JPH0743627B2 - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH0743627B2
JPH0743627B2 JP22227293A JP22227293A JPH0743627B2 JP H0743627 B2 JPH0743627 B2 JP H0743627B2 JP 22227293 A JP22227293 A JP 22227293A JP 22227293 A JP22227293 A JP 22227293A JP H0743627 B2 JPH0743627 B2 JP H0743627B2
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JP
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voltage
point
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keys
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JP22227293A
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安俊 滝沢
育明 北林
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の信号ラインに順
次、電圧を印加することにより入力操作を検出する入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの周辺には、文字、数字、
図形などの情報を入力する入力装置が備えられる。入力
装置としては、マトリックス状に配列された複数のキー
を備えるキーボードや、2枚の抵抗膜を備える抵抗膜方
式のタッチパネル等が知られている。前者の例(複数の
キーを備えるキーボード)について、図7を用いて説明
する。このキーボードは、マトリックス状に配列された
複数のキー600〜602,610〜612,620〜
622を備え、さらに、バッファ650〜652,ラッ
チ700,入力ポート750およびダイオード800〜
802を備える。こうしたキーボードにおいては、ラッ
チ700に図示しないマイクロコンピュータから走査用
のデータが書き込まれ、走査結果が入力ポート750に
返される。例えば、A′点を出力レベル1にしてキー6
00〜602をスキャンした後、B′点を出力レベル1
にしてキー610〜612をスキャンする。この走査を
する際には、A′,B′,C′のうちの1つのみが出力
レベル1になり、その他は、すべて0になる。というの
は、複数ラインが出力レベル1になるとどのラインのキ
ーが押されたかわからなくなるからである。
【0003】しかし、B′が1でC′が0の場合、キー
610,620の2つ、またはキー611,621の2
つ、またはキー612,622の2つが同時に押されて
いる時には、もしダイオード802がなければ電流が
B′からC′を経てバッファ652に流れ込み、バッフ
ァ651,652がつながってしまい大電流が流れ、無
駄な電流消費およびバッファ651,652の破壊の原
因となってしまう。このことを防ぐためにダイオード8
00〜802が設置されている。
【0004】ところが、こうしたキーボードでは、例え
ばA′点がいったん1になると、パネルとグランド間に
生ずる容量660に電荷がチャージされるが、0になっ
てもダイオード800があるため、放電はゆっくりとし
かなされない(放電は、ダイオード800の逆方向の漏
れ電流等により行われる)。さらに、先に述べたよう
に、A′〜C′の電位が、複数の場所で出力レベル1に
なっていると、どのラインが押されたかわからない。し
たがって、従来においては、1つのラインの走査が終わ
り、十分時間がたって放電が完全になされてから次のラ
インのスキャンに移っている。
【0005】次に、後者の例(2枚の抵抗膜を備える抵
抗膜方式のタッチパネル)について、図8を用いて説明
する。このタッチパネルは、わずかの隙間を介して重ね
合わされた2枚の抵抗膜(X電極1001,Y電極10
02)を備える。X座標を検出する場合、スイッチSW
2,SW3をオンにしてX電極1001に電圧(電位勾
配)を加え、指等で押下されて両電極が接触した点の電
圧を、スイッチSW1,SW4をオフにしたY電極10
02で検出している。また、Y電極1002を検出する
場合には、スイッチSW2,SW3をオフにして同様の
動作を行なう。なお、このX座標の検出からY座標の検
出に移行するときには、X電極とY電極およびグランド
等の間に蓄積された電荷は、抵抗器RX,Ryを通して放
電される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の例では、1つの
行のスキャンが終わっても電荷のディスチャージが十分
なされるまで次の行のスキャンに移れず、したがって、
高速なキースキャンができなかった。また、後者の例で
も、検出座標の切り替えの際に電荷が十分に放電される
ためにある程度の時間が必要になり、高速な検出ができ
なかった。更に、電荷の放電用に抵抗器を設けている
が、この抵抗器による消費電流の増加を招いていた。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、検出速度の速い、かつ、低消費電流の入力装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
【0009】即ち、本発明の入力装置は、入力操作を検
出するために第1の信号ラインに電圧を印加する電圧印
加手段と、印加された電圧に基づき前記入力操作によ
り定まる情報をコンピュータにより読取可能な形で保
持する情報保持手段と 前記電圧印加手段による他の第
2の信号ラインへの電圧の印加に先だって、前記第1の
信号ラインに寄生する容量成分に蓄積された電荷を放出
する放出手段備えたことを、その要旨としている。
【0010】
【作用】本発明は、電圧印加手段により、第1の信号ラ
インに電圧を印加することにより、入力操作により定ま
る信号を、コンピュータにより読取可能な形式で、デジ
タルデータ保持手段に保持する。こうして、入力操作に
より定まる信号の検出がなされる。
【0011】さらに、本発明は、電圧印加手段による他
の第2の信号ラインへの電圧の印加に先だって、放出手
段により、第1の信号ラインに寄生する容量成分に蓄積
された電荷を放出する。こうして、第1の信号ラインへ
の電圧の印加時にチャージされた電荷が放電される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の入力装置を適用する装置の一
例を示すものである。ここで、マイクロコンピュータ1
は、タッチキーを使用したシステムの制御を行ってい
る。また、マイクロコンピュータ1からラッチ2へ必要
に応じてデータが書き込まれ、キー入力に対応したデー
タが、入力ポート3からマイクロコンピュータ1に読み
込まれる。
【0013】図2は本発明の入力装置を適用した場合の
図1A〜F点の状態を示した図である。図2を用いて本
発明の動作を説明する。区間aでは、A,B,Cすべて
の点が出力レベル0になり、タッチキー電極とグランド
間に蓄積された電荷を放電する。区間bではAのみ出力
レベル1にし、B,Cはハイインピーダンスにして、こ
の区間でキー101〜103のいずれかが押されている
かどうかの判断をする。その判断の処理が終わりキー1
01〜103のいずれも押されていない場合には、区間
cに移る。
【0014】区間cでは、上記区間bの間に電極とグラ
ンド間に蓄積された電荷を放電させる。以下同様に区間
dではキー201〜203のいずれかが押されたかどう
かを調べ、区間eでは区間dで蓄積された電荷を放電す
る。さらに区間fではキー301〜303のいずれかが
押されているかどうかを調べ、区間gで電荷の放電を行
う。
【0015】次に、区間a,c,e,gにおける状態に
ついて図3を用いてさらに詳しく説明する。まず、タッ
チパネルとグランド間には、図3の30,31,32に
示される容量が生じている。区間aでは、まずこれらの
コンデンサにチャージされている電荷を放出して初期化
を行なう。また、区間cにおいては、A点が出力レベル
0になることによって容量30の放電がなされる。この
時、B点およびC点も出力レベル0となっている。
【0016】cの区間について詳細に説明すると以下の
ようになる。まず、キー101〜103のスキャンの次
は、キー201〜203のスキャンに移るから、C点の
電位が上がってはまずいので、例えば出力レベルを0に
してやる。そして、同時に、この時B点も出力レベル0
にしてやる。というのは、C点が0でB点が1だと、例
えば、キー201,301が同時に押された時には、B
点からC点に電流が回り込み、その結果、出力バッファ
34と35がつながってしまい、大きな電流が流れて無
駄な電流消費になってしまうからである。
【0017】また、図2のタイムチャートでは、区間c
においてA点の0、B点の0、C点の0は、同時に起き
ている。ここで、前述したように、B,C点の0は同時
でなければならないが、A点の0は同時に起こる必要は
なく、A点の0と、B,C点の0とは、そのタイミング
がずれていてもよい。
【0018】また、区間b,d,f,hでは、A〜C点
のうちのいずれか1つが出力レベル1になっているが、
この時も電流の回り込みを避けるために、A点が出力レ
ベル1になっている時は、B,C点は、ハイインピーダ
ンス状態になっていて、出力バッファ34,35は切り
離されている。
【0019】図4と図5とにより、図2のタイムチャー
トの動作をさせるためには、マイクロコンピュータ1か
らラッチ2にどのようなデータを書き込めばよいかを示
している。*の印は、出力バッファが切り離されている
ため、どのような値でもよいことを示している。また、
ここで、マイクロコンピュータ1からラッチ2に入力さ
れるデータ線は6本としたが、これは説明の便宜上のも
ので、実際のデータ線の数としては、8本,16本等が
考えられる。
【0020】そして、図5で示されるデータがラッチ2
に書き込まれつつキースキャンが行われる様子を示した
のが、図6である
【0021】 図6に示されるように、ラッチ2をオール
φクリアした後、必要なデータを書き込み、その後KE
Y入力の判定をし、KEY入力ありと判断されたらKE
Y入力処理を行ない、KEY入力のない場合には、一度
ラッチ2をオールφクリアした後、再び必要なデータを
書き込み、次のラインのスキャンに移っていく。そし
て、KEY入力があるまでこの過程を繰り返す。
【0022】以上、詳細に説明したように、この実施例
の場合、1つの行のキースキャンが終わると、常にすべ
ての行に対するスキャン信号の出力レベルを一旦、0レ
ベルとするので、前の行のスキャンの時にチャージされ
ていた電荷が急速に放電され、したがって、スキャン済
みの行に対する出力レベルが速やかに0になるため、高
速のキースキャンが可能になる。また、高速にスキャン
するための容量のディスチャージ用の抵抗器が不要にな
るので、低消費電流化が図れる。
【0023】 なお 、以上の実施例では、図2の区間cに
おいて、B点,C点の出力レベルを0にしているが、0
でなくて、ハイインピーダンス状態にしておいてもかま
わない。というのは、出力バッファ34,35は切り離
されるので、A点から電流が回り込むことはないからで
ある。このことは、他の区間e,g,iについてもいえ
ることである。
【0024】 また 、前記実施例において、出力バッファ
33,34,35は、その出力側をハイインピーダンス
状態に切替可能な構成であったが、これに替えて、図7
に示すようにバッファとダイオードとを配設し、ダイオ
ードの出力側端子に放電のための迂回路を設け、さら
に、その迂回路上にスイッチング素子を設ける構成とし
て、そのスイッチング素子を開状態とすることで、ハイ
インピーダンス状態と同じ状態を得るようにしてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】 以上、詳細に説明したように本発明の入
力装置は、高速な検出を行なうことができる。また、容
量のディスチャージ用の抵抗器が不要になるので、低消
費電流化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるキーボードの構造を示す図
である。
【図2】本発明の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図3】図1をさらに説明したもので、各行とグランド
との間に生ずる容量にチャージされる電荷の動きについ
ての説明図である。
【図4】マイクロコンピュータからラッチへのデータ線
を示す図である。
【図5】図4で示したデータ線にどのようなデータが入
力されるかを示す図である。
【図6】本発明の動作を詳細に示すフローチャートであ
る。
【図7】従来のキーボードを示す図である。
【図8】従来の抵抗膜方式のタッチパネルを示す図であ
る。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ 2…ラッチ 3…入力ポート 30,31,32…容量 33,34,35…出力バッファ 101,102,103…キー 201,202,203…キー 301,302,303…キー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力操作を検出するために第1の信号ラ
    インに電圧を印加する電圧印加手段と、印加された電
    圧に基づき前記入力操作により定まる情報をコンピュー
    タにより読取可能な形で保持する情報保持手段と
    記電圧印加手段による他の第2の信号ラインへの電圧の
    印加に先だって、前記第1の信号ラインに寄生する容量
    成分に蓄積された電荷を放出する放出手段備えた
    力装置。
JP22227293A 1993-08-12 1993-08-12 入力装置 Expired - Lifetime JPH0743627B2 (ja)

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JP22227293A JPH0743627B2 (ja) 1993-08-12 1993-08-12 入力装置

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JP60283771A Division JPS62143118A (ja) 1985-12-17 1985-12-17 キ−スキヤン方法

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JPH06161634A JPH06161634A (ja) 1994-06-10
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