JPH0743657Y2 - 測定器用プローブ - Google Patents

測定器用プローブ

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JPH0743657Y2
JPH0743657Y2 JP1991011984U JP1198491U JPH0743657Y2 JP H0743657 Y2 JPH0743657 Y2 JP H0743657Y2 JP 1991011984 U JP1991011984 U JP 1991011984U JP 1198491 U JP1198491 U JP 1198491U JP H0743657 Y2 JPH0743657 Y2 JP H0743657Y2
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JP
Japan
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probe
cord
terminal
measuring instrument
coaxial cable
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JP1991011984U
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JPH0687876U (ja
Inventor
寄 雅 晴 国
Original Assignee
日本デジック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測定器用プローブに関す
るものである。より詳細には超高周波用トランジスタ
(ECL)等を用いた電気回路の電気的特性を測定する
測定器用プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、被測定物の電気的測定は、プロー
ブコードの先に取り付けられたプローブを用いて行われ
る。プローブには、その先端に抵抗およびコンデンサを
取り付けた抵抗減衰型プローブまたはプローブの本体中
にトランジスタを組み込んだカソードフォロワ型プロー
ブが用いられている。図3は従来の超高周波測定に用い
られるカソードフォロワ型プローブの一例である。図3
において1は測定器とプローブとを接続するための接続
端子、2はプローブへの電源供給を行うための結合部、
3は測定器とプローブとを接続するプローブコード、4
はインピーダンス変換を行うプローブ本体、5はアース
コードを引き出す接合部、6はプローブ端子8を取り付
ける支持部、7は被測定系への接地を行うアースコー
ド、8は被測定物から信号を取り出すプローブ端子、9
はアースコードを接地するためのアースクリップであ
る。超高周波トランジスタ、超高周波半導体IC等にお
いては回路インピーダンスは通常50Ωが用いられるた
めに、カソードフォロワ型プローブにおいてはプローブ
本体4中で電圧比を1/10に変換すると共にFETト
ランジスタ等を用いたカソードフォロワでインピーダン
スをプローブコード3のインピーダンスである50Ωに
整合させている。このようにプローブ本体4中にFET
トランジスタを組み込むためにプローブ本体4が大型に
なりプローブ端子8、アースコード7等を短くすること
ができない。
【0003】図4は図3に示す従来の超高周波用プロー
ブを用いて基板に取り付けられた超高周波半導体ICを
測定している状況を示す図である。基板20上に取り付
けられた半導体IC21の端子22にプローブ端子8を
接触させ、アースコード7は基板20の端部をアースク
リップ9でつかみ、半導体IC21の電気的特性を測定
する。図においてプローブ本体4のプローブ端子8を端
子22に押圧し、基板20をアースクリップ9ではさみ
被測定物である半導体IC21から電気信号を取り出
す。この電気信号はプローブコード3、このプローブコ
ード3の終端に取り付けられた結合部2および接続端子
1を経由して測定器23に送出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超高周波用プローブにおいてはプローブ本体の支持部、
プローブ端子の形状が大きなものであったため必然的に
アースコードの長さが長くなり、このために測定系のイ
ンダクタンスが大きくなりプローブコードおよびアース
コードを動かすと同軸コードの反射波によるリンギング
によって測定波形が変わる欠点があった。また、従来の
超高周波用プローブにおいてはプローブ本体中にFET
トランジスタ等を設けインピーダンス変換をしていたた
めにプローブ本体の形状が必然的に大きなものになって
た。さらに、従来の超高周波用プローブにおいてはプロ
ーブ本体中のFETトランジスタに測定器から電源を供
給する必要があったために、プローブコード中に電源供
給用の電線が必要であった。最近の超高周波半導体IC
は非常に小型になっており、従来型のプローブの先端を
半導体ICの複数の端子中の1端子のみに接触させるた
めにはプローブ全体を小型にする必要がある。従来の超
高周波用プローブには超小型のものがなかったため、非
常に小さい半導体ICの任意の1端子にプローブの先端
を接触させることは困難であった。本考案は超小型の電
気回路にプローブの先端およびプローブのアースを接触
させまたは直接ハンダ付けし固定することにより、測定
系のインダクタンスを非常に小さくでき、被測定物の波
形を変形させることなく正確に測定できる小型軽量の測
定器用プローブを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の測定器用プロー
ブは、同軸ケーブルの中心導体に一端が接続された抵抗
と、前記抵抗の他端に設けられたプローブ端子と、同軸
ケーブルの外周導体に設けられたアースコードと、前記
抵抗と前記アースコードの一部を覆う被覆とから構成さ
れる。
【0006】
【作用】本考案においては、プローブのアースコードを
基板にハンダ付けし、プローブ端子を半導体ICの端子
に接触またはハンダ付けすることによって被測定物の波
形を正確に測定できる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例のプローブを示す図
である。図1(A)はプローブの先端に抵抗を取り付け
た抵抗減衰型プローブ、接続端子1およびプローブコー
ド3を含む全体形状を示す。本考案の測定器用プローブ
は従来のプローブと異なり電源を供給する必要がないた
め、プローブからプローブコードを経由してSMAのよ
うな小型の接続端子1を用いて直接測定器23と接続す
ることができる。このため従来用いていた電源供給用の
結合部2は不要となる。図1(A)において、10は本
考案のプローブを示し、非常に小型で軽量しかも測定系
のインダクタンスを小さくできるため、被測定物の電気
的波形を正確に測定することができるものである。7は
被測定系への接地を行うアースコード、8は被測定物か
ら信号を取り出すプローブ端子である。
【0008】図1(B)は図1中のプローブ10の詳細
な構造を示す図である。図1(B)において、11は同
軸ケーブル心線、12は同軸ケーブル絶縁部、13は同
軸ケーブル外周導体、14は同軸ケーブル外被、15は
金属皮膜抵抗等の超高周波用の抵抗、16はプローブ被
覆である。同軸ケーブル心線11の先端に抵抗15の一
端の線をハンダ付けまたは溶接等で接続し、この抵抗1
5の他端の線をプローブ端子8とする。もちろん抵抗1
5の他端の線に他の線を接続してプローブ端子8として
もよい。プローブコード3および測定器のインピーダン
スは50Ωであるから、プローブの電圧比を1/10に
するためには抵抗15の抵抗値は450Ωとする。もち
ろん、抵抗15の抵抗値は450Ωに限定されるわけで
はなく、450Ω以外の抵抗値を選択してもよい。その
場合は電圧比は1/10にならないことはもちろんであ
る。なお100MHz程度以上の超高周波では抵抗15
の抵抗値は500Ω前後で使用するのが一般的である。
測定系のインピーダンスが50Ωであるので抵抗15の
値が余り小さいと測定系の影響が被測定物に及び、この
値が余り大きいと電圧比が大きくなり測定器に入力する
信号の大きさが小さくなり測定が困難になるからであ
る。
【0009】アースコード7は、同軸ケーブル外周導体
13を延長して先端を曲げて用いる。この場合、同軸ケ
ーブル外周導体13に他の線を接続してアースコード7
としてもよい。プローブ被覆16は抵抗15とアースコ
ード7とを固定しプローブ10の機械的強度を強くする
とともに測定系のインダクタンスが変化するのを防止す
る。プローブ被覆16はビニールチューブを用いて同軸
ケーブル外被14、抵抗15およびアースコード7全体
を覆って構成される。また、プローブ被覆16は同軸ケ
ーブル外被14、抵抗15およびアースコード7全体を
レジン等の硬化材で覆って固定するように構成すること
もできる。このような構造によって、プローブ10はプ
ローブ端子8とアースコード7がプローブ被覆16から
1cm程度突出するように構成される。上記のように構
成することによって、本考案のプローブ10はプローブ
端子8、アースコード7を非常に短くすることができ、
かつプローブ端子8を超高周波半導体ICの1端子のみ
に接触させまたはハンダ付けすることができるようにな
った。
【0010】図2は本考案の一実施例である図1のプロ
ーブを用いて基板に実装されたIC素子の電気的特性を
測定する状況を示す図である。プローブ端子8をECL
等の超高周波半導体ICの1端子のみに押圧またはハン
ダ付けして接触させ、アースコード7は半導体IC21
の近辺の基板20にハンダ付けする。本考案にかかるプ
ローブを図2のように用いることによってプローブ端子
8とアースコード7のインダクタンスが非常に小さくで
きるようになった。さらに、プローブ端子8とアースコ
ード7とをハンダ付けすれば測定系が固定されプローブ
コード3を動かしても測定波形のゆらぎがなくなる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
プローブ端子とアースコードのインダクタンスが非常に
小さくなったために、超高周波における測定波形を変形
なく正確に測定できる効果がある。また、プローブが小
型軽量になったために、超小型の半導体を容易に測定で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。(A)はプ
ローブ、プローブコード、接続端子を含む全体を示す図
である。(B)は本考案の一実施例であるプローブの詳
細構造を示す図である。
【図2】本考案の一実施例である図1のプローブを用い
て、基板に実装された半導体IC素子の電気的特性を測
定している状況を示す図である。
【図3】従来の超高周波測定用プローブの一例である。
【図4】図3に示す従来の超高周波測定用プローブを用
いて、基板に実装された半導体IC素子の電気的特性を
測定している状況を示す図である。
【符号の説明】
7 アースコード 8 プローブ端子 10 プローブ 11 同軸ケーブル心線 12 同軸ケーブル絶縁部 13 同軸ケーブル外周導体 14 同軸ケーブル外覆 15 抵抗 16 プローブ被覆

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルの中心導体に一端が接続さ
    、被測定点のインピーダンスよりも抵抗値が5倍以上
    20倍以下である抵抗と、 前記抵抗の他端に設けられたプローブ端子と、 同軸ケーブルの外周導体に設けられ、被測定点近傍のア
    ース点にハンダ付けによってアースされるアースコード
    と、 前記抵抗と前記アースコードの一部を覆う被覆と、 からなることを特徴とする測定器用プローブ。
JP1991011984U 1991-02-13 1991-02-13 測定器用プローブ Expired - Lifetime JPH0743657Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991011984U JPH0743657Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 測定器用プローブ

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JP1991011984U JPH0743657Y2 (ja) 1991-02-13 1991-02-13 測定器用プローブ

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JPH0687876U JPH0687876U (ja) 1994-12-22
JPH0743657Y2 true JPH0743657Y2 (ja) 1995-10-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5486269A (en) * 1977-12-22 1979-07-09 Fujitsu Ltd Semiconductor device
JPH02109262U (ja) * 1989-02-16 1990-08-31

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