 並列したレール1,1のうち一側(図1において右側)のレール1の検測終点n の外側に基準線発生装置Aと、測定終点nに向け移動可能な検測装置Mとを 夫々レール1上に設置し、前記基準線発生装置Aは図5,6にみるように、レー ル頭頂面1に断面が倒U字形の取付台2を載置し、垂下片2の下端近傍を固 定摘み3の締付で取付台2を固定する一方、他側の垂下片2に止ネジ4を挿通 し、その先端をレール頭側面1に当接し、ナット5で取付台2を一定位置に固 定可能とし、この取付台2の上面に定着せる支柱6の上端に断面がU字形の支承 台7を取付け、該支承台7の上部前方(図1,図5の夫々において左側)に位置 せるレーザー発振器8の左右(図6において)の夫々にX方向調整摘み9を、ま た下方にはY方向調整摘み10を夫々取付け、光軸の左右、上下方向での微調整 を行う一方、前記レーザー発振器8の後方に通孔i付きの継手11を介し光束径 交換レンズ12を定着し、基準線Sとしてのレーザー光線を集束させることで レーザー光線の光束径拡大による測定精度の低下を阻止してある。なお、基準線 Sとして前述のレーザー光線を使用する実施例について以下述べる。
【0012】 検測装置にあっては、図7ないし図14を参照して述べるに、基準台13上方 に受光体14、傾斜角度検出器M、位置検出器M、角度調整摘み15が設定 され、また基準台13下方には走行車輪16,17、レール頭頂面接触ローラr 、ガイドローラ兼用レール頭側面測定ローラr、走行距離センサー18が設 定されており、しかして、基準台13の内側中間に調節孔i付きの台盤19に 、略L字形の一対の起立板20,20の下端を鋲もしくはビス等のような止着具 jで固定・直立させる一方、台盤19を調節孔iを介し図10において左右 に少許移動可能となし、調節子21の締着で所定位置に定着させるようにし、ま た、前記起立板20,20の夫々に固定された摺接子r,rに対し上下およ び前後(図8において矢印Xで示す)に摺接可能な筺体Vの内部に傾斜角度検 出器Mを収納し、この筺体Vの上面にビスもしくは鋲のような止着具jで定 着せる支持盤22を介して位置検出器Mを取付けると共に、筐体Vの一側(図 8において左側)に定着・垂下された当接片23に、基準台13上に直立・固定 された保持片24に挿通せる角度調整摘み15の先端を、常時矢印方向に弾発・ 付勢されたスプリングfにより接触させてある。しかしてこのスプリングfは前 記筐体Vと保持片24との間に張設されている。
【0013】 傾斜角度検出器Mは図12,13にみるように、シリコンオイルlを収納し た長方形状の筺体25の上方の開口部eを閉塞せる蓋体26の適所にビスもしく は鋲のような止着具jで固定・垂下された垂下片27下端に横架材28を水平 状に取付け、該横架材28下面に磁気抵抗素子gを固定する一方、前記垂下片 27と並列され、蓋体26に止着具jで固定・垂下された倒U字形の支持片2 8′の中間に支軸kを横架・定着し、該支軸kに振子29の上方における突出部 Pを揺動自在に遊合・貫通させると共に、前記磁気抵抗素子gに対し少許の隙 間を介して対向せる磁石gを振子29に埋入し、この磁石gと磁気抵抗素子 gとにより振子29の傾斜時における微少な磁気の変化から水平に対する傾斜 角を測定可能であり、また振子29をシリコンオイルlに浸漬することで自由振 動時間の短縮化を図ってある。
【0014】 位置検出器Mは図8,11にみるように、前記筺体V上面に固定された中空 状の胴体30と、之に止着具hで固定された保持体31とから形成され、該保 持体31の前方(図11において左側)内側に定着され、、基準点「0」付の位 置検出素子32の前方に、胴体30内側に取付けた干渉フィルター33を位置さ せ、基準線S(ここではレーザー光線)と外光との判別を行わせるようにして ある。なお、位置検出素子32としては、PSD(半導体位置検出素子)を使用 する。
【0015】 図10において筐体V下端にビスもしくは鋲のような止着具jで固定された 底盤34の中央下面に連結片35を定着し、該連結片35下面に固定・垂下せる 断面が倒U字形の支承片36に支軸37を止着・貫通し、該支軸37の中央に回 転自在に支持されたレール頭頂面接触ローラrを、支承片36に介在させ、ま た前記台盤19の下面に定着・垂下された調節体38の中央に楕円形の調節孔i を穿設し、この調節孔iに前記支軸37の支承片36より外側の部分を挿入 してあり、レール1上を転動するレール頭頂面接触ローラrの上下動により支 軸37を調節孔i内を自由に上下動可能としてある。
【0016】 走行距離センサー18は図8,14にみるように、基準台13の適所に定置・ 直立せる脚柱39,39の間に止着具hで挟持・定着された横架材40の下方 に一体に載置片uを延長し、該載置片uの上面に固定・直立した支柱41に捲回 せるコイルスプリングfを、前記載置片uと、支柱41を貫通・誘導せる保持 片42との間に張設し、このコイルスプリングfを常時、下方に弾発・付勢す ることで、後述の走行車輪45を常時、レール頭頂面1に押圧可能としてある 。載置片u下面に止着具hで固定・垂下された断面L字形の腕片43の一側に ロータリーエンコーダ(もしくは之と同様な機能を有するものでも可)44を定 着する一方、他側(ここでは左側)に支軸kを水平状に固定・突出させ、この 支軸kに回転自在に支持された走行車輪45の膨出部eを、他の腕片46の 中間に取付けたブッシュv′に遊合させてあり、しかして前記ロータリーエンコ ーダ44によりパルス数を積算することで走行距離を測定可能としてある。
【0017】 基準台13の前後に夫々回転自在に支持されたローラ状の走行車輪16,17 はレール1の通り方向に対し左もしくは右方向に所望角度下に設定され、(図7 参照)レール1に対し内側もしくは外側に進行するような方向性を付与させ、ま た走行車輪16,17の外側に夫々設定されたガイド兼用頭側面測定ローラr の夫々は、基準台13から垂下されたネジ桿47の上下方向に沿う調整によりレ ール頭側面1における測定位置を任意に設定可能としてある。
【0018】 なお、検測装置Mに取付けたコネクター48に導線49を介して演算出力装置 Qを接続し、該演算出力装置Qの表版50には図15にみるように、傾斜角、X ,Y方向の狂い量を夫々表示する表示器w,x,y測定結果を刻印するプリ ンター51、傾斜角度設定スイッチw、走行距離設定スイッチl、表示器w ,x,yに対する表示を切換可能な表示切換スイッチP,q,v、接 続コネクタ52、および電源53等を具え、また内部にはA/D変換回路のよう な入力回路54、マイクロコンピュータ55その他の制御器等収納してある。
【0019】 図中、nは検測支点、nは任意の検測位置、dは検測始点nと検測終 点nとの間の距離、dは検測始点nと検測位置nとの間の距離、S, SおよびSの夫々は基準線Sとレール頭側面1との変位量、(X方向) t,tおよびtの夫々は基準線Sとレール頭頂面1との変位量(Y方 向)、ΔS、ΔTの夫々は、レール頭側面1、レール頭頂面1における狂い 量、P,P,Pはコードである。
【0020】
【作用】
この考案においてレール頭側面1、レール頭頂面1での狂い量測定に際し 、検測終点nに基準線発生装置Aを固定掴み3、止ネジ4、ナット5により垂 下片2をレール頭側面1の夫々に締着させる一方、X,Y方向調整摘み9, 10でレーザー発振器8をレール1の中心線上に、かつ水平に保持させ、ついで 検測始点nに設定された検測装置Mの受光体14に向けレーザー発振器8から レーザー光線を投射して基準線Sとする。しかしてこの受光体14に投射され た基準線Sの位置が演算出力装置Qの表示器w,x,yの夫々に表示され るので、基準線発生装置Aがレール1に対し適正位置に保持されているか否かが 確認される。そして適正位置への調整は前記X,Y方向調整掴み9,10の微調 整で可能である。この準備を終了した後、検測装置Mを基準線発生装置Aに向け 移動させ、所望の検測位置n(図2参照)に到達した場合、前方もしくは後方 のガイド兼用頭側面測定ローラr(前方もしくは後方)が、図2にみるように レール1の屈曲部分に当接した際、基準線Sの位置検出素子32の基準点0か らの変位量S,S,Sのとき、その狂い量ΔSは、 ΔS=S−S(もしくはS)(但しS=Sとすれば)……(1) で算出される。併し乍ら、変位量S,Sを等しく設定することは調整時間、 設定位置におけるレール頭側面の状態により困難にして実際の測定にあっては設 定時における誤差を補正計算により補正して狂い量ΔSを次式(2)から算出し 、これらの計算を演算出力装置Qにおけるマイクロコンピューター55で行う。 ΔS=S−(S−S)d/d−S………(2)
【0021】 またレール頭頂面接触ローラrが図3の位置にあるとき、レール頭頂面1 における狂い量ΔTは、ΔSの場合におけると同様に ΔT=t−(t−t)d/d−t………(3) で算出される。しかして検測位置nにおける位置検出素子32によるX,Y方 向の狂い量ΔS,ΔTの測定ブロック図が図4に示されている。
【0022】 また勾配変更区間、軌道狂いの発生している区間等では測定位置におけるレー ル1の通り方向(Z方向)に対する傾斜角が相違している。そしてこの傾斜角の 相違は位置検出素子32の受光位置に表れ、測定誤差となるので、検測支点n での傾斜角を、傾斜角度検出器Mにおける振子29の水平面に対する傾斜度合 を磁石gと磁気抵抗素子gとにより算出しておき、ついで所望の測定位置に おける傾斜角と比較し、傾斜角が許容量を超過する測定位置では角度調整掴み1 5を操作し、検測始点nにおける傾斜角に一致させることで位置検出素子32 の傾きによる測定誤差をなくす。なお、前記許容量を演算出力装置Qにおけるデ ジタルカウンターで設定することで各測定位置での許容量を超過したとき、ブザ ー、ランプ等の作動を介し報知可能としてある。また前記角度調整掴み15の操 作に伴い当接片23を介し筺体V自体が図8において矢印X方向に移動する。
【0023】 また検測装置Mの走行距離はロータリーエンコーダ44(もしくは之と同様な もの)によりパルスを積算することで定量的に算出される。
【0024】
【効果】 この考案によれば、基準発生装置に向け検測装置を移動するとき、レールの頭 頂面、頭側面での変形、凹凸、屈曲等の個所により基準線発生装置から発する基 準線としてのレーザー光線の位置検出器における基準点からの変位量を演算出力 装置により変換、記憶、演算を行い、表示器、プリンター等に表示、記録可能で あるから、従来における測定操作に比し簡単で、しかも測定時間を短縮できる上 に、測定者による測定誤差、誤読等の発生する惧れがなく、常時、均一な算出値 が得られ、また従来におけるような直線定規の使用で測定範囲が自ら限定を余儀 なくされていたのに比し、レーザー光線としての基準線の使用で測定範囲をより 拡大可能で測定者にとっては極めて好都合であり、さらに、傾斜角度検出器にあ ってはシリコンオイル中に浸漬する磁石付の振子を貯液槽に対し揺動自在に懸垂 する一方、貯液槽内に懸垂の垂下片下方に磁気抵抗素子を固定したので、レール 頭部での測定に際し、振子の傾斜時における微少な磁気変化により水平に対する レール頭部での傾斜角を精密に測定でき、しかも振子のシリコンオイルへの浸漬 で自由振動時間の短縮化を期待できる故、正確・迅速な測定が可能であると共に 、前記位置検出器にあっては、胴体内の干渉フィルターの存在で基準線としての レーザー光線と外光との判別が可能である。
【0025】 なお、位置検出器、傾斜角度検出器、レール頭頂面接触ローラの三者が基準台 に一体的に組付けられているので、検測装置全体としての形態の大型化を回避可 能であると共に、組付、分解、点検、清掃等をも多大の労力と時間とを要しない で行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の使用時での要部斜視図である。
【図2】レール頭側面測定時の要領図である。
【図3】レール頭頂面測定時の要領図である。
【図4】位置検出器によるレール頭側面、頂面の夫々に
おける狂い量測定のブロック図である。
【図5】基準線発生装置の要部側面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視図である。
【図7】検測装置の平面図である。
【図8】検測装置の一部切欠いた縦断面図である。
【図9】図8の右側面図である。
【図10】図8のX−X線の一部切欠いた拡大断面図で
ある。
【図11】位置検出器の縦断面図である。
【図12】傾斜角度検出器の縦断面図である。
【図13】図12のXII−XII線断面図である。
【図14】図8のXIV−XIV線の要部拡大断面図で
ある。
【図15】演算出力装置の外観斜視図である。
【図16】演算出力装置による作動過程図である。
【図17】検測装置の傾斜時における作動過程図であ
る。
【符号の説明】
A 基準線発生装置 M 検測装置 M 傾斜角度検出器 M 位置検出器 Q 演算出力装置 S 基準線 V 筐体 g 磁気抵抗素子 g 磁石 l シリコンオイル r レール頭頂面接触ローラ r ガイド兼用レール頭側面測定ローラ 1 レール 1 レール頭側面 1 レール頭頂面 8 レーザー発振器 13 基準台 14 受光体 19 台盤 25 貯液槽 27 垂下片 28′ 支持片 29 振子 30 胴体 31 保持体 32 位置検出素子 33 干渉フィルター 37 支軸 38 調節体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール上の所望個所に定置され、かつ投
    光体を具えた基準線発生装置に向け移動する一方、上方
    に位置検出器を、下方に傾斜角度検出器を内装せる検測
    装置に受光体を付設し、該受光体に向け投光体からの光
    で誘起される出力の演算出力装置による変換・記憶・演
    算でレールの基準線からの変位量を検出すると共に、前
    記検測装置の基準台下方に懸垂したガイド兼用レール頭
    側面測定ローラをレール頭側面に当接させ、また前記基
    準台下方の支軸に支持されたレール頭頂面接触ローラを
    レール頭頂面に当接させたレール頭部測定器において、
    検測装置を載置した基準台にその設定位置を調節可能な
    台盤上方に、シリコンオイルを収納した貯液槽内に垂下
    の垂下片下方に磁気抵抗素子を固定する一方、垂下片と
    並列下で前記貯液槽内に固定の支持片下方に磁石を埋入
    した振子を前記シリコンオイルに揺動可能に浸漬させた
    傾斜角度検出器を収納した筐体をレールの長手方向に沿
    い摺接可能に装着し、この筐体下方に定着の支軸を、前
    記基準台下方に固定した調節体に上下動可能に貫通さ
    せ、また前記筐体上面に中空状の胴体と一体的な保持体
    とで形成され、保持体前方内側に位置検出素子を、さら
    にその前方で並列下に胴体に干渉フィルターを収納した
    位置検出器を定着・載置させてなるレール頭部測定器。
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