JPH0743491Y2 - カップリング装置 - Google Patents

カップリング装置

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JPH0743491Y2
JPH0743491Y2 JP1990013391U JP1339190U JPH0743491Y2 JP H0743491 Y2 JPH0743491 Y2 JP H0743491Y2 JP 1990013391 U JP1990013391 U JP 1990013391U JP 1339190 U JP1339190 U JP 1339190U JP H0743491 Y2 JPH0743491 Y2 JP H0743491Y2
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spline
shaft
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transmission shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、径の異なるスプライン軸を連結するカップリ
ング装置に関する。
〈従来の技術〉 第3図乃至第4図は公知のトラクタの動力部分の構成を
示し(例えば特願昭60−95123号に開示されている)、
第3図において、1はエンジン、2はフライホィール、
3はクラッチハウジングで、この内部にはフライホィー
ル2に装着された主クラッチ4が設けられている。5は
ミッションケースで、内部には高低速切換装置6と主変
速装置7と副変速装置8とデフ装置9から成る走行系
と、PTO変速装置10を含むPTO系とが組込まれている。11
はステップ、12はクラッチペダルで、ペダル軸13に枢支
され、クラッチロッド14、クラッチレバー15、レバー軸
16、解除フォーク17、解除ハブ18等を介して、クラッチ
ペダル12の踏込み時に主クラッチ4が切断するようにな
っている。
高低速切換装置6は第4図に示すように、遊星減速装置
31と、クラッチボディー32内に組込まれた高低速油圧ク
ラッチ33,34とから構成されている。遊星減速装置31
は、走行推進軸35に結合された原動キャリヤー36と、こ
れに形成されたインナーギヤー37と、インナーギヤー37
に咬合する遊星ギヤー38と、遊星ギヤー38に咬合する太
陽ギヤー39と、遊星ギヤー38をピン40により支持する遊
星キャリヤー41とを備え、遊星キャリヤー41は走行伝動
軸42に結合されている。走行推進軸35は主クラッチ4を
介してエンジン1に接続され、また軸受43を介して軸受
ケース44により支持されている。
クラッチボディー32はミッションケース5の隔壁45に固
定の支持筒体46に、軸受47等を介して回転自在に套嵌さ
れており、これに油圧クラッチ33,34が軸心方向に並べ
て組込まれている。クラッチボディー32は咬合部48を介
して太陽ギヤー39と咬合されている。高速油圧クラッチ
33はピストン49と受板50との間でクラッチ板51を挟圧し
て、遊星キャリヤー41をクラッチボディー32側に接続す
るためのものであって、この接続時にはクラッチボディ
ー32が回転する。低速油圧クラッチ34は受板52とピスト
ン53との間でクラッチ板54を挟圧して、クラッチボディ
ー32をクラッチ板54、結合子55を介して支持筒体46側に
固定するものであり、従って、これの接続時には太陽ギ
ヤー39が固定となる。走行伝動軸42は軸受56を介して走
行推進軸35と同一軸心上に支持され、これらの内部にPT
O推進軸57が内嵌されている。即ち、径の異なる2つの
スプライン軸35,42が突合せ状としてPTO推進軸57(伝動
軸)に外嵌されている。そして、スプライン軸35,42の
突合せ端部35a,42aとPTO推進軸57との間に、ブシュやオ
イルシール等の介在物101,102が介在されている。なおP
TO推進軸57はエンジン1に直結されている。
主変速装置7は走行伝動軸42に固定されたギヤー58,59,
60,61、走行変速軸62に遊嵌された遊転ギヤー63,64,65,
66、スプラインボス67,68、シンクロリング、及びシフ
ター69,70等を備えたシンクロメッシュ型であり、その
ギヤー60,65間にはバックギヤー71が設けられている。
シフター69,70は変速台72に支持された主変速レバー73
によりシフトロッド74,75、シフトフォーク76,77を介し
て変速操作される。シフトロッド74,75は変速台72に突
出形成された支持部78に挿支されている。
次に動作を説明する。走行時には高速油圧クラッチ33が
接続し、走行推進軸35に連動して走行伝達軸42が高速で
回転する。即ち、高速油圧クラッチ33が接続すると、遊
星キャリヤー41、太陽ギヤー39、クラッチボディー32が
一体結合されるため、走行推進軸35から原動キヤリヤー
36、インナーギヤー37、遊星ギヤー38、遊星キャリヤー
41を経て走行伝動軸42へと高速で動力が伝達されて行
く。
エンジン負荷が増大すると、低速油圧クラッチ34を接続
する。するとクラッチボディー32、太陽ギヤー39が固定
となるため、遊星ギヤー38が自転することになり、遊星
キャリヤー41の回転数が低下し、走行伝動軸42は高速時
に比較して1〜2割程度低下した低速で回転する。これ
によってエンジン負荷を軽減して、エンジン1の回転数
を回復させるのである。
主変速装置7のバック操作に際しては、先ずクラッチペ
ダル12を踏込んで主クラッチ4を切断し、エンジン1か
ら走行推進軸35への動力の伝達を断つ。一方、クラッチ
ペダル12を踏込むと、クラッチスイッチ4がオンする。
次に主変速レバー73を中立位置からバック位置へと操作
する。するとシフトロッド75がa矢示方向に摺動し、シ
フトフォーク77を介してシフター70を同方向に作動さ
せ、バックギヤー71に咬合する遊転ギヤー65を走行変速
軸62に結合する。つまりバックに切換えるのである。
ところが、トラクタ等の車輌では前記高低速切換装置6
を取付けない場合があり、このような場合には第1スプ
ライン軸である走行推進軸35と第2スプライン軸である
走行伝動軸42とをカップリング81により連結する必要が
ある。しかし、走行推進軸35と走行伝動軸42とは径が異
なっている。このため、走行推進軸35と走行伝動軸42と
を連結する方法として、第5図に示すようにカップリン
グ81を、走行推進軸35にスプライン嵌合する第1筒体82
と、走行伝動軸42にスプライン嵌合する第2筒体83とで
構成し、この第1筒体82と第2筒体83とを同一軸心とな
るように互いに溶接84することが考えられる。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、第5図の如くカップリング81を第1筒体82と
第2筒体83とで構成した場合、第1筒体82と第2筒体83
との溶接側端部に溶接歪みが生じて、走行推進軸35及び
走行伝動軸42がカップリング81に対して奥まで挿入でき
なくなり、カップリング81による確実かつ簡単な連結が
困難になるという問題を生じた。
また、第1筒体82と第2筒体83との溶接側端部に溶接歪
みが生じているにもかかわらず、無理にカップリング81
を走行推進軸35及び走行伝動軸42に挿入すると、走行推
進軸35及び走行伝動軸42の突合せ端部35a,42aにも若干
の歪みが生じ、さらには突合せ端部35a,42a近傍とPTO推
進軸57との間に設けられた介在物101,102にも若干の歪
みが生じることとなる。しかし、走行推進軸35及び走行
伝動軸42と、PTO推進軸57とは高速に相対回転するた
め、上述した若干の歪みは、介在物101,102に大きな悪
影響を及ぼすという問題がある。
本考案は上記問題点に鑑み、径の異なるスプライン軸同
志をカップリングによって確実かつ簡単に連結し得るよ
うにし、かつ、スプライン軸と伝動軸との間に介在され
た介在物に生じる歪みを可及的低減して、スプライン軸
と伝動軸との相対回転の円滑化を図るとともに、介在物
に及ぼされる悪影響の解消を図るようにしたものであ
る。
〈課題を解決するための手段〉 この技術的課題を解決するための本考案の技術的手段
は、径の異なる2つのスプライン軸35,42が突合せ状と
して伝動軸57に外嵌され、これらスプライン軸35,42が
カップリング91により連結され、該カップリング91は、
一方のスプライン軸35にスプライン嵌合する第1筒体92
と、他方のスプライン軸42にスプライン嵌合する第2筒
体93とを備え、第1筒体92と第2筒体93とは同一軸心と
なるように互いに溶接され、スプライン軸35,42と前記
伝動軸57との間に介在物101,102が設けられたカップリ
ング装置において、前記スプライン軸35,42の突合せ端
部35a,42a近傍は、第1筒体92又は第2筒体93とスプラ
イン嵌合しない非スプライン部とされ、該非スプライン
部と伝動軸57との間に前記介在物101,102が配されてい
る点にある。
〈作用〉 第1筒体92と第2筒体93とを溶接する際に、溶接歪が生
じても、その歪はスプライン加工を施こしていない第1
筒体92及び第2筒体93の溶接側端部に生じるのみで、こ
の部分は多少の歪みが生じても第1スプライン軸35及び
第2スプライン軸42に対して遊嵌可能である。従って、
カップリング91により第1スプライン軸35と第2スプラ
イン軸42とを連結する場合、カップリング91の第1筒体
92及び第2筒体93に対して第1スプライン軸35及び第2
スプライン軸42を奥までスムーズに挿入できる。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例に従って説明すると、第2
図に示すように走行推進軸35と走行伝動軸42との間に高
低速切換装置6を設けず、第1スプライン軸である走行
推進軸35と第2スプライン軸である走行伝動軸42とを、
カップリング91により連結していす。カップリング91
は、第1図に示すように走行推進軸35にスプライン嵌合
する大径の第1筒体92と、走行伝動軸42にスプライン嵌
合する小径の第2筒体93とを備え、第1筒体92と第2筒
体93とを環状凹部94と環状凸部95とを介してインロー式
に嵌合して、両筒体92,93を同一軸心となるように互い
に溶接96している。
第1筒体92の溶接側端部を除く内面には、走行推進軸35
にスプライン嵌合するスプライン97が形成されると共
に、第1筒体92の溶接側端部に、走行推進軸35に遊嵌す
る非スプライン部98が設けられている。第2筒体93の溶
接側端部を除く内面には、走行伝動軸42にスプライン嵌
合するスプライン99が形成されると共に、第2筒体93の
溶接側端部に、走行推進軸35に遊嵌する非スプライン部
100が設けられている。
また、走行推進軸35の突合せ端部35a近傍は、第1筒体9
2とスプライン嵌合しない非スプライン部とされ、第1
筒体92の非スプライン部98に対応している。走行伝動軸
42の突合せ端部42a近傍は、第2筒体93とスプライン嵌
合しない非スプライン部とされ、第2筒体93の非スプラ
イン部100に対応している。そして、走行伝動軸42の非
スプライン部42aと伝動軸57との間に介在物101が配され
ているとともに、走行推進軸35の非スプライン部35aと
伝動軸57との間に介在物101が配されている。
〈考案の効果〉 本考案によれば、スプライン軸35,42の突合せ端部35a,4
2a近傍が第1筒体92又は第2筒体93とスプライン嵌合し
ない非スプライン部とされているので、カップリング91
の第1筒体92及び第2筒体93に対して第1スプライン軸
35及び第2スプライン軸42を奥までスムーズに挿入で
き、カップリング91により第1スプライン軸35と第2ス
プライン軸42とを簡単かつ確実に連結でき、さらに、こ
の非スプライン部と伝動軸57との間に介在物101,102が
配されているので、第1筒体92と第2筒体93との溶接に
起因するスプライン軸35,42の非スプライン部の歪みが
防止され、ひいては介在物101,102の歪みが防止され、
スプライン軸35,42と伝動軸57とが高速に相対回転して
も介在物101,102に大きな悪影響を及ぼすことがなく、
かかる相対回転を円滑化することができ、その実用的効
果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の拡大断面図、第
2図は同断面図である。第3図は従来例を示すトラクタ
の側面図、第4図は同断面図、第5図はカップリング部
分の断面図である。 35…走行推進軸(第1スプライン軸)、42…走行伝動軸
(第2スプライン軸)、91…カップリング、92…第1筒
体、93…第2筒体、98,100…非スプライン部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】径の異なる2つのスプライン軸(35)(4
    2)が突合せ状として伝動軸(57)に外嵌され、これら
    スプライン軸(35)(42)がカップリング(91)により
    連結され、該カップリング(91)は、一方のスプライン
    軸(35)にスプライン嵌合する第1筒体(92)と、他方
    のスプライン軸(42)にスプライン嵌合する第2筒体
    (93)とを備え、第1筒体(92)と第2筒体(93)とは
    同一軸心となるように互いに溶接され、スプライン軸
    (35)(42)と前記伝動軸(57)との間に介在物(10
    1)(102)が設けられたカップリング装置において、 前記スプライン軸(35)(42)の突合せ端部(35a)(4
    2a)近傍は、第1筒体(92)又は第2筒体(93)とスプ
    ライン嵌合しない非スプライン部とされ、該非スプライ
    ン部と伝動軸(57)との間に前記介在物(101)(102)
    が配されていることを特徴とするカップリング装置。
JP1990013391U 1990-02-14 1990-02-14 カップリング装置 Expired - Lifetime JPH0743491Y2 (ja)

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JPH03104527U JPH03104527U (ja) 1991-10-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS484193U (ja) * 1971-05-25 1973-01-18
JPS6034242Y2 (ja) * 1977-08-19 1985-10-12 富士写真光機株式会社 内視鏡

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