JPH0743605U - 有害廃棄物の回収、固化装置 - Google Patents

有害廃棄物の回収、固化装置

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JPH0743605U
JPH0743605U JP40048890U JP40048890U JPH0743605U JP H0743605 U JPH0743605 U JP H0743605U JP 40048890 U JP40048890 U JP 40048890U JP 40048890 U JP40048890 U JP 40048890U JP H0743605 U JPH0743605 U JP H0743605U
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JP
Japan
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box body
outside
crushing device
vacuum pump
rotary crushing
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Pending
Application number
JP40048890U
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English (en)
Inventor
道明 藤林
Original Assignee
道明 藤林
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アスベスト、放射線廃棄物等の有害廃棄物の回
収、固化処理を作業環境及び外部環境を汚染することな
く安全に処理することを可能とする。 【構成】内・外を遮断する箱体1内に外部電源で駆動す
る真空ポンプ2、サイクロン回転破砕装置3及び混練ミ
キサー4を設置し、その回転破砕装置3及び混練ミキサ
ー4に真空ポンプの吸込側に接続した輸送管5,7,10
を配管すると共に、それらと連通する回収ホース8,11
を箱体1外に突出し、且つ箱体1内に該箱体1内の気圧
を外部の気圧より下げる負圧機19を設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアスベスト処理、放射線廃棄物処理等、有害廃棄物の回収、固化装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の壁、天井、屋根等に使用されているアスベスト含有材料は健康への危 険性が高いため、そのアスベスト含有材料の除去が行なわれているが、その処理 における袋詰め又は固化は開放型で行なわれているのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の処理においては開放型であるため、袋詰め及び固化処理時は有 害物質が大気中に飛散放出する危険があり、安全対策が望まれている。 従って、本考案は上述した如き従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたも ので、その目的とする処は作業環境及び外部環境を汚染しない安全な処理装置を 提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における有害廃棄物の回収固化装置は、内 ・外を遮断する箱体内に外部電源で駆動する真空ポンプ、サイクロン回転破砕装 置、及び混練ミキサーを設置する。
【0005】 上記真空ポンプの吸込側は除塵フィルタを介して混練ミキサーに案内配管し、 且つその混練ミキサーに輸送管の一方を挿入し、他端の回収ホースは箱体外に突 出させると共に、その輸送管の途中は切換弁を介して分岐させ、その分岐した輸 送管はサイクロン回転破砕装置に導入接続し、且つそのサイクロン回転破砕装置 内に回収ホースの一方を挿入し、他方は箱体外に突出されている。
【0006】 又、上記サイクロン回転破砕装置には圧縮袋詰め装置を取付け、混練ミキサー には回収物を固化させるための固化材を供給する固化材収容タンクと圧送ポンプ とからなる固化材供給装置が接続されている。
【0007】 更に、上記真空ポンプの吐出側はフィルタを介して箱体外に開放させる。 又、箱体内には箱体内の気圧を箱体外の気圧(大気圧)より下げる負圧機が設 置されると共に、箱体の適宜箇所には作業員の出入り、及び処理物の運搬に供す る出入口が設けられている。
【0008】
【作用】
上記手段によれば、箱体内に設置されている真空ポンプを作動させると吸込側 に高真空状態、即ち吸引力が発生し、その吸引力は配管を通して混練ミキサー、 及び切換弁の切換えによってサイクロン回転破砕装置に作用する。それにより、 回収物の処理形態に応じて回収ホースに作用する吸引力で回収物をサイクロン回 転破砕装置又は混練ミキサーに輸送し、圧縮袋詰め又は固化する。
【0009】 又、回収物の輸送を行なう空気はフィルタを通して清浄化されて大気中に排出 される。 更に、箱体内は負圧機によって外部(大気圧)より気圧が下げられ、それによ って箱体に設けられた出入口を開けても回収物は箱体外へ漏れ出ることはない。
【0010】
【考案の効果】
本考案の有害廃棄物の回収、固化装置は以上の如き構成としたものであるから 、作業環境及び外部環境を汚染することなく、処理物を適確に回収し、破砕袋詰 め又は固化処理することが出来る。
【0011】 又、処理装置を収容した箱体内は負圧機で大気圧より気圧を下げているため、 作業中及び装置の修理点検時に出入口を開いても回収物が箱体外に漏れ出ること はなく非常に安全なものである。
【0012】 更に、本装置は箱体内に収容して一体化されているため、トラック等の車輌に 積載しての移動及びクレーンによる移動が出来、それによってあらゆる工事現場 に移動して作業することが出来る。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図中、1は内・外を遮断 する箱体でコンテナ等で構成され、その箱体1内に外部電源によって駆動する真 空ポンプ2、サイクロン回転破砕装置3及び混練ミキサー4が収容設置されてい る。
【0014】 上記真空ポンプ2はロータリー真空ポンプが用いられ、その吸込側に輸送管5 が一次フィルタ6を介して混練ミキサー4に配管されると共に、その混練ミキサ ー4に別の輸送管7の一側が挿入され、その輸送管7の他側にはフレキシブルな 回収ホース8が接続されており、その回収ホース8の開放端は箱体1の側壁を貫 通して外部に突出され、処理物を混練ミキサー4に輸送する回収ホースとして使 用される。
【0015】 又、上記輸送管7の途中には切換弁9が取付けられて輸送管10が接続され、そ の輸送管10の開放端側はサイクロン回転破砕装置3の容器内と連通され、且つそ のサイクロン回転破砕装置3の容器に回収ホース11の一側が嵌入され、回収ホー ス11の他側は箱体1の側壁を貫通して外部に突出され、袋詰め用の回収ホースと して供される。
【0016】 サイクロン回転破砕装置3は固形物の処理物を破砕するもので、その破砕装置 3の排出部に圧縮袋詰め装置12が取付けられて、破砕した処理物を圧縮して袋詰 め出来るようにしてある。
【0017】 混練ミキサー4は回収ホース8及び輸送管7を介して該ミキサーに収容される 処理物を、セメント又は薬品などの固化材と混合して固化させるもので、内部に は混練用のスクリュー13が設けられ、油圧装置14で回転されるようになっている 。 又、上記混練ミキサー4に固化材を供給する固化材供給装置15は固化材収容 タンク16と圧送用ポンプ17とで構成され、圧送用ポンプ17の吐出側に接続された ホースは混練ミキサー4に導入配管されている。
【0018】 更に、前記した真空ポンプ2の吐出側は二次フィルタ18を介して箱体1の外部 に連通開放されている。 又、箱体1内には負圧機19が設けられて、該箱体1内の気圧を箱体1外の気圧 (大気圧)より下げると共に、箱体1内の空気を清浄化して箱体外に排気するよ うフィルタ20が設けられている。
【0019】 上述した本装置は箱体1内に処理装置が収容されて一体化されているため、ト ラックに積載して移動したり、トラックに積載して移動したり、クレーンで吊り 下げて移動することが出来る。 図中、21は箱体1に設けられた出入口である。
【0020】 以上の構成により、本装置をトラック等に積載して現場へ移動し、電源装置を 接続した後、箱体1内に設けられている電源操作盤を操作して真空ポンプ2を作 動させると、吸込側に高真空状態が発生し、それによる吸引力が輸送管5,7を 介して回収ホース8又は11に生じる。
【0021】 従って、処理物を破砕して袋aに袋詰めする場合は、切換弁9を操作して回収 ホース8側を閉じ、吸引力が輸送管10及びサイクロン回転破砕装置3を介して回 収ホース11に生じるようにし、それによって処理物をサイクロン回転破砕装置3 に回収収容し、破砕して袋aに袋詰めする。
【0022】 又、処理物を固化させる場合は、切換弁9を操作して回収ホース8に吸引力が 生じるようにし、それによって処理物を混練ミキサー4に収容すると共に、固化 材供給装置15によってセメント、或いは薬品等の固化材をミキサーに送り込み、 混練して固化させる。 固化した処理物をミキサーより取り出す時は該混練ミキサー4のスクリュー13 を逆回転させることでミキサーより排出することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置を示す概略図である。
【図2】本装置をトラックに積載した状態を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 箱 体 2 真空ポンプ 3 サイクロン回転破砕装置 4 混練ミキサー 5,7,10 輸送管 8,11 回収
ホース 12 圧縮袋詰め装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21F 9/30 515 H 9117−2G

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内・外を遮断する箱体内に外部電源で駆動
    する真空ポンプ、サイクロン回転破砕装置、及び混練ミ
    キサーを設置し、その真空ポンプの吸込側を除塵フィル
    タを介して前記ミキサー及びサイクロン回転破砕装置に
    連絡配管すると共に、該サイクロン回転破砕装置及び混
    練ミキサーへの回収ホースを箱体外へ突出し、且つサイ
    クロン回転破砕装置には圧縮袋詰め装置を取付け、混練
    ミキサーには固化材供給装置を接続し、更に、真空ポン
    プの吐出側はフィルタを介して箱体外へ開放すると共
    に、箱体内に、該箱体内を外部気圧より下げる負圧機を
    設置したことを特徴とする有害廃棄物の回収、固化装
    置。
JP40048890U 1990-12-13 1990-12-13 有害廃棄物の回収、固化装置 Pending JPH0743605U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40048890U JPH0743605U (ja) 1990-12-13 1990-12-13 有害廃棄物の回収、固化装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP40048890U JPH0743605U (ja) 1990-12-13 1990-12-13 有害廃棄物の回収、固化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0743605U true JPH0743605U (ja) 1995-09-05

Family

ID=18510389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40048890U Pending JPH0743605U (ja) 1990-12-13 1990-12-13 有害廃棄物の回収、固化装置

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100596057B1 (ko) * 2002-09-05 2006-07-03 삼성코닝정밀유리 주식회사 유리기판의 폐필름 처리장치
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